西連寺春菜のToLOVEるな快楽調教生活 作:愛甲ハマチ
20歳以下はToLOVEる知らない世代だろうに、やっぱりエロはスゴい
「……ちゅっ♡ ……れろっ♡ あむっ♡ チュっ……♡ ……んっ♡」
5分後。
遮るものが無い開放的な屋上で、生娘ではそれを見ただけで腰を抜かしてしまうだろう威圧感がある怒張に対し、実に滑らかな動きで奉仕している少女が居た。
ここに来るまでに散々体を発情させられたせいか、春菜に反抗をする様子は見えず、どちらかというと積極的に行為へ没頭している。
「大きくて…………チュッ♡ 相変わらず、すごく反ってて硬い…………れろぉ♡ 火傷しちゃいそう……♡ 私の顔より大きいなんて本当にどうかしてる……♡♡」
色欲に浮かされた熱っぽい視線を怒張に向けながら、春菜は従順に彼のモノにご奉仕を行う。その様子からは普段の清楚さは感じられない。
彼に躾られて開花した、女としてのスイッチが入ってしまっていた。
「こんなの、ありえない……から♡ 入学式の日にするなんて、じゅるっ♡ 酷すぎ……レロ、ちゅぱっ♡♡」
春菜は膨らんだ亀頭にキスの雨を降らせた。しかも、彼に聞こえるように音を鳴らして何度だ。
血管が浮き出た太い幹は唾液を纏わせた舌の先で、撫で上げるように這わせて刺激する。もちろん、裏筋に舌を這わせることも忘れることはない。
彼女がこの10年の間で身に付けた技術だった。
口では非難をしているが、その指の動きは何よりも大切で愛しい物を扱うかのようであり、実に丁寧で献身的な動きだ。
「はむっ♡ ……レロっ♡ チュッ……♡ ……くんくんっ♡ はぁ……はぁ……っ、……すごい蒸れた男の人の匂い……♡♡ チュっ♡ ……えっちで濃すぎ♡♡」
濃縮された雄の匂いに鼻をひくつかせながら、熱い視線を雄の象徴に向ける春菜。
普通ならば顔をしかめてしまうだろう匂いに、彼女のその瞳が放つ眼差しには、嫌悪感のようなものは一切感じられない。明らかな期待感を瞳に宿して、婬水焼けした赤黒い陰茎に奉仕を続ける。
「(鉄みたいに硬いのに……凄く長い……。定規の長さなんて軽く超えてるよ……動画で見た外国の人のよりもずっと…………♡)」
春菜の唾液が塗りたくられ先ほどよりも一層、
「はむっ……んむっ♡ チュッ♡ ……レロォっ♡ ……あむっ、はむっ、あむっ♡ …………チュッ、チュパッ♡」
唇でハムハムと挟んだり吸い付いたりするその動きには、一切の迷いがない実に小慣れたものだった。睾丸を刺激されたためか亀頭の先にある割れ目から透明な滴がコポリッと溢れ出す。
春菜は見なくてもそれが分かるのか、顔よりも上にある剛直の頂点に触れて、溢れて絡み付くカウパーを指先でクルクルと円を描きながら、亀頭全体に塗り込んでいく。
「えっちすぎ……、……はぁ……っ、ふぅ……っ、普通じゃないからね……♡? …………あむっ♡ 女の子にこんな場所でさせるなんて、絶対に罰が当たるから……」
そう言っている彼女は、果たして気付いているのだろうか?
場所や時期について言及しているが、彼女にさせていること自体についての批判は、二の次となってしまっていることに。
今の彼女の湯だった頭では、そこまで結び付けることは難しいのかもしれない。
「ハイハイ、ほらっ、そろそろテイスティングはいいだろ。本格的に奉仕してくれ。散々教えたろ?」
「チュッ♡ 本当に最低……♡」
口では反抗的な言葉を言うが春菜は唇や舌で味わうのを止めて、舌を出しながら口の中へと彼の逞しい怒張を迎え入れた。
「じゅぷっ、ぢゅるるるっ♡ ……ぐぽっ♡ かぽっ♡ ……ん、あむっ♡ えろぉ……じゅるるっ♡ じゅんっ、じゅぽっ♡ ……ん、んえぇ♡ はむっ、ちゅるっ、……ぢゅるるるっ♡」
春菜は口を
彼の顔を時折、上目遣いでチラチラ見てくるのは彼の反応を見ながら奉仕するため。
これも、春菜が彼に教え込まれたことだ。
「んっ♡ ……チュッ♡」
自分が今、どれだけあざとく淫靡な行いをしているのか、口奉仕を行っている彼女はそれに気付けない。
それこそ、彼が彼女の行為を撮影し客観的な事実として、直接見せて教えなければこの先もずっと気付きはしないだろう。
「こぽっ♡ ……ぢゅるるっ♡ ……かぽっ、じゅぷっ、じゅぶりっ♡♡ ……こぼっ、こぽっ♡ あむっ、……モゴ、モゴっ♡♡ ……っ、じゅぞぞっ♡♡♡」
彼女は隠茎を強く搾るかのように吸うだけではなく、自らの頬の内側に大きくツルツルとした亀頭を擦り付けて刺激していく。
ボコリっと、内側から膨らんだ歪な頬の形は、他でもない彼の怒張が納まっている証拠だ。その独特の気持ち良さに彼の先走り汁が増え、春菜の口をさらに彼のモノで充たしていった。
どんどん増える彼のカウパーを、春菜は無意識の内に舌でテイスティングしつつゴクリっと呑み込み、彼の肉棒をさらにイライラと焦らすテクニックへと変えていく。
快楽を一度で発散させるよりも少しずつ溜めるように刺激し、快楽を蓄積していった方が、彼が気持ち良く射精できると春菜は知っているからだ。
「その調子だ春菜。いい子だな」
「……♡」
彼の大きな手で優しく髪を撫でられると、春菜は胸の内から歓喜が溢れ出る。もっと気持ち良く、もっと上手にやってあげたいと思ってしまう。
だが、それが彼の調教によるものだということを春菜は分かっていた。飴と鞭を使い分けて彼女の心を自分色に染めようという策略だ。
彼の常日頃からの行いを思い出せば、春菜に対して恋愛的な感情というよりも、嗜虐心を満たすためにしているのだろうということは分かる。
彼にとって優しさは道具なのだ。本気で言っている訳ではない。そうだということは頭では分かっているのに、心が勝手に嬉しがってしまっている。
春菜はその感情を振り払うようにして、さらに没頭していく。
「(歯は絶対に当てちゃダメ……。
カリ首は敏感だから唾液やカウパー液が充分に無いと、痛く感じちゃう……。
でも、今の私の口の中は唾液とカウパー液でたぷたぷになってるから、少し激しくしても大丈夫……)」
「ジュルっ♡ ……レロ♡ ぐぷっ、じゅぞぞっ♡……ぷはっ♡
……ふぅーっ、はぁ……っ、……チュっ♡ ……あむっ、がぽ……ッ♡ んむっ、ペロっ♡」
「(裏筋は一番感じるところだから、口に入れてるときはずっと舌が触れてるくらいで丁度いい……。
頬っぺたで擦る時も5秒に一回くらい、触れるか触れないかくらいのソフトタッチでもいいから、裏筋に舌を当てて刺激に変化を付ける……。
単調にならないように口の中から敢えて外に離して、入れたり抜いたりするのもテクニックの一つ……)」
シュッ♡ シュッ♡ シュッ♡
「(先端と比べるとあんまり気持ち良くないらしいけど、竿も手を使って擦ってあげる……。
優しい手つきでツボを抑えながら上下に動かして、おチンポをイライラさせていく……)」
夕日が差す空の下で淫行に彼女は耽る。運動部の掛け声や野球部が鳴らす金属バットの金属音が、『青春』を彩るBGMになっている中で、彼女が鳴らす音は青い春などではない、性に溺れたものだった。
人知れず行われる彼女達の『性春』は、さらに激しさを増していく。
春菜は彼に教わったことを時に思い出して実践し、時に彼の反応を見ながら今までしてこなかった性技を披露する。組み合わせを変えたり強弱を変えたり角度を変えたり、10年近く行ってきたことでもまだまだ新しい発見が生まれるのだ。
彼女は彼の怒張を口に含みながら、自然と
「(ああ……、楽しい♡)」
目が
今までの娼婦顔負けの高い性技の技術も凄まじいが、その顔を見て射精してしまう男も中にはいるだろう。それこそ、同級生の男子に見せれば、たちまち理性を失くして襲い掛かってくることだろう。
それこそ、彼女のことをサキュバスなどといった、創作の中でしか描かれない存在だと仮に言ったとしても、それを笑い飛ばせる人はきっといない。それほどの色気が今の彼女にはあった。
だが、そんな彼女を蹂躙する男は文字通り格が違う。例え、本物のサキュバスだろうが屈服できるのが彼だった。
「そろそろ、
春菜の頭を掴んだ彼は一物を、春菜の口から抜き取った。
「カポっ! ……ん、べぇー……♡」
コプっと、春菜の口から唾液とカウパー混じった粘液が、コップをひっくり返したように次々と零れる。
ハートを浮かべる紫の瞳と舌を力なく垂らす口。その口からトプトプと溢れる、彼と春菜の体液でブレンドされた淫らな液体。屋上の床にそのローションのようにも見える二人のカクテルが滴り落ちた。
ヌトぉ…………っ、ビチャっ♡ トプトプっ♡ コポッ♡
力なく口から顎まで泡立った透明な液体を溢れさせている春菜は、口から食べ物を溢してしまう子供のようにも見えて倒錯的だ。
その光景だけで股間がイキり立つが、耳をすませばどこからか音がする。
「可愛いな春菜は。フェラをしながら空いている手で自分のマンコを弄るなんてエロすぎだろ」
「ん……♡ アッ♡ ……ンッ♡」
クチュッ、クチュッ♡、と下着をずらして、春菜は秘所に入れた手を水音を鳴らしながらイヤらしく動かす。
発情した体の熱に思考を鈍らせてしまった彼女は、羞恥心を忘れ気持ち良くなるために全てを費やしている。今の彼女には自制心など欠片も残っていない。
彼女の理性は獣欲に完全に塗り潰されてしまったのだ。
「春菜が大好きなアレをしようか」
彼の言葉を聞いて、期待し秘裂から愛液が滲み出す。
【ーー♡ーー】
「ペロっ♡ チュッ………………んむっ、ぐぷぷぷっ♡♡」
春菜の口の中に怒張がゆっくりと呑み込まれていく。平均よりも長く太い彼のモノが、春菜のような大人しめの少女の口の中に入っていくのは倒錯的だ。
「んじゅ……ッ♡ ぢゅるッ♡ ぐぼッ、がぼ……ッ♡ あぐッ♡♡」
喉を拡張される感覚に背筋を震わせる。苦しさとそれを受け入れる被虐と背徳心に、春菜は彼の腰を掴みながら堪える。
その様子を見ながら彼は春菜の小さな頭を両手で挟むように掴んだ。
「よしっ、そろそろ始めようか……なっとッ!!」
「ーーゴオ゛ッッッッ♡♡!?!?!?」
喉奥に挿し込まれる容赦の無い突きに、春菜は目を白黒させながら受け入れる。彼のイマラチオが始まった。
しかし、動揺も一瞬のこと。彼の動きに合わせるために、彼の腰に掴んだ両手を強く握った。
「ゴボッ♡!? ……オゴッ♡!!、…ッ、オ…ッ♡! ……ゴッッ♡♡!?!?」
頭を掴まされ喉奥まで無理やり出し入れされて当然苦しくなる。本来入るべきではないものが、喉の広さ限界ギリギリの太さで入ってくるために、体が反射的に拒絶反応を出してしまう。
春菜の目には涙が浮かび、碌に息もできず酸欠になりかけているようで、その瞳がさらに虚ろになる。
「オエッ♡!! ……ッ、ゴ……ッ♡♡!? ゴブ……ッ、……ォボッ♡! ……ッ♡♡! …………ッ、…………ォ……ッッ♡♡!!」
それが自らの命を完全に、彼へ譲り渡したことによる証明だ。だが、春菜の顔には苦しさだけではなく、興奮の色も確かに乗っていた。
何もできずに一方的にされる被虐心と、彼の猛りを充分に応えられることの自尊心が刺激されているのだ。
相手に自らの全てを託して、好きにされることによる不安と興奮。
彼になら全てを委ねても大丈夫だという、今までの経験からくる絶対の信頼。
そこの信頼だけを頼りに、命を投げ捨てるかのように捧げる、捨て身の献身。
依存よりも恐ろしい何かをしていることに、彼女は気付かない。そのハードルはずっと昔に超えてしまっていた。
これは相手に命綱を託すのではなく、自分を無条件で殺す権利を相手に与えるということだ。とても正気の沙汰ではない。
だが、彼女は既に教え込まれてしまった。この先に、全身を痺れさせる快楽があるのだということを。
「10秒ごとに息をさせてるけど、春菜ってば酸欠で死にそうになりながらも、何回か無理やりそのままヤり続けようとするよなぁ。
元から相手を支えたり尽くしたりするのが好きな傾向にあったけど、俺とのセックスでその辺りの気質がMに成長したのかな?」
サラサラな髪を手に感じながら、春菜の喉奥まで突き入れる。男の征服感を満たしてくれる春菜に愛おしさが溢れた。
「ほら、次で喉奥に射精するから鼻から息吸って」
いつもは反応を楽しむために射精を堪えるのだが、イマラチオは時間を掛ければかけるほどに春菜の体へ多大な負担が掛かるのだ。
彼は睾丸で生み出し蓄えた白濁の液体を、彼女の喉の中で吐き出した。
ドビュゥウウウッッ♡♡♡♡!!!! ブビュブッ♡♡!! ビュルッ♡♡! ドピュッ♡! ブボッ♡♡!! ドプッ、ドプッ♡♡! ブボッ♡! ドボボッ♡♡! ドピュ、ドピュブッッ♡♡! ブボボッ♡♡!! ビュル、ビュルッッ♡♡! ブビュルルルッ♡♡!! ビュブブッッ♡♡! ドボォッ♡ ……ドビュルルルルルルルルッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!
「ーーゴオ゛ッッ♡♡!?!?」
常人の数十倍の量の射精が彼女の胃に向かって吐き出される。その勢いに陰りは見えない。その猛りを受け止める受け皿となった彼女ができることは、溺死しないように飲み干すことだけ。
「……ゴク、ゴクッ♡ じゅるっ♡ ……ゴクッ、ゴクッ♡ ……ジュルッ、チュパッ……♡! ゴキュっ、ゴクン……ッッ~~♡♡♡♡!!!!」
プシッ、プシッ♡!と、彼女の秘裂からイキ潮が吹き出す。射精を喉奥にされて彼女は絶頂してしまったようだ。
その間にも、
「♡……ッ♡ ォ……ッ♡! ンぶッ……んッ♡ ーージュゾゾゾッッ…………ゴホッ!ゲホッ!!ゴホッッ!!」
彼が怒張を無理やり引き抜き呼吸をできるようにしてやれば、白濁の液体が春菜の口から屋上の床に溢れ落ちそうになる。だが、春菜は口から
荒く息を吸いながらも、ほぼ反射的に口から溢れた精液を受け止めた春菜は、それを情欲と酸欠によって焦点の合わない目で見詰めている。
「ぜぇ……っ、はぁ……っ、ぜぇ……っ、はぁ……っ、……ふぅーっ、………………ヂュル……ッ♡ ……ジュルルッ♡♡ ジュゾゾゾッ♡♡♡♡」
溢れた精液を乗せた手の平を顔より上に上げて、彼女は口の中に少しずつゆっくりと一滴も洩らさないように納めていく。まるで、目を閉じて一心に飲むその姿は、神聖な巫女のようでどこか神秘的な印象を受けた。
しかし、すぐに淫靡な雰囲気を春菜は再び纏い、彼に対してその小さな口の中を見えるように大きく開く。
「んえー♡♡」
口を空けて中を見せれば、そこには彼のザーメンが口一杯に貯められている。手の平の分だと言うのに凄まじい量だ。
彼は春菜の小さい顎を指で掴んで、口の中を検分していく。
「うんうん、ちゃんと口の中に残してるな。…………よしっ、呑んでいいぞ」
「っ♡ ……ゴキュッ、ゴクンッ♡ んむっ♡ んん……っ♡ ん、…………ぷはぁっ♡♡ ……はぁー……っ、はぁー……っ♡♡」
彼の合図と共に呑み込み嚥下していく。雄の性を子宮ではなく胃に納めることの背徳感に興奮を感じながら、手の平に残った白濁の液体をペロペロとイヤらしく舐め取る。
汗をかいて貼り付く髪の毛も合わさり、彼女の淫らさをより引き立てていた。
「ペロっ……♡ ……レロォ♡ ちゅるちゅる……♡♡」
「(ククッ、美味しそうに舐めているザーメンが【精液催淫】と、【精液美味】で一般的なものより呑み込みやすいって分かってないんだろうなぁ。
そもそも、精液なんて元々呑む込むものじゃない。腹を壊す成分が入ってる訳だし、女子からの身を犠牲にしたサービスってくらいの意味合いしかないんだ。
まあ、それでも普通にしてる奴がいるのが、日本って国の変な文化な訳だけどな)」
同人誌などで見慣れすぎて、勘違いしてしまう哀れな男子がたまにいるが、女子からすればあんなもの美味しい訳がないのは明白だ。
体に明確な害が無いとは言え、飲ませたあとに苦しむのが分かりきっているのにも拘わらず、精飲をさせるのはまさに外道だろう。
「フッ、春菜を調教してる俺と比べてどっちがゲスなのかね?」
特殊能力を扱い西連寺春菜という少女の人生を弄ぶ外道は、そんな目の前の少女が辿る未来を想像する。
もし、彼女が彼の呪縛を破り去り、結城リトの隣を掴み取ったとして、彼女のことだからリトに満足してもらうために、精飲くらいは喜んでやることだろう。
その時、陰茎の長さに太さ。性技の拙さ。そういった恋人同士の交わりの際に出る、彼との男としての差をその体で思い知るだろうが、西連寺春菜という少女はその不満を全て押し込み、恋人を裏切るようなことはしないかもしれない。
だが、もしも自らの体が彼の体で生まれたモノに拒否反応を示したとして、彼女はその事実に打ちのめされたりはしないだろうか?
好きな人からもらったものを不味いだとか、やめて欲しいなどと思ってしまうとしたら、それは彼女の中でどういう感情が渦巻くのか、彼はそれを楽しみにしている。
「まあ、そもそも春菜をリトにあげるつもりは微塵もないけど」
【ーー♡♡ーー】
西日が落ちて夕暮れのオレンジ色から黒色になろうとしている空の下、彼との二人っきりの屋上で私は犬のように頭を撫でられていた。
「本当に春菜は丁寧な奉仕をするよな、偉いぞ」
彼は私の髪を手で
「ん♡ ……んんっ……そんな、こと……」
しかし、時間を置いたことで冷静になれたのか、情欲で湯だった頭が多少は冴えて客観的に今の状況を判断できるようになった。
またしても、彼に流されてしまったことへ思い至り、苦い思いをする。
「(芸を仕込んだ犬が上手くできたから褒めただけ……。分かってる……分かってるけど……)」
彼の目には自分のことが、ペットか何かのようにしか映っていないということはもう分かっている。
しかし、一生懸命に行った頑張りをしっかりと褒められて、悪い気はしない。自分の承認欲求が満たされる幸せは否定できなかった。
例え、そうなるように散々虐められて、追い込まれた末の行為だったとしても、それまでの献身と頑張りが嘘になる訳ではないのだから。
思わず心を許しそうになるが、首を振って否定する。そうして、何度酷い目に遭ってきたか分からない。
「ふぅー、やっぱり春菜とのフェラは格別だな。わざわざ口にしないでも吸い方を変えて、俺が気持ち良くなるように刺激を変えてくれるんだから」
「ッ……そんなこと……っ、私は…………別に……」
彼の言葉に口をモゴモゴさせるが、夢中で彼の剛直に対して手厚い奉仕していたのを思い返して何も言えなくなる。
体が発情していたとはいえ、まるで恋人に対する愛撫のようだったと春菜は客観的に判断できてしまった。それが、例え全て彼に仕込まれたことだったとしても。
「春菜」
「ッ……!」
ごくりっと、名前を呼ばれて思わず生唾を飲む。この後の展開を少し予測するだけで、自分がどうなるのか簡単に予測できてしまった。
いつも通りの流れではここから本番になり、彼が満足するまで付き合わされることになるのだ。
彼の嗜好から察すると防音など一切無いこの屋上で、部活動に
想像するだけで高校での日常が終わる恐怖に身がすくみ、……同時に子宮がキュンと疼く。
これから、彼に頭がおかしくなるほど嬲られてしまうのだと、そんな未来に確信を持った。
──だから、次の言葉は余りにも予想外だった。
「もう時間も遅いしな。帰ろうか」
「…………え?」
彼からの帰宅の提案だった。
「明日から新しい生活が始まるからな。今日は早く帰るぞ」
「えっと、そ、それって……つまり……」
「ああ、今日はこれで解散だ。ほら、行くぞ」
そう言って、彼は何の躊躇もなく背を向け屋上の扉に向かって歩いていく。
そんな姿を見た私は狐につつまれたように、まるで予想だにしていなかった状況に対して、間の抜けたように唖然とするしかなかった。