※この作品はR-18です。

ダンジョン姫はじめ   作:エターナル好希也

68 / 169
アンチ専守防衛4 水揚げ★

 「ヘーゼルちゃん」の瞳から光が消えた。まるで自分が犯されたかのように、しゃくりあげている。事実、レギンスは下着ごとむしり取られ、散々揉まれた双丘の片方が露出していた。小柄な体の割に大き目な乳房だ。桜色の乳首はまだ少女の面影を残している。これだけでも彼女が男を知らないことが分かった。第三者は俺が彼女を辱めたと非難するかもしれない、しかし、これから水揚げを行うのだ。彼女にトラウマを与えてはならない。むしろ優しく導いて愛を交わす、儀式の終わりには、奥手の「ヘーゼルちゃん」が自分から積極的に求めるよう、仕込まねばならなかった。

 呆然自失としている彼女を俺は正面からすくい上げた。初めての彼女には表の四十八手、比較的容易な体位の中からやぐら立ちを選んであげる。これなら俺に抱きついているだけでいい。怖がっている彼女に耳元で愛をささやいてあげる。出会ったばかりの少年の熱情に負けて、身持ちの堅い「ヘーゼルちゃん」もとうとう躰を許してしまった、そして感激の処女喪失を迎えることになる、このシナリオでいこう。

 

 お尻を抱えられて、お互いが正面から向かい合う形になった。「ヘーゼルちゃん」は、両脚と両手を俺に巻きつけて、少しでも躰を浮かそうとした。彼女の股間の割れ目には俺の逸物がしっかり挟まっている。亀頭を膣口に添えてあるのだ。ちょっと重心を落とすだけで簡単に押し入られる。破瓜の恐怖に慄いて、「ヘーゼルちゃん」が懇願してくる。

 

「わたし、こんなお仕事だって聞いていなかったんです。素敵な殿方との出会いがあるって勧められたから就職したんです。もう会社辞めます、だから、だから……」

 

 やはり、人柄がよくて押しに弱い「ヘーゼルちゃん」は、丸め込まれて入社したらしい。だけど社会人として途中で仕事を投げ出そうとするのは失格と思う。それに素敵な男性との出会いはもうかなっている。さっきまでいたぶっていた事など棚に上げて、口説き始める。

 

「お姉ちゃんに抱きつかれて、僕は恋をした。大人なのに妹みたいに可愛いいひと。不思議な瞳で僕だけを見て」

 

 もちろん真剣だ。「ヘーゼルちゃん」のように可愛いい女の子や、きょうこさんのような成熟した大人の女性も、全員俺のタイプだから俺の言葉に偽りはない。真心の籠った言葉をしっかりと伝える。

 

「そんな、大人をからかわないで」

「嘘でないとダンジョンの神様に誓うよ。さっきもお姉ちゃんが好きすぎて襲ってしまったし」

 

 この子は善人なのだろう。真っ赤になってしまった。このまま口説き落とす。

 

「世界で一番欲しいのは、姉ちゃんの唇だよ。さあ、僕にキスして」

「どうしよう、初めてのキスは好きな人に捧げたいの」

「僕もファーストキッスは好きな人としたい。二人で願いを叶えようよ」

 

 俺の告白をちょっとだけ本気にしたようだ。こんな事では、いずれ誰かにあそばれてしまう。それなら俺が生涯の想い出を与える。簡単な事だ。唇を奪った男を好きになればいいのだから。

 俺はただ口説いていただけではない。逸物が指の代わりに、陰唇をめくって秘密の場所をこねくっていた。柔らかで精密な動き、遊び人の指先でもここまでは刺激を与えられない、そんな匠の技で「ヘーゼルちゃん」を愛でてあげる。俺の『性技』に応えて、彼女からも愛の蜜が噴き出した。

 

「一つだけ選ばしてあげる。僕に滅茶苦茶にされるのと、優しくされるのどっちがいい?」

 

 もちろん、答えは後者だ。女性はみんな前者を望むのだが、建前として後者を選ぶ。従って、男性は最初は優しく、最後は激しくしなければならない。「ヘーゼルちゃん」もここで奪われるのが運命なら、初めは優しくが本音だろう。でも、優しくして、それは彼女にとって禁じられた言葉だ。口にすれば、俺を受け入れるのと同義となる。こんな時、乙女は沈黙をもって応える。迷いから一瞬だけ抵抗が弱まった。その隙を俺は見逃さない、愛の口づけを交わす。驚く彼女に俺の舌をねじ込んでいく。そのタイミングに合わせて、乙女の陰唇を俺の男根がこじ開ける。かくして「ヘーゼルちゃん」のファーストキッスと純潔が同時に失われた。唇を離すと、息継ぎしながら歓喜の声があがる。

 

「んんっ~~~、うぅぅ、はあ~、はぁ~~~あああっ~~~」

 

 俺は優しく「ヘーゼルちゃん」の処女を散らした。灼熱の男根が乙女の身も心も焼き尽くす。そして彼女の核となっていく。俺はじっとしたまま、彼女の躰が馴染むのを待った。彼女も俺にしがみついて耐えている。その間も亀頭が肉壺の内側を、そよ風が吹くように愛撫した。火照った躰を快感でトロトロにしてやる。俺達は睦言を語り合う。

 

「女の人はこうすると気持ちよすぎて泣くって聞いた。きょうこさんも嫌がっていたのに、最後はあんなに啼いたよ」

「わぁ~ん、泣きません。はぁ~、気持ちよくしないでください。いや、いや、降ろしてぇ~」

「駄目っ、今凄く気持ちいいから。お姉ちゃん初めてなのにとっても上手だよ。恥ずかしい声で泣いて。そしたら僕はもっと元気になる」

 

 「ヘーゼルちゃん」は乱れたりしないで慎みを示そうと、最後の意地を張っている。それも風前の灯火だ。再び唇を奪いにいく。これから俺をわからせてやる。

 

「はぁ~、んっ~、んんっ~~~」

 

 ディープキスで声がこもる。今の「ヘーゼルちゃん」は口を塞がれて暴行される女性と変わらない。そのまま男の律動を始める。ゆっくり慎重に動き出す、やがて強く激しく貫いていく。俺の股間に、生温かい感触が押し寄せてきた。処女の泉が破られて、清らかな愛液と証の血が流れているのだろう。滴り落ちるに従って、彼女の躰が大きく揺れる。魔性の雁首が蜜壺を侵す。子宮が開いて、俺の種を宿したいと希った。

 

「ああ~んっ」

 

 甘い悲鳴が吐き出された。心までも陥落して、彼女は俺の女に生まれ変わった。

 

「しゅき! 捕まえてっ! ギュッとして! うごかないで~~~」

 

 もうパパに甘える女の子だ。きゃぁ、きゃぁしながら、大好きなパパによじ登ろうとしている幼子にしか見えない。「ヘーゼルちゃん」は奪われ、あそばれ、それを受け入れる事で、俺に対する絶対の信頼が生まれた。俺は子供をあやすように散歩する。そこへ朦朧としたきょうこさんがにじり寄る。童心へ還った「ヘーゼルちゃん」から悲鳴が上がった。

 

「わたしのよ、かえして、かえして~」

「イヤぁ~~~、盗らないでぇ~~~」

 

 「ヘーゼルちゃん」が自分からキスをしてくる。いや、俺の唇を奪いに来た。激しく吸って懸命に舌を絡め取ろうとしている。あんなに憶病だったのに、今の彼女には鬼気迫るものがあった。驚く俺を映して、緑と茶色の瞳がめまぐるしく変化する。これはもう命を賭けた接吻だろう。俺も奥深くにまで差し入れて、彼女に応えた。頑張った子にはご褒美を、「ヘーゼルちゃん」に俺の愛の精子をたっぷりと注いでやる。

 再び、彼女達が同時に啼いた。

 

「わぁ~ん、ほしいの、ほしいのよ~」 「うーっ、ううっ~、はぁ~ん、うわっ~~~」

 

 きょうこさんが子供のように駄々をこねる。少年から自慢の胸を揉まれるだけで達してしまって、酒池肉林に堕ちていった。「ヘーゼルちゃん」も自分から男を求める歓びを知る。魂が昇天して、躰だけ蝉の抜け殻のように俺にしがみついた。

 

 

 

 二人は折り重なるように倒れている。両人とも白目を剥いて、股間から精液と愛液を垂れ流していた。子宮に残っている俺の精子が刺激するのだろう、時折全身が痙攣している。俺が『結界』を解いて立ち去れば、強烈な雌の匂いに引き寄せられて、たちまちのうちにモンスターの餌食になってしまう。俺は『洗浄』で処置をすませると、目覚めるのを待った。別れ際、きょうこさんと「ヘーゼルちゃん」が泣き縋ってくる。次があるかは君達次第だ。

 

 やはり師匠の言う通りだった。ハニートラップを仕掛けられたら、正々堂々と逆襲して3倍返しをすればよかった。これまでは専守防衛の精神で、丁重にお断りしていた。相手はしつこいし、こちらはフラストレーションが溜まる。今日はやり返して、身も心もスッキリした。

 それに、罠ならセイレーンの女の子の方が遥かに巧妙だった。あんなにワクワクしたのは久しぶりだ、手にかけたのは早まったかな。次に美少女モンスターの美人局と遭遇したら、遊んでもらうだけにしよう。やっぱりダンジョンは最高だ。

 

 

 

「ふぅーん、そんなことがあったのね。でもセイレーンの上位種は確認されていないのよ。おおかみ少年君」

 

 俺がセイレーンに騙された話をしても、小梢ちゃんは信用してくれない。レセプションでの騒動も、実際は鷹地が俺の指をへし折ろうとスキルまで使ってきた、俺が専守防衛と称して反対に彼の指を砕いた、周囲の探索者に後から聞かされて青くなったそうだ。先日講習でからかった件と合わせて、俺は嘘つき少年と思われてしまった。

 

「で、習得したスキルは、柔軟っと」

 

 小梢ちゃんがスキル辞典にアクセスしている。これは協会が収集している膨大なスキル情報を基に作成されたもので、一般には非公開だ。でも、『柔軟』なら知っている。朱美も持っている、ごく普通のスキルだ。体が柔らかくなり、関節の可動域も広がる。当然怪我もしにくい。小梢ちゃんがニマニマした。

 

「柔軟スキルは殆ど女性が習得するんですって。習得の男女比、1対100。レアスキル、おめでとう」

 

 簡易鑑定の魔道具で魔石を鑑定していた尋さんが戻って来た。簡易鑑定の魔道具は、とある魔道具職人のマイスターが発明したもので、魔石買取の際の必需品だ。日々、大量に持ち込まれるスライムやゴブリンの魔石を一々鑑定していては『鑑定』持ちの身が持たない。だけどこの魔道具に特定モンスターの魔石を登録しておけば、普通の人でも判別できる。徳島ダンジョンではこれで9割以上判別できるという。残りを『鑑定』持ちの職員が担当する。

 

「御上君の言う通り、セイレーンの特異種の魔石があったわ」

 

 ちなみに港湾ダンジョンでは魔石のみならず、当分の間、武器やアイテムも必ず買取となる。会得したスキルや情報も報告の義務がある。俺は魔石の他に鎧猪からの魔鉄、セイレーンから、キラキラした雲母の塊と、飾り羽を幾つか持ち帰っていた。中でもリトルセイレーンのものはひと際大きく、青く澄んでいた。この内査定待ちとなったのは、青く透明な飾り羽と輝く石ころだった。

 

「青い羽根には魔よけと解毒の効果が付与されているらしいわ。こちらでは初めてのもので、本部に問い合わせ中よ。それから雲母みたいな石はキンバーライトと言って、ダイアモンドの原石を含んでいるらしいの。こちらも宝飾の専門家に要相談となったわ」

 

 ダイアモンドと聞いて小梢ちゃんの目が輝く。

 

「セイレーンの子供の話だけど、御上君、半分だけ催眠にかかったんじゃない。20羽相手に堕ちなかっただけでも立派だけど……。でもセイレーンの催眠は男性の願望を叶えるっていうし。あなた、小さな女の子が好きなんでしょう。もう報告書はあげておいたから」

 

 尋さんも容赦がない。やっぱり今日の騒動を根に持っているのか。小梢ちゃんは猛獣を見たように身をすくめた。

 

 

 

 ともあれ、俺はこの港湾ダンジョンが大好きになった。確かに美少女モンスターに騙されて死にそうになった。でもこれで懲りてしまうようでは、探索者として失格と思う。現金なもので、今は危ない目に合った事を喜んでいる自分がいる。50年間調べ尽くされた徳島ダンジョンと違って、ここにはまだ、未知の領域が残っている。規模は小さくても、危険度としてはこちらの方が上だ。疑似ダンジョンに落ちた時、死にそうになりながらも心が高揚した事を思い出す。命を賭けて神様と遊ぶような楽しさ、この歓びはなにものにも代えがたい。

 それに新規解放なだけあって企業やクランの偵察隊も多い。何組かは俺の方を見て舌なめずりをしていた。簡単に喰らえると思っているのだろう。今日のように楽しく撃破したいものだ。しばらくこちらを中心に活動しようか、この時はそう思っていた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。