書き溜めに入ります。例によって一カ月以内の更新を目指します。
今日は出校日だ。先生はまだ研修中、委員長は私用で不在だ。ここは副委員長の俺がクラスを締めなくてはならない。終礼の後、皆でトランプ遊びに興じていた。スプリング、手から手へと、華麗にカードを飛ばしていく。そればかりではない、トランプアート、タワーや動物を作ったりして場を盛り上げた。俺の妙技にクラスメイトは驚愕する。
「御上、どうやったらそんなに器用にカードを動かせるんだ。トランプに仕掛けでもあるのか」
「御上君、凄い。手品師も真っ青なカード捌きだよ、ねえ、ゲームしようよ」
古馴染みの佐藤が驚けば、夏見が乗ってくる。俺も久しぶりに級友たちと親交を深めたくなった。
「このトランプは特別製でね。折れず、曲がらず、ダンジョン素材で出来ている。妹のクラスメイトに錬金術を嗜む子がいてね。彼女に頼んでパーティグッズを作ってもらった」
神戸のリリエちゃんとは文通しているが、感謝の印に錬金術で何か作ってくれるらしい。お手製のトランプを希望した。もちろん素材は全てダンジョン製だ。原価は俺持ちだが、これだけで普通のトランプの100倍はする。これを彼女とお揃いでツーセット依頼した。
「この人数じゃ神経衰弱がいいかな。僕が一番になったなら、参加者の誰かに願いを一つ聞いてもらう。その代わりなれなかったら、全員に今晩ファミレスで好きなものを奢るよ」
「どうしよう、負けっちゃったら襲われるかも」
「でも誰か一人でも御上君に勝てればいいんでしょ。わたし、やる!」
「流石にこの人数じゃあイカサマは無理だろ。それに俺の机を使おうぜ。こっちなら仕込みもされてないかな」
騒ぐ女子たちと自信満々の田中、俺は机に札を伏せた。ちょうど理生院が通りかかる。彼女も誘ってみた。
「お誘いありがとう、でもわたし実家から呼ばれていの。夕方にはここを立つわ。残念だけど辞退しまします」
理生院は京都に戻るのか、向うでの俺のやらかしに関係があるのかもしれない。もし参加してくれたら、エッチな事をお願いしたのに、それは残念。
「順番はそちらで決めて。当然僕が最後だよ」
俺たち選抜者は八百長しなくても、直感や記憶力に優れたりする。ゲームではこうしてハンディを背負うのが普通である。それに参加者は俺を含めて10人だ。全ての正解がめくられて、俺にまで順番が回ってこない可能性もあった。
「この札に決めた。何だか光って見えるんだ。絶対の自信がある……。あれ、外れた」
「わたしはこの二枚に運命の赤い糸を感じるわ。おかしいわね 相性ピッタリと思ったのに……」
「この数字には覚えがある。さっき田中がめくったやつだ。これだろ? あれ、間違えた」
皆、自信満々にカードを開いていくが、誰一人ペアを取れない。こうして俺の番を迎えた。俺はスラスラと札をめくる。
「僕はこれを選ぶ、ほらこれで千夏のとお揃いだ。こっちを選べば茉莉ちゃんとセットだね。これを獲ったらナガメをゲット。佐藤や田中は、男同士でくっついていろ」
最後に俺が52枚、すべて一度で取ってしまった。クラスメイトは驚愕している。カードの模様に仕込みして、絵柄を当てるのよくある話。でもそれは俺が先攻だからこそ可能な事。皆、調トランプを調べているけど見けられない。それに9人連続してワンペアも取れなかった事は説明がつかない。
「御上君、ズルは良くないわ。ダンジョンの力はそうして使うものじゃないでしょ」
ところが見学していた理生院に見破られてしまった。彼女はクラスで一番品行方正と思われている。まして警察からも頼りにされている優秀なスキル保持者だ。俺の弁解など誰も聞く耳持たない。
「そうか、お前魔力視の魔眼でカードの絵柄を見ていたんだな」
「典子さん助かったわ。もうちょっとで御上君にいい様にされる処だった。でもどうしてこんなイカサマをしたのかしら。仮に魔眼で見通せても、私たち9人で過半数を取ったら負けになるのに」
理生院が種明かしをしてくれる。
「もちろん絵柄は魔力に反応するよう印刷されているわ。でもそれだけじゃないの。裏のバックデザインにも、視線誘導の魔法陣が刷り込まれている。皆が
一回も正解を引かなかったのは、御上君がこれを使ってハズレの札を引かせていたから。さっきパーティグッズって呼んでいたでしょ。これは手品のための魔道具よ」
「許さん、罰として一番高いヤツを注文してやる。破産させるから覚悟しておけ」
「御上君サイテイ、これはもう、デザートも付けるしかないですよね」
場は大いに盛り上がった。この後、部活組に合わせて、待ち合わせの場所と時間を決めた。各々、自宅に連絡している。この間にお礼を言っておく。
「理生院、助けてくれてありがとう」
「どういたしまして、どの道、あなたは負ける積もりだったのでしょう」
そう、俺は負けるためにイカサマをした。もし理生院が現れなければ、視線誘導でクラスメイトに正解を引かせて、俺まで順番を廻さないつもりだった。それを察した理生院が場を盛り上げてくれたのだ。
俺たち探索者は明日をもしれない。機会があるうちに友人達にも感謝を伝えておきたかった。でも露骨に飯を驕ると言っても、クラスメイトは潔しとしないだろう。そんな俺を慮って一芝居打ってくれた。持つべきものは友達である。
「それから京都でも、皇(すめらぎ)家から過分な配慮を頂いた。理生院の口利きだと聞く。こちらにも感謝を」
「わたしも夢子様もお礼なんかは望んでないわ。ダンジョンに選ばれた者の責務として、あなたの力正しく使って」
涼やかに颯爽と、理生院は去っていった。何て男前なんだろう。
「そう言えば想夜はどうするんだ。集合時間までまだ間があると思うけど」
「僕はこれから校舎の巡回。生徒会のお手伝いだよ。今日はなんと風紀委員長とデートなんだ」
放課後の教室で駄弁っている生徒を捕まえるのも、自治会のお仕事だ。もし男女が仲良く話していたら、綱紀粛正を乱すと吊し上げを喰ってしまう。今日の見回り当番は、俺と剣風姫こと風紀委員長のペアになる。
「マジかよ。お前あんな恐い人に、冗談でもよくそんな事を言えるな。去勢されたりしないよな」
「神瞑先輩は真面目すぎて恐いように見えるだけ。本当は慎ましやかで情の深い人。姉さん女房にしたいくらい」
「御上君、風紀委員長のお姉さまを揶揄ったら駄目でしょ。本当に斬り捨てられるわよ。でもどうして情が深いなんて言えるのかしら」
剣風姫は男子にとって畏怖の象徴だが、女子にとっては貞操の守護者なのだ。
「立ち合いを所望した。剣を交えると分かる事もある。情け容赦ない彼女の太刀筋、だけど鞘の中にはひたむきな想いが詰まっているのを、この身をもって味わった。それに僕も誤解を解く事が出来た。彼女は僕を軽薄な軟弱者と思っていんだ。でも試合が終わった後、僕の事を一本芯の通った一途な漢と認めてくれたよ」
「大昔のスポコンドラマみたいね。戦う事で仲良くなるなんて羨ましいかな」
「なにが一途だ、お前小さい時からよく知らない女について行って、朱美さんやキリ香ちゃんに叱られていたじゃないか。ともあれ剣風姫に目を付けられるのはシャレにならん。皆にも声掛けして大人しく帰るとするよ」
「そうしてくれると、僕も助かる。余計な仕事をしなくて済むから」
「節操なく女性について行くなんて聞捨てなりません。夕食会では女子全員でしっかり追及しますから」
こうやって騒がしく解散した。
俺と風紀委員長は校舎内を巡回している。むろん学内の風紀を糺すためだ。まだ日も高いのに、人っ子一人見当たらない。本当に二人きりでデートしているようである。だけど何故かよそよそしい。三歩後ろをついてくる。
果し合いの後、俺は本宅に泊まった。剣風姫が俺の袖を掴んで離さなかったのだ。夕食には夫婦茶碗が用意されている。二人で黙って頂いた。
「不束者ですがよろしくお願いします」
三つ指を付かれた。新床で改めて夫婦の契りをしっぽり結ぶ。家人たちも何か言いたそうなのをグッと堪えている。俺が神瞑流次期総帥の夫となるのは、憤懣やるかたないのだろう。余談だがその後何人か高弟や、弥生の異母兄姉と立ち会う事となった。もちろん全員わからせた。女剣士とは懇ろになった。彼女達は俺が故無三総帥の再来だと感激して、弥生との婚姻を後押しする事になる。
今日の彼女は晒ではなくブラをつけている。夏服のブラウスが僅かに盛り上がって、清潔感が半端ない。櫛の通った漆黒の総髪、凛とした細面の素顔、ほっそりとして鞭のような肢体、胸のリボンを固く締め、肌の露出を極力抑えた制服の着こなし。歩く姿は一部の隙泣く、男どもの視線を避ける。生徒指導のイラストに登場する、模範的な女子高生そのものだ。
なんて色っぽいんだろう。風紀委員長なのに俺を誘惑してくる。手を繋いで普段から人気のない一角へと引っ張っていった。そこは屋上へと続く踊り場だ、普段から告白の場になっている。この事は風紀委員長が一番よく分かっていて、いつも見回りしているのだから。きっと勇ましく叱りつけているのだろう。
ところが彼女は頬を赤らめ、落ち着かなくなる。無口になった。俺の欲望を肌身に感じて、立ちすくんでしまった。怯えた顔で俺を見る。
「キャッ!」
腰に手を廻してエスコートする。淑女なら強引にしないと失礼に当たる。
「あなた、いいえ、御上君、止めて。委員会活動中だ。こんな所を他の生徒に見られたら示しがつかない」
「大丈夫、人払いをしておいた。誰も来ないし、聞こえない。今から弥生を好きにする。制服のあなたは偽りなくて清々しい。だから初めての日みたいに汚したくなる」
俺が見回り情報をリークしたのは、野郎どもを逃がすためではない。追い払って、風紀委員長の弥生と二人きりの時間を作るためだ。脇腹をなどる俺の細指が、乳房を求めて這い上がる。耳を噛むよう、間近で愛の言葉を囁いた。男を遠ざけていた彼女にとっては劇薬だ。
「あっ、あっ、わたし風紀委員長なのよ。後で言うこと聞いてあげます。はあ~、お願いだから学校では駄目っ」
「剣風姫の弥生は僕が大嫌いだった。だけど神聖な道場で犯したら好きになってくれた。今度は風紀委員長の弥生を学校でレイプする。そうしたら増々好きになってくれるに違いない。心から神サマに祈るよ。天にまします女神様、弥生を貫く逸物が、いつかあなたに届きますよう」
本年度は生徒会長と風紀委員長がプレミアつきの女生徒だ。こんなめぐり合わせは二度とないだろう。それならば両手に花と行きたいもの。生徒会長の魔女姫様は手籠めにして完墜ちさせた。剣士としての弥生も屈服させた。最後の仕上げに、学校で活動中の風琴委員長を犯す。青春を謳歌してやる。
最初に彼女を抱いた時、剣風姫は虫頭が走ったのだろう。吐き気を催す不愉快さで苦悶していた。今の彼女は全身を弄られて、悍ましい性感に悶絶している。俺に恥ずかしい顔を見られないよう、後ろを向くのが精一杯だ。
「どうしよう、好きにされても抵抗出来ない。わたしこんなに弱かったの。ああ、乳房だけは責めないで。摘華や菫みたいに大きくなくて、あなたを満足させられない」
弥生は親友の豊乳とロリ巨乳にコンプレックスを持っていたのか。その癖、胸を責められるのが弱点なのだ。おまけに今日は晒ではなくブラを着用している。期待していなかった言えばと噓になるだろう。俺は制服の上から左の乳を揉みしだく。
「摘華の胸は重かった。その感触、この手にしっかり残っている。ほとんど大人の生徒会長、その玲瓏な肉体を心ゆくまで堪能したよ」
「ああっ、そんなぁ~~~」
情けない声でよがり出す。今度は右の乳房を握った。
「菫のは大きかった。それでいて小学生並みの身長と童顔、人類の進化に喧嘩を売っている。彼女の谷間に埋もれるのは、唯一無二の背徳の悦び」
「イヤー、イヤー、惨めよ。なのに声が出るなんて」
ぽたぽたと階段に涙が垂れる。かまわず俺はボタンをはずし胸を暴いた。左手を右に、右手を左にブラの上へと滑り込ませる。交差した腕で、力強く両の乳房を掴み取る。痛みと恥辱、そして歓喜を思い知れ。
「うあああ~~~、やめてぇ~~~」
「剣を振る事に最適化された控えめな胸。禁欲的で男嫌いの孤高の乳房。先輩なのに僕の掌にスッポリ収まる可愛い双丘。僕は先輩のおっぱいが誰よりも好き。掴んでいるだけで感動に打ち震える。他の男には絶対に渡さないよ」
風紀委員長の乳房を口説きにかかった。乳首を掴んで軽く振動させてやる。貞淑の代名詞の彼女は、これだけで堕ちてしまった。
「あああぁぁぁ~、情けをかけて~~~。あの時みたいに激しく突いて。アンッ、アンッ、恥ずかしい声で悶え死にそう。お願いだから結界を張って」
『結界』を張って隠れてしまえば、もう先輩は思うがままだ。乱れに乱れて腕の中でいい声で鳴くだろう。でもそれではレイプにならない。
「結界は張らない。風紀委員長だから恥ずかしい声を我慢しないと。でないと運動場までエッチな声で鳴かせるから。皆、心配で駆けつけて来るよ。そうしたら風紀委員長のイケナイ姿を目にする事になる。風紀粛清を唱えた張本人が、誰よりも風紀紊乱(ふうきびんらん)だなんて恥かしいよね」
「意地悪ぅ! あなたのイジワル。お願いですから許して下さい」
「弥生の耐える顔はどんな女性より美しい。忍ぶ声は僕の心に澄んだ音で響く。苛めてやる。誰よりも綺麗にしたい。イイ声で歌わせてやる。僕のためにハミングして」
「ううぅ──ー、うぅぅんん~~~」
彼女は階段の手すりを握り締め、歯を食いしばって耐えている。これをいい事にお尻に手をかける。風紀委員長のスカートを捲るなんて、まるで勇者になった気分だ。
絶対領域へどの辺りから侵入しよう、鼠径部に沿って嫌らしく指が走る。そして指先は嗤う、恥丘から陰唇にかけて熱を持ってふやけていたからだ。
「こんなのが知られたらわたしはきっと愧死(きし)してしまう。脱がせないで、やらないで。もうすぐあの子が帰ってくる。私たちにした事が知られたら、きっとあなたを許さないわ。
愧死とは恥ずか死ぬ事だ。歴史上なら三国志の周瑜が有名だ。彼は孔明に恥をかかされ憤死した。それにちょっと気になる。うちの高校に生徒会役員や俺に比する生徒が、朱美や詩央の他に存在するのか。俺はクロッチを引っ張った。
「詳しく話して。大人しくしろ。でないとショーツを脱がすから。いいや、このまま引き千切る。情事の後は今日一日ノーパンでいて。ひな壇に上がって高い所から訓示するはず。そのとき風衣で、風を起こせばどうなるかな」
「ヒィィィ──ー、それだけはやめて。本当に生きていけない。もう好きにしてください。全部あなたに打ち明ける」
風紀委員長は巡回の後も、配下の委員から報告を受けたり、指示を飛ばさねばならない。いつも衆目の的だ。部下たちから憧れの眼差しを注がれた時、その股間は何を想うだろう。考えるだけでゾクゾクする。俺は少しだけ攻め手を緩めた。もちろん、手加減するのではなく焦らすためだ。
「斥侯の子が、シャルカが帰ってくるの。あの子難しいの。それに横柄な男が大嫌いよ。わたしたちが全員あなたに屈していると知ったら、血の雨が降るわ。戻ってくるのは極秘なの」
斥侯兼遊撃のシャルカ・ソコリン、四人いる前年度優勝メンバーの最後の一人で、海外からの留学生だ。同じ斥侯として指導を受けたかったけれど、彼女は母国チェコへと帰ってしまった。ルネッサンス、ダンジョン間の紛争で、モンスターと一緒に片方のダンジョンに突入して、その生末を見届けた唯一の探索者だと、海外の配信にあった。その戦果故に、もう日本には戻ってこないと思っていた。
波打つブロンド、サファイアの瞳、マシュマロの肌、スラブ系にケルトとロマの血が入った神秘的な美少女? だった。菫ちゃんと人気を二分していたが、もちろん俺はロリ巨乳の菫ちゃん派だ。クエスチョンをつけたのは、シャルカ先輩はチンチクリンでペッタンコだからだ。一般的にコーカサイドの美少女は早熟なので明らかにおかしい。
俺は風紀委員長の薄い陰毛を指に絡めて続きを促す。不自然に気を遣っていると思ったからだ。
「それだけなら隠す程の事はないいね。何か秘密があるんでしょ。隠し事をするいけない妻を折檻するよ」
「ああ、お話します。シャルカは優秀過ぎてステップしてるの。まだ13歳のはずよ。さすがに向うでも問題になって、それでこちらに留学したの。この事を知っているのは、一部の学校関係者とわたしたちパーティメンバーだけのはず」
とんでもない才女じゃないか。こちらの学年に当てはめれば、1年か2年の女子中学生だ。チンチクリンな高校生なのも納得だった。
「小さいからって撫でたりしないで。舐められたと誤解するから。男を嫌っている訳ではないの。女性に敬意を払う男性は認めるけれど、そうでない男には情け容赦ない主義なの。きっとあなたと対立する。彼女はあの英雄乙女の末裔よ。その血を強く引き継いでいる」
乙女戦争
かつて男女がガチの殺し合いをした史実が一例だけ存在する。チェコを統治していた偉大なる女王が亡くなった後、男どもは増長し、女性を馬鹿にするようになった。これに憤慨した侍女頭を筆頭に女性たちが決起する。序盤は女性軍の優勢に進む。英雄乙女の知略でもって、男側の英雄をハメ殺しにする戦果を挙げるが、最後は怒り狂った男どもに鏖殺された。親兄弟でも容赦なかったという。
この物語で登場する最も可憐な少女戦士の名がシャルカという。彼女のその後の消息について知らない。彼女の血を引いているなら、魔物に混じって単身ダンジョンに突入したのも説明がつく。向うでも苛烈な性格が災いして、また日本に送り出されるらしい。シャツカ先輩は俺を大嫌いになるだろうが、こちらは生きのいい彼女を好きになりそう。
「お願いあなた、脱がさないで優しくして」
弥生がとうとう観念した。口では拒否できても、俺の言葉責め、指責めにタジタジになっていたのだ。
「シャルカに誓って約束する。脱がしたり破ったりは決してしないと」
「ああ、あなたぁ~~~」
女性なら誰で誰でも安堵する誠実な『美声』、項に舌を這わせながら、片手で乳首を、もう片手で花芯を、ダイヤモンドを扱うように愛撫する。弥生は揺り篭の赤子に還ったようにうっとりして揺蕩う。
だけど、次の瞬間、絶叫が上がった。制服のスカートの中では、いつの間にか太いものが差し込まれていたのだ。
「ひぐぅ~~~~~~」
とっさに片手で口を封じる。同意の上は嫌だった。俺は風紀委員長をレイプしたいのだ。彼女の腰からは信じられないという想いが伝わってくる。
すらし挿入、処構わず女性とヤる、スケコマシの得意技だ。もし風紀委員長が男慣れしていたら、当然警戒していたはず。だけど彼女はあまりにも初心だった。いきなりの侵入に前後不覚となってしまう。とめどもなく涙が流れる。喘ぐ口元からは、よだれが糸を引いて床に垂れる。膣口は締りをなくして愛蜜を垂れ流しだ。体中の穴という穴が緩んだみたいだ。
「アヒッ、アヒィ~、嘘だぁ~~~。辱しめないでぇ~~~」
「僕の責めはこんなもんじゃない。これからもっと激しくするよ。もっと耐えて。声を出すな。辱められて我慢する風紀委員長を心ゆくまで堪能する」
「ん~~~、う~~~、うぅ~~~ん~~~」
武者震いならぬ法悦で痙攣する風紀委員長の躰を突き上げていく。とことんまで激しく、そして逝かさないよう細心にだ。くの字に曲がった立ちバックの態勢が、背中を反らした弓なりになって起き上がる。
こうなったらシャトルランも滑らかにいかない。雁首がスポットをいたぶり、その度に躰が弾んだ。限界が近づいている。
年下の先輩かメスガキか、俺はまだ見ぬ留学生に想いを馳せて、突き上げる。弥生は歯を食い縛って快感を殺す。だけど躰には鬱屈した欲望が煮詰まるだけだ。ガクガクと膝が笑って、膣内も痙攣しながら俺の息子を締め上げてきた。風紀委員長の躰に、鬱憤を晴らすように射精した。そこに彼女の意識はなかった。
「ふう──────」
立ち往生
風紀委員長は立ったまま逝ってしまった。剣を極める少女に相応しい絶頂だ。その身には俺の槍が深々と刺さり、彼女の躰を支えている。抜けば弥生は地に落ちる。