※この作品はR-18です。

学校で一番エッチなヤツのおねショタ歴程   作:ピーマン

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今回、『のび太の地球交響楽』のネタバレが若干含まれるのでご注意ください。




幕間
わすれとんかちを君に(前)


 無事大魔王デマオンを打ち倒し、日常に戻ってきた美夜子と夕太。

 未だ義務教育も終えていない中学生と小学生だが、非日常を経て恋人同士としてより精神的な繋がりが深くなっている。

 

「二へへ……美~夜ちゃん♪」

「んっ♡ ふふ、こうして一緒に登校するのも、ぁっ♡ 久しぶりに、感じちゃうわね」

 

 もちろん、肉体的にも。

 夕太とホウキに乗って登校中の美夜子は、後ろから抱きつく幼い恋人の暖かさに身を委ねる。スカートの下に潜り込んだ硬い子供ちんぽにお尻を擦られて、甘い声を漏らしながら。

 

 時空の狭間に約一か月ほど閉じ込められていた彼らだが、元の世界では地球を発ってから僅か一日しか経過していないことが分かった。

 そもそも狭間は時の流れから逸脱した空間なので、時空痕を開けたところでどの時代に繋がるかは術者次第。夕太達は魔美の強化テレポートで脱出したわけだが、恐らく無意識のうちに元いた時代に合わせて転移が発動する形となったのだろう。

 

 地球を発った日は日曜。当然、その次の日は月曜なのだから、夕太や美夜子達は学校に遅刻するとてんやわんやとなった。

 が、よくよく確認してみれば、月曜は祝日。リームもそれを前提にして予定を組んだことを思い出し、学生達は安堵。その日はそれぞれの家に帰って死んだように眠ったのである。

 つばさもしれっと夕太と一緒に寝ようとしていたが、石化が解けたと知って駆けつけたコピーロボットに『いつまで私に仕事を任せるつもりよ!』と強引に引っ張られていった。

 

 そして、翌日の登校前。

 ルナ達エスパルも、ペッコル達が帰りを待っているため一度月へ帰ることになった。

 

『ルナも、帰っちゃうの?』

『はい……両親にルカ達を任された身なので。でも、必ず……必ずユウタさんのもとへ帰ってきます。だって、私はあなたの妻ですから♡』

 

 そう約束して、ルナは夕太とキスを交わし、弟と共に月へと戻っていった。

 月へ昇る彼女の姿は、まさにカグヤ姫そのものだった。

 

 ちなみに、夕太の使い魔となった沙夜子は、今週末に海外から帰ってくる満月パパへの言い訳を考えてウンウン唸りっ放しである。

 そんな中でも、美夜子に混ざって夕太の朝勃ちちんぽに吸いつき、しっかり搾精していたのは言うまでもない。

 

 

「──ゆーくん、美夜ちゃーん、おはよー!」

 

 

 そこへ、後ろの方から夕太達を呼ぶ声が耳に届く。振り返ると、そこには空を飛んでいる魔美の姿があった。その手にはホウキがどこにもない。彼女はエスパー能力によるテレキネシスで空中浮遊しているのだ。

 

「魔美ねえ、おはよう!」

「おはよう……って、魔美! あなた、まさか能力使って飛んでるの!?」

「ええ。ルナちゃん達を参考にしたの。自分自身を浮遊させるって魔法だと難しいけど、エスパーの力ならそうでもないみたい」

 

 魔美はふわりと浮かび、美夜子達が乗るホウキの最後尾に腰を下ろした。つまり、穂先の部分。夕太の後ろだ。

 そのまま美夜子の背中に抱きついている夕太の首に自身の両腕を回し、彼をギュッと抱きしめる。

 

「えへへ♡ ゆーくんっ♡」

「ちょっ、重量オーバーになっちゃうでしょ!」

「平気平気。ほんの少し浮いてるから」

 

 まるでどこぞのネコ型ロボットのようなことをしている魔美。

 当の夕太が二人の恋人に挟まれて「ニヘヘ。美夜ちゃんと魔美ねえに挟まれて、ぼく幸せぇ」と鼻の下を伸ばしているので、美夜子は溜息を吐きながらもやれやれと首を横に振る。

 彼のさらに硬くなったちんぽの矛先が自身のお尻に向けられているから、まあ許してやろうという邪な考えもあるが。

 

「あ、そういえば魔美ねえ。あれからお腹の調子はどう?」

「大丈夫よ。心配してくれてありがとう。でも、ごめんね、あたしが勝手に作っちゃった子なのに」

「そんなの気にしないでよ。ぼくと魔美ねえの子供なんだから」

 

 子作りをやり直したことで、幼いながらに自分がパパだとちゃんと自覚したのだろう。夕太の言葉を聞いて、魔美もママとしての意識を持って自身のお腹に視線を落とす。

 

 あれから、というのは、妊娠後の子宮に中出しした時のことを言っているわけではない。地球に戻ってから魔美が家に帰る前に、お腹の子について話し合ったのだ。

 このまま放っておけば、あっという間にお腹が大きくなって母親である菜穂子にも妊娠していることがバレてしまうだろう。中学生での妊娠、それも小学生と関係を持ってのこと。両親からは叱られ、世間からも白い目で見られることは間違いない。

 

 当初、魔美はそれを覚悟で母親に打ち明けようと考えていたが、美夜子がそれを止めた。堂々と過ごせない環境がストレスになってお腹の子が流れてしまいかねないと思ったからだ。

 

『じゃあ、これ……使ってみる?』

 

 そこで、夕太がある道具を出した。『わがまま時計』といい、特定の対象を指定して時間の流れを操作することができるひみつ道具で、それを使って魔美が大人になるまで子宮の中の胎児を妊娠初期の状態に留めようという算段である。

 しかし、それではお腹の中の子が可哀想だと魔美と美夜子が返した。実際、道具を出した本人である夕太も気が進まなかったのだ。

 

『そう? アタシは良い案だと思うけど』

 

 一方で、リームは賛成の意を示した。若年出産して取り返しのつかないことになるよりも、万全を期してから出産した方が子供のためになると。

 

『魔美はまだ赤ん坊を産むには未熟な身体なのよ? 当然リスクがあるし、万が一のことを考えるなら万全を期してから出産した方が子供のためになるんじゃない?』

 

 実際、未来の世界では若年妊娠した子に対して、未成年での出産によるリスクを避けるために成人するまで胎児の成長を遅らせる措置を取るようになっている。

 その措置によって妊娠時に未成年だったとしても安全に出産できるようになった──都合の良い時期を決めれるので、経済的にも助けになる──ので、少子高齢化への対策も兼ねて国は若年妊娠を奨励するようになった。若気の至りを利用しようという魂胆だろう。

 

 リームの意見もあって、魔美は悩んだ末にお腹の子の安全を考えてわがまま時計を使うことにした。先ほど夕太が調子を聞いたのは、そういう経緯があったからだ。

 

「魔美。もし体調が悪くなったりしたら、無理せず私達に言うのよ?」

「ええ、分かったわ。ゆーくん、早く美夜ちゃんにも赤ちゃんプレゼントしたげてね♡」

「ま、魔美!?」

「うん! 美夜ちゃん、今日もいっぱいしようね!」

「~~ッ、も、もう、夕くんったら……」

 

 美夜子はポッと頬を赤らめるが、一方で本当にこのまま欲望に身を任せてセックスを繰り返しても良いのかと考えてしまう。

 女の子大好きな夕太のことだ。味を占めて、身近な女の子にも手を出すかも。浮気は許すといったが、節度を守らないと手当たり次第に子供を増やしかねない。恋人として、姉として、ここはちゃんと言い聞かせないといけないだろう。

 

(でも……もう少し、もう少しだけ♡)

 

 悩みながらも、尻を揺らして恋人の幼いちんぽを擦り上げる美夜子なのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな年上の女の子に挟まれてだらしない顔を晒している少年の様子を、少し離れた場所で覗いている少女が一人。

 

「……ど、どういうこと? あれって、美夜子さんのお友達の、魔美さん、よね?」

 

 少女──ミズエは、ホウキを掴む手をワナワナと震えさせながら、呟く。

 

 姉の美夜子だけならまだしも、その友達とまでくっついているなんて。

 あれはどう見ても戯れではなく、好意を持って抱きついている。ミズエにはそれが分かった。自分もまた、彼のことが好きなのだから。

 

 加えて、美夜子も。彼女もまた、背中越しに夕太に腰を押しつけているようにも見える。

 この数日の間に、彼はあの二人と急接近したのだろう。なぜかは分からないが、それだけは確かである。

 

「夕太さん……」

 

 先生だけを警戒するのでは不十分だったのだ。義理の姉である美夜子はもちろん、その近辺にも目を配らせるべきだった。

 このままでは、彼を取られてしまう。

 

「……ッ」

 

 ミズエは伏せていた顔を上げ、その目に決意の光を輝かせながら美夜子達の乗るホウキを追い越した。

 

 

 

 

 

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

 

 

 

 

 

「さ、着いたわよ」

 

 ほどなくして、学校に到着した夕太達。

 ホウキから降りた夕太を、美夜子と魔美が物陰へと引っ張った。

 

「美夜ちゃん? 魔美ねえ?」

 

 夕太の目の前に並ぶ二人。

 少し腰を屈め、頭一つ分小さい彼の両頬にキスをした。

 

「~~~~ッ!!?」

「あはは、ゆーくんったら顔真っ赤♡」

「もう、キスなんか目じゃないくらいのこと、私達としてるでしょ?」

「だ、だって……大好きな女の子からのチューはいつだって嬉しいし、緊張しちゃうもん」

 

 そんな小さな恋人の素直な返事に、二人はキュンッ♡ と心をときめかせる。

 私達の恋人はなんて可愛らしいのだろう! 想いのままに彼をもっと愛したくなるが、ここは学校。これ以上は踏み止まなければ。

 美夜子と魔美はお互いに目を合わせ、深呼吸してドキドキ高鳴る胸を落ち着かせた。

  

「そ、それじゃあゆーくん、また放課後にね」

「え? お昼は?」

「あら、言ってなかったかしら? 私達、今週中間テストだから三限目で終わりなのよ」

「ええっ!? そんな~」

 

 思い出してみれば、確かに美夜子は夕太の分しかお弁当を用意していなかった。

 お昼に中等部校舎の屋上で美夜子、魔美、リームの三人とエッチなことをしようと思っていた夕太は、がっくりと肩を落とす。

 なし崩し的にリームも入っているのは、もはや彼にとって彼女も恋人の一人だからである。だって、既にキスまでしてるのだから。早くリームともセックスしたくてしょうがないのだ。

 

「どうせ、学校でエッチなことしようと考えてたんでしょう?」

「もう、呑気なんだから。あたし達は魔王倒してすぐにテストなのに」

「うぅ……ごめんなさい」

 

 どうやら、そんな邪な考えもお見通しなようである。

 

「いいのよ。待ってるから、帰ったら……ね?」 

「う、うん!」

 

 美夜子と魔美は頬を火照らせた扇情的な微笑みで夕太に手を振り、中等部の校舎へと向かっていった。

 

「ニヘ、ニヘヘ……」

 

 それを見送った夕太は、頬を両手でさすりながらとだらしない笑みを浮かべる。こんな両手に花な状態になれるだなんて思ってもみなかったのだから。

 そんな夢見心地な気分のまま、覚束ない足取りで昇降口へ入る。

 

「ヘヘ……あれ、ミズエちゃん?」

 

 上履きに履き替えて顔を上げると、視線の先にはミズエの姿が。

 彼女に会うのも随分久しぶりだ。自分のことをじっと見つめているミズエの様子にも気づかず、夕太は(相変わらず可愛いなぁ)と思いながら声をかける。

 

「ミズエちゃん、おはよう!」

「…………おはよう、夕太さん」

 

 いつもの鈴を転がすような優しい声ではなく、不安と緊張が混じったような低い声。

 それを聞いて、さすがの夕太も彼女の様子がおかしいことに気づいた。

 

「ミズエちゃん。どこか具合悪いの?」

「え? ど、どうして?」

「だって、何だか様子が変だから……」

「そ、そんなことないわ。それより、夕太さんに相談があるの」

「相談?」

 

 後ろ手を組みながら、何やらもじもじとしているミズエ。

 

「おしっこ? 行ってきたら……あ、飲んで欲しいの?」

「もう、違うわ! あのね、実は最近おじいさまの物忘れがひどくって……」

 

 ミズエのおじいさまと言えば、神成さんのことだ。

 髪はハゲ散らかしているが、年齢は50を少し越えた程度でまだまだ年寄りとは言えないだろう。髪はハゲ散らかしているが。

 

「うん。それで?」

「何か忘れたことを思い出せるような道具があれば、貸して欲しいの」

 

 忘れたことを思い出せる道具。

 夕太は少し考えて、ちょうど良さそうなひみつ道具に目星をつける。

 

「あるよ! じゃあ、お昼になったら貸したげるね! 一緒にお弁当食べた後で使い方を教えたげるよ!」

「え、いいの? 美夜子さん達は?」

「今日、中間テストなんだって。だから今日は美夜ちゃん達とお弁当食べれないんだ」

「ッ! そ、そうなんだ……」

 

 これは、またとないチャンスである。

 ミズエは夕太と教室に向かいながら、気合を入れるようにランドセルを背負い直した。

 

 

 

 

 

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

 

 

 

 

 

 そして、お昼。

 約束した通り、夕太とミズエは屋上で一緒にお弁当を食べることに。

 

「そういえば、ミズエちゃんってお弁当は自分で作ってるんだっけ?」

「ええ。良かったら、どれか一つ食べてみる?」

「え、いいの!? じゃあ、卵焼きを……」

(夕太さんとお弁当……今まで何度も機会を伺ってたけど、ようやく叶ったわ!)

 

 いつも美夜子達と食べているし、そうでない時も別の誰かと食べるからと言ってその機会に恵まれなかったのだ。

 こうやって、一緒にお弁当を食べているだけでも、ミズエはとても幸せな気分だった。

 

「わあ、おいしい! ちょっとしょっぱくて、ぼく好みの味だ!」

「良かった。もっと食べてもいいのよ」

「え、でも、ミズエちゃんはどうするの?」

「美夜子さんが作ったお弁当を分けて欲しいの。お料理の参考にしたいから」

 

 女の子のおしっこを喜んで飲む彼なら、少ししょっぱい方が絶対好きだろうと思ったのだ。

 お弁当を用意する時は、夕太と食べれるかもしれない可能性を考えて、味つけは常に彼好みと思われる味にしている。研究を重ね続けた努力が報われた瞬間である。

 

 そうして、互いのお弁当を分け合いながら、楽しい時間を過ごした。

 

「ごちそうさま~! ミズエちゃんのお弁当、ホントにおいしかったよ!」

「ふふ、ありがとう」

 

 お弁当箱を仕舞いながら、ミズエは少し複雑な気分。美夜子が作ったお弁当の出来の良さが想像以上だったからだ。

 夕太のおいしかったという感想は嘘ではないだろう。ただ、誰よりも夕太と一緒に過ごしている義姉の作ったものと比べたら、やはり劣っている。それに気づいていない彼は、単純に味を比べるほどの舌を持っていないのだ。

 

 もっと、もっと頑張らないと……!

 

「それじゃあ、ミズエちゃん。今朝言ってた道具、出したげるね」

「え? あ、うん」

 

 自分が頼んだにも関わらず、ミズエは夕太とお昼を過ごしていることですっかり忘れてしまっていた。慌てて思考を切り替え、腰を上げた彼に続く形で立ち上がる。

 

 

「じゃーん! 『わすれとんかち』ー!」

 

 

 夕太がポケットから取り出した道具は、大きなとんかちだった。ハンマーと呼んだ方が相応しそうな見た目である。

 

「……そ、それで、忘れた記憶を思い出せるの?」

「うん! このとんかちで頭を叩くと、なくした記憶を叩き出せるんだよ!」

 

 モノを覚えるということは、引き出しにそれを仕舞い込むようなもの。

 思い出せなくなる、忘れるというのは、つまりその引き出しが開かなくなってしまった状態を意味するのだ。

 

「あ、頭を叩くんだ……」

「大丈夫だよ。軽いし、そんなに痛くないんだって。記憶を飛び出させる時の衝撃が強いだけみたいだから」

 

 はいっと、物騒なとんかちを手渡されるミズエ。

 ミズエは両手に握ったそれを緊張した面持ちで何度も握り直し、夕太の方へ顔を向けた。

 

「……その、できれば、試してみてもいい?」

「え? た、試すって……ぼくで?」

 

 自分を指差す夕太に、ミズエは頷いて返す。

 

「ほら、わたしはそんなに物忘れとかしないから。夕太さんはよく宿題忘れてるでしょう?」

「確かに……分かったよ。で、でも、一応優しくね?」

 

 そう言って、恐る恐るといった様子で頭を差し出す夕太。

 ミズエはぎこちない動作でとんかちを持ち上げ、ゆっくりと彼の頭をそっと叩いた。叩いたというより、乗せたといった方がいいほどの加減である。

 

「…………あれ?」

「夕太さん、どう? 何か思い出した?」

「う~ん、特に何も。多分、ちゃんと叩かないとダメなんだ。もう一回やってみてくれる? あ、優しくだよ」

 

 優しく叩く。何とも難しい要求にミズエは眉尻を下げながらも、深呼吸。とんかちを構え、振り上げる。

 

(夕太さん、思い出して……ッ!)

 

 そして、今度は少し勢いをつけて振り下ろした。

 あの日のことを、おちんぽとおまんこを見せ合った幼き頃のことを思い出してもらうために。

 

「──うぎっ!?」

「あっ」

 

 コチンッ! と耳心地の良い音が鳴り響く。

 彼への想いが込み上がって、ついつい力が入ってしまったようだ。

 

 慌てて、「だ、大丈夫!? 夕太さん!」と心配するミズエ。

 が、その時、不思議なことが起こった。夕太の両目から光が溢れ出したのだ。

 

「きゃあッ!?」

 

 両目から伸びた光が驚くミズエの横を通り過ぎ、屋上の塔屋の壁に当たる。

 それは一つに重なり、壁に何かを映し始めた。

 

 

 

『────ぁっ♡ あぁっ♡』

 

 

 

「……え?」

 

 映し出されたのは、海のように深く青い髪をした少女の姿。

 頭に被った赤い宝石がついたティアラを除いて、服の類は一切身に着けていない。白い肌の美しい裸身。そのお椀型の美乳は、上下に揺れる度にぷるんぷるんと瑞々しく跳ねている。

 

『は、あぁっ♡ ……ふふ、私の小さなマナティア様♡ ソフィアお姉さんが、も~っと愛してあげるわ……♡』

 

 ソフィアという名前の少女は、そのまま下に敷いているらしい誰かに向けて火照った顔を寄せ、唇を近づけた。

 

「な……なな……っ」

 

 キスしてる! セックスしてる! ミズエは顔を真っ赤にして目を見開く。

 これが夕太が過去に見て忘れてしまった光景ということだろう。ご丁寧に音まで再現されているから臨場感まで抜群だ。

 

「ゆ、夕太さん! こんなエッチなビデオ見ちゃダメでしょ!!」

「ぼ、ぼく、こんなビデオ見たことないよぉ……でも、この人すごく美人で可愛いなぁ。お姫様みたい」

 

 当の夕太は、映像の少女ソフィアに見惚れて鼻の下を伸ばしている始末。

 確かに彼女はミズエでもうっとりしてしまうほどの美人だが、どうせ編集で加工してるに決まってる。魔法ネットでよく見るエッチビデオは大体そうなのだ。

  

 少女は夕太やミズエよりもやや年上と思われる。14歳、中学二年生くらいだろうか?

 そんな年齢の子がエッチビデオに出演できるわけがない。きっと、ロリ系という奴なのだろう。本当は成人しているのだ。そうに違いない。

 

 とにかく、このままではいけない。

 ミズエはとんかちを大上段に構え、映像に釘づけになっている夕太の頭を再び叩く。

 

 

 ──ゴンッ!

 

 

「い゛ッ!!」

 

 嫉妬心で力んでしまったため、先ほどよりもさらに力が入ってしまった。

 少女ソフィアのAV鑑賞会が終了し、頭を凹ませた夕太の両目からは再び光が照射される。

 

(次こそ……!)

 

 ミズエはそう願いながら、壁に映し出された映像へ視線を向ける。

 

 

 

 

『──はぁ♡ はぁ♡ んっ……♡』

 

 

 

 しかし、またしても響く艶声。

 

『王子、様ぁ♡ ククは、ククは……王子様にこんなに愛されて、世界一幸せな女ですぅ♡♡』

 

 栗色の長髪をした、これまた可愛らしい裸の少女。

 彼女はベッドの上で行為相手に覆い被さられ、幼い股間を激しく突かれている。

 

 ぱちゅっ! ぱちゅっ! と水音と肉打ち音が鳴り響く中、立体的に映し出される愛液の飛沫。

 ミズエは自分の頬にかかったと誤認して、思わず手で拭った。

 

「ゆ、夕太さん……エッチなビデオばっかり……ッ」

「だ、だから、違うってばぁ!」

 

 夕太はそう否定するも、「ククちゃんかぁ……この子も可愛いなぁ」と涎を垂らしている。

 彼女はミズエ達と同年代に見えるが、この子もきっと超絶ロリ顔ロリ体型の成人女性に違いない。そうでなければ、児童ポルノになってしまうのだから。

 

「今度こそぉ……ッ!」

 

 気合を入れ直し、再びとんかちを持ち上げるミズエ。

 今度は大上段ではなく、肩の高さまで持ち上げて上半身を少し奥へ捻るようにして構える。両脚を肩幅より一足分広く開いたその構えは、まさしく野球選手のバッティングフォーム。

 

「夕太さん、思い出してぇー!!」

 

 右足から左足へ体重を移すように、夕太の頭目掛けて思いっきりとんかちを振りぬいた。

 

 

 ──カキーーーーンッ!!

 

 

「 ~~~~ッ!!? 」

 

 その衝撃に声にならない悲鳴を上げ、目が星になる夕太。

 少女ククのAVが消えていき、さらなる映像の光が壁に映し出される。

 

 

 

『──お兄ちゃ~んっ♡』『──お兄、さま……♡』

 

 

 

 今度という今度はミズエも白目を剥いた。

 またしても、少女。いや、これは幼女と言っていいだろう。どう見ても5、6歳の年齢の子なのだから。

 

 毛先が翡翠色に染まった変わった白い髪の幼女が二人。顔がそっくりなので双子だろう。その子達が裸ん坊になって、子供のものと思われるちんぽをお尻で挟んでしごいているのだ。

 

『ミッカたちのお尻、気持ちいい~?♡』

『早く、あつくて濃いザーメン汁、たくさん射精(だ)して、ね……♡』

 

 幼女達はぴったりと息の合った動きでお尻を上下に振り、幼い肉同士が打ち合う音楽(ファーレ)を奏でながら、我慢汁が止めどなく溢れている子供ちんぽをこき下ろす。

 

『『早くっ♡ 早くっ♡ ザーメン早くっ♡』』

 

 今度は交互にお尻を振って、左右異なる刺激を与えていく幼女達。

 おねだりの声に合わせてどんどん動きを激しくしていき、そして──

 

 

 どっぴゅうぅぅ~~~~ッッ!!

 

 

「きゃああぁぁーーーっ!!?」

 

 ちんぽの先からほとばしる、白い液体。

 フィニッシュと同時に映像は終わり、幼女二人の淫靡に満ちた純粋無垢な笑顔と共に光は消失した。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……ッ」

 

 悲鳴を上げて尻もちを突いたミズエはガバリと立ち上がり、頭をフルスイングされて眩暈を起こしている夕太の襟首を両手で鷲掴んだ。

 

「夕太さんッ!! 何っ!? 何なの今の!? どう見ても小学生に上がるか上がらないかの年の子だったわよ!? 犯罪じゃない!!」

「ミ……ミズエちゃん……だから、ぼく知らな──」

「というか、何でこんなに叩いているのに思い出してくれないの!? 夕太さんの……夕太さんの、バカーーーッ!!」

 

 泣き叫びながら、再びとんかちを握って振りかぶる。

 その勢いに夕太は慌てて前に飛び込み、ミズエとすれ違う形でそれを避けた。

 

 ピシャァァーンッ!!

 

 とんかちが振り下ろされると同時に、落雷。

 屋上の床が砕かれ、塵埃と共に黒焦げた破片が飛び散った。

 

「あわわ……」

 

 先週リコーダーでも同じことをされたが、あの時よりもさらに威力が上がっている。

 こんなモノを喰らったら、いくらそんなに痛くないわすれとんかちでも一溜まりもないだろう。 

 

「ゆ~う~た~さ~ん…………」

「ひえっ」

 

 バチバチと青い電流を伴った魔力を纏った彼女は、絹のように綺麗な髪を浮かばせながら振り向き、床に這いつくばっている夕太を目を光らせて睨みつけた。

 

「絶対……何が何でも……」

 

 右手で持ったとんかちの槌を左手で支えながら、ゆっくりと歩み寄る。

 

 

「思い出して、もらうんだからぁーーッッ!!」

「わあぁーーッ!!」

 

 

 怒声と共に再びとんかちを振り回し始めるミズエ。

 夕太はそんな彼女に恐れおののき、這う這うの体で起き上がって塔屋に向けて走り出した。

 

「逃がさない……!」

 

 それを追いかける恋する乙女ならぬ鬼。

 夕太が閉めた塔屋の扉をとんかちで叩き壊し、階段を駆け降りる彼目掛けて大ジャンプ。スカートをはためかせながら、上から頭を狙う。

 

「わっ! わっ! ミズエちゃん! パンツ丸見え!」

 

 当然、下から見たら学年一の美少女の純白パンツが見放題。

 振り向いた夕太はサテン生地で光沢を帯びているそれに思わず目が行き、階段を降りる足を止めて立ち止まる。

 

「えっ!?」

 

 そのせいで目算が誤る形となり、落下したミズエは夕太の顔に股間で抱きつく形になってしまった。

 

「ゆ、夕太さん、離してぇ!」

「もがもが、もがもががぁ(ミズエちゃんが、抱きついてるんだよぉ)」

 

 視界がミズエのパンツで埋め尽くされ、柔らかい太ももで挟まれる。そんな状況で、夕太は酔っぱらいのようにフラフラと階段の踊り場をふらついた。

 果たして、それは前が見えないからか、女の子の股間のほんの少しツンと来る芳醇な香りに酔っているのか。

 

 ミズエもミズエで、股間に夕太の鼻息がかかってむず痒そうにしている。

 パンツの縦スジが滲み出し、夕太の唇を濡らす。

 

「……ッ」

 

 夕太は我慢できず、パンツの上からミズエのおまんこをペロリと舐め上げた。

 

「ひゃっ♡ や、あぁッ!」 

 

 突然パンツ越しにおまんこを襲ったねっとりとした刺激に、ミズエは思わず腰を跳ね上げる。

 それによって、夕太の両肩にかかっていた彼女の脚が外れてしまう。

 

「あっ──」

 

 ふらついていた夕太がその時立っていたのは、ちょうど下り階段の前。

 引っかかりを失ってバランスを崩したミズエは、階段の下へ向けて背中から落ちていく。浮遊感と落下感。硬い衝撃と痛みを予想して、きつく瞼を閉じる。

 

 

 

「ミズエちゃんッ!」

 

 

 

 切羽詰まった夕太の声が、階段の踊り場に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




一か月分のストックが溜まったので、更新再開します。
次回は来週投稿予定です。よろしくお願いします。

〇海のように深く青い髪をした少女
詳細を知りたい方は『のび太の人魚大海戦』を参照。
種族的にお風呂に入る習慣がないので、漫画版だとそれを知ったしずかちゃんの反応が面白い。

〇栗色の長髪をした少女
詳細を知りたい方は『のび太の太陽王伝説』を参照。
この娘は王子よりのび太の方が相性が良いのではないかと思う。

〇白い髪の双子の幼女
詳細を知りたい方は『のび太の地球交響楽』を参照。
宿題をするのび太に「早くっ! 早くっ!」と急かすシーンが卑猥に聞こえてしまった作者はもう手遅れ。



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