※この作品はR-18です。

日本と皇國の幻争正統記・好色秘伝   作:坐久靈二

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五

 一週間はあっという間だった。

 二人は毎(ごと)日交わったが、娼(しよう)也(や)が早(そ)芙(う)子(こ)を感じさせることは唯(ただ)の一度も無く、彼の挑戦は失敗に終わってしまった。

 寧ろ娼(しよう)也(や)は身体を重ねる毎にどんどん弱くなっていき、最後の方などは陰茎(ペニス)の先端が秘部に触れただけで射精してしまう始末であった。

 尤(もつと)も、陰茎(ペニス)の大きさそのものが入り口に触れるだけで精一杯の短小を超えた短小に成り下がっていたのだが。

 

「これでやっと貴様とお別れが出来るという訳だな……」

「うぅっ……嫌だ、早(そ)芙(う)子(こ)さん……」

「仕方が無いだろう。恨むのなら自分の貧弱さを恨むが良い」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は娼(しよう)也(や)の陰茎(ペニス)に平らな貞操帯を押し付ける。

 

「この一週間が始まる前に麒(き)乃(の)神(かみ)殿下から賜っていた貞操帯だ。事が終わった暁(あかつき)には私(わたくし)の手でこれを装着するように仰せつかっている。良かったな、文(ふみ)也(や)……いや、娼(しよう)也(や)だったか。これで名実ともに、麒(き)乃(の)神(かみ)殿下の情婦になれるという訳だ」

「うぅ……」

 

 小さな小さな陰茎(ペニス)が更に押し込まれる。

 その窮屈さは、雄としての弱さに与えられる罰則の様だ。

 逆に、睾(こう)丸(がん)の方は貞操帯の金属環に押し出されて強調されている。

 陰茎(ペニス)が引っ込み、睾丸が自己主張するという歪(いびつ)な股間が造り上げられていた。

 

「さあ、出来たぞ。最(も)早(はや)二度と貴様の情けない陰茎(ペニス)を拝むことはあるまい。清々するな」

 

 冷たい金属音と共に貞操帯が施錠された。

 その姿は明確に「時間切れ」による敗北を表現していた。

 

「うぅ、早(そ)芙(う)子(こ)さん……外して……外してぇっ……!」

「主の許可無く外せる訳が無いだろう、莫(ば)迦(か)め。だが、一応まだ少しは時間が残されているのか。今日の分の目(まぐ)合(わ)いは終わってしまったが、折(せつ)角(かく)だからもう一度してみるか? このままな」

「え?」

 

 どういうことか、と問い掛ける前に早(そ)芙(う)子(こ)は娼(しよう)也(や)を寝台(ベツド)の上に転がした。

 仰(あお)向(む)けになった彼の上に、尻を向けた早(そ)芙(う)子(こ)が跨(また)がる。

 鍛えられた肉体を支える大きな尻だ。

 嘗(かつ)て娼(しよう)也(や)は、早(そ)芙(う)子(こ)の胸だけで無くこの尻にも甘えさせてもらったものだった。

 

「じゃあ、始めるか。私(わたくし)達の最後の性交(セックス)を」

「な、何を……あぐぅっ!?」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)はそのまま、尻を貞操帯に打ち付けてきた。

 陰茎(ペニス)が閉じ込められていなければ背面騎乗位の性交で女が動いている形だろう。

 だが、この状態では睾丸ばかりが早(そ)芙(う)子(こ)に激しく衝突する。

 娼(しよう)也(や)はただ苦痛だけを味わわされていた。

 

「うっ! うぐっ!! あがっ! ひぎぃっ!!」

「どうだ? 貴様の、腰使いより、よっぽど、激しいだろう!」

「うぎいいいいいっっ!!」

「よく味わえ! そして死ね! 雑魚(ざこ)雄死ね! 雌穴(マンコ)で叩(たた)き潰(つぶ)されて死ね!」

 

 連続で叩(たた)き付(つ)けられる苦痛と屈辱、しかし娼(しよう)也(や)は同時に別の感覚を抱いていた。

 此(こ)処(こ)に来る以前、彼は既に麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)という強い女に敗北している。

 そして数々の調教により、それを快感に変換されてしまっているのだ。

 

「ふぐうううううぅぅぅぅっっ!!」

 

 貞操帯の先端から、白濁液が小さく零(こぼ)れた。

 それは尻が叩き付けられる度に少しずつ溢(あふ)れていく。

 

「ん? なんだ、貴様はこんなのでもイッてしまうのか。最後の最後まで私(わたくし)を楽しませられないとは、どうしようも無い男だな、全く……」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は呆(あき)れ果(は)てた様子で溜息を吐いて立ち上がった。

 そして、娼(しよう)也(や)の頭上に尻を持ってくる。

 

「私(わたくし)の尻に精液が付いた。貴様の顔で拭かせてもらうぞ。最後に尻の感触を楽しませてやるんだ、有難く思え」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は翔(しよう)也(や)の顔に坐(すわ)り込(こ)んだ。

 そして、汚れを拭い取る様に激しく擦り合わせる。

 強(きよう)靱(じん)な尻圧で挟まれ潰(つぶ)される娼(しよう)也(や)は、息が全く出来なかった。

 

「むぐうううううっっ!!」

「ここからだと閉じ込められた貴様の雑魚陰茎(チンポ)が能(よ)く見えるぞ。見ているだけで苛(いら)々(いら)してきたな」

「むぐっ!?」

 

 娼(しよう)也(や)の顔に尻が強く押し当てられた。

 どうやら早(そ)芙(う)子(こ)は前(まえ)屈(かが)みになったらしい。

 そして、娼(しよう)也(や)は再び睾丸に激しい衝撃を受けた。

 

「うぐぅっ!?」

 

 どうやら早(そ)芙(う)子(こ)は娼(しよう)也(や)の睾丸を拳で叩(たた)いているらしい。

 

「どうだ! 未練を残すなとの御命令だからな! 貧弱な雄を確(しつか)り叩き殺してやる!」

「むぅぅっ! むぐぅぅぅっっ!!」

 

 顔面の圧と息苦しさ、睾丸の衝撃と痛みに、娼(しよう)也(や)は奇妙な陶酔感を覚えていた。

 また、何かが溢(あふ)れ出(だ)す。

 惨めな屈辱と苦痛と、そして快楽が股間から漏れ出してくる。

 

「ははは、またイッたのか。拳を打ち付ける度に精液を溢れさせて、情けない! こんな男に一時でも抱かれていたとは、心底吐き気が込み上げるよ!」

 

 一際強い拳が睾丸に叩き付けられた。

 その瞬間、透明な液体が貞操帯から噴き出す。

 今までの精液とは明らかに違う、薄くてさらさらの液体だ。

 

「うっ、手に掛かった……。まさか潮まで噴くとは……」

 

 その時、部屋の扉が開いた。

 部屋の中へと三人の男女がぞろぞろと入ってくる。

 

「時間だ、迎えにきたぞ敷(しき)島(しま)」

「おやおや、随分とお楽しみだったようねぇ……」

「少々頂けませんね。私(わたくし)の愛玩人形をあまり乱雑に扱ってもらうと困りますよ」

「獅(し)乃(の)神(かみ)殿下、貴(き)龍(りゆう)院(いん)殿、麒(き)乃(の)神(かみ)殿下……」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は気(き)不(ま)味(ず)そうに翔也の顔から尻を退け、寝台(ベツド)から立ち上がった。

 そして二人の皇族に深々と頭を下げる。

 

「お見苦しいところをお見せしました。結果の御報告をさせていただきます」

「敷(しき)島(しま)ちゃんに言われるまでも無く明らかじゃないかしらぁ?」

「そうだな。結局、二人の仲は元には戻らなかったらしい」

「これで晴れて、娼(しよう)也(や)は心から私(わたくし)に尽くせるという訳ですね」

 

 嗚呼(ああ)、終わってしまった――娼(しよう)也(や)の心に無力感と虚脱感、そして幾(いく)許(ばく)かの解放感が込み上げてきた。

 寝台(ベツド)の上から遠巻きに見る早(そ)芙(う)子(こ)の姿が遙(はる)か彼方(かなた)に見える。

 頭を下げる彼女は、遠い世界の知らない女になってしまったかの様だった。

 

「扨(さ)て、では二人が本当の意味で新たな旅立ちに出られるこの日を記念して、最後に私(わたくし)達二人で盛大に祝ってやりましょう」

「何? 姉上、どういうことだ? 俺(おれ)は聞いていないのだが」

「私(あたくし)も初耳ですわ。麒(き)乃(の)神(かみ)殿下、どういうことでしょう」

「何、簡単なことですよ。二人の間柄が最早元に戻らないことは確認出来た訳です。しかし、未練を残さず消し去る為(ため)にはもう一つはっきりさせておかなければならなことがあるでしょう」

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)は寝台(ベツド)に腰掛け、娼(しよう)也(や)の身体を抱き起こした。

 

「娼(しよう)也(や)、よく頑張りましたね。今から私(わたくし)が娼(しよう)也(や)に御褒美をあげますよ」

 

 娼(しよう)也(や)は麒(き)乃(の)神(かみ)に抱き寄せられ、一週間ぶりに愛情の温(ぬく)もりを感じた。

 最早早(そ)芙(う)子(こ)からは感じることが出来なかった安らぎが包み込んでくれる。

 

(嗚呼、そうか。僕(ぼく)はもう、とっくにこの御(お)方(かた)のものだったんだ。そして……)

 

 麒(き)乃(の)神(かみ)は娼(しよう)也(や)を抱きながら弟に説明をする。

 

「今から娼(しよう)也(や)と敷(しき)島(しま)、二人を互いの主が抱くのです。そうすることで、二人の主君が誰なのか、念押しとして明確化しようということですよ」

「そこまでする必要があるか、姉上? もう充分ではないか?」

「あの、殿下……」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は股間をもじもじさせ、何かを堪える様子で獅(し)乃(の)神(かみ)に声を掛けた。

 そんな様子を見て、麒(き)乃(の)神(かみ)は弟を説得する。

 

「この一週間、彼女は辛い想(おも)いをした筈(はず)です。そんな彼女からすると、今すぐ真の主に慰めてもらいたいのではないですか?」

「むぅ、そういうものか……。ならば良かろう。今から汝(なれ)のことを抱いてやる」

「あら、獅(し)乃(の)神(かみ)様はお優しいですわねぇ。敷(しき)島(しま)ちゃん、羨(うらや)ましい……」

「貴(き)龍(りゆう)院(いん)、汝(なれ)のことはこの一週間散々抱いてやっただろう。今は控えよ」

「はぁい……」

 

 娼(しよう)也(や)は奇妙な胸の高鳴りを感じた。

 今から麒(き)乃(の)神(かみ)に、御(お)姉(ねえ)様(さま)に犯していただける。

 しかしそれだけではなく、早(そ)芙(う)子(こ)もまた獅(し)乃(の)神(かみ)に犯されるということにもまた期待感を覚えていた。

 

 絶対強者と呼ばれる逞(たくま)しさの権(ごん)化(げ)の様なこの男は、果たしてどのように早(そ)芙(う)子(こ)を抱くのだろう。

 そんな彼に抱かれて、早(そ)芙(う)子(こ)はどのように善がり狂うのだろう。

 

「では娼(しよう)也(や)、私(わたくし)の上に跨がりなさい。私(わたくし)に背中を向け、私(わたくし)のものを自分から尻穴(アヌス)に導くのです」

「はい……」

 

 娼(しよう)也(や)は言われるがままに麒(き)乃(の)神(かみ)の膝の上に坐(すわ)った。

 そして腰を浮かせ、そそり立った麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(ペニス)を尻穴の入り口に当てる。

 この体勢なら、目の前で起きていることが能く見える。

 獅(し)乃(の)神(かみ)の前で下着を脱ぎ、全裸で額を床に擦り付ける早(そ)芙(う)子(こ)の姿がはっきり見える。

 

「獅(し)乃(の)神(かみ)様、私(わたくし)はこの一週間、貴方(あなた)様の言付けを忠実に守りました。どうか貴方(あなた)様の強靱な逸物(オチンポ)様を私(わたくし)の雌穴(マンコ)にお恵みください。私(わたくし)の忌まわしい記憶を、貴方(あなた)様で何もかも上書きしてください」

「良かろう、そこまで言うのなら……」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)は獅(し)乃(の)神(かみ)に促されるままに立ち上がり、壁に手を付いて尻を突き出した。

 娼(しよう)也(や)の目の前で、愛した女が他の男に媚(こ)びて男根の挿入を乞うている。

 その姿に、嘗ての凜(りん)とした面影は欠(かけ)片(ら)も感じられない。

 

「嗚呼……早(そ)芙(う)子(こ)さん……。駄目だ……やめてくれ……」

 

 翔也の口から哀願の言葉が漏れた。

 しかし、それは本心なのだろうか。

 

「早(そ)芙(う)子(こ)さん、行かないでくれ……。どうか僕(ぼく)から……早(そ)芙(う)子(こ)さんを盗(と)らないでくれ……」

「今更何を言っているんだ、貴様……!」

 

 壁を向いた早(そ)芙(う)子(こ)は怒りの呪(じゆ)詛(そ)を吐いた。

 

「貴様、麒(き)乃(の)神(かみ)殿下に抱かれているとき私(わたくし)のことをどう言っていたか忘れたか……?」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)の言葉に娼(しよう)也(や)は驚いて目を見開いた。

 そういえば、画面越しに獅(し)乃(の)神(かみ)が「麒(き)乃(の)神(かみ)から動画が送られてきた」と云(い)っていた。

 つまり、早(そ)芙(う)子(こ)は娼(しよう)也(や)が麒(き)乃(の)神(かみ)に犯されてどのような痴態を晒(さら)していたのか、その一端を知っているのだ。

 娼(しよう)也(や)は思い出す。

 

『早(そ)芙(う)子(こ)さんの膣穴(マンコ)より御(お)姉(ねえ)様(さま)の逸物(オチンポ)様の方が何億倍も良い! 大(でか)女(おんな)のガバ穴に小(チビ)男(おとこ)の短小棒は具合が悪かったんです! 雑魚雌穴(マンコ)に強強逸物(オチンポ)様突っ込まれる方が良いに決まってます!』

 

 あれが早(そ)芙(う)子(こ)に伝わっていたのか。

 

「ああ、確かにあれは酷(ひど)かったな。汝(なれ)が愛想を尽かすのも無理からぬ話だ」

「はい、そうなんです! この男、自分から私(わたくし)を悪(あし)様(ざま)に罵(ののし)っておいて、然(さ)も獅(し)乃(の)神(かみ)様が私(わたくし)を寝取ったかの如く宣(のたま)うので腸が煮えくり返りました! 先に私(わたくし)を裏切ったのはあの男の方なのに! あの男の口車に乗ったせいで私(わたくし)は叛(はん)逆(ぎやく)者に身を落とし、全てを喪(うしな)ったというのに……! 獅(し)乃(の)神(かみ)様はそうやって棄(す)てられた私(わたくし)を畏れ多くも拾ってくださった、慈悲深き救世主に他なりません! だからどうか! 早く私(わたくし)に全てを忘れさせて……!」

 

 娼(しよう)也(や)は漸(ようや)く理解した。

 早(そ)芙(う)子(こ)が娼(しよう)也(や)に向けていた嫌(けん)悪(お)は、単に獅(し)乃(の)神(かみ)と自分を比較しただけのものでは無かった。

 ただ純粋な、取り返しの付かない裏切りに対する心底からの憎(ぞう)悪(お)だったのだ。

 

「やっと理解しましたか、娼(しよう)也(や)? 御(お)前(まえ)は彼女に未練を感じる資格など無かったのですよ。しかし、安心しなさい。そんな愚かな御(お)前(まえ)でも、私(わたくし)は愛してあげますからね」

 

 娼(しよう)也(や)の尻穴(アナル)に麒(き)乃(の)神(かみ)の逸物(ペニス)か減(め)り込(こ)んでいく。

 少しずつ、決定的な終幕が近付いている。

 尻穴が拡(ひろ)がる水音は、その足音にも聞こえた。

 

「あいわかった。では敷(しき)島(しま)、心の準備は良いな」

「行きますよ、娼(しよう)也(や)、覚悟を決めなさい」

 

 二人の雌穴に、それぞれの主の逸物が同時に突き刺さる。

 

「んぉおおっっ!!」

「ふごおおおっっ!!」

 

 強烈な異物感と共に、娼(しよう)也(や)は雌の様な叫び声を上げた。

 しかし、彼には自分の声は聞こえない。

 それよりも遥(はる)かに強烈な喘(あえ)ぎ声が部屋に響き渡ったのだ。

 

「んごおおおおっっ!! あああああああっっ!! じのがみざまああああああっっ!! ごれごれ!! ずっどごれがほじがったのおおおおおおっっ!! ああああああずごいいいいいっっ!! あいづどはぜんぜんぢがうのおおおおおおっっ!! んおおおおおおっっ!! ほおおおおおっっ!! ふんごおおおおおおっっ!!」

 

 早(そ)芙(う)子(こ)の喘ぎ声は、恥も外聞も無い、取繕う余裕もそのつもりも無い無(ぶ)様(ざま)でみっともない、酷いものだった。

 自分はこんな早(そ)芙(う)子(こ)を知らない。

 自分の知っている早(そ)芙(う)子(こ)はそこには居なかった。

 

「あらあら、端たないものですね。これは御(お)前(まえ)も負けてはいられませんよ。ほぉらっ!」

「んあああああっっ!! ああああああっっ!! 御姉様っ! 御姉様ああああアッ!! ふぎいいいいいっっ!!」

 

 強烈な突き上げに、娼(しよう)也(や)もまた雌豚の様な嬌(きよう)声(せい)を上げた。

 一人は雄であることを、もう一人は女であることを棄て、ただの雌豚となって醜い声を上げている。

 真の強者の前では、弱者は人間を取繕うことすら出来ないのだ。

 

「んほおおおおっっ!!」

「ふごおおおおっっ!!」

 

 二人の声が、姿が重なる。

 あんなに凜(り)々(り)しかった早(そ)芙(う)子(こ)が、蛇(だ)蝎(かつ)の如く蔑(さげす)んだ自分と、今は極めて卑近な痴態を晒している。

 そのことに、娼(しよう)也(や)は暗い愉悦を感じていた。

 なんのことはない、早(そ)芙(う)子(こ)もまた惨めな雌豚に過ぎないのだ。

 

 澄ました顔で気取りやがって、偉そうに見下しやがって。

 所詮お前も、肉欲に塗れて肉便器に成り下がった唯の畜生ではないか。

 

「おおおおおっっ! ありがどうございまず! 早(そ)芙(う)子(こ)ざんをおがじでいだだき、ありがどうございまずううううっっ! もっど、もっどそいづをっ! みっどもなぐ泣がぜでぐだざいいいいいっっ!!」

「な、なんらどっ!? 雑魚雄のっ分際でっ!! ぐおおおおおっっ!! 貴様ごぞっ、お似合いの姿を晒せっっ!! 雑魚雄が!! 雑魚雄死ねっ!! んおおおおおおおっっ!!」

「あらあら、みっともないですねえ、二人共」

「元は愛を誓い合った相手をそのように罵るのは感心せんな。いや、この場は一層心の奥底に溜(た)まった想いの全てを吐き出させてみるべきか……」

「ああああああっっ!! 早芙子ざんがっ! あのお高ぐ留まっら早(そ)芙(う)子(こ)ざんがっっ! 豚みだいな声で喘いでいるうううううっっ! ざまああっっ! ざまあああああっっ! んほおおおおっっ!!」

「んごおおおおっっ!! 貴様の方ごぞっっ! 洟(はな)垂(た)れの餓鬼みたいな間抜け面でアヘ顔晒して善がり狂ってっ! おほおおおおおっっ!!」

「この肉便器! ガバ穴吾妻形(オナホール)! ばぶううううううっっ!!」

「贋女男娼(カマホモ)野郎! 寝取られマゾ奴隷! ぶひいいいいいいいっっ!!」

 

 

 黄(つ)柳(げ)野(の)文(ふみ)也(や)こと宍(しし)妻(め)娼(しよう)也(や)、水(み)徒(と)端(はた)早(そ)芙(う)子(こ)こと敷(しき)島(しま)朱(と)鷺(き)緒(お)、二人は暗い地下房でそれぞれの主の巨大な逸物(ペニス)で激しく突かれて突かれて、在らぬ痴態を晒し続けた。

 あらん限りの汚言で互いを罵り合い、獣の様な醜い嬌声を上げ、汚物を撒(ま)き散(ち)らすかの様な痴態を晒し、魂の底から穢(けが)し尽くす悦楽に染まり、この世の終わりの様な漆黒の絶頂を何度も迎えた。

 

「んぎいいいいいっっ!! 御姉様ッ!! イグイグイグイグイグッッ!! まだイッぢゃああああうっっ!!」

「んごおおおおおっっ!! じのがみざまっ!! イグイグイグイグイグイグイんグウウウウッッ!! まだまだイガぜでいだだきまずうウウウうっっ!!」

「ありがとうございまずううううううっっ!!」

「ありがとうございまずううううううっっ!!」

 

 斯(か)くして、二人は永遠に分かたれることになった。

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