先輩と知り合ったのは本当に偶々だ。
学校には帰宅部が無いので、仕方なく茶道部にお菓子目当てで入っただけだからやる気は殆どなかった。
それは先輩も同じで、何となく気が合って一緒にサボって下らない話をしたり、カードゲームや携帯ゲーム機で遊ぶ仲だった。
『何か暇だよなぁ。なあ笠音、何か面白いゲーム知らないか?」
放課後は屋上前の階段で屯するのがほぼ日課で、他の人が来ることもない穴場だった。
「あ〜、このゲーム知ってます?」
ゲーム機を起動してタイトルを表示させる。
知名度は低い格闘ゲームだけど、必殺技が派手だったりやり込み要素も多くて私は結構好きだったし、他のゲームと違うのは互いのHPがゼロになる相打ち判定がある事だった。
『それなら俺も持ってるわ。明日持ってくるから対戦しようぜ』
「良いですね〜、先輩と格ゲーなんて久しぶりだね」
帰宅後、練習をしておく。
対人プレイは初めてなのでどうせなら勝ちたい。
放課後になったので先輩と落ち合う。
『笠音はどのキャラ使ってんの?』
「わたしはこの子」
『…ああ、リシュだっけ?』
「そうで〜す」
リシュ・カルナデン。
真っ赤な髪を長く伸ばしたキャラクターで高身長、スタイルはスレンダー、服装はノースリーブとミニスカートを着ている。
性能は素早さと手数で押し切るタイプだ。
『リシュって戦闘中にスカートの中が見えるんだよな』
「先輩も男の子なんですね〜」
『あんなにガッツリ見えたら誰だって見るだろ』
「先輩は何使ってるんですか〜?」
『俺はガルクス』
ガルクス・ソーレンファイン。
ヘラヘラした話し方をする痩せ男でストーリーモードではやたらとリシュや他の女性キャラに絡んでくる。
「先輩はこんな男になりたいんですか〜?」
『女の子に堂々と絡む度胸はほしい』
「それならクラスメイトに話しかければ良いじゃないですか」
『同い年より年上が良い。それより早く対戦するぞ』
「はいは〜い、準備出来てま〜す」
このゲームでは初の対人戦。
絶対に負けられない。
攻撃を捌きながら着実にダメージを与えていく。
だけど、先輩の操るガルクスもリーチの長さを活かした戦い方で、こちらの体力ゲージも削られていく。
一進一退の攻防が続き、第1ラウンドはわたしが勝った。
「うわ〜、ギリギリだったよ〜」
すぐに第2ラウンドが始まった。
先輩は立ち回りを変えたのか、動きが変わったけど、何故かプレイに集中出来ていないようで、わたしの方にチラチラと視線を向けているような気がする。
「先輩、よそ見してるとまた負けちゃいますよ〜」
『あ、ああ。悪い悪い』
一時は画面に目をやるのだけど、またこちらをチラチラと見てくる。
「はあ!わたしの勝ち〜。先輩、一体どうしたの?」
『お前、自分がどんな体勢でいるのか気付いてねえの?』
「どんなって…、あっ!」
自分の身体を見下ろすとゲーム機を持った両手を立てた膝の上に乗せていたので、自然と脚が開いてスカートの中が見えている。
「見たんですか、パンツ?」
咄嗟に脚を閉じて、謂わゆるお姉さん座りをする。
『見たんじゃない!見えたんだ!』
「嘘だぁ。それならすぐ教えてくれれば良かったじゃん」
『そうだよ!見たよ!何か文句あるかぁ!』
「ちょっ、逆ギレしないでよ〜。それより第3ラウンドしましょうよ」
ゲームは先に三勝したプレイヤーの勝ちなので、勝負が長丁場になる事も多い。
『なあ、笠音』
「何ですか〜?」
『この勝負、負けた方は一つだけ何でも言う事を聞くっていうのどうだ?』
「え〜?何を言うつもり〜?」
『お前のパンツ見せてくれ!』
「まあ、そんな事だろうと思ったよ。でも、それに釣り合うお願いとか浮かばないんだよね〜」
『エロとか興味ねぇの?』
「無いね〜。別に彼氏が欲しいとか思ったこともないし〜」
『そんな良い身体してんのにか?』
「先輩だから許すけど、セクハラですよ」
『それで、お前は本当に何か無いの?』
「あぁ…じゃあわたしが勝ったら先輩のちんちん見せてくださいよ〜」
『…はっ?』
「男の人のパンツ見てもしょうがないし〜」
『分かったよ』
「先輩ってわたしでしてそうだよね〜」
『そんな事する訳ないだろ」
「それはそれで何かムカつく」
『俺にどうしろと…』
「勝てば良いだけの話じゃないですか〜」
『いやいや、お前は一勝すればいいけど、俺は三連勝しなきゃいけないんだぞ?』
「先にふっかけてきたのは先輩じゃないですか〜。それにわたしのパンツがそんな簡単に見れると思わないでくださ〜い」
『分かったよ。その条件を飲む』
そこから先輩の猛進撃が始まった。
手加減してるつもりはないのに、さっきまでと全く違う動きに対応が追いつかない。
それでも何とか巻き返したが最後は2対3でわたしが負けてしまった。
「エロのパワーは凄かったですね〜。それではわたしはこの辺で帰りま〜す」
荷物をまとめて階段を降りようとすると肩を掴まれた。
『おい、逃げんな』
「…ちっ」
『舌打ちすんなよ』
「そんなにわたしのパンツが見たいだなんて、先輩は変態だね〜」
『見たくない男子なんていないだろ』
「しょうがないなぁ。1分だけだからね〜」
スマホでタイマーをセットしてスカートを捲り上げて、水色のチェック柄の下着を先輩に見せる。
「あ〜、凄い恥ずかしいんですけど」
先輩は無言で見ているので何だか視線が怖い。
「何か言ってよ。感想とかないの〜?」
『すっげえエロい』
「うわ、小並感…」
『誰だってそう言うだろ』
タイマーが鳴ったのでスカートを元に戻す。
「はい、終了〜」
『もう終わりかよ』
「盗み見てたのを許してあげたんだから良いじゃん」
『だったら今度はブラジャーを見せろ』
「え〜、まだやるの?ドン引きなんだけど」
『ここまできたら、とことん見てやる』
「マジ引くわ〜。じゃあ一回勝負で、先輩が負けたら一人でしてるところ見せてよ」
『良いだろう』
同じキャラを使っての対戦、その結果は。
『くっそう!負けた!』
「残念だったね〜。罰ゲームはちゃんとやってね」
『しょうがない。やってやる』
「あ、でもここでするとか言わないよね?」
『当たり前だろ。汚したら掃除が大変だっての』
「じゃあ、どこでするの?」
『まあ、見てろ』
先輩は屋上に通じる扉のノブを何やら弄ると鍵が開く音がした。
「今何やったの?」
『裏技だよ。俺も連んでた先輩に教えてもらったんだ』
「じゃあわたしにも教えてよ。伝統は引き継いでいかないと」
『まあ、そのうちな。ほら、早く行こうぜ』
屋上に出たのは入学してから初めての事だった。
先輩は扉を閉じたが少し心配になった。
「内側から鍵を閉められたらどうするの?」
『こっちにはツマミが付いてるから外からは開閉自由なんだよ』
「あっ、本当だ。じゃあ、安心だね」
校庭からは運動部の掛け声が聞こえてくる。
『じゃあ、さっさと済ますか』
先輩は徐に制服から自分のものを取り出した。
「ちょっと〜!出す前に一言言ってよ〜。ビックリするじゃん!」
『何だよ。見るの初めてか?』
「わたし、まだ中2なんですけど。お父さんのしか見た事ないし」
『何?まだ親と入ってんの?』
「そんな訳ないでしょ。小学生になる前だよ〜。まあ、先輩のはお父さんのより小さい気がするけど」
『これから大きくなるんだよ』
「じゃあ、早く大きくしてくださいよ〜」
先輩は自分のモノを握って上下に動かし始める。
「全然大きくならないじゃ〜ん」
『見られながらだと落ち着かないんだよ。ネタにするからまたパンツ見せてくれ』
「え〜っ?またぁ?」
『このままだと一生終わんないぞ』
「もう、しょうがないなぁ。はい」
再びスカートを捲ってパンツ見せる。
2人きりとはいえ、青空の下でスカートを捲ったままにするのは恥ずかしい。
「あっ、少し大きくなったね〜」
ムクムクと大きくなっていく様を見ていると不思議な気分になる。
『お前はムラムラしたりしないの?』
「そういうのはよく分かんないけど、興味がないわけじゃないよ。ちょっぴりHなゲームとかもするし」
『例えばどんな?』
「脱衣ブロック崩しとか、野球拳とか」
『どうせなら、勝負は野球拳にしとけばよかったなぁ』
「あれ〜、もしかして先輩、わたしの裸を想像してる?」
『目の前に女子がいたらそりゃあするだろ』
「…ふーん」
『何だよ、ふーんって』
「それよりまだ出ないの?」
『おっかしいなぁ。いつもならもう出てるんだけどなぁ』
「いつもは何をオカズにしてるの?」
『クラスの女子とか、たまにお前とか…』
「わたしの裸とか見たら出来そう?」
『まあ、たぶん』
「しょうがないなぁ。見るだけだからね?」
リボンを解いてワイシャツのボタンを外していく。
『やっぱデカいな』
扱いていた先輩のものがどんどん大きくなっていく。
「先輩はパンツよりおっぱいの方が好きなんだね〜」
先輩のものから透明な液体が出てきて初めて嗅ぐ臭いが漂っている。
「その透明なのが精液なの?」
『これはただの我慢汁だよ。お前だって1人でする時出るだろ?』
「してる事を前提に話さないでくださ〜い」
『えっ?してねぇの?』
「そ、そりゃあ触ってみた事ぐらいはあるけど…」
『今してみりゃイイじゃん』
「わたしの事はいいの!それよりおっぱいも見せてあげてるんだから、早く出してよ〜」
『しょうがねぇな』
先輩は手を動かす速度を上げていく。
『うおっ、そろそろ出そうだ』
宣言どおりに先輩のものから液体が勢いよく飛び出し、屋上を白く汚していく。
「へ〜、出る時ってこんな感じなんだ。っていうかスゴい変な臭い」
『悪かったな、変な臭いで。それよりティッシュとか持ってない?』
射精を終えてなお、天を向いたままのそれはベトベトになっている。
「ウェットティッシュならあるよ」
『悪いな。拭き取るから貸してくれ』
3枚ほど手渡して拭き取るところを見る。
「ねえ、これはどうするの?」
屋上を汚した精液に目をやる。
『掃除する道具もないし、そのままにするしかないだろ。バレる前に早く帰ろうぜ』
「あ、うん…」
屋上を後にして鍵も掛け直しておく。
(どうかバレませんように)
それから数日はビクビクしていたが、先生達から話が出る事はなかった。
相変わらずわたしと先輩はゲームで対戦しているが、罰ゲームは暗黙の了解になり、わたしが負けた時は下着や裸を見せたりしているけど、先輩はわたしが1人エッチやオシッコするところを見るつもりでいるようだ。
それは恥ずかしすぎるので、卒業するまで全力で叩き潰す日が続きそうだ。