ザバッ!!ザバッ!!ザバッ!!ザバッ!!
「ふぅ……!」
橘 日菜と出会った翌日、俺は日課である水泳をする為にプールへと来ており、気持ちを鎮めるついでに泳いでいた。
水泳を始めてからか体の調子は良いので、プールには来れる時は来ているのだが、何故だが俺としては橘と話すのが気が引けたが……よくよく考えれば俺達は“赤の他人”。
深く考えても、俺からしたらいい事はないと切り替える事にした。
「さて、そろそろ「あ、あの……。」ん?あんたは。」
プールから上がって着替えに行こうとした時、プールサイドにて、“ピンクのセミロング”のスク水姿の女の子が話しかけてきた。
「どうかしたか、
彼女は
同じスイミングスクールに通っていて、名前とかは知っているが詳しく話したことはない。
なんか、何処かの学校に通っていて将来を有望視されているらしいが、本人はそれよりも水泳が好きだからやっているようだ。
「その、秋川君。その、れ、れれ、練習に付き合ってくれない……かな?」
「?男の俺でいいのか?」
「うん。その、秋川くんの視点で見てほしいの。」
俺は取り敢えず頷くとプールサイドに座って、神栖浦さんの泳ぎを見ることにした。
泳ぎ自体は綺麗な感じだし、問題はないが何か違和感を感じる。
「ぷはぁ!ど、どうかな?」
「う~ん、俺は指導員じゃないから詳しいこと言えないけど……神栖浦さん、なにか悩み事とかある?」
「!う、うん。じ、実はね……。」
神栖浦さんが言うには通って学園の水泳部で、タイムが落ちていることを叱られ、それで気にしてしまい友達にも心配かけているとのこと。
それで好きな水泳を続けていいか分からなくなってしまい、落ち込んでしまっていた所に子供の頃から同じスイミングスクールにいた俺に聞いてきたらしい。
「なるほどねぇ。」
プールを出た俺達は帰り道で話をしながら歩いて帰っていた。
「私、友達の朱莉や裕花にも心配させちゃって……でも、どうして良いか分からなくて。」
「……ならさ、一回水泳から離れてみたら?」
「え?」
「グチャグチャ考えるから、頭の中がゴッチャになるんだし。それなら少し水泳から離れて、スッキリしたら再開するといいんでないの?」
アイスの自販機があったので、パ○コを分けて神栖浦さんに渡す。
「秋川、くん。」
「疲れたなら休むのも手だし、悩むのならスカッとしてからやれば良いんじゃない?んじゃね。」
俺は家の方に向かって帰っていった……。
◆◆◆
「秋川、くん……。」
同じスイミングスクールに通っていた秋川 優一くんに、悩むのなら少し離れてみれば良いと言われて、考え込みながらパ○コを食べる。
私は、自分で言うのも何だけど胸が大きくて、そのせいで水泳のタイムが遅れているのも分かる。
けど、彼は体付きのせいとか、やる気がないとか、そう言わずに“悩むのならスカッとしてからやれば良い”って言ってくれて、それがなんだか、とても暖かく感じた。
「……ありがとう。」
何だか胸がすっとした気分になった私は家に帰ってから、次の部活のときにその事を話してみることにした。
でもなんだろう……秋川くんと話してると、何だか胸の中がポカポカってしたのは……。
この作品のヒロインは?
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橘 香奈子
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橘 日菜
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神栖浦 理沙
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菅井 朱莉
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一ノ瀬 裕花
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ケイティ・真嶋
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瀬戸 愛華
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高浜 静琉
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新城 穂乃果