私と月咲ちゃんは生き別れた双子の姉妹です。
親からはその存在を秘密にされていましたが、神社で偶然出会って以来常に一緒にいる事を願ったのであります。
しかしそれを快く思わない者もおり、私たちは行く当てもないまま電車に飛び乗ってとにかく遠くに逃げる事にしたのであります。
「さすがにここまで来れば見つかる事はないでしょう」
『そうだね〜。何県かも分からないし駅名も初めて聞いたもんね」
「ね〜。とりあえずは宿探しをするでございます」
『あの番組でも言ってたもんね、飯より宿!』
「ふふっ、月咲ちゃんそっくりでございます」
『でしょー?それじゃあ早速宿探しに行こー!」
「おーっ!」
2人で手を繋ぎながら宿を探しに行く。
夜遅い時間とはいえ平日だし、それなりに栄えた街ではあるようだから満員という事はないだろうと鷹を括っていたのが間違いだった。
「まさか全部屋埋まってるなんてツイてないでございます」
『ねー、良さそうなホテルは全部埋まってるなんてね〜」
「どうしますか月咲ちゃん、ここをキャンプ地としますか?」
『あっはっは、やだなぁ月夜ちゃん。テントなんて持ってないでしょ』
「ふふっ、そうでありましたね」
宿無しで一夜を越すかもしれないのに彼女といればそれすらも悪くないも思えてくる。
『ねぇねぇ月夜ちゃん。あっちの明るい方に行ってみない?』
彼女の指差す方を見るとネオンの明かりが夜の帷を鮮やかに染め上げている。
「何か建物があるのかもしれませんね。行ってみるでございます」
宿泊ーーー円、休憩ーーー円
『こ、このホテルは!!』
「月咲ちゃんは何のホテルがご存知なのですか?」
『え、えっ〜とこのホテルはね』ゴニョゴニョ
「なんと!そんな不埒な場所に月咲ちゃんを連れ込む訳にはいかないでございます!」
『えっ、でもさ〜。ここしか空いてないかもしれないし聞くだけ聞いてみようよ』
「うぅ、仕方ないでございます」
「まさか空いているとは…」
『ねー」
部屋の選び方など知らなかったので空いていると思われる部屋の番号を顔が隠れた人に告げると鍵と交換で料金支払いとなりました。
宿泊での料金は痛かったですが追手に見つかる可能性はありませんし、食事もルームサービスで済ませられると思えば悪い選択ではなかったと思います。
それよりも私たちの気を引いたのは天蓋付きのベッドでした。
『うわー、ベッド大きい!』
「家では和布団なのでベッドを使うのは初めてでございます」
『うちもだよー!』
普段使っている寝具よりも大きいベッドを見て月咲ちゃんが思い切り飛び込みました。
『ほら!月夜ちゃんもやってみなよ!』
「…こんな事をしたら怒られるでございます」
家での厳しい教えからか尻込みをしてしまいましたが本当はやってみたかったのです。
『怒られるって誰に?ここにはうちしかいないよ?』
「…そうでございますね。えっ、えい!」
月咲ちゃんの言葉に意を決して同じように飛び込みました。
「楽しいでございます!」
『そうでしょー!あっ、月夜ちゃんパンツ見えそうだよ』
「それを言うなら月咲ちゃんは丸見えでございます。今日はピンクでございますか」
『そういう月夜ちゃんは…オレンジ?ちょっと意外かも』
「服装は厳しく注意されてもスカートの中は反抗期でございます』
『おー!その言葉、うちも言ってみたいなぁ』
月咲ちゃんの下着を見たのは互いの制服を交換したとき以来でございます。胸のサイズが合わなかったのを十七夜さんに読心されたときは恥ずかしかったですが…。
『何だかお腹空いてきちゃった。月夜ちゃん食べたい物、ある?』
「お料理は何があるのでしょう?」
月咲ちゃんがメニューを持ってきたので寝転がりながら一緒に眺める。
「私はマルゲリータピザにするでございます」
『月夜ちゃんピザ大好きだもんね〜。うちはナポリタンにしようかな』
「2人で半分こするでございます」
『当然!分け合った方が美味しいもんね!』
「ねー」
内線で注文し談笑していると程なくして料理が届きました。
2人で分け合いながら食べるのがやはり一番美味しいでございます。
「お腹いっぱいでございます。あとはお風呂に入って寝るだけでございますね」
『ねー、月夜ちゃん。せっかくだし一緒に入ろうよ』
「月咲ちゃんとお風呂…。家族なら当然でございます」
一緒にお風呂を見に行くと浴槽は広くて2人ぐらいなら浸かってもまだまだ余裕がありそうでした。
お湯が溜まるのを待つだけとなりましたが私はある事に気付きました。
「脱衣所はどこでしょうか?」
『そう言えばそうだね。もしかしてここで脱いで行くのかなぁ?』
洗面所にタオルと籠が用意されているのは確認していました。
「少し恥ずかしいので脱ぐのは別々が良いでございます」
『ねー。うちはここで脱いでいくから月夜ちゃん洗面台使っていいよ』
「申し訳ないであります」
先に裸となり身体を清める。それなりに自信がある胸からお湯が伝って床を濡らしていく。
湯船に浸かると陰毛がフワッと靡いている。
「月咲ちゃん、良いでございますよ〜」
『お、お待たせ』
タオルで身体を隠した月咲ちゃんが入ってくる。
「月咲ちゃん。タオルをお湯に浸けるのは御法度ですよ」
『うう、分かってるけど月夜ちゃんと比べると胸の大きさが、ね?』
そう言いつつもタオルを畳んで浴槽の端に置いてシャワーを浴びて浴槽に入ってくる。
確かに月咲ちゃんの胸は私と比べると小さく、陰毛も生えていないのが双子なのに不思議に思いました。
迎え合わせになってどちらからともなく言葉を発する。
「『生き返る〜』」
『月夜ちゃん家の追手しつこかったよね〜』
「本当でございます。あそこまで邪魔してくるとは思わなかったでございます」
『電車に置いていかれた時の顔は傑作だったけどね』
「ねー。カメラで撮っておけば良かったでございます」
『ところで何でお風呂にテレビがあるんだろうね?』
「私も気になっていたところでございます。ちょっと観てみましょう」
『あっ、あっ、あっ』
目に飛び込んできたのは殿方とまぐわっている女性でした。
「わあー!」
『つ、月夜ちゃん落ち着いて!電源、電源』
混乱した私に代わり月咲ちゃんが対応してくれて事なきを得たであります。
『いやーびっくりしたね』
「本当でございます。このような場所ということを失念しておりました」
『まあまあ、うちもびっくりしたけどさ。友達でも観ていたり経験している子いるみたいなんだよね』
「なんと!私たちの歳にはまだ早いでございます!月咲ちゃんも気を付けるでございますよ」
『う、うん。初めての相手は慎重に選ばないと…ね』
「月咲ちゃんは気になるお方がいるのですか?」
『そういう人はいないけど…Hな事は興味ある、かも』
「それは駄目でございます!そういう事は結婚初夜に捧げるものでございます!」
『う、うちだって分かってるよ!でもさ、月夜ちゃんとならしてもいいかなぁって」
「わ、私でございますか!?」
『実はね、月夜ちゃんを想像しながら1人でしてるんだ。月夜ちゃんもそうだと嬉しいな』
月咲ちゃんが乗り出して息がかかるぐらいに顔を近付けてくる。その表情は幼さを残しているのに扇情的でございました。
「わ、私もその…月咲ちゃんでしているでございます」
『嬉しいな。だからね、今日は2人でしよ?』
「は、はい」
果たして唇を重ねたのはどちらからだったでしょうか。
浴室の壁に向かい合わせで寄りかかりお互いに自慰行為を見せあったでございます。
『月夜ちゃんのアンダーヘアが張り付いてスゴイHだよ』
「そういう月咲ちゃんはつるつるしていて可愛らしいでございます」
『えー?それって褒めてるのー?』
普段と同じように会話をしていますが、同じ顔をもつ者同士で陰部に指を這わせているのを見るのは正に鏡に映った自分を見ているようでありました。
『月夜ちゃんもクリトリス派なんだね。ここ気持ちいいよね』
「お実の事でしょうか?外国語ではそう呼ぶのですね」
級友であっても絶対にしない話でも月咲ちゃんとなら出来てしまうのが不思議ですが嫌な感じは全くなかったでございます。
浴室内にはニチャニチャとした音が反響して脳内で直接鳴っているようであります。
「月咲ちゃん、イくなら一緒に…」
『うん、うちもそう思ってた』
2人の動きは息が合っており絶頂を迎えるのも同じタイミングだった。
「気持ち良かったでございますね」
『うん。でもさ、まだもの足りなくない?』
「続きはベッドでするでこざいますよ」
身体を拭くのもおざなりに何も纏わないままベッドに雪崩れ込む。
『そういえばさ。愛液って味違うのかな?』
「うーん、どうなのでしょうか。自分のすら舐めた事はないでございます」
『だよねー。この際だから味比べてみようよ!』
「私も月咲ちゃんのがどんな味なのか気になるでございます」
再び自慰行為の見せ合いをして濡れてきたところでまずは自分のを舐めてみたでございます。
「うーん、塩っ気があるけど微かに甘いような感じでしょうか?」
『うちのは酸味が強い気がするなぁ。今度は月夜ちゃんの、試してみたいなぁ』
「私もでございます」
お互いの股に頭を埋めるような体勢となり陰部に舌を伸ばすと確かに自分のものと違って酸味が強く感じられました。
『わあー、月夜ちゃんのは確かに甘さもあるね!』
「月咲ちゃんのは酸っぱいでございます」
お互いの愛液を求めて舌の動きが速まっていく。
そこに指によるクリトリスへの刺激も加わるので2度目の絶頂を迎えるのはあっという間でございました。
「とても気持ち良かったでございます」
『うちも〜。やっぱり双子だから気持ちよく感じるやり方が一緒なのかな?』
「きっとそうでございます」
2度も絶頂を迎えると身体が気怠く脱力してしまっていました。
『あっ、ちょっとマズイかも』
「どうなさいました?」
『オシッコしたくなってきちゃった』
「月咲ちゃんもですか?実は私もでございます」
『そこも同じなんだねぇ。でも起き上がれそうにないしベット汚しちゃったらどうしよう』
「…私、月咲ちゃんのなら飲めるでございます」
『えっ?飲むって何を?』
「月咲ちゃんのオシッコでございます」
『えっー!?月夜ちゃん何言ってるのー!?』
「これは緊急事態でございます!ベッドを汚したら弁償させられるでございます!」
半分は本音、もう半分は月咲ちゃんのを飲むのを想像して再び身体が疼いていたのです。
「さあ、月咲ちゃん。覚悟を決めるでございます」
月咲ちゃんの尿道口に唇を押し当て舌で突いて促しました。
『もう!どうなっても知らないからね!』
そう言って月咲ちゃんも私の尿道口を舐めてきたので尿意はすぐに限界を迎え互いの口に流れ込んでいきました。
月咲ちゃんの体温を感じる体液が口中に広がり仄かな塩味もありました。
飲む事に抵抗は一切なく世界で唯一の片割れのもので身体を満たせるのは幸福ですらありました。
「月咲ちゃんの美味しかったでございます」
『月夜ちゃんのも美味しかったよ』
どちらからともなく互いの尿の余韻が残る舌を絡め合わせ、心地よい気怠さの中、そのまま夢の世界に落ちていきました。
翌朝になり顔を合わせるのが恥ずかしかったですが朝の入浴時にオシッコの見せ合いをしたりなど初体験としては良い思い出になったでございます。