※この作品はR-18です。

蹂躙する事に憧れて   作:長之助

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頭がまじでおかしくて

sideエノルミータ、ヴァーステキン

 

巨乳アイドル(ロコムジカ)とそれの補佐してた貧乳(ルベルブルーメ)の戦いから数日!!改めて私たちは集まっていた!!因みに変身無しの正体はあの後バラしたよ!!

 

「……あー、えーっと…名前なんだっけ?ダブルバランスボールに体重計だっけ?」

 

「あんたねぇ!!ふざけてんの!?阿古屋真珠(あこやまたま)と姉母(あねも)ネモよ!!」

 

「お前ほんとに名前と覚える気ないんだな…」

 

「覚えてもらいたいなら私ボコしてからいいな」

 

ケラケラと笑いながら茶化すが…まぁ、簡単に前回の戦いの後の話を話そう。もーほんと簡単、この2人あのおばさん(ロード)裏切ってやんの。人望ないなあいつ。で、今回改めて話をするってことになったわけで。因みに司会進行はベーゼちゃん…もというてなちゃんである。

 

「…それじゃあ、聞かせてもらっていいですか?どうして私達の仲間になろうと思ったんですか?」

 

「あたしは別にそんなつもりは……」

 

「まぁねーッ!前々から気に入らなかったのよあのロードって奴は!!それにあんた達は真珠の歌をちゃんと聞いてくれたしね!ファンクラブに入れてあげるわよ!!」

 

「………チッ」

 

おや面白くないご様子。単に裏切るつもりないなら、初めからロードのとこ戻ればいい。それが無いってことはロードを裏切るつもりはあるって訳だ。けど、私らの仲間になる気は無い。

ライブで偽ファン作ったり、今みたいに妙に主体性のなさそうな感じと言い……

 

「やっぱホの字だよあれ」

 

「まぁ何らかの矢印はありますね…」

 

うてなちゃんに小声で伝える。まぁつまりは惚れた相手に素直になれない、けど離れたくないからついて行くだけついて行く…そんなところだねぇこれ。

 

「それにロード達と戦うにはアンタらだけじゃ力不足よ!!ネロアリスは星3だけど不安定、レオパルトとヴァーステキンは星0、ベーゼ、あんたも星2でしょ?

シスタギガントは星3で能力も文字通り規格外、ロードエノルメとアコニティウムは星4…!正直言って次元が違うわ」

 

「次元、ねぇ…?」

 

どう考えてもあの星って言うほど指標にならない気がするんだよねぇ。その理論で言うなら、おばさんがデカパイシスターとこいつら2人より強いってことでしょ?ほんまか?って言いたくなる訳で。

 

「だから真珠達が手を貸してあげようって言ってるのよ!」

 

「おい、勝手に決めんな」

 

「相方なんか言ってっけど」

 

「相方言うな」

 

「……な、なるほど…それと、もう一つ聞きたい事があるんです…真珠さんとネモさんは、魔法少女狩りに参加してたんですよね…?」

 

「まぁね!真珠とネモでけっこーな数狩ったかしら!ったくあいつら雑魚ばっかりで歯ごたえないったら!」

 

あ、これはやばい。顔の表情は変わってないのにうてなちゃんの雰囲気がどす黒い物になってる。怒ってらっしゃるわよ!!おい気づけ2人とも!!って言いたいけど普通悪の味方が魔法少女の味方するとは思わないもんな!

 

「ハッ…アタシがいなけりゃ攻撃も当てれねぇ癖によ」

 

「アンタこそ真珠抜きでどうやってトドメさすのよ!」

 

「……………そうですか、よく分かりました。お二人共、変身して頂けますか?」

 

「?別にいいけど」

 

そう言ってうてなちゃんは2人に変身アイテムを返す。え、何?ここでもう1回シバキ直して格の違いを見せるとかそんな感じ?一応強さ的には2人ともうてなちゃん一人だと厳しく……あ、もしかしてその為に私います?いや、デカパイ砲台(キウィ)でいいじゃん!!

 

「「変身(トランスマジア)」」

 

「………」

 

変身した瞬間、2人に合わせてこっそり変身するうてなちゃん。仕方ないから私も合わせようとしたら…何か、2人の周りに壁ができる。1枚2枚、2人を囲って天井ができたと思ったら…そのまま小さくなる。

そして気づけばうてなちゃんも2人も居なくなって小さな部屋一つだけとなっていた。

 

「………なにこれ?」

 

ベーゼちゃん…じゃないな、ベーゼちゃんの作る魔物も能力はあるだろうけど、ここまでの特殊性は無い…箱…いや、中が空洞なら定義状部屋として扱えるならアリスの能力の範疇になるのか?って事は少なくともアリスが事情知ってるかな…と思って、別所にいつの間にか移動してる二人の所まで行く。

 

「━━━なんでプラモってバラバラなん!?最初っから組み立てて売れし!!」

 

「ふぅー……」

 

「おいアリス顔ォ!!」

 

何やら騒がしい…と思ったら、どうやらプラモを組み立ててるようで……それアリスにあげたやつか。いやまぁぶっちゃけ趣味には合わんよな、アリスの。

 

「……プラモ作ってんの?」

 

「ん?おぉ、作ってる……ベーゼちゃんは?」

 

「それをアリスに聞きに来たの……なんかあの三人居なくなったんだけど知ってる?」

 

「………」

 

「うんうん、なるほど」

 

ベーゼちゃんが夜なべして作った部屋に魔法をかけた、と。でベーゼちゃんの考え一つで開閉できる。開けたら魔法は解けるけど、部屋の権利をベーゼちゃんに渡した訳だ。で、その部屋はどうしたら開く?って聞くじゃん。

 

「……マジアベーゼが満足するまで開かない部屋…?」

 

「ベーゼちゃんやっぱマジヤバ女じゃん、そこも好きなんだけど」

 

「イカれてんなお前も」

 

SEXするまで開かない部屋より悪質すぎる。流石に嫌がる事はさせない……嫌でも今までの事考えると…うーん…まぁ兎も角。しばらくベーゼちゃんは二人を乳繰り合わせるつもりだろうか。さすがに殺し合いとかはさせないだろうし…

 

「えぇ…じゃあ暫く間が空くじゃん…」

 

「…ヴァス、キウィ…ちょっといいかな」

 

「おや…どしたん」

 

「少しばかり警告をね」

 

「警告」

 

うーわ、こういう時めんどいお小言始まるよ。本人はお小言じゃなくて、事実からなる推測をグチグチ言うだけのつもりなのかもしれないが……よくない、よくないよ。

 

「先のシスタギガント、アコニティウム戦…ロコムジカ、ルベルブルーメとの戦い…君達はどう考えているかな?」

 

「……」

 

「私らが足引っ張ってるってこと?」

 

「今回、君がいたからルベルブルーメの魔法の解明が出来た。だが同時にそれはうてなでもできただろう。」

 

んな事言われなくてもわかってるっての。苦戦はしたかもしれないが、頭いかれてんのかってくらい冷静な時は冷静なのがベーゼちゃんだ。多分、もうちょいやばめの怪我しながら勝つとかで納まってただろうね。

 

「そして、キウィがいたから対策ができた。だがそれも結局うてながどうにかしたかもしれない」

 

「………」

 

「…2度はないよ。僕から何かをしなくても、君達は『何か』を起こさないとロード達に潰されるだろうね……身の振り方を、考えなよ…このままでいるのならね」

 

「……わーってるっつーの」

 

「…はー…」

 

身の振り方、ねぇ。私にどうしろってんだ。火力なんて何もしてないネロアリスと同等とかだよ私。触れた相手の記憶に蓋をしてぐちょぐちょにするしかないよ。触れられるまでの間にズタズタにされるわ。あーあ、どうすっかねぇ━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideトレスマジア

 

「……うーん…?」

 

「あれ?どうしたのはるか」

 

山で特訓中のトレスマジア達。その最中の休憩の中で、はるかにユズリハは話しかけていた。何かに対して唸っているようであり、ユズリハに気づいたはるかはそのまま話し始めていく。

 

「何だか…変だな、って」

 

「変?」

 

「ほら、私たちが山で特訓始めてから2回街にエノルミータが現れたよね?」

 

「うん」

 

「でもその2回とも…同じエノルミータが止めてるんだよね」

 

「あー、確かに」

 

はるかの言ったことに対する違和感。言われてから気づいたユズリハだったが、確かに傍から見ていればおかしいというのであればおかしい話である。

 

「……それは単に、向こうが一枚岩じゃない…って事じゃないん?」

 

「そうね…」

 

「そうなのかなぁ…だからって戦う必要性があるとは思えないんだけど…」

 

一枚岩ではないにしても、わざわざやろうとしている事の妨害をするのは人類の敵であるエノルミータにしては変な行動である…というのがはるかの考え。

それに対して薫子の考えとしてはそれだけの溝がある…という考え。事実としては薫子の意見の方が近いのだが、それを彼女達が知る由はない。

 

「ま……どちらにせよ、や。やることは変わらん…」

 

「……だね、小夜の『新しい力』……完成させないと」

 

「そうだね!」

 

『新しい力』…小夜が目覚めた力。それが本当であることは今特訓しているメンバー全員が理解出来ているが、薫子だけが訝しげに小夜を見ていた。それは『本当かどうか』ではなく『なぜ急に目覚めたか』が気になっているからである。

 

「……にしても、なんでまた急に?」

 

「……ふふ、それはね…『愛』に目覚めたからよ」

 

「………?」

 

小夜が『愛』と言い始めたことが本格的に意味を理解できず、首を傾げる薫子。だが、何故か妙にどこかしょうもないことが起こりそうな気がする…というのが薫子の直感であった。

そして、何故か妙に自慢げなユズリハを見てさらにしょうもない事という確信が薫子の中にあった。

 

「あー……説明はいらんかも…」

 

「仲間の以心伝心って奴だね!」

 

「ちゃんで、呆れとるだけやではるか」

 

「一先ず………エノルミータとの戦いに終止符を打つ為に、がんばろー!!」

 

「「「えいえいおー!」」」

 

そして、こちらではエノルミータ達が知らない所で徐々に強くなっているトレスマジア達が……動こうとしているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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sideエノルミータ、ロード団

 

「ロード様ぁ…ルベルブルーメとロコムジカが裏切った様ですぅ……」

 

「……」

 

「へー!あの二人裏切ったんだ!そうかぁ……裏(・)切(・)れ(・)た(・)ん(・)だ(・)ね(・)ぇ(・)」

 

エノルミータ本拠地、ナハトベース。そこではシスタギがロードに対して報告をしていた。アコは意味深に反応をしていたが、ロードは何とも思っていないような表情だけを浮かべていた。

 

「悲しいですぅ…あの二人もぉ、ロード様の偉大さを理解できないなんてぇ…」

 

「まぁ参戦しないならしないでいいんじゃない?ぶっちゃけ兵力だけで言うなら…こっちの方が断然上だよ。いくら向こうの質が良くても、こっちの量で叩き潰せるだろうし」

 

「そうだ…嘆くことは無いぞシスタ、アコの言う通り我らがいれば世界征服など事足りる……さて、頃合か」

 

そう言い、立ち上がるロード。その後ろには、幾千幾万の魔物達。これで挑めば、今のエノルミータ達…仮に魔法少女達も物量で簡単に押し切られてしまうだろう。そう踏んで、ロードは侵攻を選んだ。

 

「征くぞ、シスタ…アコ。侵攻を始める」

 

「いいよ、こっちも戦いたい子がいるしね…大賛成…!」

 

「ロード様の為にぃ……」

 

ロード団とエノルミータ…もといマジアベーゼ達との決着。それは、今や目前に迫ろうとしているのであった。

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