「届いちゃった…」
一人暮らしの学生マンションに届いたのはネットで注文した、謂わゆる大人のオモチャだ。
事の発端は大学生になって初めて付き合った先輩が就職した為に平日は中々会う事が出来なくなったからだった。
私は中々に性欲が強いようで、先輩が初めての相手だったけど身体の相性は良かったみたいでデートをした後はホテルや先輩の部屋でするのがお決まりで一日中していた事もあり、いろんなプレイに興じたりもしていた。
それなのに会えなくなった事で欲求不満が溜まり、思わずオモチャに手を出してしまったという訳なのだ。
「ま、まあ買っちゃったものしょうがないよね!」
包装を解いて中身を確認する。
「沢山注文しちゃったからな〜。えっと〜ローション1つにオモチャが4種類。うん、全部揃ってるね!」
好奇心から気になったものを注文したが、こうやって目の前に揃っているのを見ると圧巻だった。
「…ちょっと早いけどしちゃおうかな」
授業は二限で終わってしまったのでまたお昼だから、ちょっとどころではないのだが性欲が抑えられなくなってしまった。
オモチャをユニットバスに持ち込んで身体を洗う。
初夏に入ったので濡れたままでも身体が冷える事もないだろう。
「最初はどれにしようかな…」
浴槽の中に座って縁に並べたオモチャを見渡して使う順番を考える。
「やっぱりこれかなぁ…」
手に取ったのは乳首ブラシという回転体で刺激を与えてくれるらしい。
両方の胸に付けられるように2つも買ってしまった。
準備の為にローションを垂らした乳首を親指と人差し指で挟んでしごくと見る見るうちに硬くなる。先輩がしてくるので1人でする時も同じようにするようになってしまった。
「うん、準備よし」
気持ち良くなってきたところでオモチャを胸に被せる。
胸に密着させるためには真空状態にする必要があるみたいで取説に書かれたようにすると胸に吸い付いてきた。
本体はスケルトンになっていて乳首に当たるピンクの部分が透けて見えている。
スイッチをオンにするとブラシが回り始める。
動き方は10パターンあるみたいなので一つずつ確かめてみて、先発の舐め方に一番近いものを選ぶ。
ローションのおかげで動きもスムーズで痛みもない。
「これっ、ヤバいかも…」
眼を閉じて先輩に弄られているのを想像すると更に気持ち良くなってくる。
「もっと、もっとして…」
私がオナニーするときのネタはいつも先輩にメチャクチャにされる事を想像する。
性器に指を伸ばすともう濡れているのが分かる。
胸への刺激はそのままに、次はクリトリスを吸引してオモチャを選んだ。
試しにスイッチを入れて手のひらに当てると確かに吸われているのが分かる。
愛液でクリトリスを充分に濡らして吸引口を当てがうと強烈な快感が襲ってきた。
「あっ、ダメ!ダメ」
口ではそう言いながらも手を離す事が出来ない。
(クリトリスを吸われるのってこんなに気持ちいいんだ…)
人の手では再現出来ない無機質な快感によって強制的に絶頂させられる。
「ダメ、イく!」
浴槽に収めた身体が激しく震える。
激しい絶頂の後の脱力感が心地良かったけど、それと同時に尿意を感じたけど堪える余裕もなく漏らしてしまった。
「お風呂でおしっこしちゃった…」
仄かなアンモニア臭にその事を実感させられたが、先輩に頼まれてその姿を見せてあげた事を思い出してしまって身体の芯が再び熱くなってくる。
胸に付けたオモチャや吸引機を縁に置いて、次は男性器を模した物を手に取って先輩のモノだと思ってフェラをする。
キスをしたり、先端から根元まで舐めたり、喉の奥まで咥えたりと教え込まれたテクニックを用いるけど体温や匂いがしないのが物足りなく感じる。
(飲まされたり、顔にかけられたりしたいなぁ)
友達と話しているとメイクが崩れるとか、不味いからどちらもされたくないと言っていたが、先輩を最も強く感じられるから私はその味や匂いが好きだった。
自分の性器から溢れる桃のような匂いに耐えられなくなり、咥えていたモノを当てがう。
「浮気じゃないから先輩、許して」
初めて先輩の指やおちんちん以外を入れる事に若干の申し訳なさがあったけど、あくまでオモチャでオナニーだからと自分に言い聞かせる。
吸盤によって直立したそれを自分の中に迎え入れる。
ローションなんて使わなくてもスルスルと飲み込まれていくそれはあっという間に根元まで入ってしまった。
「はあ、入ったぁ」
体温を感じないのは同じだけど、身体の中を埋める事が出来た充足感を得ることは出来た。
「これも動くんだよね」
スイッチを入れると身体の中でうねり四方八方を刺激してくる。
「うん、気持ちいい」
最奥で快楽を感じながらも騎乗位をするように腰を動かす。
自分が上になるのは苦手だったから練習するには良いかもしれないと思えた。
再び胸にオモチャを被せて、吸引機も使うと全身から快楽が押し寄せてくる。
「あっ、気持ち良い!クセになりそう…」
一度目よりも激しい絶頂に身を委ねながら、今度は先輩に気持ち良くしてほしいと思った。
・・・・・・
・・・
・
「今日のこのみはいつよりも積極的だね」
先輩との一回戦を終えてゴムを外してお掃除フェラをする。
大半はゴムの中に出てしまったけれど匂いはまだ残っているし、吸い上げると中に残った精液が口の中に出てきたのでそれを飲み込む。
それでもフェラを続けているとまた大きくなってきた。
「またする?それともこのまま口の中に出してほしい?」
「ううん、顔にかけてほしい」
「分かった」
頭を掴まれてゆっくりと出し入れをされて喉を突かれるが、息苦しさはなく舌を絡めたり唇で締めたりして射精へのアシストを行う。
「もう出そうだよ。顔にかけるね」
そう言って先輩は私の口の中から素早く取り出して白濁した大量の精液を顔にかけてくる。
二度目の射精とは思えない量に顔が白く染められていく。
直に感じる温度や匂いに私は充足感を得て、唇に垂れてきた精液を舐めとった。
私も先輩もまだまだ満足していない。
きっと今夜はゴムが無くなるまで続けることになるんだろうな。