※この作品はR-18です。

学校で一番エッチなヤツのおねショタ歴程   作:ピーマン

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美夜子とスイートバス

「…………」

「夕くん、美味しい?」

「え? う、うん。美味しいよ」

 

 夕太がぎこちなくそう答えると、向かいの席に座る美夜子は何を言うでもなく笑顔で返してくれた。

 再び会話は途切れ、食堂に食器の乾いた音だけが断続的に響く。気まずい空気の中、夕太はひたすらハンバーグを口に入れては咀嚼する。

 

 ちなみに、満月パパは海外での学会発表のために今日から家を留守にしている。帰ってくるのは一週間後の予定だ。

 

(うぅ~~……なんか、息が詰まりそう)

 

 いつもなら美夜子の特製ハンバーグに舌鼓を打ちながら彼女と会話に花を咲かせていると言うのに、今はその味さえよく分からなくなってしまっている。まるで付け合わせのすり下ろし大根だけを何もつけずに食べているかのようだった。

 でも、大好きな美夜子が作ってくれたのだ。夕太は残りを十分噛んで味わってからゴクリと飲み込み、緊張で渇いた喉にオレンジジュースを流し込む。

 

「……み、美夜ちゃん!」

「ん、なあに?」

 

 思い切って声をかけると、お行儀良く口元を拭いていた美夜子が顔を上げる。ピタリと視線が合ってしまった。

 リームとはまた違う深い緑色の輝きを秘めた瞳。まるで熱を感じるほどに真っ直ぐ見つめられる。

 

「え、えと……」

 

 なぜだろうか? 常日頃美夜子と目を合わせて話しているというのに、今日は──いや、今日の彼女の瞳を見ていると心臓が波打って直視できない。

 何を言おうとしていたのかも忘れて、ごにょごにょと言い淀んでしまう。しかし、とにかく何か喋ろうと意を決して再び口を開く。

 

「あ、あのね! ぼく──」

「待って、夕くん」

 

 しかし、当の美夜子に遮られてしまった。

 意表を突かれて口を開いたままの夕太に対し、彼女はテーブルに身を乗り出す。ゆっくり、ゆくりとその誰もが美人と評価する端正な顔を、弟の顔に近付いていく。

 

「え? え? み、美夜ちゃ……」

「じっとしててね」

 

 つい先ほどまでいた、つばさとの出来事が脳裏にフラッシュバックする。唇と唇によるキス未遂の瞬間だ。

 その光景に映るつばさの姿が、美夜子の姿に挿げ替わった。彼女とキスする未来を幻視したことで股間の幼い男性器が急激に熱を帯び、血液が流れ込んでいく。

 

 瞼を硬く閉じ、唇を突き出した夕太はその時を今か今かと待ち望む。それは少しもしない内に訪れ、唇周りに少し冷たい感触が得られた。

 

(~~~~ッ!!)

 

 これが美夜ちゃんの! 美夜ちゃんの唇ッ!?

 飛び上がらんほどの興奮を覚えたが、ふと違和感。唇にしては固いし、接触している面積が小さかった。

 

「……はい、取れたわ」

 

 近付いた気配が離れていくのを感じて、目を開く。

 視線の先には、人差し指にケチャップをつけた美夜子の姿。どうやら唇についたそれを取ってくれたようだ。(な~んだ、ちぇ)と、キスじゃなかったことに落胆する。

 

「もう、夕くんったらお行儀悪いんだから。んっ……」

 

 ところが、美夜子はそのまま、ケチャップがついたその指をおもむろに口に含んだのだ。

 夕太は思わず「えっ」と声を上げた。

 

「ちゅ、ん、むぅ……じゅ、む……れろ……」

 

 指に吸いついた後、唾液の橋が伝う中で残ったケチャップを丹念に舌で舐め取る。

 その仕草が妙にねっとりとしていて、漏れる吐息にも熱がこもっていて。よく見れば、ほのかに頬も染まっていた。

 

「……ぇろ……ん、む。ちゅっ、ちゅっ。はあ……じゅる」

 

 完全に取り終えた美夜子が、熱い溜息を吐く。そして、唇を一舐め。

 唾液によって光沢を帯びた唇を見て、夕太はその淫猥さにごくりと唾を飲み込んだ。自然と鼻息が荒くなる。

 

 ふいに、美夜子の細められた目と再び視線が合う。彼女は何か気づいたようにその目を見開いた。

 

「あっ、私もお行儀悪いことしちゃった……ふふ、夕くんのこと言えないわね♡」

 

 両手を絡めて、恥ずかしそうにする美夜子。

 可愛らしく自身のはしたない舌をペロッと出して、微笑んでみせる。

 

 

 

「──ッ!!」

 

 

 

 彼女の微笑みを見た夕太の股間に、電流が走る。その刺激を受けて、弾かれるように椅子から立ち上がった。

 

「み、美夜ちゃん!」

「? どうしたの?」

「あ、うっ……お、お風呂、もう沸いてる!?」

「沸いてるけど……」

「じゃ、じゃあ、ぼく先に入ってくるね! ごちそうさま!」

 

 そう矢継ぎ早にまくし立て、バタバタと音を立てながら慌ただしく食堂を出ていく。

 それを無言のまま見送る美夜子。

 

「…………」

 

 ──ちゅ、ちゅ、ぺろ……

 

 遠ざかっていく足音を耳にしながら、自分以外誰もいなくなった食堂で、再び湿った音を鳴り響かせる。

 彼女は夕太が去っていった先に視線を送りながら、ケチャップがなくなって綺麗になったはずの指にまた唇をつけ、舌で舐め始めていた。

 

「……夕くん」

 

 夕太の唇と接触した指。つまり、それは関節キスということ。

 しつこく、執拗に。秘めた想いを表現するようにキスをして、舌を這わす。

 

 でも、これではダメだ。ダメなのだ。

 こんなことばかり繰り返しているから、あのアイドルに彼を取られてしまうそうになっているんじゃないか。

 

 そもそも、男の子なんて選び放題だろう彼女が、なぜ夕太を選んだのか?

 もしかしたら、彼のひみつ道具が目当てなのかもしれない。そうであれば、ますます許してはおけない。本当に彼のことを想っているのは、私なのだから。

 

「…………」

 

 指を愛撫するのを止めた美夜子は、俯いていた顔を上げる。

 その表情は夕太の姉としてのそれではなく、覚悟を決めた女そのものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……何だろう。やっぱり今日の美夜ちゃん、おかしいや」

 

 風呂イスに腰を下ろし、シャンプーをつけた手で頭をゴシゴシと洗う夕太。

 ゴシゴシ洗いはダメと美夜子の言われているのに。既に癖になっているのか、今日もそれを忘れて雑に済ませようとしている。

 

(でも、おかしいのはぼくもかな……)

 

 いつも優しくて綺麗で、大大好きな女の子。

 そんな彼女が男の子を刺激するような素振りをするのを見て、本来の彼なら飛びつくであろうはずが、どういうわけか臆してしまった。それで、こうしてお風呂に逃げてしまったわけなのだが。

 

 さっきからずっと、胸がドキドキしっ放しだ。ちんぽだって、痛いくらいに勃起して屹立したままである。

 陰部の熱を感じ取りながらも、ぎゅっと目を瞑ってシャンプーを洗い流す。そうしてから瞼を開き、しばしそのピンッと勃ったままの自身を見つめる。

 

「んぅ……」

 

 夕太はおもむろに右手でちんぽを握った。

 股間のムズムズとイライラをどうにかしたい一心で、上下に擦り始める。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 シコシコ、シコシコと。水音と共に。未だ拙い手つきで、無意識に腰を前後に揺らしながら刺激を加えていく。

 漏れ出る我慢汁と、頭から流れ落ちたシャンプーが潤滑剤となって、その行為は部屋でするよりも実に滑らか。ぬるりとした感触は、また別の新体験をもたらしていた。

 

「……美夜ちゃん……美夜ちゃん……」

 

 頭の中で思い浮かべるのは、もちろん件の美夜子。

 先ほどの、うっとりした表情で自分の指を舐めていた姿。早起きできた日はいつも覗いている、制服に着替える姿。XYZカメラで撮った下着姿の写真。タイムテレビで見た大人の姿。

 

 もっと、もっと彼女の姿を見たい。

 体育の時のブルマ姿や、学校指定のスクール水着だけではない。生まれたままの一糸纏わぬ彼女の姿を。おっぱいとお尻と、おまんこを。大事なところを隅々まで。近くで、じっくりと。

 

 ミズエを含むクラスメイトの女の子達。桃子先生に、魔美とつばさ。彼女らの裸を好き放題見てきた夕太だが、やはり美夜子のそれが見たくてしょうがなかった。

 

「美夜ちゃん……美夜ちゃん……っ!」

「なあに? 夕くん」

 

 想いの丈を名前を呼ぶことで発散していると、ふいに背後から声。

 毎日聞いているその声が耳を通って脳に届いた瞬間、夕太は「えっ!?」と声を上げて弾けるようにビクリと身体全体を揺らした。

 

 恐る恐る肩越しに振り返ると、そこにはつい今しがたまで頭に思い浮かべていた美夜子の姿が。

 欲求の余りに幻を見ているわけではない。浴室扉が開かれたことで入り込んだ僅かな冷気が、それが本物の彼女であることを示していた。

 

「み、美夜ちゃん……!?」

 

 目を丸くし、顔を真っ赤にして硬直する夕太。なぜなら、彼女は服は着ていなかったからだ。

 右手で持ったタオルを胸元で垂らし、おっぱいとおへそと股間だけを隠した状態でそこに立っていたのである。

 

「ごめんなさい。私もお風呂入りたくなっちゃって……」

「あ、あっ、じゃ、じゃあ! ぼく、もう上が──」

 

 すぐさま立ち上がり、股間を両手で隠しながら美夜子とすれ違う形で浴室を出ようとする。

 しかし、その肩を彼女に捕まれ、その場に押し留められてしまう。

 

 美夜子のことを見上げると、彼女はどこか硬い印象を受けるぎこちない笑顔で夕太のことを見下ろしていた。浴室に入ったばかりだというのにその頬は赤く、まるで緊張で汗ばんでいるように見える。

 

「夕くん、まだ頭洗っただけでしょう? ちゃんと湯船に浸からなきゃダメよ」

「う、うん……」

「いい子ね。でも、その前に──」

 

 くるりと再び背を向かされ、風呂イスに座らされて元の姿勢に逆戻り。

 

「身体も、まだなんでしょ? 私が洗ってあげる」

 

 その言葉を聞いて、慌ててまた振り向こうとする夕太だったが、後ろに陣取った美夜子が「こっち見ちゃダメ」とその頭を両手で掴んで制した。

 

(い、一体何がどうなってるんだ~ッ!?)

 

 混乱して、熱にうなされるように目を回す。

 夕太が知っている美夜子は、こんなにも積極的な女の子ではなかったはずだし、エッチなことには寛容なようで口うるさい。まるで誰かと張り合っているようだ。

 背後からボディソープを取り出す音が耳に届く中、何も考えられずガチガチに固まって震える身体に身を任せる。

 

「──ッッ!!?」

 

 次の瞬間、受けた感触に夕太の背中はビクッと揺れて仰け反った。あろうことか、美夜子は素手で夕太の背中を洗い始めたのだ。

 

「み、美夜ちゃ……」

「手で洗った方が肌に良いのよ。ほら、じっとしてて」

 

 震える手でスポンジを指差すが、全く聞いてもらえず取りつく島もない。

 大人しく従うしかない夕太は、その小さな背中を這う彼女の手の感触を甘んじて受け入れることにした。

 

「夕くん、毎日しっかり身体洗ってるの?」

「あ、洗ってる……と思うけど、汚れてる?」

「……そうね。汚れてるかも」

 

 そう意味深に答える美夜子。

 しばらく背中を洗った後、次は首回りへ。それから、両肩から指先へと順に手を移す。撫でるように優しく、かつ感触を堪能するかのような手つきで丁寧に擦り洗った。

 続けて、両脇、脇腹、腰と、徐々に洗う箇所を下へと降ろしていく。

 

「うひゃっ! 美夜ちゃん、くすぐったいよぉ」

「我慢しなさい。ちゃんと洗って、汚れ落とさなきゃなんだから」

 

 くすぐったくて、つい笑い声が漏れてしまう。そのおかげか、幾分か緊張が解れていく気がした。

 美夜子もそのつもりだったのだろうか? そう思うと、夕太はどこか安心したような、拍子抜けしたような感覚に、硬くなった身体を緩め始める。

 

「……夕くん、おっきくなったね」

「ニヘヘ。そりゃ、もう5年も経ってるし……」

 

 が、しかし。

 次の瞬間に分からされる。それが思い違いだったことを。

 

 

 

 ──ぎゅっ

 

 

 

「……あ、ぅっ!」

 

 唐突に股間に圧力がかかり、思わず声を漏らす。

 見下ろすと、彼の硬く勃起したちんぽは、繊細さが宿るしなやかな手で握られていた。それも、後ろから。その手の主はもちろん──

 

「はぁ……はぁ……」

「み、美夜ちゃ……っ!?」

 

 肩越しに、美夜子の荒い吐息が頬にかかる。

 それは彼女の興奮の度合を表すかのように、とても熱く感じた。

 

「ここっ……おっきくなったここも、ちゃんと洗わなきゃ、ね?」

 

 おちんぽを絶対に離さないとばかりに力強く握り直し、親指と人差し指で皮を剝く。そして、ボディソープを潤滑剤にして、シコシコと夕太の幼い男根を刺激し始めた。

 

「ぁっ……ああっ……!」

 

 美夜ちゃんが! あの美夜ちゃんが! 

 夕太は衝撃と動揺の余り、気がおかしくなりそうだった。

 

 あの美夜子が、自分からはエッチなことを一切してこなかった彼女が、今こうして自分の大事なところを弄ってくれているのだから。

 

 彼女がどんな顔をしているのか、夕太には見なくとも分かった。きっとこれまでにないくらい顔全体を真っ赤に染めて、ひどく緊張しているに違いない。

 だって、こんなにも小刻みに手が震えている。その細かな振動が微弱な刺激となって、さらに彼に快感を与えた。

 

「んっ……♡」

 

 加えて、背中にふにゅっとした二つの感触。柔らかくて、弾力があって。ちょうどその一対の膨らみの中心辺りに、硬くてコリッとしたものが突く感触も二つ。

 これは間違いない。美夜子のおっぱいである。体勢的にも、それ以外に考えられなかった。タオル越しではない。つまり、今彼女はタオルを手放して全裸となっているのだ。

 

 彼女のおっぱいの感触を素肌のまま味わったのは、これが初めて。直に触れたことがある魔美やつばさよりもボリュームがある。さすがに桃子先生よりは明らかな格差があるが、あれは例外だろう。

 とにかく、そのおっぱいが美夜子のモノであるという事実が、密着している彼女が全裸であるという事実が、より夕太を興奮の坩堝(るつぼ)へと誘っていた。

 

「あぅ、あぅ、み、みみ、美夜ちゃん! おっぱいが──」

「だって、こうしないと……ちゃんと、おっ、おちんちん、洗えないものっ。そ、それとも、私のおっぱい、ヤなの!?」

「ヤじゃないですッ!!」

 

 よく分からない問答を繰り広げる二人。

 その間にも、美夜子は夕太のおちんぽをシュコシュコと洗い、もといシコりながら自身のおっぱいをこれでもかと彼の背中に擦りつけて柔肉で背中を洗ってあげる。

 

 シュコ、シュコシュコシュコ……

 ふにゅ、にゅっ、むにゅぅぅ……

 

「……はぁ、はぁ、夕くん、どう? 綺麗に、綺麗になってきてるでしょ?」

「っ……うん、うん! すごい、すごいよ! 美夜ちゃん!」

 

 仮初の言葉を交わし合う。もはや、身体を洗うなんて建前は張りぼてと化していた。

 二人の思考は、想い人との性を享受し合うことでいっぱいになっている。

 

「夕くん。た、立って!」

「もう勃ってますぅ!」

「そ、そっちじゃなくて! 腰、上げてっ」

「はいっ!」

 

 言われた通り、風呂イスから腰を上げて立つ夕太。背筋はピンと立ち、両手は腰に揃えられてる。彼の人生で一番綺麗な起立姿勢であった。股間のそれも含めて。

 夕太が目の前で立ち上がったことで、必然的に美夜子の目の前には彼の小振りなお尻が。

 

「……ッ♡♡」

 

 美夜子は頬が緩むのを自覚しつつも、手を止めない。股越しに右手でおちんぽを金玉ごとシコシコと撫でながら、左手はお尻を揉みしだくように洗う。尻たぶを押し開いて、親指でアナルまでも丹念に擦り研ぐ。

 自身の手の感触をすり込むように。自分のものだと主張するように。

 

「んんっ……ふあぁぁ……」

 

 夕太は身体をカチコチにしながらも、緊張に関係なく柔らかいままの尻肉を好き放題される。

 

「はあぁ……♡ ふうぅ……♡」

 

 思う存分夕太のお尻を味わった後、今度は緊張を解すように何やら深呼吸する美夜子。

 腹を固めたのか、顔を上げて口を開く。

 

「今度は、ね……こっち、向いて」

「え? で、でも──」

「下は向いちゃダメよ? 真っ直ぐ、前だけ見てるの」

「う、うん……っ」

 

 一歩ずつ足を動かして、180度回転。すぐ下に目を向ければ意中の人の裸身があるかと思うと、気が気でない。

 視線はあっちへこっちへと行ったり来たり。それでも、唇を引き結んで言われた通り必死に下だけは向かないようにする。

 

「…………あぁッ♡」

 

 一方の美夜子も、目と鼻の先でそそり立っている夕太のちんぽを前に涎を垂らす。卒倒しそうになるのを必死で意識を繋ぎ止めていた。

 とりよせ機のコピー越しではない。夢にまで見た本物の彼のちんぽだ。それは美夜子が先ほど皮を剥いたことで、プリプリの鬼頭が顔を出している。

 

 身動きする度にバネのように震えて、時折ビクンッと跳ねて自身のお腹を叩く聞かん棒。

 先っぽから物欲しそうに粘度たっぷりの涎を垂らすその様を、見開いた目で凝視する美夜子。その喉が、生唾を飲み込んでゴクリと音を鳴らす。

 

「……夕くんのおちんちん、まだ、汚れてるわ」

「えっ!? で、でも、さっきあんなに美夜ちゃんが……」

「ううん、汚れてる。だから──」

 

 だから、もっと綺麗にしないと。

 美夜子はおもむろに顔を近付け、目の前で震えるちんぽにファーストキスを落とす。

 

「あっ!」

 

 そのまま、つーッと先端から竿に舌を這わし、ぺろっぺろっと根本から全体を味わうように舐める。舌遣いは拙いが、とても美味しそうに。そこに姉の威厳は影も形もなかった。

 

「ん……はむっ♡」

 

 たっぷり舌で味わった後、今度は口を開けてかぶりつき、ウインナーに吸いつくようにズズズッと口に含んで根本まで飲み込む。

 夕太のお尻を両手で掴み、前後に動いて彼の幼い性を貪り始めた。

 

 くぷっ、くぷっ、くぷっ……ちゅぽっ、ちゅぷっ、ちゅぽっ……

 

「ぅ、ああぁ……美夜ちゃんぅぅ……ッ!!」

 

 大好きな美夜ちゃんが、ぼくのちんぽを咥えてる! フェラチオしてくれてる!

 今までに感じたことのないほどの幸福感に喘ぎ声を漏らす夕太。

 ちんぽを中心に全身に響き渡る強烈な快感に打ち震え、無意識に腰を突き出して美夜子の唇に股間を押しつける。

 

 ちゅぷっ、れろ、れろ、ちゅっ……じゅる、ちゅぽっ、じゅぽっ……

 

 多分、リームの方が技術は断然上なのだろう。しかし、天性の相性の良さがあるのか。美夜子は拙いながらに的確に夕太の敏感なところを当て続けた。

 そうでなくとも、他ならぬ彼女がそれをしてくれているというだけで、他の全てを圧倒し、高みへと昇り詰めていく。

 

「あっ! あっ! 美夜ちゃん! 美夜ちゃん! あ゛あぁぁッ!!」

 

 

 

 ──ビクッ! ビクッッ!!

 

 

 

 あっという間に絶頂を迎えてしまう夕太。

 天井を仰ぎながら美夜子の頭にしがみつき、膝が崩れて倒れそうになるのを必死に抑えた。

 

(夕くん、イっちゃったんだ……♡)

 

 快感に身を委ねて打ち震えている夕太を見て、美夜子は達成感に浸る。

 経験なんてない自分でも、この子を気持ち良くさせてあげられる。満足させてあげられるのだと。

 

 じゅるるっと、唾液を垂らしながらちんぽから口を離す。

 オーガズムに震える鬼頭は美夜子の唾にまみれており、鈴口から尿道に残ったカウパー液がぴゅくりと噴き出た。

 

「んっ……ぺろ」 

 

 美夜子はそれを舌ですくうと、再び敏感になっている幼い陰茎に舌を這わし始める。

 

(夕くんのお汁、美味しい♡)

 

 もっと味わいたい。彼の幼い性を独占したい。

 逆上せ上がった本能のままに夕太の愛液を舐め取り、すする。

 

「はぁ、はぁ…………あッ!」

 

 その刺激を受けてか、正気に戻った夕太はビクリと身体を震わせた。

 そして、急に焦り出して美夜子の肩を掴む。

 

「み、美夜ちゃん! 離してっ!」

「ちろ、ちろ♡ ん、どうして?」

「だって! 早く、離さない、とッ! 出ちゃ……あああぁぁッ!!」

 

 夕太の喉から焦燥感に溢れた声が上がる。

 さすがの美夜子も様子がおかしいと思った、次の瞬間──

 

 

 

 ──ちょろっ

 

 

 

「え?」

 

 

 ちょろろろ、ぢょおおぉぉ~~~、じょろろろぉぉぉ~~~

 

 

 鈴口から放たれる、大量の熱い液体。男性の射精の瞬間を見たことがない美夜子でも、それが精液ではないことは分かった。

 だって、それは自分も出せる代物なのだから。内側から鼻孔をくすぐる濃厚なアンモニア臭と、口端から漏れ出る黄金色がその正体を物語っている。

 

「…………」

 

 無言で咥えていたちんぽを口から離すと、美夜子の首元にその液体──おしっこが直撃。

 そのまま肌を伝ってだらだらと流れ落ちて、全身を汚していく。勢いが衰えていくのに従って射程が短くなっていき、徐々に下へ。おっぱいの谷間、バスマットへと落ちる。

 

 

 しょろろろぉぉぉ~~~、ちょろろろろ、ろろろぉぉぉ……ぉぉぉ……

 

 

 たっぷり時間をかけて、ようやく溜まりに溜まったそれを出し切った。

 大半を美夜子の身体に注ぐ形で。

 

「…………」

「……ぅ、うぅっ……美夜ちゃん。ごめ、ごめんなさいっ」

 

 泣きべそをかく夕太。これが逆の立場だったなら、彼はミズエの時と同じように喜んで飲んだり浴びていただろう。

 しかし、相手は綺麗好きな美夜子だ。実のところ少しおてんばで油断すると部屋を散らかすこともわりとあるが、それでも夕太とは比べるまでもない。

 せっかく夢にまで見た彼女とエッチなことができたというのに。今度こそ怒られると、瞼を瞑って涙を流す。

 

「夕くん」

「ぅ、ひぐっ……」

「大丈夫よ。怒ってなんかないから」

「……ほんと?」

「ええ。全然、汚いなんて思ってないわ。でも、夕くんはイヤだと思うから、先にお風呂に入っててくれる? ね?」

「う、うん」

 

 あやすようにそう言って、美夜子は夕太のおしっこがついたちんぽを手で優しく撫でながらシャワーで洗ってあげる。

 彼女の手つきと水流の刺激で再び半勃起状態になりながらも、夕太はおろおろと落ち着かない様子で浴槽の縁を跨いで湯船に浸かった。そして、美夜子に背を向ける形で縮こまる。

 

 自分のおしっこを被った彼女の姿を見て、言い知れない高揚感を覚えてしまったのだ。それに罪悪感を覚えつつも、どうしようもなく湧き上がるその感覚により萎縮してしまう。

 

「……ふぅ」

 

 小さく息を吐いて立ち上がった美夜子は、頭からシャワーを浴び始めた。もったいないと感じつつも、ボディソープを使いながら身体についたおしっこを洗い流す。

 本当は匂いがこびりつくまでそのままにしておきたかったのだが、夕太とお風呂に入りたいという欲求には叶わない。

 

 ついでに髪も洗い、いよいよ湯船に浸かる準備を済ませる。深呼吸をし、努めて平静を装いつつ浴槽へ向き直った。

 

「……夕くん、入っていい?」

「う、うん」

 

 ぴちゃ、ぴちゃと水気を帯びた足音を響かせながらゆっくりと近付く。縁を跨ぐと、背を向けている夕太のすぐ後ろへ静かに腰を降ろし、身体を湯に沈めた。

 水音と共にお湯の水位が上がり、浴槽から溢れ出た分が流れ落ちる。

 

 

「「……………」」

 

 

 極度の緊張のためか、無言になる二人。

 先ほど手コキやフェラチオといった立派な性行為をしたというのに。強く想い合うがゆえに、事あるごとに初心な態度を取ってしまう。

 

 満月邸の浴槽は一般家庭のそれと広さは大差なく、子供同士とはいえ二人で入るとやはり狭い。否応なしに肌のどこかは触れ合うことになる。

 夕太は少しでも美夜子のためにスペースを空けようと、お尻を身じろぎさせて端っこへと移ろうとした。

 

「えっ?」

 

 が、美夜子はそんな彼の両脇に腕を滑り込ませ、自分のもとへ引き寄せる。

 

「み、美夜ちゃ──」

 

 そのまま端を背にした彼女に抱き寄せられ、先ほど洗ってもらった時よりもさらに密着した状態となる。

 両脇を包む、二の腕の優しい感触。背中に伝わる、おっぱいの確かな弾力と柔らかさ。お尻に感じる、陰毛のこそばゆさと太ももの心地良さ。

 それら全てが同時に与えられた夕太の身体はまた硬くなるかと思えば、安らぎを感じて見る間に解れていった。依然、股間の猛りは硬く勃起したままだが。

 

「……夕くん。つばささんとは、仲良いの?」

 

 ドキッと胸が鼓動する。動揺に目が震え、口の中が渇いていった。

 やはり、美夜子はつばさとの関係を気にしていたのだ。夕太は少し怯えながらも、彼女相手に嘘は吐きたくないと正直に話す。

 

「えっ、と……そう、だよ」

「……つばささん、夕くんのこと、下着をプレゼントするくらい好きなのよね?」

「な、なんでそれ知って……えと、あ、あのね、つばさちゃん、ぼくのこと大好きって言ってくれたんだ。危ないところを助けてあげたからだと思うけど……」

「……そっか」

 

 美夜子は唇を引き結び、より夕太の身体を強く抱きしめた。

 大好きだって。本当かどうかは分からない。それでも、私でさえまだ伝えていない言葉だ。不甲斐なさと女々しさに自分を殴りたくなる。

 

「……夕くん、いつも私のこと、好きって言ってくれてるわよね? それって、今も?」

「も、もちろんっ!」

「…………つばささんよりも?」

 

 意地悪かもしれない。それでも、聞かずにはいられなかった。

 その試すような言葉に、夕太はギクリとした表情になって俯いてしまう。

 

 美夜ちゃんのことは大好きだ。でも、つばさちゃんだって大好きだ。魔美ねえだって、ミズエちゃんだって、桃子先生だって。それに、リームさんだって。

 いつもなら一番と自信を持って答えることができるのに、今更になって優劣をつけることができなくなってしまっていた。

 

「…………」

 

 答えられずにいる夕太。自分でもどちらが上か決められないのだろう。即決で自分を選んでもらえなかった美夜子は、少しショックを受ける。

 でも、だからこそ、尚更負けられない。負けてたまるかと、自分を奮い起こす。意を決して深呼吸し、沈黙を破る。

 

「……ねえ、夕くん。見たい?」

「え? な、何を?」

「私の裸」

 

 言うが否や、夕太から手を離して立ち上がった。ザバァと水音を立てながら、膝より上は湯に浸かっていない状態になる。

 そして、そのままお尻を浴槽の縁に降ろし、壁に背中をつける。

 

「いいわよ。振り向いて」

 

 彼女の誘いを受けて、夕太は期待と混乱に狼狽する。本当に? 本当にいいの? と。

 高鳴る心臓を胸の上から抑えながら、ゆっくりと振り向く。

 

「あっ……」

 

 初めて間近で見る、美夜子の裸がそこにあった。

 

 彼女の美しい肢体に見惚れる。出る所は出ていて、引っ込む所は引っ込んだ造形美。

 無駄が一切ない、その均整が取れた芸術的なまでに洗練された裸身。夕太にはまるで女神のように思えた。

 

 魔美より大きく、リームより小さい、ほど良い大きさの美乳。双丘の頂点に君臨する上向きの乳首は、緊張と興奮で硬く屹立している。

 スポーツが好きでよく運動しているからか、キュッと引き締まったウエストラインは非常に美しく、まさに理想的なくびれと言えるだろう。

 

 なだらかな稜線に沿って流れ落ちる水が肌をより瑞々しく潤わせ、艶を出すことでそれらをより強調させ、妖艶さが増していく。

 滴る水滴一粒一粒と泡が羨ましく感じ、理不尽な嫉妬心を覚えてしまう。

 

 そして、股間には綺麗に整えられた陰毛。先ほどまで夕太のお尻をくすぐっていたそれは、水に濡れて光沢を帯びた状態で垂れ下がっている。

 その様が妙に卑猥に感じて、近づかなくともムワッとした淫臭と熱気がこもっているのを感じ取れた。

 

「ッ!」

 

 我慢ならない夕太は湯船の下で自身を握った。先ほど果てたばかりだというのに、限界を超えて勃起しているそれを、美夜子が見ているにも関わらず欲求に身を任せてしごき始める。

 いかに硬く屹立しているのかが感触で分かる。明らかに、つばさとエッチな遊びをしていた時よりも興奮していた。

 

「……♡」

 

 それを見て、美夜子は目を細めて薄く微笑む。自分に夢中になって、性のはけ口にしてくれていることがとても嬉しかった。

 決して健全なことではないだろう。しかし、それでも構わない。姉弟揃って、どうしようもなくエッチでスケベなのだから。

 

「夕くん……こっちおいで♡」

 

 両手を広げてみせる美夜子。

 口を半開きにさせたままの夕太は、誘われるようにユラユラと身を動かす。湯船の中を片手で這いずって近づき、腰を上げた。

 美夜子はそんな彼の空いた左手に自身の右手を絡めて引っ張り上げ、もう片方の手で背中を抱き寄せる。

 

「っ!」

 

 全裸のまま、正面から抱き合う形となった二人。

 

 おっぱいの谷間に顎を埋めたまま、僅か15センチほどの近さから美夜子のことを見上げる夕太。

 その右手は未だ幼い恕張をしごき続けていたが、ちょうど先っぽが彼女の蓮の花に触れていることに気づき、衝動と共に手を離して腰を前後に揺らし始める。

 

 

 ぬちゃっ、ぬちゃっ、にちゃっ、ぬちゃっ……

 

 

「……はっ……はっ……美夜、ちゃんッ」

「あっ、あっ♡ 夕、くんっ♡」

 

 膣の入り口から擦り上げるようにちんぽを突く。美夜子はその度にクリトリスが掻き撫でられ、声を上げた。繋いだままの手をギュッと強く握り直す。

 魔美との間で学んだ、性器同士を擦り合わせる行為。しかし、そんなことを知るはずもない彼女は、本能でそうしているのかと考える。それと同時に、もしかするとつばさに教えてもらったのではと邪推し、一層対抗心を燻らせた。

 

 

 もうここまで来たら、後戻りはできない。

 

 

「……ッ」

 

 夕太が腰を引いたタイミングを見計らい、お尻を浮かす。

 すると、彼が突き出す小さな剛直の軌道がちょうど美夜子の膣穴へと一直線に向かっていき──

 

 

 

 ──ずぷううぅぅッ!!

 

 

 

 カチャリッと、何かが外れる音が夕太の股間の中で響いた気がした。

 

「うっ! あっ、うあ゛あぁ……ッ!」

 

 勢いのままにちんぽが小陰唇を掻き分けて膣を穿ち、媚肉に包まれながら奥へと突き進む。

 途中、何かが破れるような感覚に美夜子は「んっ」と声を漏らす。十分過ぎるほどに濡れていても痛みを感じたが、今はそれさえも彼女を悦に浸らせた。

 でも、そんなことはどうでもいい。血の繋がりがない姉と弟が、ついに身も心も繋がりを得たのだ。ようやく、昔から可愛がっていた弟の女となれたのである。

 

 夕太の勃起したそれは美夜子の膣奥──子宮口にぴったりと到達している。女性の膣の長さは人それぞれだが、こうも寸分違わずフィットしていると、やはり相性の良さを感じざるを得ない。

 まるで生まれる前から結ばれる運命だったかのように。そう思うと、美夜子はこれ以上ない幸福感に酔いしれてしまう。

 

「あぅ、あ……み、美夜ちゃ……ごめっ、おまんこにちんぽが……い、今抜くから」

 

 極度の興奮に敏感になっているちんぽを包み込む膣肉。夕太はフェラチオとはまた違う至福の熱さと快感に浸りながらも、想い人を心配してその震える腰を引こうとする。

 しかし、抜くことができない。原因は夕太が腰砕けになっているからでも、美夜子が膣痙攣を起こしてしまったわけでもない。彼女が膣を力いっぱい締め、吸いつくように彼のちんぽを離さなかったからだ。

 

「あ、う゛うぅっ! 美夜ちゃんの、お、おまんこが、キュって……」

「抜いちゃダメ。抜くんだったら、中で……ね?」

「え……?」

 

 よく分かってなさそうな夕太を見て、美夜子はくすりと笑みを零した。

 先ほどよりも肉薄したその顔の膨らんだ鼻孔から鼻水が垂れていることに気づき、舌を伸ばして舐め取ってあげる。

 

「んっ……夕くん、おまんこにおちんちんを入れるのってね、とっても特別なことなのよ」

「そ、そうなの?」

「ええ。好き合ってる人同士、愛し合ってる人同士でしか、しちゃいけないの」

 

 頬を撫でてあげながら、優しく説明してあげる美夜子。

 もちろん快楽目的だけで繋がる男女も大勢いるが、少なくとも彼女にとってはそうである。

 

「え? そ、それって……」

「…………」

 

 言葉の意味を悟った夕太は、何度も瞬きさせながらも確認するように視線を向けた。

 美夜子は答える代わりに撫でていた手で彼の頭を抱き寄せる。そして、自らも顔を近付けて熱い吐息と共に唇を重ねた。

 

「ッ!?」

 

 初めてのキスに目を見開いて驚く夕太。数秒重ね続けた後、そっと唇が離される。

 頬を染め上げた美夜子が、目を細めて微笑みかけた。

 

 

 

「夕くん……大好き♡」

 

 

 

 ようやく言えた。5年もの間、ずっと心に留めていた気持ちを。

 強情っぱりでごめんねと、胸の内で謝る。

 

「──────ッ!!」

 

 告白を聞いた夕太は、朧げだったその瞳をキラキラと輝かせた。今までで一番と言っていいほどの、溢れんばかりの笑顔を見せる。

 同時に、再び動き出す腰。後ろにではなく、前へ。力強く。

 

 

 

 ──パンッ!

 

 

 

「んあっ!♡」

 

 打ち合った肉同士が耳触りの良い音を鳴らす。より密着し、子宮口付近を押し突かれたのだ。美夜子は知らないが、そこはポルチオと呼ばれる性感帯で、強い快感を得ることができるスポットである。

 偶然か分からないがピンポイントで急所を突かれ、歓喜の喘ぎ声を漏らす。夕太もまた、先っぽにプルっとした心地良い触感を得て、腰をぶるりと震わせた。

 

「美夜ちゃんっ!」

 

 それだけに留まらず、夕太は本能のままに腰を前後にピストンし始める。

 

 

 パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!

 

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁっ♡♡ 夕、くんっ!♡」

 

 鳴り響く肉打ち音。二人の脚で湯船が揺れ動き、荒波となって浴槽から溢れ出る。

 湯量がどんどん減っていくのも構わず、ひたすらに想いの丈をぶつけるべく腰を動かし続ける夕太。美夜子もまた、それを受け止めながらもタイミングを合わせて自らも腰を突き出す。

 

 なんだ。子供同士だって、こんな立派にセックスすることができるじゃないか。

 今まで夕太の教育や世間体を気にして頑なに避けていたことが、心底馬鹿馬鹿しく思えてしまう。

 

「はっ、はっ! 美夜ちゃん! 好き! 好きっ! 好きィ!!」

「あんっ♡ ん♡ ふぅ♡ つ、つばささん……よりも?」

「うんっ! 美夜ちゃんが……美夜ちゃんが一番、大好きっ!! アイしてるっ!!」

「は、ああぁ……♡ あっ♡♡」

 

 ああ、ついに! ついに!

 拙い告白に美夜子の心は歓喜に打ち震え、狂喜乱舞した。

 

 最初は自分の気持ちさえ伝えられれば、それで満足するつもりだったのに。やっぱり似た者同士で不出来な姉は欲張ってしまった。

 しかし、そのおかげで名実共に夕太の一番を得ることができたのだ。つばさという強敵を退けて。家族として、姉として、女として、こんなに嬉しいことはない。

 

 

「私も……私もっ! 夕くんのこと、愛してるっ!!」

 

 

 お互いに幼い愛を告白し合い、再びキスを交わす。

 両手を甘く絡め、より気持ちを確かめ合うべく腰を打ちつけ合う。

 

 

 

 パンッ! パンッ! ぱちゅっ! ぱちゅっ! ばちゅッ! ばちゅッ!

 

 

 肉打つ音はいつしか水気を帯びた湿った音へと変わり、腰が重なる度に粘液が飛び散って湯船に足されていく。

 

 もっと、もっと溶け合いたい。その一心で夕太は美夜子の唇に吸いつき、腰を振り続ける。今自分がしている行為について、よく分かっていないまま。

 夢みたいだった。タイムテレビで夫婦となるチャンスがあることを知っていても、実際に彼女とこんなエッチなことができる関係になれるなんて。

 

 美夜ちゃん! 美夜ちゃん! 美夜ちゃん! 美夜ちゃん!

 あんなに夢中だったつばさのことは頭の隅に追いやり、ただひたすらに美夜子の全てを味わう。

 

 

 

 ばちゅっ! ばちゅッ! ばちゅ、ばちゅばちゅばちゅばちゅッ!!

 

 

 

「──あっ」

 

 そして、突然の尿意。

 夕太は思わず唇を離した。何かが尿道を昇ってくるのを感じ取ったのだ。

 

「あっ! あっ! またおしっこ、出ちゃうぅ!」

 

 慌てて、挿入した時と同じようにちんぽを引き抜こうとする夕太。

 が、またしても失敗。見れば、美夜子が股をはしたなく広げ、伸ばした脚でもって彼の腰を逃がすまいと拘束していた。

 

「み、美夜ちゃん! ダメだよ! 早く抜かないと! おしっこが──」

「ダ~メ♡」

 

 抱きしめた脚で夕太のお尻を引き寄せ、おまんことおちんぽを隙間なく密着させる。

 だって、前もって言っておいたのだから。抜くなら、私の膣内(なか)で、と。

 

「いいわよ。全部、出して♡」

 

 キュッと、おまんこを締め上げる。

 

「あっ! 出ちゃう! 出ちゃ────ウ゛ッ」

 

 それが引き金となって、夕太の股間はドクリと唸りを上げ、爆発した。

 

 

 

 ぶびゅッ!! ぶびゅるるるッ!! どぴゅっ!! びゅるるるぅ~~~ッ!!

 

 

 

 膣奥に向けて、大量の熱い何かが──精液が勢いを持って発射される。

 放尿とは明らかに違う感触。ゾクゾクッとした感覚が股間から背筋にかけて走り、夕太は頭が真っ白になって腰が砕けてしまう。

 

「あ、ああぁ♡ ああぁぁぁ~~~ッ♡♡」

 

 美夜子もまた、子宮に注がれる熱を感じ取って盛大にオーガズムを迎えていた。初めてのセックスで、見事に中イキを決めたのだ。

 ビクッビクッと痙攣しながらも、小さな恋人をひしと抱いて離さない。一滴すら逃すまいとばかりに。

 

(やった♡ やったわ♡ 夕くんの、精通精子♡ もらっちゃった♡)

 

 彼の人生で一度きりの特別な精液を子宮で頂いた美夜子は、舌をだらりと垂らして恍惚感に浸る。初射精に導いた達成感も相まって、女として極上の快楽を堪能していた。

 

 好きな人の最初の精子を子宮で受け止めた女なんて、そうはいないだろう。あの伊藤つばさが今後どうアプローチしたとしても、二度と得ることができない経験、代物だ。

 心なしか、身体を巡る魔力が活性化しているように感じる。サキュバスにでもなったかのような気分だった。

 

 もう、この子は私のモノ。絶対に渡したりなんかしない。

 美夜子は改めて心に誓う。

 

 

 

 どびゅっ!! びゅるるるぅ! びゅううぅっ……ぴゅっ……ぴゅっ……

 

 

 

 やがて、勢いが弱まり、射精が終わる。たっぷりと子宮に全て出し切った夕太は、脱力して美夜子に体重を預けた。

 それを受け止めた美夜子はそのまま浴槽の縁に乗せていたお尻を滑らせ、二人で繋がったまま量が減った湯船に浸かり直す。

 

 

「「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」」

 

 

 明らかに湯気だけではない熱気に包まれた浴室に響く、水音と二人の荒い息遣い。

 美夜子は息を整えながら、夕太の頭を優しく撫でてあげる。

 

 自分は姉だから、母親代わりだから。今まではそう考えて接してきた。他に好きな子ができたならそれを喜ぶべきだと。

 でも、無理だった。結局のところ、この気持ちがある限り、自分は姉にも母親にもなり切れないのだ。

 

「……夕くん。これからは、したくなったら私が全部してあげるから。だから、もうつばささんと会っちゃ、ダメよ」

 

 我儘を言っていることを自覚しながらも、そう忠告する美夜子。

 夕太は「う、ん……」と頷いて返した。が、頷いたまま、顔を起こそうとしない。

 

「夕くん……夕くん?」

 

 声をかけても、反応なし。湯船の下でたゆたう金玉を弄ってみても、反応なし。

 少し体勢をずらして彼の顔を覗いてみれば、目はグルグル巻き。顔は真っ赤に火照っている。完全にのぼせてしまっていた。

 

「嘘、湯当たりしちゃったの!?」

 

 慌てふためく美夜子。心地良いピロートークを中断する。

 ちんぽを引き抜かないまま、夕太のお尻を持ち上げる。浮遊術も補助として行使し、駅弁抱っこする形で浴槽を飛び出た。

 

 はしたないとか、間抜けだとか、そんなことは知ったことではない。

 本当なら一生繋がっていたいくらいなのだ。でも、当然それは無理な話だから、せめて今晩だけでも離したくなかったのである。

 

 自分の部屋に駆け込んだ美夜子は、冷房魔法を全開にしてベッドへ仰向けに寝転がった。気絶してしまった夕太を抱いて肉布団にした状態で。

 結局、二人は全裸のまま次の日の朝まで繋がりっ放しなのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とうとうひみつ道具が一切出せなかった。今後もこういった回では道具を絡められないことが多くなるかと思います。
それにしても、もう原作の雰囲気がほとんどなくなってる気が……R-18な時点でそうなので気にしないでいただければ。

実は美夜子との本番行為はもう4話くらい先になる予定だったのですが、さすがにここまで伸ばして一線超えず仕舞いは良くないかなと思ったので、急遽変更した次第です。

〇満月美夜子
実のところ、読みは「みよこ」ではなく「みやこ」が原作者としては正しいらしい。確かに猫の姿に変えられる点からして、「みやこ」の方が合っている印象はある。
さすがに猫の姿でエッチなことするのは作者がケモナーでない都合上、厳しい。その性癖を持っている方には申し訳ないが、猫耳コスプレでならどこかのタイミングでやりたいなぁと考えている。



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