そして毎度おなじみオマケの話もまた明日投稿されます。
人里離れた場所ながら、人類共通の敵である怪異“キカイカン”は何処にでも現れる。
ニッポダイン帝国の優秀な観測班により出現初期に発見された大型のキカイカンの群れはもう数日もあれば街の一つや二つを破壊したであろうが、そうなる前に全て討伐されることとなった。
多くの“キカイカン”の死体の山の中で、二人の少女たちが戦闘を終えて息を整える。
「姉さま、今回は割と強敵でしたね」
「まぁな。でも、なんか最近になってから大型キカイカンの出現頻度が増えてるよな」
二人は“キカイカン討伐戦闘部隊”本部所属の二大隊長、平手マボ、平手ナモの姉妹である。
この二人は基本的に帝国国内でも他の隊員では厳しい強敵専門なので、移動に数日かかるような場所に出張すること自体は珍しくない。
だが、ほとんどは一人派遣されれば十分。二人揃って派遣されることなど、そうそうある事ではない。
だと言うのに、ここ連日に渡って国内をあちらこちらへと出張の連続だ。
今回倒した“キカイカン”の群れにしても、どちらか一人だけでは危なかったかもしれないほどの強さと数であったのだから。
「……でも、手ごわいと言ってもワタシと姉さまが二人で挑んで勝てないキカイカンなんていません。
出張の間、一杯えっちが出来て嬉しいです♪」
「ははっ、アタシだってそうだけどさ。
触手部隊の質が高い帝国内でこれだぜ?
他国でも結構ヤバいことになってんじゃねぇか?」
マボの危惧する通り、各国でも同じような報告は届いている。
各国でそれぞれに“キカイカン”の討伐に当たっている元部下たちからの手紙には、休む暇がないという愚痴と、本部の二大隊長のえっちな写真を同封した返信を期待している旨が届けられている。
勿論、二人ともに、あられもない恰好で写真撮影して送っている。検閲はあるかもしれないが、二人は別に気にしない。
おそらく写真は一部の百合紳士によって複製されて裏で出回るだろうが、それぞれの国の支部が全力で潰して回収して懐に収めるだろうから問題は無いだろう。
「遊撃部隊のサド子も休みがないって嘆いていたぜ?
他の支部は人数が多いから何とかなっているみたいだが、そもそも指揮官である支部長が常に前線に出ずっぱりなのは問題だな」
「各支部の人材育成は支部長に一任していますが、サド子たちみたいな遊撃部隊をもっと増設したいものですね」
「だけどな~、本部に来る子たちって、みんな真面目だろ?
愛国心が無くて、規律よりも自由が好きって子もたまにいるけど、その子らを束ねられるカリスマのある隊長っていないもんな~……」
遊撃部隊は、元盗賊の丸樹堂一味を丸ごと鍛えて実験的に創設された部隊だけあって、同じことが出来る子たちはいないのだ。
結局は素質と鍛錬。必要なのは時間なのだろう。
人数は着実に増えて行っているし、平手公爵も伴侶であるシルカを通して各国に百合を是とする法整備は進んでいる。
あと数年もすれば、世界中どこを探しても百合を否定する国は消えていることだろう。
「……いっそのこと、アタシらが臨時の新部隊の隊長に就いて遊撃部隊長が出来そうな子でも育てるか?」
「それだと本部の第一、第二の両部隊の副隊長が臨時隊長に昇格……いえ、駄目ですね。
能力的にはともかく、あの子たちが泣いてしまいますよ?」
「うっわ、想像できる!
ミヤビを泣かせるなんて、アタシには出来ねーよ」
「ワタシもです。今みたいな出張ならまだしも、ツキノとの距離が離れるのは百合として看過できません」
ならば、どうするか。やはり地道に目の前の敵を倒して回るしかないと言うことだ。
忙しくなってきたとはいえ、報告のために本部に戻った時にはマボもナモも部下たちとの夜のお仕事は抜かりなく楽しんでいるのだから。
そして仕事の話を終えると二人は笑みを浮かべてお互いに見合う。
ここからは百合の時間だ。
「それじゃ、迎えの車が来るまで青姦でもすっか♪」
「ふふっ、それはとても魅力的な提案ですね、姉さま♪」
二人は身長差があるが、器用に相手の衣服を脱がせ合う。
ボタンを外し、下着まで全てを脱がして屋外にて、地面にも“キカイカン”との戦闘の痕跡が生々しい中でのレズセックス。
誰憚ることなく二人はいつものように愛し合うのだった。
何度見ても飽きることのない妹の豊かな胸に、まずはマボから仕掛ける。
「んっ……」
「あ、悪ぃ。痛かったか?」
吸い付いた勢いのままに、思わず歯を立ててしまう。屋外の解放感とはいえ、普段よりもマボは気が逸っているようだ。
「いえ、姉さまにがっついてもらえることが嬉しくて♪
どうにもワタシは胸の大きさの割に母乳の出が悪いのですが、お好きになさってください♪」
「そっか。アタシの胸は無いに等しいが、それでも最近は頑張って出るようになったからさ。
ナモにも吸ってもらいたいぜ♪」
「是非に!」
今度はナモの方がマボの胸に吸い付く。
びゅるびゅると、吸えば吸うだけ溢れてくる母乳。
確かに本人が言うように脂肪は薄く吸いごたえなどはないが、それでもナモにとっては最愛の姉の胸だ。
その限りなく薄い胸に赤子のように夢中になって吸い付くナモ。
「こくっ、こくっ、こくっ……」
舌先で転がすように乳首を刺激し、甘噛みするようにして吸い出すと母乳が染み出してくる。
繰り返し、繰り返し、こんな時でも無ければ一緒にいられない最愛の姉の愛を飲んでいく。
「美味いか?」
「えぇ、とっても♪」
確かにマボの方がナモよりも母乳の出が良い。
そのことを少しばかり悔しく感じたナモだったが、それは自分の母乳を満足いくまで姉に飲んでもらえないことが理由なあたりがシスコンなのかもしれない。
「なんだ、ナモ? 乳の出が悪いのを気にしてんのか?」
「……だって、姉さまも昔は全然出なかったのに、大きさで勝っているワタシよりもずっと出るだなんて……」
「いや、これでもアタシだって努力してんだぜ?
愛する妹のためにも、無い乳を搾るために頑張ってんだからな!?」
マボ自身が言うように、彼女の母乳の出はかなりのものだ。
それこそ、すでにトロトロに蜜を溢れさせたおめこよりも尚、溢れ出ている。
「あぁ、マボ姉さま……♪」
「んっ……! こら、お前こそがっつき過ぎだ、ひゃ!?」
「姉さま……美味しい……♪ んちゅ、ぺろ、ごきゅ、ごきゅ♪」
薄いマボの胸を抓むようにして絞り出した母乳で喉を潤すナモ。
姉と自分だけ。二人だけだからこそ素直にさらけ出せる欲望のままにお互いを求めあう。
姉の胸に吸い付くナモも、すでに蜜壷からは溢れ出た蜜が洪水となって太ももを濡らしている。今か今かと、姉との更なる愛を求め合う。
興奮冷めやらぬ状況で、二人がすることは一つしかない。
「はぁ、はぁ……ん、いいか? ナモ」
「ええ、お願い。来て……姉さま♪」
地面の上に直接二人は横になるとお互いに抱きしめ合う。
木漏れ日の中で、全裸で、汗まみれ土塗れになりながら二人は重なり合う。
擦れ合うたびに陰毛は泡立ち、指先でそれを掬って相手の口に注ぐ。
差し出された手を舐めながら二人は零れ出る淫汁を飲み干していく。
肌と肌が触れ合うたびに、淫靡な蜜が跳ねてお腹や太ももを濡らしていく。途中からは触手も使って二人は穴という穴を犯していく。
それでも終わらない。
何度か絶頂して意識が飛びそうになると、どちらかが更なる快楽を与えて無理やり覚醒させるから。
触手で、手で、女としての欲望を掻き立てることで意識を飛ばすことも出来ない激しい行為。
「マ、マボ姉さま……んっ、好き! 愛して、る……!」
「あ、あぁ、ナモ……、柔らかい……♪ だ、大好き、っだ!」
すでに二人の両穴は開ききり、何本もの触手を受け容れている。ミチミチと肉が張り裂けそうなほどに拡張され、それでも追加を求めて蠢いていく。
勝手知ったる穴とばかりに、マボもナモも思い切り挿入し、抜くときに力を入れることで締め付け合う。
キツくても苦しくても、少しでも多くの快楽を搾り取るように穴が動いてくれる。
擦れ合う二人の胸も溢れ出た母乳で白濁に染まっている。
飲み切れないほどの量を出して、それでも飲み続けることで胃袋は母乳でパンパンに膨らんでいる。その状況でさらに相手の触手をしゃぶって分泌液も欲するのだ。
媚薬効果の強い触手液は、飲めば飲むほど酔いしれる。快楽の絶頂に二人は取り込まれ、その行為は終わることがない程。
激しさを増すごとに感度までも上昇し、地面に触れても風が吹いても絶頂に狂う。
だが、交互に絶頂させ、意識を飛ばしそうになるたびに覚醒していた二人が揃って迎えるこの日最大の絶頂で、同時に果てることとなる。
お互いに手や触手が止まってしまえば、今はこれでおしまい。
「あ……あっ……ひぅ!」
ビクビクと、蠢くナモの触手を両穴に銜え込んだまま絶頂に酔いしれるマボ。
ナモが力尽きることでようやく抜け落ちた触手の痕跡によって、前後の穴は閉じることを忘れてボロボロになっている。
「あひ! ひっ、ひひっ、けぷ……」
ぼってりと、マボの母乳を飲み過ぎて張り出したお腹を愛おしげに撫でるナモ。
お互いにおめこもアナルも何度も触手に犯され尽くして触手液をぶちまけられ、開ききった穴のまま快楽を堪能する。
同時に果てた彼女たちは、そのまま眠りに落ちていくのだった。
◆ ◆ ◆
「てかさ、なんか最近になって母乳の出が良すぎる気がするんだよな」
「あぁ、やっぱりそうですよね。
姉さまは元々多い方でしたが、今日なんか物凄い量が出ていましたよ?
ワタシも飲み過ぎて吐きそうなくらいです、……けぷ。失礼しました」
何リットルも出してもまだ滴る自分の母乳に、この時点でようやく違和感を覚えるマボ。
「まさか、このタイミングで……なんてないよなぁ~」
「? 姉さま。何か心当たりでもあるのですか?」
マボには心当たりがある。百合が常識となりつつあるこの世界だからこその、新しい常識の形。
「いやさ、最近はナモと一緒に出撃する機会が増えたろ?
その度にえっちして、ナモの触手に散々に出されてるし、妊娠……したんじゃないかな~と思ってさ」
「えっ?」
ナモは考えてもいなかった。愛する姉が、自分の触手によって新たな命を孕んだなどと。
だが考えてみれば合点がいく。そして何よりも自分が姉を孕ませたということは至上の喜びであった。
「今すぐ帰りましょう姉さま!
早く! 本部で検査して確かめねば!!」
「おいおい、別にそんなに慌てることじゃねーだろ♪
ナモは心配性なんだぜ」
呆れたような、だが嬉しそうなマボと、普段の母性を殴り捨てて子どものように慌てふためくナモ。
迎えの車が来た時には、はしゃいだナモが姉を孕ませたかも、などと口走るものだから“小間使い”の男性運転手は大急ぎで帰還。
街道に出ても法定速度を大幅に超えた爆走だったが、事前に無線連絡で本部に理由を伝えてあったためお咎めなしとなった。
さて、そんなマボであるが……。
◆ ◆ ◆
「妊娠してたぜ♪」
本部の医務室にて。ゾクゾクと入ってくる本部の面々を前にマボは開口一番にそう言った。
男女問わず魅了しかねないほどに輝く笑顔で。心から幸せそうに言うのだ。
「えっと……、姉さまを孕ませた相手って、ここ最近は連日一緒に出張でしたし、ワタシ?」
おそるおそる聞いてみたナモに対しても笑顔のマボ。
「あぁ、だろうな♪」
これまでも“触手術”による女性同士の行為で妊娠は多く知られているが、触手部隊の中から妊娠した少女はこれが初である。
理由は不明だが、何かしら妊娠しにくい状況が続いただけで、これから先もきっかけがあれば触手少女が妊娠するということは起こるだろう。
このニュースはあっという間に世界に届けられるはずだ。
「はっはっはっはっ! まさかこの状況で子どもが出来るとは思わなかったな。
まぁ、無事に産むつもりだから安心してくれよ♪」
いやいやいや、と周りからのツッコミは気にしないマボ。
第一部隊の副隊長であるミヤビは悔しそうにしながらも、大好きなマボの満面の笑顔に何も言えず。
マボを理想のロリ上司として忠義を尽くす隊員のイスタとワーディは、しばらくすれば「ロリ妊婦が見れるかも♪」「ボテ腹の隊長とか最高過ぎる♪」などとニヤケまくりである。
幼い体躯をしたマボに『幼さ』と『母性』の要素が合わさって最強に見える事への喜びか。
一方で、第二部隊はと言えば副隊長のツキノが「私も孕ませて!」とナモに迫ってその場でセックスに走ろうとして止められる。
一応、医務室にまで入室はしていないが、扉の向こうには心配で駆け付けた“小間使い”の男性職員も大挙しているのだから。そして彼ら男性職員もまた感涙にむせび泣いている。
誰もが祝福する“キカイカン討伐戦闘部隊”本部の第一部隊長マボの妊娠は、一日の内に世界へと伝わったのであった。
◆ ◆ ◆
一夜明けて世界中からのお祝いの贈り物で溢れかえった平手公爵家のマボの自室にて。
一躍時の人となったマボは、屋敷の中だと言うのに妹のナモと二人きりでベッドの上に並んで座っている。
「で、こうなりゃヤることは一つだろ?」
「勿論! ワタシも姉さまの子を孕みたいのです!」
姉が妊娠したのなら自分も、というのは流れ的には当然と言えるかもしれない。
だからこそマボも了承し、二人の部下たちも部屋の外で隊長たちを応援している。
「ナモ……。言うまでもないことだが、アタシはお前を愛している」
「えぇ、ワタシもです。姉さま」
「この先、世界が“キカイカン”によってさらなる危機を迎えても、腹の子とお前を守る。
その中に、お前がこれから孕む子を加えたい。
ナモ、アタシの子を産んでくれ!」
「はい! ワタシは姉さまの子を孕みます♪」
ナモの了承を確認したマボは、これまで以上の量の触手を全身から生やしていく。
マボが妊娠したのは偶然かもしれない。ナモがこれまで妊娠しなかったのも偶然かもしれない。
ならば必然にするにはどうすればいいのか?
簡単だ。孕むまで穴という穴を犯し尽くすだけだ。
「んぷぅ!?」
部屋中に展開されていた触手の群れが、一塊となってナモに襲い掛かり全身を呑み込んだ。
「母ちゃんに新しく習った技術なんだがな、最大量の触手で相手を丸呑みにして巨大触手の内部で犯しまくるって技があるそうなんだ。
だからナモが妊娠するまで、アタシの触手の中で食事も排泄も性活の全てをしてもらうぜ♪」
ごぽごぽと媚毒の原液とも言える強力な触手液を溜め込んだ巨大触手はナモを呑み込むと四肢を拘束し、口には気道と食堂に触手を伸ばして口は塞ぐ。
アナルはガバガバになりそうな程に巨大な触手で直腸の奥まで侵入する。
勿論、おめこには何本もの触手が入り込んで妊娠するまでずっと、マボの妹への愛を込めた触手液が注ぎ込まれ続ける。
ある程度溜まったら触手を引き抜いて放出され、そうして再度挿入した触手で犯す。
人工的にボテ腹になるまで触手液を腹に溜めて、抜いて、溜めて、抜いて……。
妊娠するまで一週間でもひと月でも、光の届かぬ巨大触手の中でナモは犯され続ける。
あまりの激しさに叫び出そうにも、喉は触手で埋まっている。四肢はがっちりと拘束され、全身には筋肉を弛緩させる媚毒が針状の細い触手で24時間流され続ける。
徹底的に管理された状態で絶頂をし続けるナモ。
常人ならば狂ってしまうだろう快楽も、全ては姉の子を孕むため。
心臓が壊れそうな程に犯されても決して死なない。死ねない。愛する姉のマボが殺すことなく妹を管理しているのだから。
その徹底ぶりが良かったのか、丸一日も巨大触手の中に仕舞われていたナモは無事に妊娠。
こうして本部の二大隊長が揃って妊娠したという情報として、世界を笑顔にするのであった。
◆ ◆ ◆
「あひぃぃぃぃ~~ッ!!
ね、姉さまぁぁぁぁ~、愛してッ、いますッ!」
「ア、アタシもナモのことがッ、大好きだッ!」
妊娠後も普通にベッドインする姉妹。部下たちから自分たちも孕ませてほしいと懇願されるも、普通のレズセックスではこれまで同様に妊娠は確認されていない。
世界は強力な“キカイカン”によっていつ滅んでもおかしくない程に乱れている。今はこれで良いのかもしれない。
お腹が大きく目立ってきても変わらぬ性欲と、磨きのかかった“触手術”を操る二人の姉妹は、こんな世界だからこそ愛し合っているのだから。
「ナモ! もう一回、ヤろうぜ!」
「ええ、もっと、も~っと愛し合いましょう♪」
熱いキスと抱擁と、それとセックスと。ボテ腹を揺らしながら平手さん家の触手少女たちは次の世代へとバトンタッチをしていくのであった。
~おわり~
平手公爵家はその後、必ず二人以上の子が生まれる家系となり、その生まれた姉妹はお互いの赤子を孕み続けることとなる。
色濃く百合の血を引いた赤子が続いていくのだ。
しかし謎が残る。“キカイカン”とは何なのか? まるで人類が百合と触手によって共通の敵と戦うために、まとまるための潤滑剤とも言える化け物だ。
稀代の百合として生を受け、自身も同性の伴侶の子を孕んだ平手キフの理想とする世界になっていっているではないだろうか。
さて、彼女たちは今後どのように歩んでいくのか。それは次の世代が語ってくれるだろう。
舞台は整いつつある。百合の触手少女たちが切り開く未来はすぐそこなのだから。
いずれ訪れる百合世界を統治する百合上位者は、彼女たちの子どもなのかもしれない……。