「人間なんて信じないなの」
そう言った直後。
「きゃ!?」
サンドラは、マヌルに押し倒されていた。
「おまえ……!」
(やっぱり人間は信じられないなの……!)
ほんの少しだけ信用しかけていたのに。
裏切られた怒りを込めて、サンドラは思いきり爆炎の魔法を放とうとして。
「むぐぅ!?」
一瞬早く、唇を奪われていた。
理解が追い付かず、サンドラは思考も、そして動作までも停止させてしまう。
即座に舌を入れてきたマヌルに対して、それは致命的な隙だった。
「んむっ、んむむぅ……!?」
(な、なんなの!? なにをされてるなの!? これって、ま、まさか……!)
他人の舌が、自身の口中に侵入してあちこち舐め回り、果ては舌を絡めとられて、唾液を流し込まれる。初めて経験する感触であり行為だった。驚愕と、本能が訴えてくる性への恐怖に、エルフの美少女は固まってしまう。王国最強パーティの魔法使いにも、乙女ゆえの弱さはやはり内包されていた。
たっぷり二十秒近くもされるがままに貪られて、ようやく我に帰る。小さな手で、覆いかぶさるマヌルの肩を押して、突き放そうとした。男性としては小柄で、貧層とさえ言える体格の少年であるが、サンドラと比べれば文字通り大人と子供のサイズ差である。腕力は見た目通りの少女に過ぎないサンドラでは、本来敵うはずもない。しかし、あっさりと、マヌルの体は離れた。彼の方から身を引いたのだ。
テラテラと濡れ光る桃色の口端から、銀糸を垂らしつつ、愕然と見つめたマヌルの顔は、ニコニコと親愛の情を漲らせた笑みを形作っている。その表情からは、焦りも興奮も、罪悪感も見出せない。サンドラの背筋を、冷たいものが這い上がった。戦慄。おぞましさに身の毛がよだつ。
「お、おまえ、おまえぇ……!?」
わなわなと震えながら、ようやくそれだけ絞り出す。それを受けて、マヌルはより一層、わざとらしいほどに明け透けに笑った。
「人間を信じない、なんて。そんなの、寂しいよ?」
「……そ、それが!? それが今の……き、き……気持ち悪いことと、何の関係があるなの!?」
「君が人間を信じられるようにしてあげようと思って」
「……は?」
「大丈夫だよ。僕に全部任せておいて!」
底抜けに陽性の気を放ちつつ言い切ると、マヌルは再び覆いかぶさってきた。またも唇を奪われ、舌を差し込まれる。
さらに、今度は服にまで手をかけてきた。コートの前を開けられ、インナーをたくしあげられる。ミニスカートのホックは触れたか触れないかで外され、その下に履いた最後の守り諸共に掴んで、ずり降ろされた。一体、どれだけ慣れているのか。流れるような動作に、サンドラは抵抗は愚か、反応も、認識すらできないまま、あられもない姿にされてしまった。
「んむっ、んん……ちゅ、んじゅっ……んむぅ!?」
(そ、そんな……お、おかしい、なの……!)
いくらなんでも、こんなはずはない。
接近戦、肉弾戦は専門外とはいえ、サンドラは仮にも最高クラスの冒険者である。こうもされるがままになるはずはなかった。
「んんっ!?」
しかし、サンドラには戸惑う時間さえ、寸暇として与えられない。マヌルは、露わにしたエルフの美少女の幼い裸身に、すぐさま愛撫を開始してきた。
左手は、桃色の宝石のような乳首を摘まんで、刺激を加える。左手は、とういことは、残る右手はもちろん、下半身へと文字通りの魔手を伸ばしていた。無毛であること以上に、ぴったりと閉じた様、醸し出すあどけない雰囲気からして、あまりに幼く、そして間違いなく処女である割れ目に、無遠慮な少年は躊躇いなく触れる。可憐な色をした一本の縦線にしか見えぬそれを、中指と薬指の腹でなぞりつつ、親指は上端に息づいた儚いほどの粒果を抑えた。
「ひあぁ!?」
女体の最も敏感な部分。クリトリス。
いくら幼くとも、やはり其処には性感が秘められているのだろう。マヌルの親指の腹が、そっと押しつけられたまま、やわやわと微細な動きで揉み込んでくる。乳首の方も、同様であった。ほんのわずかな力で、些細な刺激を送り込んでくる。だが、その効果は甚大で、急激だった。
「あっ、ああっ、ふぁっ!? あっ、あぁんっ……!」
(なに!? なんなの!? なんなのなんなのぉっ!?」
快楽である。サンドラは、感じていた。
クリトリスは、乳首は、まだ触られていない方の乳首までも。充血し、固くなり、大きくなっていた。元々がひどく小さいから、よく観察しなければ見逃す程度のサイズアップであるが、大きさに比した割合としては相当なものである。
もうすでに、フル勃起、と言える状態になっていた。
(おかしい、私の体、どうしちゃったなのぉ……!?)
種明かしをするならば。
マヌルがネコを助ける際に使用したのと同じ、『アトムスフィア』のスキルによるものだ。
最初の口づけの際に、舌を絡められ、唾液を流し込まれた際に、もう含まされていのたである。
媚薬を。
「あっ、ああっ、ひあぁぁ!? あっ、あんっ、あぁんっ……!?」
サンドラは、いかにも子供のものである甲高い金属的な叫びに、相反する大人の女の艶を帯びさせ、繰り返し響かせた。乳首と性器へのマヌルの愛撫は、されればされるだけ、快楽をもたらしてくる。いや、もたらしてくる、などという穏やかなものではない。強制的に叩き込まれ、無理やりに喚起させられるのだ。
エルフの美少女の細く薄い半裸身は、汗みずくになって木漏れ日に煌めきつつ、のたうち、わなないていた。
「やだっ、やーなの、もう、だめなのぉ!? それ、おかしくなる、おかしくなっちゃうぅ!?」
最低最悪のファーストキスから間を開けず、強いられたセカンドキスは、解かれていた。しかし、マヌルの口は、代わりにサンドラの右の乳首を含んで、口舌愛撫を加えている。執拗で巧妙なそれは、幼く可憐な桃色の乳首を、浅ましく快楽器官に作り変え、コリコリに凝固させていた。
「えっ? え、え……? な、なんなの? なにか、なにか来るなのぉ!?」
当然の帰結として、絶頂へと登らされてしまう。
「あっ、あっ、あっ……あぁぁあぁぁぁ!?」
「お! イッたんだね♪」
「……い、った……?」
「そうだよ。イク、絶頂。気持ち良さのクライマックスのことで――」
びくんびくんと波打ちながら、呼吸もままならない少女に、マヌルは喜色満面、上機嫌で絶頂について、また性に関する体の仕組みについて講釈を垂れる。垂れつつ、両手は愛撫を怠らない。同時に、講釈の補助も果たす。
「ほら!」
「んっ、ひぃぃぃ!?」
「うん。それが絶頂。イクってことだよ」
「っ……っ……はぁ、はぁ……!」
「じゃあ、もう一回体験してみようか。あ、そうそう! イク時は『イク!』って言うのがマナーだよ。イッた後も、ちゃんと『イッた!』って。『イキました!』って言うんだ。わかった? じゃ、さん、はい♪」
「んおっ、んおぉぉおんっ!?」
「……ダメだよ。ちゃんとイキます、イキました、って言わなきゃ。最低限のマナーだからね。ちゃんと覚えようね。ほら、もう一回! それっ♪」
「おっ、おぉ……い、イクなのぉ……! イクッ、イッキュ……! イッちゃうなのぉおぉ……!?」
「よし! さあイッた! イッたよ~? イッたら~?」
「いった、ら……? いったら……」
「イッたら、なんて言うんだったかな~? 忘れちゃったら、もう一回……」
「っ!? イキました! イキましたなのっ……! ちゃんと覚えたなのっ、もう覚えたからぁ……!」
「うん、良く出来ました♪ じゃあ、ご褒美のアクメだよ。あ、アクメっていうのも、絶頂のことね。はい♪」
「なっ、なんでぇ……!? あっ、あっあっ……あぁぁぁ~~っ!? いっ、いっ、イッたっ、イッた、イッてる、イッたなのっ、イッたからっ……! ちゃんと、ちゃんと言ってるなのぉぉ~!?」
「うん。ちゃんと言えたから、ご褒美なんだよ。気持ちいいのって、良いよね? ほら、も~いっかい♪」
「いぃぃぃぃ!? イクッ、イクイクイクイクゥ!? またイクッ、またイキますなのっ、イッグぅ~~~んっ!? イッた、イッたイッたイッたっ! イギましたっ……イギまじだなのぉぉんっ……!」
幼い少女の無知を埋めてやるという全くの善意から、マヌルは(あくまで彼の主観的な)性知識と共に、行為の際の(あくまで彼の考える)作法も教えてあげる。
サンドラが、絶頂に向かっている時は「イク」「イキます」、達した後は「イった」「イキました」とちゃんと報告できるようになったところで、彼としてはご褒美をあげる意味も込めて、次の行為に移る。
「……ふえ? え……? えぇぇ~!?」
ぱっくり♪ と。
マヌルに細い足首を掴まれて、両足を大きく開かされていた。
あまりにはしたなく、すべてさらけ出さされる御開帳恥辱姿勢に、すっかり茹っていたサンドラの理性もいくらか正気を取り戻す。もっとも、戻ったところで、よりひどく恥ずかしく、自己嫌悪に苛まれるだけなのだが。
「次は、『クンニ』してあげるね♪」
例のニッコリ笑顔で爽やかに言うと、マヌルは顔を沈めてくる。パッカーンと開かされたサンドラの股間へ。すでに暴かれ、蹂躙され、愛液を分泌させられて、少し花びらを開いた、哀れな聖域へ。顔を埋め、舌を伸ばして、触れる。
「ひあぁぁ!? なっ、なっなっなっ……なのぉぉぉ!? そんなとこっ、舐め、てぇ!? き、きたないなのっ、ばっちいなのぉ……!?」
「そんなことない!」
キリッ、とキメ顔でキメ台詞っぽく言いやがる。
「女の子のここ、『オマンコ』は、汚くなんてないよ♪ たとえ汚いとしても、それは素敵な汚さ、美味しくて魅力的な汚れだよ。男は、オマンコが大好きなんだ。そして女の子も、男にオマンコしてもらうのが大好きで、それは何より嬉しくて幸せなことなんだよ♪ じゃ、いっただっきま~す♪ ちゅ♪」
「ひあっ!?」
啄むようにひとつ、口づけてから。
じゅるっ、じゅるじゅるじゅるじゅるぅ~♪
「おひっ、んひぃぃぃ!? なっ、なっなっ、なのぉぉんっ!?」
ぶちゅっと口を密着させると、初手から忙しなく舌を這わせ、強く吸引する。すでに、サンドラのそこは、十二分に出来上がっていることを見抜いていたのだ。
「あっ、ああ!? そんな、もう!?」
「そうだよ! クンニって気持ちいいんだよ! 女の子は、オマンコぺろぺろされるの、クンニされるの、大大大好きな、えっちで可愛い生き物なんだ♪ ほら、だから遠慮なく、思い切り味わって。楽しんで。喜んで。幸せになればいいからね。あ、マナーは忘れちゃダメだよ♪ ほーら。れろれろれろれろ~んっ!」
「んっひぃぃ!? イクっ、もうイクッ、ま、まんこっ、おまんこっ、ギモヂいなのぉぉ!? クンニっ、いい、オマンコぺろぺろ、きもちぃっ、きもちーっ……!? イクッ、クンニリングス気持ち良くってイクッ、イクイクイクイグぅなのぉ~んっ……!!」
二度、三度。立て続けにサンドラが絶頂し、白い肌が薔薇色に上気して震えが止まなくなっても、マヌルは構わずその頑是ない性器を舐め続けた。徹底的な連続絶頂で確実に覚え込ませるのは、彼自身の楽しみでもありつつ、経験から見出した手法でもある。ただ、その時間や回数などは、気まぐれで決める。今回の場合は、「エルフだし十二回かな」ということで、サンドラのファーストクンニアクメ連続経験数は決められてしまった。
「イグッ、クンニでっ、クンニ気持ち良すぎて、おまんこ舐められるの嬉しすぎでまだイグのぉぉんっ……! イッダ、イッだイッだなのぉぉ……! イギまじだっ、また、おまんこイガじでいだだぎまじだのぉ……」
十二回目の絶頂を告げ終わるとともに、サンドラは失神した。
ちなみに、マヌルはちょうど十二回で限界を迎えることまで計算していたわけではない。なぜなら、すでに四回目と七回目でも彼女はほぼ気を失いながら、そのままクンニ激悦で叩き、もといしゃぶり起こされて、おまけに九回目からは毎回アクメ落ちをキメているのだ。要するに、サンドラが限界を超えてなお、マヌルは欠片の気遣いもなく攻め続けただけである。
ぺちぺち。
「うっ……あ……あぁ……?」
ぺちっ。べちべち!
「……あ……・うあ……」
バチィン!
「ひぃ!?」
短気を起こしたマヌルに強かに頬を引っぱたかれて、サンドラは目覚めさせられた。悪夢よりも最悪な現実へと。
「おはよ」
「お……おはよう、なの……」
寝覚めの視界いっぱいに、マヌルの例の笑顔。万人を苛立たせるその顔も、サンドラにとっては、恐怖の対象であり、また植えつけられつつある従属心の対象でもあった。
「じゃ、やろっか♪」
何を、と聞くのは愚問に過ぎる。ナニに決まっていた。
「えっ、あ、あぁ……」
「でもその前に。君の名前教えてよ?」
最低なタイミングにも程があるが、最低限の良心的な何かはあると評価するべきなのか。
「……サン、ドラ。私の名前は、サンドラ……なの」
「サンドラね。良い名前だね! あ、あと、サンドラのこと、もう少し何か教えてよ。さっき出会ったばっかりで、まだ全然知らないし。それで大切な初めてを捧げて貰うのも、ちょっとアレだし?」
何から何までちょっとどころではなくアレなのだが。
「私のことって、何を話せば……」
「うーん。そうだね。一応は、職業とか所属してるパーティみたいな社会的な立場も知りたいし、生まれ故郷とかどんな風に育ったとか、サンドラのとても個人的なことも知りたいよ」
このマヌルの言葉に、サンドラの胸に去来するものは、温かな喜びであった。
女の、雌の、悲しい性である。肉体を掌握され、快楽を覚えさせられれば、その雄を事後追認的に好意の対象と自分を誤魔化してしまうときがある。今のサンドラが、正にそれであった。少しずつ気分を浮かれさせながら、促されるままに、自分のことを喋りまくってしまう。その間も、マヌルは彼女が話せる程度に抑えつつも、幼い肢体に愛撫を加えて、決して冷まさせず、準備と開発を進めるのに余念なかった。
「あっ、ああ……さ、サンドラはぁ……『魔道大元帥』でぇ……」
「アレクサンドラ隊っていう……あんっ……♪ 王国最強パーティの、一、員っ、なのぉん……♪」
「上級っ、魔法のぉっ……ふたつ、同時詠唱がぁ、とっ、得意なのぉ……! だ、『ダブルマジック』って、言うのぉ……! す、凄いでしょぉ……!? あっ? あっ、あん、あぁん♪ で、でも、マヌルのテクニックも、凄いなのぉ……! あっ、あぁん!? そんなっ、左右の乳首でぇ!? 別々にっ、で、でも同時に!? 別々なのに、同時に左右の乳首でイッちゃう、イッちゃうなのぉ!? なのっ、なのぉぉん!? 『ダブルマジック』ならぬ『ダブルマジイキ』なのぉん……! しゅ、しゅごいなのぉ! おっ♪ おっほ♪ なのなのぉ~ん♪ イク☆イク☆」
このあたりで、マヌルはサンドラのことを処女を貰うにも十分に知ったと判断した。どんな基準か知らないが、身勝手極まりないことである。仕上げの両乳首別個同時絶頂をキメさせて、準備万端。整ったと、いよいよサンドラの処女を奪う、ロストヴァージンファーストセックスに入る。
体位は、正常位を選択した。
どうしてこんなところだけ妙にまともで常識的なのか。
「じゃあ、挿入るよ、サンドラ。王国最強パーティの一員にして最大火力、エルフの『魔道大元帥』サンドラの処女マンコに。僕の最後の、唯一の武器である、このチンポを……」
そう言った時。初めてマヌルの表情が翳りを見せた。
騙され、装備させられてしまった攻撃力1しかない呪いの針。そのために戦闘能力も、成長し改善する希望も失ったマヌルが、絶望に沈みながら気づいた、最後の武器。彼の股間に突き立つ肉の杭。
仲良くすることの尊さを無制限に信じる彼は、思春期を迎えた頃から、女性と仲良くなるにはこれが一番だと気づき、数えきれないほど乱用してきた。勇者パーティを追い出されたのも、異常なまでの女好き、女癖の悪さが忌避されたためである。もっとも、マヌル自身は邪悪な性欲の発露などではなく、尊い親愛を結ぶための行為と認識しているから、理不尽に追放されたとしか思っていなかった。
――戦うことは出来なくても、女の子と仲良くなることなら出来る。
僕はこれで自分の手(もといチンポ)が届く小さな範囲だけでも、人と人が仲良く(僕と可愛い女の子がパコパコ)している幸せな世界にしていきたい。それはきっと、巡り巡って勇者の役にも立てるはずだから――と。
まったくの本気で、なんらの衒いもなく、マヌルはそう考えた。
こうしてここに、一個の怪物、おぞましきヤリチンモンスターが誕生したのである。
その最初の犠牲者が今、毒牙にかからんとしていた。
犠牲者の名は、サンドラである。
「よし! 後ろ向きなことはナシだ! せっかくサンドラの初めてを貰うんだからね! 挿入れるよ、サンドラ! エルフの初物マンコにっ、ヴァージン魔道大元帥をっ、ただの魔道大元帥へクラスチェンジセックスっ、青姦初体験で、僕の最後の恃みのチンポでっ! ロストヴァージン初体験させてあげるっ! 一生忘れられない素敵な思い出! セックス、チンポ、マンコ、大大大好きになる超気持ち良い極上ファーストセックスっ、体験させてあげるからね!!」
恩着せがましいことこの上ないキモすぎる口上をのたまいながら――ズドンッ、と。
一気に根元まで、サンドラを貫いた。いや、根本まで、というのは正しくなかった。サンドラの未成熟で小さい子壺では、マヌルの言うだけのことはある自慢の巨根をすべて受け入れるなど不可能である。だから、入るだけである。サンドラのそこが、マヌルでいっぱいになるまで、一突きで挿入は遂げられ、エルフ美少女の処女喪失は為された。
「んぎぃぃぃぃいぃぃおぉぉおおぉいぃぃぃ!?」
およそ、行為の際の女性の艶声とは程遠い。ついに打倒された巨獣の断末魔めいた咆哮をあげて、サンドラは女にされた。女になった。
「あっ、あっ、あぁぁ!? は、初体験んっ……! ロスト、ヴァージンんっ!? これが、これが初めてなのぉ……初めてチンポッ、初めてマンコッ、初めてセックスなのぉ……! 一生一度っ、一生一度のファーストセックスぅ……痛いっ、痛い痛いっ、痛い……のにぃ! 気持ぢいぃなのぉぉ~ん!? こんなっ、こんなの、忘れないっ、一生忘れないっ、千年忘れないぃ……! マヌルのデカチン、サンドラの初めてチンポぉ……! 逞しいのぉ……素敵なのぉ……! こんなデカチンが初めてで、ヴァージン捧げチンポでっ、サンドラ幸せはっ、『魔道大元帥』に転職したての元「ヴァージン魔道大元帥』、はっぴーはっぴーなのぉぉぉんっ……! オマンコ幸せっ、絶賛処女膜喪失中オマンコ至福っ、至福なのぉおんっ……!」
「あー。いい。いいよー。気持ちいよ、サンドラ♪ サンドラの初めてマンコ、ビッチになりたてマンコ、凄くキツくてギュウギュウ締め付けてきて、僕のチンポすっごく気持ち良くなってるよぉ。エルフが狭いのは、肩身だけじゃなくて、オマンコもみたいだね♪」
糞過ぎるにも程がある掛詞を吐くと、邪淫の怪物は腰を振り始めた。狂った真面目さが作用して、迂闊にもサンドラが口にした「千年忘れない」セックスを目標に。
丸一日の後。
エルフの美少女は、いくらなんでも美少女にあるまじすぎる顔をして、全身からあらゆる体液を垂れ流し、液体だけでなく個体である糞便までもぶちまけて、森の中の草むらに転がっていた。
その滑稽で無様な白痴顔を、マヌルは傍らで体育座りして、(彼としては)慈愛に満ちた微笑みで見守っていた。
もう丸一日経って、ようやく体はいくらか戻ったサンドラだが、彼女の心は変わり果て、もう死ぬまで元には戻らなくなっていた。
こうしてサンドラは、マヌルから見れば、彼と仲良しになって――客観的な事実としては、淫欲に堕ち切ったマヌルの従順な性奴隷として、彼に付き従うことになったのである。