【ガヴドロ】委員長が父や祖父にツッコミ入れつつ気持ちよくなってしまうお話 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
有償依頼103件目です。ご感想くださるとうれしい です。
ガヴドロの委員長は、美術の授業であやうくヌードを披露(未遂)になるのが印象深く、それを意識した話に……
ご依頼は http://skeb.jp/@freege_affected か、 http://twpf.jp/freege_affected からどうぞ。
Skebで29件非表示にされていますが私は元気です。 ※転載 pixiv、ハーメルンとくるっぷに転載しています。
ふりーじ屋、アイマスとオリジナル以外について
現在は『【推しの子】』ご依頼1本ぶん鋭意制作中です。
そのほかファイアーエムブレムとかパワポケとかポケモンとか書いてますが、それぞれシリーズの一部のみの履修です……。
(けっこう大人っぽいところもあるよね、私のカラダって……うん、そのはずっ)
彼女は1年B組のクラス委員長――クラスメイトから“委員長”と呼ばれすぎて、自分でもうっかりすると委員長と名乗ってしまいがち――ブラジャーのサイズはC65である。身長が150センチ台半ば。この発育で“大人”かどうか気にする素振りをして、クラスメイトに“いやいやいや”とツッコまれたことがある。いつもツッコミ役に回ってしまう彼女にとってツッコまれる側が珍しく、印象に残っている。
「そうだよね、お父さんっ」
「な、なにが……う、ぉっ!? あ、ぅ……っ」
「私だってけっこう大人っぽいでしょう、って話っ」
彼女の声音は、その肉体と比べて不釣り合いに無邪気だった。“お父さん”と呼びかけた男をバスチェアに座らせ両ヒザを開かせ、その前に陣取っている。父親の表情を上目遣いでうかがいながら、ペニスをCカップの谷間で押し合いへし合いしてもてあそんでいた。
めまいがするほどの背徳感が2人を包んでいた。
「まち子は、うん……そう、大人だな、うん」
「お父さんったら、どこ見て言ってるの~!」
「あ、うっ、あ……! そ、その……」
彼女――あだ名が委員長、本名は高田まち子である――は、ローション代わりに用意したベビーオイルをダラダラと景気よく手にとってたっぷり乳房に塗りたくる。あふれて垂れてしまっても浴室の床なので気にしないで済ませる。ベビーオイルのプラスチック容器がどんどん軽くなる。学校帰りにドラッグストアによってこれを買ったときのレジの店員を思い出す。自分より少し年上らしき女性で、まさか実父にパイズリするために買っているとは思わないだろう、と考えて彼女自身でさらに背徳感を煽る。
しっかり湿らせて、にゅるん、と挟む。
「……おっぱいは、大人だよね」
「おっぱいだけ、じゃないだろう」
「ふふふっ」
まち子と父が初めて性的に触れあってから、一週間近くが経つ。まだウソみたい、と彼女は自分でも疑っている。疑えないのはペニスの厚さ硬さやびくびくとした反応、自分の乳首や乳肉に広がるくすぐったい感触ぐらいである。
そうなったきっかけはわかるが、理由がはっきりとはわからない。
「びくびくって……このぐらい、むにゅむにゅ、ってしたほうがいい?」
「う、くっ……う、ぉ……!」
「お父さんったらわかりやすいなぁ」
一週間前、まち子の母――つまり“お父さん”から見た妻――が、女友達に誘われて旅行に出発していた。母親とまち子は誰が見ても親子だと思うほど見た目がよく似て――ただし母親のバストサイズはEカップで、まち子が自身の発育を過小評価する一因となっていた――性格も似ている。まち子の母は“あの人は私がついていないと心配”とためらっていた。親子3人暮らしで、夫が家事をすっかり妻と娘に任せてしまって――炊事のみ、妻・娘ともにすべての料理を麻婆豆腐のように辛くしがちなので、夫が担当していた――いるゆえの心配だった。
まち子が“一週間なら私だけでもどうにかなるよ”と母親の背中を押し、旅行に参加させた。そのあいだ父のめんどうを見てあげるつもりだった。
「ぎゅぅぅぅって、根本まで挟んじゃって……先っぽから根本まで、ずる、ずるって……」
「ま、まち子……!」
「もう、びくびくしちゃって、大人しく気持ちよくなってればいいのに」
まち子の母が発って2日目、父が早くもなにもかも上の空になっていた。
見かねたまち子が料理を手伝おうとするが、やはり味付けを辛くしすぎてしまった。これでは父好みではないだろう、と気まずくなったが、食卓で父が上の空のまま汗を垂らして食べているのを見てますます心配になった。
食後、まち子は父の上の空を吹き飛ばすべく、父を浴室へ押しこんでから“背中、流してあげる”と申し出た。ちょっと大胆すぎるかな、と葛藤しつつ、わざわざ脱衣してバスタオルを巻いただけの姿で向かった。まち子に珍しいいたずら心だった。
「……こんなずりずりってやるの覚えちゃったら、もう背中流してあげられないかも」
「それは……さびしいな……う、ぐ……はぁぅ……っ……」
「お風呂場で、血行がおちんちんばっかりよくなっちゃったら、ねぇ」
まち子が父の背中を流してやるのは10年ぶりぐらいで、成長した自分の体でバランスを見誤って、背中に思い切りバストを押しつけてしまった。それがきっかけと言えばきっかけらしかったが、そのときはお互い戸惑いのほうが大きかった。
いまのようにパイズリをしたりされたりなんて、とんでもなかった。
「顔、赤いよ? もうのぼせてる?」
「……はは、そうかもな」
「じゃあ、ぴゅぴゅって出しちゃおっか」
「ここは、まずい、あとが……ふぁ、ほ、ぉおっ!?」
「私のおっぱいじゃ、いや?」
3日目、ますます上の空になった父を見て、まち子はわざと入浴前にタオルを忘れた。「お願い、バスタオル忘れちゃったからとってきて~」と父に頼んで、脱衣所にやってくる父を待ち構えて、裸体をちらりと見せた。父が思春期男子のように真っ赤になって――(お父さんったら……クラスの男子よりもウブかもしれない、なんて思っちゃった)――いるのを見て、彼女自身でも不思議なほどそわそわした。これもきっかけと言えばきっかけらしかったが、まだお互いなんとなく浮ついているという程度だった。
「風呂場だと……お湯で、がびがびに固まってしまうんだ」
「そうなんだ」
「けっきょくタンパク質だからな。熱で変性してしまう」
「ミートソースとか焼肉のタレとか、お湯でシミ抜きしようとしちゃダメみたいな?」
「そうそう、広い意味では」
4日目、またまち子があられもない姿をわざと父に見せつけようとすると、上の空だった父があわてて「女の子なんだから、肌とかちゃんと隠しなさい」などと説教とも懇願とも言えるようなことをぽつぽつ説いた。そんな父をますますからかってみたくなって、まち子は「お父さん以外にも見せてると思ってるの? ショックだな~」とわざとらしく肩を落として、そのくせ胸を寄せてあげて見せた。
2人はその日より前まで自他ともに認める品行方正だった。近親相姦が人倫にもとる行為というのはお互い言うまでもなかった。そういう行為が我が身に近づいてきたときやってくる、なにか避けがたく息苦しく圧力的な感覚には不慣れだった。
「……じゃあ、ぜんぶ私のナカに出してくれれば、だいじょうぶだね」
「だいじょうぶじゃないだろう」
そのときはお互い、相手がダメという素振りをかけらでも見せたら退くつもりではあった。そのくせ自分から拒絶する気はなかった。拒絶するのはひどくよそよそしく、また忌むべき自分の欲望を認めてしまうようで、ためらわれた。“親子だから……”という拒絶のようなつぶやきにとどまった。親子でなければしてもいいのに、という底心が裏写りしていた。
拒絶を先延ばしにしたまま、思わず肌が触れあった。きょうまち子がしているパイズリと同じように探り探りで、しかしその日はずっとぎこちなく動き、じれったく感じ、おそるおそるお互いをうかがっていた。ダメだとなじってくれないか、と相手に少しだけ願っていた。
「お母さんがいないからって、いけないんだ、お父さん」
「……帰ってきてからもしたい、って意味か?」
「さぁね」
こうしたきっかけはいくらか浮かぶが理由は浮かばなかった。ここを理屈で整理したら背徳感がちょうどよくなくなってしまう、と考えずに察していた。
(お母さんが心配するのもわかるなぁ、お父さん、ちょろいなぁ)
まち子は父の肩と首に抱きついてみた。彼の体格は中肉中背だが、触ってみると筋骨がごつごつして、女の自分とはっきり違っていた。初体験のときが思い出されて、頭や腰が火照りすぎて胸焼けまでした。子どもだったころに抱っこや肩車をしてもらったときがうまく思い出せなくて切なくなった。
「私の部屋でいいよね……のぼせるには早いよ、お父さんっ」
汗やベビーオイルや先走りを、タオルでわざと拭いきらないようにして、スリッパと廊下をぽつぽつ濡らしながら自分の部屋に戻った。だらしないぞ、と父が叱ってくれる調子がどんなふうか考えるのが楽しかった。
「……んっ、お父さん、そこ、私……っ……」
浴室から移って、まち子の部屋のベッドで仕切りなおす。初体験のときの感覚が余韻のように、まだまち子の後を付いてくる。自分の体が感傷的になってしまったようだった。
きょう素面である父の目や顔が、アルコールに酔っているように見えた。おとといの父なら、ふだん飲まない酒を開けていた覚えがある。
「んゅ……ふふっ、かわいちゃってるよ、くちびる……ちゅ、ちゅっ……」
きょう短いバードキスを交わしてニヤニヤ笑いながら、数日前に奪われむさぼられたファーストキスを思い出す。親が自分の情緒不安を静めるために子どもを利用し、子どもに自分をなだめさせる、といういかにも近親相姦らしい歪みを感じなくもなかった。それをまち子は、快楽と背徳感の付け合わせぐらいに軽んじていた。
「ぴちゃ、れぢゅ、れぢゅ……ん、く、ん、んっう……」
父はまち子のベッドに座り、彼女を太ももの上に乗せるようにして抱いている。キスのあいだに、まち子も父の首に腕を絡めなおしている。初体験のときは上下の位置関係が逆だった。まち子が押し倒されてすぐ、やりなおすように父から抱き上げられた。まち子の腰まで伸びた黒髪が、押し倒した拍子に彼女の肩や背中の下敷きになってしまうのが気になるらしい――(こんど月乃瀬さんと胡桃沢さんに、髪のまとめ方を教えてもらおうかな、うなじとか見せたら色っぽいかな)――柔らかな乳房を父の胸板に押しつけて、秘部もペニスまでほんの少しの距離だけ。
「あっ……ん、ふふっ♥」
父が背中を撫でてくる調子が変わる。そっと、その先をもっと欲しがって隙をうかがってくる指先に、まち子は体を委ねる。
「もう子ども扱いなんてさせないよ~っ」
「その割に“お父さん”なんだな」
「そのほうが興奮するでしょ」
まち子の乳房は、父が優しく抱きしめるとふわふわマシュマロのように柔らかく、きつく抱きしめるとみっちり詰まったボリューム感とともに跳ね返す。ヒップや太ももは乳肉よりさらにみっちりしている。どちらも競うように父の皮膚に吸い付いてくる。
「んっ、ぁ、きゃんっ……おっぱい、好きなんだね……もしかして若いころ、お母さんのおっぱいにやられちゃった? は、あ、はひゅっ!? なに、図星かな、わかりやすいんだから……」
たしなめるような呆れるような声音を漏らしながら、まち子は口角を釣り上げて笑う。余裕ありげな態度を見せつけて心地よい。パイズリでほんの少しふやけ気味の谷間に父からの鼻息がかかってくすぐったい。パイズリを父から教えられたとき、本来“そういう”お店や女優の“お姉さん”がやる曲芸に近い、と言われていた。実際にやってみると、てきとうにむにゅむにゅペニスをこすっているだけで父が悶えて、まち子はお姉さんごっこに浸れて盛り上がった。
「きゃっ! ちょ、ちょっと……先っぽ、ダメ……♥ 赤ちゃんみたい、だよ……は……ん、ふぁあぅ……♥」
その報復のように、父がまち子の乳房をなめしゃぶってくる。桜色の乳首は硬く隆起していて、舌先とくちびるでしごかれると彼女は胸どころか腕や太ももまでふるふる反応させてしまう。
まち子が通う学校は共学で生徒の男女比が半々に近い。きっと、猿のような性欲を持て余す男子生徒が制服越しにいやというほど視姦しているであろう、と父が知ったふうにまち子に警告していた。まち子が父から――正確には、父以外の他人も含めて――初めて乳房をもまれながら言われた警告で、そのときは説得力があるやらないやら、と苦笑いしていた。
「んくっ……!? や、ぁ……お、音、立てちゃ……んぅ……んぅ、う、ぅうんっ♥」
頭の奥までしびれるような快感で、つい嬌声が漏れてしまう。これで歯でも立てられたら壊れてしまうかも知れない。困ったなぁ、と口の代わりに言うように、まち子は胸に父の顔を埋められながら彼の後頭部を撫でてやる。指先が生乾きの頭髪を感じて、ちゃんと乾かさなきゃダメなのに、と心中でくちびるをとがらせる。
「すっご……こんなに、おっきくして……おっぱい吸ってるだけなのに、もうっ……」
父のペニスがさらに勃起して、まち子のウエストをぐにぐにこすっている。焼け木杭のように熱い肉棒が子宮に向けられているようで、彼女の背筋も腹部も汗を垂らしながらびくびくと震える。このペニスが、乳圧で翻弄されっぱなしだったパイズリのときと同じぐらいの勢いであるのに、ずっと攻撃的に感じる。
最初に父の勃起ペニスを目の当たりにしたとき、まち子は処女らしくそのグロテスクさに――母を妊娠させて自分を誕生させるのに貢献した器官とは思えなかった――気圧されていた。そのまま処女を奪われていたら悲劇的なトラウマになっていたかもしれなかった。
「ぢゅる、んぷっ、ちぅ……んぷ、は……まち子だって、父さんに吸われてるだけで、ずいぶんと準備ができたようで」
「……できてなかったら、お父さんがっかりするくせに」
初めてまち子に勃起ペニスを向けてしまった父は、その娘の動揺と、その女性器がじゅうぶん濡れてもほぐれてもいないことに気づいた。まち子の秘所が、胸や尻の豊かさに反してぴっちり閉じていてその周りが無毛であったことも彼をためらわせた。その日――母が家を空けてから4日目――は、父がそれ以上の背徳感に耐えられず、まち子に詫びて離れていった。
「あのときのお父さん、見ものだったなぁ」
「あまり思い出して欲しくないんだが」
「いやだよっ、ふふっ」
5日目、まち子が父に迫った。昨夜のせいで、この“男”と“男性器”を自分のものにできる、という背徳的な可能性に引きずられていた。こちらが本気で嫌がれば引いてくれる男なら、女として自負と好奇心を満たすのにおあつらえ向きだった。おまけに、パイパンを見られた途端に遠慮されたような扱われ方が、まち子をいらだたせていた。
「忘れちゃうぐらい気持ちよくさせて」
怖がらせたと思ってるなら責任とってよ、とつぶやいてやった。
ひどい苦痛や流血に見舞われたら踏みとどまれていたかも知れなかったが、ウソのような興奮ばかり覚えていた。
(オトコはオオカミなのよ、気をつけなさい……ってお母さんは言ってたけど、お父さんってむしろイヌっぽいな)
まち子がベッドのへりに腰掛けて太ももを開き、秘所に父の鼻先や舌やくちびるを受け入れながらくすくす笑う。
「ぁ……ふぇ、ぁ、あふぁ……お、音、立てちゃ……っ♥」
ぴちゃ、ぴちゃ、と漏れる父からのクンニリングスの水音がなんだかわざとらしくて、まち子もわざとらしく声音をとがらせてみる。
「まち子って、恥ずかしがってるほうが、気持ちよさそうに反応するから……」
「なぁに、私のせい? お父さんのイケズっ、いじわるっ」
無毛の恥丘をずりずりこすりつけてやる。邪魔にしているのかねだっているのか、まち子当人にもよくわからない。刺激が散漫になって快楽が収まるが、それ以上に羞恥と背徳がふくれあがって気分が浮つく。
「ちゅ、ってして……キスみたいに」
おずおずと、柔らかい吐息が迫ってくる。くちびるか、舌先か、どっちだろうと考えられるぐらい優しげでじれったく触れられる。こんなので気持ちよくなっていいのだろうか、と思ってしまう。
「あっ、ゃ、あ、んんっ……ひぁ……♥」
そう思うことでますます快楽がかき立てられてしまう。
(……イヌ飼ったことないけど……めっ、ってするとしょぼんってなって……本当は構ってもらいたいくせに……)
秘所の表面を刺激されているのに、快楽がお腹の底からじわじわしみだしている。それを父になめて唾液混じりにされて、そのくせいっこうに薄まる気配がない。
「くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……!」
下腹にはぁはぁと荒い息を吐かれてくすぐったくさせられ、それから恥丘のふくらみに強く吸い付かれる。クリトリスや陰唇より遠慮のない刺激に、嬌声を跳ね上げさせてしまう。産毛の気配もなく密かにコンプレックスになっていたそこを執拗にむしゃぶりつかれる。膣の入り口から奥までひくひく喘ぐように反応する。
(ここ……性感帯にされちゃったらどうしよう……? こうされてるだけでも感じちゃうのに、入れられて抜き差しされると、ずしっ、ずしって響くんだよね……)
まち子は5日目に、正常位で処女を捧げた。シーリングライトがやたらまぶしくて父の顔や体が見えにくかった。父がなけなしの理性でゴムを着けていたのは見えた。しかし昔に夫婦セックス用に買って放置していたうちに劣化したからか途中で破けてしまって、濡れぬ先こそ露をも厭え、けっきょく何度も膣内射精されてしまった。
「ああっ! あ、あはあっ!」
膣口が水音をぐじゅぐじゅと立てている。恥ずかしいと感じて、余計にたかぶってしまう。開かれた両脚がわなわな痙攣する。父に押しつけられていた内ももがぶるぶるともう少し細かく震えて、足先がベッドのどこかをずりずり引っかいている。クンニリングスか正常位か、どちらで感じているのか。
(もう、わかったものじゃない……き、きもひ、ぃ……♥)
快楽と記憶が混濁して、いま両方で感じてしまっている気さえする。
「んぁ、ぁあ!? だ、め、ぇ、つ、よ……ぉ……♥」
恥丘に歯を立てられながら、あごかどこかでクリトリスをこすられる。少しヒゲがのびてしまっているようで、さすがに刺激が強すぎる。
「ぁ、あっ、ぇ、あっ……や、め……お、とうさ、ぁ……っ……」
ぶじゅ、ぐじゅ、とはっきり自覚できるほどなにか漏らして父に引っ掛けてしまっている。しかも自分の涙腺までうるむ。失禁のようで、まち子は恥ずかしくなる。
「ひぁ、あ……あえっ、ん、は……ぁ……っ!」
父は少しペースを落としたが、まだクンニリングスを続ける。手をそろそろ伸ばして、まち子のお尻や腰をさする。
(なぁに……さする、だけじゃ、わからな……ぁ、あは、ぁ、も、ぉ……わ、わら、ひ……っ♥)
体が内側からあぶられているようによじれて、押さえつけられ、愛撫を上塗りされる。脳漿が吹きこぼれているような吐息と嬌声を撒き散らして、まち子が達している。
「んはぅアッ……! んはっ、ああっ、ふぁああ……っ♥」
気づけば、父の勃起ペニスを秘所に突きつけられていた。それより先は許しがなければ進めないのか、と思わされて――(お座りとか待てとか、させられてるわけじゃないのに)――まち子はますます腟内がむずかってしかたなかった。
「……まだ、忘れちゃいないよ、私は……お父さんの、あのときの……ふふ、ぁ、ん……ぁ、あ゙ぁあ゙あぁーっ♥」
「まち子、まち子……っ……!」
はしたない、かわいくない、と思いながらも声があふれてしまう。体を奥まで押し入られているのに、内側の快楽がますますふくらんではち切れそうになっている。結合部がクンニリングスのときよりにちゃにちゃ粘っこい水音を立てている。
「あ゙……ぅ……ッ♥ ぉ、と……ひ、ゔッ……♥」
男の力と体重で押さえつけられて、それに張りあうように、まち子の四肢も背筋も腹も喘ぐように弾んだりくねったりする。
「いく、いぃくっ……いっちゃ……ぅ……っ♥」
「まち子……すまん、父さんは、もう……」
パン、パンと肉どうしがぶつかりあっていた音も、いつしかぱちゅぱちゅと湿っていく。父の腰使いが強く激しいものの、それ以上に濡れ方がひどくべっとりしている。
「ぁ……だ、めぇ……ぜったい、ダメなんだからっ♥ 娘に、中出しなんて、したら……んっあっ♥」
娘を膣内射精して妊娠させる、という可能性に反応したように、父のペニスが膣奥にどっしり居座る。溶岩のように熱くどろどろした快感が全身を支配して、よだれを垂らしながらうなり声を吐く。それをふさぐようにキスしかけて、あまりに興奮していて口周りをべろべろとなめあう。やっぱりイヌみたいだ、とまち子は自分を棚に上げてつぶやきかける。
「す、ご……! お、く、こつこつって、ぇ……ふかっあっ♥ んぐ、っ、じゅる、んんっ……」
そこで、こんどはしっかりむしゃぶりつかれディープキスされる。父のペニスが膣内でひときわ大きく震えて、どくどくと脈打つ。射精しているらしい。知っている男性器が父のモノだけであるまち子でも確信できる。父にしがみつき、両脚を腰に絡めて、もっと精液をよこせとねだる。
「う、ぁ……まち子……!」
「ダメって言ったのに、もう……しょうがないなぁ……♥」
つながったまま、どちらともなくくちびるを重ねる――(……お父さんの、まだ、大きい……♥)――まち子がまたずるずると腟内をこすりつけて反撃する。その刺激に、父のペニスがまた反応する。耳に触れる父からの吐息が恥じらっているように思えて、まち子の胸の奥がきゅんと高鳴る。
「まだ、できるんじゃないの、ねぇ……?」
勃起ペニスが膣口近くまで抜かれると、精液と愛液の混ざったものがどろりとこぼれ出る。その感触も、まち子の性感をますます煽りたてる。
「れぅ、んぐっ、こく……はふ、む、んくっ、ぉお゙……っ……♥」
また挿入し、夜が更けるまで繰り返す。びくん、びくんとペニスが揺れ、父の手足と吐息が不規則に震える。自分の弟妹を成していたかもしれない精子の群れを膣奥に放出された、と理解させられながら、まち子も膣肉を脈打つように震わせて何度目かの絶頂を迎えていた。
※
「お父さんのアトリエに来るの、久しぶりだな~」
「第二ゼミ室というか、学生のたまり場みたいになってしまって……そういう場所って若者連中にとってなかなか貴重らしいから、いつもなら追い出すに追い出せないんだが」
まち子と父は、母(妻)が旅行から帰ってくるとさすがに自宅でセックスできなくなり、ますますひどくセックスを渇望するようになってしまった。
先に耐えかねたのはまち子の父であったが、妻と同じ屋根の下で娘を抱く蛮行に一人では踏み切れなかった。代わりに、年甲斐もなくさびしくなってしまった、と旅行から帰って間もない妻へこぼした。数年ぶりに激しく何度も達するような夫婦のセックスを遂げた。
しかし、それですっきりしていられたのは翌朝まち子の顔を見るまでだった――「お父さん、私は? ねぇ、私は?」――まち子の誘惑があからさまになって、渇望がますますひどくなってしまった。
「私が前に来たの、ひょっとして小学校のときかな? ほら、自由研究かなにかで、お父さんお母さんの仕事を調べて発表してみよう~! みたいな」
「そのころはもうちょっとアトリエらしく使っていたな」
2人が自宅の代わりにセックスをしようとしているその場所をアトリエと呼んだ。まち子の父が絵画や彫刻や服飾やらインテリアやら、デザインに関するあちらこちらの仕事を受けた際の作業場としていたことが由来だった。
まち子の父は、芸術への素質や情熱があってそうした職業を選んだというより、彼の父(まち子の父方の祖父)が高名な彫刻家・画家でアートが身近だったという家庭環境からの影響によって選んだ。高名な親に比べて才能に乏しかったが、親の名声やコネクションと、その重さに悩んでもがいた経験からくる面倒見の良さとを活かしていた。講師として後進を育成する面での評判はなかなかだった。
「ふだんは学生さんが使ってるの?」
「勝手に集まってだべってるんだよ」
そんな“先生”でもあるまち子の父であったが、「急で済まないが、その日は大事な用に使うので」とその日も“たまり場”とするつもりらしかった教え子たちを追い出していた。
「そんなところを、娘とえっちするのに使っちゃうなんて……」
「お気に召さなかったら――」
「――しょうがないなぁ~っ、ひと肌脱いでヌードモデルでもやってあげようか~?」
美術の授業中に某悪魔に煽られうっかり脱ぎそうになったことを、まち子はちらりとだけ思い出した。
「せっかくまち子を目の前にして、なにが悲しくてカンバスを見てなきゃならないのか」
舞天高等学校の美術室と比べて、アトリエはなかなか雑然としていた。
いちおう美術関係らしいオブジェがいくつか並んでいた。石膏像はヒゲが立派すぎてむさくるしい顔立ち、彫りが深く精悍そうな顔立ち、優男そうな顔立ちをした男という胸像3体――「ヒゲはホメロス、精悍そうなのはアグリッパ、優男はメディチ……って名前があるんだが」「はいはい」――その横にお尻が半分以上丸出しになった白くなまめかしい立像があった。まち子がなにかと思って見ると、ミロのヴィーナスのレプリカがそっぽを向いた姿だった。
それ以外の品で――布切れを巻かれたトルソー、英語以外の外国語であることがまち子にかろうじてわかる図鑑のように分厚い洋書、工具箱、ミシン、見本帳、それからなぜか漫画本が詰まった本棚、小型冷蔵庫、栓抜き――まち子にすぐ用途の想像がつくのはそこまでだった。
「それよりこっちだよ、まち子」
まち子の父がからからとキャスターのついた大きな衝立のようなものを3枚も押してきた。よく見るとまち子の背丈ほどもある姿見で、父がそれを三面鏡のように配置してみせた。
「洋服とか帽子とか売ってるのかな?」
「舞台衣装とか服飾とかのデザインをやってる連中が使ってるんだ」
三面鏡は、化粧にすっかり慣れた大人の女性であればどうということもないアイテムである。まち子にとってはまだそこまでおなじみではなく、子どものころ買ってもらったオモチャのドレッサーを連想させて遊び心をかき立てられる。頭から足下まで映せそうな大きさが、どこか鏡の国への入り口めいて見える。3枚の鏡に囲まれて、頭からヒザ丈まで映しながら、くるりと回ってポーズをとってみる。
「前から思っていたんだが」
「なぁに」
「そのスカート丈は校則に引っかからないのか?」
「合法的なヒザ上20センチですとも、委員長の私が言うのだから間違いないっ」
「自分を棚に上げるようだけど、痴漢とか寄ってこないか?」
年ごろの娘を持つ親らしい呆れと心配の混じった父の顔を見て、まち子は着慣れた制服であるのにいつになく足取りが弾む。ブラウス、リボン、ブレザーまで王道だが、赤と黒のブロックチェック柄のスカートは“ヒザ上20センチ”である。父の感覚からするとかなり攻めたミニで、まち子の生脚を太ももまで見せびらかしているようである。数秒前、まち子がくるりと回っただけで、すそがふわり舞い上がってスカートの中が見えそうになった。
「まぁだいじょうぶでしょ、うちの学校はみんなこんな感じだもん」
「集団心理って恐ろしいな」
「タイツとかも合わせればね、ほら」
「ほら、じゃないだろ」
まち子が父にお尻を向けて、スカートのすそをこんどは手でつまんでぴらぴらそよがせる。股下数センチのところでぴったりした黒いインナーが、まち子のそこのボディラインを浮かび上がらせている。防寒のための重ね着用だろう、さらにもう1枚の下着がまち子の秘所を守っているはず……と生地の目から父は推察するも、視線でびくりと動揺してしまう。
「えへへ、残念でしたっ」
まち子はふだんより子どもっぽく笑いながら、お尻をゆらゆら左右に振って見せる。女が尻を横に振る動作は、セックスで男の挿入を妨げつつ、臀部のセックスアピールを誇示し男を挑発するものである。まち子の矛盾した媚態が、実物と三面鏡の虚像で何倍にもなって踊る。
「……残念じゃないな、いい目の保養だよ」
「目の保養、だけでいいのかしら?」
父へ尻を向けて振りながら、まち子は小首をかしげる。クラスメイトの自称・大悪魔をまねて、ふだん腰まで下ろした髪をいまは大ぶりのループツインテールに結んでいる。ふだんより少し幼気な印象になる。大きく丸い尻を見せつけて腰を振っているのも子どものいたずらと言い張るつもりだろうか。
父は媚態に目を釘付けにされながら、まち子のお尻がこんなに大きかっただろうか、と半ば現実逃避めいた疑問を浮かべる。そもそもまち子に二次性徴の気配が現れてから、娘のバストやヒップをなるべく見ないようにしていた。間違いを起こしてしまうかもという警戒だけはしていた(それはある意味まち子を大人扱いしている態度だったが、遠回しすぎて彼女に伝わっていなかった)。はっきり娘の性的魅力を知ったのは先日初めて交わったときだった。
「んっ、ふ……んっ♥」
まち子の父が娘の背後から、スカートに包まれているふくらみに手を伸ばす。まち子のくちびるがゆるめられて白い歯がちらりとのぞく。鼻にかかった嬌声が漏れ聞こえる。スカートの上から尻をもみ、撫でる。スカート1枚、インナー2枚を隔てているのに、ぷりぷりとした弾力が押し返してくる。指先が気圧され手のひらがざわつく。まち子からくすくす笑われながらさらにぐいぐい押しつけられる。押し返すように撫で回していると、興奮と安堵が混ざった不思議な感慨に襲われる――これが安産型というものか、だがまち子に勝るとも劣らない尻の妻は出産時なかなか四苦八苦していた――プリーツの段差に混じってヒモの浮き出たらしき凸を感じ、指が止まる。
「ねぇ、痴漢ってこんなふうに触っちゃうの? お父さんもしちゃったことあるの?」
「ないって……実際にはない、うん、ない」
「その割には、なめらかな手つきに思えちゃうけど」
親子で痴漢“ごっこ”に耽るさまが、三面鏡で見えないはずのアングルからいくつも2人の視界で踊り、行為の背徳感を増幅する。
「……私だって、いけないって、わかってるの」
「やっぱりこのスカート丈って校則違反で――ぁいたっ」
わざと見当外れをつぶやいてみても、それを聞かされたまち子から軽く蹴飛ばされても、父はまち子の尻から手を離せない。
「お父さんとこんなことしちゃ、ダメって! そっちのほう」
彼自身が娘に対して警戒するよう呼びかけた痴漢と、同じ行為を続けてしまう。
「んんっ♥ あっ……んふっ、どうしたの……?」
「もう少し目の保養をしておきたいと思って」
それから父が手を離して床にヒザを突く。さらに上体をかがめて、まち子の太ももやスカートの中身を見上げている。まち子が内ももを寄せてぴったり足を閉じる。娘がようやく抵抗らしき仕草を見せたせいで太ももの肉付きや張りが強調される。
父はますます娘の下半身に意識を吸い寄せられる。
「んはっ、あっ……♥ くすぐった……なぁに、息、かかってるのかな……そんなに近づいて、見えるの、ねぇ?」
ついにスカートの中へ顔を突っこんで、ふごふご鼻が鳴るほど息を荒げて呼吸する。嗅ぎ慣れた柔軟剤のなかに、まち子の汗がじっとり忍んでいる。きゅ、きゅ、とこわばる尻肉がインナーごしに父の額とこすれる。こもった体温とともに鼻先まで迫られ、父は自分のペニスがしごかれたような錯覚さえ感じる。
「ああ、まち子……ぉ……ん、む……っ……!」
「こ、こらあっ、黙って触られたら、びっくりするよ……♥」
指先でまち子のお尻をあちこち刺激する。割れ目の部分だけ深く沈みこみ、つい指先に力が入る。まち子も露骨にぴくりと反応する。
「ちょっと脱がしてもいいか」
「ちょっと? 脱がすって……んひゃっ、あ、あっ」
「このぐらいかな」
「脱がす、って言わないでしょ、こんなの……」
まち子の黒いインナーをつまんでくいくい引っぱる。お尻の傾斜が急になって太ももにつながるあたりで下ろすのを止める。尻肉が脱がされかけのインナーに乗って、こんもり絞り出される。
「あらら、まち子、Tバックなんか持ってたのか」
「……涼しいからね、夏は……スカートって、下からの熱気、こもるし」
「このインナーやらスカート丈やらと矛盾してるだろ」
「こうやって、お尻フェチなお父さんを誘惑するのにも使えるよ……♥」
まち子の生尻は若々しく健康的に張っていて、深い谷間に下着が食いこんでほぼ埋まってしまっている。また尻を左右に振って挑発してくる。脱ぎかけの黒いインナーのせいでもぞもぞとぎこちなくなっている。ロープで縛られて甘んじているような生尻に、思わずくちづけし、舌でべろべろとむさぼる。
「あ……ふぁ、あ、んんっ!? ね、ねぇ、汗くさく、ない? お父さん……」
「もっとかぎたい、もっと汗をかいてくれても良かったかな」
「……どうせこれから汗だくだよ」
すぅはぁと露骨に何度も匂いをかがれ、さすがのまち子も腰をくねらせ父の鼻息から逃れようとする。脱ぎかけのインナーに邪魔されてふらりとよろける。とっさにアトリエのラックの端をつかむ。
「んっ、うっ、あぁぁっ……♥」
「だいじょうぶか?」
性欲より反射がはたらいてか、父の手がまち子の腰骨をがっしりとつかんでいる。まち子はそのまま全体重を預けたくなって――(さすがにムリかな、お尻で敷いちゃう……よろこばれちゃったらどうしよう)――ラックをつかみなおす。脚ががたついて耳障りに響く。
「んー……なにか、もっと支えになるもの、ない?」
「なんか敷いてやるから、床にヒザ……あとテーブルにヒジとか突いてしまえばいい」
「……こういうの、慣れてる?」
「まさか」
「ふぅーん?」
まち子は床に両ヒザを突いて、小さく丈の低いテーブルに上体を預ける――(学生さんはふだんここなにに使ってるんだろう? お勉強? それとも、お菓子とか広げてだべってたりして)――重心が低くなってお尻を振りやすくなった、とほくそ笑んでいると、後ろから父の両手で尻をむにむにつつかれる。
「ずいぶん私のお尻にご執心だね……」
「そうだな、父さん自分でも驚いている」
肉づきの良いヒップを左右からもまれる。恐怖にも似た期待でまち子の背筋がこわばる。尻肉の谷間を分け入られ広げられて、肛門まで丸見えにされてさすがに首を横に振る。どちらの肌もじっとり火照っている。父の指がまたも食いこんで尻肉がみだらに歪む。
「もう、他人事みたいに……ん、ふぁ……!? え、ちょっと、そこは、入れるところじゃ……」
「こするだけだよ……入らないだろ、物理的に」
指の腹で肛門をくすぐるようになぞられ、念入りにこすりつけられる。父の粘っこい表情を鏡越しにうかがう。まち子自身の満更でもなさそうな視線まで映っている。
「病気になっても、知らないよ、まったく……ん、んんっ……」
お尻の谷間と、スカートと、脱ぎかけのインナーと、もう1枚のショーツ――(けっこう気合い入れて選んだのに、お尻ばっかり……まぁ、中身が欲しいってことだよね……♥)――それらをもみくちゃにしながら、父のペニスをこすりつけられる。
「ふ、むぅっ、んんっ……そんなの、気持ちいいの……?」
「……興奮する」
「もう、お父さんのヘンタイっ♥」
最初は熱いばかりでお尻に埋もれるような半勃起だが、ずりゅ、ずりゅと往復するにつれてお尻の弾力に張りあうように固くなっていく。弾みでずるり、と肛門がこすられる。心なしかぬるぬるもしている。先走りのせいかもしれない。
「このまま出しちゃうの?」
「それは……」
「クリーニング代は出してよね」
まち子は、父親の精液をぶっかけられてしまったプリーツスカートをクリーニング屋に持ちこむ自分を思い浮かべてしまう――(さすがにちょっとぐらい手洗いはしていくけど……)――背筋までぞくぞくと緊張する。つかんでくる指とこすってくるペニスの感触が浮き上がって感じられる。つられてお腹の奥がきゅぅっとこわばり、腰がくねってしまう。
「んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んくっ……」
スカートの中にもぐったりインナーをこすったりを繰り返すペニスが、ますます存在感を強める。動きが激しくなって骨盤どうしがごつごつ当たって底にじくじく響く。尻コキだったら膣肉への抜き差しより乱暴でも構わないだろう、とでも言いたげで、まち子も次第にその気になってしまう。父のペニスが尻肉の谷間に食いこんだまま前後する。
「そんなに激しくして……んっ♥ 腰、だいじょうぶなのかしら?」
「む、ぐ……ふぁ、あぅ……! まち子……!」
父がひときわ強くペニスを押しつけ、まち子の尻の谷間へ埋めこむ。どぷっ、びゅるるっ、とべっとり熱い精液が、プリーツスカートにも2枚のインナーにも飛び散ってへばりつく。赤、黒、白の着衣に精液が引っかかってどろどろ垂れ落ちていく。自分の肌のそれと混濁して感覚がごっちゃになってしまった気さえする。
(せめて中でずんずんして出してくれれば私も……これじゃ、完全にオモチャにされてる感じ)
まち子はようやく、痴漢されて一方的にむさぼられた屈辱感らしきものを理解する。けれどそうさせた父に対して、むしろ欲望が強くなる。
「よし、じゃあこんどは私の好きにするねっ」
「お、おう……」
まち子は思ったよりすんなり父へなにかを要求できる自分に気づいた。ずるりとテーブルから身を起こした一瞬だけ、同じ年ごろの彼氏が相手だったとしたらこうも簡単に甘えられないだろう、と考えた。
「お父さん、腰、労ったほうがいいよ、ふだんと違う使い方であんな激しくしちゃったんだから」
「あとでマッサージでもしてくれるか」
「それは……ヒマだったらね」
まち子はプリーツスカートもショーツも含めて着衣すべてを脱ぎ捨てつつ、父をアトリエでいちばん大きなソファに座らせる。それから彼の太ももの上に乗りかかる。またがりながらささやきかける。
(こんな気持ちいいこと内緒でしていたなんて、お母さんずるいよねぇ)
目撃したことはないが、まち子は母がいちばん気持ちよがっている交わりは騎乗位だろう、と思っている――(男を尻に敷くってこういう意味だったんだ、こういうの好きそうだもんね母さん……)――まち子は勝手に納得しながら秘所とペニスの狙いを定める。すぐそばで、父が赤らんだ顔をしている。口の端からよだれを垂らしてしまっている。いつもの父親とは別人のようで、鏡に映る彼女自身もだらしなさがいい勝負だった。
「むぁふっ、んっぷ……く、苦しい……窒息する……!」
父のだらしない顔へ、まち子は乳房をぐりぐり押しつける。
「そんなにおっきくないでしょう、私の」
「まぁ……できるかもしれないだろう、窒息」
「なにそれ、おっぱいに抱かれて失神でもしたいの?」
対面座位と騎乗位を足して2で割ったふうな体位で、父の上から挿入しようとする。父の肩に手をつく。彼の頭髪の匂いがやたらにきつく感じる。鼻腔から脳髄を焦がされたようでもっとかぎたくなる。頭がくらくらして、狙いがずるりと滑ってしまう。
「……父さんが入れようか」
「じれちゃってる?」
「そうかもな」
「私に任せてよ~」
このまま腰を落とせば、という位置取りを見つける。母から父を奪っている罪悪感がかすかにぶり返して震える。半分だけ亀頭を飲みこむ。太ももや尻の肉をもぞつかせて父を煽る。
「ねぇ、父さん」
「まち子……?」
「私のこと、すき?」
「う、ぉっ」
「……あはっ、おちんちんぴくってしたぁ~」
「しょうがないだろ、これは……反応するに決まって……ぉ、んぉ……!?」
ずぶずぶと腰を落とす。もう抜けないだろう、という深みまで達したら、父の肩と首に腕を絡めて思い切り抱きしめる。
「私も、すき……んんっ♥ また、おちんちんぴくって……」
「父さんも、まち子が、好きだ……」
まち子は声を出そうとして言葉にならないまま、父の硬い筋肉か肩甲骨のどこかに爪を立てる。膣内で迎え入れたペニスも、ツンとくる頭の匂いも、溶かされてしまいたいほどの体温も、くすぐったく肌を撫でる吐息も、汗だくで絡み合ってくねる三面鏡の虚像も、まち子をますます切なくさせる。父を騎乗位でむさぼって、どんどん気持ちいい方向に転げ落ちていくのが怖いような、ずっとこのままでいたいような、不思議な感覚にとらわれる。
「お母さんよりも、好き?」
「え、ええと、それは……う、ぉっ!? あ、ぅ」
「ひどい人~っ、お母さんに言っちゃおうかなぁ♥」
ずぶずぶっ、ぐじゅっ、と粘っこい音がわざと立つように腰を浮き沈みさせる。手に入れた主導権に酔う。父の耳たぶや頬や鼻っ面を何度もキスする。
「すき、だいすきっ」
「まち子、ぉ……!」
「またおちんちんびくってしたぁ♥」
腟内をペニスで往来されているというのは同じはずなのに、どうしてここまで気持ちいいのか――(初めてだって気持ちよかったけど、これ、なんか違う気がする……っ……♥)――まち子にはわからない。わからないけれど、どうしてもしたい。
「ナマで入れちゃって、私がクスリとか飲んでなかったらどうする?」
「それは……いや、しかし……ッおっ……!?」
「まぁ、とにかく私がイクまで、がんばってね」
照れくさくなって、セックスに不似合いなほど爽やかに笑いかけてみる。すぐにぐにゃり、とだらしなく堕ちてしまう。その一瞬のギャップが利いたらしく、父親の太ももや腹筋が緊張して――(そうやってがまんするんだ、射精って……)――まち子はそれをもっと試したくなる。
「あっ、は……くる、くるくるっ♥ ねぇ、すごいでしょ、私……は、ひっ、あう、んっ……♥」
「すご、すぎて……父さん、とても敵わないな……」
「さっき私のお尻につられて飛ばしすぎたんでしょっ」
「……そういうことにしておいてくれ」
「あははっ」
腰の使い方を変えると、クリトリスや恥丘にずきんとしびれるほどの快楽がぶつかる。さすがのまち子ももだえる。
「は、ぁ……っ♥ ぁ、あっ♥ だ、ダメ、まだ……んんっ……!」
父の首元に顔を寄せて顔を隠す。彼の上半身がペニスに負けず劣らず快楽を物語っている、と気づいてしまう。
「まち子、の……気持ちよすぎて、がまんが……」
「ぁっ、ふぁっ、は、ぁんっ♥ そんな、こと言って……!」
ぐじゅっ、ずんっ、にゅるっ、と淫らな交わりがエスカレートする。不意に父のペニスがまち子の膣内でぶるりと震える。射精か、と思う。けれども竿が固いままで、亀頭もまち子の奥底を突いてくる。たまらず腰をくねらせ刺激をいなそうとするも、尻ごとがっちり父の手につかまれる。
「そ、そぇ、おとうさ……ぁあっ、あ゙ぉ……へぅ、ぅう……っ♥」
ずくずくと涙がこみ上げてくるような感覚が、尻のあたりから頭まで行き来して、結合部からごぽごぽ粘ったものがあふれるのに気づく。父にキスして言葉をふさぐ。舌をじゅるじゅると絡ませ唾液を交換する。
「ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……すき、すき、これぇ……れりゅ、んぅうっ……!」
キスの合間にも、まち子は父に“だいすき”とささやきかける。舌っ足らずで、子どものころに戻ったみたいだと思う。
すると父からも耳元をなめるような距離で「好きだ」とささやき返される。それだけのことで絶頂感に襲われる。照れ隠しのように腰をもっと激しく上下させる。びゅっ、どぷぷっ、と膣内で熱いものがはじける。膣奥をまたもどろどろに埋め尽くし、あふれてソファにこぼれ落ちる。
「……すきすき、って言うと……すぐ、気持ちよくなっちゃうんだから」
肩で息をしている父をからかうようにつぶやいた。そうして余裕あり気にしていないと、父とのセックスのために自分がなんでもしてしまいそうで少し怖かった。
※
「頼む、まち子……! わしの芸術家としての生命……いや、人生を延ばすと思って」
「孫娘のヌードを見て延びるアーティスト生命ってなによっー!?」
まち子は困惑していた。
父との肉体関係に溺れつつあったある日、近所に住む父方の祖父が訪れて、こっそり「ヌードモデルを引き受けて欲しい」と持ちかけられた。
「実は、ちと用事があってあいつのアトリエに行ったのだが」
「あいつ……? ああ、お父さんね」
「描きかけの……まち子をモデルにしたデッサンがあってな」
「えっ? 私がお父さんのモデルになったのなんて……もうずいぶん前なんだけど」
まち子が父とアトリエに行ってセックスしたとき、そんなデッサンは置かれていなかった。その日よりあとに父が筆を執ったらしい。
「それをわしは見て……思ったのだ。あいつは変わった、中年にもなって一皮むけたのか、と」
「私は芸術のことさっぱりなんだけど……」
まち子は祖父の懇願に圧されていた――(そもそも、お父さんいったいどんなデッサンを描いてたのよ……私知らないんだけど!?)――まさか父が自分との関係を漏らしたのか、告白しないまでも匂わせてしまったのか、と疑う。しかし、その日までまち子の母を含め誰からも疑念を感じたことがない。祖父の要求もあくまでヌードモデルを引き受けて欲しい、というレベルにとどまっている。
「……1回だけだからね、おじいちゃんのお家でいい?」
「よっしゃーッ! これで死んでも悔いはないッ!」
「寿命を延ばすとかなんとか言ってたよね!?」
まち子は――(これ断ったあと、おじいちゃんが死んじゃったら寝覚めが悪いから……)――しぶしぶヌードモデルの約束をしてやった。父には黙っていることにした。浮気するかのような気分になって、約束の前夜はなかなか寝付けなかった。
「ねぇ、おじいちゃん」
「なにかな、まち子」
「この鏡、いるの?」
「いるっ! 『鏡のヴィーナス』だからな!」
「はぁ、ヴィーナス……」
まち子が訪れると、祖父はすでに準備を整えて待ち構えていた。
壁際に据えられた寝台の上に、シーツのように大きく薄い布が赤、青、白の3枚だらりと横たわるように敷かれている。寝台の真ん中あたりにスタンドで自立する鏡が置かれている。鏡の枠にピンク色のリボンが3本ほど意味深に垂れ下がっている。
「まち子は絵や彫刻のモデル役に不慣れだろうから、寝転がる姿勢が良いかと思ってな」
「まぁ、立ったままとか座ったままってけっこうきついものね」
「では脱いでもらおう、ポーズは……元ネタを見たほうがわかりやすいだろうな」
まち子は、祖父が広げた重そうで分厚い画集のうち1枚の絵を見せられた――ディエゴ・ベラスケス『鏡のヴィーナス』ロンドン、ナショナル・ギャラリー所蔵、と絵解きにある――祖父にヌードを見せてしまう、というシチュエーションでもやもや感じていた羞恥が吹っ飛ぶ。
「私こんなに脚長くないよ~っ! この絵の人、八頭身以上あるじゃないっ」
「スタイルをまねしろとは言っていないぞ。それにこういうモノは盛るのがお約束みたいなものだ。こっちは設定上ホンモノのヴィーナス、つまり女神サマだしな」
「設定って」
「昔、といっても100年以上前だが、毛唐の絵描きたちはおおっぴらにヌードを描くと教会ににらまれてひどい目に遭っていたらしくてな。だが、神話とか聖書とかのワンシーンを描いただけです~! と言い張る抜け道があったそうだ」
父や祖父と違って芸術への関心が十人並みのまち子は、祖父の講釈を聞き流して、見よう見まねでヴィーナスのポーズをとる。キャンバスに背を向けるように寝台に横たわり、布に覆われた枕に右肩と腋下、右腕を委ねる。左腕は“元ネタ”だと死角だったので、とりあえず体を支えやすそうな位置にヒジをつく。
右半身をベッドにくっつけたまま、背中でゆるやかなカーブを作る。右足を急角度に、左足をゆるく曲げて、ヒップの丸みを強調する。左の太ももやヒザ裏に筋が浮き沈みしているのが妙に恥ずかしい。
立てかけられた鏡に視線をやる。鏡面の端に祖父の顔が半分だけ映っている。
「よし、ヴィーナスの誕生だなっ」
「それは違う絵でしょ」
「おお、よく知っとるな」
「そのぐらい、美術とか世界史とかでやるって」
まち子の腰丈まであるストレートヘアが背中にかかってしまっているので、ヘアゴムでくるくるお団子にまとめる――(ふだんから月乃瀬さんや胡桃沢さんみたいにしてるほうが、えっちのとき楽なのかな……)――ヌードよりも自分をさらけ出した心地になる。鏡に映る斜めの自分の顔に羞恥が浮いている。羞恥が2人ぶんに増えてしまった気さえする。
(私、手足あんなにスラッとしてないのになぁ……これで役に立つのかしら)
気づけば祖父のようすが変わっていた。顔や首は凝視しているように固まっているが、視線は時折まち子からそれる。もう鉛筆か木炭か、とにかく描画の道具を手にとってキャンバスに走らせているらしかった。ふだんなら間違いなく聞き流すほどかすかな摩擦音を意識してしまう。
(……お父さんのデッサンをおじいちゃんが見た、ってことは……これをお父さんが見ることもあるんだよね)
祖父は、あくまで習作で公表はしないつもり、と聞いている――「まず、まち子に慣れてもらおうと思ってな」「1回だけって言ったんだけど、おじいちゃん聞いてた?」――けれど形になったら、まち子の父へ見せるか目に入るよう置く。そうまち子は確信していた。
(……本当に服を脱いでるのもあるけど、授業とはぜんぜん違うなぁ)
まち子は舞天高校の美術の授業で、クラスメイトと互いをモデルとして肖像画を描きあったことがある。そのときはあくまで課題として取り組んだ(危うくヌードモデルになりそうになったが未遂で済んだ)。
対して、いまは課題でもないヌードモデルを引き受けている。
(終わったら、おじいちゃんにモデル料なにかねだろうかな……もらったらもらったで、やましい気もするけど)
まち子の内心を知っているのかどうか、祖父が鏡越しにも鋭いままの眼差しを孫娘に投げかけてくる。その視線にさらされつづけるうちに緊張感が伝染してしまってか、まち子はシーツをぎゅっとつかむ。
「ちょっと体をほぐしたほうがいいな……ああ、まち子は動かなくていい」
「えっ」
急に祖父がキャンバス、イーゼルの前から立ち上がってまち子に近づいてくる。まち子がなにかと思う間もなく、隙だらけの背中をつるりと撫でられる。
「んん、んっ!?」
「部屋は寒くないか?」
「さ、寒くは……ちょ、ちょっとおじいちゃんっ」
撫でられたのは、背中のうち脊柱が近く肉の薄いところで、そこから羞恥で火照っているのに鳥肌のような感覚が広がっていく。肩や腕もさりげないタッチでマッサージされる。意識して姿勢を保っていた緊張がほぐされ、体が勝手にくにゃりとゆるんでしまう。祖父がこんどはまち子の左足のくるぶしからふくらはぎ、ヒザの裏まで指先を滑らせる。鏡面の視界から祖父が外れて、なにをされるか予測もつかない。
「まち子……うむ、うむっ」
「一人で勝手に納得しないでよーっ」
「この柔らかさ、体温、匂いを描けないのが……己の力不足が悔しいのう……!」
「そんなの絵には描けないでしょうが……」
「描けるっ!」
「えぇえぇ……」
「そのために、もうちょっとまち子にほぐれてもらうぞ」
予測はつかないが、ぼんやりした期待はしていた。
「んひゃっ、ぁ……や、やっぱりこうなるんじゃないっ……きゃっ、あ、くすぐったいの、ダメぇ……っ……」
祖父の手つきが、マッサージから愛撫へと色合いを変えていく。足の裏からくるぶし、ふくらはぎと揉みほぐされたと思ったら、太ももの表側を手のひらで撫でまわされる。ヒップの丸みをねちっこくさすられ、尻肉がぐにぃっと左右に広げられる。
「やぁうっ、うあぁん……だ、め……おじいちゃん、私、ぃ……!」
まち子は彼女自身の期待を見てみぬふりをしていた。血縁関係にある異性から性的に求められて興奮してしまうなど、認められなかった。父親との快楽に溺れたあとでさえ。
「……ダメと言われるほど、燃えてしまうだろう」
「ひ、ぅ、ぁ……ふぇ、ぁ、あふぁ……っ♥」
祖父の手に行き来されて、ヒップがぷるっ、ぷるっ、と揺れる。揺らされる。
「この弾力……若さがまぶしいのう、罪なぐらいに……!」
「だ、ダメだって……あぅっ、んぅぅぅっ、うんぅぅぅっ……」
若さのことを言われると、父親と溺れたセックスまでフラッシュバックして、祖父から隠している太もものあいだまでしっとり潤んできてしまう。一度濡れ始めてしまえば、流されるばかりになる。まち子が羞恥心から身をよじっても、あふれる愛液が垂れてベッド敷きの青い薄布にシミを作ってしまう。
「しかしまち子、お前さん……まさか、初めてではあるまいな」
「変なこと聞かないでよ……んっ……もう、モデルしてあげないよ……?」
「男がいるのか? まぁ気立てはいいし、この顔と体とくれば……男などうるさいほど寄ってくるか……」
「おじいちゃんのひいき目だよ、私はそうでもないって……私よりかわいい子も、スタイルいい子もいるし」
祖父はまち子が経験済みと察したようだが、唯一の経験相手がまち子の父――彼から見れば息子であるが――とまで見当がついているのか。
「こ、声、出ちゃ……あうっ、うぅぅっ、あうぅ……っ♥」
「いいとも、好きなだけ出せばいい。わしらのころのように麦畑でちょっと、なんていまはできないだろうからな」
「えぇえぇ……そういう問題じゃ……えぅ、うううーっ……!」
祖父の指先がまち子のヘソの下、恥丘をぐにぐにと刺激される。スイッチが入ってしまって、裏返りきった声が漏れてしまう。特に意識を向けまいとしてきた体の中をじゅくじゅくと疼かせる熱を、指先で意識させられてしまう。
「あっ、ゃ、あ、んんっ……ひぁ……!」
「おお、反応が……良すぎるぐらいだ、もしかして欲求不満だったのか」
祖父の無神経な質問に足蹴で返事したくなるが、すでに足が快楽で麻痺しかけている。閉じようとする太ももの間を祖父に愛撫されつづけ、どんどん抵抗できなくなる。クリトリスがとうに熱を持って充血している。祖父はもはや戸惑わず、包皮に包まれた肉芽に指を添えて押す。
「ぁ……だ、めぇ……も……っお、っ……!」
じわり、と熱い露がそこからにじむ。膣奥から尻肉まできゅうっと収縮する。くちびるを結んで鼻から息を吐いて嬌声を抑えるが、感じていることは悟られてしまっているだろう。祖父にも女として見られている、と意識してしまう。まち子の体の奥深くをますます疼かせる。
「そうとなれば、わしも遠慮なくいじらせてもらうぞ」
耳元でささやかれると、それだけで達したように頭が真っ白になる。鏡には汗だくで紅潮したデコルテやバストが映って、嬌声に合わせてゆらゆら浮き沈みする。
「くっああっ……! ぇふ、ぇう、あ、うっ……!」
「もう動いてもいいぞ、まち子……教えてくれ、わしに、お前さんを……」
かろうじて触れるぐらいのソフトタッチが乳房や乳輪を覆う。まち子は肩をもぞつかせて愛撫を邪魔する。その乳首がいじって、と言わんばかりにぴぃんと尖り勃っていくのはどうしようもできない。手のひらに爪を立てたりつま先をバタつかせるのがせいぜい。
「ぁはあっ……やぁっ、あぁっ……! お、おっぱい……んっ……♥」
薄桃色の乳頭が指の腹でつままれ押さえつけられる。乳輪が指の形にゆがみ、その中心で乳首がさらに充血する。さらなる刺激を待つようにじっと無防備になってしまう。
「敏感だな、まち子は……そっと扱わねばなるまい、わしまで女を知らなかったころの気分だ」
「ンああぁああ……っ!? あ、ぅ、あぁああぁっ……♥」
肉体的快感は弱い。にもかかわらず、心も体も熱くゆだってしまう。祖父に乳房や乳首をいじられながら、太ももの内側から尻肉までを愛撫される。力加減が同じぐらいの繰り返しである。それゆえ、さっきより敏感になっていることがさらけ出されてしまいそう、という羞恥心がひどくなる。
「とはいえ、入れるには、まだ……若いころのようにはいかないものだな」
まち子はお尻や腰あたりに迫っているであろう祖父のペニスの気配に、どうしても意識が向いてしまう。もうズボンや下着を下ろしてしまったのだろうか。もしそうだとしたら、祖父のペニスはどれほど勃起しているのか。
「きゃんっ……!? あ、ふ、ふぁ……そ、こ……っ……」
「まぁ、そのぶん年の功を見せてやるとするか」
祖父がまち子の尻肉を左右に押し開き、その谷間に顔を突っ込んでくる。生暖かいものが尻穴をくすぐる感触に、まち子の腰がびくんと跳ねて浮き上がる。
「ふぁ、あ……ああ! ぅく……お尻、なんて……んきゅっ、ふ……ぅ……♥」
「んぐっ、ぢゅっ、ぷふ、んぐ……っ! まち子が旦那を選ぶときは……惚れた女の尻穴をなめられるぐらいの男にしておいたほうがいいぞ」
「ふぁあ、はああっ……あ、ぅ……そんな、ぁ、んっ……!」
肛門はまち子の性感帯ではないものの、腰骨の下やヘソの穴といった他にくぼんでいるところと合わせて高められると、背筋がとろけてしまったかのように陶酔してしまう。両足の付け根や内股まで温かくとろとろになって、祖父に媚びるように腰をくっつけてしまう。
「んきゅっ、ふ……!? くっ……あっ、あぁ……お、じぃ……っあぁあぁ……♥」
ぬめぬめぐにゅぐにゅしている舌が肛門の入口をこじ開けてくる。浅いところを少し味わって出て行く。孔が濡らされた唾液でもだえるようにすぼまってしまう。その動きを観察されている。にゅっ、ずにゅっ。入りそうで入らないまま焦らされてしまう。入るはずはないのだが、敏感な部分から内臓の裏表すべてをなめられている感じがまち子を狂わせる。
「……お、おひっ……おしり、なんて、ヘンタイ、みたいだって……」
「その顔で変態性欲などと言われたら、褒め言葉に聞こえてしまうぞ」
鏡面に映るまち子の頬はすっかり赤く、瞳は彼女自身ですら初めて見るほど潤んでしまっている。しばらくお預けにされている乳首がぷっくりと充血しているのといっしょに鏡に切り取られている。
「あっ……♥」
「うむ……ハリがすごい、押し返されてしまいそうだな」
尻肉にごりっ、と硬いものが当たる。動きはじめる。祖父が腰を使っているらしい。ずちゅっ、ずちゅるっ、ずぷっ、ぬぷっ――(お尻でずりずりするのが好きなの? お父さんに似たのかな……逆だ、おじいちゃんにお父さんが似たの?)――ペニスの先走りか、ヒップについていた汗か唾液か、とにかく気持ちいい滑り具合に酔いしれる。
「ぁ、あぉ、はぁ、おおおっ……まち子、ぉ……!」
「もぅ……そんなに腰使って、だいじょうぶなの?」
「っく、ぅ……なんの、これ、しき……ぉおっ!」
挿入していないものの、孫娘の体にペニスをこすりつけ快楽を得ているという背徳が激しいのか、祖父の興奮にこらえるような素振りが混じって濃くなっていく。
(どうしようかな……おしゃぶりかな? でもさっきまで自分のお尻をこすってたし、ちょっと……まぁ手なら? それとも……)
まち子の思考が図らずも射精介助じみてくる。祖父が腰使いをゆるめたところを狙って、ペニスをそっとつかんでやる。
「んぬっおっ!? う、ぉ、ぅう……まち子、ぉっ」
「なにそんなにびっくりしてるの」
「し、心臓が止まるかと……まさか、まち子からしてくれると……ぉおおっ!?」
「別に、してあげるつもりは……なかったけど……まぁ……」
振り返って、あらためてペニスをひっつかみ――ずちゅっ、ずちゅるっ――祖父の泡を食ったような声に合わせるように、先走りを泡立てながら亀頭を刺激する。
「そんな反応されると、やる気、出ちゃうかな」
「それ、ぇあ、あっ……う、あっ……!」
すっかり寝転がっていたポーズを覆して、まち子は祖父の上に乗りかかる。男の手にもてあそばれるか尻に敷くか、どちらのほうが自分に向いているだろうか、と考えて笑ってしまう。
祖父に、そして自分に見せつけるように、ゆっくりとペニスを扱く。片手に余ってしまう大きさに向かって、指を1本ずつ少しずらして絡みつかせて上下させる。
「それ、いい子、いい子……なぁんてっ」
「こ、こらっ、じいさんになにを言ってるっ」
「いまのおじいちゃんに言われたら笑っちゃうよ~♥」
祖父も、孫娘と交わっている背徳感に燃えているのだろう、と思う。でなければこんなセリフが出てこない――(孫娘をヌードモデルにしようって頼みだす時点で、そんな気がしてたけど……)――ペニスの竿まで下りて、ぶらぶら隙だらけの睾丸にまでちょっかいを出す。
「う、はぁう、くふ、んッ……あああぁ、ぅ……!」
祖父のペニスが先端から粘度の高い先走りをだらしなく垂れ流している。どのぐらい射精が迫っているか、破裂しそうな欲望がどれほどか、と想像する。その推測がまち子も興奮させる。ずちゅっ、ぬちゅるっ、ずりゅ、とペニスをいじる手が早くなる。合わせて尻肉を挑発するように揺らしてしまう――(お父さんみたいに釣られてくれるかな)――手コキされるがままだった祖父が、急に腰を突き上げる。
「うわぁっ」
「はは、おかげさまで、年甲斐もなく……まち子っ」
まち子は猫のように四つん這いで上体を下げさせられ、反対に尻を高く突き上げさせられる。そういえばケダモノは近親相姦をするのだろうか、などと腫れ物をいじってわざと痛みを得るような考えにふけっていたとき、とうとう祖父のペニスが膣口に突きつけられる。
「ああ、よかった、お尻に入れられたらどうしようかと」
「おそそだってよくないだろうが……このっ、わしを、じいさんを誘いおってっ」
臀部をわしづかみにしながら、ペニスが膣肉を押し開く。抵抗か扇動か、膣肉もぐにゅぐにゅと力強く締めつけ返す。挿入したばかりなのに、ぬちゅ、ずりゅ、と恥ずかしい響きが聞こえてくる。
「んひゅ、かは、ぁ、あッ、は、ぅ、ぁあぅ……っ♥」
いいところをこすられて頭が真っ白になってしまう。祖父が膣肉に酔いしれつつも、腰を細かく前後させ、なだめるように粘膜どうしをなじませていく。そのじれったくもある動きにまち子の腰が淫欲を燃え上がらせる。
「ふ、ははっ……なかなかの相性で……うぉおっ!?」
「私としてるときに、ほかの女の人を匂わせないでよ~っ」
「これは失敬……なに、わしだって最後はばあさんの……ふぁ、ほ、ぉおっ!」
「わざと聞かせてるのかしら、もうっ♥」
ヘソを曲げたような口ぶりと裏腹に、後背位のままヒジをついて上体を反らして乳房を揺らす。祖父の手を誘いこむ。祖父から胸に爪を立ててきゅっと乳頭をつままれ、ほんの少しだけいやいやと首を振ったあと、だらだら嬌声をこぼして喘ぐ。祖父から腰を前後にゆすられる。めりこんでくるペニスの熱量にほだされたように、心も身体も襲ってくる快楽を喜んでしまう。
「んひゅ、かは、ぁ、あッ……そんな、ぉ、く……ばっかり……は、ぅ、ぁあぅ……っ♥」
すっかり乱暴に組み伏せられつつ、まるまるした亀頭で子宮口をつつかれたり、ペニスのくびれが膣ヒダにひっかかってめくり上げられたり、と自由自在にこね回される。力強くも執拗でもあり、思考が粘液でぐちゃぐちゃとした結合部と同じぐらい乱れて溶け落ちる。
「はぅ、ほぁっ、はぁっ……あああっ……♥」
「まち子め、奥をなでてやったら、すっかりかわいくなりおって……もちろん元からかわいいのだが」
「そうでしょ~っ、なのに、こんなにえっちにされちゃって……」
まだこっちは余裕がある、と競うように軽口をこぼしあう。そうでもしていないと、まち子は下腹部から押し寄せてくる性感に飲まれて、目を閉じていてもまぶたの裏がチカチカしてしまうほど気持ちよくなってしまう。そうした快楽の波は引かないうちにまた次の波がやってくる。体の疼きがおさまらない。もっと、もっと、とせがむように尻肉をくねらせる。祖父もそれに応えて腰を使う。
「ふ、ふぁっ、あ……あはっ、はっ……とんとんって、や、ぁ……おかしく、なっちゃ、ぅ……♥」
さらに祖父が愛撫の矛先を移して、お腹の中心をぐりぐり撫でてくる。ペニスで膣奥まで侵入しておいて外からもか、とツッコミたくなるがされてみるとたまらない。外からされているのに子宮が内側からとろけそうで、腰がぐにゃぐにゃになってしまう。吐息の温度もセックスと切り離せないぐらい熱くなっている。もう、この体も心も、セックスでどろどろに溶けてしまったとしか思えなくなってくる。そのぐらいに、祖父がくれる快楽は甘ったるい。
「あ゙っぉおっ……だ、ダメ、なの……そ、ぇ……ふかいっ、ふかっ……、おほっぉおォっ……♥」
「……わしに、もう怖いものなどないわ……!」
体位だけでなく嬌声までケダモノのようにされて、強烈な性感で塗りつぶされていってしまう。膣ヒダのひとつひとつまで愛おしくなるようにペニスでこすられる。体重をかけて深いところをグリグリされる。未体験の快楽に泣き叫びながら絶頂を迎える。
「っくイ、グイ……! あ゙あっイグ……ま、またっ、あ゙、あ゙っ……う、ゔ……ウっ……ゔ……ッ……♥」
膣奥がぱちぱち燃えて爆ぜてしまうような感触でまち子が達する。祖父のほうもまち子にかかっている体重がぶるぶると揺らいでいる。射精してくれただろうか。区別はつかないが、堪えきれないモノがある。
「んぷ、んぐ……! ちゅ、れぅ、むぢゅっ、んんぐ、ぁぷ……っ!」
それから顔に手を当てられ後ろを向かされ、案の定くちびるを奪われる。舌の根まで吸い取られそうなキスに、また体が熱くなってしまう。
父親のときのように射精してインターバルがある。そういったまち子の想定が外れて、祖父の追い打ちに無防備のままむさぼられてしまう。
いつしかピストンが再開され、ぱちゅっ、ぱちゅっ、と奥が繰り返し叩かれる。ときおりゆっくりと抜き差しされながら子宮口とその手前をペニスの先端でこね回される。とろとろな肉ヒダをカリ首に引っかけられるようにして、ていねいに、じゅるじゅる愛液ごとかき混ぜられる。まるでおもらししているみたいに甘く熱くほとばしる。
「あ、はっ……んぐ……うっ、あお゙……ぉお゙ッ、い、いっ……っ……」
しゃべる余裕を失ってからも交合が続く。もう何度目の絶頂なのかもわからない。またイかされてしまう、という予兆はまだ感じ取れる。膣ヒダがペニスをぎゅっと締めつけると同時に祖父も腰を押し出すようにぶるりと震える――びゅるっ、どぷぷっ、びゅるるっ、ぶびゅうっ――老人の抜かずの射精とは思えない脈動に、まち子の意識が白くとろける。
ごぽり、と精液が逆流してこぼれる。膣口からあふれた白濁液が内ももに垂れて伝い落ちる。その感触にもまち子は軽くイってしまう。
「ひふっ、きゅ、ぅ……あ、ふぁ……♥」
まち子はそれを恥ずかしいと感じる余裕も、精液に汚れた内ももを閉じる気力も失っている。荒い呼吸を繰り返して快楽の残り火を揺らがせるにとどまった。
祖父がペニスをゆっくり引き抜く。
「まだまだ、わしも……捨てたもんじゃないな」
「……とりあえず、おつかれ」
「こら、年寄り扱いするんじゃないっ」
「寿命を延ばしてくれとかなんとか言ってたよね!?」
結局、まち子は祖父ともさらなる快楽に溺れていくことになる。祖父が動揺するほどモデル料の交渉でごねて、困らせちゃったからしかたない、と言い訳を作って体を許してしまう。
※
「ピカソかな? 岡本太郎かな?」
「父さんの専門は商業寄りだから、ちょっと畑違いだなぁ」
「おいくらになるの?」
「まち子はしっかりしてるなぁ……まぁ、誰か物好きが買うだろ」
「物好きって」
まち子とその父は、まち子の祖父が発表した1枚の絵をギャラリーで見ていた。
(……これモデル私じゃないの? 発表しないって言ってたのにしてるじゃない~っ……いや、自意識過剰かなぁ……難しすぎて、なんとも)
それは艶めかしい少女(?)の裸婦画であった。『鏡のヴィーナス』より前衛的であった。
まち子からすると、どうしても自分が描かれているような気がしてならない。見るだけで体のあちこちがざわついてしまう。
(最近、そういうこと増えちゃって……このあいだも、やけにお母さんが上機嫌だから、と思って変なこと考えちゃった)
なんでもかんでもセックスに結びつけて考えてしまいがち、とまち子は最近の自分に危機感を抱いていた。
「ねぇ、お父さん」
「……あぁ」
父の手をくいくい引っぱって誘った。
(難しいことより、こっちだよね……考えなくても、はっきりしてる)
その手の感触だけで、自分がどんな愛撫をしてもらえるか、どんな快楽を味わえるか想像して、にんまり頬が緩んでどうしようもなかった。
(おしまい)