※旧題「俺とダンジョンとスローライフと」
義母と雌犬1★
五日間程入院と身体測定、事情聴収、それから簡単なリハビリを行った俺は何とか自宅に戻る事が出来た。まだ母と妹も一緒だ。俺が明日から登校するのに合わせて、二人は神戸に戻る事になる。今は変化した俺の肉体について、最後の擦り合わせを行っている。
「お兄ちゃん、なんかカッコよくなってない。弱そうだけど、強そうにも感じる」
甘えてくるのはキリ香である。キリ香は俺が試練から生還した時、現場に待機していてくれた。妹の回復魔法と俺の「自己回復」で早期に全快したのだが、医者が言うには、結構な重症だったらしい。妹は回復魔法が使えて良かったと大泣きしていた。その後、リモート授業を受けながら俺に付き添ってくれた。
「1日半で探索者の5年から10年分の経験をしたのよ、想夜さんは中堅探索者以上の力はあるわ」
大変だったのは母の方である。口にはしていないが、俺の親として、ダンジョン協会の職員として多忙を極めたらしい。特に俺の場合は試練に引き込まれてから、30時間以上たって脱出したので注目を集めた。通常は24時間を超えて生き残っているのは珍しいとされる。10時間位合計で寝ていたと言ったら呆れられたが、蝦蟇がえるとの闘いの前に充分な休養が取れた事も、生還の一因と分析された。また、俺の中堅探索者以上の力というのは、基礎体力に限った話であり、スキルを加味すれば上級に近いのではとの事、もちろん経験は入ってないが。母さんからも、職員の人からも知識と経験を積み、実績と信用を重ねる事が大切、くれぐれも慢心しないよう念を押された。
「母さんありがとう、お祝いのプレゼントのおかげで命を繋いだ、あの時の言いつけを守っていなければ、俺は確実に死んでいた」
母からの防災用キットは金属バットモドキを始め最後まで俺を助けた。必ず携行せよとの忠告を軽んじていれば、スライムの階層で詰んでいただろう。
「キリ香、ごめんな、夜中に出かけたりして。お前の言う通り家で大人しくしてれば良かったよ。さすがに妹の入学式の日には死ねないからな。ずっと謝ろうと思ったから、最後まで諦めないでいられた」
妹は思い込みの激しいところがある。俺が試練で死んでいたら、地元の中学に進学しなかった事を一生後悔しただろう。突然、キリ香が嚙みついてきた。そのまま胸に顔を埋めて甘えてくる。母も俺の首に腕を回し、優しく抱擁する。平らな胸だが存在は確認できる幼い乳房、俺の腕に押し潰される大人の乳房。生きていて良かった、俺はソファーの真ん中で思う。それは二人の女も同じなのだ。最愛の兄が、最愛の息子が、最愛の男が絶対の死地から戻って来たのだ。内心二度と会えぬと絶望していただけに、その悦びは余計に尊い。二人は最愛の男に自分の匂いを擦りつけるように甘えてきた。
「ねえ、お兄ちゃんのスキルおかしくない、女子の敵だよ。朱美姉や詩央姉に悪いことしそうで心配だよ。メールして騙されないよう言っておくね」
俺の非公開スキルを指して、キリ香が不満げだ。特に後ろ三つ、『性技』『性豪』『避妊』が嫌なようだ。
「二人にだけは言わないでくれ。ゴブリンやオークが相手だったから仕方ないだろう。キリ香だって、お兄ちゃんが下手とかダメだったとか言われるよりは良いだろうが」
「それでもいい。カッコよくなくてもいい。わたしが養ってあげるからママと三人で暮らそうよ」
俺が試練から生還してから、凄いブラコンぶりである。
「朱美さんや詩央さんなら心配してないわ。ちゃんと話せば許してくれるかもね」
俺のように突然大きな力を持ってしまった若い「招待者」は誘惑も多い。ハニートラップもその一つだ。俺は誘われたら、お菓子を貰った子供のようにホイホイついて行きそうだと、母や妹、朱美や詩央先輩にまで強く心配されている。
「二人も奥さん持つなんて不潔だよ、許さないんだから」
ダンジョンクリエーションの強力な電磁パルスは、電子データの大半を破壊したが、この謎パルスは人類のDNAにも深刻な影響を与えた。一つが魔力の保有。合わせて髪の色もカラフルになり、容姿も整った者が増えてきている。これはダンジョンが人類に進化を促しているからと認識されている。因みに俺の髪は旧態依然の黒、キリ香は落ち着いた桜色、母は明るい若草色だ。なお、髪の色と魔力は関連性がないらしい。
もう一つが男女比の微妙な変化。自分たちの世代では、男女比は4:6だ。このため、重婚を許可する法案が審議されている。現状でもシングルマザーの割合が問題になっているし、ハーレムの噂も聞く。なお男女比については異論もある。女性の方が魔力量の多い傾向があるので、「選抜者」のうちダンジョンに潜る「探索者」としては、圧倒的に女性が大成しやすい。そのため社会全体が女性を望んだ結果であると。
「耀蔵さんは性豪を持っていたわよ、敦彦さんは性技ね」
思わぬネタバレにキリ香は唖然とする。なお、敦彦さんというのはキリ香の実父である。そして更に絶望が襲う。
「私は避妊を持っているわよ」
「避妊スキルはありがたられるわよ。長期の探索なんかで、急に赤ちゃんが出きたら困るでしょ」
『避妊』スキルとは本来はダンジョンの探索計画の助けのためにあるのか。俺は全く気が回らなかった。俺は勝ち誇って、妹をからかう。
「お兄ちゃんの大勝利だ、家族みんなが応援してくれる。俺はこいつらが誇らしくなってきたよ」
「お兄ちゃんのお馬鹿」
キリ香は不貞腐れてさっさと寝てしまった。いつもの日常である。俺の為に無理していたのが明らかだったので、俺も母も一安心だ。
「母さん 注ぐよ」
母が高級酒を出してくる。親父の葬式以来、手を付けなかったやつだ。大切な話があるのだろう、注がれた強い酒を、母は一気に飲み干した。
「リハビリはどうかしら、問題ないと聞いているけど」
ここでリハビリと言うのは、日常生活に支障がでないよう、身体能力を抑える訓練である。一週間前の俺の感覚で握手すると、相手に怪我を負わせるだろう。一般的な「選抜者」はこの辺、徐々に慣らしていくのでほとんどこうした問題は起こらない。
「想夜さん、あなた失敗するわよ。一番大事な時に」
大切な話というのはこれか。俺は全てを受け止める覚悟で母を見つめる。母の甘い吐息が首にかかる。理性を失う香りがした。
「日常は大丈夫、でもね、あなたには経験していない事があるでしょう。その時あなたはきっと夢中になって求めるわ。スキルもあなたを手助けしてくれる。初めての相手に乙女を捧げようとする普通の女の子を選んではだめよ。相手の人は愛されすぎて壊れてしまう。愛がなくても、最初は選抜者の経験者の女性と睦み合いなさい」
俺も男だから、初体験は朱美か詩央がいいと夢見ていた。一週間前は夢だったが、今は告白できる立場になったと思っている。義母は俺の思いを計ったかのように、
「朱美さんは大丈夫と思う、詩央さんは初めての相手は務まらないかも。もちろん、キリ香ちゃんもね」
最近のキリ香はかいがいしく世話を焼くと思えば、過剰に干渉してくる。妹と兄の関係を超えるのでは考えた事もある。成程、義母はキリ香を心配していたのか。
「キリ香はあなたが試練に飲まれた時、壊れたのよ。二度と正気に戻らないんじゃと思うと恐怖だったわ。あの子がお仕事を頑張っているのは、二人のお父さんの為でも、私のように泣かないためでもなく、想夜さんと一緒にいたいからなの。あなたが帰って来た時は嬉し涙が止まらなかったわ。そして狂喜した、あなたが強くなった事、昔みたいに守ってもらえる事に。そして恐怖した、もうあなたを縛れない事、あなたがいつでもどこかへ行ける事を。キリ香はもうすぐ女に目覚めるわ。身を捧げてでも、あなたをつなぎ止めようとする。拒めばあの子は壊れてしまう。想夜さん、キリ香を守って」
やや間を置いて、義母はきっぱり言った。
「想夜さん、私を抱きなさい」
義母の言葉を冗談と流すのはたやすいし、倫理的にはそうすべきだ。こんな事が発覚すれば、母さんも俺も生涯後ろ指を指されるだろう。これから俺は朱美か詩央、あるいは両方と、人も羨む家庭を作って幸福な人生を送るのだ。だが、家族はどうする。キリ香の想いを受け止めなければ、妹は壊れる。そうすれば母も壊れ、俺達家族は疎遠になって、待ち受けるのは不幸な結末。その中で俺だけが新しい家族を作って幸せになる、果たしてそれで幸福なのか。
今ここで義母を抱いてしまえば、後から義妹を抱いても罪悪感が薄れる。どんな思いで義母は言葉を口にしたのか。義母の覚悟を無にするのか。義母も家族を守りたいのだ。
ここが分水嶺だ。
義母の肩に手を回すと強張っているのが分かる。何だか心に余裕が出来た。カールした緑髪をかき上げ、うなじをさわる。ここで唇を奪うが、歯が邪魔をして舌が奥に進めない。歯茎を舐り、強引にこじ入れていく。怯える舌を絡め取って俺の唾液を擦りつける。目を閉じた義母の体を抱え上げ、寝室へと連れ込む。飼っているペットの犬を鎖で繋ごうと抱え上げると抵抗するが、そんな乱暴なお姫様だっこだった。
上着を脱いだ義母が更にブラウスに手をかけたのを俺は止めた。女を脱がす悦びを味わいたい。
「母さん、僕は初めてだ。初めてだから僕の方から脱がせたい。心の向くまま愛したい。いつものように受け入れてほしい」
ここは義母はうなずくしかなかろう。
俺は上半身裸になって、その肉体を見せつける。義母が思わず息を吞んだ。俺は鍛錬を重ねたが体は逞しくならなかった。筋肉の質が向上するタイプだったらしい。見た目は華奢だが脱ぐと中性的な妖しさがあるから、今のままがいいと詩央先輩は言っていた。なんでそんな事を知っていたのかは分からないけど。
義母の手を取る。手首から肘、腕へと、生地越しにその柔らかさを確認するよう、握ってみたり、撫で上げたりしていく。肩甲骨から鎖骨へと指で愛撫を重ねる。ああ、俺はセックスの対象として、女性の躰を初めてさわっているのだ。気持ちも身体もどんどん昂っていく。胸のボタンをいくつか外すと、そのままベッドに押し倒した。
「想夜さん、想夜さん、あっ、あっ」
切ない囁きと甘い吐息と汗ばむ女体、女は感じるとこんな風に反応するのか、耳に肩に首筋に、唇を這わせて甘噛みをする。ブラウスの襟を肩から降ろして半脱ぎにさせた。たわわな乳房を強調させるためだ。俺はブラウスから半分見える深い谷間に顔を埋めた。
「服が破れちゃう、それは止めて、いや、いや」
抵抗する薫子を組み伏せて、双丘の感触を楽しむ。荒い呼吸で膨らむ胸がたまらない。
「最初のひとには心ゆくまで甘えてみたい。母さん、僕は女のひとの胸に顔を埋めるのは初めてだよ」
大人しくさせると、ブラウスのボタンを全部外し、ブラの上から乳首を咥えてこねくり回す。隙間から舌を差し入れ、乳房の下から攻めていく。顎と鼻でブラを押し上げ、とうとう乳首をなめとってやると、ひときわ激しく嬌声を上げる。時折見せる弱々しい抵抗は、手首をつかんでこれを躾けた。勃起した乳首に舌を絡め、突いたり撫でまわしたりと遊んでみる。心ゆくまで堪能すると、ブラを咥えてたくし上げた。
「恥ずかしい、止めて、止めて、あっー」
再び抵抗する薫子を押さえつけて、もう片方も同じように責める。一層激しい悲鳴の後、両の乳房が顕わになった。
「母さん、抱いてほしい」
命令された薫子は、思わず俺の首に手を回す。彼女に頭を撫でられながら、揉みしだき、乳輪をなめ、乳首を咥えて舌で愛撫を堪能する。盗み視た義母の顔は、赤子に乳をあげる多幸感溢れる母の顔だ。目を閉じ、薄く口元を開いている。ただ吐息と一緒に喘ぎ声も吐き出してくるのが違うだけだ。豊かな胸を貪ると同時に、薫子の脇腹を、肋骨を、わきの下を、優しく撫でていく。
「あん、あん、あっ、あっ、うー」
呼吸が乱れて喘ぎ声も乱れてきた。媚びた声と耐える声、身をよじりつつも俺をしっかり掴んで離さない。義母は我慢している、そう思うと俺は薫子を、益々我慢させたくなった。胸を吸いながら、スカートのファスナーを降ろして、パンストの上から太ももをまさぐる。鍛えられて引き締まった、それでいて柔らかいカモシカの様な脚、特に内側を丁寧に揉みしだく。うっかり秘部に指が当てて、ピクリするのも楽しんでみる。鼠径部をなぞり、下着の境目を確認する。恥丘に手を置く。思い切り焦らしてみよう、羽毛で撫でる感触でゆっくり孤を描いて遊ぶ。時には軽く指で押さえて弾いたりもする。そのリズムは、緑の草原で跳ねまわる子供のように、命が溢れる喜びを奏でた。もう下着越しでも熱を持っているのははっきり分かる。
「いやっ、止めて、やめて、やめて」
薫子が我慢の限界を迎えている。哀願する声は慎みの欠片もない。目を瞑り歪んだ顔は苦悶で泣いているのか? とにかく俺の肩を押しのけようとするのを無視して、一切の容赦なく戯れた。人差し指から薬指、三本の指を別々に動かし、指の腹で擦ってみると、パンストまでも濡れてきた。腰を浮かせてよがる彼女をみると、未経験の俺でも分かる、欲しがっているのか。泣いている薫子を今度は驚かせてやろう、いきなり下着に手を入れた時、それは起こった。
「もう止めましょう、これ以上は駄目」
いきなり、本気の拒絶、本気の抵抗を始めてしまう。陰毛を撫でつける俺の手を払おうと、本気の力で暴れ始めた。その理由は想像つく。決壊していたのだ、お預けを食った陰唇は蜜をまき散らして、男を求めて口を開けていた。深い繁みも蜜が押し寄せ、ねっとりしている。今は俺の掌にも愛蜜が垂れてきている。年下の男に、息子に好き放題にされて感じているのを知られたくない、義母の最後の誇り、それを守ろうとしていたのだろう。俺は唇をふさいで落ち着かせると、優しい声で愛の言葉を耳に重ねる。
「母さん、待たせた」
「初めてだから、気づけなくてごめん」
「でも僕は、女のひとのめしべを触りたい」
「最初は母さんの、薫子のめしべを愛したい。女の薫子がどうなるのか、僕は知りたい」
薫子は無抵抗になった。なすがままに愛されるが、もう恥じらいはない。
俺が割れ目に指を入れるや、彼女は腰を動かし、自らの秘部を押し付けてきた。早く撫でてと催促してきたのだ。初めてクリトリスをさわってみると、薫子が歓喜の悲鳴をあげた。俺の望みを叶える事がそんなに嬉しいのか。濡れた突起を優しくつねり、指で挟んでこねくり回す。
「もっと、想夜さん、もっとちょうだい。早く頂戴、いいっー」
薫子が欲望をむき出しにして俺を求める。体をくねらせ、抱きしめてくる。慎みどころか遠慮のない雌の叫びだ。
「欲しい、欲しい、早く入れて、奥まで入れて」
ああ、女はこうすると喜ぶのか。隙のない女、そんな薫子が下品な言葉を吐いている。醜態をさらす義母に興奮した俺は、もっと辱めたいと思う。陰核を軽く押す、体が跳ねる。優しく撫でると甘えてきた。摘まみ上げると卑猥な言葉が……。もっと下品に、もっと泣かそう。薫子の抵抗を封じて、俺はクリトリスを虐め続けた。
「死んじゃう、死んじゃう、男が欲しくて死んじゃいそう。助けて、想夜さん、助けてー」
薫子が声を限りに哀願してきた。嬌声が響き渡る。すかさず俺は彼女の足を揃えて腰を浮かせ、乱れたスカートを乱暴に引き上げる。
ワインレッドのフレアがゆっくり床に舞い落ちた。後はもう脱がしはしない。パンストをむしり取る、太ももから上は全部引き裂いてやった。誰かがキャン、キャン鳴いているが関係なしだ。今日の為に用意したのであろう、レースのついた薄いベージュ、透けた布地を数回撫でると、両の紐を引き千切る。雨に濡れた緑の繁みが解放された。