「それでは那由他様、今日はこれで失礼します」
『いつもありがとうですの』
大学への進学に伴い里見家の使用人は退職したが時々顔を出してはお世話をしている。
教授の下を離れて下宿すると知った時は1人で大丈夫かと思ったが上手くやれているようだ。
私はというと実家を手伝いながら湯国市の大学に通っている。
魔法少女の事を知っている者も多いので不安もあったが友達も出来たので上手くやれているとは思う。
そしてこれはまだフォークロアのメンバーにも話していないが恋人が出来た。
相手は大学の先輩で同じ教授に教えを受けている事が縁で知り合い、学問に対する考えの議論を重ねるうちに惹かれるようになり付き合うこととなった。
そしてハロウィンも近付いてきた頃に仮装についての話になりウサギの格好をした事を思い出してスマホに残していた写真を見せた。
『へー、可愛い。高校生の時にしたの?』
「そうですね。同じ湯国市の仲間としましたよ」
『そうなんだ。この衣装はまだあるの?』
「どうでしょう?捨てた覚えはないので実家を探せば出てくるかもしれませんが」
『そっか。じゃあさ、もし残ってたら今度のハロウィンの日に着て来てくれない?』
「…何かヤラシイ事をお考えではないですか?」
『ま、まあラビの仮装姿なら見てみたいし』
「はあ、分かりました。探してはみますが期待はしないでくださいね?」
かくして私は自室を探しまわる事となった。
そしてハロウィン当日。先輩の家にて。
「お望み通り着てきましたよ」
何度目かのお泊まりの日、お風呂上がりに仮装して部屋に戻る。
待ち合わせた時は普段着だったので油断していたのだろう、ポカンとした顔をしてこちらを見ている。
「彼女がお願いを聞いてあげたのです。何か言うことはないのですか?」
『あ、ああ。ごめん、いきなりの事でビックリしちゃって。凄い似合ってるよ』
「よく言えました」
那由他と接する時のような態度になるが内心では嬉しい。もっともそれを知られるのも癪なので顔に出ないようにしているが。
「さてと、それでは失礼しますよ」
胡座をかいている先輩の足の上に座る。
そこが私の定位置だ。
『相変わらず軽いなぁ。ちゃんと食べてる?』
「元家政婦なのをお忘れですか?これでも1日3食食べています」
『そうだったな。それよりどうする?もう寝るか?』
後ろからハグをしてくる。
これをされるのが好きだと知られているのが腹立たしい。
「何を言っているんです?この服装を見るだけで満足なのですか?」
お返しとばかりに挑発的な言葉を口にする。
『満足な訳ないだろ』
髪に顔を埋められて息を大きく吸われる。
『やっぱりラビは良い匂いがするなぁ』
「シャンプーやコンディショナーの匂いじゃないですか?」
『俺と同じもの使ったはずなのに何か違うんだよなぁ』
「先輩、ちゃんと栄養バランスを考えた食事を摂っていますか?またカップラーメンばかり食べてないですよね?」
『…ごめんなさい』
「勉強に熱中するのも良いですけど健康にも気を遣ってください。何なら自炊だけじゃなくて掃除も仕込んであげますよ」
『そ、それはまた今度という事で』
「見られたらマズいものでもあるんですか?」
『…ごめんなさい」
「はぁ…。私というものがありながらそんな卑猥な物をお持ちだとは。後で没収ですね」
『はい…』
「それよりも先輩」
『うん?』
「いつまでこうしているつもりですか?」
話は逸れてしまったがバックハグされたままというのももどかしい。
『そういう気分じゃなくなったのかと思ったので』
「嫌だったら脚から降りています。女の子に恥はかかせるものじゃないですよ?」
左側を向いて目を瞑る。
察してくれたようで唇を重ねてくる。
最初は触れるだけのキス。
それを何度か繰り返し次第に濃厚なものになってくる。
唇に舌が触れたので口を開けて迎え入れると歯や上顎を舌でなぞられ口内を蹂躙される。
お互いに息が続かなくなるまで舌を絡めあう。
酸欠気味で思考がボヤけているがもっとほしくなる。
先輩は耳をしゃぶってくる。
最初は右、次は左。
穴の中にも舌を差し込まれて濡れた音が直接脳内に響いている。
腰に回されていた手が胸元に登ってきて服の上から触ってくる。
『ラビって小柄だけど胸は思っていたよりあるよね』
「まあ、大きいとは言えませんが小さい訳でもないですからね。先輩は大きいのと小さいの、どちらがお好みですか?」
『…ラビの大きさぐらいが好きかなぁ』
「間は気になりますが、まあ合格としておきましょう」
内心は嬉しいが表情に出すと調子に乗りそうなので黙っておくことにする。
「それよりも先輩」
『ん?』
「いつまで服の上から触っているおつもりですか?」
『せっかく可愛い服着てくれたのに脱がせるのも悪いし今日はこのまましたいなぁって』
「相変わらず先輩はへんた…マニアックですね」
『それを言うならラビだって。焦らされるの好きじゃないか』
そう言ってスカートの中に手を入れ下着越しに指でなぞり上げてくる。
「んっ」
『ほら、もう濡れてる』
「もう。急に触らないでください」
『でもこっちも好きだろう?』
自分の身体の事を熟知されているのは何だか悔しいが爪でカリカリと引っ掻かれるともどかしくなってくる。
「せ、先輩…」
思わず腕を掴んでしまう。
『もっとしてほしくなった?』
恥ずかしいがこのまま続くのは耐えられそうになく素直に認める事にして頷く。
『じゃあ、ベッドに座って』
言う通りにすると床に座った先輩がスカートの中に手を差し込んでくる。
「…下着を脱がされるのは初めてです」
『今まではバスローブを着たりバスタオルを巻いたりしてたもんなぁ。ラビの下着を見るのは初めてになるな』
会話をしながらも脱がせやすいようにお尻を浮かせるとスルスルと下着が引き下ろされていく。
『白かぁ』
「何か不満でも?」
『いや、ラビらしい色だなと思って』
「そうですか?このウサギの衣装に合わせただけなんですが」
『他にはどんな色の持ってる?』
「それはまたのお楽しみにしておいてください。この後はどうすれば?」
『足をベッドの上で開いて』
初めて見られる訳ではないのにここを晒すのは慣れない。
「この格好は中々に恥ずかしいですね」
『でも綺麗だし、ラビの匂いがして好きなんだよな』
「…前から思ってましたが先輩は匂いフェチですよね」
『バレてたか。触っても大丈夫か?』
「当たり前です。それと都度確認取らなくて大丈夫です」
『分かった。でも嫌だったら言ってくれ』
「はい。信じてますよ」
先輩が顔を寄せて匂いを嗅いでくると火照った場所に冷たい空気が集まってきて心地良く感じる。
『やっぱり良い匂いだ』
匂いを堪能したのか次は唇を寄せてあわいを食んでくる。
ここに指以外が触れたのは初めてだ。
胸を触られただけでも濡れていたのに匂いを嗅がれて更に潤んでいたようでその雫を丹念に舐め取られる。
指で触られるよりも舌でされる方が好きかもしれない。
あわいを指で開かれ、そこも匂いを嗅がれてしまう。
「…本当に先輩は匂いフェチですね」
『さっきよりも匂いが強くなった気がする。ずっと嗅いでいたいぐらいだよ』
自分で確かめたことなどないがそんなに良い匂いなのだろうか?
舌を中に差し込み器用に動かして内部を刺激してくる。
(何?この感覚)
指や性器を受け入れた事はあるがそのどれとも感触が異なる。
更には不規則に陰核に鼻頭が当たるので思わぬタイミングで快楽が襲ってくる。
先輩の口元も私の秘所も愛液と唾液に塗れてビショビショになっているが構わずに啜っては飲み込んでいる。
自分から滲み出した体液が先輩の身体に取り込まれているのは何故かゾクゾクする。
挿入された舌はそのままに指による陰核への刺激が加わる。
今度は規則的なリズムで撫でられ声が抑えられなくなってくる。
『ラビの声、もっと聴かせて』
そんな事を言われては従うしかないではないか。
でも指で弾かれる度に喘いでしまうのを我慢しなくていいのだと思うと気が楽になった。
先輩の執拗な、でも労わるような愛撫により絶頂へと駆け上がっていく。
「イ、イキそうです」
宣言と同時に絶頂を迎えて身体が大きく震える。
腰掛けていたシーツには大きな染みが広がっていた。
「ふう、気持ちよかったです。さて先輩の方は…やる気に満ち溢れていますがお手伝いした方が良いですか?」
『いや、このままいけそうだ』
先輩は裸になり枕元のゴムを装着した。
私は仰向けになり脚を開く。
「私もです。こんなに濡れてしまってますし」
はしたないと思いつつも自分であわいを開いて先輩に見せる。
生唾を飲み込んだ先輩のものが押し入ってきた。
『ふう、全部入った。やっぱりラビの中は気持ち良いよ』
「中に入れるってどんな感じなんです?」
『あー、ラビの体温を感じるのと絡みついてくるような感じがあるかなぁ」
「なるほど。それが気持ちいいんですね?」
『そうなるかな。ラビは入れられて気持ちよかったりする?』
「最近になってそう思えるようにはなってきましたね」
『初めての時は凄い痛がってたよなぁ』
「当たり前です。本当に裂けるかと思いました」
『悪かったよ。そろそろ動くな』
「はい、どうぞ」
最初は入り口辺りを小刻みに前後してくる。
まだ奥の方はよく分からないのでそうされる方が好きだった。
私の顔の横に着いた手に触れる。
こういう行為をしている時でも先輩に触れると安心出来る。
動き方が少し変わってきた。
入り口を細かく刺激したかと思えば奥までゆっくりと出し入れし、それを同じ間隔で繰り返す。
『ラビの中が締め付けてきて気持ち良いよ』
「私も押し広げられる感じが気持ち良いです」
先輩と繋がっているところからは卑猥な水音がして腰の動きが速まるのに比例して大きくなっていく。
「先輩、またイキそうです」
『俺もそろそろ出そうだ』
互いに息を合わせながら絶頂の時を迎えた。
閉じた瞼の裏がチカチカと明滅するなか、先輩が激しく震えているのを感じて射精している事が分かった。
「いっぱい出たようですね」
取り外したゴムの中には精液が大量に溜まっている。
『ラビとするのは気持ち良いからこのぐらいは出るよ』
「嬉しい事言ってくれますね。お一人でするときは少ないんですか?」
『彼女がいるのに一人でなんかしないって』
「なるほど。それでしたらまだまだ出来そうですね」
今度は私が足元に移動し性器に舌を這わせていく。
『ちょっ、ラビ何してるの!?』
「何って精液が付いていたので。家政婦は掃除が得意なんですよ?」
『今までは一回で終わっていたのに」
「魔法少女の体力に付き合わせるのも悪いかなと思っていたので。それに先輩、ご存じないんですか?」
『何を?』
「ウサギさんは年中発情期らしいですよ」
そして翌朝。
いつもより気持ち良く目覚めた私の隣には精魂尽き果てた先輩が横たわっていた。