リクエスト内容はこちら。
https://skeb.jp/@aikosyaHoKoku/works/47
ご依頼、ありがとうございました。
ママが戦闘用のメカ怪獣になっちゃって、巨大化もしちゃうお話です。
「さてさて、お掃除お掃除」
子供部屋のドアを開けながら、主婦の喜美子がハタキを手にする。
どこに遊びに行ったのやら分からないが、作業するなら今のうち。
「……と言っても、あの子いつも結構綺麗にしているのよね」
キョロキョロと見回しても、目立った汚れや散らかりはない……と思われた、のだが。
「あら、おもちゃ出しっぱなしじゃない」
部屋の真ん中に一つ、そこそこの大きさの怪獣メカのおもちゃが落ちていた。
「珍しいわね……って言うか、こんなの買ってあげたことあったかしら?」
夫が買い与えたのかもしれないと思いつつ、持ち上げてみる。
かなり精巧な作りで、関節もしっかり動く。
いかにも男の子が好きそうな武装があちこちに付いており……
「ふうん? あ、なんかスイッチあるわね。音でも鳴るのかしら」
背中に見つけたスイッチを何の気無しに押した、その瞬間。
『エラー! エラー! 強制起動確認、ワンダーパワーチャージ不十分!』
けたたましい音と共に怪獣メカの目が輝き、その激しさに目が眩んでしまう。
「ん、んもう、なになに? びっくりしちゃったぁ……あら?」
驚いた喜美子が目を開くと……持っていたはずのおもちゃは影も形もない。
そればかりか、視界に映っている自分の手が妙なことになっていた。
「え、こ、これ、私の手!?」
メタリックでいかつく、力強そうな手が自分の思った通りに動く。
「何、何、どうなって、私!?」
動こうにも、どこか勝手の違う違和感。
足がどこか重く、首を動かすと想像とは違う視界の動き。
息子の部屋にある鏡を覗くと……
「え、わ、私、え、え!?」
映っているのは、自分の髪型をした謎のメカ。
大慌てで自分の大きく前に長い口を触っており、その感覚は確かに喜美子自体も感じていて。
「待って待って、これ、これじゃ私、あのおもちゃみたいになってるじゃないの!?」
わけも分からず、体を触るが返ってくるのは硬い感触ばかり。
「何これ、私、夢でも見てるのかしら!?」
あまりにも突飛すぎる出来事に、頭がくらくらしてくる。
だが、この珍妙な事態はこれで終わりではなかったのだ。
「よいしょ、早く出撃しなきゃ……わぁ!?」
息子が何か言いながら部屋に飛び込んできたのだが、喜美子を見るなり驚いてしまう。
「あっ、卓也、私、なんか変に……」
「えっ、ま、ママなの!?」
「う、うん、そうなのよ、お掃除しようと……」
「え、えっと、ママ、しょうがないや、とにかく一緒に来て!」
「来てって、えっ、どこ、どこに!?」
手を握られ、引っ張られ。
何がどうなっているのか分からないまま、喜美子は家の外に連れ出される。
「ちょ、ちょっと卓也、恥ずかしいんだけど——」
「クラッシュザウルス、起動! ……で、できるのかな、ちゃんと」
「起動って、了解! シンクロンマキシム起動、えっ、巨大化、開始! え、えぇえええ!?」
口が勝手に動き、よくわからない事を叫んだ直後……喜美子の視線はどんどん高くなり始める。
車の屋根が見え、我が家の屋根も見え、息子の通っている小学校を見下ろし……
まるでものすごい勢いで飛び上がっているかのようなのだが、不思議で地に足がついている感覚は残り続けている。
あっという間に喜美子の視界は空高くなり、遠くに何やら暴れている存在を見出した。
「えっ、何あれ……怪獣!?」
『ママ、聞こえる!? 動かすよ!』
「う、動かすって、きゃっ、体が、勝手に!?」
混乱したままの喜美子の足が動き始める。
まるで誰かに操作されているかのように体が動き、遠くの何者かに近づいていくようなのであった。
「た、卓也、どこなの!?」
『えっと、今ママに乗ってママを操縦してるから、安心して!』
「な、何も安心できないわよ、それぇ!?」
高層ビルが立ち並ぶ街で、巨大な怪獣が暴れている。
「待てー、怪獣! きゃっ、勝手に声が!?」
『ごめんごめん、マイク機能使ったの』
ビルの無数のガラスに、喜美子の姿が映る。
いかにも怪獣然としつつも、エプロン姿。
メカのようなのにも関わらず、胸はしっかりと膨らんでいて。
おっぱいのある巨大なメカ怪獣が、主婦のようなエプロン姿。
まるで買い物帰りに怪獣退治に来たかのようなカジュアルさがどこか滑稽であった。
『ようし、パワービーム!』
「えっ、ビームって、えぇえええええ!?!?」
口が勝手に大きく開き、極太ビームが撃ち出される。
目を白黒させている間にも、直撃を受けた怪獣はゆらりとよろけ。
『今だ! スーパーチョップ!』
「ちょ、チョップって、わ、わ、きゃあ!?」
勢いよく駆け出し、渾身の一撃が怪獣にお見舞いされる。
『パンチングラリアットからのフライングチョップだ!』
「た、卓也、わ、私の体で、めちゃくちゃしないでぇ〜!?」
口ではそう言いつつも、指示通りに体が動く。
部屋の掃除のはずが、街の大掃除をする羽目になってしまった喜美子。
なんだかんだで圧倒し続け、見事勝利したのだが……
「ええっと、つまり……私やパパに内緒で怪獣と戦っていたわけ?」
腕組みをして、息子から話を聞いている喜美子。
大きさは戻ったものの姿は怪獣メカのため、そのポーズもどこか間が抜けていて。
「うん、クラッシュザウルスを作ってそれに乗って戦っていたの」
「つ、作ったのこれ!? す、すごいわね……」
「でも、何でママがクラッシュザウルスになっちゃったの?」
「え? そういう機能つけたんじゃないの?」
「知らない知らない。僕だってびっくりしてるんだもん」
「待って待って? じゃあもしかして、戻り方わからないとか」
「うん、全然分かんないや。何でそうなったのか教えて欲しいぐらい」
喜美子はメカ怪獣の姿で頭を抱えてしまう。
「え、えーっと、おもちゃが落ちていて、拾ってボタン押したらワンダーなんとかが足りないとか大きな音がして……」
「えぇ……? そんなの、鳴るはずないんだけどなぁ」
さあ大変。
製作した息子ですら想定していない現象が起きたらしく、目の前で首を傾げるばかり。
つまり、喜美子はこの姿から戻れなくなってしまったわけなのだ。
「って、もうこんな時間!? 早く夕ご飯、作らなきゃ!」
大慌てでキッチンに行くも、新しい体ゆえの問題が発生する。
「ど、どうしよう、うまく物が持てないんだけど!?」
「あっ、そっか……戦闘用のデザインだから、そういうの向いてないんだよ」
「ん、んもう、何でそんな作り方しちゃったのよぉ!?」
「だ、だって、ママとくっつくなんて思わなかったんだもん!」
「あ、う、うん、そ、そうよね、ごめんね、ちょっと怒っちゃって」
「ぼ、僕もママに黙ってたから、それはごめんなさい……えーっと、横で見てこうしたらいいって言うから、その通りにしてみて!」
「分かったわ、よろしくね」
「今日は何なの、ママ?」
「ピーマンの肉詰めよ」
「えー!? ピーマン嫌い!」
「わがまま言わないの!」
「え、えっと、ママ、ごめん! メモリアクセス、えい!」
「あっ、んっ!? 今日は肉じゃが作るから、お手伝いよろしくね」
「う、うん、分かった! ……あんまりしないようにしないとな、これ」
息子に献立の思考を置き換えられたのに気付かず、喜美子は料理を始める。
四苦八苦しながらの作業を何とか終え、息子と一息。
「ただいまー、って、うわぁ!?」
もちろん、帰ってきた夫も今の喜美子を見て驚いてしまい。
「ええっと……卓也、説明してあげて」
「う、うん」
今まで隠していたツケではあるのだが……息子は再び、自分のしてきた事を説明し。
「卓也、お前母親を巨大化させて乗り込みたかったのか」
「全然違うよパパ!?」
「そうそう、今日たまたまそうなっただけなんだから」
「でも、喜美子考えてみろよ。これから怪獣が来るたびに、喜美子は大きくなって卓也に乗られて操縦されるわけだろ?」
「あー、パパ、そこは大丈夫。クラッシュザウルス2号作るから」
「そんな簡単に言っちゃえる事なの?」
「うん、一つだけだと壊れた時に困っちゃうから作るつもりだったんだけど……まさか、ママになっちゃうなんて」
「じゃあ、2号はパパになっちゃうかもね」
「いやいや、冗談じゃないぞ!?」
喜美子のからかいに、夫は全力で否定をする。
「うーん、でも気をつけないとそうなっちゃうかもしれないなぁ」
「待て待て、両親を巨大化させて乗り込んだり合体変形させるとか、とんでもない話だからな!?」
「そこまで言ってないよ、パパ……」
「あなた、もしかしてそういうシチュ興奮するの……?」
父親の評価だけがダダ下がりになりつつも、食事は続いていき。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」
翌朝。
夫を、息子を見送って家に一人になる喜美子。
「まさか一晩で作っちゃうなんてねぇ……」
テーブルの上には、卓也のこしらえたクラッシュザウルス2号。
「いい? 私、あなたの先輩なのよー? ……何だろ、変な感じ!」
ツンツンとつつきながら声をかけ、自分でも可笑しくなってしまい。
「さーてと、この体の練習しよっと」
すぐに戻れない以上、この体に馴染むしかないわけで。
鏡の前に立ち、体を動かしてみる。
「う、うーん、やっぱり尻尾が変な感じ……」
元々なかったパーツなのもあり、どうしても馴染みが悪い。
「昨日も結構あちこちぶつけて大変だったのよねぇ……何とかならないかしら」
改めて自分の体を観察しつつ、色々と動いてみる。
脱いだ服をつまむ動作一つとっても、勝手は全然違い。
集中している間にも時間は飛ぶように過ぎていき、気が付けばお昼。
「あー、お腹空いちゃった! あ、そうねぇ。メカっぽくなってるのに、お腹は減るし眠くはなるのよね……なんか変な感じ」
鏡に映る自分は完全にメカめかしい怪獣なのに、人間的欲求は確かにある。
「……性欲もあるのかしら? ん、私、メカなのに、えっちってどうするんだろ……」
まだ幼い息子がそこまで考えているはずもないため、菊に聞けない状況。
「なんか、この辺りにないのかしら? あ、あらら」
何かを見つけたのか、鏡越しにまじまじと観察する。
その作業でもまた時間は経っていき、夕方になり。
「ママー、ただいま!」
「ありがとう、お買い物してくれて助かるわ」
「ううん、ママ今の姿だと行きにくいもんね」
夕食の買い出しに行ってきた卓也に感謝しつつ、買い物袋を受け取る。
「さてさて、夕ご飯夕ご飯」
「今日はなーに?」
「うーん、昨日使ったはずのピーマンが残っていたのよ。今日はそれを使った料理よ!」
卓也は一瞬また介入しようとしたようなのだが……
それだと先延ばしにするだけだと気がついたのか、少しがっかりした顔になり。
「んもー、今日はおいしく食べられるように作ってあげるから、頑張ってみなさい!」
そんなことはつゆ知らず、メカ顎を動かし母親らしく励ましてやるのであった。
「……何も腰抜かす事ないじゃないの」
「あ、いやー、そうだった、完全に忘れてた」
帰ってきた旦那は喜美子の顔を見るなり、ひっくり返ってしまったのである。
「んもう、傷ついちゃうわ! 私は私で慣れようとしてるのに」
「すまんすまん、あー、びっくりした、き、喜美子、いきなりそんな顔突き出されておかえりって言われたら驚くって」
「あ、それもそうね。卓也は平気だったから……」
「僕も最初はびっくりしたけど、ママがこうなっちゃったのは僕のせいだし。すぐ慣れちゃった、そう思ってたら」
子供なりの責任の感じ方である。
「とりあえず、ご飯食べましょご飯!」
今日もいつもと変わらず食事をし、風呂に何とか入り、寝る時間。
ところが……
「へ、へぇ、胸、柔らかいんだな」
「んもう、おもちゃみたいに触らないでよぉ……」
夫が喜美子の体に興味を持ったのか、ベッドに入ってくる。
「ごめんごめん、でも何だか、いかつい顔なのにちゃんと喜美子なの、なんか、興奮しちゃって」
「もう、変態なんだから……あ、あんっ!?」
「っと、痛かったか!?」
「ち、違うの、き、気持ちよくってぇ」
「えっ、メカなのに?」
「ん、んもう、私はちゃんと私、なんだってばぁ」
メカ怪獣なのでそこまで変化はないが……心なしか、顔が赤くなっているようで。
「あーそうか、飯も食べてるし寝てるもん、なぁ」
手を止めずに夫が納得をする。
「あ、あ、そこ、あ〜、いい、もっとぉ♡」
「ははは、なんかいつもと全然違うから面白いな」
「お、面白いって、ひどくない、もう……!」
「ごめんごめん、でも可愛いよ、喜美子」
耳元で囁かれ、ドキリとしてしまい。
「も、もう、ずるいんだからぁ……♡」
愛する旦那に触られて、少しずつ身も心もたかぶっていく。
「え、ええっと、でもあれだよな、その顔だと……口でしてもらうの、ちょっと怖いな……」
「あ、大丈夫大丈夫、えっとね……♡」
メカ怪獣のフェラは流石に気が引ける夫に、喜美子が甘い声を出しながら用意を始める。
股間をまさぐると……ガチャリと音がして小さなドアが開き、穴が見え。
「えっ、えっ!?」
「う、うん、多分エネルギー補給用なんだけどぉ、え、えっと、お昼、触ってみたら、普通にイッちゃってぇ……♡」
「こ、ここがか!?」
「ん、あんっ、び、敏感なんだからぁ、いきなり、さ、触らないでぇ……♡」
「ご、ごめん」
「んもう、んもう、ムラムラしてきちゃったじゃないの、せ、責任とって、い、挿れて、ね?」
「わ、わかった」
夫が押し切られる形で、性交が始まる。
戸惑いつつも完全に勃起していた逸物をそっとあてがうと……
「あ、あ、あったかいの、あったかいの、あぁ……♡」
それだけで甘い声を漏らし、メカボディをくねらせて。
夫はますます興奮してしまい、許可も取らずにねじ込んでしまう。
「あっ、あぁ〜ん!?」
コネクタ保持用の機構が動き、男根が動かないように押さえつけ。
「わっ、んっ、おっ!?」
偶然にもちょうどいい強さだったのか、声を弾ませる夫。
先走りがローションのようになり、保持されながらも動かすことができ。
「あっ、中、中で、動いて、あっ、あっ、あっ……♡」
「喜美子、いい、いいぞぉ、いいぞぉ……♡」
「あっ、動きながらぁ、撫でるの、ずるい、ずるぅい、あん、あぁあ〜〜〜ん♡♡♡」
甘い声で鳴き声を上げながら、旦那のされるがままに犯されていく。
心が、体がときめき、興奮し、欲情し。
人間の夫、メカの妻。
二人が仲良く果ててしまうまで、そんなに時間はかからないのであった。
「たぁーっ!!!」
喜美子が大声をあげ、ドロップキックをお見舞いする。
怪獣が吹っ飛び、派手に倒されて。
「んもう、お買い物の途中なのに出てこないでよね!」
ビルに並ぶ巨体を動かしつつ、喜美子が吠えた。
あれから数ヶ月……
すっかり今の体に慣れた喜美子は自力でサイズ変更可能になり、怪獣退治もするように。
外も平気で出歩くし、買い物も余裕である。
もちろん、ご近所さんには最初驚かれたものの……すぐに打ち解け、今ではマスコットのような扱いになっている。
人が乗っていなくても問題なく戦えるため、卓也の負荷も減っていいことだらけだ。
ストレス解消にもなる面があり、ノリノリで最近は戦っているのである。
そして、もう一つの楽しみ。
「ふぅ、やっぱりあなたに洗ってもらうの、気持ちいいわぁ〜♡」
「はいはい、今日も戦ったんだろ? お疲れさん」
「あなたもお疲れ様、忙しかったんでしょ?」
「まあな。でも、喜美子だって家の仕事しながら怪獣と戦ったんだろ? 大変だっただろ?」
ブラシでゴシゴシと背中の汚れを落としてもらい、いい気分。
まるで車を洗うかのようなノリだが、これがなかなか気持ちいいのだ。
恍惚とした溜め息、ゴシゴシと硬いものを洗う音。
しばしそれが響き、リラックスした空間が広がり。
「よーし、終わったぞ」
夫がブラシを置き、声をかける。
「はーい、ありがとう!」
喜美子はブラシを持ちながら、くるりと振り返る。
「じゃあ今度は、私が洗ってあげるわね」
「ま、まだ慣れないなぁ……俺もメカになっちゃうなんて」
つい最近ではあるのだが、似たようなことが起こってしまいクラッシュザウルス2号と夫が見事に合体。
喜美子と全く同じ状態になってしまい、夫婦仲良くメカ怪獣になってしまったのである。
「そんなこと言っちゃってぇ、メカエッチ好きなくせに!」
「い、今言うなって、興奮しちゃうだろ!?」
夫のメタリックな背中をブラシで擦ってやりつつ……二人はメカメカしい肉体でイチャイチャしつつ、楽しそうにしているのだった。
おしまい