憂鬱な月曜日の朝とはならなかった。俺は登校前、篠塚邸で優雅にモーニングコーヒーを楽しんでいる。瀬里奈ちゃんはもう登校した後だ。えりかは病院の宿直のため朝が遅い。彼女は娘が登校するとすぐ俺を呼びだした。
「お砂糖とミルクは?」
「ブラックで」
「大人ぶらなくても大丈夫よ」
今のえりかはお母さんモードだ。俺に世話を焼きたくて色々構ってくる。傍らの彼女を手繰り寄せ、煎じたコーヒーの深い香りを楽しむ。時々彼女の首筋にキスをして、爽やかなハーブの匂いも堪能する。
「もう甘えん坊ね」
えりかがお姉さんモードに切り替わっていく。俺がコーヒーを飲み終えた頃には、もうソファーに横たわって俺に膝枕をされていた。俺は見つめ合いながら、片手で頬や耳たぶを愛撫し、もう片方で乳房を揉んでいる。
「あん、あん、恥ずかしいわ。 あさからこんなこと、ダメよ」
もう大人の女モードだ。嫌とは言っているが抵抗はしてこない。催促するよう声も出てきた。俺はえりかをうつ伏せにさせた。
「えりかが欲しくて我慢できない。ズボンの中で痛くて苦しい。ベルトを緩めて、チャックを開けて」
これからえりかにしゃぶってもらう。渋る彼女に俺の制服のズボンのチャックを降ろさせる。俺の男根が高々と彼女の眼前にそそり立った。経験の少ない彼女は、こんな間近で男のものを見た事はないはずだ。激しく動揺すると、真っ赤になって唾を飲みこむ。やるべきことが理解できたようだ。
「こんなことしたことないわ、もう学校へ行く時間でしょ。許して」
泣きそうなのも構わず、問答無用で頭を押さえつける。そして雁首を唇に押しつけて黙らせた。
「んん、んんんー」
「女の人にやってもらうのは、えりかが初めてだ。舌を使って慰めて」
妹はノーカンだ。経験の少ない女ほど、男の初めてという言葉に弱い。亀頭を白い歯に押しつけて口を無理遣り開かせる。咥え込まされて、えりかは拙いながら舌を使い始めた。だけど、全然なってない。時折舌を単調に動かすだけなのだから。
「好きな人にやってもらうと、男性は最高に気持ちいいって聞いた。僕はえりかで気持ちよくなりたい。やってくれないと襲うから」
純真すぎる女心を利用して、その気にさせていく。
尿道や亀頭の後ろ側に舌が這うと、ピクリと動かし、そこがいいんだと教えてやる。その反応に感激したのか、積極的にしゃぶりついてきた。さっきまで涙目で奉仕を強要された大人の女性が、今は少年のあそこに夢中になってきている。俺は益々いきり立つと、えりかの咥内で逸物を動かした。彼女は息の続く限り尽くしてくれた。その後の彼女は荒く呼吸が乱れながらも、やり切った表情があった。俺は優しく声をかけて、その労をねぎらった。
「ありがとう、尽くしてもらって嬉しかった、気持ちよかった、ますますえりかが好きになった。だから今から犯してやる」
年下の男の子から一番欲しい言葉をもらった。天にも昇る気持ちだった。しかし最後に受け取ったのは恐ろしいレイプの宣告だった。何とか取り繕って逃れようとする。
「そんな、約束が違うわ。学校、間に合わないわよ。また今度、ね」
娘のボーイフレンドに制服姿で迫られる、親子ほど年の違う男の子に襲われる、経験の少ない淑女には耐えがたき興奮と恥辱だ。インモラルな想像に怯んだえりかが身を翻すが、簡単に捕まえてテーブルに手をつかせる。俺は先日の委員長との逢瀬を思い出していた。そう言えば委員長も制服での行為に興奮していた。大人の女性も制服姿の学生に犯されると悦びは格別なのか。存分に楽しみたいが、許された時間は10分、この時間内にえりかを満足させ、俺もスッキリしないと遅刻が確定する。
えりかのロングスカートをめくり上げて、際どい下着の上から撫で上げていく。さわる前から濡れているのがはっきり分かる。
「綺麗なお尻だ、後ろから犯したくなる。我慢できない」
「乱暴されるのはいや、優しいのがいいのぉ、お願い、はぁ~」
言葉とは裏腹に抵抗はない。それどころか小尻を振って待ち望んでいるように思える。自分からめちゃめちゃにして欲しいと言い出せないのだ。ならば、期待に応えてやろう。
「瀬里奈ちゃんのお母さんを犯す、娘の想い人のあそこを咥えたよね。えりかはもう僕の雌だ」
俺は下品な言葉で侮辱すると、レイプごっこを開始した。下着を脱がす時間も惜しい。ショーツをずらして強引に侵入する。こちらの方がレイプの雰囲気がある。テーブルに手をつかされ、下着をつけたまま後ろからの挿入とか、真面目な彼女には想像もできない恥辱だ。
「うそぉぉぉ──ー」
リビングに淑女の悲鳴が響き渡る。藻掻く彼女の自由を奪い、貪り求める。飢えた男が女を食らうようにだ。社会的地位と教養と端麗な容姿、そんな理想の大人を、子供の俺が滅茶苦茶にしている。抵抗とは裏腹に、淑女の躰は雌豚に変わっていく。
「嫌、犯された、犯されている、助けて、そうやさん、たすけて。あんっ、あ~ん」
「まだだ、大人しくしてろ。瀬里奈ちゃんもこうして泣かす。二人とも征服して僕の女にしてやる」
俺に犯されているのに、俺に助けを求めるえりか、俺は更に彼女を求めた。だが俺は微動だにしない。彼女の腰を前後に揺すって、俺の男根に膣ひだを擦りつけている。そう、えりかは自分の腰を振って犯されているのと変わらない。だが快感は自分でコントロール出来ない。鋼鉄の肉棒が柔らかな膣ひだのどこを嬲るか、子宮をどこまで突かれるかは俺に委ねられている。俺は彼女の狂態を楽しみながら、時には期待に沿った、あるいは正反対の法悦を食らわせてやった。
「うぁーうぁー、こんなのうそよ、いや、いやぁ──」
あんまりな快感で前後不覚の彼女に、レイプ魔が言いそうなセリフを投げつける。
「もっと腰を振らしてやる。娘の前でやられて悦べ。瀬里奈ちゃんの前でイカセテやるよ」
「いやー、耐えられないの、やめて、ゆるして、あー、あー」
ここで許すならごっこの意味はない。身体だけでなく、心も踏みにじる。容赦なく責めていく。
「そんなに嫌ならこれきりにしようか、これからは瀬里奈ちゃんで楽しむよ。さようなら、えりか……」
「捨てないで、捧げます、そうやさんにぜんぶささげるぅ。娘もささげるぅ、だからすてないでぇ──ー」
母親より女である事を選んだ。最愛の娘より俺に尽くす事を優先させた。姉妹のように仲のいい美人母娘が、一人の男に競うように奉仕する、俺はそんな夢を実現しようとしている。そしてこれは彼女にとっても救済である。えりかは生真面目で大人なのに純粋だ。この関係が続けば、いずれ娘を憎んだり、倫理の壁に心を押し潰されるかもしれない。俺とえりかが対等であるからいけない。かつて人類が平等であるために切り捨てた感情、服従の悦びを呼び覚ます。俺に支配され屈服する事が至上の悦びである、それは道徳にも優先されると、その身、その魂にわからせてやる。
「うぁーん、うぁーん、あぁ、あぁぁぁ~、瀬里奈、ごめんなさい、そうやさんが欲しいのぉぉぉ──ー」
えりかは突然泣き出した。叱られた幼子のようにだ。そして半狂乱になってわめき出した。こめんなさい、ごめんなさいと娘に大声で詫びている。肉欲と恥辱を容赦なく引きずり出された、身も心も玩具にされた。もう理性が崩壊している。最後に残ったのは強制的なエクスタシーだけ。これはもう本当のレイプだろう。年上の淑女をいたぶると、何故か俺の加虐心がおおいに満たされていく。貞淑な女を汚してやった、悪徳の悦びに俺の息子が女の胎内でうち震える。えりかの躰も即座に応える、ひときわ大きな悲鳴と共に、暴れるように痙攣して動かなくなってしまった。
虚ろな目をしたえりかをソファーに投げる。そこには乱れた装いを直そうとせず、涙に濡れてレイプに屈した淑女がいた。スキル達も魂に馴染んで来た。こうやって活性化させると 全身に活力がみなぎる。俺は気分爽快に、そして大急ぎで登校した。
月曜日の午後は、一般課程の生徒はそのまま教室に居残って授業を受ける。選抜者を含む特殊過程の生徒は実習だったり、専門授業を受ける為、クラスを抜けたりする。警察や自衛隊を目指す生徒も特殊過程を選ぶ事が多い。爺さんの学生時代は考えられなかった事だそうだ。学徒動員ではないが、スタンピードやワイルドハント等、ダンジョン災害に自衛する戦力を育てるために、自然発生的にこうなったらしい。
「想夜、昨日トロールの特殊個体とやり合ったの?」
朱美が心配そうに、また不機嫌そうに聞いてくる。難敵だがトロールは脚が遅い。中級冒険者のソロなら戦わずに逃げるのが常識だ。
「側に怪我人を抱えたパーティーがいたんだ。もう危ない事はしないって約束する」
昨日は意地になってトロールの棍棒を運んだ。100キロ超えの棍棒は持ち帰るだけで3時間かかった。苦行である。『身体強化』を使い続けたので、最後は魔力切れ寸前だった。案の定無用の長物だったが、協会のお情けで買い取ってもらえた。今頃はエントランスの展示品になっているはずだ。
「それより朱美、ダンジョンが騒がしい気がする。詩央にも気をつけるように言っといて」
立て続けに特殊個体と遭遇している。スキルも良く拾っている。E級ダンジョンがC級に進化したのも目にした。俺は幹之輔さんのダンジョン25年周期説を思い出した。
彼女は校内の代表候補達の合同授業で、泊りがけでダンジョンに潜る。最近彼女らは正式に、未成年の四国代表候補に選ばれた。これから詩央と共に代表の座を競っていくだろう。なお俺が選ばれる事はない。代表候補には選抜者になって1年以上という縛りがあるからだ。
朱美と別れると、悪友達と無駄話をして時間を潰した。
「想夜、お前午後からはどうするんだ」
「もちろんダンジョンだよ、風魔法の魔石が足りないって、ギルドから頼まれているんだ」
女子達が協会から頼られるなんてすごいとか言って、俺をちやほやしてくれる。
「それなら、ハーピーを狩るのかしら。勇気あるわね、御上君」
珍しく理生院の方から話に入って来た。
「ハーピーの群れなんか、斧を軽く振り回すだけでバラバラだよ」
俺の返答に理生院が興味津々の女子達に説明をする。
「ハーピーはね、可愛らしい女の子の顔をしているの。見た目は15か16歳位、わたしたちと同じ位ね。そしてとても綺麗な声で歌うの」
俺はこの時点で嫌な予感がした。
「襲われるとタスケテとか悲しそうな悲鳴を上げるのよ。普通の探索者の人は心が痛んで狩りに行かないわ」
最悪だ。
「それをバラバラにして悦に入るなんて。頑張ってね、変質者さん」
理生院は言うだけ言って、実習に出ていった。女子どころか男子の視線も痛い。たまらず俺は委員長の所へ逃げ込んだ。
「委員長助けて、理生院に意地悪をされた」
「御上君が節操ないから戒めてくれてるのよ。それより今週の予定はこうよ」
理生院を悪く言う奴はいない。あいつも万人に好かれる、秘密のスキルを持っているのだろうか。羨ましい。
俺たち学級委員の仕事は、担任とクラスメイトの調整役がメインだ。終了時のホームルームではクラス全員が揃わない事が多い。特殊課程の生徒の問い合わせを個別に返答したりすると、担任の先生の負担が大きくなる。尚、俺は用心棒と思われているので、問い合わせが来た事はない。
「想夜君、怪我しないでね」
委員長が俺だけに聞こえるよう囁く。二人が結ばれてから、委員長はより一層世話を焼きたがるようなったし、甘えてくるようになった。いいとこのお嬢さんが尽くしてくれるのは悪い気がしない。
学園からダンジョンまでは徒歩で15分程かかる。俺は昨日の美少女の事を考えながら歩いていた。彼女のスキルは洗脳系の魔眼の他に、『身体強化』、『アイテムボックス』、『精神異常耐性』、体術系スキル、姿と魔力の偽装の七つが確認できた。探査スキルや、『容姿』や『美声』を持っている可能性も高い。魔力を擬装するとか聞いた事もない。これだけのスキルと美貌なら普通なら必然的に注目を集める。なのに彼女が話題になった事はないのはどういう事だ。
今日は魔素が濃い、気のせいか。俺は『魔力視』を得てから魔力や魔素には敏感になっていた。だが、【魔導】で更に過敏になっただけかもしれない。もうギルドのエントランスまではすぐだ。何かあれば話があるであろう。エントランスには俺の持ち帰った棍棒が飾ってあるはずだ。見るのが楽しみである。だがダンジョンの女神さまは、朝から緩みっぱなしの俺を許してはくれなかった。
突然、俺のスマホから警報音がなった。ほぼ同時に市街でサイレンが響き渡る。第一種災害警報、大規模なダンジョン災害が発生した警報だ。目の前の協会は平静に見える、誤報か? 周辺を見渡せば、吉野川の河口付近から黒煙が上がっている。上空には自衛隊と思われるヘリが旋回しているのが確認できた。更にこちらへ向かって人型の魔物の群れ、ガーゴイルだろう、が飛行してきた。再び着信がある、大規模スタンピードの発生を知らせてきた。
ガーゴイルが降りてくる。ギルドの玄関口でけんかを売るとはいい度胸だ、俺は戦斧を構えた。ここはダンジョン協会の前、選抜者も多い。簡単に討伐されていく。普通の人も訓練を受けている。危なげなく避難していった。ところが一人だけ中学生位の女の子が、協会を目指してヨタヨタと走りだした。どんくさい。案の定、あっさりガーゴイル二体に捕まって空へ連れていかれようとする。このままだと上空から落とされて赤いしみになる、俺は即座にガーゴイルを切り伏せた。
無謀な少女に文句を言おうとしたが、俺は口をつぐんでしまった。はだけた襟元から、肌に何本見も赤い線が走っているのが見えたからだ。傷跡ではない。この部分だけ魔力の流れが違う。
俺は彼女を『魔力視』で凝視した。澱んだ、腐ったような嫌な魔力の傷痕。鞭で打たれたような痛々しい肌、真っ青な顔色、この子は具合が悪かったのか。俺の視線に気づいたのか、女の子は慌てて整えた。服のボタンは幾つも弾けて、ガーゴイルの爪であちこち布地は引き裂かれている。隠しきれていない。彼女は無遠慮に見つめる俺の視線に耐え切れず半泣きになった。ボブカットの彼女は、よくよく見ると整った顔をしている。まだ子供だが女として扱えなくもない。取れかけたブラ、あちこちから覗く素肌や下着、はばかる事無く観賞しているように見える俺は、さぞかし下劣な男であろう。だが今の彼女はそんな厭らしい俺にすがるしかない。彼女は懇願した。
「お姉ちゃんが昨日から帰ってこないんです。協会に連れて行ってください」
口ぶりから察するに、彼女の姉は探索者なのだろう。未だ未帰還なので協会へ情報を求めにやってきた所か。いずれにしても放置は出来ない。歳も妹と同じ位だ。俺は妹によくする様に頭をポンポン優しく叩いて落ち着かせる。幸いにして今はアイテムボックスが使える。予備のパーカーを取り出して彼女に着せた。彼女を担いでギルドまで突っ切る事にする。
「目をつぶって、少し黙って。舌を噛むよ」
「駄目です、さわらないでください。呪われてしまいます」
彼女が怯えて俺を拒む。この傷痕は伝染するのか。説得する時間が惜しい。俺は優しく抱き締める事で、意思を伝えた。澱んで腐った魔力が俺の体を侵食してくる。負けじと俺の命溢れる魔力を全開放して消し飛ばしてやった。力技だ。逆に瑞々しく精強な俺の魔力を、強引に彼女の中に侵入させた。不愉快な魔力を無理やり押さえ込む。
俺は少女を抱きかかえると玄関まで走った。最初は小刻みに震えていた彼女は、今は可愛い声を上げ痙攣してる。不愉快な魔力が薄らぐにつれ、彼女の甘く美味しそうな本来の匂いがした。頬に紅も差してきた。少しは良くなったかな。彼女は俺に何か言いたそうだったが、俺は無言で制した。姉が探索者なら、今の状況でこれ以上俺に出来る事はない。
「わたし、春凪のどかって言います……」
後ろから名乗りだけが追いかけてきた。