お抱えパーティの人達は無事に帰還できたであろうか。もしそうなら、今頃ギルドは大騒ぎになっている。檸檬の髪と匂いの少女は、託した資料を月代主任に届けてくれているはず。彼女ならそこから消去法で警務官に辿り着く。肉体はもちろん精神も相当疲弊していた。本当は『結界』に籠って休息を取りたかった。だが、帰還が遅れると川間部警務官が逃げてしまうかも。これだけの人が死んだのだ。けじめをつけさせてやる。
緑の迷路を細心の注意をもって俺は進んだ。
茨が高い生垣となって、幾つもの小径を作っていく。イラついて灌木を薙ぎ払ってはいけない。そうすれば棘のある枝に延々と襲われる事になる。所々に蝶や蛾に羽化する前の芋虫が陣取っている。更に時折、頭上からは巨大毛虫が降ってくる。透き通る内臓とサイケな毒針。これは虫嫌いの詩央が見たら悲鳴を上げそう。通路の幅は狭い所では2mほどしかない。前後から挟撃されると詰んでしまう。体力を温存するためにも、極力戦闘を避けた。
手記の『記憶』を頼りにどれだけ歩いただろうか、途中何度か間違え、すっかり時間を取られてしまった。やっと茨の迷路を抜けた。高木がまばらに聳え立ち、木漏れ日の中、四季の花々が咲き誇っている。ここが終点だ、しばらく歩くと緩衝地帯へ抜けるはず。そこから中層のカエル池まで一直線となる。でも花の魔境は俺に最後の試練を課した。
またしても花の精が待ち構えていたのだ。今度のアルラウネは胸が慎ましい、先に蜜をくれたお姫様とは別個体だ。この前俺が蜜をかすめ取った娘だろう。相変わらず世界一弱そうに見える。だけど彼女も半神へと迫る強力なモンスター、あと一歩逃げるのが遅れていたら、俺は即死だった。
そんな乙女が泣いていた。加虐心と庇護欲が刺激され、俺の股間に集中する。覗き見た彼女の寝顔は尊かった。きっと笑顔も似合うのだろう。だけど泣顔が一番綺麗だ。花のかんばせがポロポロ泣いて、恨みがましく俺を見る。たまらない、もっと意地悪してみたい、俺には彼女の心の声が聴こえた。
「かえして」
卑劣な手段で、大切なものを奪ってやった。彼女の誇りを穢したのだ。彼女の「蜜」は使われてしまい、永遠に戻ってこない。
「責任とって」
胸が締め付けられる。これは精神攻撃だろうか。彼女が可哀そうで、申し訳なくてたまらない。罪悪感に苛まれる。俺は根が善良であるだけに、良心の呵責に負けてしまいそう。そこに乙女の香りが漂ってくる。甘々な匂いで心が千々に乱れた。フラフラと勝手に彼女へ足が向かう。そう言えば小さい頃から知らない女性について行っては叱られていた。
命を担保に遊ぶのはダンジョンの日常、こう思うと心が楽になった。世界一ひ弱い躰をいたぶって、力づくで慰めてやる、好色な俺は誘惑にも負けた。
ダンジョンで泣く女性を救うために俺の力はある。その中には美少女モンスターも含まれるのではないか? ヤルと決めれば調子よく考えてしまう。神々は盛りのついた俺を見下げて、天上で嗤っているのだろう。それならば見せつけてやる。誰よりも楽しんで、女神達を赤面させるのだ。
もう逃げも隠れもしない。泣き濡れている彼女の前に立ちはだかる。花の精は少しだけ驚いたようだが、最高の微笑で迎えてくれた。良かった、泣き止んで機嫌を直してくれたみたいだ。でも獲物が掛かったとほくそ笑んだだけかもしれない。
いきなり彼女の衣服を引き裂いた。絹を裂く音が心地いい。アルラウネは声を発さない。これが少女の悲鳴代わりだ。スキルなど使わなくても、薄布のぺプロスは、幾つものカラフルな端切れとなって散っていく。穢れなき裸体が白日の下に晒される。純真無垢な玉の肌。嫋やかな撫で肩、折れんばかりの細い手足。そしてツンと尖った小振りの乳房。限界まで絞り込まれた柳腰。縊れたウエストと小さなお尻が発育途中の少女の色気を主張してやまない。
もう服を脱ぐのももどかしい。探索服を脱ぎ捨てると、モンスター娘を花の褥へ押し倒した。
アルラウネは当然ながら攻撃されると強烈な反撃をしてくる。だけど俺が彼女を襲っているのは愛情表現だ。吸精行為にこれは不可欠、為すがままにされている。だけど熱烈な求愛に可愛い顔が怯えている。なんて初心なんだろう。俺の息子が半狂乱になった。本能のまま花弁をめくろうと大暴れだ。その穂先がが蜜を甞めれば、花の精がビクッと撥ねた。ここで我に返る。
「怖いの」
もの言わぬ顔がこう訴えていたのだ。
この娘は生まれたばかりで男女の営みに不慣れなのかもしれない。生娘は襲われると、恐怖のあまり声も出せず、金縛りになったする。今の彼女と同じだ。この花の精は人に喩えると処女なのかも。彼女も口をぱくぱくさせて体を強張らせている。モンスター娘の処女をいただく、逸物が歓喜して反り返った。獣姦も霞む鬼畜の所業。強姦魔は女が無抵抗になると、合意ができたと勘違いする。そして抵抗できないのをいい事に、好き勝手を始めるものだ。俺もそうしよう。
俺の命は彼女の手中に握られている。怯える仕草も房中術の一環かもしれない。俺はスキルを得てから散々女性を啼かした自覚がある。腹上死するのも報いだ。腹が据わる、最高の射精を決めて逝こうと心に誓った。その為には仕込みが必要、俺はいきなりの挿入を思い留まる。
口づけは男と女の挨拶の基本。ヒトの情の深さを教えてあげる。花の精の、その桜色の唇をこじ開ける。震える舌が絡みつく。心蕩ける蜜の味、甘い口づけという言葉は今日の為にあった。俺はただ無心に吸った。花の精も初めては恥らいながら、そして夢中になって吸い返してくる。魔力と生命力、すなわち魂が彼女の中に流れ込む。夢精したような気持ちよさ、もう死んでも叶わない。昇天するとはこういう事か。でも俺は絶対にやりたい事がまだあった。
モンスター美少女の躰を調べ尽くしたい。肌触りや抱き心地はもちろん、その絶頂する姿を何としても見てみたかった。果してモンスターに俺の『性技』は通じるのか。
雛鳥のような彼女の唇から舌を抜くと、不満そうな仕草を見せる。代わりに色づいた頬に唇を這わした。やっぱり甘い。耳たぶを甘噛みして息を吹き込む。彼女に人の言葉は分からない。だから好きだよと言う気持ちを込めた。花の精もくすぐったく甘えて、吐息を吹き返してくる。大好きよ、きっとこう言っているに違いない。でも彼女は恐ろしい魔物だ。俺を弄んで嘲笑しているのかもしれない。それでも俺は満足だった。
長い髪を優しく梳かして、親愛の情を示す。虹色の不思議な髪は、しっとりとして絹糸より細かった。彼女は猫のように目を細める。その傍ら、太ももから縊れた腰へ、そしてわき腹と、その輪郭を確かめるように揉みしだいていく。柔肌に指が沈んだ、それでいて優しく押し返してくれるしなやかさ。これが花の精の肉体か。この感触を忘れまい、何度も撫でて、指に、掌にしっかり覚えさせる。違う、彼女の玉の肌に俺と言う男を教えているのだ。永遠に忘れられないように。
花の精は喋らない。その代償に表情が豊かだ。俺の愛撫に白い歯を見せ、眼を瞑って陶酔する。かと思えばもじもじと恥らいながらグッと耐える。今はもう泣き出しそうだ。清楚な乙女が誑し込まれて、処女を奪われんとする仕草そのものだった。
「負けない」
健気に訴えかける。そう言えばシーナが言っていた。俺の魔力は香ばしくて病みつきになると。師匠は俺との魔力の交接で悶絶する。花の精も魔物に分類されるが、妖精と同様の魔法生物だ。性愛の魔力には、誰よりも敏感で渇望している。彼女をまさぐる指や舌には、その魔力がふんだんに籠っていたのだ。
極上の御馳走の匂いを嗅がされて、彼女はもう我慢できない。なのに焦らされて生殺しにされている。可愛い顔が苦悶に歪む。息も荒い。俺は身悶え激しい花の精を押さえつけては、無理やりの愛撫を続けた。
でも本当に嫌がっているかは疑問だ。彼女の唇に、魔力の滲む指を添える。すると咥え込んで美味しそうにしゃぶるのだ。それはいい顔をしている。雌犬と同じだ。今の彼女なら調教も行ける。初めての営みでハイになったのかもしれない。
おかしいのは俺も同じだった。アルラウネの甘い汗と匂いには強烈な催淫作用がある。俺は欲望に呑まれて、捕食者である彼女の全てを望もうとする。
気になる事もあった。彼女は俺にあそばれて悶えながらも、ずっと細腕で乳房を覆っていた。ならば暴くのだ、雄の本能が爆発する。力任せにねじ伏せた。小振りな乳房は、人に喩えるなら中学生になったばかりの少女の平均。だけど彼女は極端な撫で肩、細い腕と縊れた腰の華奢な容姿だ。小さな胸が相対的に大きく見える。嗜み深いほのかな色気、人の少女の美がデフォルメされていた。
彼女の可憐な乳房は装飾品である。モンスターは子供を産まないし成長しないとされている。授乳と言う本来の役割を果たす事は決してない。男の眼を愉しませ、欲情させるためだけにある。ほんのりと雪を盛った幼い双丘、チェリーと見まがう赤い乳首、清楚な胸に釘付けになる。はやる気持ちを何とか抑えて、獣の、生臭い息を吹きかけた。もちろん淫蕩の魔力がたっぷりと含まれている。
反応は劇的だった。この花の精は乳房が敏感すぎた。さわられるとおかしくされる、その恐怖からずっと隠していたのだ。これも演技の一環か、はあ~と、大きく息を吐いた。これは彼女の絶叫だろう。乱れた呼吸は彼女の喘ぎ、俺は花の精の乳房を責めた。
華奢な躰が面白いように跳ねる。白い脚が宙に泳ぐ。嫋やかな腕がささやかな抵抗をする。彼女の乳房は柔らかく、発育途中の少女とは違う。極上のプリンの味と舌触り、ちょこっと乗っかる赤い乳首はサクランボの砂糖煮の味がした。
男を悦ばせる為だけの乳房を満喫してやる。これ位の外観の少女の乳房については、その取り扱いにちょっと自信があった。
中1の瀬里奈ちゃんは未熟な乳房を俺に弄ばれるも、最後は自分から差し出した。
中2ののどかは後ろから揉みしだかれて感激して泣いた。
中学生にしか見えない男性恐怖症の清音は、俺に胸を暴かれて許してしまう。
浅い谷間を、蛇の如き欲情の舌が散々に舐った。雪の肌が蕩けて色づく。早鐘の鼓動が波打った。小振りの乳房は敏感だ。唇をゆっくり這わせて乳首へと迫る。優しくしなければならない。時に強くして恐怖を煽るのがスパイスだ。怯えた後の甘い愛撫は、躰に心に染みわたる。嫌なのに声が出てしまう。花の精は甘い吐息でこれに答えた。
愛らしい乳首を口に含んで甘噛みする。乳輪を舌が廻る。そして乳房を大きく咥えて、勃起した乳首を咥内で転がす。余りにも巧みの技、あそばれているのか、愛されているのか少女達は不安になる。奪われるのならせめて愛されたい。抵抗は終わり、慣れぬ官能に泣かされてしまう。
こうなったら処女を失ったのと同じだ。押さえつけていた俺の手が自由になった。いい様に乳房を揉みしだかれる、気を張ろうにも全身をまさぐられて散らされる。花の精は堪えきれずに、拒んでいた俺に抱きついてきた。そして激しく躰をよじる。
あまりにも感じすぎたのか、とうとう大人しくなってしまう。乳房を咥える俺を、慈しむよう撫で始めた。うっとりとして、至福の微笑が零れている。彼女達には許されない母性の味を覚えたかのようだった。
俺はこの娘に搾り取られているはずなのに、いつのまにか襲った気分になっていた。ここまで設定が細かいのか。
こうやって花の精との濃厚な前戯を互いに愉しむ。男性を誘惑するのはなく、耐え忍び、堪えきれずに乱れてしまう純真無垢で可憐な美少女、この娘は俺の性癖に応えてくれた。それが演技だとしても、俺はもう夢中だ。そしてこれからが命に代えても成し遂げたい事。アルラウネは花の化身。ならば花びらをめくって、秘められた花芯を露にしないで何とする。オスを知らない初物の雌しべ、嘗めればどんな味がするのか。これこそが俺の求める「アルラウネの蜜」だった。