南凪自由学園を卒業した私は神浜市外の大学に入学した。
日頃の行いのおかげで特待生として入学することが出来たので学費は免除となり、学生寮に入る事で学生マンションを借りるよりも安く住む事が出来て、通学費用も抑える事が出来た。
とは言うものの、実家が貧乏である事には変わりはないのでアルバイトで稼いだお金で仕送りをしようと思っていたが、授業のレベルが高く、とてもそんな時間をつくる余裕がなかった。
ゼミの友達にその事を相談すると「チャットレディなんてどう?私もたまにやってるし」と勧められた。
初めて聞く言葉だったのでネットで調べてみると画面越しに男の人と話すだけの仕事だと出てきた。アダルトチャットなんかもあるようだったが、さすがにそこまでする気はなく、ノンアダルトでやってみる事にした。
会社が用意した部屋で行うことも出来ると説明があったが、何があるかも分からないし、パソコンは自前の物があるし、学生寮だから家を特定されてもセキュリティはしっかりしているので自室で行う事にした。
[名前]りんか
[年齢]19歳
[身長]156cm
[BWH]秘密
「プロフィールはこんなところかな。本名使う訳にもいかないもんね」
同級生や知り合いとエンカウントする事はないだろうけど、身バレは避けたいところだ。髪の毛を後ろで纏めたり、眼鏡をかけて別人になりすました。
さっそくチャットの申請が来た。2ショットの申請だったけど、初めてで2人きりというのも緊張したのでグループチャットで応じる事にした。
『初めまして、りんかです』
『あっ、どうも。よろしく』
相手の話し方には少し無愛想な印象を受けた。
『よろしくお願いします。えっと、今日が初めてなんですけど、どんな事を話せば良いんでしょうか?』
『ああ、そうだなぁ。君ぐらいの子たちの間では何が流行ってるの?』
『流行りですか?そうですねぇ…スイーツとかの映える写真の撮影とかですね』
『りんかちゃんもやってるの?』
『私ですか?お金もあんまり無いからやってないんですよ〜(T ^ T)』
『まあ、こんな事してるぐらいだもんね』
少しカチンとはしたけど顔には出さないようにする。
『でも話すだけお金貰えるから悪くないかなって思うんですよね』
グループチャットだったので少しずつ人が入ってきてチャット欄が賑やかになる。コメントを読みながら返事を打ち込んでいる間に最初の人が退室していった。正直、話が盛り上がらなかったので助かったと思った。
『それじゃあ、今日はここまでにしようと思います。皆さん、私を見かけたらまたお話ししましょうね(^-^)』
チャットをしていたのは1時間ぐらいだろうか、この日の収入は2万円だった。タイパとしては悪くないと思えた。
毎週、金土の夜にチャットのシフトを入れるようにした。最初こそ戸惑いはあったけど、慣れてくると常連客が出来て実家にお金を入れたり、欲しい物も買えるようになっていた。
「ふう、今日もやりますか」
PCを立ち上げで専用画面にログインすると、待機中のページに他の子に混じって私の顔写真が並ぶ。
今日は常連さんと初めての2ショットだ。
グループチャットよりも収入が増えると運営から聞いたのでやってみることにしたのだ。
相手の顔を見るのは初めてだが、まあ、普通の人という感じの顔立ちで反応を見るに私の顔を知っていると言う訳ではなさそうで安心した。
直接の会話ではあるがいつも通りの他愛のない話をしたり、愚痴を聞いて毒にも薬にもならない返答をする。
他の常連さんとも2ショットを行うようになって貯金額はかなり増えていき、コスメや服もそこそこ良いモノを買えるようになった。
「ねえ、りんかちゃんはアダルトチャットはやらないの?」
何度目かの常連さんとの2ショットでそんな事を聞かれた。
「やらないですよ。こっちだけでも結構稼げてるし」
「勿体無いなぁ。りんかちゃんならすぐ人気出るからもっと稼げると思うんだけど」
「うーん、アダルトってHな話をするんでしょ?経験無いしなぁ」
「経験無しの方がウケは良いと思うよ」
「そうなの?やり慣れてる人の方がいいんじゃないの?」
「人それぞれだけどね。でも、交際経験も無い人の裸を見たいって人は多いと思うよ」
「ふーん、そうなんだ。まあ、私には期待しないほうがいいよ」
「そっか、残念」
それ以来、この常連さんは離れていってしまったけど他にもいるので困る事はなかったけど、やはり話す回数が増えるにつれてそういう話題が上るようになってきた。
「りんかちゃんとアダルトチャットで話してみたいんだけど、どうかな?」
「よく聞かれるんだけど、そんなにしたいの?」
「それはしたいよ。大体の人はそれが目的だし」
「うーん、でもそっちだと脱いだりしなきゃいけないんでしょ。それは恥ずかしいよ」
「気が向いたらで良いからさ、ねっ?」
「考えておくよ」
それから1ヶ月ほど経ち、大学の友達と夏休みを利用して旅行をしようという話が出た。ゼミも同じだし、女4人での旅なので楽しめそうではあるのだけれど金銭的にギリギリな感じだった。
スタッフさんにもっと集客や収入を増やしたいと相談すると『そろそろアダルトチャットを初めてみてはどうですか」と言われた。
相手は女性だったので不安に感じている事を話すと『自分でアウトだと思うラインを決めておいてそれを言われたら退室すればいいよ』と言われ、一度やってみる事にした。
『胸は出してもイイけど、下は絶対に映しちゃダメだからね。パンツを脱いでと言われたらスカートは穿いたままにしておいて』
性器を見せるのだけは絶対に駄目との事で、その場合はチャットは強制終了になるらしい。もし今までの2ショットも見られたり、話を聞かれていたのだとしたらかなり恥ずかしい。
授業を終えた金曜日。自室でPCの電源を入れて耳にはワイヤレスイヤホンを装着する。緊張しているのを自覚しながらアダルトチャットのルームを開いた。
するとすぐに2ショットの申請がたくさん来たが、いきなり2人きりでというのは不安だったのでグループチャットにしてもらい、質問に返答をする。
中には常連さんも何人か混じっていたけどアダルトチャットなので「スリーサイズはいくつ?」とか「今日のパンツは何色?」などトークに遠慮がない。こうも違うものかと思ったが、手玉に取っているような感じは悪くなかった。
90分ほど話していると退室する人もポロポロ出てきたので「そろそろ終わりにしようかな」と言うと「最後にパンツ見せてほしい」との発言があった。
残っているのは3人だけ。グループチャットなので相手の顔は見えないがその方が応じやすいかなと思った。
「仕方がないなぁ。最後まで付き合ってくれたし、ご褒美って事で」
タイトなミニスカートを捲り上げて下着を晒す。モニターの向こうにいる3人はこの黒い下着を見てどう思っているんだろうと考える。
「はい!じゃあ今日はここまでね。来週またすると思うからよろしくね」
チャットルームから退室して恥ずかしさから枕に顔を埋めてバタバタする。
(やってしまった〜!)
まだ恋人が出来た事もないのにどこの誰かも分からない相手に下着を見せてしまった事が急に恥ずかしくなったが、どこかで解放感を得ている自分もいる。後日、この日の収入額を見て友達が勧めてきたのを理解した。
今では毎週金曜にグループチャットでアダルトトークをするようになっていた。相変わらず下着を見たがる人がいるので退室直前にスカートを捲るというのがお決まりになっていたので最後までいる人も増えてきた。そのおかげで見せる用の下着を用意するようになり、意外なところでお洒落を覚える事が出来た。
次の日の土曜日。友達とお酒を飲んで帰ってきた。ほろ酔い気分であったが時間はまだ21時と寝るにはまだ早い。シャワーを浴びてパジャマ姿でスマホをいじっていたが、暇だったので何となくPCを立ち上げてチャットルームを開いた。
この日はあまり人がいないのか通知が来るまでに時間が掛かったが、通知音がなったので目をやると2ショットの申請が来ていた。
他にプロフを見ている人もいないようだったので酔いに任せて応じる事にした。
相手は20代に見える爽やか系の人だった。
「こんばんは」
「こんばんは〜。りんかです」
酔いが残っているから素面の時よりもテンションが高くなっている。
「俺は政良。好きに呼んでいいよ」
「じゃあ、まー君だね。私は呼び捨てでもいいよ」
「んー、じゃありんかって呼ぶね。りんかはこれやってどのくらいなの?」
「えっとね〜、ノンアダルトが2ヶ月、アダルトが半月ぐらいかなぁ。あっ、でもアダルトでの2ショットはまー君が初めてだよ」
「おっ、それはツイテるなぁ。今まではどんな事話してた?」
「まあ、趣味の事とか、いつも何してるかとかから始めてHな話する感じだね。まだHした事はないんだけどね〜」
「そうなの?モテそうに見えるんだけどなー」
「またまた〜。他の子にもそう言ってるんでしょ〜?」
「何かテンション高くない?」
「あ〜、さっきまで友達と飲み会やってたからね。まだ酔いが残ってるせいかも」
「そっかー。俺だったら酔って家帰ってきたら速攻で寝ちゃうな」
「そのつもりでシャワー浴びたんだけど寝るにはまだ早いし、暇つぶしで少しやろうと思ったんだよね。2ショットに応じたのも勢いだね」
「だからパジャマだったんだ。似合ってるじゃん」
「モコモコして可愛いでしょ〜。ずっと着たかったんだよね」
「似合ってる似合ってる。そういえば今、お酒ってある?」
「お酒?酎ハイならあるよ」
「俺もビール持ってくるからさ、WEB飲み会やろうよ」
「良いねぇ!飲も飲も!」
醒めかけていた酔いが再び回って気分が高揚してきた。
「りんかは笑い上戸なんだねー」
「友達にもよく言われる〜。何かテンション高くなるんだよね」
「楽しく飲めるなら良いじゃん。酔った勢いでいろいろやってみない?」
「ん〜?いろいろって〜?」
だんだんと呂律が回らなくなってきた気もする。
「服を脱いだりとかかなー。パジャマの下はどうなってるの?」
「下着だよ、上下セットの」
「ふーん。今まで脱いで見せたりしてたの?」
「スカートを捲ってパンツを見せるっていうのはしてるけど、脱いだことはないよ」
「今日脱ぐのは出来そう?」
「良いよ〜。火照ってきたし、お酒の力を借りた方が恥ずかしさもない気がする」
「じゃあ、脱いでもらっていい?」
「良いよ〜。最初はパジャマからだよね」
ボタンを外してブラを見せる。
不思議と恥ずかしさは感じなかった。
「どうどう?」
「黒かー、いいじゃん!イメージどおりって感じ」
「お気に入りなんだよね〜。身体が締まって見えるし」
「ああー、確かにね。白とかピンクは着かないの?」
「ん〜ああいう可愛いらしい色は似合わないと思うんだよね」
「そんな事ないよ。きっと似合うって。他はどんな色の持ってるの?」
「他?他は紫とか紺色」
「大人っぽい色の方が好きなんだ」
「そう、そうなの」
「次はそれも見てみたいな。ブラを見せているのは慣れてきた?」
「話が楽しかったからすっかり忘れてたよ。うん、大丈夫」
「また脱いでもらえる?」
「どっちが良い?ブラか、パジャマか」
「パジャマかなぁ。下着姿見てみたいし」
「は〜い」
立ち上がってパジャマに親指を差し込みスルスルと下げていき、ブラと同じ黒い下着を露わにする。
「パンツをちゃんと見せたのは始めてだよ〜」
照れ隠しに酎ハイを一口飲む。
まだ酔いが回っているのが心地よい。
「ピンクの花模様が可愛いじゃん」
「そうなの!ブラにも同じ模様が入ったセットだったから衝動買いしちゃった」
WEBカメラに胸を寄せて見えやすいようにする。
「りんかって胸のサイズはいくつなの?」
「えっと〜Cカップだよ。まー君は?」
「えっ、俺?俺のバストサイズが知りたいの?」
「ううん、胸じゃなくておちんちん。男の人って興奮すると大きくなるんでしょ?」
「あー、高校生の時に測った事あるけど15㎝ぐらいはあったかなぁ」
「それは大きい方なの?」
「あー、平均ぐらい?高校の時は野郎同士で話した事もあったな」
「へ〜、そんな話もするんだね」
「男同士だと馬鹿な話をするんだよね。修学旅行で誰が1番大きいかとか」
「ああ、それなら私もあったよ。誰が1番胸が大きいかとか、ヘアの処理とか」
「へー、毛の話をするのは意外だなぁ。りんかはどうしてたの?」
「私は自分で整えてたよ。ゴワゴワするの苦手だったし。大体の子は自分でやってるって言ってた」
酎ハイを空けてしまったので2本目を取りに行く。
「お待たせ〜」
「取りに行く時にお尻見えちゃったけど可愛い形してるじゃん」
「そう?小ぶりだからもう少し肉付きがあっても良いかなと思うんだけどね」
「俺はそのぐらいが好きかな。大きいのは胸だけで良いよ」
「それだとバランス悪くない?」
「そこまで気にしてなかったなぁ。でも言われるとそうかも」
新しい缶を開けて流し込むと身体が熱くなってくる。
「そろそろ次を脱いでもらっていい?」
「次?ああ、ブラを外せばいいの?」
「そう。りんかの胸見たいし」
「ん、分かった」
身体は火照るし、胸が窮屈だったので恥じらいも何もなくブラを外す。
「あ〜、ノーブラはやっぱり楽だ〜」
「綺麗な乳首してんじゃん」
画面越しのまー君がビールを煽りながら凝視しているのが分かる。
「そう?そこまで気にした事ないなぁ」
初めて異性に胸を見せたのに恥ずかしくはなかった。
「やっぱり酔ってるからかなぁ?恥ずかしさとか全然ないや」
「確かに初脱ぎでここまでやるのは素面じゃ出来ないかもな」
「だね〜。これ以上は脱いじゃ駄目って運営から言われてるんだけど、この後どうすればいいの?普通におしゃべり?」
「そうだなぁ。オナニーとか見せてもらう事はあるけど、出来そう?」
「ええ、どうだろう?やれるかなぁ」
「自分で触ったりしないの?」
「実家にいた時はする場所が無かったからなぁ。アダルトチャットの後に何度かしたぐらいだね」
「りんかがオナニーしてるところ見てみたいな」
「ん、分かった」
お酒を再び胃に流し、缶の結露で濡れた指先で乳首を転がすとすぐに硬くなった。
アルコールによる酩酊感と胸先に感じる心地良さで思考がボヤけてくる。
「りんか、気持ち良さそうな顔してる」
「うん、すごい気持ちいい。まー君も一緒にしよ?」
「もうやってるよ」
画面を見ると下着の中に手を入れて弄っている。
男の人も性器を映すのは駄目なようだ。
「まー君のおちんちん、見たかったな」
「それをすると運営に止められちゃうからね。りんかも下、触ってみて」
「うん、触るね」
下着の上から性器をなぞると布地が湿り気を帯びてくる。
敏感なところへの刺激が弱くてもどかしくなり、下着の中に手を入れる。
「酔ってるからかなぁ。いつもより気持ちいいかも…」
クリトリスを執拗に指で転がす。
中に指を入れてみた事もあったが私はこっちの方が好きだ。
お酒を都度飲みながらオナニーに没頭する。
「見られながらだから余計に気持ち良いんじゃない?」
「確かにそうかも…。何かに目覚めちゃいそう」
運営に禁止されていなければ最後の一枚も脱いで性器を見せていたと思う。
「もうイっちゃいそう…まー君は?」
「俺もだよ。一緒にイこう」
「うん、一緒にイきたい」
程なくして訪れた絶頂に身体が大きく跳ねる。
こんなあられも無い姿を見られている事すら快感だった。
まー君も達したようで身体を大きく震わせている。
「あー、下着が精液でベトベトだ」
「私も〜。普段は裸でやってるからこんなの初めて」
「あっ、もう5分しか残りがないや」
「1時間ぐらい話してたもんね。満足出来た?」
「楽しかったし、スッキリ出来たよ。今度はピンクの下着を着けてきてほしいな」
「うん、分かった。今日のお金で買っておくね」
「じゃあ、また来週かな?」
「そうだね。今日はありがとね〜」
「バイバイ」
「はーい、バイバーイ」
チャットを終えてPCの電源を落としてまたシャワーを浴びたけど、物足りなくて2回もオナニーに耽ってしまった。
翌日、二日酔いになってしまった私は昨夜の記憶が曖昧だったがとんでもない痴態を見せてしまった気がする。