例えば、銃火器で武装したとして核爆弾を相手に戦えるだろうか。
例えば、ロープで規制したとして津波の侵入を防ぐことが出来るだろうか。
総じて、根本的な力の差が開き過ぎていると
十数秒、たったそれだけの短い時間――それが
いや、実際にはもっと短い。
入れられてすぐに、抵抗の無意味さ、敗北の未来を悟ってしまった。
後は、
「んオッ!? ああああァァーッッ!! ほオォぉぉっッッ!!」
繕いようのない
「アハハはっや! すっかりクソザコ雌穴男になっちゃったんだね!」
玉のような精液が貞操帯から
終わった、何もかも……。
「
屈辱と絶望に包まれた
だが、冷酷な
「何を休んでいる。敗北は敗北として、入れられたのなら最後まで奉仕しなければ駄目だろう」
「あ、そりゃそうだよねー。
「ひぎいぃぃぃっ!!」
既に絶頂した負け犬に対し容赦なく再開されるピストン。
そこには
財閥の嫡子として好き放題に女を
その時に築き上げた価値観が容赦なく
即ち
全て奪われて当然の敗北者。
全て失って当然の無能力者。
繰り返し、繰り返し襲い来る絶頂。
どれだけ恥を晒すのか、惨めで
『負け犬売春人生……』
⦿
「ああッ、お止めください! お止めくださいぃっ!」
目を覚ました
さながらウェディングケーキの入刀のようだ。
「藤の家紋は消さねばならん。これにより紋、そしてついでに鍵穴は融解し、貞操帯を外す術はなくなる」
「お許しください! どうかお許しを!!」
既に股間は熱を感じて汗ばんでいる。
こんなものを身に着けた金属に当てられたら、何が起こるのか想像するだけで恐ろしい。
「
「可哀想。でも、仕方ないよねぇ? あんた、負け犬だもん……」
「嫌だ! 嫌だああああ!」
ゆっくりと、焦らすように絶望が近付いてくる。
「安心しろ、後ろから刺激してもらえば今までどおり性欲は満たせる。
「待って! せめて最期に
「却下♡」
「ぎゃあああああああ!」
小手が貞操帯に押し当てられ、
⦿⦿⦿
ここは
道行く人々は
あまりにも恥知らずだからだ。
道行く男に媚を売る。
男に買われて満足させて、
今日の相手は背の高い紳士然としたダンディなナイスミドルだ。
素敵な男性が相手で舞い上がってしまう
だが、それでいい。
そうやって生きるしかないのだから、男の自分に未練など無い方が良い。
「アン♡ お客様、上手♡」
この客、本当に
バックで挿入されながら乳首を優しくこねくり回され、快感が全身を抱きしめる。
久々に愛を持って男に抱かれた気がする。
「あぁーン、イッくうぅぅ!!」
前立腺の刺激により、
同時に、男の熱い精液が腸内に流れ込んでくる。
ああ、素晴らしい。
なんて素敵なセックスなのだろう。
お互いが愛し合い、満足する最高の時間だった。
この男こそ、本当にセックスの上手い男だ。
この男に比べれば、男だった
願わくは、こんな人に飼われたかった。
⦿
「
事後、ベッドで肩を抱き寄せられながら、突如男に名を呼ばれて驚いた。
男は続ける。
「
ああ、風俗を利用したあと説教するタイプか――
しかし、彼の言いたいことはそれとは全く違っていた。
「我輩と一緒に来ないかね? 我輩と一緒に、
「え?」
この人は何を言っているのだろう。
「もし我輩の手を取るのなら、共に戦う術を与えよう。そうすれば、
復讐……
考えたことも無かった。
圧倒的な力の差を前にすると、人は戦うという選択肢を思考から排除する。
犯され続け、いつの間にか
強い者に
だが、今
この男は
ならば雌の本能は、この男を選ぶ。
より強い男が、あり得なかった選択肢を
歓喜の震えだった。
この人は、神だ。
目から涙が
神は優しく
「歓迎しよう。我々は反
こうして
だが、後悔は無い。
必ず全てを奪ったこの国を壊してやる。
後悔するのはお前たちの方だ。