※この作品はR-18です。

紅蓮のフォティア   作:国英

3 / 3
 後編の登場人物
火野 弾児(17) 主人公
前回、グレースで童貞を捨てた男。黒髪。巨根。純粋無垢。
セックスのことを「特別なマッサージ」と信じている(グレースから教わった)

グレース(20)
前回、弾児に雌堕ちした女。
身長175-180。Fカップ。茶髪のセミロング。

玉城(たまき)
弾児の幼馴染。男。帰宅部所属。灰色の髪の短髪。
架空ラノベ三巻の憑依魔人編にて魔人に憑依されたせいでTSする。三巻相当のヒロイン兼友人枠(という設定)。

中岸田(なかきしだ)
男児の友人。男。野球部所属。坊主頭。
憑依魔人編にて犠牲者となる(魔人を撃破した際に体が消滅してしまった)
この架空ラノベにおける初の死亡者枠にして初の復活者枠(後に復活する)

大矢倉(おおやぐら)
弾児の友人。男。広報部所属。黒髪で、前髪は目が隠れるほどの長さであり、横髪や後髪も肩に届くほどの長さ。目隠れ。
弾児に情報を与える人物。


(後編)マッサージと称してセックスを繰り返しセクシーなお姉さんとセックスフレンド(無自覚)の関係になっていく架空ラノベ熱血主人公の文脈

「昨夜あったことは秘密よ、弾児」

「……秘密?」

「そう、秘密なの」

 

 次の日の朝。艶事に耽り、互いを貪りあった夜は終わった。

 グレース宅で朝食を食べることになった弾児――体型は中肉中背で身長は170cmほど、短い黒髪の一般的な男子高校生――とグレース――体型は全体的に丸みを帯びており豊かな胸を持ち、高い身長(175-180程)で、セミロングの茶髪でセクシーなお姉さん――は食卓でそんな会話を交わしている。

 卓の上には朝食が乗っていた形跡があり、二人の会話が朝食の食事後であるということは明白である。

 

「約束してくれると嬉しいかしら」

「わかった」

「……即答なのね」

 

 悩む時間すら無いノータイムの返事。

 秘密という言葉を紡ぎ出した時のグレースの雰囲気を感じ取った弾児の気配りがある。

 

「秘密にすべきことは密にすべき時であり、公然とする時には時節が来た時である」

「……?」

「俺が敬愛する祖父、ひいては火野家に伝わる言葉の一つなんだ。秘密は隠すべき時に隠したままであり、みんなに打ち明ける時もまたある、っていうそのままの意味なんだが」

「そんな格言があるのね」

「ああ。それにグレースが秘密にすべきと判断したことなら従おう」

「? それはどうしてかしら」

 

 少し疑問が生じる。

 弾児の人物像はグレースから見て、なんでもかんでも従う男ではなく、嫌だというべき所では嫌と言える男で、好きだというべき所では好きだといえる男だ。

 良くいえば実直であり、悪くいえば忖度の出来ない男だ。

 そんな彼がアンソルにも秘密の事を作る。

 

「グレースが秘密にしたい事なんだろう。昨日の『行為』はよく分からないことだらけだったが、『特別なマッサージ』のおかげで今の自分はすこぶる調子が良い。だが、グレースからはどこか後ろめたい様子が感じ取れる。隠したい『理由』があるのは分かる。それが俺から見れば恥ずかしさにも見える。だから、隠す」

「……」

 

 思わずジト目になってしまうグレース。

 この男というのはどうしてこうも、「こう」なのだろうか、と。

 変な所で人に対する感情の機微へのアンテナがすこぶる高い。

 そのくせ配慮も上手ければ良かったが、相手と面を向かってずけずけと指摘する所ばかりは流石にマイナス点である。

 だからといって、グレースの弾児に対する評価値は下がりはしない。むしろ少し向上してしまったくらいだ。

 

 おそらく彼は知り合いから恥ずかしい相談を受けたりしてきたのだろうし、それを隠してきたのだろう――という光景が目に浮かぶ。

 変な所で失言するようなヘマも無さそうである。

 グレースの安堵が肚にたまる。

 

「ありがとうね、弾児」

「いいや、自分も『良かった』のは確かだ。お礼を言いたいのはこちらの方でもある」

「そ、そうなの」

 

 グレースは思わず言動に動揺が走る。弾児からの真っ直ぐな言葉は昨夜に叩きつけられた胎の奥を容易く揺らした。

 

――じわっ♡

 

(……昨夜、あんなにシたのに私は……)

 

 長い欲求不満の解消はまだまだ済んでないぞ、と言わんばかりに女が疼いてしまう。自分の節操の無さにグレースは嫌気が浮かび、自己嫌悪する。

 しかし、いくら弾児といえど、ヤりたい盛りの思春期男子である。すぐに数日内に「次のマッサージ」を望んでくるに違いないと思っていた。

 この時のグレースの見立ては甘かった。

 もちろん、弾児はこの後、ロシアから来た氷の魔法使いたる姉弟との邂逅、そこから生まれる騒動に身を投じていき、さらには期末試験に勉強を全くしないまま受けるハメになる、という特大の試練があり、忙しい時期となるが、それでも一週間丸々彼女は放置を受けることになる(ラノベ二巻相当終わりの時期)。

 

 ○☆☆☆☆☆☆

 日付:7月10日

 時間帯:12時01分

 場所:喫茶店の一室

 

「……」

 

 グレースは氷の魔法使いとの騒動については分かっていた。グレースもその場に居たが、ポリーナの展開した氷壁による弾児達とは分断されてしまった。

 そも彼女の氷というのは見せかけで、自然界にある氷ではなく実在しない、魔法で出来た永久魔氷を利用した近中遠距離だけでなく範囲攻撃もこなせる強い魔法使いであるということ。

 一属性を極め、全ての距離(レンジ)でそつなく対応でき、状況に応じてオールマイティにこなせるのが上級魔法使いである。ロシア姉弟の姉、ポリーナは間違いなくその域に入っており、弾児が戦う四人目(グレース、アンソルの叔父アルベール、弟ラドワン、ポリーナの順である)の格上としてはレベルは抜きん出いた)。

 だが、時の運は弾児に傾く。ポリーナの家に伝わる儀式『世界氷解』により、世界に絶望した少女ポリーナが起こす、世界中の氷を溶かすという荒唐無稽な計画は弾児に絆された弟ラドワンの反乱により、計画の一角を崩される。ポリーナは儀式の進行と、攻撃魔法の行使を両立させる卓越した奇跡的なポリーナの魔法の均衡を崩し、崩れた所にアンソルの一撃、それを防いだポリーナへ直接弾児が攻撃を叩き込み、ポリーナの撃破。

 騒動は終着した。その顛末をグレースは皆から聞いた。

 間違いなく、『愚者の火』事件に続く一騒動である。

 

 とはいえ。

 とはいえ、である。

 この間、弾児はグレースを求めるようなことは一切無かった。

 

 一週間の放置は感化できるかといえばできなかった(もちろん、アンソルのボディガードとして参戦しているので、全く会ったりはしていないわけではないし、全然喋っている)

 年上のお姉さん的なプライドとしては許せない部分があるのだ。

 自分から誘えるような性分であれば良かったが、グレースは変にそういう態度に出ることができなかった。

 今まで男性から一方的に求められるばかりであり(グレースはそれに答えたりしてきたし、恋人もいたことがある)、自分から媚びるようなことはない。

 

 そんなグレースではあるが、弾児がいつ来ても良いような準備はできていた。

 新しい下着も買ったし(何なら今も勝負下着的なセクシーランジェリーである)、美容室にも行き、肌のお手入れも入念に行っている(下の毛もしっかり整えているほど)。

 

(……何を期待していたのか、私は)

 

 とはいえ、煩わしさは皆無である。

 グレースがひとたび体を許せば彼氏面をしてきた男に比べれば、男児は真っすぐで熱意があり、誠実な男だ。

 ガツガツくることは一切ない。無いのだが、如何せん草食すぎるのが玉に瑕だった。

 

「お皿の方お下げ致しましょうか」

「…………お願い」

 

 窓際の席で昼食のランチメニューを軽く平らげてから、机に突っ伏し負のオーラを垂れ流していた二十歳のピチピチお姉さん。

 怨嗟と共に漏れる言葉に、ひい、という悲鳴を上げながら、店員は慌てて皿を回収し、奥へ引っ込んでいく。

 

 彼女の今の格好はクリーム色のサマーロングスカートに、白色のノースリーブ・サマーブラウスという格好である。

 魔法蛇をスカートの太腿に巻き付いてるので、異変があればすぐにでも対応はできるので、実は完全な無防備ではない。だが、それでも気の落ちようたるや、魔法蛇でさえも慰めようがない。

 

(……もう、そのへんの男でも引っ掛けようかしら)

 

 一年の欲求不満どころではない、期待に期待しまくった一週間だったせいで、凄まじい欲求が溜まり、グレースの胸の内をムラムラで埋めていた。

 こんな風になったのは初めてであった。自分で制御できないほどの狂おしい情動は凄まじい。

 そんな気分になっていた所へ着信が鳴る。

 スマートデバイスの液晶ディスプレイに乗っている文字は「火野弾児♡」である(電話番号の交換は一週間前の艶夜の翌日、朝に行われた)。

 

「はい、もしもし? どうかしたかしら」

 

 先程までの負のオーラはどこへやら。

 声音すらもどこか高くなり、嬉しそうな声音でウキウキで喋りだすお姉様。

 この切替の凄まじさに周りの喫茶店の客は驚いたことであろうが、そんなことは全然気にしない。

 耳に当て、電話越しに聞こえてくる男の声に万事が全てである。

 

「……え? 買い物に付き合って欲しい?」

 

 弾児からの電話を要約すると、親戚の女性(恩師?)に誕生日プレゼントを贈りたいらしい。そこでプレゼント選びをしてほしい、とのことだった。

 念願のお誘いではなく、少しもやっとするお姉さんだが、すぐさま待ち合わせ場所に向かった。OKの旨は二つ返事だった。

 

 ☆○☆☆☆☆☆

 

「ハンドクリームだけど、この売場にあるのを見た感じ、乾燥肌の人にはこれか、これね。値段も安すぎるような粗製品でもなく、適正価格。油分も――季節的にも――」

「――うむ、よく分からないが、これで良さそうだな。助かる。ありがとう、グレース」化粧品や肌のケアは分野違いなので、説明されても分からなかった弾児。

「――どういたしまして」

 

 二人は都内の駅のホームに複合された量販店にへとやってきていた。その中でも女性化粧品等を扱うショップに来店している。

 話を聞いてみるに親戚の女性というのは弾児が中学三年間にお世話になったという親戚の家の人らしい。

 共働きの家庭で、夕方頃に野球部から帰ってきた弾児を迎え、色々と手を焼いてくれて、料理を数え切れないくらい振る舞って貰い、その恩は深いようである。

 年齢は弾児よりも2つ上で今は19歳だとか。

 

 詳しい話を聞いてしまい、さらにモヤっとするグレースだったが、笑顔で弾児からお礼を言われて嬉しさが胸の内に込み上げてしまう辺り、雌堕ちされせらた相手にはちょろいお姉さん(20歳)なのだが、本人的には無自覚である。

 

 さて、ハンドクリームのうちの一つを選んだ弾児。

 ハンドクリームのお値段も数千円に届くので、高校生の懐事情的には少し心配になる所である。

 

「お金の方は大丈夫かしら」

「こういう時のためのお年玉があるからな」

「……お年玉?」

「特に欲しいものとか無いからな。溜まってるんだ。あ……お年玉というのは正月に大人から子供に与えるお金の文化のことだ」

「なるほど。……ん?」

「野球部で必要なグローブを買ったりはしていたが、それ以外に活用することはなくてな。だから、誰かの誕生日に使ってるくらいだ。貯金はあるんだ」

「……なるほど」

 

 グレースはお年玉の文化については軽く分かったが、弾児の無欲っぷりの方が理解が深まった。

 自分の事にお金を割かず、誰かの為に金を使う少年。

 それはあまりにも――。

 

(……きっと、弾児の部屋もガランとしてそう、ね)

 

 弾児の無欲な気質は部屋にも現れていそうだな、とふと想像する。

 しかし、次の瞬間には、そんな部屋で押し倒し、倒される二人の姿というピンク色の妄想が広がる。

 

『我慢できないんだ……グレース……』耳元に口を近づけ囁く弾児。

『だ、駄目よ……あなたの家に軽く寄るつもりで……』ベッド上で身を捩らせるグレース。

『それだけじゃ済まないことは分かっていただろう?』服上から乱雑に胸に触れる弾児。

『そ、そんなことは……用事をすませて帰らないとで……ぁ、……』

『すごく、心臓が早い……』左胸を服上から鷲掴みにする弾児。

『ち、ちがっ……』鼓動がどんどん速まるグレース。

『あれからずっとグレースのことだけを考えていた』囁きを続ける弾児。

『ッ?! わ、わたしのことを……いっぱい……?』

『キスのこと』

『! あれは……』

『俺も――』

 

 乱雑に重なる唇。

 想像上の弾児のワイルドさが二割、三割増しで迫ってくる様はグレースの胎を熱くした。

 じわり、と下着に湿り気が滲む辺り、グレースはもう駄目かもしれない。

 

 といった所で、気づけば会計を済ませて戻ってくる弾児。

 弾児は妄想中のグレースに声をかける。

 

「戻ってきたぞ、グレース」

「あ、……お、おかえりなさい」

「今日は時間を割いてくれてありがとう。アンソルのボディガードもあるだろうし、長居をとらせるわけにはいかないな」

 

 アンソル。グレースは本来、アンソルのボディガード兼傭兵(アンソルに敵対する勢力との闘争での武力)として日本に滞在している。

 アンソル自身は敵が多いと言っていた。魔法界隈的には日本というのは片田舎も田舎らしいが、アンソルを付け狙う勢力というのは日本に来ているかもしれない。

 弾児は気遣いの言葉だが、グレース的には少しむっとなる(もうお別れの雰囲気を感じ取ったからだ)。

 

「今も休んでるんじゃないかしら『氷の魔法使い』の件で方々にやることが多かったから、朝方まで徹夜していたし」

「そうか。……だが」

「何かあったら、私に異変を伝えるアラームが鳴るわ。平気よ」

「そうか。……ふむ、では時間があるか。さて、何かお礼ができれば良いが――」

 

 グレースの言葉を鵜呑みにする弾児(やはりお人好しである)。

 昼食前後の時間なので、お礼に昼食でも奢ろうかと切り出そうとした所だった(しかし、グレースは喫茶店で既に食べているのだが)

 

「おっ、弾児じゃんかー」

「おはよう。……いや、こんにちはの時間かもしれないな」

「げっ……茶髪の高身長セクシーお姉さん」

「む? お前たち」

「あら」

 

 商業複合施設、大型量販店。弾児の通う生徒もよく使うモールの通り道なので、知り合いに会う確率も高い。

 弾児の親しい友人の顔ぶれだった。

 玉城。灰色の髪の短髪に、弾児よりもやや高い180cmくらいの高身長なのだが、猫背気味のため、実際の身長からはやや低く見え、誠実そうな好青年。

 中岸田。坊主頭に、くりくりとした目のせいか童顔っぽく見え、中学生と言われても遜色無さげに見える。活発そうな印象を与える少年然としている。

 大矢倉。黒髪で、前髪は目が隠れるほどの長さであり、横髪や後髪も肩に届くほどの長さ。身長は低く、160cmあるか無いかという所。こちらも少年然とした印象を与える。

 

 いずれも弾児の親しい友人であり、同級生たちである。以前にもグレースと弾児が話している所へ鉢合わせした事があるので、これで二回目だ。

 

「「「こ、こんにちはー」」」

 グレースの目を見て、しっかりと挨拶する辺り、上級生に対するような目上や年上の態度は礼儀正しい。

 模範的な一般生徒であるが、挨拶を済ませると、すぐさま玉城が弾児にヘッドロックをかけて、グレースから離れた所へ引き連れていく。

 その際に「おしゃべりの最中、すいません。ちょっと弾児を借りますね。すぐ終わります」と一言を残して。

 

(男衆の中で、弾児だけ彼女ができているようで、抜け駆けして許さない……って感じの雰囲気ではなかったわね)

 

 グレースはすぐにその場の雰囲気を察する。別にその事に関して、表情に現れる様子は無く、先程までの弾児の言葉に対して一つ一つ一喜一憂する様子からポーカーフェイスに切り替わる。

 彼女は営業スマイルを貼り付けているのだが、その様子を逆に見抜いた玉城は尚更怪訝げにしつつ、離れた所まで引っ張った弾児に問いかける。

 

「アンソルちゃんがいるのに、二人きりで呑気にこんなモールでお買い物って良いのか。弾児」

「む? 親戚のプレゼント選びに手伝ってもらっただけで――もがっ」ヘッドロックが強まる。

「あのなあ……。茶髪のセクシーお姉さんと二人で歩いてる姿をウチの生徒が見て噂になって、アンソルさんの耳に入ったらどうするんだよ」これは大矢倉の声である。

「噂? どうして噂になるんだ」疑問符を浮かべる弾児。

「相手が綺麗なお姉さんだからだよ。相手がどんな人か気になるのが人情ってモンで」続ける大矢倉。

「それにアンソルさんが二人で歩いてる様子を見たら、どんな気持ちになるか」横から割って入ってきた中岸田の声は心配そうな声音である。

 

「だから、どうしてグレースと二人で歩いているのがそんなに問題なんだ???」

 

「「「……」」」

 

 異性と二人で歩いている、という視覚的事実から生じる様々な多方への影響力というものを何も理解していない弾児を睥睨する友人三人。

 大きくため息をついて、「昔から弾児はこうだからな(玉城)」「朴念仁(大矢倉)」「アンソルちゃんかわいそうに(中岸田)」それぞれに物を言っていると、待ちきれなくなったグレースが四人の元へやってくる。

 

「まだかかりそうかしら」

「い、いえ?! 話は済みました!?(※済んでない)」

 

 小首を傾げて、営業スマイルから一転して艶っぽい笑みを浮かべる大人の色香を目にすると、慌てて玉城はヘッドロックを解除する。

 それに合わせて中岸田と大矢倉もばっ、と距離をする。ヘッドロック解除直後の玉城も慌てて離れる。

 大人のお姉さんの色香にタジタジな友人連中から解放された弾児。その二の腕に腕を通すと、強引にグレースは自分の方に彼を引き寄せる。

 

「ごめんなさいね。他にも用事があるから」

「用事?」そんなものあったかな、と疑問符をまた浮かべる弾児。

「よ、用事を邪魔するわけにはいかないですね?!」大人のお姉さんにドッキドキな中岸田。

「弾児君とはもう良いですので!?」中岸田の声に続く大矢倉。

「ちょ、おまえら――!?」同行人二人の反応にはっとなる玉城。

 

 ここで解放して本当に良いのだろうか、という玉城の思考時間は与えられない。与えられなかった。

 電光石火の如く、お姉さんは一歩先をいく。

 

「それじゃあ」

「ま、また……っ?」

 

 強引に引っ張られる形で、友人三人が来ていた方とは別の方角へ逃げるように去っていくグレースと弾児。

 グレースがいなくなってから、しまった、という顔をする玉城。

 

「恋人なのかなあ」不思議がる中岸田。

「そういう感じかは怪しくないか」考察を深める大矢倉。

 

 アンソルが弾児に向けている好意を察知しているので、知らないお姉さん(グレース)に対する敵愾心のようなものは少なからずある(アンソルの初々しい様子もまた友人三人の中では高ポイントであり、危なかっしい所のある弾児をリードしてもらい任せたい所もある)。

 

「どういう関係性か確認しておくべきだった」

 

 遅れてやってくる後悔というものはあり、玉城は後悔に呑まれていた。

 

 ☆☆○☆☆☆☆

 

 駅に付属しているモールなので、駅の方面にへと移動した二人。

 グレースは相方の腕にしがみついた体勢であるが、弾児の二の腕に柔らかい双丘が惜しみげもなく当てられている。

 その感触に反応し、顔を赤くしている弾児。

 その様子がとても可愛らしくあり、愛らしい様子に見え、またグレースの気持ちを扇状的に煽っていく。

 

「決めたわ」

「? ん、んんんっ……何をだ」腕の感触をごまかすように咳払いする弾児。

「弾児にしてほしいこと」

「! さっきは友人達と会って、話が途切れたからな」

「ええ。途切れちゃった話の続きよ」更に胸を押し付けるグレース(彼女の谷間に寄せられるイメージだ)。

「う、う、む……何をすれば、いいだろうか」視線を逸してしまう弾児。

「『マッサージ』」

「え?」

「……一週間前にした『マッサージ』。アレを弾児にしてほしいの」

 

 くすり、と妖艶に笑うグレースの横顔を見つめる弾児。

 彼の中の気持ちいい官能の記憶が容易く蘇り、バクバクと動悸が早くなっていく。

 

 ☆☆☆○☆☆☆

 

(き、来てしまった……)

 

 一度目の強烈な体験を経た男子。

 二度目も期待し、それが自分から誘うのが恥ずかしい思春期ではあるが、グレースのような美女から「ワンモア(もう一回シたい)」と言われ、ここまで来れば据え膳である。

 義理を立てるような恋人もいない弾児。

 一週間前までは純粋無垢な聖人であったが、セックスの味を覚え、美女から誘惑されれば乗ってしまう弾児。

 この辺りは俗っぽいかもしれない。

 

 二人はラブホテルの一室にへとやってきていた。

 キングサイズのベッドが中央にあり、そのベッドの右脇の先にはテレビやゲーム台があり、左脇にはシャワーがあるような構造の一室である(入り口に入ってすぐに大人の玩具がある自販機も置いてある)。

 照明の色は完全に切れる消灯モード、微灯モード、ピンクやオレンジ色の照明変色モードと色々ある。

 

 グレースと弾児は暑い所を通ってきたので、グレース的にはシャワーを浴びたかったが、その暇さえも惜しく感じてしまう程の"熱"が彼女の内側に巣食っている。

 すぐに触れたい気持ちがあまりにも強い。

 準備を急ぐ。

 ベッドのすぐ右脇の腰の低いサイドテーブルの上にお香置きを置く。

 すぐ焚かれたお香からは桃色の煙が漏れ出ていき、空気よりも軽いのか部屋内に蔓延していく。

 

「……それは?」

「リラックスするためのアロマキャンドル……をイメージしてくれれば? 特別な『マッサージ』だもの。効果を最大限にしたいわ」

 

 この発言は嘘である。

 弾児は「アロマキャンドル……テレビで見たことがあるな……」と、しげしげとお香置きからあふれる香りを見つめているが、彼は騙されている。

 消力の香とはまた違った、人間の興奮作用を強めるお香である(ちなみにこれは消力の香と合わせて使ったりできるものだが、これ単体だと材料費含めても安価である)。

 

 媚薬毒を直接注入し、極度の興奮状態にあった前回(いっしゅうかんまえ)の弾児。

 彼の感度も研ぎ澄まされていたものである。

 しかし、前回と違い、今回は媚薬毒のような直接的な事はしたくないグレースであった。

 たまに「セックスをしてみたが、あまり気持ちよく無かった」という発言をする人物がいるが、それはその人物の気持ちよくなる為の所まで感度や快感が一定ラインを上り詰めてしまう前に、セックスが終わった事に起因する。

 もちろん相手との体の相性も含まれてしまうが、今は体の相性の件は除外しよう。

 

 さて、短時間で準備が済む人物ならば、それで良いが、じっくり時間をかけずに準備完了までいけず、漠然とセックスが気持ちよくなかった、という残念な経験が残る。残ってしまう。

 期待値が大きいほど、この残念な経験というのは尾を引いてしまうものだ。

 

 弾児は短時間で一定のラインまで上り詰める感度になれるか、それともじっくり時間をかけないといけないかはグレースには判断がつかない。

 なので、今回も利用できるものは利用する。毒に比べて、前回よりもマイルドな手段になるが、それでも効果のあるお香には間違いない。

 それに『三回目』や『四回目』を既に期待してしまうような 「都合のいい相手(リピーター)」になりかけている事をグレースは故意に見落としている。

 

 彼女は自らの服に手をかける。

 

「……」

 

 ベッドの縁に座らず、立ったままのグレース。彼女は自分で服を脱ごうかと思ったが、弾児を意識すると途端に羞恥から手が止まる。

 恥ずかしい。乙女のような気分になり、胎が熱くなり、胸が高鳴る。

 

「どうしたんだ、グレース?」

 

 お香を見ていた弾児がグレースの元に行く。

 ベッド前で何やら悩んでいる彼女の姿はいつもより小さく見えた(それでも弾児よりグレースの方がやや身長が高いので、目線的には見上げる形になりがちなのだが)。

 

「どうもしてないのだけど……ん」

 

 羞恥に少し塗れてから、口を恐る恐る開く。

 発言には勇気が必要な言葉であった。

 

「……その、、……………わたしの……、…………ふ、………………服を脱がしてもらっても……いいかしら…………」

「へ?」

 

 言い切ってしまうと、更に耳を赤くしていく年上のセクシーなお姉さん。

 弾児にとっては青天の霹靂。

 しかし、すぐに先週の経験を思い出す。汗だくになった自分の体。それにグレースもまた汗まみれだった筈だと。

 

「そ、そうだな……。……服は脱いだ方が良いな」

 

 男児は、前戯についてもまだよく分かってないが、この時期だからこそ脱衣の必要性があるのだと何となく理解した上での旨を告げる。

 自分で脱いだ方が良いのでは――。そう発言しようとした所で、熱く濡れた瞳が目に映る。グレースの瞳だ。

 光に反射し、潤みがある瞳。思春期男子はその艶さにドキリとなり、その雰囲気に呑まれていく。

 

「……う、上にめくりあげれば良いか」

「……、…………お、おねがい」

 

 ボタンのついてないタイプで、丸襟のサマーブラウス。

 服を捲りあげるしかないので、服の裾にへと手をかける弾児。興奮作用のある煙がよく効いている。これから起こる『マッサージ』という名のセックスへの期待感と高揚感が全身を支配する。

 性欲が正しい方向で湧いていき、これから服を脱がす、という男女の大事な儀式を経る。

 グレースからの許可も降りているので、後は服を捲りあげるだけだが、前回と違って、今回は自分の意志で捲りあげる、という行為となる。

 頭の裏に一瞬チラついたアンソルの顔。しかし、目の前で荒い息遣いを繰り返すグレースが視界に入る。

 

 男らしくすぐに捲り上げれば良いが、葛藤が生じる。

 プレゼント選びを手伝ってくれたお礼に『マッサージ』を本当にする必要があったのか。

 まだ戻れるのではないか。今からでもグレースに断りを入れるべきでは。

 そんなもしもの可能性を想定し、脳内を走っていく。

 

 グレースは迷う弾児の様子に気づいた次の一手を繰り出すべく、形の良い唇から言葉を紡ぎ出す。

 

「……熱くて……しょうがないの……は、……早く……♡」

「~~~~~~~~っ」

 

 弾児はお色気に耐性が低い。以前の弾児ならばこの場からの闘争等で逃げの手段が使えたが、今の彼は童貞(そう)ではない。

 顔を近づけられ、至近距離で囁かれる言葉の何と色っぽいこと。

 その言葉に誘われ、先程までの葛藤が、理性が、本能によって溶かされていく。

 やがて、服の裾をつかんだ弾児の手は上へ上へと上がっていく。

 肌色がどんどん増えていき、汗をかいている汗ばんだ白い肌が増えていく。

 グレースの良い香りに混じって、酸っぱいような汗の香りが薫っていく。グレースの顔で鼻腔がいっぱいになり、それがまた興奮にへと変わる。

 

「……あっ……♡」

「……ッッッ」

 

 グレースの小さな声が漏れる。

 衣服が捲れ上がり、肌色だけでなく、赤色が増える。もちろん、赤色は下着の色だ。

 赤色を基調としていて、花柄の刺繍が表面には余すことなく入っており、下着(ブラジャー)の縁には黒色のレースがある、セクシーなランジェリー。

 黒と赤のコントラストは男性の欲情を的確に誘う。

 途中から腕をばんざいにしたグレース。その腕を通していき、ブラウスを脱がしきると、思わず見つめ合う二人。

 

 前回は下着(ブラジャー)をつけておらず、タンクトップに未着用(ノーブラ)だったグレース。

 豊かなFカップの双丘に、下着が着用されることで、こんなにも色っぽく、扇状的な光景になること。

 弾児はその光景に思わず生唾を飲む。

 一方で、グレースもまた雌に堕ち、自ら認め、定めた雄から熱っぽい視線を浴びている。それだけで胸が高鳴りっぱなしであり、高揚感と期待感と緊張感で胸が張り裂けそうになっている。

 いつでも触って良いですよ♡、という媚びに媚びた女の目線をチラチラと、逸しては見る。見ては逸れるを繰り返す。

 ただ、あくまで建前は「マッサージ」という風体なのと、性知識皆無な弾児にグレースは教練(レクチャー)する。

 

――むぎゅむぎゅ♡ 

――――ふにゅ、ぎにゅぎゅ♡ 

――――――ぎにゅぎにゅ♡

 

「ぜ、……前回(いっしゅうかんまえ)は毒を使ってしまったけど……本来は、男女が互いに体を触れ合って……ん、……っ、そう……♡

 弾児が胸を触ったり、……わたしが、あなたのおちんちんを……触れたり、して……じゅんびをすすめて……いくの……っ、ん……♡

 下着が……堅い?♡ そうね……下着(ブラ)の中に、おっぱいを……つつむためのカップや、形を整えるワイヤーとか……んぁ♡

 そういうのが入ってるの……♡ ……ええ……もう、直に触ってみる? ……ふふ、そう……♡ なら、もうちょっとこのまま……♡」

 

 グレースは言葉を交わしながら、その時々に下着越しに胸を揉まれる度に喘いでいる。

 弾児の大きな掌でも、少し余るボリューム感。

 前回とは違い、肌色だけでなく大部分が下着で覆われているので視覚的にも愉しい。

 女体の愉しさだけでなく、身につけられた下着によって、気分が高揚するのもまた知的生物ならではの楽しみである。

 初めての玩具に夢中になる男児ならぬ弾児。

 年上のお姉さんの胸を揉みしだく感覚に夢中になっていた。

 直のおっぱいをまた見たい気持ちもあったが、今は新鮮さを優先する。

 

 興味本位に持ち上げてみたりすると、ずっしりとした感触が掌に返ってくる。

 よく肩凝りする、と愚痴るグレースの気持ちが分からなくもない。

 

「……これは、大変だな」

「ふふ……意外と女の人も大変なのよ?」

「さ、触って分かることもあるものなんだな」

「……むしろ、今日色々と知ってもらうことがあるわよ、弾児?」

「ッ? 色々とは」

「おっぱいだけじゃなくて……ん、こっちも……♡」

「こっち……? こっちとは一体……他にも触る場所……」

「ふふ……♡」

「笑うだけ……?!」

 

 グレースはすぐに教えては後の楽しみが無くなるのは嫌派らしい。もったいぶるお姉さん。

 そんな会話を交わしつつも、胸に触れる魔力に囚われたままの弾児。

 時々、少し掌に力が入る。

 

――むぎゅーーーー……

 

「ん………ッ、あ……♡」

「あ……い、痛かったか?」

「だ……大丈夫よ……」

 

 少し痛みが生じるほどの掴み。上擦り混じりの喘ぎ。

 他の行きずりの相手なら「ちょっと#」と怒る所。

 だが、痛みすらも許容してしまう寛容さがあるほどに――。

 

(わ、わたし……♡)

 

 弾児が持つ力強く太く熱い男根。それに屈服し、心が負けきっている。

 眼の前の雄に体を自由にされる歓び。その方向に目覚めきっている。余りにも被虐的。

 

「は、ぁ……ん、……ふぅ……♡」

「……あ、ありがとう……? ま、満足したのが」

「あら、……もういいの?」

「う……、……うむ」

「そう……それなら良いけれど」

「……脱がそうか」

「……ええ♡ そうしてくれると助かるわ。あ、これの外し方だけど――」

 

 グレースは背中に手を回し、下着の留め具(ホック)の位置を何となく説明する。

 弾児はそれを聞くと、体を寄せて、密着するようにしながら、背中に手を回し、下着の留め具を手探りに探す。

 見つけ出すと、片手で難儀そうにしながら、頑張って外そうとするが、時間がかかる。

 

「焦らなくてもいいわよ。……逃げないから」

「ま、待たせるのも何かな、と思ってだな……あっ」

「んっ、………は、ぁ……あ……♡」

 

 弾児は小さく声を上げる。それに伴うように下着が少し浮く。

 グレースは締め付けられていた下着の感覚から解き放たれ、息をつく。

 やがて下着の肩紐を腕に通す形で脱がしていくと――。

 

――たゆんっ♡ ふにゅん♡

 

 肌色の大質量が外気に触れる。柔らかく縦に揺れた巨乳。

 下着の中に押し込まれていた圧倒的存在感を目にし、弾児は息を呑む。

 お香の香りは興奮が増すほどに、甘い香りに変わっていく。弾児の鼻腔はすっかり甘い香りでいっぱいだった。

 これはマッサージである、という名目がある筈なのに興奮が隠せない。

 視線が釘付けになったことで、雌(グレース)はまた笑む。

 

「……い、いつでも……触っても良いわよ……っ♡」

「わかった。…………それじゃあ」

 

 少しだけ左右に腰をふりふり、と媚びを売る。双丘が左右に淫靡に揺れるのがまたいやらしい。

 思春期男子は誘蛾灯に誘われるように手を伸ばす。

 弾児の指が沈み込み、指の形を受け入れていく。

 

――ふわっ♡ ふにふに♡

 

 過興奮な一度目とは違い、しっかりとした認識で揉むおっぱいの感触。

 また新しい成功体験が弾児を上塗りしていく。

 とても柔らかい感触が掌に跳ね返り、病みつきになりそうな脂肪の塊。

 古来、数多の男性が魅了されてきた一端に触れると止まらなかった。

 

「い、痛かったら……言ってくれ……っ」

「そ、そのときは……ぁ……♡ 言うわね……♡ んん、……っ♡」

――もみもみ♡

――ふにゅふにゅ♡

 

 夢中で揉み始めた男子は止まらない。

 円を描いてみたり、下から持ち上げてみたり、横乳に触れてみたり。

 興味津々で、性欲丸出しな方にへとどんどん傾倒していってしまう。

 駄目だ、と分かっている分、脳内を支配する背徳感の増大。

 清らかな人ほど、その落差の快感は凄まじいのだ。

 

 時々、痛いぐらいに力が入り、ぐにい、とおっぱいの形が歪む。

 しかし、この痛みもまたグレースの官能に変わる。

 股間の湿り気を増やす塩梅になる。

 被支配欲に支配され、胎の奥が切なくなる。

 

――じわっ♡

――すりすり♡

 

 切なさは太腿を左右に擦らせる。ロングスカートの中は既に女の香りが立ち昇り始めていた。

 発情した女(めす)の匂い。

 その香りに反応するように、弾児は片方の乳首に顔を寄せていく。

 

――ぱくりっ

「ひゃっ……っ♡ そこは……っ♡」

「はむ……ん、……」

 

 これは俺のだ、と言わんばかりにむしゃぶり始める。

 

――れろっ♡

――くにっ♡

「あ゛……っ♡ ん゛っ……♡」

――ち゛ゅ……じゅっ……

――ピンッ♡

「そ、そんなに……吸っちゃ……♡」

――じゅううううう

「あ、……ぁぁぁあ……♡♡♡」

 

 一挙一投足で良い女が乱れる様というのは素晴らしいものである。

 ご多分に漏れず、弾児もその様に愉しんでしまう。

 あえて乳首や乳輪にに触れないように焦らしていた動きがあった為に、満を持しての乳首吸いというのがよく効いている。

 グレースが出来るのは赤子のように吸い付き、乱暴狼藉を働く嵐が過ぎ去るのを耐える他無い。

 弾児の頭に手を軽く添えて、切なそうにヒンヒン啼いている。

 

――ころっころっ♡

――じゅうううう

――れるれるっ

 

 すっかり吸い散らされ、舌で転がされ、口が離される頃には、形の良い勃起乳首にへと変じていた。

 照明に晒され、唾液に濡れた乳首。

 ピンッと上をそっぽ向いているのがとてもインモラルである。

 

「ぷはっ……」

「はぁー……はぁー……♡」

 

 溜まっていた性欲が解放される。快感に変わる。その発散感と来たらグレースにとって待ち望んだものであり、少し力が抜けてしまう。

 軽く絶頂(イッて)しまうほどであった。

 それを思わず支える弾児。

 

「……すまない。ちょっと、やりすぎたかもしれない」

「へ、平気よ……♡ あなたの……弾児の、……すきに、なさい……♡」

「!」

 

 お姉さんは念押ししなければ大胆にならない男の扱いが分かってきたらしい。

 どこか枷をつけたように、大胆に動けない少年。またもや背中を押されて、興奮が増していく。

 もちろん、興奮のせいで既に彼の股間部はパンパンに張り詰めていた。

 学校帰りではなく、彼の位で立ちはTシャツに、ハーフパンツというラフな格好である(夏らしいといえるだろう)。

 スラックスの時よりもハッキリとしたハーフパンツの下腹部を押し上げる様子。グレースはそれを見て、生唾を呑む。いやらしい女である。

 

「つ、次のステップに進みましょう……?♡」

 

 ☆☆☆☆○☆☆

 

――ジーッ(チャックを下ろす音)

――しゅる(布擦れ音)

――ぎしっ(ベッドに上がる音)

 

 グレースはロングスカートを自ら脱ぎ、ベッド上にへと上がる。スカートの脱がし方は恥ずかしくて教えられなかった(変な所で乙女心が働いた)。

 後ろを向いている弾児は、強い高揚感と共に聞こえてくる音に興奮していた。

 アンソルが同室で着替えをしていた時に、弾児が後ろを向いていた際に聞いたのと同じような布擦れ音。それを思い出したからだ。

 

「もういいわよ」

 

 グレースの許可の声。弾児はそれと共に振り返る。

 

 

 キングサイズベッドの上では下半身に下着(パンティー)を纏っただけの裸体の美女が横たわっていた。

 この下着というのも上のデザインと同じだが、女陰の上の三角地帯の肌が薄く透けている仕様である。それ以外の部分も普通の下着より布面積が小さい。

 また、上の下着と同じデザインであり、赤を基調としていて、縁や裾には黒いレースがついている。

 これまたセクシーなものであり、過剰にいやらしい。

 先程履いていたスカートは邪魔にならないようにサイドテーブルに掛けられていた。

 

「――――っ」

 

 弾児は滾る。

 雄の血が強くざわつく。

 弾児の中の本能が囁く。

 この雌はお前の為にこのような下着を着用し、誘ってきている。そんな浅ましくいやらしい女なのだと。

 

 彼はのっそりとベッド上にへと上がる。

 そうしてから、誰に教えられたわけでもなく、無意識な遺伝子からの欲求で女に覆いかぶさる。

 ベッド上にグレースを押し倒し、その上に覆いかぶさるかのような体勢。

 

 一週間、夢にまで出てきたような体勢にグレースも高揚し、昂ぶる。

 

「つ、………次というか」思わず声をどもらせてしまうグレース。

「次」

「そ、そう……ぜ、前回の時に……お、おちんちんを……入れた所が、あるじゃない……?」

「ここか」

「ひゃっ……♡!?」

 

――ぬちゅ♡

 

 指先が下着越しに秘所にへと触れる。

 男らしい太い指。いきなり触れられ、甘い痺れという名の快感が腰に広がり、思わず喘ぎを零す。

 弾児の興奮が最高潮にまで達している。息遣いもどことなく荒い。そんな荒い息遣いを正面から眺めれば。

 弾児の大胆な指使いと様子に、グレースの胸の鼓動は速まり続ける。

 

「そ、そう……そこよ……っ、あ……んっ……♡」

(ふ、太い……ゆび……っ♡)

 

 期待していた通りの展開。それが早々にやってきた事に嬉しさと性を貪る浅ましさが花開く。

 既に濡れてきている下着を往来する度に、布地と下の秘所が擦れ合い、快感を作る。

 

「下着越しに……触れれば、いいのか………そのうち、濡れてくる……?

 だが、もう濡れているぞ。ここは……。……そうか、このまま続ければいいのか。

 わかった。…………どのくらいまで、こうしていれば、いいのだろうか。

 ふむ……わかった。頃合いは、グレースに任せる。そうか……、濡れて……準備ができたら……。

 ……、また、前みたいに、入れても『良いんだな』」

――すりすり……しゅっしゅっ……

――ぐちゅ♡ ぬちゅ♡ ぬりゅ♡ ずりゅ♡

 

 グレースからの教練を受け、女性のヴァギナがどういう仕組みなのかを理解していく弾児。言葉通りの事象に興味津々であり、実際の女体から分泌する愛液の仕組みにも驚きを隠せない。だが、そういうものだと理解すれば、この年代の男子女子というのはスポンジの如く理解を吸収する。

 弾児はどんどん指を動かしていく。力加減についても軽く聞いた。強すぎてはいけず、腫れ物を触るような優しい指使いで。

 ちなみに小さな面積の下着なので、指が上下に動く度に布地のほとんどが連動して動く。

 その度に涎を垂らし続ける秘所に指が当たり続ける。グレースの快感が少しずつ増していく。

 お姉さん的には後半の方の言葉は余り聞こえてないほど、今の指の動きに意識が集中してしまう。

 

 

――ずりっ

――ぐちっ♡

「~~~~~~~~~~~♡」

「……?」

 

 

 秘豆――クリトリスにへと偶然、指先が強めに触れる。濡れきった布地ごと、指先で圧迫されたせいもあり、強い刺激であった。

 グレースは軽くイッてしまい、絶頂から来る軽い痙攣と共に、ベッドのシーツを掴み、あられもない顔と声を上げる。

 弾児はそんな様子に聡く気づく。

 

「……平気か、グレース」

「……だ、……だいじょうぶ、よ。……平気。………その、……軽く、イって、しまって……。

 女はね。……気持ちよく『なりすぎる』と、……こう、体が……震えたり、しちゃうの……♡」

「なりすぎる……そうか。……俺の指は良かったんだな」

「……ッ、それは……」

「だから、今みたいに……」

「………え、えっと……」

 

 グレースは素直に答えていいものか、と視線を泳がせる。

 だが、覆いかぶさる男――弾児から見下され、真っ直ぐに射抜かれる視線に体が震える。歓喜の震えだ。

 男に支配され、見抜かれ、自分の体がどういう風になっているかの理解。

 そうされる歓び、そうされてしまう喜びを体は欲する。そのため。

 

「……、……よ、良かったわ……、……良かったです」

 

 しおらしく軟化した態度。思わず敬語になるほどの上下関係を少しずつ分からされていく。

 太腿を内股にして、もじもじしながら、口元と下腹部を自らの手で隠し、顔を真っ赤にしながら。

 空調と冷房で涼しいはずの部屋が熱気と興奮に包まれ、いつまでも冷めない。

 少しの沈黙。しかし、弾児の下腹部は熱(いき)り勃(た)ち、ハーフパンツの下にとどめているのがしんどくなったのか。

 いきなり脱ぎ始める。

 

「あ、ちょっと……、………だん、じ………」

 

 

――ぶるんっ、びきっ、びきびきっ#

 

 

 完全(フル)勃起状態であった。完全に臨戦態勢に入っている剛直が晒される。以前は二度の射精をしてから、若干大きさが緩和されたものが挿入された。

 だが、今回は流れが違う。拘束されてもおらず、レクチャーされながら、自ら雌(グレース)の女体を味わっていった。

 また、一度挿入している男女仲である。

 眼の前の雌を味わいたくて仕方がないほどにカウパー汁を涎のごとく垂らす、雄々しい様が晒される。

 

「ふーっ……ふーっ……」弾児は獣のように荒い息を零し、血走った目を浮かべる。

(こ、こんなの……入れたら私……壊れちゃうんじゃ……)グレースは剛直の様子に恐怖と期待と欲情が入り混じった目を浮かべる。

 

 一度は出して、大きさをマシにしなくては。

 そんな考えが脳裏を過る。グレースの手が男根にへと手を伸ばそうとする。

 

「い、一度……出――」

「すまない、グレース。……脱がしたり、しないといけないんだろうが、俺は、もう」

 

 我慢出来ないんだ、という言葉が続きそうな言葉。その発言すらも躊躇い、グレースの発言の途中で男根を女陰に寄せる。

 構造を無意識に理解しており、ある意味で合理的にして最適化された行動。弾児は下着のクロッチを横にズラすことを選択し、女陰を外気に晒す。

 

――ぐっしょり♡

 蕩けきった女の入り口が晒される。一度の絶頂を経て、蜜はしとどに溢れている。

 この蜜壺の味は知っているため、思わず快感の記憶が想起される。

 入れたら絶対に気持ちいい。

 

「あっ……?!」下着を脱がされることなく女陰が晒され、驚きに声を上げるお姉さん。

「ふーっ……ふーっ……。ここ……だった、な……」

「あ、……待って、弾児……今、は……っ」

「すまない。もうがまんできないんだ」

「!? ……~~ッ」

 

 一番願っていた言葉を聞いた所でグレースはもう言葉を止められなくなっていく。

 

「く、ぉ……っ。これだけ濡れていれば――」

 

 剛直の根本に手を添えた弾児は、角度を調整する。

 

――ずりっ……

――ぐちゅ♡

 

 男根の先っぽを、ほかほかの割れ目に押し当てる。腰が痺れるほどの気持ちよさ。

 割れ目の上で丁寧に整えられた茶色の陰毛が微かにそよぐと、これまた卑猥である。

 

「も、ぁ、……ん……♡ ……も、もう……ちょっと……、し、…下……よ」

 

 胸がきゅんきゅんと高鳴りっぱなしのグレースは恐る恐る手を伸ばす。

 伸ばした手は男根の雁首の下辺りに触れる。そのまま、女陰(マンコ)の入り口を的確に指導する。

 

「ぅ、お……っ。……そ、そうか……ここ、か……、ありがとう……グレース」

「ど、 ……どういた、しまして……っ♡ あっ♡ やっ♡」

 

――ずりずりっ

――ぬちゅ♡ ぐちゅぬちゅ♡

 

 蜜壺から溢れる蜜を亀頭に擦りつけ、馴染ませていく。互いに気持ちよくなるが、さらに気持ちいいものが待っていることを両者は知っている。

 グレースに出来るのはもう耐えるのみ。以前のような騎乗位とは訳が違う。正常位の体勢である。弾児の雄の象徴を受け入れるしかないのだ。

 そのため、浅ましく男の下で喘ぐ他無いのだ。

 

「い、……いつでも、……来なさい……っ♡ だんじの……うけ、いれて……あげるわ……っ♡」

 

 受け入れ体制がばっちりできていることを自ら宣言する。

 とびっきりの美女からの受け入れ宣言。それを受けて、我慢できる男子などいるわけがない。

 次の瞬間――。

 

――ずぷぷぷぷぷぷっ♡

 

「あ、あああああああああ!♡♡♡」

「く、おお……ッッ……!!」

 

 半分ほどまで弾児の男根が沈んでいく。前回とは違い、完全な勃起状態での挿入。スムーズにはいかなかった。

 一気に奥まで沈めるつもりが、引っかかってしまう。それでも強烈な圧迫状態。半分の時点で、グレースは絶頂を迎える。

 

――ぷしっ♡ ぷしっっ♡

 

「……っ……?」

 

 潮が接合部から溢れ、断続的に噴き上がる。

 弾児はその様子を不思議そうに見つめ、グレースに訪ねたかったが、肝心の彼女は顔を横に向けて、必死に快感に耐えているようだった。

 膣内が「弾児の形」に完全に塗り替えられていく。前回が偽とするならば、今回は真。真の形の大きさに「拡げられて」しまう。

 それに断続的に膣痙攣で男根を頑張って締め付けてくるのがまた心地よい。

 

「あっ、あっ……あぁ……っ♡♡♡」

 

 グレースが顔を横に向けた時に乱れた茶髪。その隙間から、とろん、とした瞳が片目だけ見えた。

 

――びきっ#

 

 雄(だんじ)を滾らせるにはそれだけで十分であった。脳の理性と、下半身の本能が分離する。それぞれが別の生き物になってしまったかのように。

 まだ入り切ってないではないか、と本能が叫ぶ。

 

 

――ずっぷり♡

 

 

「ひゃっ!? う、ウソ……あ、あああ……ぁあああ?!♡♡」

「ぐ、ぬぎ……っ……」

 

 奥の奥まで挿入していく。容易く触れる雌の、女体の中でも縁遠い場所。性交渉という限られた雄の中でも、特別なサイズの持ち主でしか到達できない秘中の秘。

 そこに乗り込み、荒らしていく剛直。全体の八割が収まった所で、ゴツリ♡ と膣奥を押し上げる。

 女として全開の喜びの境地に達する。グレースの呼吸は浅く、速く、短いリズムで繰り返す。

 

 男根が膣内に収まった時点で、グレースの完敗は既に決まっていた。

 後はもう消化試合である。もうグレースの中に「弾児に負け(わからされ)ました」というラベルはびっしりと貼り付けられ、こびりついてしまった。

 

 魔性というべき巨根。

 本来の正史(架空ラノベにおいて)であれば、これをいずれ受け入れていたのは恋人同士になったアンソルの方だというのに、この浅ましい雌(グレース)は興味本位から手を出し、先に味わっている。

 

 彼女は次に来る衝撃を何とか耐えようと歯を食いしばる。

 弾児という女を知ったばかりの男なので、どれほど乱雑に動かれるかも分からない。痛みが生じることは明白であろう。

 しかし、痛み以上の幸福を――。

 

(……?)

「ふー……っ……ふー……ふー……」歯を食いしばり荒い息をつく弾児。

 

 弾児はすぐには動かなかった。大きく息をついて、荒く短く早い呼吸を繰り返す。

 グレースの膣内は無数の膣襞がある。名器だ。迎え入れた雄のナニをこのザラザラとした部分で気持ちよくし、圧倒的な気持ちよさを与える場所である。

 その気持ちよさに耐えていた。

 なぜかは分からない。

 じっと耐えている。

 弾児の理性がどうしてそのような選択をしているのかは理解ができなかった。

 

 しかし、グレースの預かり知らぬ所で、彼女の体自身は速やかに事態を進行させていた。

 膣(・)壁(・)が(・)弾(・)児(・)の(・)形(・)を(・)覚(・)え(・)て(・)い(・)く(・)。

 膣壁というのは受け入れた男性器が全く動かなければ、その間、防御反応に似た肉体反応として形にフィットさせるようにする。

 これからこの膣内で前後に動く、「性器の形」を覚え、母体が痛みを覚えたりしないように回避するためでもある。

 それに弾児のサイズ感も素晴らしい。このため、潤滑油となるような愛液の分泌も促進される。

 さらには心の動きも起因する。脳内で愛情ホルモンが過剰分泌され、さらには軽い絶頂も相まって、子宮口がみっともなく下がり、男根の先に触れ合う。

 

 弾児は本能で動いている。

 脈々と受け継がれてきている遺伝子が、次代にも確実に母体を傷ませないように残すために必要な技術を覚えているのだ。

 

 時間が経ち、なじんできた膣内。

 ここまでお膳立てされればどうなるか。

 

 

 

――ずぷ~~~~~っ……どちゅっ!

 

 

 

――ぷしっ、ぷしっ、ぷしっ♡♡♡♡♡

 

 

 

「ひゃ……ぇ、……っ♡♡♡♡♡?????」

 

 

 腰が溶けた。

 グレースはそう勘違いするほどの腰の衝撃が、腰から頭へと駆け上っていく。

 一気に駆け巡った快感が頭から再び、ブーメランするように腰にへと降りていく。

 その結果、盛大に潮を吹いていく。絶頂を迎えた。

 

 ナニが起きたのか。

 単純にゆっくりと腰を引いた弾児が、一気に馴染んでいる膣内を膣奥まで一気に貫いただけのこと。

 ただ、それだけ。

 

 それだけのことなのに。ぶわっ、と背筋に汗が生じる。

 グレースは既に白旗を上げているというのに。

 再び、ゆっくりと腰を引いていくだけで繰り返されそうになる動きに恐怖する。

 

 

――ずぷぷ~~~~~っ

 

 

「だ……まっ、………待っへ……だん――」静止の声を上げるグレースだが――

 

 

――どちゅっっ!!

 

 

――ぷしゃあああああああ♡♡♡♡♡

 

 

「?!?!?!?!!?!?♡♡♡♡♡」

 

 

 二度目の突き上げ。

 静止の声も憚らず、遠慮ない突き上げ。

 それだけでもう先程の絶頂よりも盛大に潮を吹いてしまう。

 わけも分からず、腰が二度溶けるほどの強い衝撃。

 

 

――ちょろ……♡

 

 

 膀胱に少し残っていた尿が少しだけ溢れていく。腰全体の筋肉の弛緩により、膀胱周りの筋肉――骨盤底筋も緩んでしまった。

 弾児の体に、潮共々軽くかけられるが、弾児は気にもしていない。

 これは仕方ないことであり、粗相くらいはすることだ。

 遺伝子が覚えている。連綿と続いてきた子孫達にも同じような性交渉があったことを。

 

 理解が全く追いついてない脳は混乱を極めており、未だにグレースの思考は宙に浮いている。

 意識を失っているわけでもないのに、現実感が無く、脳の快感神経や中枢内で起きたバグか、はたまたオーバーヒートのせいか。

 

「ふーっ~~~……ぐっ、……うぐっ……」気持ちよさから小さく呻く弾児。

 

 膣内が激しく痙攣し、剛直を締め付けていく。弾児はあまりの気持ちよさに腰が震える。

 まだまだ経験値の浅い男根。感度も鋭い。くぐもった雄の息遣い。

 大人の女を既に啼かせていることも余り気づいてない。

 

――ぐりっ、ぐりりっ

――ずりずりっ↑

 

 膣奥に男根の先っぽを必死に擦り付ける。それだけでもうたまらなく気持ちよく、腰が浮きっぱなしになる。

 激しく絡みついてくる膣襞、どろどろに蕩けきってトロトロの膣内。環境条件も最適と言って良い。

 それゆえに長くは持たず――。

 

 

――びゅるるるるる、どぷっ、どぷっ、びゅっ、びゅっ♡♡

 

「ぐ、……うううううう……ッ……」

「……あっ、……♡♡♡ ああ……♡♡♡」熱いシャワーを余すこと無く受けるグレース。

 

 苦しみのようなくぐもった喘ぎと共に、本日一度目の膣内射精(なかだし)を行っていく。

 興奮しきっていたのもあり、天にも昇るような至福の瞬間。射精までの時間は余りにも短いが、それでも経験の浅い男子に批判を投げるには栓のないことである。

 宙に浮いているグレースの小さな反応(それでも最高に気持ちよく、熱を受け止める度に脳に快感が一気に染み渡る)を示しつつ、弾児の下で小さく喘ぐ。

 

 次々と一週間分の我慢された若々しい子種が、美女の中を泳いでいく。

 蒔かれるべき場所に種は撒かれた。豊かな土地の畑に、より良い品種の種が蒔かれるように。

 弾児の全身の細胞が歓喜する。雄が雄としての責務を果たしたのだから、命や遺伝子が喜ぶのも道理だ。

 

――びゅっ、びゅっ、どぷぷぷ♡♡

「くぅ……っ、……まだ、……出る……ッ……」くぐもった声と共に言葉を切らす弾児。

 

 一度目の射精の濃さと長さ。時間にすれば短いものだが、本人にとっては最高の時間である(それがどんなに短くてもだ)。

 尿道内に残すよりも、一滴でも多く注ぐべきだと体も理解している。余韻を吐き出していき、その度に体が喜ぶ。

 やがて奔流は収まりを見せ、次にやってくるのは疲労感と深い至福感と達成感、賢者タイムである。

 

――どぷっ、ごぽっ♡

「あっ………♡ あふ、れて………っ♡」

 

 接合部からは溢れた一度目の混合液が溢れていく。

 潮は漏らさなかったが、軽く絶頂を迎えたせいか、少し泡立ちを見せた本気汁と一緒に滲んでいく。

 

「……グレース……」

 

 弾児の男根は膣内に収めたままであるが、サイズは多少マシになる(それでも大きい部類に入るのだが)

 二度目の性交渉の効果は大きい。細胞がつがいと認めた女の頬に、愛おしそうに掌が触れる。

 だらしないとろけきった締まりのない顔。

 それがまた淫靡であり、女の顔であった。

 愛おしい相手の掌に頬を擦り寄せる。

 グレースはようやく息を整えた。

 

「……弾児……♡」

 

 彼女が見上げる男の顔。心も体も完全に屈服しており、撫でる掌の表面にへと軽く口付けを落とす。

 それもまた愛おしそうに触れる様子はとても愛らしく、可憐である。恋に芽生えた少女のような面を見せたグレース。

 なんとか浅い呼吸をまた繰り返してから、口を開く。

 

「……まんぞく、……した?♡♡♡」

 

 とろけた甘い猫なで声。

 その疑問に対して、むくむくとやる気を見せるのは膣内の男根であった。

 言葉よりも先に男根が反応を見せるとは既に女たらしの気概が見え隠れする。

 しかし、そんな反応をしてしまったことに気恥ずかしそうにする少年。

 弾児は少し申し訳無さそうにしてから、疑問に答える。

 

「……まだまだ。……それに、……」小さく首を横に振る弾児。

「……っ、……あ、……それに?♡」

 

 まだまだ、という言葉が何度もグレースの脳内で反芻される。

 グレースは、それに、という言葉の続きを催促するような声音で訪ねた。

 

「……今回は、グレースへのお礼、だから。……グレースが満足するまで……シてあげたい、かもしれない……」

 

 興奮が少し抑えめになり、賢者タイム特有の理性の復活。それに伴う気恥ずかしさの増大になり、少し言葉を辿々しくしながら答えた。

 グレースは断らなかった。

 

 

 ☆☆☆☆☆○☆

 

 

――パンパンパンパンッ

――ずちゅ♡ ぬちゅ♡ ぐちゅ♡ ぬちゅ♡ ぐちゅぐちゅ♡

 

「グレース……ッ、……グレース……ッ」

「あ………ッ!!♡ がっ……ぐっ、♡ ……~~~~~~~!♡♡♡」

 

 

 体勢を変えて、二回戦――否、既に三回戦である。

 正常位で繋がったまま、二発目を中に放ち、少しの休憩の後に体勢を変える事を提案。

 

 俗に言う寝バックの体勢にへと変わる二人。グレースは横にずらされ挿入されていた下着(パンティー)を脱いでいた。下着は既に精液と愛液で汚れきっている。

 グレースの枕元の横に置かれており、べっちょりと汚れている様は、弾児の興奮を買う一役を買っていた。

 俯せになって寝ているグレースの上に再び、弾児が覆いかぶさっていた。

 弾児はグレースの両手首をベッド上に押さえつけ、グレースは枕上であえいでいた(時々、枕に顔を突っ伏したりして何ともエロい)。

 グレースの気持ちいい箇所を擦る度に(あるいは執拗に擦り付けると)、足をピン、と伸ばし、なんとも彼女は気持ちよさそうである。

 

 彼女はこの頃、経口避妊薬(ピル)を常用しているので、本日は危険日ではない。

 生で膣内射精(なかだし)される気持ちよさ、若い雄からぶつけられる性欲と必死さに味を締めていた(一度目の時にだ)。

 しかし、今日の屈服っぷりは――。

 

(だ、……だんじに……はらめ、って……命令されたら……私……~~~~~♡♡♡)

 

 ――彼女はそんな淫らな妄想を働きながら、後ろから突き上げられていた。

 一突きごとに子宮が、弾児の男根に恋させられる。あなたの子種が欲しい、と全身が叫ぶ。

 生物としての当然の働きであり、また、弾児という存在を受け入れきっているがゆえの反応である(もちろん、彼女は至高の雌であり、強姦相手であれば激しい拒否反応を起こすのは当然である。誰でもいいわけではないのだ)。

 

 弾児はもちろん、その言葉、三文字(はらめ)を知らない。

 この行為を未だにマッサージだと思っているし(それでも彼は底抜けに馬鹿ではないので疑っているが)、子作りの行為の最中ではないと思っている。

 なので、そのようなことは決してあり得ない。

 

 だが、グレースという雌が高校生男子に「分からされた」という事実は残る。ラベル通りなのだ。

 

「き、きもち……よすぎる……っ、……グレースの……なか……っ……」

「……わ、……わたひ(私)、も……♡♡♡ きもち、ひ……きもひ、よすひて(きもちよすぎて)……♡♡♡」

 

 舌足らずの喘ぎ声が益々、弾児の興奮を押し上げる。ラブホテルなので、いくら声を上げても気にすることはない環境もあるだろう(あられもないグレースの姿は普段からは想像できないくらいエロい)。

 弾児が腰を押し付ける度に、グレースの柔らかい臀部がぺちんぺちんと当たるのもポイントである。柔らかいお尻と腰がぶつかると気持ちいい。

 グレースの足が左右に、大股に開かれ、入れやすくなっているのもあるが、弾児の剛直というサイズ感もやりやすい要因となっている。

 

 グレースは後ろから力強く突き上げられる度に腰全体が震え、もう何十回も絶頂を迎えている。

 年下の少年の腰使いによって、ひいひい啼かされ、腰砕け状態であった。

 

 なにせ硬くて反り返った弾児の男根の雁首や先っぽ、側面がグレースの膣壁を耕すのだから。

 大きな鍬であれば畑の開拓も楽である(もちろん大きすぎるとやりづらい点もあるが)。

 

 グレースの膣内は、弾児の剛直によって、十分にほぐれきっている。

 どこをどうすればグレースのお気に入りの場所かまではよく分からない。

 しかし、際立った反応をする箇所でも分かりやすい部位はあるもので。

 

「……この、奥……っ、……好きなんだな、グレース……ッ」

「や、あっ……!?♡」

 

――ぐりゅん

――ぐちゅ♡

 

 膣奥に男根の先を押し付けたまま、腰を右にへと軽く捻る。そうするだけで甘い声を上げ、膣内が少し引き締まる。

 しかし、それは一瞬。すぐに力は弱まる。締まり続ける気持ちよさを求めて、今度は左にへと捻る。

 

――ぐりゅん、ぐりりっ

――ぐちっ♡ ぐちょ♡

 

「や、ああ゛……っ♡ んん……ッ♡♡♡」足を思わず伸ばすグレース。

 

 近くにある枕を手繰りよせ、顔を枕に突っ伏しながら、大きな喘ぎ声が出るのを必死に堪える。

 なんといじらしい様子か。普段は飄々としていて、周りをからかったりするあのグレースが。

 そんな姿とは対照的なお姉さんの姿に男根を硬くしながら、弾児は猛る。

 

――ぐりん(→)ぐりゅん(←)ぐりぐりっ(→←)

――びくっ、びくっっっ♡♡♡ ぷしっ、ぷしっ♡ ぎゅ~~~っ♡♡♡ ぎちぎちっ♡

 

 腰を左右に交互に捻るうちに、途中でグレースの膣内が強烈に引き締まる。どうやら気をやってしまったらしい。

 ベッドのシーツに向けて、潮を吹き散らしながら、絶頂を迎える。

 

「ん゛ん゛ん゛っ~~~~~~~~♡♡♡」大声を枕で必死に押し殺すグレース。

「う、あ……ッッ、また締まって……っッ…!」

 

 三度目の交わりで余裕があり、いくら巨根でグレースを捻じ伏せようと所詮はまだ両手で数えられる経験値である。

 締め付けられ、極上の蜜壺に包まれ、美女のあられもない姿に、男好きする反応。経験の浅い者には数え役満だろう。射精感が煽られまくりである。

 三度目の射精は近い。

 

「す、すまない……グレース……また出すぞ……っ……」

「ん゛~~~!♡」

 

 枕に突っ伏した声は肯定か否定か分からない。

 弾児は何となく前者だと判断する(ここまでの弾児の主観において否定は無いからだ)。

 

 

――ぱんっぱんっぱんっ

――ぐちゅ♡ ずっちゅ♡ ぬちゅ♡ どちゅ♡

 

 

 腰の前後に振る動きが夢中に速くなる。すっかり熟(こな)れた膣内の気持ちよさは天下一品である。

 やわやわと絡みつき、動きに合わせて収縮し、受け入れた男根をふやかし、愛おしげにしゃぶり尽くす。

 臀部に当たる度に挿入側(弾児)の腰が跳ね、どんどん限界に向かって突っ走っていく。

 二度にわたり、既に膣内に放っている精液が時々、接合部から溢れる。膣内の潤滑油と化した精液のおかげもあり、滑りが良い。

 弾児は夢中で腰を振る。この瞬間の顔は気持ちよさに夢中な少年の色が滲み、彼の見た目を少し幼くさせる。

 

 

――ぱんっぱんっぱんっ!

――ぬちゅ♡ ぬちっ♡ どちゅっ♡♡♡

――ぐりぐり(→←)

――ぐちゅぐちゅ♡

――びくっ

 

 

 やがて容易く超える限界のライン。

 無意識にグレースは足を大きく拡げて、男根を少しでも奥にへと招き入れる。

 そうした助けもあり、膣奥に男根の先を押し付けながら(どうやら弾児が好きな動きらしい)射精の瞬間は訪れる。

 

 

――びゅるるるるる♡ どぷっ♡ どぷっ♡

――ぷしゃっ、ぷしっ!♡ ぷしゃあああ♡

 

 

 三度目の膣内射精。既にここ一週間で陰嚢に溜まっていた子種は二度の射精で吐き出しきっている。

 今、吐き出されているのは急激に作られた子種達。この三度目の射精の為に急製造されたもの。

 熱い白い飛沫が膣奥に奔流となって襲いかかる。

 

 ただ流されるだけの美女は、それを受け止め、淫らに自らも潮を吹き、愛するつがいからの射精と自らの絶頂という嵐の過ぎ去りを待つことになる。

 必死に枕元に顔を埋めて、足をピンと伸ばし、だらしない表情を晒すが、今だけは枕が全てを覆い隠してくれる。

 火照ったままの体。その後、ゆっくりとやってくる強烈な満足感と多幸感。

 女の幸せを噛み締める。ここ最近のストレスが全て吹っ飛んでいく。この味を覚えてしまったら、グレースは――。

 

 弾児はうっとりと恍惚げな表情を浮かべてしまう。だらしのない顔であるが、普段の彼からは想像できないような表情である。

 よほど気持ちよかったのだろう。射精の量もこれまでの二発と遜色ないほどの多量。

 もちろん、人間の雄というのは好みだったり、綺麗な容姿の雌に対して強い興奮を覚え、早漏化したり、多量に射精する。

 そうしてしまうのは、少しでもその雌に自らの遺伝子を刻むための生存戦略である。

 彼は気付いてない。

 既に愛おしさがこの射精に含まれていることに。

 

――どぷっ、どぷっ♡ ずるっ……

 

 弾児は余韻まできっちり膣内に吐き切ると、ゆっくりと男根を抜き去る。

 べっとりとついた互いの混合液からむわっと雄と雌の混ざったような生理臭さが漂う。

 ラブホテルにある備え付けのティッシュを探そうか、と腰をあげようと思った所で気づく。

 

 お香はいつの間にか消費しきっており、グレースが半身に寝そべり、横顔だけを向けて、小さく笑む。

 そうしてから体を仰向けに反転させると、両手を広げる。

 

 そこに飛び込んでこい、と言わんばかりの迎える体勢。

 マッサージの為(言い訳)にこうして体を重ねているわけだが、愛おしさが生まれている弾児の精神。

 とすれば、彼は少し考えてから、グレースの胸に飛び込む。

 あくまでリップサービスならぬボディサービス。

 グレースによって強く抱きしめられる。

 彼女はとても嬉しそうに、愛おしそうに番(弾児)を抱きしめていき、その体温や、セックスの余韻に浸るのであった。

 

 ☆☆☆☆☆☆○

 

 日付:7月16日

 時間帯:07時35分

 場所:都内 某駅のホーム・多目的トイレ室

 

 二人の関係はその後どうなったか、というと。

 特別なマッサージ――という建前のセックスフレンドの関係は持続している。

 3-4日に一度、グレースの方から弾児を誘い、弾児がそれを了承するような関係である(弾児から誘うようなことは今の所は――ない)。

 今日は学校に用事があるので向かうことになったが、アンソルと8時に待ち合わせしている駅のホーム。

 

 その駅の多目的トイレで弾児とグレースは朝から淫らな時間を共にしていた。

 もちろん、このような公共の空間で、このような淫靡な事を働くのは絶対に許されない行為であり、破廉恥極まりない状況だ。

 しかし、グレースはあの手この手で朝から弾児を誘惑してしまう。

 その気になってしまう弾児も弾児である(彼も男なので分からなくもないが)。

 

「……なぜ、履いてきてないんだ――!」

「んっ……♡ ……その、……朝から、あなたと出来ると思うと、下着が濡れちゃうから――あっ♡」

「~~~~~!♡」

 

 絶対に多目的トイレでなんかやらない――と宣言していた彼であったが、タイミングを見計らって、タイトなジーンズ生地のスカートを自らたくし上げたグレースの下腹部には何も覆われていなかった。

 ノーパンだった(ちなみに彼女は上は白のカッターシャツだが、こちらもサイズがパツパツで、とても股間に悪い仕様である。正に痴女)。

 

 最近、改装されたばかりでかなり綺麗な駅の多目的トイレ(モールの綺麗なトイレを想像してもらいたい)。

 不衛生感は薄く、人の日常が入り口の扉の向こうでは息づいている。そんな日常的な空間を借りている状況だ。

 弾児に特殊性癖は特に無いが、淫乱お姉さんのせいで適度に開発されつつある(普通は緊張で勃たなかったりするのに)。

 

 タイトスカートがめくれあがり、何も覆われてない割れ目を弾児の指先がなぞり、既にぐっしょりと濡れつつある。淫乱お姉さん(グレース)はこの状況を楽しみ、興奮しているようだった。

 そんなグレースの掌は制服のスラックスの上から、弾児の股間部を撫でている。

 手淫(手コキ)による記憶が想起され、衣類越しに撫でられるだけで彼は期待し、股間を硬くしまっている。

 どっちもどっちな男女といえよう。

 

 グレースは膨らんだ男根の存在を察知し、目をハートにして、爛々と輝かせる。

 スラックスの社会の窓であるチャックを下ろし、手探りに男根を掘り出そうとしていた。

 

「ぐ、グレース……っ」

「~♪」

 

――ぼろんっ

 

 既に硬くフル勃起しており、臨戦体勢の男根が姿を表す。

 彼女はその熱り立っている男根の様子に、妖しく笑みを浮かべる。

 

「なんだかんだ言いながら、弾児の『ここ』はやる気満々になってるの……好きっ♡」

「お、おい……グレース――んっ」

 

――ちゅっ♡

 

 男根への恭順を示すように。高い身を屈め、しゃがんでから、軽く男根の先にへと唇を落とす。

 唇の柔らかい感触に身を震わせる弾児。

 その様子に更に得意げな笑みを浮かべてから、壁に手をつくグレース。

 お尻を左右に振り、魅惑に誘う。

 

「あと25分――あ、今24分になったわね……? ふふ……お姫様(アンソル)が来るまでに静まるかしら?」

 

 この多目的トイレには「人よけの結界」が張ってある(結界とは通称で、原理は呪いに近い)。グレースの説明によれば、人はまず立ち寄らず、邪魔する者は誰もいない(グレースの言葉を信じるならば、だが)。

 誰も邪魔しにくるものはおらず、既に男女の熱気でむんむんになっている密室。

 グレースはお尻を後ろ(弾児)の方に突き出しながら、自らのタイトスカートの奥に手を自ら差し込む。

 

――くぱっ♡

 

 淫らな女陰の口が弾児を迎える準備が出来ていた。

 

「一発で満足するかしら……? 二発は出しておかないと弾児、駄目y――あっ♡♡」

 

 セリフを言い終える暇は無かった。

 気づけば興奮しきった弾児が後ろから擦り寄り、男根を拡げられた女陰の入り口に押し当てられていた。

 この後は言うまでもなく、時間ギリギリまでグレースの膣内を弾児は味わい、膣内射精を果たし、待ち合わせの時間にアンソルと合流を果たすことになる。

 

 彼(弾児)と彼女(グレース)の淫らな関係(セックスフレンド)は始まったばかりである。




作中内のタイムスケジュール ♡は射精回数

7月3日 ♡×4(グレースの自室)
7月10日 ♡×3(ラブホテル)
7月13日 ♡×2(弾児の自室)
7月16日 ♡×2(駅の多目的トイレ)

こちらの続きはfantiaの去年の9月のバックナンバーにて
「ジムで弾児と偶然出会ったグレースがお仕置き躾Hされてしまう話(ジム編)」
https://fantia.jp/posts/2250901
「任務帰りの電車内で痴漢プレイをしてしまう男児とグレースの話(電車・痴漢編)」
https://fantia.jp/posts/2270752
を投稿しております。
また、
バレンタインデー https://fantia.jp/posts/2563412
ホワイトデー   https://fantia.jp/posts/2637552
についても書いてあったりします。
もしよければ、そちらもどうぞ(宣伝)
序盤の展開は無料プランからお読みできます。

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というわけでここまでお読み頂き、ありがとうございます。
こちらではお初となります、初めまして。
普段、ノクターンノベルズとfantiaにて活動させて頂いております、国英(くにふさ)と申します。以後、お見知りおきを。

初投稿先であるノクターンノベルズでは、向こうで初めて投稿した際のあとがきについて触れていたりします。

ハーメルンさんならではのあとがきを書かせて頂きます。
さて、こちらの作品は去年の4月に投稿した作品なのでもう自分にとっては一年以上前の作品となっております。
今思い起こすと、リスペクトしている官能作家さんの文脈を少し意識していたようなことを思い出したりして、少し恥ずかしいですね。
それと地の文は長年愛読しているラノベ作品みたいな書き方もしているのを思い出して、もっと恥ずかしいですね(そうだ、こんな書き方をしていた)。

性癖の話です。
好きな性癖ドラゴン的には自分なりの
「ラノベで出てくるお姉さんキャラ(サブヒロインorサブヒロインではないけど人気キャラ)が男主人公のデカチンにわからされる」
を書かせて頂きました。

軽い解説です。
本編では前編であったように手を出さずにお別れのつもりが、グレースが軽い気持ちで手を出してしまい、返り討ちにあう話です。
いつの間にかキスよりもセックスを多く重ねてしまい、またグレースが誘ったりして肉体関係が進んでいってしまいます。

無知シチュの一つでもあります。
ラノベでありがちな性欲はあるけど自慰したことない・エロ欲求無しなエロ無知な主人公、弾児です。元々所属していた部活もやめ、人助けを重ねて善人であります。
そんな彼が無知だったせいで、お姉さんの軽い悪戯から関係が進み、騙された形で肉体関係を結んでしまう。マッサージといってますが、この前提は崩れやすいところを、他言無用としている辺り、グレースのやり口もいやらしいです。

というわけで架空ラノベの文脈でした。
今作だけでなく、ノクターンノベルズでの投稿作品やpixivで投稿している作品もこちらに投稿していきたく思います。
待てない人はノクターンノベルズかpixivまでお越しくださいませ。
それでは、これにて失礼致します。
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