※この作品はR-18です。

日本と皇國の幻争正統記・好色秘伝   作:坐久靈二

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癸

 一月後、武(たけ)田(だ)観(み)月(づき)は或(あ)る豪邸を訪れていた。

 荒(あら)木(き)田(だ)将(まさ)夫(お)大将の紹介で、一人の貴人に助けを求めたのだ。

 初めは半信半疑で、戦々恐々としながら訪れたものだが、その最初の段階ですっかり相手に心を許してしまった彼女は、今では体が疼(うず)く度に連絡を入れ、慰めて貰(もら)っている。

 

「本日も私(わたし)の様な者の為(ため)に貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます……」

 

 観(み)月(づき)は裸になり、身に着けていた服を全て綺(き)麗(れい)に畳んだ上で床に額を擦り付けて挨拶をしていた。

 所謂(いわゆる)全裸土下座の振る舞いは、観(み)月(づき)の方から志願したものだった。

 そんな彼女の前で寝台に腰掛けているのは、非常に肉付きの美しい妖艶なる黒髪の美女だった。

 

「顔を上げなさい」

 

 言われるがままに相手を見上げた観(み)月(づき)の眼(め)に、夢見る程に美しい女の微(ほほ)笑(え)みが映った。

 その魅惑の瞳で見詰められているだけで、その鈴を転がす様な声を聞いているだけで、観(み)月(づき)の心は天に昇る様な心地だった。

 

「麒(き)乃(の)神(かみ)殿下、どうか……どうか私(わたし)のことを御(み)心(こころ)の儘(まま)に犯し尽くしてください。もう我慢出来ないんです。今回は一週間も耐え続けてっ……!」

「それは御気の毒でしたね。私(わたくし)も出来る限り御(お)前(まえ)に寄り添ってやりたいのですが……」

「いいえ、貴女(あなた)様の様な御(お)方(かた)が態(わざ)々(わざ)私(わたし)の為に御時間を割いて頂けること自体があまりの僥(ぎよう)倖(こう)! ただ私(わたし)の体がそれ以上に浅まし過ぎてっ……!」

 

 荒(あら)木(き)田(だ)の紹介で観(み)月(づき)が縋(すが)った相手、それは皇(こう)國(こく)の第一皇女・麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)であった。

 立ち上がった麒(き)乃(の)神(かみ)は彫刻の様に見事な体格をしており、その迫力を間近で見上げる観(み)月(づき)の胸は激しく打ち震える。

 尤(もつと)も、観(み)月(づき)を悦(よろこ)ばせるのはそれだけではない。

 麒(き)乃(の)神(かみ)の股間に聳(そび)え立(た)つ異様なものが、観(み)月(づき)の顔に大きな影を落としていた。

 

「ああ、いつ見ても凄(すご)い……! 麒(き)乃(の)神(かみ)殿下の……男なんかよりも遥(はる)かに御(ご)立(りつ)派(ぱ)な……逸物(オチンポ)様……」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)は両性具有(アンドロギュノス)であり、しかもその逸物(オチンポ)の大きさは大抵の男を優に凌(しの)ぐのだ。

 それはもう、地(じ)頭(とう)恭(きよう)輔(すけ)とも比べものにならないくらいに。

 最(も)早(はや)観(み)月(づき)の膣(ちつ)は地(じ)頭(とう)の男根(ペニス)の形や強(ごう)姦(かん)によって刻み付けられた感覚など何一つ覚えていない。

 地(じ)頭(とう)に屈服した観(み)月(づき)にとって、麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)の前には尚(なお)のこと平伏して当然だった。

 

「さあ、まずは御奉仕なさい」

「はい喜んで!」

 

 観(み)月(づき)は蹲(そん)踞(きよ)の姿勢となり、麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)に手を添えてゆっくりと舌を這(は)わせる。

 そこには何一つ気取った仕草など無い。

 唯(ただ)々(ただ)、逸物(オチンポ)への敬意以(もつ)て丁寧に奉仕しようという意思があるばかりである。

 

「そうです、上手ですよ。御(お)前(まえ)は本当に物覚えが良いですね」

「ありがとうございます! ありがとうございます!」

 

 観(み)月(づき)にとって何が救いなのかというと、圧倒的逸物(オチンポ)故に世の男に味わわされた汎ゆる男根(ペニス)の記憶を全て上書きされてしまったということが一つ。

 だが何より、麒(き)乃(の)神(かみ)は抑(そもそ)も住む世界が違う圧倒的上位の存在なのだから、どれだけみっともなく媚(こ)びようとも当然の仕草でしかないというのが大きい。

 要するに、自己嫌(けん)悪(お)を覚えることなく心的外傷(トラウマ)が疼くままに痴態を演じることが出来るのだ。

 またその上で、屈服の相手が男ではないというのもある。

 

「さあ、そろそろ銜(くわ)えなさい」

「はい!」

 

 観(み)月(づき)は麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)を口に含むと、自ら息が出来ない程に喉の奥まで捻(ね)じ込(こ)んだ。

 両手は股の前へと持っていく、蹲踞と併せて犬のお座りの様な姿である。

 

「そうそう、御(お)前(まえ)はこれが好きでしたね」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)はそう言うと、舌(した)舐(な)めずりをして観(み)月(づき)の頭を両手で掴(つか)んだ。

 そして無(む)理(り)矢(や)理(り)、観(み)月(づき)の頭を前後させる。

 

「モゴッッ!? ムゴッ!! ンゴッ!! フゴォーーッッ!!」

「こうやって、乱暴に苦しくされるのが堪(たま)らないんですよねぇ!」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)は既に観(み)月(づき)の業を知り尽くしていた。

 その証拠に、観(み)月(づき)の股ぐらからは愛液が止(と)め処(ど)なく流れ落ちている。

 それは宛(さなが)ら、嬉(うれ)しさのあまり小便を漏らす雌犬の様だ。

 

「良いですよ。御(お)前(まえ)の喉は具合が良い。私(わたくし)の逸物(オチンポ)の形に馴(な)染(じ)んできています。御褒美にこのまま一発出してしまいましょうか」

 

 来る、喉の奥に熱い精液が出される。

 屈服の証が臓(ぞう)腑(ふ)の奥へと染み渡るあの感覚が。

 今ではそれは、求めて已(や)まない甘美な苦痛と屈辱である。

 

(出してください! 私(わたし)を貴女(あなた)様の濃ゆい精液で殺してください! 胃も肺も、全部白く埋め尽くして!)

 

 観(み)月(づき)の脳(のう)裡(り)に断続的な火花が散る。

 既に軽く絶頂していた。

 このまま死んでしまえばさぞ滑稽なことだろう――その期待が波を打ちながら上昇し、何度も絶頂の閾(いき)値(ち)を掠(かす)めていた。

 

(殺してっ! 殺してっ! 殺してっ! 殺してっ!)

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)の強(きよう)靱(じん)な逸物(オチンポ)が脈打ち、我慢汁を観(み)月(づき)の胃に流し込み続けている。

 間も無く子種も吐き出されるだろう。

 観(み)月(づき)は涙と鼻汁と涎(よだれ)、そして愛液を垂れ流しながらその瞬間を待(ま)ち侘(わ)びる。

 

「ほぉら、受け止めなさい!」

「ゴボォォッッ!?」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)が激しく脈打ち、強烈な匂いを放つ白濁の凝膠(ゲル)が観(み)月(づき)の喉から胃へと容赦無く流し込まれる。

 その瞬間、観(み)月(づき)もまた激しく絶頂して股から愛液を噴水の様に撒(ま)き散(ち)らした。

 

「ふふ、なんとまあ端たない……」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)は観(み)月(づき)の口から逸物(オチンポ)を引き抜いた。

 観(み)月(づき)は必死で嘔(え)吐(ず)きを抑え、意識を保ち続ける。

 虜囚だった頃ならば既に気を失っていたであろうが、今ではすっかりこのような行為にも慣れてしまっていた。

 

「本当、御(お)前(まえ)のお漏らし癖は酷(ひど)くなる一方ですね」

「あああ申し訳御座いません! すぐに綺麗にお掃除いたします!」

 

 観(み)月(づき)は機敏な動きで床に零(こぼ)れた愛液へと舌を伸ばす。

 否(いや)、この匂いは小便も混じっているだろう。

 だが今や、それを舐(な)め取るのに些(いささ)かの躊(ため)躇(ら)いも無い。

 犬の様な仕草もすっかり板に付いてしまっている。

 

「後始末を自分から率先して行うのは良い心懸けです。却(なか)々(なか)真(ま)似(ね)の出来るものではありません。崇高な忠誠心に感動すら覚えますね」

「はい! 私(わたし)は貴女(あなた)様の忠実な雌便器です!」

「偉いですよ。そのまま続けなさい。隅々まで丁寧に舐め尽くすのです」

 

 観(み)月(づき)は考える。

 

 この御方に出会うまでは、欲望と衝動には希死念慮が付き物だった。

 自分のありたい姿と現実の自分の姿があまりにもかけ離れていて、それに耐えかねて心が悲鳴を上げていたのだ。

 だがこの御方の前では、自分など虫(むし)螻蛄(けら)で構わない。

 どれだけ醜態と痴態を曝(さら)しても、どれだけ苦痛と屈辱に塗れても、屈服して当然の相手の前では理想と現実の差異など誤差でしかないのだ。

 

(救われる、私(わたし)の魂が救済される……!)

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)こそは、自分が出会った中で最も崇高なる存在。

 彼女が連なる皇(こう)國(こく)という国家に仕える道を選んだことは、結果的に間違いでなくなった。

 

「綺麗になりましたね。素晴らしい」

「ありがとうございます!」

「では、御(お)望(のぞ)み通り犯してやりましょうか。寝台(ベツド)で入れて欲しい体勢を取りなさい」

「はい! 是非にお願いいたします!」

 

 観(み)月(づき)は寝台(ベツド)の上で仰(あお)向(む)けになり、膝を抱えて大きく股を拡(ひろ)げた。

 好きな体位は正常位だ。

 巨大な逸物(オチンポ)で激しく膣を抉(えぐ)られ、子宮を殴られながらも、麒(き)乃(の)神(かみ)の揺れる乳房を仰ぎ見ながら女の柔肌を感じていられるからだ。

 

「では、入れますよ。力を抜きなさい」

「はい。柔らかくてトロトロの肉便器になります……」

 

 既に愛液が溢(あふ)れんばかりに濡(ぬ)れている観(み)月(づき)の秘部は、麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)を待ち焦がれていた。

 そんな彼女の中に、麒(き)乃(の)神(かみ)は一気に逸物(オチンポ)を突き入れる。

 

「おほォォッ!?」

「さあ、覚悟は良いですね? 気が済むまで犯し尽くしてあげます!」

「ふごぉォッッ!! っぉんぉおっおっおっふんごッッ!! んぁあぉおおっっあっぎっぶぎぃっ!! おぉおおおおーっっ!! んほっほっほっおッおッほおオオオオオーッッ!! おごごごぉぉぉっ!!」

「凄い声ですねえ! 今まで色々な男や女を抱いてきましたが、ここまで激しく啼(な)く相手は初めてですよ! 此(これ)程(ほど)までに悦ばれるとは、支配者冥(みよう)利(り)に尽きるというものです! さあ、御(お)前(まえ)が大好きなこれ、いつも通りしてあげますよ!」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)の両手が観(み)月(づき)の首に掛かった。

 

(来た!! 首絞め来た!! 犯し殺してもらえる!! 天まで昇る最強絶頂させてもらえる!! 首を抑えられただけでもう結構イッちゃってる!! 最高!! 最高なの!! 死んじゃうの!! 死んじゃうのが良いのぉぉぉぉぉッッ!!)

 

 人知を超えた激しい突きが観(み)月(づき)を一気に危険な絶頂へと押し上げていく。

 肉が肉に打ち付けられる激しい打音が、軈(やが)て水音に埋もれていく。

 愛液を撒き散らしながら、その瞬間に向けて観(み)月(づき)の波は高まりに高まっていく。

 

「ほぉら、出しますよ! 確(しつか)り受け止めなさい!」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(オチンポ)が激しく脈打ち、二回目とは思えぬ程の精液が観(み)月(づき)の子宮に注ぎ込まれる。

 隷属の証が臓腑に染み渡るこの感覚も、観(み)月(づき)の絶頂をより高める。

 

(イグッ!! イグイグ逝グ逝グ逝んグウウウウウウッッッ!!)

 

 観(み)月(づき)は痙(けい)攣(れん)しながらこの世のものとは思えぬ絶頂を迎え、天の羽衣に包まれる様な余韻の中で意識を失った。

 

(麒(き)乃(の)神(かみ)殿下、私(わたし)は選ばれた人間なんですよ。それなのにみんなが私(わたし)に嫉妬して、寄(よ)って集(たか)って地の獄に閉じ込めておこうと躍起になるんです。酷いでしょう? 国家の大損失だと思いませんか? どいつもこいつもみんな国賊なんです。貴女(あなた)様だけが私(わたし)を褒めてくださる。貴女(あなた)様だけが私(わたし)を正しく評価してくださる。女だって人の上に立って良いんですよね? 女だって天に昇って、遙(はる)かな高みから人を見下ろして良いんですよね? 今の私(わたし)には貴女(あなた)様が全てです。あ、一応水(み)徒(と)端(はた)男爵と荒(あら)木(き)田(だ)大将には感謝しておかないと。私(わたし)だって人を正しく評価出来るんですから。私(わたし)って偉いでしょう? もっと褒めてください。もっと評価してください。私(わたし)、間違ってないですよね? 逸物(オチンポ)様最高! 自分で選んだ人生最高! 大好きです、麒(き)乃(の)神(かみ)殿下。麒(き)乃(の)神(かみ)殿下! 麒(き)乃(の)神(かみ)殿下! 私(わたし)は貴女(あなた)様の忠実な雌肉便器でぇす!)

 

 武(たけ)田(だ)観(み)月(づき)が皇(こう)道(どう)保(ほ)守(しゅ)黨(とう)に入ったのはその一週間後のことだった。

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