学校で一番エッチなヤツのおねショタ歴程 作:ピーマン
「美夜ちゃん。こっち見て」
「ん?」
いつも通り美夜子と学校へ登校しようとする夕太。彼は出がけに何やら八角形の箱のような物を取り出し、声をかけて振り向いた美夜子にそれを向けた。
不思議そうな顔をしている彼女を前に箱のボタンを押すと、カシャッ、カシャッという音が鳴り響く。
「何、それ?」
「これ? カメラだよ」
「えっ!?」
首を傾げている美夜子に夕太がさも何でもないかのようにそう答えた。美夜子はその衝撃発言に飛び上がって声を上げる。
カメラで写真を撮るということは、それすなわち被写体の人間の魂が抜かれてしまうことを意味するのだ。
科学文明が発達した世界では迷信だが、魔法世界では実際にそれで命を落とした人がいる。そのため、光を用いたカメラに類する魔法道具は世界中で開発を禁止されているのだ。
なので、思い出を残す時はもっぱら記憶から紙に転写するといった手法を取っている。無論、記憶が曖昧だと鮮明な形で転写できないので、こういった技術は科学世界より遅れていると言えるだろう。テレビに映っているのも、ニュース番組などの生放送以外は記憶目玉という人間の代わりを務める人工魔法生物が記憶した映像を編集して映しているのだ。
「なんてことするの!?」
「このカメラは大丈夫なんだ。ほら」
美夜子がカメラを取り上げようとすると、夕太は釈明するべくその場で現像された写真を箱から取り出して見せた。
人間が使う記憶転写術によるものより鮮明で、そのまま写し取られたかのような静止画だ。まさに魔法世界で恐れられている写真そのものである。しかし、魂を抜かれたような感覚は一切ない。
「ね?」
「……でも、いくら問題ないからってカメラはダメよ。世界的に禁忌とされている道具なんだから」
「え~」
「ほら、渡して」
手を伸ばしてカメラを取り上げようとする美夜子だったが、夕太は彼女の手を避けるように身をよじって遠ざけた。美夜子はムッとしてジト目を向ける。
「夕くん」
「だ、だってぇ」
「だって、何?」
「……写真があれば、学校で離れてる時も美夜ちゃんと一緒にいられると思って」
カメラを庇うようにしながら、上目遣いでそう答える夕太。
「…………」
そんなことを言われてしまうと、美夜子も怒る気が失せてしまう。少し火照った頬を誤魔化すように背を向ける。
「……カメラはもちろんだけど、撮った写真も人前で見せたり出したりしないこと。分かった?」
「ッ、うん! ありがとう、美夜ちゃん!」
念を押す美夜子に、夕太は向けていた顔をパッと笑顔にさせてお礼を言うのだった。
そして、気を取り直してホウキに跨り、美夜子の「飛べ!」という呪文で家を飛び立つ。
「……二へへ」
美夜子のすぐ後ろで、夕太はほくそ笑む。
撮った写真は美夜子に見せたものだけではない。実はもう一枚撮っていたのだ。夕太はその一枚を見て鼻の下を伸ばしている。
写真に映っているのは、なんと下着姿の美夜子!
夕太が使ったカメラの名は『XYZ線カメラ』。
物体を透視して撮影することができるひみつ道具で、彼は美夜子の着ている制服を透かしてその中身を透視撮影したのだ。
(ひゃー! 美夜ちゃんの下着ブロマイド! 家宝にしようっと!)
興奮有り余って写真に頬ずり、チュッチュッとキスをする。その股間は盛り上がってテントを張っていた。
「? 何してるの?」
「う、ううん! 何でもない何でもない!」
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
一時間後、明月学園初等部にて。
「起立! 礼!」
「「 おはようございまーす! 」」
──カチッ
クラスメイトのみんなが腰を曲げたところで、鳴り響く音。静まり返る世界。
夕太の朝の日課が始まったのだ。
「ニヒヒ。今日はこのXYZ線カメラを使って、秘蔵コレクションを作るんだ」
お辞儀をしている女の子達の背後に回り、カメラのシャッターボタンを押す。邪魔な椅子、机、男子達を透視して撮影。下着姿でお尻を突き出している彼女らの写真を次々と手に入れていく。
「ミズエちゃんもOKっと。乙梨さんは……これ、Tバックってヤツ? うわぁ、細すぎてお尻の穴のシワが見えちゃってるよ」
相変わらずの大人しくない乙梨さんに鼻血が出そうになりながらも、しっかりとチェキを撮る。
「よし、次は……」
女の子達の単独写真を一通り撮り終えた夕太。今度は教室の背面ロッカーによじ登る。
先ほどと同様に邪魔なモノを透視し、女の子全員が映り込む形で撮影。俯瞰視点で彼女らが下着を見せつけているような姿で並んでいる集合写真の出来上がりだ。
「うひゃー、すごいや!」
実に壮観である。撮影を始めてからというもの、夕太の幼いちんぽはズボンの下でギンギンにいきり立っていた。
興が乗った夕太は、このまま他のクラスや中等部まで赴いて、女子生徒全員の下着姿を撮影しに行こうかと考え始める。高等部の校舎は別の土地にあるため、さすがにそこまで足を伸ばすのは体力的に難しいだろう。
「どうしようかなぁ……って、あれ?」
期待に胸を躍らせる中、夕太は集合写真に映ったある人物の姿に気づく。
「桃子……先生?」
夕太の担任である桃子先生。彼女だけは全裸で映っていたのだ。もちろん教卓も透視したので、陰毛が茂った下半身まで丸映りである。そういえば、彼女の単独写真は撮り忘れていた。
「こ、これは……」
第一印象は、「デッッ!!」だった。
夕太が今までに見たことのないほどの爆乳だったのだ。
生唾を呑み込む夕太。急ぎ先生のもとへ駆け寄り、四方八方から彼女を撮影する。
現像された写真にはやはり全裸の先生が映り込んでいた。下着だけは透視せずに映るよう設定しているにも関わらず。つまり、彼女は今、下着を着けていないのだ。
美夜子も陰毛は生えているが、先生のそれは彼女よりも鬱蒼と茂っている。垂れ気味の爆乳もとい長乳と、非常にムッチリとした肢体がそこにはあった。お尻の穴なんて、肉付きが良すぎて手で押し開かないと見えそうにない。
先生の年齢は確か、30半ばだったはず。顔はそうとは思えないほどに皺ひとつなく若々しいが、身体は年齢相応に熟れた出来上がりをしている。
そんな彼女を前にして、限界まで勃っていたと思われた夕太の子供ちんぽがさらに硬く尖る。その先から我慢汁が止めどなく溢れ出し始めた。
「…………ッ!!」
思わぬ収穫を得た夕太。身体を押し上げそうなほどの心臓の昂りを覚えた。
現状の手持ちでは満足できなくなり、手慣れた速さでカシャカシャとクラスメイトの女の子達の全裸写真を追加撮影していく。
「はぁ……はぁ……みんなのおっぱいに、おしりに、おまんこ、全部ぼくのモノになっちゃった」
両手に溢れるほどの枚数の秘蔵写真を持ち、鼻息を荒くする夕太。一気にコレクションが増えて胸いっぱいである。
だが、さすがにここまで撮影を続けると疲労が顔に出始める。自分の体力のなさを計算に入れてなかったのだ。上級生達の写真はまたの機会にするのだった。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
「──はい。こうして、大魔王デマオンは伝説の魔法使いナルニアデスの犠牲によって打ち倒されたのでした。約1000年前のお話とされていますが、今もこのお話が実話か御伽噺かで議論が交わされています」
今は社会科の授業中。授業を受けながら、担任の桃子先生から目が離せない夕太。
(桃子先生……)
ドキドキが止まらない。先生はすごく美人だし、いつもニッコリ穏やか笑顔で優しいし、とても抱き心地が良さそうだし、夕太にとって理想的な大人の女性だ。
その桃子先生にあんな変態的な趣味があったなんて。普段からセクシーな下着を着ていたことといい、片鱗は見せていたのかもしれないが。
(夕太さんったら……)
そんな彼に気づいている斜め後ろ側の席に座るミズエ。
確かに先生は美人で優しい。理想的な先生だと思う。それでも、ヤキモチを妬かずにはいられない。あんな熱い視線、自分が気づいているのだから、直に受けている先生は絶対に気づいているはずである。
「数少ない実話派で有名な魔学者の方のお名前は、皆さんご存知ですね? ……では、先ほどから私のことをじ~っと見つめている、満月くん。答えてください」
「……え? あ、はいっ!」
ほら、やっぱり!
予想通りの展開にミズエはなぜだか居た堪れなさを感じ、両手で顔を覆う。
突然当てられた夕太は椅子を引いて立ち上がるも、「え~っと……そのぉ……」と口を濁して質問に答えられずにいる。先生のことも直視できず、顔を俯かせて視線を下に向けてしまう。
そんな彼を見て、先生は心なしか頬を染め、微笑ましそうにクスリと笑みを浮かべた。
「満月くん、授業はちゃんと聞いててくださいね? 伝説の魔法使いナルニアデスが残したとされる古文書を所有されている方は、満月くんなら分かりますよね?」
「あっ! 満月パパだ!」
「はい、よくできました。答えは魔学者の満月博士です。満月パパというのは、ちょっと可愛い呼び方でしたけどね」
周りからクスクスと笑い声が零れる中、夕太は「ヘ、へへ」と照れ隠しに頭を掻きながら席に座り直す。
その後ろで、ミズエはホッと胸を撫で下ろした。その様子はまるで不出来な夫を見守る妻のようである。おまんこに口を付けられただけで勝手に奥さん面しているだけではあるが。
「その満月博士が発見したのが、先ほど言った古文書、魔界歴程です。日本で発見され、一説にはナルニアデスと親交があったかぐや姫が彼の亡き後に月から持ち込んだと言われていますが、それらの伝説も含めてその真偽が疑われています。先生は本物だと信じたいですね」
──キーンコーンカーンコーン……
そこまで話したところで、授業の終わりを報せるチャイムが鳴り響く。
「今日はここまでですね。それでは、お昼ご飯にしましょうか」
先生によってそう締められ、学級委員の号令が終わると同時に静かな教室は一転して賑やかとなるのだった。
「…………」
「夕太さん、どうしたの?」
お昼ご飯。みんなが仲の良い者同士机をくっつけてお弁当を食べる中、夕太は美夜子のもとへ行きもせず、それどころかお弁当を机に出しもせず、自席で悶々と座り込んでいた。
これ幸いとミズエは自分のお弁当を持って一緒に食べようとしたが、様子がおかしいことに気づいて声をかけたのだ。
「おい、夕太。何ぼ~っとしてんだよ? とうとう美夜子さんに見捨てられて、お弁当作ってもらえなかったのか?」
「ミズエちゃん、こんなヤツほっといておれ達と食べようぜ!」
「わたし、意地悪な人とは食べたくないわ」
ミズエに冷たくあしらわれ、ジャイタンとスネまは「ちぇ、つまんねぇの」と立ち去ってしまう。
ちなみに、ジャイタンは『あいあいパラソル』の効果がようやく切れたようで、そのおかげかスネまも元通り登校するようになった。時折、ジャイタンが思い出したようにスネまのお尻を舐めるような視線で眺めていたりするが、それは多分気のせいだろう。
どうしようと困った様子のミズエ。パンツでも見せてあげたらと反応してくれるだろうかと思ったが、さすがにみんながいる教室の中でそんなことはできない。
そうして手をこまねていると、桃子先生が心配そうな顔で夕太の席にやってきた。
「満月くん、大丈夫ですか? どこか、具合が悪いとか?」
「ッ! せ、先生!? そ、そのぉ、別に大丈夫です……」
先生の声にはすぐに反応を示したことに、ミズエはムッとして頬を膨らませる。(美夜子さんといい、先生といい……もう、夕太さんの年上好き!)と、悪口にもなっていない文句を心の中でぶつけて、自分の席へと戻っていった。
「先ほどの授業もずっと私のことを見ていましたし……もし気になることがあるのなら、遠慮なく聞いてくださいね」
「気に、なる…………あ、あの先生、実はぼく、カメラを持ってるんです」
「……かめら? え、カメラ? え?」
ポケットからXYZ線カメラを取り出し、「これです」と差し出す夕太。
「それでぼく、先生を撮──」
「ちょ、ちょっと、満月くん! 外でお話しましょうね!」
顔を蒼褪めさせた桃子先生は慌てた様子で夕太の手を掴む。彼を引き連れて教室を出て行き、人気のない階段の踊り場へと移動した。
落ち着きを取り戻すべく一息吐き、夕太の方に向き直って口を開く。
「満月くん。本当に、本当にそれは、カメラなんですね?」
「は、はい」
「……はぁ、満月くんの固有魔法については聞かされてましたが、まさかこんな物まで取り出せるなんて……いいですか、満月くん。カメラはとても危険な道具なんです。これがもしバレたら大事になりますよ? 先生が内緒で処分しておきますから、渡してください」
「ええ!? で、でも、このカメラは──」
「でも、じゃありません! 満月くんのためなんですから」
滅多に怒らないことで有名な先生もさすがに事が事なのか、夕太を叱りつけてカメラを無理やり没収する。
「あぁ、そんなぁ……」
ショックで膝を突く夕太。先生はそのままカメラを処分するために職員室へ持って行ってしまうのだった。
(……とは言ったものの、どう処分しましょうか)
職員室に夕太のカメラを持ってきた桃子先生。処分するとは言ったものの、こんな危険な代物、簡単に焼却するだけでは呪いが発生してしまうかもしれない。
専門の解呪師を呼ぶべきかと悩むが、騒ぎを大きくしてしまいかねないだろう。
(あっ)
どうしたものかと考えていると、爪が引っかかってカメラの底が開いてしまう。すると、中からヒラリと一枚の写真が落ちる。
「……え?」
その写真には、自分が映り込んでいた。
全裸姿で。
「きゃ、きゃああぁぁーーーっ!!?」
顔を真っ赤にして悲鳴を上げる桃子先生。
「ど、どうしたんですか!? 天堂先生!」
周りの先生達がビックリして声をかけてきたので、彼女は慌てて写真を隠し「な、何でもありませんから!」と誤魔化した。
(い、一体どういう……何なんですか、この写真は!?)
魂が抜かれる云々はどこへやら。いつこんな写真を盗撮されたのかと頭を悩ます。
いや、そもそもそんな機会があるはずがない。生徒の前で裸になったことなどないし、できるわけがないのだ。だからこうして、隠れて欲求を満たしているというのに。
考えられる可能性はただ一つ。今手に持っているこのカメラ。これが物体を透視して撮影することができる代物だということだ。
女の子とエッチなことが大好きなことで知られている夕太がこんな物を手にしたら、周りの女の子を撮影しまくるに違いない。
問題はどうやって気づかれずに撮影したかだが、そこはひとまず置いておこう。
とにかく、夕太はこのカメラを使い、自分が下着を着けていないことを知ってしまったのだ。それならば、授業中に心あらずで自分のことを見つめていたことも、答え辛そうにしていたことも納得が行く。
「ど、どうしましょう…………♡」
秘密がバレてしまい、動揺を隠せない様子の先生。だが、その口端はどういうわけか悦びに歪んでいた。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
放課後。XYZ線カメラを没収されて意気消沈している夕太は、美夜子の部活が終わる前にどうにかして返してもらえないかと、急ぎ職員室へ走った。
「はぁ、はぁ、失礼しま~す……あ、あれ? 桃子先生は?」
「ん、何だ満月。天堂先生か? 先生だったら、今は相談室だろう」
しかし、職員室に桃子先生の姿はなかった。
隣のクラスの先生が言うには相談室にいるということなので、恐らく生徒に相談を持ちかけられたのだろう。彼女は夕太のクラスの担任の他、初等部のスクールカウンセラーを兼任しているのだ。
「話があるんだったら、今日は難しいと思うぞ。終わる頃には、職員会議が始まるからなぁ」
「そうなんですか……」
「それよりも満月。お前、この間のテストでまた0点を取ったそうじゃないか。いくら魔法ができないからと言って、他の教科まで疎かにしてはいかんぞ! 君のお姉さんはあれだけ成績が優秀なのだから、君も少しは見習ってだなぁ──」
「し、失礼しましたぁ!」
あ、これは長くなるぞと察知し、慌てて職員室を出る。
この先生は顔を合わせる度にお説教をしてくるから、夕太にとって大の苦手な人物だ。自分のクラスの担任が桃子先生で心底良かったと思う。
「でも、どうしよう。相談室、割って入ったらまずいかなぁ」
「大丈夫ですよ、満月くん」
「え?」
悩んでいると、突然横から現れた桃子先生。
呆気に取られていると、「それじゃあ、行きましょうか」と言って夕太の手を取り、何処かへと向かい始めた。
「せ、先生? 行くって、どこへ? あの、ぼくカメラを返してほしくて……」
「ええ、返してあげますよ」
「ほ、ホント! ……ですか?」
「もちろん。でも、その件について、少し聞きたいことがあるんです」
歩を進めながら会話する二人。カメラを返してもらえると聞いて喜ぶ夕太だったが、話しながら一度も振り返らない先生に対して今までにない雰囲気を感じ、言い知れない不安を覚える。
そうこうしている間に辿り着いたのは、相談室。スクールカウンセラーを担当している彼女にとっては、自身の個室と言ってもいい場所だ。
「へ~、相談室ってこんな感じなんだぁ」
お話するための机と椅子にソファ。棚には教育や心に関する本、ぬいぐるみなどが置かれている。問題児ではあるが悩みを抱えたりすることはない夕太は相談室に入ること自体が初めてだ。
中に入った夕太が好奇心のままに部屋を見回しているうちに、先生はこっそりと扉の鍵を閉めて「さ、座って」と彼をソファに座るよう促した。
そして、先生も向かいの椅子に座り、一つ咳払いして話を切り出す。
「こほんっ。それでですね、満月くん。先ほども言いましたが、カメラはお返しします。危険でないことが分かりましたので」
「良かったぁ。ありがとう、先生!」
満面の笑顔で諸手を挙げ、喜ぶ夕太。
先生はそんな彼にいつもの穏やかな笑みではなく、少し眉を釣り上げた顔で、再び口を開く。
「でも……返す前に一つだけ、確認したいことがあります」
「確認?」
キョトンとしている夕太の目の前に、スッと、机の上に一枚の写真が差し出される。
「あっ」
それは、全裸の桃子先生が映った写真だった。
カメラを返してもらえると喜色に満ちていた夕太の顔が一気に蒼褪めていく。
「……これは、なんですか? 満月くん」
声色は普段通りだが、どこか責めているような感触が耳に刺さる。
夕太はどうにか言い訳を考えようとするが、思いつくはずもなく、「えと、これは、その……」としどろもどろになってまともに答えることができない。
「この写真を見て、先生は満月くんのカメラがどういうものなのか分かりました。これで、他の女の子の写真も撮ったんですか?」
「…………は、はい」
「出しなさい」
今まで聞いたこともない、強い口調。
観念した夕太は、ポケットから今朝撮影した秘蔵コレクションを震える手で提出する。
「! あらあら、まあまあ、こんなに沢山……ッ♡」
桃子は
机に並べられたクラスの女の子達の下着姿と全裸姿、合わせておよそ30枚を超える写真の数々。その上に、先生の全裸写真の残りも追加される。
「ぅぅ……」
居た堪れなくなって夕太はソファに座ったまま縮こまってしまう。
「せ、先生。美夜ちゃんや満月パパには内緒にしてもらえませんかぁ……?」
夕太は泣きそうになりながら、そう懇願した。しかし、先生はそんな彼を厳しく諭す。
「満月くん。撮られた女の子がどう思うか、考えたことはないんですか?」
「……恥ずかしいし、嫌だと思います」
「そうです。いくら自分一人が楽しむだけだからと言って、みんなが気づいていないからと言って、このような行為は許されません」
至極真っ当な話である。もしこれらの写真の存在が撮られた女の子達に知れたら、間違いなく袋叩き。親御さんや警察も呼ばれ、学校にはいられなくなる。
……約一名の清楚の皮を被った女の子は追加で写真を撮らせてくれるかもしれないが、とにかく一番大好きな美夜子には絶対嫌われてしまうだろう。最悪、家を追い出されるかも。
(そ、そんなの、嫌だあぁ~~~ッ!!)
どん底まで堕ち、ゴミ捨て場の生ゴミを漁っている自分の姿が脳裏に浮かんで、夕太は心の中で悲鳴を上げる。
(あ、あれ? でも……)
そこで、はたと気づく。もう一人の存在に。
自分一人が楽しむだけだから。みんなが気づいていないから。そんな考えで秘めた行為に勤しんでいる人がいることを、夕太は知っているのだ。
涙ぐんだ目を拭い、意を決してその人物を──桃子先生を上目遣いで睨みつける。
「……そ、それって、先生だって、同じなんじゃないですか?」
「何が、ですか?」
ピクリと肩を震わせた桃子は、努めて笑みを張りつけたまま聞き返した。
「だって、だって先生……いつもエッチな下着着けてるし、今日なんて、こんな……っ!」
まくし立てるように、夕太は射るような勢いで先生の全裸写真を指差す。
先生だって、自分一人が楽しむために、みんなが気づいていないことをいいことに、隠れて変態的な行為をしているじゃないかと。指差した写真で、そう訴えた。
しー……ん、と。数秒、沈黙が続く。
「……そう、ですね」
それを破ったのは、桃子だった。
「満月くん……先生ね? 子供が大好きなんです。愛してるんです」
彼女は白状した。
幼くて純真な子供達が大好きでたまらないと言う桃子。気づいたのは高校生の頃で、いつも近所の子供達と遊んであげたり、世話を買って出たりしていたらしい。
その頃から、将来の夢は学校の先生だった。努力の甲斐あって念願叶った彼女の次なる夢は、結婚して自分の子供を生むこと。沢山生んで、沢山愛してあげよう。そう思っていた。
だが、それは叶わなかった。ある日の健康診断で、自分は子供が産めない身体だと分かったのだ。
その辛い事実を忘れるべく、桃子は以前にも増して生徒達に愛情を注ぐようになった。しかし、その母性と愛情がいつしか性欲にまで昇華してしまい、彼ら彼女らの前で隠れて変態的行為をするのが趣味になったのだという。時には、ローターまで仕込んだこともある。
「……満月くん、どうしましょう」
ふいに先生からそう問いかけられ、夕太はよく分からずに「え?」と返す。彼は先生の話を半分くらいしか理解できていなかった。
「先生、困ってるんです。このことがバレたら、きっと教師を辞めることになっちゃいますから。ああ……本当に、困りました」
頬に手を添えながら、身体をそわそわとさせて妙に困っていることを強調する先生。その様子を見て、夕太はようやく理解したとばかりにポンッと手の平を叩いた。
「大丈夫ですよ。ぼく、先生の秘密は絶対言いませんから」
「! そ、そうですね。ですから、私も──」
「だって、先生の裸、絶対に他の人に見せたくないですし……ぼくだけで先生を独り占めしたいって、言うか……」
「え?」
もじもじと恥ずかしそうにしながら、そう話す夕太。
桃子は最初、彼が自分の意図を汲み取ってくれたと勘違いしたが、その言葉を聞いて、ポカンと口を開けたまま固まってしまう。
──先生を独り占めしたい。
その言葉を受けて、彼女の子宮は電流を受けたようにドクンと疼いた。
「私を……独り占めしたい、ですか」
一気に雰囲気が変わった桃子。聖母に似た微笑みは溶けるようにして艶やかになり、頬は上気して朱に染まっている。その身体からは、桃色の空気が漂い出ていた。
「……分かりました。先生も、満月くんの秘密、内緒にしてあげます」
「え、ホントですか!?」
絶望から一転、喜び勇む夕太。「やっぱり先生は優しいや! ぼく大好き!」と無自覚な追撃を与えてしまう。
「…………」
「あれ? 先生?」
急に真顔になって口を閉ざした桃子に、夕太は首を傾げる。
──カッ!
突然、桃子はその糸目を一瞬見開いた。
音を立てて弾かれるように椅子から立ち上がり、ビクついている夕太を尻目にいそいそとロングカーディガンを脱ぎ始める。
「満月、くん……いえ、夕太くんは、本当に、イケない子なんですから……♡」
桃子はそのままおもむろに机に身を乗り出し、向かいに座る夕太にズイッと顔を近づけた。前屈みのような体勢になり、ワンピース越しに彼女の大きな乳が強調される。
そして、後ろ手でチャックを静かに降ろし、ワンピースを床に脱ぎ落とす。重力に従って垂れ下がった長乳が、どたぷん! と音を立てて夕太の目の前にまろび出た。目の前に現れた乳房に、夕太は目をかっ開く。
「ぁッ……せん、せい……!」
「二度とこんなことをしないよう……先生がお仕置き、してあげますね♡」
上半身裸の状態で机の上を這い、ソファに座る夕太にのしかかるようにして覆い被さる桃子。
自身の身体に垂れ下がる二つの重りをよいしょとすくい上げ、自身を見上げている夕太の小さな両肩に乗せる。そして、ほとんどはみ出ているその乳で、愛し子の顔を挟み込んだ。
「それ、ぱふ♡ ぱふ♡」
「わ、あっ……あぁっ」
桃子の重量感たっぷりの乳房が、頭を、両耳を、両頬をサンドイッチ。肩にのしかかる強烈な重みと熱気は多少苦しいが、むしろその苦しさが居心地の良さを感じさせた。
外側からたぷたぷと一定のリズムで押し込まれ、たぷん♡ たぷん♡ という耳心地の良い音と共に熱気と女性そのものとも言える優しい感触が襲う。
顔を真っ赤にさせた夕太は極度の緊張に身体をガチガチに固まらせながらも、その口端から涎をだらりと垂れ流す。
「うふ、ふふ……♡ 夕太くん、どうですか? 今日一日ず~っと見つめてた、先生のおっぱい♡」
「……すごい、です」
「もう、それだけですか? ちゃんと感想を述べなさい♡」
「ぅぅ……す、すごく、やわらかくって……すごく良い匂いがして……すごくエッチで……す、すっごいですぅ」
もはや、元々少ない語彙力をほぼ失いかけてしまっている。
おっぱいの谷間は興奮と背徳感で雫が垂れるほどに汗ばんでおり、桃子はそれを潤滑剤にしつつ夕太の顔を自分の汗水まみれにしていく。桃子のお仕置きという名のおっぱいに、夕太は溺れていた。
「ぱふぱふ♡ ぱふぱふ♡ ……ふふ、すごくエッチ、ですか」
慣れているようで、桃子も桃子で夕太と同じぐらい緊張していた。
何と言っても、彼女はこの年まで性経験は皆無。男女関係はおろか、色恋沙汰もご縁を得られず仕舞いだったのである。
いつも子供ばかり相手にしていて、自分の子供を持ちたいと思うようになるまで全く意識を向けたこともなかったのだから。
そんな自分がすごくエッチだと、女性としてとても魅力的な存在だと拙いながらに言われ、桃子はキュンと胸をときめかせた。
夕太のことを特別に想い始める。子供達のことは皆平等に愛すると決めていた彼女だが、彼だけには全てをさらけ出し、甘えたくなってなってしまう。愛してもらいたくなる。
「そのすっごくエッチな先生のおっぱいを……今だけ、夕太くんが
「え……?」
桃子は淫靡な笑みを浮かべつつ、おっぱいを開いて彼の真っ赤に染まった耳元にそっと唇を寄せる。
「夕太くんも……私にお仕置き、したくないですか?」
同じく、隠れてイケないことをしていた桃子先生。
彼女はそっと吐息を吹きかけながらそう囁いた。唆すように。
ごくりと喉仏の出ていない喉を鳴らす夕太。
こうして自分がお仕置きされているのなら、彼女にもまた同様にお仕置きを与えないと不公平ではないか。そうだ。こんなエッチな先生、お仕置きされるべきなんだ。
そこまで考えて、夕太は頭の中で首を横に振る。
いいや、違う。ぼくが、ぼく自身が、先生をお仕置きしたいんだ!
誘惑に膨れ上がった衝動に突き動かされ、夕太は緊張で飾りと化していた両腕を持ち上げる。そして、その特大の果実を下から持ち上げるようにもにゅっと鷲掴んだ。
「あんっ♡」
悦び一色の短い歓声が桃子の口から漏れ出る。
その顔からは教師としての矜持は一切見受けれない。完全に自身の欲望が叶ったことへの歓喜に満ちていた。
「ぅわッ……(お、重いぃぃ)」
対する夕太の両手にはとてつもない重量感が襲っていた。肩にのしかかっていた重量がそのまま両手に移った形だが、まるでプリンのような柔らかさのそれが手の平がはみ出るため、余計に重さを感じてしまう。
おっぱいに押し潰されるなんて男冥利に尽きるが、今は自分が彼女をお仕置きする立場。負けじと力を入れ、その極上の感触を味わう。
手を握るようにして揉むと、指が吸い込まれるように沈み込む。同時に、ふにょん、ぽよんとスライムのように乳房が大きく揺れながら形を変えた。まるで生きているかのようだ。
「先生……こ、こんな、すごくおっきいおっぱい、どうやったら育つの?」
「わ、分かりません。夕太くんと同じくらいの年には、もう学校で一番大きくなってました……」
「……そっか、分かった! きっと、すごくエッチだから、こんなにおっきくなっちゃったんだ!」
天啓を得たような顔でそう指摘する夕太。彼の指摘は的を得ていた。
桃子は大きくなった乳房をじろじろと見られるのが嫌で、学生時代から今日まで厚着で体型を誤魔化し続けてきた。こんなイヤらしくてだらしない身体がバレたら、教師になれないのではないかと思ったから。
しかし、子供に対して性愛を抱くようになってからというもの、自分好みの子が自身のおっぱいを夢中になって揉みしだいている様を想像するようになった。
必然的に自慰に耽る日も増え、当然自分でおっぱいを揉み続ける。それからというもの、刺激を受けてか元々大きかったおっぱいがさらに大きく育って今に至るのだ。
科学世界では胸を揉むだけで大きくなるなんて話は迷信である。
だが、魔法世界においては強い欲求と共に揉むことで魔力が集中し、乳房が大きくなることが証明されている。無論一時的な現象で個人差もあるのだが、根気良く毎日続けると自然と魔力が定着して大きいサイズのままとなることが稀にあるらしい。
「そんなエッチでイケない先生なんて……こ、こうしてやるっ!」
夕太は手前から桃子のおっぱいを押し除けて谷間の拘束から逃れる。続けて、片方の乳房を両手で挟み込み、大きな乳輪の中心にある突起──乳首を口に含んだ。
「あっ♡ ゆ、夕太、くんッ♡♡」
ちゅぱちゅぱと夢中になって吸いつき、本能に従って舌を転がす。桃子の乳首はその乳房に比例して大きく育っており、口内で舐め回すのも一苦労。
それでも、興奮に尖ったそのコリコリとした硬さは非常に舐めごたえがあった。夕太は乳首をねぶりながらその付け根を甘噛みした後、思い出したかのように強く噛む。
「んっ……!」
「あ、せ、先生、痛かった……?」
「い、いいえ。気にしないでください。だって──」
──だって、これはお仕置きなんですから♡
その言葉に、夕太の加虐心がムクムクと勃ち上がる。いや、元々勃っていたが、より大きく、硬く尖り切った。
もう容赦しないとばかりに、同じく硬く尖った先生の乳首を噛みしめる。
「あ゛ぁっ♡ んぅぅ♡♡」
夕太の子供の顎による全力の噛み締め。しかし、非力で慣れない彼のそれは桃子にとってはそれほど強くなく、むしろちょうどいい塩梅で痛みと快楽を与えてくれた。
(すごい! すごい! 小学生に! 夕太くんに! こんなの、すごいとしか、言いようがありませぇん!)
先生であるはずの桃子もまた、語彙力を失いかけている。
その強烈な幸福感に当てられて胸に魔力が集まり、乳首の先から暖かい何かがプシュッと噴き出た。
「……ん、じゅっ?」
夕太は乳首から口を離さないまま、喉奥に注がれたそれを飲み込んでみた。
ほのかな甘みがあるそれはさらりとして口通しが良く、緊張で乾いていた彼の喉を潤す。これは、間違いない。母乳だ。
「あら、ふふ♡ 出ちゃいましたね♡」
頬に手を添えて恥ずかしがるようにそう呟く桃子。
当然ながら、彼女は妊娠していない。魔法世界では、魔力が影響して妊娠していなくても母乳が出るのだ。だって魔法世界だから。
美夜子やミズエだって、刺激を与え続ければ年齢に関係なく母乳が出る。魔法って素晴らしい。
「先生のミルク、甘くっておいしい……もっと、もっと出して! 出せっ!」
その甘美な味に魅せられた夕太は乳首を引き千切らんばかりの勢いで吸いつき、噛みつく。
「あ、あ゛あぁっ♡ だ、出しますぅ♡♡ 夕太くん専用の先生ミルク出しちゃいますうぅぅっっ♡♡♡」
プシューーーッ! ビュ、ビューーーッ! ビャッ! ビャッ!
乳房を根本を両手で挟み、牛の乳を絞り出すように絞る。すると、噛む度に乳首の先から母乳が噴き出し、夕太の喉と食道を通って彼の胃を満たしていった。
「──ッ♡♡ ────ッッ♡♡♡♡」
ビクッ! ビクッ! と、夕太を抱きしめたまま、桃子の身体が大きく痙攣する。
極度の興奮と搾乳による快楽で、絶頂を迎えたのだ。20以上も年下の小学生相手に。緩やかな余韻の中、桃子はその事実を認識しただけで再び果てそうになってしまう。
「…………ゆ、夕太、くん♡ 夕太、くん♡ 夕太くん♡」
オーガズムによって朦朧とする意識の中、愛し子の名前を繰り返す桃子。
ふいに、自身の汗にまみれた乳房の間、谷間の向こうに視線が向く。そこには、尖りに尖り切って大きくなった彼のおちんぽが、半ズボンを破らんばかりにテントを作っていた。先端部分は我慢汁で濡れている。
ドクンッと、桃子の心臓が鼓動する。
このまま夕太のズボンを剥ぎ、その中身に吸いついてしまいたい。大人の力で組み敷き、ひとつになって彼と性愛で結びつきたい。そんな悪魔の欲求が頭の中に浮かぶ。
しかし、その考えが過ぎった直後、桃子の身体は弾かれるようにして夕太から離れ、背後の机を押し退けた。
「はぁ、はぁ……んっ……」
「せ、先生……?」
心の奥底に僅かに残っていた教師としての矜持。理性。それが一線を超えるのを阻んだのだ。
いや、もし彼女が事に及ぶ前に下半身を覆うロングパンツまで脱ぎ捨てていたら、きっと勢いに任せてそのままハメ倒していただろう。その紙一重ならぬ布一重の壁が、理性を呼び起こす助けとなったのである。
「……ッ!」
乱れた息が整うのも待たず、先生は自分が座っていた椅子の横に置いた鞄に駆け寄って何かを取り出す。夕太のXYZ線カメラだ。
彼女はカメラを持ったまま振り返ると、夕太のことをカシャカシャカシャカシャと何枚も撮影。現像された写真を回収すると、カメラを突き返して急いで脱いだ服を着始めた。
「こ、今度同じようなことをしたら、また、お仕置きですからね? 絶対、しちゃダメですよ! いいですね!?」
そう捨て台詞を残して、先生は相談室を飛び出していった。このまま彼と同じ空間に居続けたら、今度こそ一線を超えてしまいかねなかったからだ。
呼び留める暇もなく、夕太はただ呆然と見送るしかなかった。
「ぅぅ……なんか、消化不良っていうのかな? こういうの……ひどいや先生」
ギンギンにいきり立ってズボンにシミを作っているちんぽを抑えながら、夕太は今日最も辛いお仕置きに涙するのだった。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
相談室を出た桃子。
しばらく走り、職員室の手前で膝に手を突いて息を整える。
「ああ、先生。ちょうど呼びに行こうと思ってたんです。職員会議、始まりますよ」
落ち着いてきたところで職員室から他の先生が出てきて、そう知らせてくれる。
危なかった。もしあのまま続けていれば、行為の現場を目撃されていたかもしれない。
「あ、はい! すみません!」
返事をすると、その先生は職員室に戻っていった。それを見届けてから、桃子は懐からXYZ線カメラで撮った写真を一枚取り出す。
夕太の全裸写真だ。
股間のおちんぽは子供らしからぬほどに激しく勃起し、先端からカウパー液が漏れ出ている。
「……絶対、ですからね♡」
先生は写真に映るちんぽにキスを落とし、胸に抱くのだった。
原作と違って、大魔王デマオンはナルニアデスによって倒されたと伝わっています。
新魔界大冒険ではナルニアデスが約5000年前の人物とされていますが、こちらもとある事情で1000年前ほどに変更しました。
次回は某アイドルが登場する話になります(星野スミレではないです)。
美夜子や魔美、リームがメインの回はその次辺りからになる予定です。