天上より全裸の俺が、音のない梟の如く舞い降りた。懸命に祈りを捧げるシスターの横へと並ぶ。硬直した彼女は、一糸纏わぬ俺の姿に赤面する事になる。
「聞こえたでしょ。照子司祭を女にした。姉さんもその清らかな躰を僕に与えて。女神さまのところへ連れて行ってあげる」
「ああ、弟君、未熟な私にはまだ早いわ。お願い、今日はこのまま帰って」
男女の営みの赤裸な声を聴いて、すっかり怯えてしまっている、頬には涙の跡、ずっと泣いていたのだろう。だけど本当に嫌なら、泉澄達の所へ逃げ込めばよかった。待っていたのはそう言う事だ。抱き締めながらベールを、白いカラーを脱がしていく。抵抗は、絹の如き長髪を優しく梳いて止めさせた。月光に濡れる淡き金髪が、初めて男に触れられた。
「綺麗な髪の毛、女神さまと同じ色、顔もミシアとそっくりだった。こうしていると女神さまを抱いているよう」
お世辞ではない。光臨されたダンジョンの女神さまの容姿、その躰は照子司祭に、プラチナの髪と儚げな表情はシスターに似ていたのだ。一般の女性にとって、神の如き美貌とは最大限の賛辞である。だが女神さまの権能を宿す俺が唱えると、それは不遜となる。ミシアは神罰を畏れた。神の実在は先程証明されている。
「想夜君、そんな恐ろしい事、言っちゃ駄目。懺悔しなさい。私も一緒に祈ってあげる」
この場に及んでも俺の事を心配してくれるのか。もう待ち切れない。シスターの修道服を、後ろから大きくまくってたくし上げた。清廉なミシアの半生でこれほどの屈辱はないだろう。緩やかな曲線が露出して目の保養だ。
「キャ──ー、何するの」
ちょうどチャペルチェアが一つある。椅子に座ると、シスターを後ろ向きにして膝に抱えた。細いお尻に剥き出しの男根が興奮している。中に入れろとピクピク動く。
「女神さまに宣言する。シスターミシアはここに散る」
「嫌っ、いやぁ、想夜君の硬いのが当たってる。ああっ、動いてる。駄目っ、だめぇ~。聖なる場所でのふしだらな行い、天罰が下ります」
「さあ、祈りを捧げて」
嫌がるミシアに指を組ませて祈らせる。彼女のインナーは真白い。裾のスリットから滑り込んで滑らかな腿を、懐に手を入れ清楚な乳房を辱める。俺の愛撫は残酷だ。望まぬ快感を呼び覚ます。いつしか抵抗は身悶えに、悲鳴は憂いの声に代わっていた。ここで指先に小さな『鎌鼬』を発生させた。スリットからブラジャーを、最後にショーツを、これ見よがしに細切れにしていく。無頼の輩が女性の肌着をナイフで切り刻みながら裸にしていく、映画では大きな悲鳴とセットのやつだ。
「えっ、何してるの。うそ! 私何も着けていない。やめて~~~」
古来、性的快感と恐怖は相性がいいとされている。ましてシスターは善意の中で生きてきた。暴力には耐性がない。指先が白い肌を直にまさぐる。爪先が乳首を回って乳輪をなどる。乳房をズタズタにされる、ミシアは恐怖に慄いた。だが次の瞬間、津波のような快感に呑み込まれる。もはや抗いようもない。
「ひいぃぃぃ~~~~~~」
純真無垢な聖女の乳房は、少女のまま発育を止めているようだ。いつまでも清らかであれと、大人になるのを拒否するように。この俺は穢れた指で汚していく。爛れた魔力が穢れなき彼女を、禁じられた姦淫へ誘う。堪らずにその嫋やかな躰が反り返った。絹の髪が俺にかかってくすぐったい。頬ずりをするように嫌々をする。もっとやって欲しいのだろう。
悶える程に修道服はめくれていく。脚も開いて、後ろ向きで俺の膝に跨る形となってしまった。処女の股間が徐々に開く。信仰心が堪えようとも、俺の意を汲んで、ミシアの躰が勝手に反応してしまうのだ。月光に滲む黄金の産毛も、しっとり夜露に濡れたよう。ここに準備は整った。
「女神の秘蹟を執り行う」
「やめて、やめて、ここでだけは駄目! せめて私の部屋へきて」
シスターにとって、礼拝堂は純潔を失ってでも護らなければならない聖域だ。だからこそ、ここで散るこそふさわしい。神の定めし封印を破ろう。膝上の彼女の股を容赦なく全開にした。今ミシアは手を組んで、命を賭けて祈っている。だけどその願いは聞き届けられない。
ダンジョンの女神さまに見せつけてやる、いきり立つ逸物が彼女の聖域にふれた。背徳の楔を打ち込んでいく。敬虔なシスターに相応しく、秘部は狭くて固かった。孤児院の童女達もヤッてしまえばこんな感じか。穢れなき人が汚される瞬間を永遠にしたい、俺はゆっくりとそして容赦なく貫いた。
「やめ~てぇぇぇ~~~」
ミシアは天性の美声で啼いた。ひと際綺麗な悲鳴から一瞬の沈黙、礼拝堂に破瓜の音が木霊した。
「弟君に犯されたぁ~~~~~~。お腹の中で想夜君が蠢いている。熱くて痛くて我慢できないの。苦しい~、躰が焦がれてしまいそう」
純潔は彼女の全てだった。それを失った万感の叫び。その響きは何よりも俺の心を打った。破瓜の痛みに耐える彼女に懺悔を始める。今なら俺の痛みも分かち合えそうな気がしたからだ。
「僕はこれまでに多くの女性を犯してきた。沢山の女性が純潔や貞淑を奪われて泣いた。人の理からは許されない事と思う。でも確信した。これまでの罪はあなたを辱めるための試練に過ぎなかったと。シスターミシア、この世界で最も善良で純粋である貴女、故に僕にとっては最も罪深い人」
俺の悪行を告解した。これは偽らざれない俺の誠意だ。告白して楽になった。そして勇壮な気迫が満ちる。聖母を堕とし、聖女を汚した。人間としては許されざる行為だが、漢としては誇らしい。階層が上がった気がした。これがシーナの言っていた、女を泣かして強くなると言う事か。
シスターが神に向って慟哭する。綺麗な声音、美しい旋律、魂を賭けた言葉、こんなに真摯な祈りは初めて聴いた。
「ああ、女神さま、この子の罪をお許しください。あなたの御子をお救い下さい。彼も苦しんでいるのです」
「私の躰で彼の罪が償えるのなら、この身、歓んで捧げます。何をされても恨みはしません。あなたの御子にこれ以上罪を犯させないでください。そして弱い私にどうかお慈悲を。彼と一体になりました。悪い悦びに染まりそうです、んんっ~、んっ~~~、私に罪を犯させないで」
シスターは俺に犯されながらも、俺を許そうとしている。心から俺のために祈ってくれる。彼女こそ真の聖女だ。そして望まぬ快感を己の罪と恥じている。また殉教者でもあった。かつて偉大な聖人は野獣の前に身を捨てて、飢えを満たしてあげたという。彼女も身を捧げて俺の獣欲を満たそうとする。ああ、もっと許されたい。獣になりたい。
腰の上のミシアを揺すると、華奢な躰が沈んでいく。逸物が馴染み、少しずつ子宮へと届いて行った。俺の『性技』を喰らったら、女性なら淫らな声で喘ぐはず。だけど信仰心と貫通の痛みで辛うじて意識を保っている。俺もミシアに祝詞を返した。
「祈る度に思い出して。女神さまの前で犯された事を。弟との禁忌の関係、尊い血が流された。この悦びを心に刻め。僕を永遠に忘れないで」
「男の子はなんて意地悪で残酷なの。ああっ~、弟君に虐げられるぅ~~~」
敬虔なミシアはこれからも朝夕の礼拝をかかさないだろう。そして祈る度に今夜の事を想い出す。女神さまの前で辱められた、禁断の悦びを教えられた、彼女の信仰を、俺という存在で一杯にしてやる。
巨躯の聖母に挿入した後では、シスターの肉壺は殊更窮屈に感じる。この無理やり感こそ、男子が求めてやまないもの。まして俺は聖女を犯している。背徳感で満たされる。
「こうやって姉さんを穢していると、僕の魂が清められていく。まるで女神さまを犯しているよう」
女神像を見ながら突き上げる。魂を鷲掴みにされた天界の佳人、そんな彼女から接吻された。不思議な力をくれた。感謝している。その恩義に報いるためにも強くなる。いつの日か、唯一無二のあなたの隣に立ってやる。そして男として立ちはだかるのだ。女神の依り代たるシスターを我が物にしたように。
女神さまを犯したらどんな声で啼くのだろうか。そして知りたい、悦びの声を。
「ダメぇぇぇ~~~、そのような大罪、いくら女神さまでもお許しになりなせん。天罰が降るのぉ。おぉぉぉ~~~」
涜神の言葉が悦楽となって、ミシアはもう失神しそうだ。俺は彼女の意識が飛ぶ前に想い出を刻む。
「僕が昇天させてやる。女神さまへ会わしてあげる。さあ、もっと祈って」
逸物は最奥まで達していた。壺の奥には求めていた安らぎがあった。だが俺はその先を目指す。天へと届け、我が象徴! 男根が高々聳えてミシアの躰が浮き上がる。
「いやっ、いかない。女神さまに顔向けができない。ここにいさせて。想夜君と一緒にいる。大好き、弟君が女神さまより好きなのイヤっ、イヤっ、いいのぉ~~~」
敬虔なシスターが冒涜の言葉を口にした。ミシアは罪を犯した。遂に聖女から女神さまを剥がした。
ミシアは罪の意識にさいなまれながら法悦に喘ぐ。古今の絵画や彫刻に残されている女性の完成系、アガペーとエロスの果てにタナトスへ至る聖女の殉教であった。かつてない戦果に、俺は女神さまへ向けて勝利の雄叫びを上げる。
「うおぉぉぉ────」
聖女の子宮は男子禁制だ。そこへ欲望たぎる俺の男根が蹂躙を始めた。神威があるから上意である。逆らう事は許さない。俺の息子は身勝手な理屈で狼藉の限りを尽くす。何度も何度も、尽きる事なく精を注ぐ。ミシアの眼から光が消えた。蜜と精と僅かな血を垂れ流しながら、果てへと登りつめてしまった。
こうして聖女は犯された。
神に近い女性を凌辱してこそ、その喜びは格別である。猛き牙はその味を覚えた。この咢がいつか女神へと届きますよう。
俺に勝てる女はいない
神スキルが降臨した。
彼のキスで目覚めた。夢にいるのか、頭の中がボーとしている。弟君が無邪気に笑う。
「姉さんの裸は記憶したよ。しなやかで嫋やかで透き通る肌。恥ずかし気な乳房、腰からお尻にかけての優しい曲線。柔らかな秘密の金毛、もう一生忘れない」
彼の視線が躰を這う。気づけば私は全裸だった。寝ている間に脱がされていた。火が出るように恥かしい。
「キャァ~~~~~~、もう見ないでよ」
でも躰は不思議な動きをする。彼の首に手を回すと、自分からベッドに引きずり込んでしまう。別の私が嬌声を上げた。
「キャン、あんっ。はぁ~~~、好き、好き」
お互いに一糸纏わぬ姿で縺れ合う。艶めかしい彼の躰から離れられない。闇の瞳が綺麗。天使の声で囁かれたい。なんてはしたない、そう思った時、心が正気を取り戻した。私は彼に犯されたのだ。
女神さまが光臨された。身に余る光栄、そして弟君が選ばれた。我が事のように嬉しい。ずっと心の奥底で望んでいた、彼が私の特別であって欲しいと。女神さまは私の願いを叶えてくれた。
でも彼は賜った力で私たちを抱くと言う。司祭様は想夜君を息子同然に、私は弟のように可愛がっていた。その成長を見守るのが何よりの楽しみであったのに。弟君は宣言する。母と子の、姉と弟の近親相姦、人として最低の、いいえ、畜生にも劣る禁忌の交わり、それを女神さまに見せつけると。
何という傲岸不遜、傍若無人、神を恐れぬ振る舞いを私たちは畏れた。二人して唇を奪われる。神前での口づけは誓いの儀式。私たちを娶るというの。彼はあまりにも堂々としていた。女神様の意に反しているのは私たちの方? その迷いにつけ込んで、想夜君は大胆になる。
二人一緒に抱擁された。華奢に見えてもあの子は強い。いい様にあしらわれる。それどころか、か細い指で責めさいなまれた。これがダンジョンの力なの? それとも女神さまの上意? 私も司祭様も意に添わぬ法悦に喘いだ。
弟君の綺麗な手が私たちをまさぐる。おぞまししすぎて身が竦む。同じ処をまた撫でられた。今度は突然目眩く快感が襲ってくる。抗えないの、女神さまへ捧げた貞操が奪われてそう。
彼が司祭様を抱き上げた。屋根裏部屋へと攫って行く。やめて、見送る胸が張り裂けそう。
「いやぁぁぁ~、見ないで──ー」
天井から司祭様の悲鳴が聞こえる。やめて、やめて、脱がさないで。思わず自分を抱きしめて、修道服をしっかり押さえた。
「わおっ~、わお~~~、ああっ、想夜さん、そうやさ~~~ん」
純潔の誓いが破られた。彼が母のような司祭様を辱めている。司祭様の喘ぎ声が耳から消えない。
弟君、痛いよ!
心が痛くてたまらない。下腹にも幻痛が奔った。
音を立てて天井が揺れる。静寂を破る淫らな咆哮、司祭様は獣に堕ちてしまわれた。これが秘蹟なんて信じられない。頭の中で想夜君が司祭様をさいなんでいる光景が浮かぶ。口にするにも憚られる淫行の数々。恐ろしい、こんな激しい営みなんて私には無理。身も心も弟君に壊されてしまう。ああ、女神さま、お助け下さい。
お願いだから、私の部屋へ来て。
私は彼を寝室へいざなう。これが最後の抵抗だった。聞き届けられるはずもなく、女神さまへと脚が大きく開かれた。それだけはやめて! 硬いものが秘部を窺う。彼の楔が撃ち込まれた。想夜君は見せつける為にわざとゆっくり侵入してくる。死よりも辛い辱めをうけた。
恐ろしくも逞しいものに、引き裂かれそう。苦痛に耐えきれず思ってしまった。彼になら許してもいいと。この瞬間、心が挫けた。貞操も信仰も誇りも、もう全てを失った。ああ、痛い、熱い、胸が焦がれる。弟君、哀れな姉を殺してよ。
「僕は沢山の女性を犯してきた」
想夜君は多くの罪を背負っていた。彼が告解する。真摯な言葉が、空っぽの私の心に染みわたる。彼も苦しんでいる、私の痛みは彼の痛み。彼の罪は私の罪。分かり合えた、胸が熱くなってきた。魂に灯が燈る。女神さま、どうかあの子をお救い下さい。懺悔の涙は、私が代わりに流しますから。
ああ、彼に貪られる。この子は獣、善悪の彼岸に棲まう聖なる獣です。ならばこの身捧げましょう。彼の飢えが私の心と躰で満たされますよう。
これが奇跡の夜の一部始終。
ベッドの中で弟君が可愛がってくれる。髪を梳かれて、耳元で愛をささやかれた。甘い息が吹きかけられて気が遠くなりそう。
「ミシア姉さんは僕だけの聖女、これからずっと好きにする」
「あんっ、あんっ」
はい! と言いたいのに、出てくるのは喘ぎ声だけ。
私は修道女として、慈悲深くあらねばならなかった。子供たちに優しくするのが無上の喜び。でも優しくしてくれたのは彼が初めて。初めて男の子に胸を吸われた。ああっ、なんて恥ずかしくて気持ちいいものなの。悪い子ちゃんに甘えられると我慢できない。幸福に酔いしれて体が緩む。腕も脚もだらしなく開いていく。為すがままにされていたい。
「シスターを犯したのにまだ清らか。犯し足りなかったな? もっと汚して啼かせたい」
「もう、いけない子ぉ~。ああっ~、意地悪。はぁ~、いけないんだからぁ~」
女性なら耐えがたい侮辱の言葉、私はそれを嬌声で応えた。撥ねるように彼の躰に手足を回して絡め捕る。
初めては強姦だった。なのにもう私のほうから催促している。これこそが彼との秘蹟。終わってみれば、女神さまより愛していた。弟君が正しかったのだ。男女の営みに無知な私を正してくれた。私はもうこの子の虜。世の中には見ず知らずで結婚し、翌朝にはおしどり夫婦となった人たちも多い。初対面でも契りを躱せば、苦しい時も悲しい時も、互いに生涯を支え合う。まして私と彼は女神さまの前で神聖な契約を交わしていた。
弟君のいけないものが入ってくる。最初はあんなに嫌で痛かったのに、今度は天にも昇る心地良さ。躰はいつでも待ち焦がれてる。
「はあぁん、嬉しい~~~。あぁっ、んっ~~~」
淫らな声が恥ずかしい。口を押えて閉じ込める。
「姉さんの声は世界一綺麗。澄み切って優しくて、聴くだけで僕の心が癒される。僕がミシアを歌わせる。この世で僕だけが聞く事の出来る、世界で一番の歌。さあ、いい声で唄って啼け」
ベッドに組み伏せられた。薄い胸が大きく膨らむ。限界まで溜まっていたものが吐き出された。
「あはぁ~~~、うっ、ああっ、ひゃっ~~~」
「女神さまに聞かせてあげる」
朗々として謳い出した。弟君が生き生きしている。命の鼓動を刻んでくる。優しく激しい脈動が私の心臓と繋がった。彼が腰を引く、私は胸いっぱいに息を吸う。突かれて絶唱してしまう。時に早く、またゆっくりと、深く浅く、そして下腹をかき回わされる。その度にいい様に歌わされた。彼はもう自在に私を奏でている。私の躰は彼の物。終曲も近い。
「んんっ~、想夜君、弟く~ん、あなたぁ~、全部捧げるぅ~、お願いだから全部奪って」
弟君の眼は魔眼だという。その瞳に真実の私の姿が映し出された。
自分でも驚くほどの穏やかな顔、私は幸福の絶頂にいる、だけど突然悲しくなって泣いてしまう。この幸せが失われるのが怖い、法悦の中、言い知れぬ不安が襲う。怯えながらも彼を求めた。しがみつきたい、振りほどこうと懸命に足掻く。嫌がりながらも男の手管に屈してしまう、いつのまにか初心な少女の顔をしていた。
私の痴態が彼を獣へと変えた。唸るような声を上げて襲われる。彼の深淵が見えた。万夫不当の意思が奔流となって押し寄せる。たちまちに荒き御霊に呑まれていく。雄々しい命を恵んでください、妖しい魔力でもう傀儡、纏う神気は支配者の証。私の躰は、その暴流を歓喜でもって受け入れた。女の腹が痙攣する。快感が全身へ広がって身を蝕ばむ。
もっと愛して、もっと注いで、私はひたすら彼に祈った。
この身は秘蹟を賜った。女神さまに祈る度に赤面し、あの時を想い出す。弟君が刻んでくれた恥辱と聖痕。私の魂は彼に永遠に縛られてしまった。
やがて私にもきざしが顕れた。