※この作品はR-18です。

ダンジョン姫はじめ   作:エターナル好希也

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呪いと祝福3★

 困った事になった。油断したと言うわけではないが、打つ手がない。ここがダンジョンだったら、スキルも使えて全力も出せたのにと思ったりするが、それは向こうも同じだ。元々ダンジョンアイテムだった彼女も、とんでもない呪いを発動できるかもしれない。

 まだ持ちこたえているが、俺の中の命の灯が弱まってきている。そうなると心も弱気になり、呪いの少女、金髪碧眼で大和撫子な少女に、抱きつかれて最後を迎えるのも、面白いとさえ思ってしまう。意地汚い俺は、この抱擁が永遠に続くよう願い、今度は一秒でも長く生きようと思ったりする。魔力から俺の心を読んだ彼女が、蔑みの眼差しを向ける。理生院と同じ眼だ。これに元気づけられて、こちらからも呪いの少女に抱きついた。どうせ死ぬなら最後までいい思いをしよう。呪いの少女は呆れ果てている。

 

「ドコマデモ賤シイ子供、生シテオケバ将来ノ厄トナラン。今ソノ禍根ヲ絶ツ」

 

 美少女が止めを差しに来た。陰門がいっそう閉る。陽根の周囲に呪いの魔力が集中した。息子を腐らせ、ねじ切る気だ。だがその瞬間、異変が起こった。

 

「yaah イヤぁ~~~」

 

 呪いの少女が可愛らしい悲鳴を上げて、悶えている。

 

「ヨセ、寝テイロ。ah ah ahhh アアッ ああっ~~」

 

 呪いの少女が、そしてのどかが絶叫している。目覚めたのか。ヴァギナの圧が止まって、陰門から大量の愛液が漏れてきた。そう言えば、俺は雁首を膣壁に食い込ませていたままだった。ヴァギナを収縮させると言う事は、相対的に俺の逸物が巨大化する事だ。のどかは通常の行為では決して挿入できない太く凶悪な肉棒を、破瓜したばかりの膣内に咥えていた事になる。陰門を絞られて感覚は乏しかったが、息子は勃起したままだったのだ。その尋常ならざる快感に、果てていたのどかが目覚めてしまった。そして悶え狂う。呪いの少女もそれに引っ張られて、魔力が乱れる。この間に穢れた魔力を追い出して、体調もかなり回復させた。『自己回復』は呪いにも効くようだ。もちろん息子も元気になった。

 呪いの奴に魔力で押され、何より知略で負けたのが悔しい。はったりをかまして強がってみる。

 

「僕の房中術の勝ちだ。ありがとう、楽しかったよ。降参して消えるなら見逃してあげる。それともこのままイカせて昇天させてあげようか」

 

 俺はこいつがそこまで嫌いではない。のどかを白人美少女に変身させて、色々愉しませてくれた。このまま消えて、誰かに取り付かなければそれでよかった。だが奴はそうは捉えなかった。

 

「オマエ、ソノ歳デ、何人ノ女ヲ喰ラッタ。悪魔ノ子メ。オマエノヨウナ男ガイルカラ、女ハ啼クノダ。刺シ違エテデモ滅ボシテヤル」

 

 俺に御礼を言われて、呪いの少女が屈辱に身を震わせた。俺を怨敵と言わんばかりに睨んでくる。声を聴いただけで呪われそうだ。それに指摘した事はほぼ当たっている。悪魔の子の部分だけが間違っている。俺は小さい頃から天使のようだと、よく言われていた。

 

「もっと可愛がって欲しいんだね」

「クタバレ、地獄ニ堕チテ罪ヲ償エ」

 

 互いの耳元で挑発と雑言をささやく。俺達はお互いに全力を出し切れていない。少女はのどかが半覚醒したせいで、魔力が乱れてしまっている。俺の方も、催淫を誘導する魔力のさじ加減が難しい。うっかり全力を出して、まどかを完全にイカせてしまうと呪いの少女は復活する。といってイカせなければ彼女が魔力の制御を取り戻す。

 呪いの少女は俺の膝に跨って、手足を巻きつけたままだ。俺も彼女をかかえてる。この体勢で、俺は突き刺した陽根から、胎内に魔力を通そうと力を込めて抱きしめる。彼女は陰門と乳房から、穢れた魔力を吐き出して自分ごと俺を覆おうとする。全力が出せなくても関係ない、互いに死力を尽くす。

 裂ぱくの気合で吠えると、腰を激しく突き上げる。呪いの少女が唸る。手足をばたつかせ、魔力の糸を織り込んでいく。もう肉食獣が求め合い、喰らい合う狂愛そのものだ。異なる世界の少年少女が熱い抱擁を交わして睦み合っている、囁いているのは愛の言葉だ、女神さまからはこう見えたに違いない。

 もつれ合っての攻防戦だったが、だんだん俺が優勢になってきた。俺には魔力の他に『性技』スキルがある。のどかの躰を絶頂寸前にまで追い込むが、決してイカせない。先生やエリカ、望愛と言った年上の女性を、生殺しにしていたぶった経験が役に立つ。やはり師匠の言う通り、女を泣かすと強くなるのか。呪いの魔力が乱れるのをいい事に、俺は肉体言語で押していった。

 

「Aahh、ヤメロ、ヤメテェ~」

 

 呪いのくせに可愛い声を出す。捕まえてシーナのおみあげにしよう。彼女は呪いが大好きだった。

 

「降参して僕のものになったら考えてもいいよ」

「男ハソウヤッテ騙ス、マタ玩具ニサレル。aw awww~」

 

 健気に抵抗するが、呪いの少女は愛情を与えると苦悶して喘ぐ。呪いをレイプしている、そう思うだけで興奮して、いっそう勃起した。命溢れる魔力が彼女を犯す。

 とうとう呪いの少女は、自分から腰を振ってきた。しかも一番弱い所を雁首に激しく擦りつけている。ひと際大きな悲鳴が上がった。それでも彼女は求め続ける。桜色の乳首が胸をくすぐる。幼い肉壺が波打つように収縮と弛緩を繰り返す。無数の膣ひだが男根を嘗め尽くす。いつのまにか、爛れた愛欲の魔力に覆われていた。

 

「あんっ、あんっ、Aahhhh laaaaa~~」

 

 呪いのあげる悦楽の声が脳を破壊する。幸せに咽ぶ呪いなど、世界のどこにも存在しない。在ってはいけない聲を聴いた。何という快感、俺は思わず射精してしまった。一緒に魔力も射出した。全部搾りだされた。のどかはイッテしまって、意識がなくなっていた。

 なんと呪いの少女は自分から愛の歓びを求めて、のどかの意識を刈り取ったのだ。呪いが完全復活をする。間違えば自身が昇天して存在が消滅したはずなのに、俺という仇敵を討ち果たす、その執念だけで、天国の責め苦を耐えきった。それほど男が憎かったのか。

 

 呪いが勝ち誇って嗤う。だが息も絶え絶えで、俺に縋りついている。

 

「haa haa 見タカ、オマエナド、盛ルコトシカ脳ノナイ猿ト一緒ヨ」

 

 ムキィー、悔しい、また戦略で敗れた。搾りだされて一時的に力を失った俺の息子に憎しみの魔力が襲う。でもよく考えると、俺はこいつに酷い事はしていない。のどかの躰から出て行って欲しかっただけだ。なのに俺を邪悪な男の象徴のように扱って、恨みのはけ口にしてくる。おまけに散々馬鹿にされた。

 

「助平ナ子供ノセイデ、恥ズカシイ声ガ出テシマッタ。チャント謝レ、ソウシタラ少シダケ生カシテヤル。ウント泣ケ、駄々ヲコネロ。獣ラシク躾ケテヤル」

 

 呪いの少女はどうやって俺をいたぶろうか、楽しそうにしている。少しムカついてきた。わからようと思ったが、賢者タイムで力が入らない。ところがまた心の奥底から声が聞こえる。

 

「何をしている、賢しい小娘を黙らせろ。簡単に出来るはずだ」

「いや、それは……」

 

 実は呪いの少女を無効化するだけなら、他に手段はあった。のどかを痛めつければいいのだ。二人は感情がリンクしている。そして呪いはオーガニズムを嫌悪している。ならばのどかに身体的な苦痛を与えながら、性交し続ければいい。彼女は絶頂しながらも激しい苦痛で果てる事が出来ない。やがて呪いは法悦に耐えきれず、昇天するだろう。ただしのどかの躰と心が、それまで耐えられればの話だが。

 俺はのどかを助けるためにここにいる。ダンジョンより力を授かった者として、羽目は外しても、これを取り違えるわけにはいかない。

 

「世迷言を。不憫な少女を玩具にしたいと思ったであろう。さっきも異界の不幸少女を嬲り者にして、楽しんでいたではないか」

 

 これは悪魔の声か。心の声は続く。

 

「尊きおれ様の御業を見せてやる。躊躇するな、徹底するのも慈悲となる」

 

 スキルか? 何かのスキルが目覚めようとしている。俺は呪いの少女に対して非情になり切れなかった。彼女は前の世界で男性に惨い目に合わされたようだ。俺の躊躇がのどかを苦しませ、結果的にわが身の危機を招いた。ならば試してみるか。苦痛は直ぐに終わらせる。消滅も時には救済となる。何といっても、俺はザマァがしたかった。

 猛烈な力が湧き上がってくる。何者も恐れぬ無敵の力だ。俺の肉体に、精神に宿った新たな力は、獰猛な魔力となって、少女を舐める。少女にはこの力に心当たりがあるようだ。呪いのくせに震えあがって、泣き出さんばかりだった。実に気分がいい。

 

「yaaa~ ソレダケハヤメテ、それだけは駄目」

 

 俺は呪いの少女と交尾したまま押し倒す。絡みついていたのどかの両脚を振りほどいて、思い切り開脚させた。いや、そんな生温いものではない、股裂きだ。股間を上に向けたまま、ほぼ水平になるまで両脚を伸ばして床に押し付けた。子供の面影を残す少女の柔軟な肢体と、筋肉や股関節を事前に弛緩させたからこそ許される体位だ。両腕も床と太ももに挟まって、抜くことが出来ない。完全に制圧した。そして彼女達の両脚を組み伏せたまま、俺の腕を後方に広げて、腕立て伏せの要領で交尾を続けた。これも俺の『強靭』な肉体があってこその行為だ。

 

 のどかと少女が激痛に喘ぐ。俺は催淫の魔力を注入した。人の身に余る快感に、二人は悶絶する。痛みで失神する事も、悦楽で果てる事も許さない。もうこれはレイプを通り越して性的拷問だろう。俺は二人を容赦なく責め立てた。覇者の力に躊躇はない。

 通常ではあり得ない角度で、股間が開かれている。肉棒もあり得ない程深く刺さる。呪いの源にまで完全に届いた。俺は激しく腰を打ち据える。股間に向けて杭打機の要領で、勢いよく打ち込んでいく。一撃ごとに呪いの魂が欠けていった。

 

「ahhhh~お願いよ、ゆるして。ha~ 耐えられないの。だから、だから yahhh yahhh いやぁぁぁ~」

 

 呪いの少女が哀願の声で泣き、朦朧としたのどかが喘ぐ。美しい合唱を奏でる二人に伝える。

 

「もっと抵抗して。儚く美しく散ッテヨネ。僕ノ偉大サヲ、ワカラセテアゲル」

 

 呪いの少女は僅かに残った魔力を集めて、恨みを俺にぶつけてきた。ちっぽけでも彼女の全存在が込められている。俺はそれを嗤って受けた。

 

「アア、何テ心地イイ、僕ハ幸セダヨ。モット僕ヲ恨ンデ」

 

 人は幸福だから恨まれる、いや、恨まれるから幸福なのだ。彼女の全霊の恨みは俺に幸福を、力を与えて悦ばせただけだった。モット恨ミヲ寄コセ。

 呪いも恨みも俺の糧になる。無邪気にはしゃぐ俺と、諦観した少女、かつて少女だった呪いは力をなくしていく。もう虚無へと還るのを待つだけだった。

 

 

 

 その時、彼女の思い出、決して人に見せられない記憶も、絡まった魔力の糸を通じて、恨みと共に流れ込んできた。

 呪いの少女は嘗てアルドネとも、祝福の乙女とも呼ばれていた。小国の村娘だった彼女は、加護が判明すると神殿で大切に育てられる。彼女はその明朗な性格から神域に閉じこもったりはせず、街中の人たちを祝福する。子供のいなかった領主夫妻にも大変可愛がられていた。彼女は知る由もなかったが、「祝福」は、小国中を広く、薄く覆っていた。年頃になった頃、近隣の大国から輿入れの要望、いや命令が届く。拒否すれば、他国のように滅ぼされるのは明白だった。彼女は自分から志願した。婚礼には領主夫妻を始め、両親や縁者、神殿関係者も招待されるという。泣かない様にしよう、アルドネは準備のため、先に輿入れをした。

 大国の君主は約束を守った。披露宴には懐かしい顔が並んでいた。領主夫妻、両親や弟や妹、お世話になった神殿の人たち、皆、首だけで皿の上に乗っていた。アルドネが国を離れて祝福の加護は失われていたのだ。故郷はもう滅んでいた。花嫁衣裳の彼女はその場で初夜を迎える。虚ろなる目をした両親や恩人、友人に見取られながら、君主の配下に嘲られながら、凌辱は夜明けまで続いた。何故か君主には、彼女を守護する神様の加護が通用しなかった。その後、彼女は死刑囚の監獄へと送られ、慰み者にさせる。衰弱死した時、奪わないよう厳命されていたバックカチューシャにその怨念が籠った。

 ある日、君主の娘が興味を示してこれを髪に飾る。たちどころに呪いが発動して、十数人が死亡する大惨事となった。

 

「この程度か」

 

 君主は失望してこれをダンジョンに捨てた。俺から湧き上がって来た新たな力は、覇道を歩むこの君主の力に似ている。神も恐れぬ力の名は、冒涜ではないのか。

 

 

 

「救わないのですか?」

 

 別の声が聴こえる。これもスキルか? 俺は何をしていた。気がつくと二人の少女が啼いていた。のどかと碧眼の美少女の魂は、痛みと悲しみで消え入りそうだ。

 俺はスキルに呑まれて暴走していたのか。いや、スキルのせいにすまい。スキルも俺の一部ならば、これは俺の醜い心だ。弱いものから全てを奪い、己だけの幸福を求める、傲岸な俺だ。唇を嚙む、咥内に血の味が広がる。頭の中で自分をぶん殴った。人の為に尽くした親父が生きていれば、必ずこうしたであろう。

 眼下の少女をどうしたい。だがここで止めても、のどかから離れるか不明だ。いっそう俺を恨む可能性もある。同情など俺の偽善かもしれない。そもそも彼女は望んでいまい。ならば一番やりたい事をする。俺は狂おしい程に彼女を求めた。どこまでも深く強く、魂へ向けて突き入れる。

 

 彼女の悲しみ、怒り、憎しみが、恨みの魔力となって俺に入ってくる。もう喰らったりはしない。それを拒むどころか、全てを肯定して抱きしめる。恨みが全身に回る。身体中が切り刻まれる、猛毒で血管が破れて血が噴き出す、現実か幻覚か区別できない。これも彼女の苦難の歴史のほんの一部に過ぎないのだろう。こんな事で救えるなんてうぬぼれていない。だけど少しでも苦痛が和らぐなら、喜んで受け取る。お返しに俺の生きる力をあげる。魂の源から湧き出す太古の生命力だ。

 

「やめなさい、ah やめてyaah 。ダメよ、あなた~、しんじゃう、ahhhhh~ しぬぅ~~~」

 

 アルドネが顔をくしゃくしゃにしている。そんなに泣かないでくれ、貴女には朗らかな笑顔が似合うのだから。体も冷たくなってきた。最後の力をふり絞って射精を行った。魔力を帯びた大量の精子が哭いている少女の魂を目指す。やがて俺の聖なる子種が、彼女の汚された魂に全て着床する。輪廻転生して今度は幸福な生涯を。彼女の未来を祝福しながら、俺は意識を手放した。

 

 

 

 目覚めると優しい金髪がほおを撫でている。白く細い指が俺の黒髪で遊んでいた。天国かと思った。だけど俺は言わねばならないことがあった。

 

「アルドネごめん。僕はひどいことをした」

「ソーヤはとっても悪い子。でもその暴威が私を解放した。それと考えなしで私を助けようとしたでしょ。あなた、馬鹿な子ね、だから好きよ」

 

 アルドネは朗らかな笑顔で、優しく俺を抱きしめる。治癒の魔力と似た暖かな魔力が、俺を包み込んで躰の芯から暖かくしてくれる。この力が、アルドネが祝福の乙女たる所以だろう。

 

「アルドネはどうする。何だったら僕に取りついてもいいよ」

「ソーヤ、嬉しいわ。でも私、女の子にしか憑りつけないのよ。のどかも見捨てられないわ。この子にはまだ苦難が残っている。少しでも力になってあげたい」

 

 アルドネが妹を思う姉の顔になる。

 

「それにのどかは半分壊れてしまった。ソーヤと私のせいよ。支えてあげないと。常人には許されない魔力に蹂躙されて、後遺症が残っている。あなた無しでは生きられない躰にされた。あまりにも過酷な愛の責め苦で精神を蝕まれている。あなたに構われないと寂しくて死んじゃうわ。それは私も同じなんだけど。こちらの世界には奴隷はいないようだから……。ソーヤ、あなたこの子を愛人にして情けをかけなさい」

 

 中学二年生の女の子を、愛人にするようお願いされるなんて最高だ。そして見た目コーカソイドの異世界美少女を、今抱いている。俺はアルドネも欲しい。

 

「愛人にするなら二人一緒だ、僕はアルドネも愛人にしたい」

 

 年下の男の子の我儘を聞いてあげるのは、少女の甲斐性だ。アルドネが泣きながらキスの雨を降らせる。もちろん、それに応えるのも男の子の義務だ。

 俺の男根が脈動を始めた。命を賭けて戦い、分かり合えた、もう言葉はいらない。愛の魔力が交わって、俺たちに天上の法悦をもたらす。俺は絶対の自信を持って動きだした。何よりも力強く、アルドネを征服していく。重ねる度にその可憐な貌から歓びが溢れ、嬌声も大きくなっていく。

 こんな素晴らしい異世界少女と睦み合うなんて、俺は世界一幸福だ、彼女に深く感謝する。俺の気持ちを受けて、アルドネが泣きじゃくる。涙ながらに俺に全てを差し出してきた。俺は彼女の躰を好きにする。つらい過去を洗い流して、俺色に染め直そう。何百年分の女の幸せ、利子をつけて払ってあげよう、そう思うだけで益々漲ってきた。もっと、もっと悦ばせてやる。アルドネが激しく首を振る。だが構うものか、今は俺のものなのだ。

 

 私は異世界の男の子にいいようにされている。彼は私の故郷で、女神の寵愛を受ける美少年の絵姿をしていた。可愛らしくて思慮深い印象とは正反対で、危なっかしくて見ていられない、庇護欲がそそられる。だけど溢れる精力は自分とのどか二人でも、とても支え切れない。彼の凛々しく逞しい魔力は、私たちを護るに足る。ずっと寄り添いたい。小さい暴君が魂を縛る、逃れられない。そして穢れた私に我が身を変えての救済を、この子の気持ちに泣かされた。もう離れられない。

 

「ohh ソーヤ、お情けを、お情けを頂戴。ah ah ahhha いいのぉ yah yahhh きて、きて~」

 

 祝福の乙女、異世界の不幸少女が初めて自分から男を求めた。嘗て故郷の人々に注がれていた彼女の祝福が、俺一人に注ぎ込まれる。何というエクスタシー、好きな人に全てを捧げた女の狂おしいまでの歓び。あれ程男を憎悪していたのにかかわらず、俺の首に腕を回し、腰に脚を絡める。奇しくものどかと同じポーズとなった。アルドネは心の底から、あらん限りの声で叫ぶ。彼女の故郷の海岸なら、沖の船に届く程の美しい悲鳴だった。

 

「尽くすわよ ahn 尽くさせてぇ~ ahhhn~~~」

 

 アルドネは自分とのどか、二人分の色欲を受け取った。悶え死ぬほどの快楽が二倍になって彼女を襲う。如何に祝福の乙女とて、これには耐えられない。津波のような悦楽に呑まれて、俺にしがみついたまま果ててしまった。

 

 

 

 俺は事後のアルドネを鑑賞している。彼女の意識はないが、下半身はまだ繋がったままだ。両腕は弛緩して横に開いて、眩い裸身を俺に晒している。抜けるような白い肌、くびれた腰、細く折れそうな肢体、少女としてはやや大きめの双丘、本来の彼女の年齢からは、これが理想かもしれない。

 何より特筆すべきなのは、透き通るような白い乳房と、薄いピンクの綺麗な乳首であろう。白人美少女独自のこの躰に俺は見惚れて『記憶』する。そして後戯を仕掛ける。薄く肋骨の浮かぶ脇腹を十本の指でさわさわ撫で上げる。羽毛のタッチを再現していた。指の動きはバラバラだが、どれもが精密で、繊細だ。その目的は唯一つ、のどかの感度を上げるためだ。乳房であそんで焦らしてやる。アルドネの小さな口が精一杯開いて、白い歯がこぼれた。意識はなくとも躰は素直だ。

 

「aah aah ahhha アアッ ああっ~~」

 

 美少女の呼吸が乱れ、喘ぎ声が大きくなる。それとともに柔肌が弾力を持っていく。瀬里奈の胸を揉みしだいた時もこんな感触だった。輝ける金髪が漆黒の髪へと、みるみる変わっていく。紫目が開いた。

 

「お帰り、のどか」

「ああ、そうやさん」

 

 目覚めるや、俺に縋って泣き出した。もちろん、歓喜の涙だ。

 

「はぁ~、嬉しくて死んじゃいそうです」

 

 時折下半身をびくつかせて、胎内に俺という異物が突き刺さっているのを確認している。その度に大きく喘いで安堵している。もう俺と繋がっていないと不安で仕方がないのだ。アルドネだけ愛して、彼女を構わないのは不公平だろう。だが彼女は疲れ、傷ついている。逸物が奥のスポットをいたわるように勃起していく。彼女が一番感じていた場所だ。動く事はしない。そして世界一優しい声で、彼女の新しい運命を告げる。

 

「のどかは僕のものになった」

 

 幸せな少女が俺の名を絶叫する。そして一気に達してしまった。

 

 彼女もまた数奇な運命の迷宮に囚われた少女だった。文字通りのどかは、男性の象徴を腐らすほどの呪い持ちとなった。愛する人に純潔を捧げるという乙女の願いは永遠に叶わず、その奥深く朽ち果てるのを待つだけだった。だがその運命が、俺によって覆る。これからは不憫な女子中学生を演じながら、影では俺専用の娼婦として生きる事になるだろう。

 

 やはり異世界の流儀は素晴らしい。女の子を愛人にすれば全部解決する。昔の偉い人は言った、愛とは一つの肉体に二つの魂が宿るものだと。日本人形と仏蘭西人形、今日も二人、俺は愛人をゲットした。

 

 




アルドネは迷宮の不幸少女、アリアドネから
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