ひとまず玄関からリビングに上げてもらった俺は回りを見渡す。すべての家具がシンプルながら高級そうでため息がでた。
(そりゃわかってたけど、旦那さん稼いでるねぇ。これは少し幸せをお裾分けしてもらってもばちは当たらないな・・・)
「あのぉ、本当にしなきゃいけないんでしょうか。」
若菜は両手を胸の前でもじもじさせながら不安そうに聞いてくる。
しかし、目の奥に微かな期待が見え隠れしているのを俺は見逃さなかった。
「もちろんですよ、これはヒアリングの一環でやましい行為ではありませんから」
ソファーの前のローテーブルにスマホ用の背の低い三脚を立てながら答える。高さを調節したあとに若菜さんをソファーに座らせた。
「では、オナニーして見せてください。」
「わ、わかりました・・・」
若菜は観念したのか、ゆっくりと服を脱ぎ始める。まずはシャツのボタンを外しブラジャーがあらわになると、そのままブラジャーを外す。その後スカートを脱ぐとショーツだけになった。
彼女はそのままソファーに深く座るととM字開脚の姿勢になった。俺はスマホの録画を開始する。
「若菜さん、先ほども言ったとおりこれはいやらしい行為ではありません。あくまでヒアリングです。なので、普段どのようにオナニーをしているか説明しながら実践をお願いします」
「・・・はい。まずは優しく乳首の周りを、なぞります」
両手の人差し指で乳輪をなぞる。たまに乳首を直接触ってしまうたびに甘い声を上げる。恥ずかしさからか興奮からかはわからないが頬は徐々に赤らみ、自慰行為に集中していくのがわかった。
「それで、乳首が勃起してきたらぁ・・・さきっぽをカリカリします・・・」
指は徐々に先端へと近づいていき、爪で乳首をいじり始める。そうするとクロッチの部分がじんわりと湿り気を帯びてきた。
彼女が喘ぎ声をあげながら説明を続ける
「んっ♡さきっぽをカリカリするのしゅきぃ・・・きもちい・・・」
「そしてぇ、クリトリスをいじります」
ショーツの上からクリトリスを指でこねくり回す。一応オナニーの説明は続けているが、気持ちよくなることに夢中になってしまっている。もう俺の存在も忘れているかのような乱れっぷりだった。
「あっ♡きもちいいですぅ」
クロッチはどんどん濡れそぼっていき、染みが広がっていくのがわかる。
加速度的に広がっていく染みに夢中になっていると、若菜は乱雑にショートを脱ぎ捨てた。
「ここまで濡れたらぁ、ようやく中をズボズボしていきます♡」
右手の指を秘所に入れると激しく動かし始める。左手は溢れた愛液をすくうと乳首に塗りたくりさきっぽを爪で弄るのを続ける。
「あっ♡あっ、だめっ♡イきそう・・・♡」
若菜が切なそうな声を上げた瞬間、俺は流れを断ち切るように少し大きめな声を出した。
「はい!若菜さんありがとうございます!普段どのようにオナニーをしているのかよーくわかりましたよ!」
若菜さんは不満そうな顔をしながら俺に声をかけてくる。
「えっ・・・あのぉ・・・最後まで・・・」
「今回はあなたが普段どうやってオナニーをしているのかをチェックするためにオナニーをしていただいただけですよ?イクまでしてしまったら、それはもう性欲を発散させるための行為になってしまいます。最初に言いました通り、これはヒアリングの一環なので」
悪びれもせずに答える。それに一旦は納得した様子をみせたが、内股をもじもじさせ欲求不満な様子を隠そうとしない。
そんな若菜の様子を無視して、俺は商品の提案を始める。
「若菜さんに紹介するアロマキャンドルがわかりましたよ!”腰ヘコガニ股オナニーキャンドル”です!」
「”腰ヘコガニ股オナニーキャンドル”? どんな効果があるんですか?」
明らかにおかしい名称なのに、なんの疑問も抱かない若菜。自分で言っておいて笑ってしまいそうになる。
「その前に若菜さんの悩みについて、自分なりに考察したので説明したいと思います」
そういうと若菜は居住まいをただして、こちらに向き直る。その様子を見て、満足そうに頷き適当な理由をつらつらと語る。
「ご自身でもお気付きだと思いますが、セックスレスからくる欲求不満ですね。趣味はオナニーと言っていましたが1日2回はなかなかに多い。その謎も先ほどのオナニーを見て確信いたしました。若菜さんの性的欲求を満たすには、あれでは少々普通すぎる。」
「普通ですか・・・でもあれ以外の方法もわかりませんし、あとは、道具を使うとか??」
「まぁ慌てないでください。そこで提案するのが”腰ヘコガニ股オナニーキャンドル”なんですよ。これを使えば無様な腰ヘコしながらオナニーをすることができるんで1回で欲求も解消できるはずです。さらに、変態的なプレイを身に着け旦那さんを誘えば夜の生活も復活!一石二鳥ってわけです」
俺が力説すると、彼女は目を輝かせる。その目はまるで、新しいおもちゃを見つけた子供のようだった。
「それは素晴らしいですね!ぜひ買わせていただきたいです!」
「いいえ、今回は10本ほど無料で差し上げます。そのかわりなんですが、条件があるんですよ」
「じょ、条件ですか?」
若菜さんの顔がこわばる。俺はその顔を安心させるように優しく語りかけた。
「ええ、これは商品のサンプルとしてお渡しするものです なので使用感をレポートしていただきたいのです」
「なるほど・・・わかりました。必ずレポートします!」
若菜さんは嬉しそうに顔をほころばせながら即答した。
「では、腰ヘコガニ股オナニーキャンドルの使い方とレポートの出し方について説明しますね」
そして俺は彼女の目のまえで両手を叩いた