〘紳士向け枠〙 ゲーム知識とチートのせいで物語の中心に引きずり込まれる主人公のお話。 作:ぬ〜〜
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〘1-1 教室〙
春が終わりを告げ、梅雨の時期に
差し掛かってきた頃。
僕は少し憂鬱な気分で日々を過ごしている。
ひたすらダンジョンに潜って、
お金を稼ぐそんな日々。
ぶっちゃけ言えば、楽して儲けている方
なのだが、それに少し退屈さを
感じている頃なのである。
そして今日で三徹目。
少し眠いのと、魔力切れ寸前の状態で
授業を受け、現在は放課後だ。
「ねぇ〜宙ちゃん?聞いてる?」
「聞いてるわよ。」
「本当かなぁ。私嘘付く人嫌いだよ。」
「次世代型武器の犯罪率の減少について
のレポートを手伝って欲しいんでしょ?」
「ちゃんと聞いてたんだ……。」
伊藤《いとう》 水月《みづき》。最近絡んでくる、
なんだか鬱陶しい人。
事あるたびに話しかけてくる、
いわゆる陽キャという部類の人間だ。
「それで何か良い案ないかな〜。なんて。」
「自分で考えなさい。」
「むぅ〜。えいっ!」
水月は飛び掛かると同時に僕の胸に触る。
「ひゃっ!?」
「お、いい声出すねぇ〜。」
「そこら辺にしときなさい。」
ここで横槍を入れてくれたのは、
春奈《はるな》 夢風《ゆめかぜ》。
やたらとお嬢様っぽく、
最初は気に入らない感じだったが、
仲間を守る、情に厚い場面もある。
友達と呼べるのが春奈お嬢さんぐらい
しか居なくて、僕はさみしいよ。
それはそれとしてだ。
「なぜ胸を触ったのかしら。」
「隙だらけだったので。
というわけで宙は私が貰うね〜!」
ちょっと待っていやどうしてそうなる。
待って引っ張らないで!
「ちょっと、引っ張らないで〜!」
「待ちません!」
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〘校舎 一階〙
ヴァルハラさんの力を出し切れないまま、
あれよあれよと連れてこられて、
一階にある謎の小部屋に僕たちはいる。
「さてと……。「ガチャン。」
私はこの日を楽しみにしてたんだよ。」
「……何故鍵をかけたのかしら?」
「ふふ、それはね。」
水月は妖艶な笑みを浮かべてこちらへと
にじり寄ってくる。
僕は無意識に警戒する体勢を取った。
「宙、私は貴方をぐちゃぐちゃにしたいの。
嫌って言っても辞めないで、
虐めて、虐めて、快楽に溺れる様を
一番で、特等席で、私だけで見たいの。」
へ?
「私はね。前々から宙ちゃんをず〜〜っと
虐められる機会を狙っていたの。
いつなんだろう……いつなんだろうって。
でもね。それは唐突に来たの。
宙ちゃんが珍しく疲れてて、
魔力も底を尽きている珍しい状態。
今しかないって、襲ってめちゃくちゃに
するのは今しかないって。思ったの。
大丈夫。私に依存しかできないそんな
身体にしてあげるだけだから。」
身震いをする。自然と涙が出そうになる。
顔が熱くなって、泣きじゃくりたくなる。
いつの間にか警戒する体勢から、
僕は自分の身を抱き寄せて守る体勢に
なっていた。
「さあ、おいで。今ならまだ、
まだ優しくしてあげる。」
無意識のうちにヴァルハラを取り出す。
そして打とうとして、魔力切れに気付いた。
「魔力が尽きちゃったの?
もう抵抗も出来ないんだ……ね!」
「ひゃっ……。」
自分の声帯からありえないような声。
男であるはずなのに……、
それなのにどうして僕は女の子に、
襲われようとしてるんだろう?
「理解できない……って顔してるね。
どうして私がこんな目にって。」
馬乗りになって僕の上にいる彼女は、
僕の顔に手を差し伸べて、
優しく頬を撫でる。
「それはね……貴方が首席だからだよ。
宙ちゃんが可愛いからだよ。
私好みの宙ちゃんだからいけないんだよ!
こんな可愛いから……襲いたくなるの。
もう駄目。襲っていいよね?
こんな泣いた表情を見せられるんだもん。
良いってことなんだよね!」
それは獲物を見る目で、僕を……
「私」を見て発情している。
なんでかはわからない。
分かりたくもない。
ただ口からは否定の声が漏れる。
「やめて……来ないで……。」
「それじゃあ、いただきます。」
「む!?」
唇に柔らかい感触がした刹那、
唐突に口の中に何かが入る。
それが舌だと分かった瞬間には
頭の中が溶け始めていた。
「んっ……ちゅっ……んうっ……。」
「んんっ……!?」
頭を押さえつけられて、
さらに深いところまでキスをされる。
それによる浅い快楽は、脳の理解を
とうに越えていた。
「ぷぁ…。
さて、そろそろこっちも良さそうね。」
「はぁ……はぁ……。
まっれ、だめだから。んっ!?」
「感度も良好。
もう全身を揉んでもいいよね!」
そこかしこでフェザータッチされて、
少しづつ快楽が蓄積する。
「ふっー。ふっー。」
「我慢しなくてもいいんだよ?
まあ、我慢してても無駄だけど♪」
ブレザーの中に手を入れて、
優しい手つきで触ってくる。
ただ胸の中心には一切触れず、
そこに触ってほしくて切なくなる。
「ふっ……んっ。頭おかしぐなる……。」
「切ないよね?触ってほしいよね?
でも駄目、まだ駄目だよ〜。」
「いっ……あぐっ……あ゙ぁ゙ぁ゙!!」
「はぁ……宙ちゃんほんとに可愛い。
その唾液を漏らしてる様も、
制服越しでもいきそうな感度も……。
ほんとに、本当に可愛い……♡
それじゃあ、もう脱いじゃおっか。」
「やめ、って……。」
快楽でまともに動けずに、
上半身の部分を難なく脱がされて、
ブラジャーの部分が見えてくる。
「はずかし……いの。」
腕で顔を隠して、羞恥を堪らえようとする。
僕自身がこんなことをされているのが、
とても恥ずかしく思えてきた。
「そうなの……でも駄目。
もっとお顔を見せて?そのお人形みたいに
整った可愛いお顔。ね?
宙ちゃんは可愛いんだから。
こんな小ぶりで愛らしいお胸も、
飾りすぎない白いブラジャーも、
白くてすべすべなお肌も、
これ全部が宙ちゃんなんだよ?」
「可愛いって言わないで……。」
「可愛いんだよ宙ちゃんは。
世界一可愛い。食べちゃいたいくらい
可愛いんだよ?ね?
それを分かってあげられるのは私だけ。
私だけなんだよ。」
「や……。」
「何がやなの?こんなにも宙ちゃんを
愛しているのに。こんなにも宙ちゃんの
事を考えてるのに。」
「え……あっ……。」
言葉が詰まる。快楽も引いてきて、
まともに考えられるようになってきた。
そのはず、なのに。
否定が出来ない。言い出せない。
何が?何が言い出すことを否定してる?
「こんなにも宙ちゃんの事を求めている。
こんなにも宙ちゃんを近くで
感じようとしてる。なのに……
宙ちゃんはそれを否定するんだね。」
「それは……。」
「ふふ、なんだか蒼井くんと出会った時
みたいな目をしてるね。
何か言いたくても言い出せない。
そんな目。私の言葉が届いたのかな?」
何もかも見透かされてる……。
そう思った瞬間だった。
「大好きだよ。宙ちゃん。」
身体を起こされて抱きしめられて、
耳元でそう囁かれる。
温かい体温に包まれて、こんな事を
されたのに妙な安心感を覚える。
「……えぐっ……。」
「どうしたの?急に泣いちゃって?」
「分かんない。涙、止まらない。」
「そっか。」
抱きしめられた体勢のまま、
優しく頭を撫でられる。
たった今彼女に襲われているにも関わらず、
まるで聖母のようだと錯覚してしまう
僕自身の脳は、それが錯覚だと理解
出来ないほどに狂ってしまっていた。
「ねえ、私に何して欲しい?」
「何……か?」
「そう。して欲しいこと。
おねだりしてみて。叶えてあげる。」
泣きじゃくって、頭がおかしくなって、
冷静を保てない「私」の脳は一つの結論を
無意識のうちに導き出していた。
「もっと、触ってください。
私を、いかせてください。」
「良く言えました。偉いね。」
「えへへ。」
自然と笑みが溢れてきて、
互いに笑いあった後、深いキスをする。
最初にあったキスとは違って、
互いが互いを求め合っていた。
「んっ……ちゅっ……ふっ……。」
「んっ……んぅっ……。んっ!?」
キスをしながら水月は胸を触ってくる。
中央を避けながらも、中央に快楽を寄せる
いらやしい手つきに、キスをしながら
蕩けそうになってくる。
制服越しと違って、水月の指が、
手つきが、ブラジャー越しに分かる。
「んっ……ぷはぁ。」
「ふぅ。ねえ、触って欲しい所、ある?」
「胸、もっと真ん中、触って欲しい。」
「ふふっ、ほしがりだね。いいよ。」
「はぁっ、お゙っんっ!!!」
外側からじわじわと指が近くなり、
急に中心を擦られる。
その突然の快楽に意識を持っていかれそうに
なってしまう。
思わず汚い声が漏れてしまった。
「ほらほら、お待ちかねの快楽だよ〜。
って、言うまでもないね。
宙ちゃんの身体は正直だ。偉い偉い。
こんなにふやけちゃって……。
ほら、身体倒すよ〜。」
「……ん。わかっら。」
「舌回ってないね〜。そんなに
気持ちよかったなら、私も嬉しい。」
身体を少しずつ倒されながら、会話する。
優しい懐抱とは裏腹に、未だに目は
獲物を見つめる目をしている。
「なんか……お腹変。」
「今までので宙ちゃん、興奮しちゃった
んだね。宙ちゃんは変態さんだね〜。」
「変態、ちがうから……水月が……
こんな事にしたの。責任取って……。」
「いくらでも取ってあげる。」
「ひゃうっ!?」
突然秘部を触られて、感電したように
快楽が駆け巡る。
「うわぁ……見なくても分かるね。
パンツぐしょぐしょ。
宙ちゃん今までので一杯感じたんだね。
ほら見て。宙ちゃんの汁だよ〜。」
「んっ……?」
視線をかざされた手に向けると、
粘り気のある透明な液体が見える。
水月が手を動かすたびに、
それはねちょねちょ、と音を立てる。
「これだけ出てればもう準備万端だね。
でもせっかくだし、もっと虐めたいな。」
すると水月は少し体勢を変えて、
私のお腹が見える体勢になる。
すると……子宮の部分に近い場所を
撫で始める。
「んっ……。」
「感じるの速いね〜。
これなら焦らしが沢山出来そう。」
「焦ら、んっ。し?」
「そうそう、宙ちゃんがいきそうな
タイミングでいかせないプレイ。」
「やらっ……いかせて……。」
そんな言葉とは裏腹に、またもや
卑しい笑みを浮かべた水月は、
今度は子宮の部分に向かってマッサージを
始めていく。
「お゙っ……!?」
「ありゃりゃ。今のでいきかけちゃったか。
本当に感じるのが速いよ宙ちゃん。
なんだか羨ましいね〜。
それじゃあ調節していこっか。」
そういった後、胸を触りながら、
もう片方の手でマッサージをしてくる。
下と上、両方から抗いがたい快楽が
押し寄せてくるが、なかなかいけない。
「いぎだ……なんで、いけな゛いのお゙?!」
「女の子はね、男の子と比べて
いくときの快感が強いの。
でもその分いくまでにすっごい快楽に
溺れちゃうの。
ねえ、我慢して我慢して、我慢しきった
後に、宙ちゃんがいっちゃったら……。
宙ちゃんはどうなっちゃうのかな?」
「んっ……。」
「あっ、想像して興奮しちゃったね〜。
お胸のアソコもっと張っちゃってるよ?」
そう言って水月はマッサージをやめて
両手で胸を弄くり始める。
ブラジャー越しからでも分かる張り具合に、
また興奮してしまう。
「ふ〜っ♡ふ〜っ♡んっ……。」
先ほどとは違う浅い快楽のはずだが、
ここまで虐められてきた身体は、
その快楽を増幅させていた。
しかしながら、まだ水月はアソコを
弄ってはいない。
もし弄られたら、
私はどうなっちゃうのだろう?
「切ないって顔してるね。
でもまだだよ。もっと我慢して。」
「やら、もっとほしいの。」
「……ならキスしちゃおっか。」
再びキスをするのだが、
前回とは違って、舌を絡めないキスだった。
深いのとは違って、ひたすらに
多幸感が植え付けられていく。
「んっ……んぅ。」
馬乗りになって身体全体で押さえつけられ
ながらお胸を弄られてキスをする。
私自身の快楽の許容範囲は、
早くも越されようとしていた。
「あんっ♡……あっ……んっあっ!!」
「ぷはっ。流石にそろそろ限界かぁ。
それじゃあお待ちかねの時間だね。」
胸の中心ににじり寄ってくる指。
今か今かと待ちわびた私の心は興奮状態に
あった。
そしていよいよその時が来る……
「えいっ。」
「んんっんん゙っ♡お゙ぉ゙っ♡!!」
限界近くまで蓄積した快楽が一気に
押し寄せてきて、はしたない声を出す。
止めどないこの状態は長く続いた。
「いやぁ……まさか始めての前菜だけで
いっちゃう逸材がいるとは……ね?
って、もう聞いてないか。
気絶しちゃってるみたいだし……。
もうちょっと、堪能させてもらうね♡」
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〘アストリアルチュア寮 自室〙
目を覚ました後、窓から見える景色は
一面が暗闇の色だ。
気がついたら私はベッドで横になっていた。
なんとな〜く、どこかの部屋にいたような
記憶があるのだが、思い出せない。
身体は魔力切れを起こしており、
幼女並のフィジカルしかない。
ただ記憶に残っているものを掘り起こすと
するのならば、強い快楽と、
水月が近くにいた姿だろうか。
それ以前の事は何故か覚えていない。
授業を受けきった後に寝てしまって、
水月に助けてもらったのだろうか?
後で謝りに行こうかな、とこれからの
行動に思案を巡らせる私なのであった。
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あとがき
設定資料集で伊藤水月は愛が重いって、
書いてあったじゃないですか?
こうなるってことなんですよ。
というわけで今回のコンセプトは
ドロドロとした百合。
TS主人公でありながらTSの適応能力の
高い主人公がR17.9の世界に踏み出したら
どうなってしまうのか???
というのを考えて書いた特級呪物です。
誰かの癖に刺さることを願って、
あとがきを残させていただきます。
本編へと飛ぶリンクです。
カクヨムに投稿されています。
ハーメルンには投稿されていません。
https://kakuyomu.jp/works/16818093072800840479
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