それからまた数日が経過し……。
「久しぶりっ、ルーアちゃん!」
家にとあるポケモン達がやって来る。
「今の調子はどうだ? プロブレムがあれば言ってくれ」
「えっ、なんで『スプリングタウン』に……?」
それはなんと『サマーリゾート』で活動している筈の救助隊『エキサイト』であった。イルカマン、オオタチ、ランクルスは以前と変わらない様子で息ピッタリの決めポーズを取った。
「『オータムビレッジ』で色々と起きたって聞いたんだ。それでインテレオンからちょっと依頼があってね」
「うん」
ランクルスの言葉にインテレオンも頷く。
「依頼って……?」
「……」
尋ねる私の前でランクルスは先程までと打って変わって真面目な表情になり、運んできた荷物の中からとある器材を取り出した。
それは見覚えがある道具……確かポケモンの状態が確認出来る器具だと語っていた。『椰子の木ビーチ』や『海底の地割れ』で凶暴化ポケモンの状態を調べるのに使っていた記憶がある。
「……ねえルーア。あなたの今の状態、調べさせて貰っていいかな」
「……!」
この器具はダンジョンエネルギーの波長も調べられた筈。それはつまり……。
「隠したくないから正直に言うね。インテレオンから依頼されてるのは、今あなたの体内にどれだけの悪いダンジョンエネルギーが蓄積しちゃっているのか調査すること」
「……っ」
重々しく言う彼女の前で私は思わず視線を逸らす。
「我々ももっとスピーディに気付くべきであったな……『巨大珊瑚礁』でリライブ道具を使った際、ダンジョンエネルギーがランクルスに流れ込んだ。あの経験からルーアのリライブではルーア自身にエネルギーが流れ込んでいたのだと考える事も可能だったはずだ」
「ごめんねルーアちゃん……けど、ルーアちゃんに溜まってるエネルギーをどうにかするために、少しでも情報が欲しいんだっ! お願い、力を貸して!」
申し訳なさそうにしながらもイルカマンとオオタチも真摯な目つきで頼み込んでくる。
「……私を、助けようとしてくれてるの?」
視線を逸らしたまま尋ねると『エキサイト』達は迷わず頷いた。
「優しいルーアだから、私達もこの世界で一緒にいたいって思ってるんだよ」
「ルーアの優しいハートがサッドな気持ちで冷たくなるのを見ているだけなのは我慢できぬのだ」
「……!」
『エキサイト』達は以前と同じように私を優しい人物だと捉え、必死に救おうとしてくる。一緒にいたいと願ってくれている。
いつ暴走してもおかしくない危険な存在である私を……そう思ってくれているのだ。
「……うっ、ううっ」
「……」
そんなイルカマン達の優しさに我慢できず私は泣き出してしまい、インテレオンは黙って笑みを浮かべ背中を擦ってくれた。
その後、私からの了承を得たランクルスは器具を用いて私の状態を調査。
……結果はインテレオンの想像通り、私の体内にとてつもなく膨大な量の悪いダンジョンエネルギーが蓄積されているという内容であった。
「五百近くいた『海底の地割れ』軍団のポケモン達を全部リライブして貰ったのが大きいのかなぁ……」
「話によると『銀杏山脈』でテツノカイナっていう黒装モンスターにエネルギーを流し込まれてから異変が起きたみたいなんだ」
「しかしそれはきっかけに過ぎぬ可能性もある。それ以前の積み重ねがプロブレムを起こしたとも言えよう」
「……」
オオタチやインテレオンが話している横で、ランクルスはずっと壁際で黙っていたスールに視線を向ける。
「スール……だっけ? あなたもリライブが使えるって聞いたけど念のため調べてみてもいい?」
「えっ……」
問われたスールは表情を固くしてインテレオンに助けを求めるような視線を注いだ。もしも自分にもダンジョンエネルギーが溜まっていたらどうしようと不安なのかもしれない。
「……スール、僕としては調べて貰って欲しいんだ。キミはこの世界に来てからあまり時間が経ってないし、ルーア程リライブもしてないけれど、もし何かあったらと思うと怖いんだ」
「……うん」
しかしインテレオンが辛そうに懇願すると、スールも大事な相手を無駄に怖がらせたくないと感じたらしく調査に同意する。
「ありがとね、それじゃ器具を取り付けてっと」
ランクルスは慣れた手つきでスールの肌に器具を当てて状態をチェックし始めた。
「……んー、ダンジョンエネルギーの反応無し……? インテレオン、念のために聞くけど彼女もリライブしてるんだよね?」
「うん、スールも凶暴化ポケモンを元に戻すとか黒装の欠片を消すとかを実際にやってみせたよ。ルーアのリライブと違って赤い光が出たり時間がかかったりはするけど」
「なるほど? 他に何か変わった力とかは?」
「……そうだ、ルーアの暴走を抑えられるかも……ってマホイップ達が言ってたな。半信半疑ながら僕もスールに"『おたすけだま』で呼ばれた時はなるべくルーアの近くにいてくれ"って伝えてたけれど」
ランクルスはインテレオンの言葉を聞くとスールの顔をジッと見つめる。
「ねえスール、もし良かったら私の調査に協力してくれない?」
「えっ!?」
「何か思いついたのランクルスっ?」
突然の要求に驚き戸惑うスールの前でオオタチが顔を明るくして問いかけた。
「もしかしたらスールに、悪いダンジョンエネルギーを完全に消す力があるのかも!」
私は極めて不快な表情をして立っていた。
そして目の前では同じく心の底から嫌そうな顔をして立っているスールの姿がある。
「よーし、それじゃあ始めていいよ!」
器具を見ながら合図するランクルスの後ろではオオタチやイルカマンが黙って様子を見ていた。更にインテレオンも不安げに私達を見守っている。
(始めていいって言われたって……!)
ランクルスの言い分は大いに分かるのだが、だからといってポケモン達が見ている中で……。
(でも、『エキサイト』は私を救おうとしてくれてる……私だって暴走はしたくない……)
決心して一歩前に出る私。
逆にスールは一歩下がる。
「ち、近い……気持ち悪い」
「なっ!」
顔を青ざめさせて暴言を吐く彼女に私は眉を吊り上げた。
「まずいな、彼女達はあまり仲が良くないんだよ」
「そうなの? じゃあ……オオタチ、『あずかりボックス』から『おとりのタネ』二つお願い」
「任せてっ!」
ランクルスに頼まれ、オオタチは素早く外へ駆け出して行った。
「ニンゲンとしての習性か? それとも要因に心当たりがあるか?」
「ええと……」
イルカマンに問われたインテレオンは言いにくそうに口籠る。
「何が楽しくてこんな変態とイチャつかないと……」
「元の世界で沢山の人に裸を見せつけてたようなド変態に言われたくないもん!」
「何それ!? 嫌がるメーくんを無理矢理襲う方がよっぽど変態じゃん!」
「ちーがーうー! インテレオンは性奴隷の私を犯してくれてるのー!」
「ちょっと二人とも!?」
本格的な喧嘩を始める私達を仲裁しようとインテレオンが慌てて割り込もうとして来る。
「あっ」
「えっ」
「ぐわっ!?」
しかし私の蹴りとスールの頭突きが急に間に入って来たインテレオンに命中してしまう。
「ひ、酷い!」
「メーくんが可哀想じゃん!」
床に転倒する彼の横で私達は激昂してお互いにぶつかり合い始めたが、手錠をかけた格好でそんな事をしたせいですぐに倒れ込んでしまった。
「ストップさせた方が良いか?」
「うーん……あ」
「おまたせっ」
流石に困惑気味になったイルカマン達が話していると、オオタチが道具を持って家に戻ってくる。
「ありがと! 『おとりのタネ』を一つずつルーア達に食べさせてくれないかな」
「おまかせっ」
「では私は目を回したインテレオンを避難させよう」
「え、何……もぎゅっ!?」
「あむむ…むぐぅ」
床に倒れたまま揉みくちゃになって喧嘩していた私達へ乗っかったオオタチが素早くタネを私達の口へと押し込んで来る。一体何の効果を持つ道具なのかと疑念を感じるが、そのタネはとても美味しく私は思わず咀嚼して飲み込んでしまった。
「……ふ、ふにゃあぁぁ♡♡!?」
途端に私の中の性欲が急激に高まり、発情の悲鳴が口から出る。乳首も股間も激しく疼き、今すぐにでも刺激が欲しくてたまらなくなった。
「はぅぅぅ……あぅぅぅ♡♡」
同じく先程のタネを食したスールも完全に雌の表情になっており、紅潮した顔を恍惚に蕩けさせている。
「『おとりのタネ』はとっても美味しいけどメロメロ状態になる道具だよ。これでルーアに溜まってるエネルギーがスールの力で消えるかどうかを確認出来るね」
ランクルスはようやく喧嘩を止めた私達を見て嬉しそうに解説するが、そんな話を聞いていられるような余裕は私達に残されていなかった。
「おマンコムズムズするぅぅ♡! クチュクチュしたいよぉぉ♡!」
激しく喘ぎながら床の上で腰を動かしのたうち回る私。刺激を欲しがる股間を弄るため、両手を動かそうとするが手錠の金属音が喧しく鳴るだけだ。
「マンコム・ズムズとは何だ?」
「ルーア達の世界の言葉かもね」
(手錠のせいでオナニー出来ないまま欲情し続けてるエッチな姿見られちゃってるよぉ……!)
羞恥心でますます発情する私はどうにか快楽を得ようと身体全体を捩らせる。それによりクリトリスリングが擦れて気持ち良くなるがそれでは足りず、もっと強い刺激が欲しくなった。
「うあっ♡!?」
その時、私の太腿にびしょ濡れの何かが押し付けられる。
「はあっ♡ はあっ♡」
その正体はスールの股間であった。彼女は自らの秘部を一心不乱に私の腿へ擦り付けて快楽を得ようとしている。
勝手に人の身体を道具にするなんて……と考えてスールの顔を見た瞬間であった。
「……あ、ああっ♡」
幼い身体をビクンビクン震わせて必死に自慰をする少女に対し私はある感情を抱いてしまう。
(赤い瞳から大粒の涙がポロポロ零れて、ピンクの口から涎が垂れてて、汗ばんだ顔が紅潮してて……)
その感情の名は劣情あるいは下心。
「……ルーアぁ♡」
「す、スールぅ♡」
発情した声で互いの名を呼ぶ私達は既に触れ合っていた身体を更に相手に押し付ける。
「スールの膨らみかけおっぱい、柔らかいよぉ……♡」
「ルーアのお尻と太腿がプニプニでいい触り心地ぃ♡」
手錠を掛けられたまま必死に相手の身体を満喫しようとする私達の姿はとても変態的だ。
どうにか気持ちを落ち着かせようにも『あかいビードロ』の入ったランドセルは今は背負っていないし、勃起した乳首がスールの肌に当たる度にどんどん興奮してしまう。
(スールも私も自縛野外露出大好きのエッチな女の子……同じ異常性癖を持った同志なんだぁ……)
裸になって胸も尻も割れ目も晒すだけでは飽き足らず、サイハイソックス等の履き物だけ身に付けて。
首輪と手錠で自分から性奴隷のようになり、局部を隠すことも自慰することも出来なくして。
そのままいやらしく絡み合うという極度に恥ずかしい姿をポケモン達に見られて大喜びする……何故なら私達は社会不適合の変態なのだから。
「んひっ♡ 私達、もう変態から人間に戻れないよぉぉ♡♡ ずっとずっと変態として痴態を晒し続けるよぉぉ♡♡」
私は自分から股間をスールの太腿に擦り付けようとしたが、ある事を思い付く。
元の世界で読んでいたエッチな本に載っていたプレイ。スールとあれをやってみたい。
「ふわあっ♡?」
蕩けた顔で困惑する彼女の前で姿勢を変える私。
私の性器をスールの口元へ近付け、逆にスールの性器へと顔を近付けると濡れた割れ目へ舌を伸ばす。
「れろ……♡」
「あうっ♡!」
所謂シックスナインの体勢となって私は顔をどんどんスールの股へ押し付け愛液塗れの股間を舐め回した。
「じゅるる……れろろ……♡」
「うぐうっ……♡ ちゅるる……♡」
私がクンニで与える刺激に身を跳ねらせていたスールだが、向こうも私の股間に舌を伸ばしてくる。
(舐めれば舐める程膣液がどんどん出てくる……もう私の顔までびしょびしょ……)
私達はお互いの頭を太腿でホールドし、目の前にある陰唇や陰核へ舌で奉仕し合った。
「はぁっ♡ じゅろろっ♡ はあっ♡ ずりゅりゅっ♡」
「ああんっああっ♡ じゅろれろろっ♡♡ 」
いやらしい音を立てながら私達はクンニし続け、そして私に絶頂が近付いてくる。
「あっあっあっ♡!」
私は同時に絶頂するために、舌の動きを激しくしてスールのクリトリスを重点的に狙い……。
「ぶえええええっ♡♡♡!!!」
「ひゃああああっ♡♡♡!!!」
潮を噴いてお互いの顔を汚しながら私達は同時に達し、激しかった動きを落ち着かせた。
(気持ち……良かった)
そんな事を考えている内に、私の頭に少しずつ理性が戻って来る。
「……」
目の前にあるスールの割れ目。
「うえええっ!?」
「やだあっ!」
その途端私はスールから慌てて離れ、相手も悲鳴を上げて床を転がった。
「汚い汚い!」
「うげっ、おええっ!」
身体中をスールのばっちい膣液塗れにされた私は泣きながら身体をブンブン振るが腕が使えないままでは拭う事さえできない。当のスールは失礼にも激しくえずいており床に私の膣液をなすりつけていた。
「メロメロの効果切れだね」
「あんなに仲良かったのに、効果が切れた途端嫌がり始めたねー……」
そんな事を言いながら手元の器具に視線を落とすランクルス達を見て、私は恨めしい気分で目を細める。『おとりのタネ』というメロメロ状態になる物を食べさせられたせいで、まさかスールなんかと一心不乱にイチャイチャする羽目になるなんて。
「だ、大丈夫かい二人共? 身体洗いに行く?」
ようやく目覚めたインテレオンの提案にすぐさま頷いた私は火照った身体を起き上がらせようと身を捩り始めた。
「それで結果はどうだ?」
「うん」
イルカマンの確認にランクルスが真面目な表情で頷く。
「ルーアの中にある悪いダンジョンエネルギーがスールの体内に入って行ったけど……すぐに反応が消えたよ。予想通りスールはエネルギーを消す力を持っているんだよ」
「おおっ、すごいよスールちゃん!」
「え、えっと……」
ランクルスの回答を聞いたオオタチに笑顔を向けられるも、スールは視線を逸らした。自分が異質な力を持っている事への不安なのか、それとも賞賛された事への照れなのか。
「ふむ、ならばルーアの体内にある悪いダンジョンエネルギーも消し去れるという事だな?」
「……一応は」
「どういう事だい?」
しかしランクルスは続けられるイルカマンの問いに今度は微妙な反応を返した。私を抱き起こしていたインテレオンも怪訝な表情で振り返る。
「スールがエネルギーを吸引する速度はハッキリ言って物凄く遅いんだ。このペースじゃ、もしルーア達が常にくっついてたとしても、ルーアの体内にあるエネルギーを全て消すには何十年もかかりそうだよ」
「な、何十年も!?」
彼女の答えを受け、インテレオンが驚愕の表情を浮かべた。
「ルーアが使うリライブは一瞬で完了するけど、スールのリライブは時間がかかるって話だよね。もしかしたら悪いダンジョンエネルギーを消散させるプロセスの関係で少しずつしかエネルギーを取り込めないんじゃないかな」
「スールちゃんは取り込んだエネルギーを自力で消せるけど少しずつしか取り込めない、逆にルーアちゃんは一気にエネルギーを取り込めるけど溜まったそれを消す手段が無いのかぁ」
「……」
それでは……やっぱり私はスールがいないと暴走する未来から逃れられないということではないだろうか。
「スールが持つ悪いダンジョンエネルギーを消す仕組みはアナライズ出来たのか?」
「ううん。でもこれを私達でも使えるようにしないと……この世界の為にも、ルーアの為にも!」
「ランクルス、無理はしないでねっ」
「ルーア……」
話し合う『エキサイト』の後ろにて、表情に陰りを見せた私をインテレオンが辛そうに見つめる。
「……はぁ」
部屋で独り溜め息をつく。
あれから再び数日が経過し、私は平穏かつ代わり映えのしない日々を過ごしていた。
「……」
この家に閉じ籠もり始めてからもう十日近く経過しており、正直この生活に飽きを感じていた。更に間の悪いことに、気分転換の為にタブレットでエッチなゲームでもプレイしようかと思ったが、ランドセルをいくら揺すっても道具は何も出てこない。つい先程、ランドセルが持っていたエネルギーが尽きたようで水色のカラーが色褪せてしまっていた。
(……外で散歩しようかな)
窓からは太陽光が差し込んでおり、爽やかな風も吹き込んでいる……絶好の外出日和だ。
(でも……不安)
町のポケモンに姿を見られたらどうなるのだろう。
いつ暴走してもおかしくない私を避けるのだろうか?
なるべく私を刺激しないように慎重に接してくるのだろうか?
「……」
私は窓に近寄ると外の光景を眺める。
そびえる巨大な桜の木から舞い落ちるピンクの花。
視線を動かせば青い空と白い雲、遠くには緑色の山々が見える。
そしてこの家の周囲には元の世界とは大きく異なる様式の家々が立ち並んでいた。大通りからは離れているためポケモン達の姿は殆ど無く、少し歩くぐらいなら誰とも会わずに済むのかもしれない。
「……」
そして私は無言で扉へ向かうのであった。
ひどく懐かしく感じる『スプリングタウン』の住宅地。ポケモン達の姿が無い道を歩く私を暖かい陽光が照らし、優しい風が撫でてくる。
「……ふぅ、ふぅ♡」
日光も春風も私の肌に直接当たる感覚に私は自分が裸である事を否応にも自覚し、更に歩けば歩くほどクリトリスの根本に嵌められたリングが擦れて気持ちよくなる。
(『あかいビードロ』が使えないからこの性欲……抑圧出来ない……っ)
まだ散歩を始めて数分しか経っていないのに既に太腿まで膣液が垂れてしまっている。
(これ以上リライブしたら危険な私が出来る事は……こうやって発情して喘いでインテレオンとエッチする事だけなのかな……)
激しく惨めな気分になりながら私は道の真ん中で立ち止まる。股を開けば膣液が次々と糸を引いて落ちていき、土の道に染み込んでいった。子宮も膣もキュンキュン疼いているし乳首もクリトリスも勃起しているが、手錠を掛けていてランドセルもエネルギー切れの状態では何も出来ない。
「おおー……♡」
立ち止まっていても膣内で震えるバイブによる微弱な刺激で性欲は膨れ上がるばかり。角オナでもしない限り自力ではその性欲を解消不可能なんて、私は無様過ぎる変態性奴隷である。
それだけならまだしも、今の私は沢山体内に取り込んだ悪いダンジョンエネルギーを出す事も出来ず、突然暴走することもある起爆寸前の爆弾のような存在……。
「私……性欲とエネルギーでパンパンだよぉ♡ 自分の事なのに、自分じゃ解消も発散も出来ないぃ♡」
手錠をガチャガチャと鳴らし、荒く呼吸を繰り返し、私はビクンビクンと身体を痙攣させた。更に笑顔で泣き叫びながらみっともなく膣液を撒き散らすその姿は淫乱そのものだ。
私は……こんな事になるのを望んでいたのだろうか?
もしかしたら、そうかもしれない。
元の世界にいた最後の夜に、自縛野外露出なんて行っていたマゾヒズムなのだから。私の望む通りに、こんな運命が定まっていたのだろう。
「あひっ、惨めだよぉ♡♡ 私、スールがいなきゃ壊れちゃう♡ インテレオンに助けられないと生きていけない♡ ポケモン達に迷惑かけ続けることしか出来ないっ♡! えへへっ、気持ちいいの求める事しか出来ない役立たずとしてしか生きられないぃぃ♡♡!!」
「……」
そんな私を後ろからそっと抱きしめる存在がいた。細く長い腕に見合わぬ大きな手……それは私が良く知るポケモンのもの。
「……っ」
振り返らずとも分かる……インテレオンだ。彼は泣いているのか、微かに嗚咽を漏らしているのが聞こえた。
「……あいつ、は?」
「……家だよ。突然外に出たキミを僕一匹で追って来たんだ」
トレーナーであるスールの方が大事なのではないのかと思いながら尋ねるが、インテレオンは涙声でそう答える。
「苦しいよね、ルーア。ごめん……キミを担いでエネルギーを取り込ませ続けたせいで……!」
「……自業自得、だよぉ♡ 自縛野外露出して喜ぶような出来損ないは、こんな滅茶苦茶になって当然なのぉ……♡ その証拠に……苦しくて辛いのに、おマンコビクビクしちゃってるよぉ……♡」
「……!」
虚ろな目から涙を零しながら言葉を紡ぐ私を見て、彼は非常に悲しそうな表情を浮かべた。
「沢山のポケモン達が私を元気付けようとしてくれたのに……私、やっぱダメみたいぃ♡ 目の前の苦しさを紛らわせるために、気持ちよくなる事しか考えられないよぉ……♡」
引き籠った私へヒバニー達もマホイップもイルカマン達もとても良くしてくれたが、私は何も応えられそうにない。あまりにも申し訳なくて、元々苦しいのに更に苦しくなってしまう。
何より、今の私はインテレオンに非常に重い負担を強いてしまっている。穀潰しなだけならまだしも、私の抑えられない性欲をぶつけて彼に疲労を与えるなんて最悪な厄介者だ。
「……やっぱり私なんかより、スールの方がいい?」
「!!」
「私みたいに暴走する危険は無いし……発情する頻度も少ないし……」
「……」
涙ながらに尋ねる私を見つめ彼は沈黙。
「……キミを見捨てるなんて出来ない。必ず、救助してみせる」
「……!」
そして私を強く抱きしめながらインテレオンは告げた。
「おっ、いたいた!」
耳に届くのはヒバニーの声。
「インテレオンくん、約束の本探して来たよ!」
「ヤレユータンやヤナップも協力してくれたのよ、お陰でヒントになりそうなのもあったわ」
一緒にやって来たアシマリやチコリータも息を切らせながらも希望に満ちた表情で駆け寄って来た。
「インテレオンさん、お待たせしましたわ」
続けて現れたのはマホイップ達だ。
「『サマーリゾート』から『ロイヤルズ』がペリッパー便で色々と古い本を送ってくれたよ!」
「『メロエッタ劇団』、ジャラランガ、オーロット達。あっちからも、色々情報」
「これだけあればルーアを救う為の方法も見つかりそうだわ」
その後ろにはチルタリスにアノホラグサ、ドラミドロもおり笑みを見せている。
「えっ……どういう、こと?」
「この一週間以上の間、ルーアを苦しみから解放する手段を見つけるために皆が手を貸してくれたんだ」
その光景に困惑する私を見てインテレオンは微笑みを向けて来た。
「手を貸しただと語弊ですね。私達だってルーアを助けたいのですから」
更にオーマまでこの場に現れ、パンパンに膨れたポシェットを重そうにしながらもハッキリと言う。
「ルーア。どうか僕達を信じてくれないか? そして"暴走してポケモン達を傷付けるかも"、"自分は必要とされてないのかも"、"全部自分が悪い"なんて想像でキミ自信を追い詰めないで欲しいんだ。どうか僕達の差し伸べた手を振り解かず、握り返して欲しい!」
「……!」
インテレオンはそう言って大きな手を私の眼前に差し出した。
「……っ」
私の目からまた涙が落ちる。それは先程までの快楽と絶望に狂った涙ではなく、彼らのまっすぐな気持ちに胸を打たれて出て来た涙。
私も……折角この世界で得られた絆を切りたくない、手放したくない。
元の世界にいた時みたいな孤独な生活には戻りたくない……!
この世界で幸せに生きていきたい……!
私は本心の叫びを原動力にして震える身体を必死に動かし、インテレオンの手に顔を乗せるのであった。