sideトレスマジア
「くあぁ!!」
「アズール!!」
「よそ見は…ダメだよマゼンタ!!」
「きゃああっ!!」
とある場所にて、結界を張った場所でトレスマジアの4人は仲間同士で戦っていた。だが、喧嘩では無い。これは特訓なのだ。そしてこの特訓を言い始めたのは……アズールであった。
「あかんよォ?よそ見したら……ほぉら…はよ立たんと。これしきのことでへばっとったら、修行になんてならへんよ?」
「ッ…!その通りね…!」
「ほな行くで?」
「マゼンタも…早く立って?これはアズールだけじゃない、私達の問題なんだから…」
「ッ…!うん…!」
マゼンタとシュヴァルツ、そしてアズールとサルファが睨み合う。この特訓、始まりは少し前のこと…マジアアズールとマジアベーゼの戦いの日の翌日までに遡るであった━━━
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sideトレスマジア、ユズリハ
どうも、今日は小夜が何か話があるということで呼び出されました。話をするには、ということで神社である小夜の家へ。誰も来ていないのか、先に入っているのかは分からないがここまで1人で来て、誰1人仲間を見かけませんでした。
「……神社…」
インターホンを鳴らし、待つこと数秒。その数秒の間に少し前のことを思い出す。小夜が
「ごめんなさい、呼んでしまって…」
「いいのいいの!あがるよ?」
「えぇ…あ、そういえばアイスあるけど何味食べる?」
「濃厚バニラ〜」
なんて会話をして、アイスを食べて、涼んで……ってしてる内にヴァーツまで来て全員が完全に揃う。それで改めて向き直り、小夜は私たちに神妙な顔で話し始める。
「……私、ね…負けたのよ…マジアベーゼに」
「……」
「えっ…!?」
薫子は平然として、はるかは驚いていた。かく言う私は…驚き3割納得7割と言ったところ。わざわざ神妙な顔して話すのなら、そういう話だろうとは思う。倒したのなら、もっと喜ぶであろうことは分かっている。
「…けど、今こうやって話しとる言うことはまた見逃されたんやろ?いつも通りやない?」
「…わざわざ言うくらいなんだから、負けた報告だけじゃないよね?小夜」
「えぇ……それで、皆に提案なんだけど…特訓しないかしら?」
小夜の言葉に、全員が静まりかえる。だが、小夜は少し間を置いてから再び話し始める。
「…私達は勝ててない。その時点で負けてると思った方がいい。なら、これ以上負けを重ねないためには…どうするか」
「特訓して強くなる、ってことだね!」
はるかはどうやら乗り気の様だ。かく言う私も、態度に出さないだけで乗り気である。そして、残った薫子だが…なんかすごいバツが悪そうに顔を背けていた。
「…何か、ウチが今まで燃費改善してなかったみたいやないの」
「誰も言ってないじゃんそんなの……」
「まぁそうやねんけど…でも、まぁ…ええ案とちゃうかな。改めてウチらの弱点探るのはええと思うわ…」
薫子…というかマジアサルファの弱点は本気を出した時の燃費の悪さ。見た目によるファンへの影響云々は兎も角としても、とにかく燃費が悪い。
「…そうだね、実力を上げるため…弱点を無くすために、特訓頑張ろっか!」
「「「おー!」」」
乗り気な他3人は気持ちよく返事をしてくれた。こうして私達はエノルミータの動向を気にしつつも、特訓を始めるのであった━━━
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sideトレスマジア
1度解散したトレスマジア達。今小夜の家にいるのは小夜本人とユズリハの2人だけである。2人はしばらくの間テーブルを挟んで向かい合わせになりながらも、顔は合わせないまま無言の時間を過ごしていた。
「……負けた、って言ってたよね」
「ッ…!え、えぇ……」
ユズリハが呟いた言葉。全く大声ではなく、小声に近しいほどの声量だったにも関わらずその言葉はとても大きく聞こえていた。
「……どういう風にされて、どういう風に負けたのかな…単に気絶させられて、とか…単に向こうが満足したとか飽きたとか…そういうの、かな?違うよね…もっと、大きな何かがあったんだよね?」
ゆっくりと喋っているが、小夜はユズリハがとても高揚して饒舌に喋っているように感じいた。そして、テーブルに乗っかって距離を詰めてくる彼女を小夜はとても止める気にはなれなかった。
「何を、どうされたのかな…言ってよ小夜…負けた所まではいつもと同じ…その後、マジアベーゼに…どうされたの?」
「わたッ…私、は……」
顎を人差し指で持ち上げられる。小夜は荒い呼吸とこれから起こるかもしれない未知の展開に、胸を激しく動機させてしまっていた。これが興奮しているのかどうかは、彼女自身にも上手く理解出来ていない。
「マジアベーゼ、の…」
「マジアベーゼの?」
「靴、に…口を、這わせて……」
「…舐めたんだ?足を……」
「ッ…」
コクリ、と小夜は頷く。ユズリハは頭の中で理解した。負けて、屈服したのだ。そしてその上で見逃されて何もされないでいた。そう、負けて屈服して恭順の意を示した
「そっかそっか……負けちゃったんだね…いつもみたいに…拘束されて…体を鞭で叩かれて…それで、堕ちちゃったんだ?」
「あっ…待ッ…!んんっ…!」
優しく、小夜の胸のてっぺんに手を添えるユズリハ。その目は最早正気ではなかった。だが、小夜は気づいていない。目は正気では無いのは確かである。しかし、
「ふーん…そんなにベーゼが良かったんだ…」
「違ッ…それは…」
「違うんだ?」
「ッ…!」
何も言えない小夜。それもそうだ、自身がこうなったのはマジアベーゼの攻めによるもの。堕ちたのも、マジアベーゼにである。反射的に違うと言ってしまったが、事実は覆らない。しかし、その答えにユズリハは笑みを浮かべる。
「そっかそっかぁ、違うならそうなんだろうねぇ…」
「え…?」
「じゃあ、誰にでもあぁなる性質があったってことだ?」
瞬時に真顔になるユズリハ。その目には、光が灯っていないように見えた。そして同時に、その目に…その言葉に小夜は全く否定出来ないでいた。
「それ、は…ひぎゅっ!?」
「こぉんなことされても…ふふっ…トロトロになっちゃうんだよね?私が相手じゃなくても…ね?」
「ひ、ぎぃ…!?」
突如として、胸を強く掴むユズリハ。最早揉むというのは生易しい動作でしかない。ひたすらに力強く掴み、ひねるような動きを加えていく。だが、本来であれば痛みを伴うはずのその行為ですらも…小夜には快楽となっていた。
「ほーら、顔真っ赤にして…ヨダレ垂らして……」
「これ、はぁ…!」
息を荒げて、顔を蕩けさせる小夜。そんな小夜を、ユズリハはゆっくりと押し倒していく。そして、押し倒されることに小夜は一切抵抗していなかった。
「ぁ…」
「『こっち』は…どうだろうね?」
そう言いながら、小夜の足の間に自らの脚を挟み込むユズリハ。そして、そのまま挟み込んだ状態で股に近づけていき…小夜の敏感なところを、膝で布越しに触れる。
「じゃ…このままさせてもらうから…ね?」
「待っ……んんっ!」
布越しに膝を秘裂に押付けながら、ユズリハは変わらず胸を掴んでひねる。あまりの刺激に耐えられなくなっている小夜は、自らの下着を愛液によって濡らしていた。
「あれぇ…?下着、濡れてきてるねぇ…」
「それ、は…!」
「やっぱり濡らしちゃうんだ…ねぇ、誰でもいいんだ?虐めてくれるなら…」
「違っ…!」
「だからぁ…違わないでしょ〜?こうしちゃえば……」
より一層、力強く押し込もうとするユズリハ。入ることは無いが、それでも力任せに押し込まれる快感に小夜は流されそうになる。思考は蕩け、抵抗も無くしかけた……が、すんでのところで耐えた。
「ッ…ユズリハ!!」
「っ!!え、ぁ……小夜…」
「はぁ、はぁ……」
驚きで身体を震わせ、小夜から距離をとるユズリハ。そして、正気に戻ったのか顔を真っ青にしながら歯を震わせていた。対して小夜は顔を赤くしていたがあくまで余韻でそうなっているだけであり、決して怒っている訳では無いのだ。
「ご、ごめん…ごめんなさっ……なんで、なんで私こんッ……な…!?謝っても、ダメだけど…でも、でもっ…!」
「お、落ち着いて…!怒ってないから…!」
「ぁ……」
自らの所業に慌てふためき始めたユズリハだが、それを小夜が抱きしめてなだめ始める。彼女から与えられる包容力にすぐに落ち着きを取り戻していく。
「私が負けたことで…怒ったのよね…」
「それは…」
「実際…マジアベーゼに心まで屈しかけた…けど、今私はちゃんとしてる…どうやって彼女に勝てるか、それを考えてる」
「あの、女に…?」
「えぇ…だから、提案したのよ特訓を」
頭を優しく撫でながら、小夜はユズリハをあやしていく。徐々に落ち着いていくユズリハを前に、小夜は彼女に行動と言葉で甘く接していく。
「…けど、不安よね。私1回負けてるから」
「そんな事…!」
「だから…ユズリハ、約束させて?」
「……約、束…?」
「私がもし…マジアベーゼや、他の事で流されそうになってたら…あなたが、無理やりにでも引き戻して欲しいの…今みたいに、ね」
その言葉に、ユズリハは目を見開いた。その言葉は、甘美なる毒である。ユズリハが、小夜のことを好き勝手してもいいと言っているのと同義である。
「っ…もしか、したら…私、また…さっきみたいになっちゃうよ?」
「いいわよ?好きにして」
「……されたいとか、思ってない?」
「それは………ノーコメント…」
半目で睨みつけるユズリハ、恥ずかしがりながら小夜は目を逸らしていた。しかし、そのままの体制でユズリハは小夜の袖を掴みさらに強く体を押し当てる。
「…だったら、ずっと見ておくから…小夜が勝てる様に、誰にも負けないように、ずっと見てるから」
「…お願いね、ユズリハ」
互いが互いの体を抱きしめる。そこにあるのは、一体どのような感情だろうか?恋愛?性愛?友愛?寵愛?それとも、他の何か?しかし、それはこの2人にも恐らく理解出来て居ないことだろう。だが、今ほんの少しだけ進めたことは確かであった。
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sideエノルミータ、ヴァーステキン
「━━━レオパルト、マジアベーゼ、ネロアリス、そしてここにいるヴァーステキン…以上4人が、我が組織の新メンバーさ」
エノルミータ本拠地、ナハトベース。そこで私ことヴァーステキンとヴェナリータがある5人と対峙していた。まぁはっきり言えば痴女四人衆と変人女1名の色物パーティなんだけど。
「どいつもこいつも弱っちそうね〜!ロコ達が魔法少女狩りしている間にこんなのしかスカウト出来なかったわけ〜?」
「いやぁ〜?ロコ、テメェよりは使えんじゃねぇの?」
「ハァ!?」
スカートの着いたビキニ、上着を羽織っている胸の大きなロコと呼ばれた奴は煽ってきた緑髪の少女を睨んでいた。緑髪の方も一見まともだけど横の布地が無いから真横から乳首とか見えちゃいそう。
「ケンカはいけませんよぉ…」
「そうだぞ〜?するなら僕を交えてくんないと」
「ちっ……」
シスター服のようで下乳丸見え乳首勃ってるように見える女は戒めるが、水色の長い髪の少女は混ざる前提で話を進めていた。水色の髪のやつやべーだろ、性格も。けど、変人達中でもリーダー格と思わしき女…まぁさっきの変人だね…そいつが、つまらなさそうに声をあげる。
「……ふん、くだらんな」
「ていうかさぁ、予め聞いておくんだけどさ…ヴァーステキンだっけ?」
「ういっす、なんすかね」
こいつ私より年下だろ、精神年齢的に…なんてことを思ったけど、それを言葉にも態度にも出さず声をかけてきた水色の髪の女に返事をする。
「今日は顔合わせでいいからさ、次から皆と一緒に来た上で返事してよ」
「はぁ、まぁいいですけど私の話だけ先に聞」
いやぁ、マジで意味わかんないんだけどさ。気づいた
「もっかい言わせないでね?」
「……確かにこれくらいじゃ死なないですけどね、まぁいいですけど物騒じゃないです?」
「あはは!それが僕だからさぁ…じゃ!またね!ほら帰った帰った!」
「……ヴェナ、お願い」
「いいよ」
そうして私はしばらくベーゼちゃんの鞄の中でシャッフルされることになるのだった。ヴェナからはちゃんと紹介するまでは警戒されたくない、ってことだったから何も言わないでおくけど……ヤベーだろ、あいつら。
なんて思ってたけど…多分、1波乱起きるんだろうなぁと思いながら私は必要のないため息を着くのであった。