夜の帳が下りた頃に孤児院へと着いた。女子棟の明りは消えている。起きているとしても、監督生の泉澄くらいのものだろう。事前に来訪と要件は伝えてある。司祭とシスターの居場所は聞くまでもない。礼拝堂の扉を開けた。俺達は抱き合って、互いの無事を喜び合った。
「二人とも怪我はない? 涼風はもう寝た?」
「弟君、涼風ちゃんを護ってくれてありがとう。あの後も悪い人と戦ったって聞いたわ。心配で心配で、女神さまにお祈りしてたの」
「私たちも狙われたのね。想夜さんは女神さまの遣わされた教会の守護者です」
二人はいつも俺のために祈ってくれる。女神教の聖騎士ならぬ性騎士になろう。
「照子司祭とミシアには、女神さまが貴重なスキルを託された。これからも悪魔が誘惑するかも知れない。だけど僕が護るから。スキルなんかは関係ないよ。僕はここで女神さまに誓った。二人とも僕だけのものにすると。聖なる二人は僕の獣欲を満たすためにある。誰にもあげたりしないから」
「身も心も想夜さんに捧げています。好きになさって。私たちはあなたを満足させるためにあるのですから」
「ああ、狂おしいほど大好きよ。神の試練をお授け下さい」
俺はこの場で司祭とシスターの純潔を奪って、女神さまに領有を宣言した。二人とも嬉し啼かせて、俺の鎖に繋ぎ変えた。俺はまだ闘いの後の昂ぶりから醒めていない。彼女達を祭壇の前に並べて代わる代わる獣の様に喘がせたかった。
だけど残党が報復に来る可能性が僅かでもある。その為に今夜泊まりに来たのだ。それに孤児達だって今日は気持ちが昂っているだろう。夜中に起きて司祭様やシスターがいないと泣いてしまうかもしれない。俺は神も許さぬ背徳の誘惑を断ち切った。
「寂しい夜にしてゴメン」
明日になったらこの埋め合わせするから。
居住者の誰もいない男子棟に泊まる事にした。夜の11時を回った辺り、戦闘で傷ついた身体のメンテを行っている。短パン一枚でスクラッチをする。あちこちを確認したが、『自己回復』とポーションで怪我はすっかり治っていた。そんな折、張り巡らしてある『気配察知』に反応がある。気配の狙いは俺だろう。忍んで男子棟へと入ってくる。だけど大人のものではない。ドアの向こうで躊躇するに人影に声を掛けた。
「涼風、どうした。僕はずっと待っていた。覗かないではいって来て。それから汗を拭くからタオル取って」
「もう意地悪、半ズボンだけの男の人には近づきたくありません」
切っ掛けを与えてあげた。パジャマの涼風が勇気を出して忍んで来る。
「お兄さん、今日はありがとう。お礼に背中を拭いてあげる」
甲斐甲斐しくも俺の背中を拭いてくれる。感謝を込めて汗の一滴まで大切にぬぐっている。孤児院の姉妹同士でも、こんなに懇切丁寧にはしないだろう。
来るんじゃないかと思っていた。ちょっと前、九死に一生を得たばかりだ。眠れるはずもない。誰より気持ちが昂っている。そして世界の誰よりも俺に執着している。小学生でも深夜、男子の部屋へ尋ねるならば何をされるか分かっているのに。
吊り橋理論というのがある。命の危機を助けてもらった男性への感謝が、恋愛にすり替わってしまうというものだ。なるほど涼風も二度俺に命を救われている。世間ではこれも吊り橋効果とみなすだろう。だけど俺への想いはそんな半端なものではないと思う。今日行動で示したように、俺への信頼ため命を賭ける程潔かった。
「僕もね、小学生の頃、誘拐されて銃で撃たれた事がある。幸い弾は出なかったけれど。現実感が伴わないでボーっとしてたよ。でも後から怖くなって震えて泣いた。ちょうど涼風と一緒だね」
涼風と同じ小6の時、俺は誘拐されて至近距離から拳銃で撃たれた。何故か不発となってしまうが、その決着をつけ、今ここに至っている。だからこの子の気持ちが痛い程判る。死を意識する程、強い命に縋りたくなる。未熟な子宮が俺の精を渇望した。俺の所有物にされる事で安寧を得ようとしているのだ。果して彼女は半裸の俺に抱きついてきた。
「ギュッとして。怖くて怖くてたまらないの。あれからもうお兄さんの事で頭が一杯。お願い、わたしを受け止めて」
小学生から告られた。俺も小学生の頃は何度か告白されたような。その時は面倒くさいと思っていた。だけど高校生になって告白されると、そのありがたみが分かるようになった。紳士の嗜みとして、乙女が自分から純潔を捧げるよう誘導するすべしといものもある。
ライムグリーンのウルフカット、オレンジの瞳、清純な小顔、もう少ししたらモデルのスカウトもあるかもしれない。襟から覗く涼風の項を撫でつけながら先を促す。
「男の子から身を護りなさいって、学校の先生から言われてるの。照子お母さんからも、愛し合うのは女神さまのお許しを得てからって教わってる。わたしはずっといい子でした。先生や神様に恥じないように精一杯生きてきました。でもお兄さんをわたしの中に迎えたい。もういけない欲を我慢できません。お願い、わたしを悪い子にして」
小学6年生の女子にここまで言わせて拒むのなら、一生もののトラウマを与える。
「涼風は高原を駆ける女の子みたい。爽やかに僕の心を吹き抜ける。少女の前の蕾の内にその花びらを散らしたい。これは誰にも知られてはいけない二人だけの秘密」
小梨利先生や照子司祭だって、俺と禁断の肉体関係を結んで、真実の愛を知った。この11歳の女の子も、俺と背徳の関係を結ぶ事で、己の純愛を証明しようとしている。どんなに勇気がいった事か、俺はこれを尊いと思う。
小学生と同意の上は初めてだ。それどころか年下の女の子と仲睦まじく愛し合うのも初めだった。今まではレイプしていた。
「僕も初めてだからドキドキするよ。楽しくて怖かった今日の日を、涼風のために生涯で最高の一日として終わらせてあげる」
「初めてだなんて、お兄さん、わたし嬉しい。もう全部報われたよ。女神さまありがとうございます」
教会の孤児らしく女神さまに祈っている。だけど11歳の女の子との同衾など、女神さまが許すはずもない。それをお膝元の教会で成し遂げる。『結界』などは無粋である。女神さまが見ている、思うだけでドキドキした。
彼女を抱え上げて、備え付けのベッドへエスコートする。羽根のように軽い。バージンロードのお姫様だ。
「大、大、大好き」
うわ言を繰り返している。だけどこれは唯の狂熱ではない。かつて花の精アルラウネとまぐわった際、彼女の権能の一部が俺に移っていた。俺の汗と匂いに淫蕩の香りが移ってしまったのだ。涼風は半裸の俺に抱かれて当てられてしまっている。童女なのに蕩けきった女の顔、初夜を迎える花嫁であった。期待と不安で俺を見る。
前戯には時間をかけよう。彼女の躰を揉み解す。まずはファーストキスを奪うのだ。唇が優しく触れ合う。だけどお互いが恥かしがるように、直ぐに離れた。涼風の唇が感激で半開きになる。このタイミングを狙っていた。無防備な口にディープキスを注ぐ。唇を震わせ、無垢な舌を蹂躙してキスの味を覚えさせた。
「んんっ、はぁ~、あん、あん」
この後も頬っぺたへ、瞼へと、キスを降らせて責めていく。産毛の残る首筋にも唇が這った。こんなに軽い前戯あっても、童女の躰は敏感だ。ピクピクと反応しては息を漏らす。よがり出すのも時間の問題だろう。彼女に負けない天使の声で、部屋中に響き渡るよう堂々と宣言した。
「もう子供だなんて思わない。汚してやる。乱暴してイケナイ声で喘がしてやる。涼風は可愛いすぎる赤ずきんちゃん、僕を狼にするいけない子」
「わたしだって食べられたい。お兄さんだけのものになりたい。早くわたしを目茶目茶にして」
憧れの男性から襲いたいと言われて喜ばない少女はいない。俺は焦らすようにしてパジャマを脱がしていく。アンダーは当然ながらジュニアのブラ。『透視』でも確認しているが、みなしご達は全員が色気のないジュニアの下着をつけている。普通なら失望するところだ。だけどここは清貧を重んじる孤児院。質素な下着は、清く正しい童女達の象徴と言える。これを脱がせて、無垢な童女を好みの色に染め上げるのが俺の務めだ。
ボタンを外してめくっていく。顕わになった肩口へ、胸元へ指をそよがせ慰める。大人の女性も身悶えする優しい責め苦、涼風はたまらず掌で口を閉じた。
「ヤンッ、ヤンッ、あっ、あんっ、んんん~」
この世で童女を喘がせるのは大罪である。でも俺は地獄に落ちても聲が聴きたい。口を塞ぐ彼女の両手を組み伏せた。
「おにいさん、だめっ! 恥ずかしい声が漏れちゃう。お母さんたちに聞こえたらどうしよう」
「小学生はエッチな声は禁止だよ。でも啼かせたい。いけない声で僕だけのためにさえずって。さあ、女の声で喘がせてやる」
涼風の羞恥心を全力で煽り立てる。組み伏せたまま、ブラの上から薄い胸に口づけをする。膨らみかけの乳房の周りを舐めて、サイズを調べる。女性には直接乳房を含むより布越しのほうが感じる人もいる。果して涼風もこちら側だろう。俺を誘うように身悶えする。もう手を放しても大丈夫だ、俺はブラ越しに乳首を責めて、双丘を揉みしだいて小山を作った。
「キャン、キャン、もうだめぇ。おにいさんの意地悪」
涙目の涼風は自分からブラをたくし上げた。胸の大きさはAカップ位か、だけど彼女は撫で肩でスリムだ、相対的に大きく見える。
「綺麗だ。小学生にこんなに興奮するなんて、僕はおかしいのかも。ピンクの乳房を宝石のように口の中で転がしたい」
「わたしのおっぱいあげちゃうよ。早くお兄さんだけのものにして」
桜桃の小さな乳首を口に含む。彼女が一番望んでいた事だ。胸を大きく膨らませて、甘い声で鳴いた。
「離さないんだから!」
俺の頭を撫でつける。青い性に続いて母性までもが覚醒した。頃合いだろう、下半身に手をかけた。
唇で乳首を咥え、舌先で突いて刺激する。もう片方は俺の掌中にある。残りの片手で涼風の股間をまさぐった。そしてパジャマとショーツを脱がしていく。これも前戯だ。太腿を揉んだり、鼠径部をなどる。そして恥丘をくすぐって楽しむ。涼香は脚をバタバタさせているが、抵抗ではない。感じ過ぎて我慢できないだけ。
「柔らかくて優しい絹の産毛。気持ちよくて尊くて、僕の指が震えてしまう」
生えかけの陰毛を撫で擦りながら、鼠径部や陰唇に指でバイブをかけてやった。閉じられた割れ目からは甘い水が染み出している。中指で触れば割れ目が開く。奥へと進み、小さな窪みへ到達した。同時に折れた人差し指が取って返して、花芯をこねる。共に初めて異性からふれられた。羞恥と感涙の中、魔力を帯びた俺の『性技』が炸裂する。耐久性ゼロの11歳の女の子はたちまちによがってっしまう。
「ヒィィィ──ー」
彼女の股間はトロトロになった。神経は弛緩し関節も緩む。痛くしないように、小さな子にはちゃんとリードしてあげるのだ。
「今の僕が狼で、涼風だって小さな獣。仔猫みたいに可愛く鳴いて」
俺は彼女の後ろに枕を当てて腰を浮かせた。これで挿入がスムーズにいく。正面から膝裏を抱えて童女の足を開脚する。この格好なら、処女を奪うと誰でも分かる。涼風をがっしり手前へと引いた。不動の逸物が膜を貫く。
「あっ、あっ、あ~~~んっ」
涼風が驚愕しながら部屋いっぱいの叫びを上げる。破瓜の痛みも忘れていた。彼女は教科書通り、俺が覆いかぶさってペニスを挿入してくる想像していたはず。それが躰ごと持っていかれた。想像の埒外に意識までも持っていかれる。彼女は真っ白になって無心に泣いた。
「やぁん、やぁん、やあああ~~~」
涼風は幸せなのだろう。俺はしばらくじっとして、彼女と幸福を分かち合った。膣圧が強い、締めつけるというより、元のサイズに戻ろうとしている。逸物が脈動し、命の鼓動を涼風の奥で刻みつける。たちまちに歓びの蜜が若い肉壺を満たして応えた。大人の愛を知る時が来たのだ。満を持して律動を開始する。
亀頭が柔肉を押し分けて進む。細心の注意を払った。男とは優しいものだとその躰に教え込む。雁首が肉ひだを擦る。意地悪すると甘えて鳴く。俺の肉棒には彼女の悦びがヒシヒシと伝わってきた。魂の奥底まで嬉しがっている。躰のみならず、膣までも悶絶するよう痙攣する。泣き声がよがり泣きに変わる。それに誘われ、俺はいっそう責めていく。
「う──ー、うぅぅぅ~~~」
このままでは女子棟にまで悲鳴が届く、涼風の口を塞いで声を殺す。だけど俺の腰の動きは止まらない。特濃の精子が子供の子宮をミルミル満たす。好きの男から注がれるのは女の幸せ。喜びを爆発させたい。でも声も出せないし、身動きも取れない。その身の中に法悦が溜まる。人の身に余る快楽に溺れ、涼風は深い眠りに沈んでいく。
目の前の小さな裸身は大の字にひっくり返って、激しい事後を晒している。ときおりピクリと跳ねるだけで完全に逝ってしまった。横で誰か騒いでも、当分は目覚めないだろう。そしてこれからの事は何も知らない方がいい。
俺達は覗かれていた。壁の隙間から一人、固唾を飲んでいる子がいる。涼風は男子棟に来るのを気取られていた。恐らくは彼女を心配して着けてきた子がいる。そして俺達の禁じられた遊びを目撃してしまう。俺が殊更声に出して口説いていたのも、涼風を喘がせていたのも、全部彼女に聞かせるためだった。そして涼風の意識を完全に刈り取ったのは、これからの所業を隠すためだ。
良い子にはご褒美を。悪い子にはお仕置きを。
短編、織姫の神衣(かむい) 隠花植物の女をハーメルン様とノクターン様(別バージョン)に投稿しております。
こちらの方も宜しくお願いいたします。