二話同時更新だと分割しても、修正にかかる手間は変わりませんね。でも読み手としては今回は一気に読みたかったので♪
それと明日が最終回の予定です。……まだ色々と手直しが必要なうえに、現時点では書き上がったとは言えない状況だったりしますが大丈夫だといいなと思っています。
そして現在、サド子たちは“キカイカン討伐戦闘部隊”キャンナベ支部の第三部隊の根城となっている小砦へとやってきていた。
子分たち――遊撃部隊の隊員たちは装甲車で待機させ、ここの隊員たちとの乱交を兼ねた親睦会をやってもらっている。
そのために砦内の隊長室には、第三部隊長スン・ツークと遊撃部隊長の丸樹堂サド子の二人だけが対面している。
かつての邂逅から一年。本部で“触手術”を磨き、あの頃は手の届かない憧れでもあったスンと真正面から向き合える胆力をサド子は出に入れて席についている。
「かっかっかっ♪ あれから一年。
正式にこの国の所属になって、随分と戦果を挙げて大活躍のようじゃないのさ、スン隊長~♪」
「うん、そっちの活躍も効いてるよサド子隊長♪
ボクの活躍については、この国って戦闘力はあっても索敵能力は低いからねー。
能力的に相性が良いみたいなんだ♪」
キャンナベ国では男嫌いの触手少女が多いために、男性職員はごく僅かである。
そのため、戦闘力に自信のあるこの国の支部は、女性の来訪には警備も緩く、元・盗賊であるサド子を入れることも問題にはしない。
むしろ小柄で可愛らしい容姿をしたサド子にときめく少女が多いくらいだ。
「そんなことよりも、だ!
あたいが来た理由も分かってんだろ? スン。
挨拶だけじゃねーぜ?」
「あはは、そっちの方がいいよサド子。
役職で言えばお互いに部隊を預かる“隊長”同士。
戦闘力ではまだまだ負けるつもりもないけど、気楽に行こーよ♪」
「へんっ! 確かにあたいもスンに喧嘩で勝てるとは思ってねぇーさ!
だから今日は、ちょっとお前を抱きに来たのさ!!」
説明するまでもないことだが、百合少女たちのレズプレイというのは本来は愛があってのこと。
しかし勝負として肉体関係を迫ることをレズ・セックス・バトルと言う。
サド子はかつての未熟だった自分を乗り越えるために、今日こうしてスンに勝負を挑みに来たのだ!
「いいよ♪ このボク、キャンナベ支部第三部隊隊長、スン・ツーク。
全力で触手と百合の深奥を君に教えてあげるよ♪」
「ぬかせ、スン!
あたい、キカイカン討伐遊撃部隊隊長、丸樹堂サド子。
一年前の借りを今日ここで返させてもらうぜ!」
スンも四肢から触手を生やして臨戦態勢となる。それも最初から何十本という多足類めいた生やし方だ。
それは彼女ほどの剛の百合ならば部屋に入った瞬間のオーラで気付いたサド子の今の実力に、本気を出すに値すると感じたからに他ならない。
「……とはいえ、まずはベッドで始めるのがスジってもんだ。
ほら、スン。抱っこするぞ?」
「え? あ、うん」
いざ勝負、と言っておきながらこの振舞い。サド子は低身長で小柄な体躯とはいえ、かつては多くの国々で盗みを働く大盗賊団の首領。
子分たちが百合であったのは、そんな彼女の見た目とギャップのある大人びた振る舞いに惚れたからとも言える。
この時点ですでにスンは、サド子に対して魅了されつつあった。
「まぁ、……なんだ。
あたいも勝負だとか借りだとか、理由はあっけどさ。
お前を抱きたかったんだよ」
照れ臭そうに頭を掻くサド子。嘘は付いていない。不器用ではあるが、彼女の言葉は本心なのだ。
「あはは、ボクを抱きたいだなんて、サド子ってロリコン?
でも君の部下たちって当時の子分だよね。
うちみたいに美人のお姉さん揃いだったけど?」
「あたしは容姿で人を見たりしないさ。
そうさな……言い方は悪いが、四肢欠損で全盲の幼女っていう、お前の属性がツボとでも思ってくれ♪」
「うわー、それ本人に言う?
正直、趣味悪いよ? サド子」
そんなサド子に抱きかかえられながら言うスンだが、その表情は決して嫌悪のそれではない。
「うっせ! あたいが惚れた女が、たまたまお前だったってだけだ!
いいからほら、もうベッドに下して滅茶苦茶に犯してやっから覚悟しろよ?」
「ボクとしては、ヒーヒー言うほど犯されて泣きわめいて懇願しても構わず触手の締め付けを緩めないような鬼畜プレイが好きかな♪
部下たちも可愛いけど、ちょっと物足りないんだー♪」
「なら、期待に応えてやるさ♪」
ベッドの上で横たわるスンに伸し掛かるサド子。
服は素早く脱ぎ捨て、スンの普段着にしている水着も引っぺがし、どちらからともなく触手を絡め合う。
触手と触手が触れ合うと、分泌液でニチャっとした水音が響いて耳をまず犯す。
音で刺激し、音で興奮させ、目の見えないスンにこれから起こる絶頂快楽の予感を告げる。
そうして、サド子が肌を重ねるようにして腰を下ろした瞬間に始まった。
「げふぁ!? えぅ!? な、なにこりぇ?」
叫んだのはスン。ゆっくりとサド子が腰を下ろした瞬間に、大量の極小サイズの触手が束になってスンのおめこに叩き込まれたのだ。
お互いに毛も生えていない未成熟なおめこを、全力で快楽を搾り取るために酷使する。
「おっと、まだ最初だから速攻で気絶すんなよ?
あたいのターンはまだこれからさ♪」
本来、戦闘でもえっちでも、“触手術”を鈍器のように使う場合は太く固く生やすものだ。
スンも実際にそうやって使って部下とのプレイでも裂けるか裂けないかギリギリまで太くしたもので貫いてきた。
しかし、サド子は違う。極小の触手でスンの膣内を素早く見抜き、形に合わせて最も犯しやすい形状を内部で形成した上で突き上げたのだ。
一気に子宮まで押し込まれた触手は内部で散らばり、枝分かれした触手が卵管まで進んでいく。
そこからさらに数本ずつ挿入する触手の数を増やし、少しずつ拡張していくのだ。
「ほら、連続でいくぞ!?
しっかり耐えろよスン!」
「ふっ、ふぅぅぅ~! んぅぅぅ~~ッ!!」
歯を食いしばって連続して波のように襲い来る絶頂快楽に耐えるがまだスンは7歳だ。どれだけ鍛えても身体的には子どもなのだ。
これまでにも本部で平手公爵家や二大隊長など、名のある先輩たちに揉まれて育った柔軟なおめこを持っているが、ここまで繊細かつ乱暴なプレイは初めてだった。
誰もが四肢と両目を失ったスンに配慮しているからか、それとも生まれ持ったスンの才能を壊さないように育てるためなのか大切にされてきた。
だからこそスンにとって、壊しても構わないという意思のもとで振るわれる暴力的なまでの触手快楽を受けるのはこれが初めてであった。
「言っとくがな、スン。
あたいはお前が壊れるなんて欠片も思ってねーから全力で行くんだぜ!?
これが、あたいの愛だ! 部下たちにも見せたことのない本気の実力ってやつだ!」
突き上げが激しくなるたびに、スンは息を荒げていく。
肺の空気が全部絞り出されるかのような衝撃。潰されるおめこ。弄るだけに留めて特に何もされないアナル。
終わりを懇願しそうになるが、もっと欲しいと、そう思ってしまうほどにスンの女としての部分が疼いてしまう。そんな焦らし方をサド子はしているのだ。
だからスンは言うのだ。
「も、もっと……♪」
「おう! あたいの全力でイっちまえ!!」
数本の触手を束ねてドリル状にした極太の触手は前ではなく後ろに――アナルへと易々と侵入するとそのまま駆け上がり、内臓を犯しながら口から突き抜ける。
「ひぅ! んぐっ、げ、うげぇぇぇーぇ、ぇ、……んごぉ!?」
吐き気を催してもすぐに極太触手に塞がれた。
呼吸すらままならない状態だが、それでも鼻水や涎を垂らしながらスンは絶頂に酔いしれるのだった。
◆ ◆ ◆
「……改めて、惚れたぜ! スン!」
「それを言うならボクの方だよ。
滅茶苦茶に犯してくれちゃってさー、口の中がまだ生臭いんだから♪」
ベッドの上でお互いに寝っ転がり、肩を抱き寄せ合う二人は静かに余韻を楽しむ。
終わった後でもまだビクビクと全身が小刻みに震えている。思い出すだけで吐き気と絶頂を合わせて襲い掛かるほどにサド子の攻めは激しかった。
「それにしてもさ、サド子。
ボクに性的に勝つだなんて平手さん家以外だと初めてかもね」
「ん? この支部の第三部隊ってまだ弱いのか?」
「弱いねー。まっ、ボクが強すぎるのもあるんだけどさ。
だからさ、時々で良いからまたボクとえっちしてほしいんだけど?」
「そりゃ大歓迎さ♪
あたいも百合としてキフ長官の理想とする百合の極みを目指してるんだ!
惚れた女とのえっちには気合を入れるってもんさ♪」
この時、スンは自らの両手がないことを少しだけ寂しく思った。
触手を伸ばして絡むことは出来ても、惚れた相手と手を繋ぐと言う当たり前がとっくの昔に奪われていたことを思い出してしまうのだから。
視覚も同じように失っているが、それ以上に音と空気の流れ、それに肩に触れるサド子の動きが伝えてくるからこそ喪失感は大きくなってしまう。
「おっと、スン。
お前もしかして寂しがっているのか?」
「えぇ!? なんだよ突然!?」
サド子とて一部隊を預かる部隊長。もとより盗賊としても百合としてもスンよりも経験豊富であり、感情の機微には聡いのだ。
「かっかっかっ! あたいを誰だと思ってんだ?
安心しろって。あたい達は心で繋がっている。触手で絡みあって心で結ばれてんだ。
今更腕の一本や二本で悲しんでんじゃねぇよ」
あまりにも軽い口調で、「何ならあたいも腕を切り落としてやろうか?」と本気で聞いてくるサド子にスンも気が晴れた。
「あはは♪ サド子って面白いんだね♪
やっぱりボク、君のことが好きみたいだよ♪」
日常生活は部下たちが支えてくれる。ずっと求めてきた愛情は周りの誰もがくれる。
そして、自分相手に一切の遠慮もしない強引で図々しい恋人がいる。
失った以上の「当たり前」が隣にあることにスンは嬉しくなったのだ。
「じゃあ……、次に会えるのはしばらく先だが、それまで達者でな!」
「うん♪ サド子も元気に過ごすんだよ。
もしもの時はボクが駆け付けるからね♪
サド子……、だいすきだよ♪」
「そりゃ、お互いに言えるこったな。
なんせ、初めて会った時からあたいもスンに惚れてたんだからさ♪」
誰よりも自由に世界を駆けまわる遊撃部隊隊長の丸樹堂サド子は、改めてキャンナベ支部第三部隊長のスン・ツークを心より愛することを誓って更なる戦場を求めて転戦していくのだった。
~キャラ紹介~
丸樹堂サド子。14歳。152cm キカイカン討伐遊撃部隊隊長。
生まれは知れず、親兄弟もいない。気が付いたら一人だったので盗みで生活していた。
10歳頃にはすでに百合として目覚めていたために腕っぷしも強く、盗賊として名を上げ始める。
そこからはもう北へ南へ東へ西への大冒険!
犯罪組織に捕まっていた女性を助けて惚れられ、
口減らしをしていた貧しい村で大金を渡して買った女性に惚れられ、
“キカイカン”ではない怪物への生贄された女性を助けて惚れられ、
レズビアンバーにて寄った勢いでベッドインした女性に惚れられ、
そうして作中の経験を経て、平手公爵家の面々に気に入られて百合としても触手少女としても成長したことで過去の犯罪は帳消しに。
元・大盗賊団のお頭、というのは本人が言っているだけで、子分は4人。一夜だけの関係は何度もあったが旅に生きる犯罪者であるため、名残惜しい別れを何度も経験している。
なお、今では公的組織である“キカイカン討伐戦闘部隊”の所属であるので新聞や百合雑誌などにもその活躍は大きく載せられ、かつての恋人たちを喜ばせているとか。
「子分」たちの呼び方は盗賊を止めてからは「部下」で統一しています。
触手部隊入りした一番の理由は、スンに命を救われて一目惚れしたためだったりする意外と一途で純情な少女。
愛用の装甲車は全長2メートル。総重量109トン。盗賊だった丸樹堂一味の頃から移動用に使っている。
機械に詳しい子分が“触手術”を学んでからは応用し、時間と空間に干渉。内部は四次元的な快適空間になっている。
部下たちは時間に干渉する固有能力を得ているが、そんな部下たちを力業でねじ伏せられる怪力こそサド子の能力なのかもしれない。
長年に渡って丸樹堂一味を支えて来た装甲車であり、仲間同士でのヤリ部屋でもある。