※この作品はR-18です。

ダンジョン姫はじめ   作:エターナル好希也

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魔眼vs魔眼4 デュエル★

 もう立っているのがやっとだった。体力も魔力も搾り出して空っぽだ。気を抜けば意識が飛んでしまう。その反面肉体がぼろ雑巾でも、心が光り輝いて俺は幸福だった。生と死の境界で、思う存分戯れて充分に楽しかったのだ。『結界』で休憩してこの歓びに浸ろう。だが、発動しない。このスキルは他者に見られていると展開できない。まさか、モンスターの生き残りがいるのか、俺は慌てて顔をあげた。油断していたわけではない。何故か存在に気がつかなかった。俺がずっと会いたいと思っていた魔眼の少女がそこにいた。

 まさか、彼女が指揮官なのか。状況からはそれしか考えられない。洗脳系の魔眼でも、極めれば魔物を支配できる、師匠の言葉が頭に浮かんだ。あの時の邂逅から半月位だ。俺を恨んでどれ程の試練を潜り抜けたのか。ありえないと否定したかった。だが、月も隠れる美貌ならば、もしかしたらと思ってしまう。

 濡れ羽色の黒髪、アメシストの瞳、忘れようのない世界一の美少女は、更にその麗しさに磨きがかかっていた。愛らしく儚げで、そして雅で自信に満ちている。歴史の美女の枠さえ外れて、シーナ達人外の、只人では届かぬ美の極致へと手をかけていた。

 

 突然の事に思わず目を見張った。彼女が服を脱ぎだしたのだ。胸元から少女の控えめな双丘が覗く。清楚でありながら肌の透けるインナーは、俺の劣情を叩き起こした。こんなものはダンジョンの探索で着けるものではない。俺を誘惑する為だけに用意されたのだろう。

 百を超えるモンスターを手懐けて、俺を消耗させるためにすり潰した。その上で弱った俺を魔眼で洗脳する気なのか。その為なら如何に恥辱にまみれようと、再び肌を晒すつもりでいる、何という執念。それに強力な魔物を戦闘で弱らせてからゲットするのは「みよう本」ではテンプレだ。彼女から見れば、俺は残虐無道な怪物だろう。だけど最後は人とモンスターが仲良くなるのも「みよう本」のお約束である。魔眼の少女が物語の女主人公と重なる。俺はヒロインにこんなに想われて幸せだ。真心が言葉になって自然に出た。

 

「大好きだよ」

「死になさい」

 

 魔眼の少女もテンプレ通りのツンデレだった。玲瓏たる声で罵倒されたら股間に力が漲ってきた。彼女は俺にデュエルを申し込んできた。一世一代の勝負、もちろん受ける。復讐に燃える美少女を返り討ちにするのは、「みよう本」では定石だから。たちまちに息子が勃起する、それを核として、命の源が全身に張り巡らされた。先程までの疲労困憊がなんだったのか。俺は獲物に舌なめずりする餓狼へと変貌する。もはや彼女を喰らう事しか頭になかった。

 

 俺も探索服を脱ぐことで受諾の意を示す。お洒落なフリル服は野獣となった俺には似合わない。乱暴に脱ぎ捨ていく。俺達はお互いの肉体を見せつけ合いながら、全裸となった。透明なまでの白雪の肌、細く伸びたしなやかな腕、踵から両脚へと、滑るように俺の視線が這い登った。その先には朝露に濡れる春の若草が芽吹いている。早く踏みにじりたいものだ。少女のやや控えめ曲線美は、無限の将来の可能性を想起させた。いずれ彼女は、清楚な淑女にも、豊満な美女にも思いのままに脱皮するだろう。

 神々しすぎる少女の肢体、並の男性なら委縮して勃たなくなるに違いない。だが俺の逸物は高々と、臆することなくそびえ立つ。これが魔剣となってもう一度お前に突き刺さるのだ。俺達はいずれともなしに近づいて行った。音のないダンジョンの中、互いの心音がどんどん大きくなっていく。

 俺の肉体を目の当たりにして彼女が微笑む。万人を幸福にする笑顔だった。殺風景なダンジョンの洞窟が、花満開となった錯覚に陥る。それとも冷笑を浴びせられただけかもしれない。それでも俺は彼女が笑ったのが嬉しかった。初手は譲ってやる、魔眼の少女は倒れ込むようにして俺を押し倒した。

 

 美少女が俺の股間に跨って、馬乗りとなった。前とは逆に、今度は彼女が俺を組み伏せる。硝子細工のような白魚の指が俺の手首に絡みつく。彼女の匂い、菫の香りが拡散した。この子はもう魔眼など必要ないんじゃないか。この美貌があれば、いや、宝石のような澄んだ声だけで、郁郁たる匂いだけで、世の男は言いなりだ。俺も頭がくらくらしてきた。スキルのせいではない、極上の女性を前にして、純粋に雄として体が反応している。

 ややあって、彼女はその嫋やかな細指で俺の頬を撫でてきた。そして髪も丁寧に梳いてくれる。俺がいつもやっている愛を込めた前戯と同じだった。余りの心地よさに為すがままにされる。レイプした時、俺は着衣のままだった。彼女は俺の裸を視ていない。俺には分かる、己を辱めたこの肉体を見て、さわって、如何に恨みを晴らすか思いを巡らしているのだ、獲物をじっくり検分する狩人のように。そして本性を現した。魔眼の少女は俺の胸板に爪を立てて引っ搔いていく。血文字が浮かんだ。

 

 シネ

 

 やっぱり殺したいほど恨まれているんだ、俺も彼女に微笑んだ。

 

「恨みの深さ教えてあげる、楽に死ねるとは思わないで。奴隷に堕として、この世の地獄をみせてあげる」

「奴隷になるのは君の方だ。性奴隷にして一生僕に奉仕させる」

 

 覚悟の言葉を辱めた。こちらの方も準備万端だ。咥えさせてやる、先程から肉棒を陰唇にずっと押し当てていた。固く閉じられていても、亀頭に露が伝ってくる。こじ開けるのが楽しみでならない。

 

「世界で一番憎い男、世界の誰よりも後悔しなさい。妹だけはわたしが護るんだから」

「それなら僕の事、世界で一番好きにしてみせる」

 

 愛と憎しみは表裏一体だ。俺の事が世界で一番憎いなら、裏返って一番好きになるのも可能と思う。俺を呪ったその果てに、誰よりも俺を愛してしまう、これを俺の勝利条件としよう。そして彼女に妹がいるのを知った。一瞬春凪のどかの事が頭に浮かぶ。彼女が地味子の姉と抱き合っている写真を見た。ダンジョン外で撮られた写真がスキルで擬装された例はなかったはずだ、別人だろう。そんな些事より、早く一つになりたい。

 

 魔眼の少女が再び俺をフォールしてくる。アメジストの瞳が輝く。そこにはあるの揺らぎない意志、今度は彼女が俺を犯す。篭絡して、魔眼で俺を支配するつもりだ。美少女が股間を浮かせた。あれ程嫌がった俺の肉棒を、自分から欲してくる。怨恨も屈辱も全て吞み込んだ決死の覚悟。その心意気に俺は燃えた。二人の目線が重なった。紫色の魔力で視線が繋がる。目を逸らしてはいけない、負けを認める事になる。

 魔眼の少女がどんなに強がっても経験は足りない、ヴァギナに俺を取り込もうと悪戦苦闘している。心は逸っても上手く挿入できないのだ。股間がもぞもぞしてくすぐったい。ちょっと可愛くなった。内緒で手伝ってやる。逸物をいきり立たせて、そっと秘所に添えてやった。鈴音の聲が鳴る。愛らしい気合がかかった。

 

「やぁぁぁ~」

 

 騎乗位の少女が腰を落す、こちらも合わせて突き上げる。俺達はかっちりはまって一つになった。これが二人の在るべき形であろう。腹上の彼女が弾む。肉壺が雁首を締めあげて射精を促した。確固たる信念とは裏腹に拙いリズムが初々しい。そのギャップ萌えに俺の逸物もはち切れんばかりに膨張した。屈辱をバネにして、執念の魔眼が俺を襲う。

 

「わたしのものになりなさい」

 

 世界一の美少女がこんなにも奉仕してくれる。彼女の望みを叶えてやるのが男の甲斐性だろう。俺の魂がアメジストの瞳に囚われかけた。違う、この世の女は全て俺の下僕なのだ、不遜な心で彼女を真正面から見据えた。この子が欲しい、強烈な俺の欲情が魔眼の支配を押し返す。

 魔眼の少女が懸命に腰を振る。動くたび、くちゃくちゃと愛の蜜が溢れ出した。美少女には似合わないはしたない音だ。それが俺の劣情を刺激して、益々男根に力が入る。こちらも負けてはいない。腰の浮くのに合わせて、肉ひだの弱い処を雁で擦る、沈めば御柱を深々とそびえさす。その度少女から盛った声が漏れる。だが、眼力は衰えない。むしろ試練に挑むかのように、その威力は高まっていった。彼女の恨みが、悲しみが俺の魂に突き刺さっていく。ここで憐憫の情を示せば取り込まれる、健気な奉仕に満足した瞬間、たちまちに魔眼の支配下に堕ちるだろう。

 俺は体を起こすや少女の唇を吸った。そうしないと紫の魔眼に魂を吸われそうだったのだ。彼女も俺の唇を奪ってくる。二人の意地が重なる。俺たちは激しく舌を絡めた。どちらが相手の魂を取り込むかで、勝敗は決まる。彼女が告白をしてくる。恨みの丈をぶちまけた。

 

「レディはね、誇り高く清らかで慎ましくなければならないの。周りの人にも幸せのお裾分けをするの。運命の人に巡り合えたら、全てを捧げて二人だけの幸せを築くの。小さい頃から頑張った。お稽古事や行儀作法、教養だって身につけた。理想の女性になるにはこれ位当然だもの。お父様とお母さまはめぐまれた容姿を与えて下さった。なのに、なのに、あなたが、御上想夜が夢を壊した。純潔を奪われた、誇りを失った、何よりこんな淫らな躰にされた。ああ~、憎い、憎い、にくいぃ~~~」

 

 駄々をこねるように激しく動く。股間から愛の雫が涙のようにほとばしる。俺も彼女の気持ちに応えた。その恨み全て平らげてやる。

 

「世界一可愛い君は僕の理想の女性だよ。操を奪ったのは男の勲章だ。愛してるよ、僕が運命の人だ。僕だけが独占する、尊い躰も侵されざる心もこの手に握る。自由なんかあげないよ。生涯、欲情の捌け口にする、僕の渇いた心を癒して欲しい。さあ、僕に屈服して。そうしたら世界一幸せになれる」

 

 俺達は額を寄せながら睨みあった。俺はダンジョンに願い、欲した。この世の何よりも彼女が欲しいと。果して女神さまは願いを叶えて下さるみたいだ。いくら身体を強化しても、所詮は華奢な乙女なのだ。体の造りが違う。男の腕力で、たぎる性欲で、何より多くの女を泣かせた経験でジワジワと蝕んでいく。彼女は気付いてないが、もう半堕ちだ。少しずつ紫の瞳が色を無くす。代わりに。組み敷かれたい、封じ込めたはずの願望の色が強く出てきた。魔眼の少女が慟哭する。

 

「あぁ~、魔眼がきかない、何で私のものにならないのよぅ~~~」

「それは僕の方が君を何倍も愛しているからさ」

 

 彼女の魔眼も、スキル『精神異常耐性』も正面から打ち砕いた。女の子の素が見えてくる。

 

 これからはずっと俺のターンだ。今度は俺が彼女を押し倒して組み伏せた。前回のレイプの再現だ。反抗的なこの子を懲らしめたい、加虐心が湧き上がる。それは彼女も同じだ。俺にいい様にあそばれ、心が折れた想い出、絶望が蘇る。だけど泣いてももうトロールは助けに来ない。

 

「嫌ぁ~、許して、お願い、お願いだから~~~」

 

 あれ程憎んだ俺に懇願してきた。実に爽快な気分になった。しかしここで許す甘い男はいない。ますますねじ伏せたくなる。逸物から溢れた性と愛の魔力が胎内に満ちた。そこから法悦が荒れ狂い、髪の毛の一本にいたるまで蹂躙していく。慎み深い美少女の躰が淫乱な売女に変わった。

 

「あんっ、あんっ、あんっ、はあぁ~~~」

 

 また、甘く可愛くハミングしてくれる。

 それに合わせて俺の律動も、規則正しく単調な動きに変えた。心臓の鼓動のリズムを刻んでいく。本能に導かれる獣の交尾。そしてこの虚飾のない営みは、果てない生命の根元へと遡っていく。遥かなる太古、誕生したばかりの命は互いに相手を侵食ながら一つになった、そうして新しい命を創造していく。俺も彼女を取り込んで一つになろうとしている。魔眼の少女も呑み込まれて俺の糧となる事に歓喜した。生命の奥義にふれて二人の悦びが爆発した。

 

「抱かせて、早く、はやくぅ~~~」

 

 魔眼の少女は俺を振りほどこうと暴れている。凌辱から逃れるためではない。俺を抱きたい、俺に縋って甘えたい、その一心だけで悶絶している。願い通りにしてあげれば、従順な恋人になると思う。でも足りない、俺はその先が欲しい。仔犬におやつを見せてから、「待て」を命ずる。焦らす程にがっついて食べる。彼女もそんな風に躾けよう。俺の体を餌にして極限まで焦らす、そうすれば狂乱する程、俺に執着するはずだ。

 

「あぁっ、あぁ~~、いいの、いくの、もっとみてぇ~~~」

 

 俺は舐めるように、うなじから頬に目を這わす。それだけで少女は感じてしまう。桃色吐息ですすり泣いた。半熟の乳房に目線を落とす。喘ぎながら胸を反らして求めて来た。そんなに揉みしだかれたいのか。勃起した桜桃色の乳首が、口に含んでと、震えながら懇願する。もう視線だけで彼女をイカすことが出来る。

 俺の眼は彼女にとって、伝説の『魅了』の魔眼となった。

 

「好きなんだからぁ~~~」

 

 薔薇の唇から切なげな悲鳴が吐き出された。一番聞きたかった言葉だ。この世で一番可憐で高潔な少女を思う存分弄んだ。尊厳を捻じ曲げて、躰だけでなく魂でも虜にした。人としては最低最悪の行為だろう。だが、猛る漢としては、獣としてはこれこそが正義である。そし言いなりにする雌が美しい程、大正義となる。

 今ダンジョンの理が叶う。もう彼女は俺の奴隷だ、少女の魂が俺を渇望して泣き喚いている。俺は雄叫びを上げた。

 

「おおぉぉぉ──ー」

 

 勝利を確信した。欲望が限界突破して煮えたぎる。その瞬間、噴き零れたお湯が火を消すように、俺の意識が飛んだ。レギオン戦で消耗した俺の体力も、とっくに限界を超えていたのだ。薄れゆく意識の中で俺は射精していた。脳を蕩かす快感に溺れて、俺は微睡む。歓喜の渦に呑まれながら、深い眠りに沈んでいく。

 

 

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