※この作品はR-18です。

ダンジョン姫はじめ   作:エターナル好希也

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童女達とのスローライフ1 クワイアードレス

 預かった聖歌隊の衣装は童女達のお気に召したようだ。キャッ、キャッと手に取りながら、得意なポーズを決めている。華美に過ぎないようにと司祭様の希望で、色調は下地を白のブラウスに、刺繍の入った黒のケープと飾り袖。その一方ステージ映えを意識して、襟元とビレッタ帽には鮮やかなリボンと、女の子のかわいさが強調さている。太腿までのミニドレスは、それはお洒落なフリルつき、ふわっと膨らみ可愛らしい。

 だけどこのクワイアードレスは、ダンジョンの産の素材を民間に転用している。ハイテクの塊だった。重厚ながら滑らかなケープ、それでいて軽く型崩れしないと、子供にも優しい仕様になっていた。前開きのプリーツのワンピース、ひだのラインは計算しくされ、余分な音を吸収する構造になっている。インナーのフリルも衣擦れの音を抑えながら、絶対領域を死守するという優れものだった。

 ここでちょっとした論争になった。シスターは露出過多でお行儀が悪いという。

 

「半ズボンを履きましょう。はしたない恰好で女神さまを讃えるのは許されないわ」

 

 何故か赤面していた。よく言う。礼拝堂であられもない姿にさせられて、必死で女神さまに慈悲を請うているのに。

 幼女の生足を鑑賞しないのは不健康だろう。それとも黒スパッツで隠しておいて、脳内で太ももを妄想させるのもありか。上級者の演出に、ちょっと迷ってきてしまう。

 

「えぇー、いやだぁ。せっかくこんなに可愛いのに」

 

 あちこちからブーイングが湧き起こった。女の子達は全員反対だ。お揃いでこんなにお洒落できるなんてこの先ないかもしれないだから。実はフリルのスカートは、パンツを履いても似合う仕様になっている。当然、リボンも脱着できる。曲やTPOに合わせて使い回せる配慮がされていた。

 

「では、想夜さんに決めてもらうのはどうかしら? 彼のご縁でドレスをいただけたのだから」

 

 照子司祭は俺に仲裁させる気だ。どうしよう、どちらを取っても不満が残る。衣装をデザインしてくれた菫先輩の事を想い出した。彼女は日本一位有名なロリ巨乳で、雰囲気だけは小学生だ。今回のクワイアードレスも俺とのコーデを意識したと己惚れている。

 

「僕と衣装合わせをしてみよう。パンツやリボンをどうするか、僕の探索服と合うかどうかで決めていい? ドレスのデザインは小学生みたいな学校の先輩が案を出してくれたよ。きっとみんなと趣味が合う。去年の選手権の優勝メンバーだから、知ってる人もいるかもね。それに本人、楽屋で挨拶したいって言っていたし」

 

 俺のフリル探索服は二着目だ。ド派手な初代は、燃え尽きながら俺の命を繋いでくれた。今のもすれ違う人が振り返る位目立つ。この服とクワイアードレス、スパッツを履くか履かないか、コーデしてみて決めるのだ。恨みを買わないように、全部服のせいにしよう。

 

「わたしその人知ってるわ。小学生みたいな女子高生でしょ。あんなに胸の大きな小学生なんてないのに。男の人はおろかよね」

「クラスで彼女を待ち受けにしている男子、結構いるの。恋人にしたいんですって、歳も離れているのにバッカみたい。お兄ちゃん、知り合いだったんだ」

 

 本物の小学生からは辛辣な答えが返ってきた。燕子と沙也加は、菫ちゃん本人よりも騒ぎ立てる男どもが嫌いなようだ。だけど小学生の男の子には大人気らしい。もし俺が付き合っていると知ったら、男の子達は泣くだろうか。

 司祭とシスターは俺に一任すると、礼拝堂へお務めへと行ってしまった。これ以上一緒にいると、ふしだらな関係が露顕してしまうと思ったのかもしれない。二人がダンジョンに選ばれてからは、孤児院の経済的な状況は改善した。だけど、研修や支部からの依頼で、みなしご達にかまう時間が削られた。俺は後見人として彼女らの身も心も預かっている。童女達の指導もしていた。男子棟の一室も部屋代わりに使っていた。

 

 

 

「それより早く、お兄ちゃんの探索服見せて」

 

 童女達がわらわら寄って脱がしにかかる。今日、彼女達に俺の探索服を見せるのを約束していた。司祭様達や泉澄から、俺のダンジョンでの服装が派手なのを聞いたらしく、ずっとせがまれていたのだ。たちまちにバイザーとゴーグルを取られ、羽織ったローブも毟られてしまう。噂になってたフリル付きの探索服が顕わになる。嫌がる女の子を脱がすのは得意だけど、女の子たちから強引に脱がされるのも悪くない。とてもいい気分になった。

 

「やった! 本当にお兄さんフリル付きの服を着てるよ。歌劇団の男役みたい」

「私も早く選ばれないかな。そうしたらシスターやお母さんみたいに、お兄ちゃんにダンジョンに連れて行ってもらえる」

 

 クワイアードレス姿の燐花と唯花がぴったり身を寄せてきた。瓜二つの双子を相手に、両手に花は絵になると思う。俺の2代目フリル服も、胸元にメインのフリル、肩口から肘にかけて、腰から膝にかけても細やかなフリルが施されている。もちろん魔力爆発を攪拌するためだ。でも、見た目はフィギュアの選手か、貴公子の着るドレスシャツとズボンだった。ケープをかけると聖歌隊の団員に見えない事もない。と言うか、マイスターの折戸さんは聖歌隊の衣装を参考にして裁縫したらしい。

 俺のフリル服も、シャツの色は皆と一緒の無垢な白、ズボンは淡いベージュで、人肌の色だった。クワイアードレスの二人を抱き寄せる。生脚が絡まって、黄色い声の歓声が上がった。満場一致で答は出た。暖色の優しいカラーに、童女の生足はそれは見事に映えたのだ。こうやって、脚を晒すミニスタイルでの着用が決まった。

 少女未満の女の子が全身をペタペタと触ってくれる。何というご褒美だろう。最初は襟元や、肩口などフリルの辺りを撫でていたが、遠慮がなくなってくる。フロントの隙間から、小さな指を滑らせようとする子がでた。涼風だ、この子は一番しっかりいるくせに一番俺に甘えたがる。

 

「大発見! お兄さんのインナー、こうなっているの」

「わおっ、くすぐったい。そこ、弱いから触らないよ」

 

 俺達選抜者は痛みには強くても、快感には敏感だ。笑いを必死でこらえる様が、何故か女の子達の琴線に触れてしまう。

 

「想夜さんの弱点見つけた。みんなでお兄さんやっつけようよ」

 

 日果留の一声でみんなが俺に群がった。11人いる! 全員から全身隈なくまさぐられた。くすぐったくてたまらない、だけど振り払って怪我をさせる訳にはいかない。彼女達に身を任せてそのまま床に押し倒された。

 まだ、園児の頃だ。爺さんに連れられて、近所のブリーダーの家に見学に行ったことがある。小さな俺は早くナデナデしたかった。大人の話はつまらない。ドックランに侵入すれば、たちまちに十数匹の仔犬にたかられて、ナメナメされてしまったのだ。もちろんここへ来る前に、犬っころを虐めないよう、厳しく注意されている。くすぐったくてたまらないけど、身じろぎしないで頑張った。

 すると仔犬どもは調子に乗って、跳びかかったり、クンクンと鼻を押しつけ攻撃してきた。爺さんやブリーダーの人から助け出されたのだが、どちらが仔犬か分からないと笑われてしまった。どうやら無心になって遊んでいたらしい。結局、最後まで俺にくっついていた子を連れ帰ったのだが。こんなふうに彼女達も飛びついてくる。俺が無抵抗だと分かると、我先に攻めてきた。

 

 プロレスごっこでは一方的にやられてはいけない。両脚にしがみ付いている菜羽とココアを、膝を起てて引き寄せた。暴れる二人にくすぐり攻撃をかますのだ。脇やお腹をコチョコチョするけど、ジタバタしている、膨らんだばかりの小さな胸に、俺の指がさわさわそよいだ。

 

「きゃぁー、お兄ちゃんにおっぱい揉まれた」

「わぁーん、男の人に触られた。初めてだから責任とらす」

「もうお兄さんのエッチ!」

 

 今日一番の嬌声が上がった。そして続くは非難の合唱。それを受けて童女たちが本気を出した。俺は取り押さえられてしまった。

 涼風が縦膝枕で頭を押さえる。小学生の膝枕とか役得だ。ゆっくりと彼女の股間に埋もれていく。涼風のくせに俺を撫でてご満悦だ。燐花と唯花の双子ちゃんには万歳をさせられた。腕を腿に挟んで抵抗を封じる念の入りよう。指もしっかり絡めてある。もう護身術で捕まった情けない痴漢である。

 ゆゆとちいかが踝を取る。膝に乗せて足裏をくすぐられる。そして爪先を弄んだりして可愛い拷問で責めてくれる。残りの6人も、脇の下に顔を埋めたり、脇腹に太腿に頭を乗っけて、あちらこちらを撫で回すのだ。童女達の弾む息も吹きつけられる。気持ちが良すぎて本当に身動きが取れなくなった。ガリバーもかくやか。

 

 師匠によると、花の精とまぐわってから、俺からは女性を惑わす匂いが出るらしい。元々、異性を惹きつける魔力を持っている。女の子と部屋に籠ると危険だと注意されていた。今の時季、密着されてしっとり汗をかいている。甘い匂いに童女たちが誘われる。子供たちの無垢な笑いが、嬌声に、艶色の吐息へと移ろっていく。蜜を求める蜜蜂のように彼女達は纏わってくる。交代でじゃれ合っては、次々と躰を被せるのだ。

 青い果実を熟成させる悪魔の所業、童女達の熱がこもる。蜜蜂の蜂球のように、オオスズメバチたる俺の理性を蒸し殺す気か。一人二人なら俺の方から刺してやるところだが、時間がない。それに彼女達の生足が至る所に絡みついて息苦しく、そして気持ち良くなってきた。やっぱり生足は最高だ。

 

 そんな事を考えていたら突然視界が塞がれた。ずっと俺の頭を抱えていた涼風が、掌で顔を覆ったのだ。さっきから童女達のパンツをチラ見しているのを気づかれたのかもしれない。これからは何があったか定かではない。指を取られて、堅くてちょっとだけ柔らかいものに押し付けられる。何だろう、握ってみた。オレンジかテニスボール位の大きさに収まる。形と大きさ、そして弾力が微妙に違う。でも悪くないさわり心地だ。

 

「あんっ!」 「ヤッ!」 「んんっ!」

 

 沙也加が驚き、遥が拒む。我慢しているのはココアかな。そしてちいかがキャンと泣く。

 

 全員が薄手の服でミニスカートか短パンだった。ノースリーブの子もいる。剥き出しの肌が求めるように俺と擦れる。そして競い合うよう重なってくる。蒸し暑い盛り、乳臭い匂いがそこら中に充満した。だけど不児戯な事に、段々と爽やかに変わってくるのだ。子供から少女の香りへ移っていった。

 肉体もそうだ。ぷにぷにとした肌がしなやかになっている。小学生女子の成長は早い。ある日突然女になる。詩央も朱美もキリ香だって、子供からいきなり女性だと意識させられた。彼女達の柔肌も、いつの間にか少女のそれに代わっている。

 目を開けると、少女達はぐったりしていた。潤んだ眼でボーっとしている。少し遊びすぎたかな。夏の盛りにおしくらまんじゅうもどきをやったのだ。俺は『風衣』でそよ風を起こす。みんなうっとりと目を細めた。

 

 

 

 代表の涼風と、比較的元気な燐花と唯花を連れて司祭様を訪ねた。双子はちゃっかりクワイアードレスを着ている。俺達は生足での着用を希望した。双子を前に押し出して説明を始める。

 

「そう、結局ズボンは履かない事にしたのね」

「ドレスのヒダやフリルの部分、ボクの探索服と同じで、余計な音を吸収したり、衣擦れの音を出さないように設計されています。インナーをつけると効果が半減するかもしれません」

 

 司祭様とシスターがドレスを触って確認する。二人とも選抜者となった。魔力の流れで違いが分かる。

 

「それに今回のチャリティーはデザイナーの先輩や裁縫スタッフの方も観覧します。感謝を込めて、最大限のドレスの性能を披露しましょう」

「弟君の言うとおりね、私からはお揃いの靴とソックスを買ってあげる」

「お姉ちゃん、ありがとう」

 

 涼風もリンもユイも喜びを爆発させてミシアに飛びついて行く。みんながどれだけコンサートを楽しみにしていたか分かろうというもの。照子司祭は聖母の慈愛、シスターミシアは穢れなき聖女の微笑を俺に向けた。

 

「僕も楽しみだよ。今度会うのはコンサートの当日だね」

 

 俺がリハーサルに立ち会えないと聞くや、燐花と唯花が曇らせた。

 

 

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