西連寺春菜のToLOVEるな快楽調教生活 作:愛甲ハマチ
『何も言わずに帰っちゃったってことはないと思うし……』
浴室扉越しに聞こえてきた声に思わず、身体全体をビクリッと上下に揺らして驚愕する。
身に纏う衣服が一切無いこの湯船の中、背中に当たる男の子特有の厚く硬い胸板を、背中越しに確りと感じられるほど密着している今の姿を見られるわけにはいかない。
ーーそれこそ、その相手が姉の恋人なら尚更のことだった。
「(どうしよう……どうしよう……ッ!私が望んだことじゃないって言っても絶対に信じてくれるわけないよ……っ!お姉ちゃんは因馬くんの事が大好きだから私のことも許してくれるなんてありえない……!)」
この状況を客観的に見れば自分が熟睡している間に、彼氏を寝取っている構図でしかない。血を分けた姉妹でも……いや、血を分けた姉妹だからこそ許すことはない筈だ。
「愉しくなってきたな、春菜」
「!」
小声で耳元に囁かれたその言葉を聞いて春菜は思わず身体を震わせる。背中だけではなく彼の腕や足でお腹や手足、さらには首もとにまで彼の体温が伝わってくる。
男の子と裸のまま抱き合う淫靡なこの状況を、ありありと自覚させられた。
ゴクリッと喉を鳴らしてしまったのは緊張からか、はたまたそれ以外の理由からか。
「……どうする春菜?今までの撮られたセックスしている動画で脅されて、強引に風呂まで連れて来られたとでも言ってみるか?まあ、あのハメ撮りを観て無理やりなんて誰も思わないだろうけどな」
「そ、それは……」
春菜としても否定できない言葉だった。動画の最初は拒否をしている春菜でも彼のテクニックと、どこまでも届く怒張で膣内をメチャクチャにされてしまうと、快楽に流されてしまい途中から知らず知らずの内にその行為を受け入れてしまうのだから。
姉からすればそれが本気だと到底思われず、プレイの一貫だと思われてしまうのがオチだと容易に想像できる。
「……で、でも、それはあなたも同じじゃないの……?」
「まぁ、それは確かにそうだがその時は秋穂とは別れを告げられるだろうな。だが、あれだけ俺に抱かれて今さら他の男で満足できるとは思えない。どうせ他の男じゃ満足できずに俺の下に返ってきて抱かれにやって来る」
思い上がりだ。ーーそのような事を、他でもない春菜だけは口にすることはできない。
「春菜と同じ様に隅々まで調教したからな。チンポも俺より小さくテクニックも俺より劣る。
そんな雑魚の男なんざゴミみたいに捨てて、セフレでもいいから抱いてくれと頼み込んでくるのが想像できる。春菜もそうだろ?」
「……っ」
春菜は知っている。彼から与えられる自我を忘却してしまうほど快楽による気持ち良さを。
それに加えて、姉は自分とは比べられないくらいに彼とのセックスに嵌まってしまっていた。それはあの獣染みた喘ぎ声を聞けば言われる迄もなく分かること。
彼の彼女から他に居る都合の良いセフレに落とされてしまうのは明白だ。
「俺は別れを告げられても問題ない。だが、春菜は一緒に家に住む姉妹だ。ーーこれから地獄だぞ?」
「ぅ……」
「今のこの家は秋穂が家主で春菜はこの家に住まわせてもらってる状況だ。両親が長期の夫婦二人旅行の真っ只中、家の中で肩身の狭い暮らしをしたいか?」
「ぁ……ぁああッ!?!?」
悪魔のような言葉だが、そのどれもこれもが実現してしまうだろうことを春菜は察してしまう。恐怖で瞳孔が開き、温かい湯船の中だというのに身体が震え出す。
そんな毎日なんて誰が望むと言うのだろう?非がこちらにしかないのだから、責められ続け軽蔑されることに何かを言えるわけがない。
『………………るな、ーーちょっと、春菜ー?聞いてるぅー?』
「ッ!?な、何っ!?お姉ちゃん!!」
『うわっ!?ビ、ビックリしたぁ……もう、急に大声出さないでよ……因馬がどこに行ったのか知らなーい?起きたらどこにも居なくなっちゃってさぁー』
「さ、さあ?どこ行っちゃたんだろうね……?」
ふと、思い出す。そういえば彼は脱いだ服を洗濯籠ではなく、隠すように隅へ置いていなかったかと。
「(もしかして、こうなるかもって予測して……)」
『おっかしいなぁ。どこ行っちゃんだろう。靴も無いみたいだしもしかしてコンビニとかに出掛けたこともあるか』
「う、うん、多分そうだとーーきゃあっ!?」
春菜は思わず声を出してしまう。それも仕方がないだろう。ザブンッと波が立つほどに彼の両腕で持ち上げられてしまったのだから。
「ちょ、ちょっといきなり何して……!」
「このままやり過ごすなんてつまらないだろ?」
太腿の下に手を差し込まれれば誰であろうと、不安から悲鳴を上げてしまうのは仕方がないことだ。このような緊迫した場面でするなど頭がおかしい以外の何ものでもない。
このまま無理やり座高をさらに高くして、不透明な浴室扉からでも違和感を抱けるようにするつもりだろうか。
春菜からすれば自らの罪を裁かれるようにされたと感じても無理はない。本物の悪魔かと確信する寸前股下から伝わる感覚から、別の意図があることに察してしまった。
「えっ?…………う、嘘……だよ……ね……?」
「こんなシチュエーションなんてそうそうないからな。愉しんだ方がお得だろ?」
くちゅり♡と、陰唇を開かれる感覚。そこから伝わるお湯とは違う温度と感触から、それが彼の男性器だということが理解できた。
そして、数秒後に行われることも。
にゅぷぷっ♡と膣内に1cmずつ侵入してくる、その雄々しく巨大な魔羅に膣内が拡げられていく感覚に、期待から背筋が痺れてくる。
だが、大きな亀頭のエラが割れ目に呑み込まれると、彼は春菜の膣内にそれ以上は侵入しないように、太腿を掴み持ち上げ続ける。いつもならば、春菜も膣から伝わるその気持ち良さに流されてしまうだろうが……一つだけどうしても感化できないことがあった。
「な、生……これ生エッチになっちゃってる……!ダ、ダメッ!それだけは……!に、妊娠しちゃうから……っ!抜いて……ッ!」
春菜は姉の秋穂と同様に、彼の手練手管によって調教され尽くされている。
だが、春菜は彼によってまだ心は縛られておらず、そして恋愛に対する憧れもあるのだ。
一般的な価値観を持っているピュアな心で、誰かのために不利益を被ろうとも自然と動くことができる男の子。春菜が初めて恋心と呼べるものを抱けた相手。
春菜はその相手である結城リトの顔を思い浮かべながら、彼の蛮行に焦りながら苦言を呈す。
「じゃあ、どうする?秋穂に気付かれるまでこのまま持ち上げられるか?
何、そんなに心配するなって。膣内に出さなければ問題ないだろ?たった一回で妊娠するわけがないしな」
「で、でも……そんな……!」
春菜も無知ではない。射精されなくても我慢汁だけで妊娠するリスクがあるということを知っているのだ。恋愛感情を向けていない相手の子を妊娠するなど絶望しかない。
学生であることも含めれば、これからの人生が険しく辛く苦しいものとなっていくことは簡単に想像できる。一時の快楽を優先して行うべきでない。
『……んん?どうしたの春菜?もしかして、何かあった?』
「ひっ!」
その声に喉が干上がる。抵抗しようとした手足の動きが止まった。バレれば地獄の毎日が続いていく。
それと比べてしまえば、妊娠するかどうかは運次第のことも含めれば、今の窮地を脱することと比べてしまうとまだましな選択のようにも思えてくる。
「……………………」
ーーそして春菜は力を抜き、ゆっくりと彼の胸板にその華奢な背中を預けた。
それがどういうことなのかわざわざ言う必要はないーー春菜はこの10年間幾度も彼から味わった敗北をまた一つ受け入れたのだ。
「それじゃあ、声を出すなよ」
愉悦の感情を込められた声音を聞いて歯を食い縛る。
悔しい。
その感情はここまで堕ちた春菜でも沸き上がるのだ。それでも、性行為が始まればその感情も数秒後には置き去りにされてしまうのだが。
ずぷぷっ♡
「あんっ♡」
亀頭で止まっていた挿入が再び始まる。
だが、それは一息に挿れられていくわけではなかった。
「ぁ……♡ んぃひっ♡」
ずぷぷぷっ♡♡
少しずつ膣内に挿ってくる感覚に、子宮が早く欲しいとキュンキュンとねだっているのが分かった。
1cm1cm、まるで掻き分けていく膣ひだの感触から、春菜自身に生セックスをしているその事実を自覚させようとしているかのようだ。
腰がくねっているのは忌避感ではないのは分かりきっていた。
ーーそして……、
ずぷぷ……ドチュンっっ♡♡
「ぅん゛ん~~~~っ゛っ♡♡♡♡♡♡!?!?!?」
子宮まで届く……どころか、子宮を奥の奥まで押し潰される感覚に、身体がバラバラになりそうなほどの快楽が全身を駆け巡る。
とっさに口を両手で抑えなければ、春菜の
顔は
限界まで大きく見開かれた目は快楽によって酔いしれた瞳をしており、そこにはハートの幻影が浮かびその肉欲による
ビクビクと震えながら背中をしならせ、天井を見上げるほど海老反りしている春菜のその姿は淫猥と表現するしかない。
「ん゛む……っっ♡ ん゛ん゛っ♡ っ゛~~ぉ♡ ん゛~♡♡」
目の前が白くなりバチバチと電気が弾けていく。
「(な、なんで……?
「うおっ!……ははっ!どうしたんだよ春菜?メチャクチャ締め付てるぞ。
そんなにゴム無しの生セックスは気持ちイイか?あるいは、浮気セックスによる興奮からか?全く、本当に春菜は淫乱だなァ」
いつものように快楽によって上目蓋が落ちて半目となるのではなく、目を限界まで開けた状態で目がひっくり返りそうに春菜はなっていた。
そこには清楚な女の子の陰も形もなく、性の歓びを堪能する一匹の淫乱な雌がいるだけだ。
『ねぇ、春菜。本当に大丈夫?
すぐそこに姉が居る。自らの雌穴が奥深くのまでぐっぽりと呑み込む男根を、受け入れることができる唯一正式な相手。
隠すものなど何もない裸身を晒しながら、膣を締め付けその怒張を人知れず味わうその背徳感。
ーー頭の奥まで快楽で焼け焦げられるぅ……♡♡
浴室扉の引き戸を開けられれば全てが終わるというに。
春菜の目には身体中を痺れさせるその悦楽に酔いしれる。
恐怖感は快楽で吹き飛ばされ、今の春菜があるのはこれがしてはいけないことであるという僅かに残った良識。
そして姉からの呼び掛けの声が湯だった頭に冷や水を浴びせ掛けられて、ギリギリのところで理性を繋ぎ止められているだけでしかない。
それが返って性感を際限なく高め続けている、最悪なサイクルが春菜の中にはできあがっていた。
「らいっ♡ らいりょうぶ……だひゃら……♡ き、気にしにゃいで……おねえしゃん♡ ……ぉんっ♡」
『だったらいいんだけどさ。……それと、リラックスし過ぎでしょ春菜。声が蕩け過ぎよ?』
「ぃひん♡ ……ご、ごめんにゃしゃい……ぁ♡ ごめんなさぃい♡♡」
『そ・れ・にぃ~?その蕩けた声ちょっとエロいわよ~。春菜と同年代の男子が聞いたら興奮させちゃうんじゃない?う~ん、春菜ってば男っけが無いから余計心配になっちゃうのよね……。
スタイルも昔の私くらい良いわけだし、変な男には気を付けなさいよ~』
ピストンをされるわけではなく、ただ膣内に入れられているだけ。彼の両手はイタズラをして春菜の身体の性感帯を刺激しているわけもでもない。
姉と話すために口から離した両手の指を、絡めるように合わせてつないでいるだけだ。
ーーだが、その恋人しか許されない『恋人繋ぎ』が春菜の背徳感を煽り、禁断の関係であるという事実とのギャップに、未知の興奮と性感が春菜の中で小規模な爆発を生み出していく。
『それじゃあ……どうしようかな。今日は元々一日中買い物に行く予定だったし、因馬が何かの用事で来れないなら一人で行こうかな……あっそうだ、春菜も一緒に買い物行く~?今なら私が運転してあげるけど』
「いい゛……っ♡ イ゛かない゛……イかな゛い゛……からぁ♡ んあ♡ ぜっひゃいに……イかないぃ……♡♡♡」
「そう?まあ、行かないならいいけど」
日常的な会話をしている姉と、非日常な禁断な行為に没頭しながら会話をする自分。その落差によって焦燥感が焚き付けられると同時に、性感が刺激されて膣内が
「(あぁ……そんな……挿れられたおチンポから伝わる熱が解っちゃう♡ これが生エッチ……♡? これすごいっ♡ おチンポの形も熱も硬さも今までのゴムエッチと全然違うぅ……♡)」
彼と春菜は腰を動かしてはない。だが、春菜の膣内は力強くまるでこの剛直を逃がさないとでも言うかのように、イヤらしく熱烈にねだり着いていた。
開発されて固さは一切無いにも拘わらず、一生懸命に膣ヒダの一本一本が男根に絡み付き、入念に刺激してくるその様は"名器"だと誰もが言うことだろう。
「(こんなのダメなのにぃ……♡ イケナイ事だって分かってのに、どうしてこんなにゾクゾクしちゃうの?
ビクンッ……ビクンッ……ってカチカチのおチンポが膣内で動いて、その度に子宮口がぐちゅぐちゅって擦られちゃってる♡)」
海老反りをしながら天井を見つめるその顔は、声が出ないように強く歯を食い縛っているが、口の端から唾液が伝い首筋を流れてることから、決壊間近の理性であることは明らかだった。
「長風呂もいいけど逆上せないようにしなさいよぉ~?」
「(りゃめなの……ち゛もちイイけど、イっちゃだめぇ……♡ おねぇしゃんの前でぇ、浮気エッチでイクなんりぇ……♡ れ、れっひゃいにしちゃダメなのぉ…………んお゛っ♡
ああ……でも、もう限界なのぉ……♡ ビクビクがキちゃうぅ♡ あのきもちイイのがくるの♡ くりゅ♡ もう、……ーーイク゛ぅッッ♡♡♡)」
そしてこのありえない非日常が生み出す異常な快楽の積み重ねによって、春菜のじりじりと高められた性感はついに爆発した。
「んんぅ゛~~~~~~っ゛っ゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
バシャバシャッと湯船を波立たせて春菜は絶頂する。初のゴム無しの生チンポで春菜は一往復もせず、挿れられたたけで果ててしまった。
誰が聞いてもこの事実だけを聞けば、妊娠による恐怖などまるで考えていない、マンコでしか考えていない尻軽のビッチの経歴だ。
学生の身でありながら、巨根のチンポを生で味わいたいたかったのだと思われても仕方がない経験だった。
春菜はその余りにも強烈な快楽に頭まで犯された影響か、白目を向き掛けるイキ顔を晒しており、アイドル顔負けの美少女という事実でも、覆い隠せないほどの無様さだった。
「世話が掛かる幼馴染みだな。まあ、実に俺好みだけどな」
そして今の状態の春菜には先ほど迄あった危機感も無ければ理性もない。
それにも拘わらず春菜がくぐもった声なのは、恋人繋ぎを
『ちぇ~、なら今日は一人かぁ~。彼氏も居るからナンパされたくないし、でもオシャレな服も着たいから難しいコーデになるのよね』
そう言うと秋穂は浴室に繋がる引き戸を閉じて、秋穂は服装を決めるためにクローゼットがある自室に向けて歩いていく。スタスタと床を踏む音が小さくなり聞こえなくなると、彼は春菜の
「ふぅ~、どうだ春菜?なかなか面白かっただろ?刺激があってこそのセックスだからな」
「おっ♡ ひぐっ♡ あひっ♡ イぐっ♡♡」
ビクビクと身体を痙攣させながら虚空を見上げる春菜に、その声は届いてはいない。
髪が濡れて頬に張り付き、瞳にはハートを浮かばせ、だらしなく
春菜は間違いなく15歳という若さで雌として開花していた。
快楽に狂い、雄に抱かれることに
倫理観を破ることで生まれる罪悪感を、興奮するためのスパイスへ変える性癖。これだけで、既にまともな恋愛をすることが不可能なことに気付くだろう。
ーーだが、西連寺春菜は狂えない。ここまで逸脱した性癖と身体中の性感帯を開発され尽くされた事実を、このように自覚できるように刻み込まれても、彼が覚えさせたトラウマと良識が春菜の理性を繋ぎ止め続ける。
そして何よりーー
結城リトへの淡い恋心がそれを決して許してはくれない。