※この作品はR-18です。

裸の少女とポケモンだけが住む世界   作:Momyaka

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Chapter72 ~猛る意志を燃やす者達~

 

 『双獄の嶽』にてアマージョやオオタチ、トワと合流し共に行動していた私だったが、テツノコウベと戦う間際となって『ワープスカーフ』を巻かれてしまう。突然の事態に抗う余裕すらなく、光が収まる頃には私は違う場所へワープさせられていた。当然、オオタチ達もエンペルト達も、テツノコウベもいなくなっている。

 

「そ、そんなっ……!」

 アマージョ達は私の作戦に乗るように見せかけて、テツノコウベから私を逃がし自分達だけで戦うつもりだったのか。いくらトワがいるからといっても無謀にも程がある……助けに行かなくては……。

 

(……今の私が?)

 ポケモンの凶暴化を解くことはおろか、黒装の欠片を消す事すら出来ない私があの場に戻って何が出来ようか。

 元々私がテツノコウベを引き付けるつもりだったのに、それを拒否されたというのは迷惑だったから?

 

 

 否。最後にオオタチは私の無事を願い、アマージョはこの世界のことを頼むと伝えて来た。

 

 

 "自分達が障害を取り除くから、ルーアは己の役目を果たしに行ってくれ"……それが彼女らの願いだったのでは?

 

「……っ」

 私は目に涙を浮かべながら首輪から『ワープスカーフ』を解いてランドセルにしまう。彼女達は私を信じて逃がしてくれたのだ……ならば私も彼女達は必ずテツノコウベに勝てると信じ、進まなければならないだろう。今の目的はパラドックスと戦うことではなく、マホイップ達を救出することと『世界の狭間』にいるルナアーラ達を元に戻すことなのだ。

 きっとインテレオン達も『双獄の嶽』の最深部を目指している筈。『世界の狭間』に充満する瘴気を浄化するには私とスールが両方いる必要がある。ならば私だけが足踏みしていてはならない……したくない!

 

 

「プピポポパプ……!」

「!」

 その時、耳に届くのは甲高い鳴き声らしき音。言葉ではない辺り、黒装に蝕まれたポケモンか……或いは新たなパラドックス……!

「……っ」

 私は道具で迎撃出来るように意識を集中させる。対処が難しいようなら、逃走だって躊躇う訳にはいかない。ここで捕まったらオオタチ達の想いをムダにしてしまう。

 

 

「プーピポペーーーッ!!」

「!?」

 しかし上方の壁穴から飛び出して来たのは思いがけない存在だった。青とピンクの体を持ち、胴から分離した頭部を高速回転させながら私の目の前に着地するポケモン……。

 

「ポリゴンZ……!?」

「ピ!?」

 私に名を呼ばれたポケモンは、感情を読み取り辛い目でこちらを見つめて来る。

 話によればポリゴンZがリーダーを務める救助隊『テクスチャズ』は、このダンジョンで消息を絶った『ちゃんこ』と『ミラクルズ』を助けるために調査へ向かっていた筈。まさかこんな所で遭遇する事になるとは思わなかった。

 

「ぶ、無事だったの?」

「ピパピッパーピパパー!」

「え、えっと……ポリゴン2は?」

「ぺぺパープポポピー!」

「……うう」

 私は会話を試みるがけたたましく叫ぶポリゴンZの言葉が全く分からず項垂れる。この世界のポケモンが普通に喋るという事にすっかり慣れてしまったために、元の世界のポケモンのように鳴き声だけで話されると大まかな意図すら理解出来ない。

 

 

 

「……ポポポ!」

「ドゥルルルドゥルルル……!」

 私との会話を不意に中断したポリゴンZは素早く視線を動かし、先程自分が出て来た壁穴を見上げる。私もそれに倣うとマグマのようなものが壁穴から這い出て来ているのが見えた。あれは『双獄の嶽』の内部エリアに入ってすぐに出会ったマグマッグ……かと思ったが背中に岩のような殻を持っている……マグカルゴだ!

 

「ドルルルルドルルゥゥ……!」

 マグカルゴは器用に壁を這って上へ上へと昇り始める。そのマグマのような体のあちこちは黒装に覆われており、苦しみで目も淀んでいた。もしかしてポリゴンZが飛び出て来たのはマグカルゴから逃げる為であろうか?

 

 

 ゴゴゴゴゴ……。

 

 

「へ?」

「ピッペパパパー!!」

 続けて何か重々しい物が流れる音が響き、ポリゴンZが騒ぎ始める。そう言えばずっと首を高速回転させ、私に何かを伝えようとやけに焦っているようだが、あのマグカルゴはそこまで強敵なのだろうか。相手は既に天井近くまで這い上がっており、頭上から襲って来るつもりかもしれない……などと思っていたその時である。

 

 

 

 ポリゴンZ達が出て来た壁穴から爛々と光るマグマが広間に流れ込んで来た!!

 

「!!??」

「ポーポーポーポー!」

 突然の事に動きが止まってしまう私を持ち上げ、ポリゴンZは逃走を開始! 滝の如く流れ落ちたマグマは瞬く間に広がっていき、私達が通路に逃げ込む頃には広間全体を満たしてしまった。

 

「ペペペピピピペペペッ!」

「わ、わわっ!?」

 流れ落ちるマグマは収まる気配を見せず、それどころか通路にいる私達にまで迫り来る。ポリゴンZは騒がしく叫びながら逃げ続けるが、私を持ち上げているために速度が落ちているようでマグマとの距離は縮まるばかり。

(ど、どうしよう!?)

 ポケモンではなくマグマが相手では道具は通用しないし、リライブで止められる訳でもない。せめて『ワープスカーフ』で離脱すれば、ポリゴンZも私という重荷がなくなってマグマから逃げ切れるかもしれないが、もしこの通路の先が行き止まりだったらポリゴンZの身は……。

 

 そして嫌な予感は的中……!

 

「ピポー!?」

 ダンジョンが生成した通路の先は見事な行き止まりを形成しており、もう逃げ場が無い!

「わ、わわっ……」

 振り返るとマグマはどんどん流れ込んで来ており、絶体絶命……。

 

 

 

「たあああっ!!」

 その時、不可思議な光線がマグマを包み込みその流れを塞き止めた。そしてマグマの熱さをものともせず中から現れたのは整った毛並みに身を包み、木の枝をスティックのように持つポケモン……!

 

「ルーア! あなたこんな所にいたのね!?」

「て、テールナー……!」

 再会を喜ぼうとしたが、テールナーの『サイケこうせん』で大量のマグマを完全に止めるのは難しいのか、高熱の脅威は少しずつにじり寄って来る。これでは焼けてしまうのが数秒早いか遅いかの違いである……!

 

「ドルドドルッ……!」

 その上、マグマを泳ぐように通路を進んでくるのは先程のマグカルゴだ。私達へ瘴気を押し付けようと、苦しみに藻搔きながら迫ってくる……!

 

「通路から脱出するわよ!」

 そう言いテールナーがレスキューバッグから取り出したのは『せいなるタネ』。食べた物を目的地にワープさせてくれるタネを彼女は素早く口に放り込む。

「えっ!?」

 まさか自分だけ脱出するのか、と思いきや彼女だけではなく私やポリゴンZの体も光に包まれた。

 

 

 そして浮遊感が消えた時には、再び場所が変わっており目の前にはマグマではなく下の階へ続く階段が佇んでいる。今にも襲い掛かろうとして来ていたマグカルゴも無事に振り切ることが出来たようだ。

 

「プーペパーパー……」

「やれやれ……技能『だいちのめぐみ』を覚えてて良かったわ。自分が食べたタネの効果を味方にも与えられるのよ」

 くたびれたように項垂れるポリゴンZを背にテールナーが説明して来る。ポケモンの技とはまた異なる、エンペルトが覚えている『わなはずし』と同類の技術だっただろうか。

 

「それとポリゴンZ、強力な技を使う時は気を付けなさいよね! どこにマグマ溜まりがあるか分からないんだから無闇に壁を壊されると困るのよ!」

「プー……」

「えっと……もしかしてテールナーはポリゴンZと行動してたの?」

 続けてポリゴンZを叱り始める彼女の言葉に、私は首を傾げる。てっきりピンチの私とポリゴンZを見つけて助けに来てくれたのかと思っていたが違ったらしい。

 

「ええ、テツノカイナの『はらいのけだま』で飛ばされた後一匹で動いてたらポリゴンZと遭遇したのよ。話してることはさっぱり分からないのだけど、凶暴化ポケモンでも黒装に蝕まれてる訳でもなくて襲って来る様子もないから味方だとは思うのよね」

「『ウィンターキャッスル』で一番の救助隊『テクスチャズ』のリーダーなんだって」

「え、そうだったの? ルーアはこいつの言ってる事分かる?」

「うーん……」

 事情を聞いた私はテールナーにポリゴンZを紹介するが、続けての問いには肯定を返すことが出来ない。おそらくポリゴンとポリゴン2以外にポリゴンZの言っていることを理解できる者はいないのではなかろうか。

 

「プププープッ」

 当のポリゴンZは私達を急かすかのように下り階段の前で頭部を高速回転させ始める。

「あの様子から奥へ行きたいのは分かるんだけど、目的が分からないのよね……。まあポリゴンZが救助隊って分かったお陰で、"危険だから帰れ"なんて繰り返さなくて良くなったのは進展ね」

「奥へ行きたい目的かぁ……」

 

 『双獄の嶽』の奥を目指しているのは私達も同じであるため、ポリゴンZの後を追い階段を降りながら話す。気になるのはポリゴンZの仲間である二匹の存在だ。

 

「なるほどね……ポリゴン2とポリゴンを探してるの?」

「パピ」

 私が『テクスチャズ』のメンバーについてテールナーに伝えると、彼女は先頭を進むポリゴンZに確認を取った。しかし返って来るのはやはり理解に苦しむ答え。

 

「……肯定だと受け取るわよ、いいわね!?」

「パピピ」

 これまでポリゴンZに散々振り回されたであろうテールナーはワナワナ拳を震わせながら言い、ポリゴンZは変わらない様子で返事をした。

 

「全く……それでルーアはもしかしてずっと単独行動を?」

「ううん、途中までアマージョ達と同行してたんだけど……。テツノコウベと戦闘って時に私だけ逃がされて……」

 今度はテールナーから問われ、私は俯きつつ答える。今頃彼女達はどうしているのだろうか……。

 

「そうだったの……彼女達が信じる最善の行動を選んだ結果なのかもしれないわね。じゃあ私はアマージョ達にルーアを託されたって形になるのだし、あなたを攫おうとするパラドックスが現れても守ってみせるわ」

「……ありがとうテールナー。でも私だけ逃がして自分は危険な場所に赴くなんてのは……」

 テールナーは自らの胸を叩いて言うが、私は俯いたまま呟く。もし彼女にまで同じような選択を取られては、まるでポケモン達を踏み台にして先を進んでいるようだ。

 

 

「……私としては、『世界の狭間』は『双獄の嶽』以上に危険な場所じゃないかって危惧してるのよ。今回の作戦はそんな未知の領域にあなたやスールを送り込む事なんだから……あなたのために今踏ん張らなきゃ、いつ踏ん張れるって言うのよ。お願い、どんな手段でも取らせて頂戴」

「……っ」

 しかしテールナーは真摯な表情で私を見つめて懇願して来る。せめて自分にやれる事はやらせて欲しいという彼女の想いを拒絶することなど……私には出来なかった。

 

「アマージョ達の選択に関しても、ルーアだけじゃなくて私達の助けになってる筈。強力なパラドックスのテツノコウベの相手をしてくれているんだから……あら?」

 続けて話そうとするテールナーだが、広間の手前で前進を止めているポリゴンZに気付いて足を止める。広間に何かあるのだろうかと彼女と一緒に私も先を覗き込んでみると……。

 

 

 

「ふんっ!!」

「ゴゴオッ!」

 広間の中心で争い合うポケモン達。片方は顔面を黒装に覆われ、岩石のような姿をした四つの腕を持つポケモン、ゴローン。対するのは丸みを帯びたオレンジ色の体とがっしりした手足を持つポケモン……。

 

「チャオブー!」

 テールナーは驚いて助けに入ろうとしたが、その前にチャオブーが『つっぱり』でゴローンを吹っ飛ばし壁に激突させる。しかし黒装に走るラインを攻撃していないために、ゴローンはしぶとく起き上がって来ていた。

 

「しつこいんだぞぉ……スールがいれば気兼ねなく黒装を剥がせるのになぁ」

「ゴゴゴゴォォ……!」

 ゴローンは反撃の『ロックブラスト』を連射するが、チャオブーも負けじと『つっぱり』で岩を砕いていく。しかしチャオブー自身がぼやいているように、黒装を剥がせないままではゴローンはまだまだ起き上がって来るだろう。

 

「『サイケこうせん』!」

「ゴッ!?」

 チャオブーがゴローンから離れているのを好機と見たらしいテールナーは枝先から不可思議な光線を発射し、敵の黒装に走るラインを傷付けた! それにより黒装が剥がれ落ち、しばしゴローンは顔を押さえて動きを止める。

 

「ぜ、ぜぇぜぇ……。なんだか楽になったぜ……だが好き勝手やらせる訳にはいかねぇヨォ!」

「テールナーちゃん……ありがとだぞぉ!」

 黒装から解放されたゴローンは凶暴化による敵意を籠めて『ころがる』で襲い掛かるが、テールナーの援護で気を持ち直したチャオブーは瞳に闘志を滾らせてそれを真正面から迎え撃つ態勢になった!

 

 

「『かいりき』ぃぃ!!」

「ご、ごわあああっ!?」

 チャオブーは全身の筋肉を奮い立たせ『ころがる』で向かって来たゴローンを投げ飛ばし、通路に投げ飛ばす。そしてゴローンは自らの勢いを止められないまま、勝手に広間から出て行ってしまうのであった。

 

「ふう、良かった……無事だったんだね」

 ひとまずの脅威が去ったことに安堵しつつ、私はテールナーと共にチャオブーの下へ歩み寄る。

 

 

 

「あっ! 来たら駄目なんだぞ!!」

 

 しかし突然チャオブーが険しい表情で呼び止めて来た。驚いて足を止めかけたその時、私は突如身体に痛みを感じる。

 

「いたっ……!? いたたっ、いたい!?」

 なんと、いつの間にか浮遊している尖った岩が私の身体のあちこちに食い込んでいた。先程までは目に見えなかったのに、どういう事なのだろうかと悩む余裕もなく私は情けなく悲鳴を上げる。まともな服を着ていないため直接肌に岩が当たるのだ。

 

「こ、これ『ステルスロック』!?」

「そうなんだぞぉ、ゴローンがばら撒いてたせいでオイラもあまり動けなかったんだなぁ……」

 同じく岩が刺さり顔を顰めるテールナーにチャオブーが答える。彼女は枝で岩をはらいのけながらすぐに『ステルスロック』の範囲から抜け出すが、私は両腕すら使えないしむしろ動けば動くほど岩が当たり痛い思いをする羽目に……。

 

 

「んきゃっ♡!?」

 そして、鮮明に走る強い刺激。身体をピクピク震わせながら視線を落とすと、私の股間に『ステルスロック』の一つが食い込んでいるのが見えた。

「……っ♡!?」

 私は慌てて身を引こうとしたが、お尻や手に別の岩が食い込んでくる。痛みで反射的に身体が前に出てしまい、更に股間に深く『ステルスロック』が……!

 

「あうっ♡ ああ、あひいっ♡!?」

「ルーア、何してるの……?」

 痛みと共に快楽に襲われ、恍惚な表情を浮かべる私を見てテールナーが困惑したように尋ねてくる。痛くて痛くて無意識に身体が動いてしまい、その度に股間に食い込んだ岩が性感帯を苛め私は泣きながら愛液を垂らしてしまっていた。

 

「うまく『ステルスロック』から出られないのかもしれないんだなぁ。引っ張り出すしかないんだぞぉ」

 チャオブーは自分が刺さらないように注意しながら私の身体を掴んで脱出させてくれる……が。

 

「ひいっ♡ はうんっ♡ んんん~っ♡♡」

 私の股間が食い込んだ岩を放そうとせず、『ステルスロック』の範囲から出れたにも関わらず刺激は性感帯を襲い続ける。おまけにこの岩は回転しながらゆっくり動いているようで、大事な部分が滅茶苦茶に擦られて激しい快感に押し潰されてしまいそうだ。

 

「ああっ♡! ああああっ♡♡!!」

「ど、どうしたの!? 岩がどこかに刺さってるとか?」

「み、見た感じルーアのどこにも刺さってないんだぞぉ。傷もないんだなぁ」

 快楽から逃れることが出来ず、地面に転がってのたうち回る私を前に慌て始めるテールナー達。しかも彼女らは私に刺さった岩が残ってないか探そうと、私の身体を転がしてくる……それにより余計に運動エネルギーが発生して股間への刺激が強まる!

 

「あうーっ♡! ひゃうううーっ♡!!」

 この岩はわざ『ステルスロック』による物で道具ではないためランドセルに念じて取り出す事は出来ず、両腕を使えない私では岩を摘む事も出来ない。こうなったら頼みの綱はテールナー達だけである……しかし股間に岩がある事を伝える為には……。

 

 

 

「あっあっ……♡ ああっ♡」

 私はサイハイソックスに包まれた脚を開くと、愛液に塗れた自分の秘部をポケモン達に見せつける。完全な変態行為をしている事実に私は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に紅潮させ身体をプルプル震わせた。 

 

「あ、ひょっとして『ステルスロック』が刺さってるんじゃなくて回復を要求している状態……じゃないかしら」

「おおっ、確かにこの反応はそれっぽいんだなぁ!」

「ひんっ……♡」

 しかしこれまでの淫乱な積み重ねにより彼女らに違う方向で認識されてしまい、私は小さく悲鳴を漏らす。このままでは……。

 

 

「ルーア、回復できなくて辛いなら任せなさい」

「んあああっっっ♡♡!!」

 危惧通りテールナーは私の割れ目に指をなぞらせて来る! 刺激のあまり私は上体を仰け反らせ脚をバタバタ動かした。しかも『ステルスロック』はどんどん膣の奥へ動いているのか、膣壁からも刺激が迸り意識が明滅する。

「オイラが支えとくぞぉ」

「あううっ♡♡」

 後ろに回ったチャオブーが私の二の腕を掴み、動きを制限して来る。まるで複数人相手に一方的にレイプされる展開だと私は脳内で考えてしまい、ますます感度が高まってしまう。その間にもテールナーは細い指を私の急所に這わせ、じっとりと刺激を与えて来ていたがその指が勃起したクリトリスに触れた途端、私は肩を跳ね上がらせた!

 

「ふあああああっっ♡♡!! 気持ち……っ、いいよぉぉ♡♡!!」

「うわっ、驚いた!」

 突然絶叫を上げた私の様子に目を丸くするテールナーだが、そこがより回復する部位なのだと判断したようで重点的に責め始める。

 

「んぎぃぃっ♡♡!! ひぎぃぃっ♡♡!!」

 どれだけ暴れても両腕が使えずチャオブーに掴まれた状態ではクリトリス苛めから逃れることが出来ない。それに『ステルスロック』は子宮口まで到達し、性感帯だらけの膣内をぐりぐりと刺激して来る。

 それだけでも絶頂しそうなのに、元々膣内で震えていたバイブが回転する『ステルスロック』に引っ掛かって引っ張られると同時に、狂いそうなほどの快楽が私の脳天から足先まで駆け巡った!

 

 

「ふぎゃあああっっっ♡♡♡!!!」

 

 

 私は勢いよく潮を噴きながらイッてしまい、全身を痙攣させる。そして潮を噴いた拍子で『ステルスロック』の岩も膣から飛び出して地面を転がった。

 

「はーっ♡ はーっ……♡」

 汗まみれのままぐったりと倒れ、熱い吐息をする私は恥じらいと共に充足感に包まれていたのだった。

 

 

 

「ピピポーー」

 再び奥を目指しダンジョンの下へ下へと進んでいた私達。その途中、先頭を進んでいたポリゴンZが何かに気付いたかのように辺りを見渡し始めた。

「どうしたんだぞ?」

「ペーポパペポ」

 チャオブーの問いに答えているのかどうかも分からない鳴き声を発しながら、ポリゴンZは一つの壁に視線を止める。パッと見、何の変哲も無い岩壁だがどうかしたのだろうか。

 

「ピッ、ピッ、ピッ……」

 ポリゴンZは突然エネルギーを集束させ、攻撃の準備に入る。

「ちょっと!?」

 テールナーが啞然としながら止めようとするが、ポリゴンZは制止を聞かずエネルギーの充填を終えた!

 

「ピーーーーーッッ!!!」

 

 そしてポリゴンZが放ったのは超強力な技『はかいこうせん』! 全てを破壊し尽くさんと一直線に飛ぶ極太ビームは頑丈そうな岩壁を容易く貫いてしまった。

 

「……」

 私とチャオブーはポカンと口を開けたまま沈黙。圧倒的な破壊力もさることながら、ポリゴンZの突然の行動に呆然とする他無い。

 

「またマグマが流れ込んできたらどうするのよ!」

「パピパー」

 注意したにも拘らずまた不用意に壁を壊すポリゴンZに対しカンカンな様子で言うテールナー。しかし肝心のポリゴンZは自分が開けたトンネルを進んで行ってしまう。

 

「ああもうっ……チャオブー、ルーア、仕方ないけど追いましょう」

「うん。だけどアイツ、何のつもりなんだぞ?」

 テールナーに頷きながらもチャオブーは不思議そうにポリゴンZの背中を見つめる。確かにポリゴンZは唐突に行動へ移す癖はあるが、何の意味もなしに壁を壊すなどはしないと私も思う。

 

 

 

 ポリゴンZを追ってトンネルを抜けた先に広がっていたのは冷え固まった溶岩が形成する空洞であった。奥を見ると水場も見える……ダンジョンが生成した地下水脈といった所か。マグマが流れていた洞窟に比べるとかなり涼しく、むしろブルリとするぐらいだ。

「水でも飲みたかったの?」

「プー」

 私が問うと、ポリゴンZは否定するかのような返事をして空洞の中を進んで行く。何が目的だろうと私はポリゴンZが進む先を見て……ある大型の物体を見つけた。

 

「……なんだあれ?」

「ねえ、不用意に近寄らないほうが……」

「……!」

 テールナー達はそう言うものの、私はその物体を見て合点がいった。

 

 

 あれは……『リライブホール』だ。

 

 

 『ウィンターキャッスル』にて作成途中だった、凶暴化ポケモンを元に戻す装置。パラドックス達に奪われたという話だったがこんな所に隠されていたなんて。

 

「ピピピピポー」

 ポリゴンZは『リライブホール』の作成に携わった者故に、もし盗まれてもいいように探知等の事前対策をしていたのかもしれない。そのお陰で、この世界の未来に希望をもたらす装置を発見するに至ったのだ。

 

「ああ、あれが伝言の中にあった『リライブホール』なのね」

「じゃあオーロットに託されたこの道具があれば……」

 私がその旨を伝えると、テールナーは合点がいったように頷き、チャオブーはレスキューバッグを開けてその中に視線を落とす。何か特別な道具を持ってきたのだろうか?

 

 

「……ピ?」

 しかしポリゴンZは装置に触れようとして、怪訝そうに首を傾げ動きを止める。

 

 どうしたのだろうと思って足を踏み出したその時。

 

 

 

「ようこそ! アナタがこの場所へ訪れた事を、ワタシ達は嬉しく思います」

 

 聞き覚えのある声が、違和感のある口調で私の耳に届く。

 

 

 

 咄嗟に振り向くと、そこでは屈強な体と堅牢な双角を持つ大柄な四足歩行のポケモンが不気味な笑顔を浮かべていた。

 

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