沙織達と全権大使の交渉を明日に控え、市内は騒然としていた。国内外の報道関係者に双方の支持者たち、治安維持の警察関係者で人が溢れかえって、普段の人口の倍は超えている。政府を支持するお年寄りと反対する市民団体、それにモンスター殺すなのカルト団体のシュプレヒコールが教室まで聞こえてくる。俺の爺さんもスピーカーで市長の悪口をがなり立てているだろう。危険だと止めたけど、ここで命を惜しむような人なら、激動の時代では成功していない。
「おい、想夜、お前呑気に登校してて良いのかよ。理生院は警察に出向だし、長良井達はギルドだろ」
「まあ、僕は味噌っかすだからね。多分明日は、最後尾の更に後ろ。当然朱美や生徒会長達とは別行動だよ」
全権大使との交渉が決裂したら、そのまま戦闘になるとの噂が駆け巡っている。まあ、主任が俺に筋書きを話した位だから、元々上はリークするつもりだったのかもしれない。ややこしくなったのは市長が交渉団に参加を表明した事だ。偉い人が無暗に前へ出るのは嫌われる。しかしここで命を賭けなければ、港湾ダンジョンへの発言権を失う。彼は自分が倒れても理想を後に託すつもりだ。こんな処は娘の生徒会長と似ている。俺は魔女姫様の麗しい姿を思い浮かべた。
「で、御上君はやっぱり明日戦うの。従っている人達は全員強いって聞いてるわ」
先のレイド戦で、男性探索者の大半は救出されたが、沙織に『魅了』されたままの精鋭が十数人残っている。全員が戦闘を始め、何らかのエキスパートだ。人員が減った分、物資が潤沢となり、彼女らは一年以上の籠城が可能となった。先のレイド戦で不要な兵隊を切り捨てたのではと取り沙汰されている。兵卒はモンスターで充分に補充できるのだから。
「僕の役目は後詰さ。それに機会があれば、ダンジョンに突入して魔物の殲滅かな。でも諦めてないよ。ダンジョンのお姫様は僕が捕獲する。世界一の美少女にセクハラしたい。お姫様だっこしてお持ち帰りするんだ」
「キャー、襲われる」
女子を捕まえようとセクハラを仕掛けた。皆は嬌声を上げながら教室中を逃げ回る。
「お姫様は俺達が護る」
佐藤や田中達、男子どもが乗っかってきた。チビの俺には有効な質量攻撃だ。委員長も欠席なので止める者はいない。皆で悪ふざけをして、大いに遊んだ。
「でも、星堂さんが控えているんでしょう、御上君じゃ無理よね」
「星堂さんカッコいいよな。姫の騎士役が似合っていると思う。お前みたいな不埒な奴は、アステラスフォティアで焼かれてしまえ」
俺はすっかり悪役だった。それにしても星堂さんの人気は凄い。実は政府との交渉を仲介するため、魅了されているふりをしている。アステラスフォティアの業火で誰も死ななかったのも手加減によるもの、彼こそがダンジョンの意思を組んでいる、巷では様々な陰謀論が囁かれていた。一旦名声を博してしまうと、悪い事をしてもいい方に解釈されるのか、羨ましい。
俺達の世代では沙織に同情的な空気が強かった。委員長が全権大使の孫娘だけに、うちのクラスはまだ理知的に振舞っているほうだ。一般の人たちが命の危険に晒されず恩恵のみを受け取っていると、非難する探索者もいる。当然、探索者の優遇に不満を漏らす人達はその何倍だ。本来は双方が助け合って、暮らしを支え合うものだが。良くない流れだと思う。
俺達がじゃれ合っていると、突然教室の扉が開いた。小梨利先生が唖然としている。
「全員着席」
副委員長の俺は他人事のように号令をかけた。
ホームルームでは明日の休校が告げらる。心配性の先生から、不穏なので外出は控える旨通達があった。普段はここで盛り上がるのだが、今回は全員自重している。全権大使の孫娘の委員長が、念の為疎開しているのだ。今回の交渉、賛成、反対どちらの側も遺恨を残しかねない。歴史を紐解けば、責任者の邸宅が民衆に襲撃された例は幾らでもある。
「御上、またな。お姫様の話、楽しみにしてるぜ」
「無理しないで。怪我とかしちゃ駄目だよ」
終了後、俺だけが居残りさせられた。まあ、これは仕方がない。ギルドのペナルティ等で散々欠席していたのだ。それに良い事もある。生徒といけない関係になった女教師が、目の前にいる。やっと二人きりになれた。
「御上君、今大事な時なんでしょ。無理して登校しなくてもいいのよ。先生がちゃんとフォローしてあげるから」
「僕は学校が大好きだから休みたくない。何より一番好きな女性と会えるから」
揶揄われた先生は、これ見よがしに補講の課題を机に積む。今日の小梨利先生は髪を降ろして、一つ結びで束ねていた。首筋から項にかけて楚々とした色香が漂う。彼女は俺に穢されても尚清らかだった。
「ふざけないで、課題、大分溜まっているわ。差しさわりなかったら先生、ギリギリまで付き合うわよ」
小梨利先生はカーディガンを脱いで気合を示した。気温も高くなってきている。『透視』など使わなくても、薄手のブラウスが僅かに透けている。横顔を盗み見ると、僅かに上気していた。先生は俺と語り合いたいのだ。でも俺には先約があった。
「残念。夕方、委員長の家へ呼ばれてるんだ。必ず一人で来いって念を押されている」
「そんな! 行っては駄目よ」
小梨利先生の顔色が変わった。まさかの不順異性交遊、先生は俺が委員長と特別に親しいのは知っている。そして彼女は祖父の件で不安で一杯なはずだ。そんな彼女が俺と逢引きすればどうなるか。女教師である自分でも抗えなかったのだ。善良な委員長なら為す術もない、それどころか、自分から捧げて官能に溺れるかもしれない。嫉妬と動揺で泣き出さんばかりになった。ヨワヨワの先生に優しくする。
「ヤキモチ焼かれて嬉しいかな。大丈夫だよ、会うのは水崎大使の関係者の人。一度しか会っていないけど、悪い人じゃないと思う」
こんな時は強気が一番だ、俺は先生を抱き寄せると横膝に乗せた。柔らかく、それでいて引き締まったお尻が心地よい。
「ああっ、まだ明るいの、いけないわ。あなた降ろして下さい。ねっ、ねっ」
「それより先生、時間まで個人授業をお願い」
下校時間で二人だけの教室はカーテンが締まっている。でも時折廊下から、誰かの足音がする。二階の窓越しからも、放課後の話し声が入ってくる。甲高い女生徒のお喋り、友人を遊びに誘う男子生徒、それを注意する教諭の声、耳に馴染んだいつもの音だ。
もちろん、『結界』を張れば見つかる事もなく、こうした声も拾わない。でもそれでは味気ない。俺は先生と生徒、青春の思い出が欲しかった。先生が俺の膝から降りようと藻掻く。でもそれは股間を刺激するだけだ。猛り立った男根がスカートを破らんばかりに突き立った。足掻く度に程よく小尻をグリグリする。外の喧騒が聞こえるように、自分の悲鳴も生徒や教師に聴こえるかもしれない。彼女は精一杯、声を押さえている。
俺の視線が先生の意識を下半身に誘導する。カーテン越しの西日が照らされ、すっかり美脚が顕わになっていた。先生は慌てて、めくれた裾を直そうとする。初心だからそんな事で油断するのだ、俺はスカートのファスナーを開くと際どく内腿を弄った。そこは隠そうとした、更に奥の秘部だった。埒外の感触に、あられもない女教師の声が響く。同時に俺は『結界』を張った。
「はあぁぁぁ~~~~」
先生は、言い逃れの出来ない女の声を出してしまって混乱の極致だ。これをいい事に襟のボタンに手をかけた。男子生徒を刺激しないための、簡素で、それでいて清潔感溢れた女教師のブラウス、先生を汚したい俺には最高のお洒落だった。そのまま胸に手を突っ込む。ブラの上から鷲掴みにした。先生の美乳は俺のものだ。
「どうしよう、聞かれちゃったわ。あなた許して、人が来ちゃう。こんなの生徒に見られたら、先生もう生きていけない」
「早く補講を始めようよ。僕も個人授業をしてあげる。先生の敏感なところ、その躰にわからしてあげる」
「嘘っ、胸に手が! あっ、あっ、声が出ちゃう。嫌っ、嫌っ」
教え子が担任の女教師に個人授業を施す、学校生活で必ず体験しなければならない貴重な経験だと思う。二次性徴を迎え、卒業するまでの僅かな時間でしか得られない、青春の一コマなのだ。日頃の感謝を込めて、若い女教師を焦らしていく。少年が初めて女性の胸をさわる如く、恐々と指を動かす。先生は俺に激しく揉まれたいようだ。はあ、はあ、ため息が強くなった。
もう片方の手でも、股間の愛撫を始待っていた。強く擦ると、パンストの上からでも陰唇は開いてしまう。そんな事はしないで、柔らかく擽っていく。自分からほぐれるように仕向けるのだ。俺は、先生が女として満開になるのを待った。
「これが僕の気持ちだよ。先生をどんなに好きか教えてあげる。個人授業を始めるよ」
こんな事を言われて、はい! という女教師はいない。顔を埋めてうっとりしていた彼女は、教師であることを思い出す。俺の頸に片腕を回すと、彼女も個人授業を開始した。よく知られた古典の、奥ゆかしい若紫の物語を解説する。
「ハア~、教科書開いて」
息も絶え絶えの先生の秘部を、ストッキング越しに指先で何度もなぞる。締まった股間がその度に開く。我慢できずに彼女が叫ぶ。
「早く押して!」
タブレットの承認をタップするよう指示してくる。わざと間違えで桜色の乳首をタップした。乳房ごと揉みしだくと、先生が小刻みに震える。勃起して敏感になるのが否応もなく伝わってきた。出来の悪い生徒程、先生を困らせるのだ。果して小梨利先生は、もう片方の乳房を押しつけて催促する。
「そこ違うの。もっと下、したなの。もうお願い、お願い」
液晶の下部を押して欲しいのだ。泣き落としにかかってきた。だが、男子生徒に女の弱みを見せるのは教師としては悪手だろう。たちまちに陥落していく。これ見よがしに、俺は先生の下半身をまさぐった。アンダー越しに二本の指で陰唇を割っていく。濡れた口には、ショーツを指ごと咥えさせす。めくれた花芯を押してこねくる。乳房とクリトリス、そしてヴァギナ、俺の『性技』が冴えわたる。もう授業どころではなくなった。
「いやー、いやー、あなた、許して。うっ、うっ、先生弱いの」
両腕を俺に回して、恥ずかしながらよがるのが堪らない。膝の上で足をバタバタさせる。パール色のスカートがはだけで、鼠径部まで顕わになった。清楚だっただろうショーツはもう濡れてスケスケだ。黒くまっすぐな陰毛がうちに張り付く。
「今日も綺麗な下着だね。また手を差し込んで、指で梳いてあげるから。恥ずかしくなんかないよ」
言葉責めにして純情な先生を戦慄かせた。泣き虫の先生をまた泣かして、お愉しみの時間を過ごすのだ。ところが感極まったのか、小梨利先生はあらぬことを喚きだした。
「知ってるのぉ、御上君、ずっと危ない事してるって。何度も死にそうになったって。もう充分です。先生が許します。だから行かないで。先方はあなたの命を賭け捨てる気よ。あなたを失ったら、先生狂ってしまいそう」
俺の担任として、然るべき筋から極秘に報告があったのだろう。先生は俺が何度も生と死の狭間にいたのを知っていた。感情が昂って、我を失っている。水崎邸に行かせないつもりだ。どうやって黙らせよう、俺は女性を大人しくさせる方法を学んでいた。
無理やり先生を立たせて、後ろからスカートをめくった。そしてストッキングごと膝上まで一気にずらす。淡いスカートにコーデされた純白の下着は濡れぼそって、女の匂いが染みついていた。だが先生は俺を拒むつもりだ。ピッタリと内股を吸いつくように合わせてしまった。
閉じられた股間に後ろから挿入するのは難しい。しかしながら、俺の逸物は特別製だ。ダイヤモンドのように硬い。カッチリと閉じられた肉の貝殻を、鉄梃を使うようにこじ開けていく。
「また犯される。教室は駄目ぇ。御上君が悪い事している。先生、注意しないと。あっ、あっ、あぁ~~~」
雁首が膣口へと頭を入れる。そこで留めて先生を促した。たちまちに汁が滴る。無理やりの愛撫によって、股間は緩み、犯される準備は整っていたのだ。彼女の腰を掴んで抑える。逸物を力任せに押し込んだ。処女の時より、奥の細道は狭い。先生が情けない聲で啼く。
「ひゃぁぁぁ~~~」
通常の男性は、この体位では子宮まで届かない。長さと硬さが足りないのだ。だが硬いだけでは胎内を傷つけてしまう。折れず曲がらず、俺の物干し竿がしなった。届かないはずのポルチオまで易々と達した。ダンジョンに選ばれた男だけが施せる、究極の『性技』である。
女性を羽のように軽々と扱い、超人の肉体で絶え間なく責める。研ぎ澄まされた神経は、女体の機微を感じ取れる。これが可能な男はこの世にそうはいないだろう。世界のセレブが望んで止まぬ悦楽だ。それを強姦、和姦合わせて三度目の淑女に食らわしている。俺は下半身に力を込めた。先生の腰を抱えている。長い竿が待ちあがり、先生はくの字のまま、つま先立ちとなった。しなっていた男根が真っすぐになり、地に足のつかない彼女を深々と串刺しにした。
「うっ、うっ、うわぁ~~~ん、あはぁ~~~ん」」
気の狂わんばかりの悦楽が先生を襲う。泣き声はいい声となった。教え子の支配下に置かれて、先生は従順になる。愛がほしい、成熟したての女体が、少年の男根を縋るように締め付ける。俺はそれに応えてピッチを上げた。逸物に突き動かされて、小振りのお尻がせり上がる。それとは逆に、こうべがゆっくり垂れていく。一つ結びの長い髪が左右に振れてイヤイヤをしている。先生はとうとう額を机に擦りつけた。
書類の類がハラハラと落ちる。黒表紙に涙の跡が滲んでいく。男子学生に嬲られ、獣欲の餌食にされている、同姓の教諭から見てこれ程の屈辱はない。その一方、生徒に遊ばれ喘ぐのは、教職への許しがたい侮辱である。今の小梨利先生は、同僚からは唾棄されるべき最低の教師であろう。だけど掃き溜めにあっても彼女は尊い。尊厳を奪った教え子を、尚も愛し、思いやる。
「あっ、あっ、危ないのは嫌っ。逃げて、私と一緒に逃げましょう。養ってあげる。ああ~~~、一生あなたに尽くしたい」
教え子と駆け落ちする、そんなふしだらな言葉が、貞淑を絵にかいたような先生から漏れる。世間に知られたら先生は破滅だ、誤って済む事ではない。背徳感が漲って、もっと冒涜したくなった。子供の俺が激しい行為で、大人の女性を圧倒していく。虐げられた先生が涙ながらの歓声で応える。
「ありがとう、僕の最高の先生。この世の愛を施してあげる」
背後からマウントを取られて、先生は俺の机に顔を伏せている。涙と唾液で卓上はもうビシャビシャだ。教科書は床に散乱している。愛液が飛び散って、其処等中を汚した。教え子と女教師が男と女になったらどうなるか、彼我の力を教え込む。まして俺は選抜者だ、スキルもある。男女の営みにおいて、俺は征服者で先生は奴隷だった。
「護ります。私、命に代えても護ります。はぁ~、どんなに軽蔑されてもいいの。うぅ~、もう心配して待つのは嫌。何でもします。もっと欲望の捌け口にして。あぁ~、あなた、私と一緒に逃げましょう」
それでも先生は一途だった。彼女は教育熱心で学校や保護者からの評価も高い。私生活でも他の教師の模範となるべき人であった。そんな女性の貞淑を汚し、積み上げた信頼を滅茶苦茶にする俺は、最低最悪の生徒だろう。それでも小梨利先生は、俺を誰よりも心配している。自分がいかに矮小でも非力でも構わない、たった一人の生徒を守護しようと、己の人生を賭してきた。彼女は俺の世界一の先生だ。この素晴らしき女性をどうしてくれよう。
「はあ~、はあ~、行かせない。死んでもイカない。もうイったりしないの。いいっ、いぃ~、いひぃぃ~~~」
忘我となれば、俺が先生から離れて死地へと踏み入れてしまう。その恐怖から、小梨利先生は快楽の責め苦を懸命にこらえる。でもそれはつかの間の事。健気な姿を魅せつけられて、俺の股間が爆発した。逸物が若鮎の如くピチピチと跳ねる。生温かい肉壺も悲鳴に合わせて痙攣した。隙間からも白濁の精がとめどもなく流れだしている。俺が『避妊』を使っていなければ確実に孕んでいたところだ。
先生が断末魔を叫ぶ。優し気な眼差しから生気が失われる。哀れな女性は、絶望に打ちひしがれながら絶頂を迎えてしまった。事後の法悦が口から洩れた。苦悶の喘ぎが物悲しい。やがて残るは尊きかんばせ。愛する人に心折られる心地良さよ。
自宅はのどかが疎開中だ。俺は机に倒れ伏す先生に、心からの声を掛けた。
「今度先生の部屋で個人授業を受けたい」
彼が自分の元へ還ってくれると約束してくれた。泣き濡れた瞳に微かな光が燈っていく。