勇者と共に、魔王城へと乗り込んだマヌル。
平和な世界を、より良い世界を作るための最終決戦といえる戦いは、呆気ないほど一方的かつあっさりと終わった。
まず、元は魔族の最高幹部『四魔天』の一角であったアドラメルクがいるのである。魔族の内部情報は筒抜けであった。
さらにはクオンツ族の隠れ里にて仲間になったコハクとドレッドノートという二人の超越者。彼女と彼の強さは、桁というか、作品が違うというレベルであった。なお、ドレッドノートについては本シリーズで全く触れて来なかったが、完堕ちしたコハクを見て溜飲を下げつつ、「こんなヤツのために……」という無常感に囚われ、諾々とマヌルに従う余生を選んだ、とかなんかそんな感じだと思いねえ。
おまけに、コハクとドレッドノートだけでなく、二人の麾下たち、クオンツ族はまあどうでもいいとして、ハイバニアはじめ帝国軍の大部隊も味方に付けていた。
戦力の質も量も、情報までもが圧倒的なのだ。勝負になるはずもない。
ロストヘイヴン(※仮にも剣と魔法のファンタジー世界っぽかったのに、突如として登場した超弩級戦艦から射出される長距離弾道ミサイル)を魔王城に直で三発ぶち込むという容赦のない幕開けから、一時間と経たずに魔族たちは完全に制圧された。
ちなみに原作において、超弩級戦艦は、ドレッドノートの直後に登場している。聡明なるエルフたちならばご存知の通り、弩級の「弩」とは「ドレッドノート」の「ド」だ。つまり、ご大層な登場から即、ドレッドノートは格落ちしたのである。
もっとも■シンシン最高■のことだから、弩級の意味を知らなかったはずはないなの。なんらかの深謀遠慮あってのことだと信じてるなの。本当に信じてるなの。にっへっへーなの☆
……閑話休題。
崩れないのが不思議な瓦礫の塔と化した魔王城。
いとも容易く敗北した『四魔天』筆頭ベリアルは、『淫魔天』となったかつての同士アドラメルクに跨られて、騎乗位逆レイプで情けなく喘ぎながら精液を搾り取られている。そして、彼が仰向けに組み敷かれて見上げる先の最上階では、全魔族が崇める絶対的支配者である魔王もまた、マヌルと勇者の慰み者となっていた。
『魔族の魔はマンコのマ!』
マヌルチンポに完堕ちして以来のアドラメルクの口癖だ。彼女の言葉に従うなら、魔王とは魔=マンコで、マンコ王となる。
「マンコなら女王じゃないか」
と思う方もいるかもしれないが、そもそもマンコが女の意なのだ。マンコ女王では、女女王、あるいはマンコマンコ王で重複表現になってしまう。よってマンコ王でいいのである。
偶然か、あるいは運命の必然なのか。その通り、魔王は女であった。すなわちマンコである。マンコがあるのだ。マヌルの唯一の武器である股間の杭、すなわちチンポが、十全に奮える相手ということである。
「おっ、おぉぉ!? やっ、やめよっ、やめぬかぁ!? き、貴様らぁ……矮小なる人間如きがっ、偉大なる魔族の王たる妾にっ、妾にこのような狼藉を働くなどっ……! み、身の程を弁えぬかぁっ!?」
いつもは玉座から見下ろす先にある真紅の絨毯の上に。仰向けに押さえつけられた魔王は、十代半ばの少女の姿をしていた。美しい少女、それも、およそ「完全なる少女」である。
神秘的な銀色の髪は、本来であれば腰まで届く長さであろうが、今は真紅の絨毯に広がって、豪奢な花弁を模った刺繍のようだ。
手足は細く、胴体も細く、薄い。それでいて腰は優雅に括れ、四肢は長く、伸びやかであった。どこまでも白い肌は、向こう側さえ透けてしまいそうである。絶大な力を持ち、魔族以外の人類にとっては恐怖と災厄の象徴たる存在でありながら、その体はすべて壊れ物で出来ているようで、神々しくも儚げであった。
しかし、そんな魔王に対しても、マヌルはマヌルであった。
「これは狼藉じゃないよ? セックスって言って、神聖で素晴らしい行為だよ。それに身の程を弁えるっていうなら、魔王さんの方こそ自分の女の子の身体を知った方がいいよ。あ、でも大丈夫。僕がちゃんと教えてあげるからね」
お決まりの貼り付けたような笑みを形作った顔で、マヌルはすでに、魔王の聖域に己が肉の杭を打ち込み、我が物としてしまっていた。真紅の破瓜の血が、構わず出し入れされる肉杭に書き出され、会陰を伝い落ちて、絨毯に染みている。絨毯も同じ赤であるために、その染みが目立たないのは、特別な存在からありふれた少女へと貶められた彼女のメタファーのようだ。
「ほら、ほらっ、ほーらっ。どう? どうどう? 気持ち良いでしょ。チンポとっても気持ち良いよね。オマンコすっごく気持ち良いよね」
「ひっ、ひぐっ!? ふあっ、うあっ、あぁ!? き、きもち、いい!? なっ、何を言うかっ……ば、馬鹿なことを……そんんはずがあるまいっ……ええい、やめい、やめぬか……あぁぁ!?」
(そんな……これは、この感覚は……気持ち良い!? 妾は、妾は、このような辱めを受けて、快感を覚えているというのか!?)
百人切りどころではないマヌルの歴戦の肉杭であり、熟練どころか入神の域にある杭打ちである。魔王は、彼の言葉の通り、イカレた主義と思想の通りに、早くも破瓜の痛みを性の悦びで上塗りされ始めていた。マヌルのチンポ至上主義、オマンコ崇拝思想、セックス永世平和の夢が正しいことを、魔王はその乙女の散華をもって証明させられてしまう。
「ほら、ほら! えい、えい! ふん、ふん! どう? どうどう? 気持ち良いでしょ? ふふ。気持ち良いんだねえ。魔王さん、オマンコもうビッショビッショのグッショグショだもんね。少なくとも、復活から百年。もしかして、最初に発生してから、初めてかな? セックスするの。だったら勿体なさすぎるよ。そう思うでしょ? でも大丈夫だよ。僕があっという間に取り戻させてあげるからね♪」
「ちっ、ちがうっ……き、気持ち良くなどっ、な……んおぉ!?」
「気持ちいいでしょ? オマンコとっても気持ち良いよね、チンポ気持ち良いよねぇ? 何百年も損してきた分、取り戻しましょう! オマンコ取り戻そう! 僕のチンポで取り戻そう! ほらっ、ほらほらぁ♪」
「ひっ、ひぃ!? ひぃいぃ!?」
魔王といえども、性的には所詮、初心な少女に過ぎなかった。マヌルの確信に満ち、技巧を極めた性交によって、成す術もなく翻弄され、これまでの自意識や価値観は破壊され、蕩かされて、あっと言う間に彼の望む形に作り直されていく。チンポで作り直されてしまう。マンコを作り直されてしまう。
「おっ、おぉおぉ……き、気持ち良いのじゃぁ……! あぁ、お、オマンコぉ……オマンコ、気持ち良いのじゃあぁぁ……! チンポが、貴様のチンポがっ気持ち良い、気持ち良いのじゃぁ……! んおっ、おぉ、おぉぉ……! んっほぉ……♪」
悦んでいる自分を認め、言葉にするまで、ものの三十分とかからなかった。復活より百年に渡って君臨した魔王は、わずか半時間で、ただのコマされた少女となって、コマしたマヌルに媚び始めてしまう。
「うん、うん。チンポ気持ち良いよね、オマンコ気持ち良いよね。僕も気持ち良いよ! 魔王さんのオマンコで、僕のチンポも、とってもとっても気持ち良いよ!」
「あっ、あぁあぁぁぁ……! 妾の、妾のマンコでっ、マンコで気持ち良くなってくれるのかぁ……! 妾は、チンポを、チンポをっ、妾のマンコで、気持ち良く出来ておるのじゃなぁ……♪ あはっ、あははっ。あんっ、あんっ、あっはぁ~んっ……♪」
魔王を十分に陥落せしめたことを――マヌルからすれば、十分にわかってもらえたことを――見て取り、マヌルは傍で控えていた勇者に目で合図をして呼び寄せる。
いとも簡単に魔王を堕としたマヌルの、自分の男の強さに雌としての優越感を覚えて、勇者はにっこにこで駆け寄りながら、ズボンを下着ごと摺り下ろした。仰向けになった体を悩ましくくねらせている魔王の顔を跨ぎ、腰を下ろしていく。
「な、なんじゃあ!?」
いきなり視界を覆った勇者の陰部に、魔王は素っ頓狂な声を上げる。当然だろう。急に目の前にオマンコが現れ、しかもどんどん近づいてくるのだ。
「私の」「勇者の」――『オマンコだよ♪』
という馬鹿々々しすぎる言葉を綺麗にハモらせる勇者とマヌル。何一つ嘘は言っていない、最低限の的確な事実の提示ではあるのだが、魔王からすれば、全く説明になっていない。もっともマヌルと彼に感化された勇者にとっては、説明する必要さえ理解できない当然のことであった。
魔族との争いを終わらせる。戦って倒すことでは、それは成し遂げられない。倒しても、封印しても、魔王は何度でも復活し、そのたびまた魔族との戦いは繰り返されるからだ。
そんな魔王は、少年誌ならば何らかのご都合主義が必要なギミックボスであるが、エロ有りかつ見目麗しい女であるならば、実に簡単である。調教して性的に堕としてしまえばいいのだ。
もっとも、マヌルにはそのような攻撃的な認識はない。ただ純粋に、気持ち良いセックスをして仲良くなればいい、と思っていた。
「魔王さん、僕のオマンコも、気持ち良くして?」
「なっ、何を言っておるのじゃ!? お、女同士で、そんなっ……い、いや! 貴様と妾は、勇者と魔王なのであるぞっ……!?」
「うん、確かに私と貴女は勇者と魔王だね。でも、私も貴女も、勇者と魔王である前に、オマンコだよ?」
「あっ……!?」
盲点に入っていた真理に気づかされた、みたいな顔をする魔王。もはや彼女も完全にマヌルの狂信に囚われてしまっていた。
「魔王さん、僕の、勇者のオマンコ、気持ち良くして? 貴女と僕が、魔王と勇者が、オマンコ仲良くなったら、魔族と人間も仲良くなれる、憎しみ合い、殺し合うのも、もう終わりに出来るんだよ……?」
「あっ、ああ……!?」
「だから、ね? 魔王さん。僕のオマンコ、舐めて? クンニして?」
「く、くん……に?」
「オマンコを舐めて気持ち良くすることをクンニリングス、略してクンニって言うんですよ、魔王さん」
律儀に説明するマヌル。
「あ、ああ……く、クンニ……わ、妾が……ゆ、勇者の、オマンコをぉ……!? 舐めて、気持ち良く、する……!」
クンニ、というどこか淫靡な響きのある言葉に、それの指し示す行為に。魔王はこれまでの彼女の価値観が揺さぶられ、反転していく、破滅的な恍惚感に酩酊する。ぐらぐらと揺れる視界の中、ゆっくりと迫ってくる勇者のオマンコ。ついにそれが視界を埋め尽くし、光を遮って、見えなくなったとき。代わりに、触覚と嗅覚が、その存在を捉える。
「んむぅ!?」
魔王の顔の下半分。鼻から下にどっかと載った勇者の陰部。唇とその周りに感じる、やや湿った感触と、鼻孔を充たしていく濃厚な匂い。年頃の女の、甘く生々しい芳香。魔王にとっては、同性の、同じ雌の性臭。
最初は、生理的な不快感が込み上げた。けれどすぐに、背徳的な、いけないものへの危ういときめきが込み上げてくる。
「ああ、魔王さん……舐めて……? ねえ、舐めて、僕のオマンコ……クンニ、して?」
「っ……!? ん、んむぅ……あ、あぁ……」
勇者の声。不倶戴天の宿敵であるはずの女の言葉。下半身を露出して顔に跨り、性器を押しつけるという凄まじい狼藉を受けている相手の懇願に、魔王の心と体は高鳴ってしまう。下腹部が熱い。股の間が、燃え盛るようだった。
勇者のオマンコで、魔王はオマンコを感じさせたのだ。そして魔王は、オマンコで感じ、オマンコに命じられるままに、薄い唇を開き、恐る恐る舌を伸ばしていく。勇者のオマンコに。
「あぁっん♪ あっ、そう、そうだよ、魔王さぁん♪ あっ、ああんっ♪ オマンコ舐めてっ、勇者のオマンコ、オマンコ舐めてぇ! クンニしてっ、魔王さんのクンニで、僕のオマンコっ、勇者のオマンコ気持ち良くして! 魔王クンニで勇者オマンコ感じさせて、オマンコ仲良くなって、魔族と人間仲直りして、平和な世界を作ろうぉぉ……♪」
「んっ……ちゅ、ちゅ……んむっ、ちゅ、れろぉ……」
ついには味覚でまで知ってしまった勇者のオマンコに、魔王は一撃、もとい一舐めで打ち砕かれ、魅入られてしまった。女の、同性の性器。女同士、同性との性行為。禁忌と背徳の悦びは、禁断の地平へと一瞬で彼女を連れ去ってしまった。
「ああ、いいっ♪ 魔王さんのクンニっ、気持ち良い♪ 勇者のオマンコっ、勇者マンコっ、大悦びしてるよぉ……!」
「ちゅっ、じゅっ、じゅむっ、じゅるる! ……ぷはっ。はぁ、はぁ……き、気持ち良いか、勇者よ……? 妾のクンニで、貴様のオマンコは、悦んでおるのかぁ……! ああ、なんじゃ、この、胸がポカポカするような、気持ちはぁ……!?」
「嬉しいんだよ、魔王さん。みんな、本当は憎しみ合うよりも仲良くしたいんだよ。だからオマンコするんだ。チンポでオマンコするんだよ。セックスして、仲良くなって。そうすればこの世界は平和になる、もっと良くなるんだ!」
憑かれたように、天啓を受けたように。マヌルが朗々と謳い上げる。謳い上げながら、一旦止めていた腰の動きを再開する。
「んおっ、おおっ!? ああ、また、チンポがっ、チンポきたっ、きたぁ!? ああ、妾のマンコがっ、チンポで気持ち良くなってるっ、チンポが気持ちいいっ、マンコが気持ち良いのじゃあぁぁ!?」
「魔王さんっ、やめないで、クンニやめないでっ!? 僕も全力で魔王さんのオマンコチンポするからっ、魔王さんも勇者のオマンコ、いっぱい舐めてあげてっ、クンニで、女性同士のクンニで、レズクンニで気持ち良くしてあげてくださいっ……!」
「んむっ、ほむぅ……! わ、わかったのじゃ、舐める、舐めるのじゃぁ……! 否っ、舐めたい、舐めたいのじゃぁ……! 勇者のオマンコをっ、魔王たる妾の舌でっ、舐めるっ、舐めたいっ! クンニするっ、クンニしたいぃ……! ああ、ああぁ……クンニッ、レズクンニするっ、魔王のレズクンニでっ、勇者オマンコ、いっぱい気持ち良くしてやるっ、気持ち良くしてやるのじゃぁっ……!!」
「あっ、あぁん!? い、いいですっ、魔王さぁんっ……!? ああ、勇者オマンコ、魔王さんレズクンニ好きっ、大好きぃ……! おっほぉ……♪ ンぎっもぢぃいぃ~んっ♪ あっはぁ……! おほっ、おほほぉ~いっ♪ 魔王さんと、仲良くなれる、なった、なったぁ! オマンコ舐められて、しゃぶられてぇ~んっ♪ クンニされて、レズクンニされてっ、オマンコで仲良くなったぁ~~♪ あぁんっ、平和、平和ぁ~♪ 平和な世界くるっ、出来るぅ……! 僕と魔王さんでっ、勇者と魔王で、レズクンニでこんなに仲良くなれてっ……こんなの絶対、人類と魔族は手に手を取り合えるっ、ううん! チンポとマンコでハメハメし合えるっ、パコパコボボパンっ、ズコバコビュッビュシコシコピュッピュしてっ、みんな仲良くなれるっ、世界平和になるぅぅぅぅうんっ!!」
「ああ、も、もう射精るよ!? 射精すよぉ!? 魔王さんのオマンコが気持ち良すぎて、勇者と魔王のレズクンニがエッチすぎてっ、僕のチンポもう嬉しすぎるっ、人間と魔族がハメあえて、仲良くなれてっ……! 世界をよくするって、平和にするっていう夢が、ついに叶ってぇ……! チンポで叶えられて! マンコで叶えてもらえて! 嬉しすぎてイクよっ、嬉し泣きでっ、至福の嬉し泣き泣きシコ射精するっ、キメるぅぅぅ……! 魔王マンコにっ、全クリハッピーエンド射精キメるっ、射精るっ、しゃせ射精るぅぅぅぅ……!!」
言葉の通り、マヌルは泣いていた。嬉しさのあまり、男泣きに泣いていた。今、彼は泣いていい。泣いていいのだ。ついに夢がかなったのだから。
諦めるつもりはなかった。けれど、叶うと信じることも出来なかった。当たり前だ。もう誰にもわからないほど長い間続く、人類と魔族の戦い。それを終わらせ、平和な世界をもたらす。ずっと夢見てきた。
けれど、現実にするには、あまりに過酷な運命が彼を襲った。騙されて装備してしまった、攻撃力1の呪いの針。もう戦うことは出来ない。それでも夢を諦められなかった。悩み苦しんだ末、最期に残った希望、最期に残った武器は、股間の杭。チンポ。
チンポでマンコを気持ち良くすれば、仲良くなれる。これなら。一人一人、仲良くなっていけば、いつかは世界中のみんなで仲良くなれるのではないか。魔族とさえも。だって、魔族にもマンコはある。チンポはあるのだ。
一歩一歩、もとい、一個一個オマンコをチンポしていけば、少しずつ、でも確実に、夢に近づいてはいける。だけど、世界中だなんて。あまりにも途方もなくて、ふとした瞬間、冷静な自分が何度も諦めそうになった。心が折れそうになった。
だが、股間の杭は折れなかった。マヌルのチンポは折れなかった。萎えなかった。雄々しく気高く勃ち続けてきた。
すると、仲間が増えていった。同じ夢を一緒に見てくれる、同志たちが増えていった。
そして今この瞬間。ついに夢に届いた。チンポが届いた。魔王のマンコに、その最奥、子宮口にまで、マヌルのチンポは届いたのだ! 彼の夢は、叶うのだ。
マヌルは人生で最高の射精を、魔王の膣内に生中射精しでキメると、天を仰いだ。その頬を、熱い涙が伝い落ちていく。
「ああ、魔王さんっ、魔王さぁんっ……んっ、ちゅ、じゅぷっ、じゅるるぅ……!」
「ほぁぁ!? ゆ、勇者ぁ……あっ、ああ、んむぅ……ちゅ、じゅっじゅ! れろれろっ、ぶちゅ、じゅ、ちゅ~っ……!」
最高の射精の後。マヌルは魔王のマンコからチンポを抜くと、一旦離れた。勇者に目配せすると、それだけで彼女は意図を察してくれた。
勇者は上半身を倒し、先ほどまでマヌルがいたところに、魔王の股座に、その顔を埋める。驚く魔王に、自分も彼女にクンニすること、この互いにクンニする行為をシックスナインということを教えると、早速それを始めた。
勇者と魔王の相レズクンニ、勇者と魔王のレズシックスナインだ。
人類と魔族の和解。繰り返された不毛な争いの終わり。平和な世界、新しい時代の始まりにふさわしい光景であった。
勇者と魔王の歴史的なレズシックスナイン、新たな時代を告げる相互レズクンニ奉仕は情熱的に、濃厚に。たっぷり一時間以上に渡って続けられた。
「ああ、美味しい、魔王さんのオマンコ、美味しいよぉ……! 気持ちいいっ、魔王さんのクンニ、気持ちいいよっ……勇者マンコ、魔王舌チンポで気持ち良すぎるよぉぉっ!」
「ああ、勇者よ、お前もじゃぁ……お前のマンコもっ、実に美味なる哉っ……! 愛液も、なんと、天上の甘露のようじゃぁっ……! 美味いっ、美味すぎるぅ……勇者のオマンコ液っ、勇者マン汁っ、美味すぎるんじゃぁっ!」
数えきれないほどイカせあい、互いの体液を丸ごと交換するほどに、相手の分泌液を飲み干しあった。愛液だけではない。激悦のあまりに漏らした小水さえ、残らず啜り取った。絨毯に零れた分にも舌を這わせ、染み込んだものも、わずかでも取り戻そうと口をつけ、夢中で吸引した。
「はぁ、はぁ、はぁ……魔王、さん……!」
「あぁ、勇者……勇者よぉ……!」
一際高い絶頂へと、二人同時に飛んだ後。逆さまに見つめ合った勇者と魔王は、もう言葉も不要ず、次なる行為へと移行した。
女同士の性交における本番といえる行為。貝合わせである。
「ああ、魔王さんっ、魔王さぁん……!」
「勇者っ、ああ、勇者ぁぁ……!」
勇者と魔王のレズセックス。それは人類と魔族の永遠なる和睦が締結された瞬間であった。
もちろん、調印はオマンコとオマンコで行う。勇者と魔王のレズセックスという調印式。勇者のオマンコと魔王のオマンコによる調印だ。
マヌルの夢はこの瞬間、完全に叶った。勇者と魔王のオマンコによって、勇者と魔王のレズセックスによって叶えられた。しかし、彼女たちをそこに至るまで導いたのは、紛れもなく彼の股間の杭。彼のチンポに外ならない。
「勇者……魔王さん……!」
全身を貫く歓喜に、股間に勃ち上がる男根に。マヌルは従った。彼の喜びと望みを察した勇者と魔王は、阿吽の呼吸ならぬアハン♡の呼吸で体位を変えてくれる。
最初の顔騎とは逆に、今度は勇者が下で仰向けになり、魔王がその上に俯せで覆いかぶさり、ぴったりと体をくっつける。特に、大きく開いた両脚の間、女の中心は、二人の割れ目が二本で一本の線となるほどに一致させた。
「ああ、マヌルぅっ、きてっ、きてぇん……♪」
「おぉマヌルよ……妾のまんまんを貴様にやろう……!」
超有名な「世界の半分をやろう」をパロってみたが、いささか苦しいか。
「ああ、いくよ、勇者、魔王さんっ……! チンポいくよ、オマンコいくよぉ!」
マヌルは、心と体の趣くままに、二人とまぐわった。
勇者のオマンコと魔王のオマンコ。この世で最も特別な存在であり、対を成す二人のオマンコを、気の向くまま挿れ替え勃ち代えて、チンポで楽しんだ。
「ああ、魔王さん、魔王さん……勇者、勇者っ……!」
魔王のマンコを二度突くと、勇者のマンコに挿れ替え。また二度突くと、魔王のマンコに。
「魔王、魔王、勇者、勇者……魔王、魔王、勇者、勇者……!」
ん? あれ? これって……。
「魔王魔王勇者勇者、魔王魔王勇者勇者っ、魔王魔王勇者勇者ぁっ!」
え、ちょっと待って。
「魔王魔王勇者勇者……魔っ魔っ勇っ勇っ! 魔っ魔っ勇っ勇っ!」
ちょ、やめっ……。
「魔魔勇勇っ、魔魔勇勇……! 魔々勇々っ、魔々勇々っ! 魔王魔王、勇者勇者で、二回ずつチンポ突いてはオマンコ交代っ! 魔魔勇勇、魔々勇々でオマンコピストンすること! これが本当の『魔々勇々』だぁぁ!!」
ちっげーよ!? 本当の『魔々勇々』はこの前打ち切っ……堂々完結したよ!?
――と。
恐れ多くも本誌掲載作品様に喧嘩を売るほど調子にのるご機嫌っぷりで、マヌルは勇者と魔王との人生最高の3P、後の世に『魔々勇々』と謳われる歴史的性交を楽しんだのだった。
なお、魔王城とその周辺でも、マヌルたち同様、人類と魔族がまぐわい、地平の果てまで埋め尽くすような大乱交が行われていた。それもやはり、いずれは体力の限界を迎え、順々に気絶からの爆睡へと移行していった。
幸せな顔で、全身性汁まみれになって眠る彼らの姿は、離れてみれば、まるで死屍累々の地獄絵図にも見え、遠くからの物見が誤解して報告したことから、この人類と魔族の最終決戦は後世『累々戦記』の名で語り継がれていくことになる。
『僕の武器は……まだこの股間の杭がある!』――完