授業が終わって、俺は小梨利先生との逢瀬を楽しんでいた。場所は屋上だ。「みよう本」の恋愛ジャンルでは、先輩や後輩といったクラスメイト以外の女の子と、関係を深めるのに最適な場所とされている。大人の女性の先生に、屋上で進路相談をするのもスペシャルで趣があった。今日は梅雨も中休みだ。眉山の青葉も濃い。先生の柔らかなブラウスが目に優しい。『透視』など使わなくても薄く透けて見えるからだ。
「本当にこの孤児院で良かったの。あなたは命懸けで頑張ったのよ。先生としては報われて欲しいの。私、あなたの将来に花を添える為なら何でもするわ」
小梨利先生は担任なので、生徒の心をケアしなければならない。俺の事情は、ギルドからある程度聞かされているようだ。
「熟慮の上です。ダンジョンから授かった力で、僕の人生は充実しました。先生と親密になれたのも、ダンジョンのおかげです。なればこそ他の人の幸福も願います。その力が僕にあるなら、救える人は救いたい。僕は偽善者かもしれない。幸せを見せびらかせていると嫌われるかもしれません。ダンジョンでの収入の一部を寄付する事も考えました。だけどそれでは足りないんです。親父が亡くなった時、幼馴染と友人たちは僕に寄り添ってくれました。そのありがたみは忘れられませんよ。困っている人がいれば、幸せを分け、悲しみをもらいたい。一緒に泣いて笑えるような、良き友人になりたいです」
俺が親父を亡くした時、好奇の眼から庇ってくれたのは、朱美であり詩央であり、クラスメイト達だった。それがどんなに心強かったか。経済的な援助は必要だ。でも人はパンだけでは生きていけない。
先生が俺の手を取り、涙ぐむ。
「ああ、あなたは世界一の生徒、私の誇りよ。なんて高潔なの。健全なる精神は健全なる身体に宿るのね。ぐすっ、わぁ~ん」
「僕は先生の誇れる人間になれるよう、絶えず努力するよ」
いきなり抱擁された。感極まって、先生はいつものように泣き出してしまう。
「あそこ学校から離れて目が届きにくいの。あなたが誘惑されるんじゃないかと、心配なの。校長先生からもね、あなたが女性問題を起こさないよう注意しろって。ボランティアにかこつけて、色々問題のある所からの指名も多かったのよ」
先生、心配しないでほしい。色仕掛けには三倍返しで懲らしめるから。俺が金銭で靡かないと知って、ハニートラップで取り込もうとする団体も多い。教育委員会と協会の事前審査で怪しいのは撥ねたそうだ。いつものように頭を撫でて宥めてあげる。
「大丈夫だよ。僕の心は先生と共にある。今それを証明するよ。入院と検査のせいで、先生に寂しい想いをさせてしまった。もう待ち切れない、僕がどんなに先生が好きか、その躰に刻んであげる。僕の健全なる肉体は、先生の健全な心と身体を求めている」
「ああ、そんな駄目よ。人が来ます」
小梨利先生がささやかな抵抗をする。もちろんこれはして下さいと同義だ。教師として自分から生徒を誘惑するわけにはいかない。だから俺に強引にいたされるのを期待している。普通なら生徒の呼び出しに、女教師は屋上へは来ないから。それに彼女の瞳はとっくに潤んでいた。
「その時は僕のスキルで隠してあげる。そうなったら、先生は女として僕に奉仕を」
こう言いながらも、俺の聴力は階段を登る複数の足音を捉えていた。姦しい女の子の声も聞き分ける。よく知った聲、クラスメイトのダンス部の女子達だ。教え子との密会がバレてしまう、怯える彼女を搔き抱くと、『結界』で身を隠した。意地悪を言う。
「大人しくして。離れてしまうとスキルが上手く発動しない。僕にしっかり抱きついて」
もう全力でしがみついてくるのだ。小さな悲鳴が艶っぽい。
どうやら体育館の利用者が一杯で、こちらへ弾き出されてきたらしい。三人はダンスシューズに履き替えながら、他愛のないお喋りを始めた。
「御上君っていいよね。あんなに可愛いのに暴力的にセクシー。それに甘くて綺麗な天使の聲、囁かれたらイッっちゃいそうだよ。二人だけでカラオケに行きたいな。デュエットしてもらうのが夢なんだ」
こう話すのは茉莉ちゃん、明るいブラウンの髪と瞳の愛らしい童顔の女の子だ。女子の中で一番背が低く、男子で一番チビな俺とはよくぼやき合っている。
センター分けしておでこを出した髪型がよく似合うのだが、ちょっと子供っぽい。うちのクラスのお子様コンビとして、級友達に俺とのツーショットをよく撮られている。この前肩を組んで写っていたら、委員長に怒られた。
「想夜君も男の子だよ。彼がその気になったら私達なんか簡単に食べられちゃうから。あの子、大人しそうで庇護欲がそそられるけど、いざとなったら積極的だし、それは頼りがいがあるの」
黄色の髪をハーフアップしてちょっとお嬢様っぽいのが千夏だ。胸の大きさはクラスで二番目か三番目だろう。中学の時はそこまで大きくなかったので感慨深い。
「構わないもん。カッコよくて優しくて人格者の御上君が襲ってくれるんだよ。ご褒美じゃん。ああ、御上君になら奪われてもいい」
子供っぽい茉莉ちゃんの大胆な発言に、小梨利先生が真っ赤になった。俺の心に魔性が蠢く。
「茉莉ちゃん、そんな事考えているんだ。今度カラオケに誘ってみよう。お子様な彼女を、僕の肉体で大人の女性に変えてやる。泣き喚くまつりを無理やりわからせるのは楽しそう。先生も覚えがあるでしょ」
今度、茉莉ちゃんをカラオケに誘おう。煽情的な曲を歌って、脳を揺さぶる。とろんとしたら唇を奪う。小柄な彼女を手籠めにするのは簡単だ。茉莉は俺の逸物の激しさに、最初は痛みで泣くだろう。だけどすぐにしがみつく。俺の肉体に夢中になって、いい声で歌い出すのだ。
どうやって茉莉ちゃんをものにするか、俺の妄想を先生に囁く。それは猛毒、甘美な言葉が耳元を舐る。天使を騙る悪魔の聲だ。小梨利先生も泣き叫びながら俺に処女を奪われて、快楽に沈んだ。恥辱の記憶が淫蕩に変わる。いけません、いけませんと呟きながら、抱きしめるその腕に力が入る。教え子の不純異性交遊など耐えられない。
「なら、僕の盛った肉体を、先生の躰で鎮めてほしい。力が漲って爆発しそうだ。じゃないと茉莉ちゃんを犯すから」
女生徒の貞操を護らなければならない。小梨利先生は自分から胸をはだけて、誘惑してきた。むせ返る初夏の香りに、爽やかで芳醇な汗の匂いも醸し出された。女教師という禁断の媚薬だった。
「お願いよ、生徒には手を出さないで。辛いのなら慰めます」
蚊の鳴くような声だったが、裏腹に強い決意がある。大好きな教え子がクラスの女生徒を辱めようとしている、身を挺して止めなければ。半裸の先生は、今度は自分から俺を脱がせにかかった。夏服のシャツのボタンに手がかかるが、指は激しく震えていた。さながら愛撫するように胸板をくすぐった。怯える仕草に俺の心が快哉を叫ぶ、先生からの最高の前戯だ。女生徒から見えないとはいえ、直ぐ横で男子生徒に迫らねばならない。貞淑な先生の羞恥心は如何ばかりか。そこに他の女生徒が追い打ちをかけた。
「千夏、想夜君なんて、馴れ馴れしい。中学からの同級生だからって自慢しないで」
こちらは、詠女さん、茉莉ちゃんとは対照的に女子では一番背が高い。明るい青髪と碧眼の爽やかな女の子だ。そんな彼女が千夏を揶揄る。
「知ってるんだから。あなた御上君にわざと胸を押しつけているでしょ」
「いいじゃない。想夜君何も言わないし。彼はわたしみたいにおっぱいの大きい子が好きなの。当てただけでゾクゾクするわ。今までは朱美さんに遠慮していたけど、一夫多妻なら大丈夫。ああ、可愛らしいあの顔を、わたしの胸に埋めてみたい。獣みたいに貪られたい」
千夏は悶えるように腕を組んで、結構な巨乳を押し上げる。そう言えば彼女はよく後ろから話しかけてくる。豊かな乳房が背中に当たって、いつもくすぐったかった。お願いごとをされる時には、腕を取って胸に押し付けたりする。彼女とも付き合いが長い。俺を男と意識していないからこそ平気なのだ、ガキンチョの俺は嬉しくて、ちょっと悲しかった。もちろん朱美に言いつけたりして不和の種は撒かない。
でも、俺に気があるなら話は別、友人として期待に応えなければ。朱美と委員長と千夏で揉み比べをするのだ。そんな俺の顔色を先生が読み取る。涙ながらに懇願してきた。
「あの子のをさわっちゃ駄目! はぁ~、私のを揉んでぇ~」
小梨利先生は俺の手を掴むと、ブラ越しに乳房を握らせた。千夏には負けているが、充分に柔らかい。今日は職業柄、グレージュのフルカップの地味なブラを着用している。こんな真面目な女性の胸を暴くのが好きだ。掌で乳房をそっと押し上げる。悪戯を仕掛けた。俺の指先がおぞましくも、布地の上から乳房を這う。花を貪るイモムシのようだ。もぞもぞと動き、ゆっくりとめり込む。
ひぃーと先生が鳴く。怖気が走ったのだろう。だけど嫌悪と快感は表裏一体、嫌だけど嬉しくなる。よがりたい、でも生徒の前で声は出せない。パクパクと口だけ開けて、先生は声にならない声で啼いた。
俺は先生の背中を舐った。口で咥えて、ブラウス越しにホックを外す。獣の所業だ。
「きゃぁ──ー」
女教師が悲鳴を上げて抵抗すれば、ブラの片紐がずれて、双丘の一つが顕わになった。大人の色香が半分だけ漂う。野外で乳房を晒すなど、先生には初めての体験のはずだ。砂糖細工のように繊細で壊れやすい、先生の心と乳房。これを細心の注意でほぐして、溶かしながら味わおう。研ぎ澄まされた指先が快楽のツボを探る。少年の指が蠢く。いけない女体は反応する。先生は身を捩って震えながら、生徒の愛撫に耐えている。俺は更に桜色の乳首を捏ねて遊ぶ。コリコリと勃起した感触を指の腹で楽しむ。時には摘まみ上げて引っ張った。苦痛とならない限界まで引き、快感を引き出す。生徒にとって女教師の乳房は禁断の玩具だから。
「んんっ、うんん~ん~~~、うわぁ~~~」
よく我慢したと思う。でももう喘がずにいられない、両手で口を塞いで必死に耐えようとしている。いじらしい先生に、生徒の俺は感謝を捧げる。
「とってもいい。それでこそ僕の先生だ。もっと、もっと愛をあげる。生徒の前でイッテみる?」
左手に力を込めた。こちらの乳房はブラジャーに覆われたままだ。こちらは優しくはしない。外さずに乱暴に掴んでこねる。女性の意思を否定する。最初に痛みと恐怖を与えるは戦場での流儀でもある。容赦なしの愛撫で、先生は苦痛に呻いでしまう。
「痛い、許してっ、優しく、やさしいくぅ~~~、うわぁ~、わあ~~~」
だがそれは凛々しい漢に選ばれた烙印でもある。苦痛はたちまちに何倍もの悦楽に変わった。原初の時代、雄はこうやって雌と意思疎通したのだ。踏みにじられる嬉しさで、先生は天を仰いで慟哭した。
「ひいぃ~、いぃ~~、負ける、負けちゃう。あなたぁ、もうゆるしてぇ~~~」
小娘のように情けない。教師の威厳はとっくに失われていた。哀れな小梨利先生は、左の乳房を蹂躙されて、右は乳首責めで優しい愛に包まれる。悪魔の報奨と天使の懲罰、相反する二つの快楽に裂かれて、強制的に絶頂させられようとしている。先生の健全なる精神を焼いてやる。
「千夏も中学の時までは普通だった。水着姿を何度も見てるからね。最近急に大きくなった。揉みごたえがありそう。舌で乳首を転がしたら、どんな声を出すか楽しみだ。身体検査で裸にして、先生みたいに啼かせてみせる」
中学時代は結構みんなで海水浴に行っていた。スク水だけでなく、お洒落な水着の千夏もよく覚えている。大きくなったものだ。俺は先生の乳房を揉みながら、目の前の千夏の胸を凝視する。彼女の成長を確認したくなった。
二人きりの時の胸を寄せてきたら、お願いしてさわらせてもらおう。いい感じになった処で、ひん剥いて顔を埋めて甘えてみたい。抵抗させる隙を与えず、初めてを無断でもらうのだ。悔しがるけど、そこは友達同士、謝ったら許してもらえる。千夏は朱美とも仲がいい。これは浮気になるのだろうか。胸がわくわくする。
そう言えば、妹の大親友の瀬里奈ちゃんを手籠めにした時は燃えた。浮気とは、恋人の知人、家族といたすべき。その関係が親しい程、スリルと罪悪感があって官能的なのだろう。
「ナガメちゃんだって、御上君を誘惑しようとしてるでしょ。スカートから太ももを見せびらかしてるじゃん。いつも御上君の正面で脚を組み替えているし。他の男子の前では絶対そんな事しないよね」
「マツリ、ちびっ子なのにしっかり見てるんだ。で、ナガメも想夜君が好きなの」
「わたし、御上君と学祭で踊りたい。わたしが彼をリードするの。二人で踊る曲も選んであるよ。でも御上君がミスして脚が絡まったら嬉しくて泣いちゃう」
詠女とは高校からが初対面で、友人になったばかりだ。背が高いというか足が長く、制服のスカートが短く感じる。椅子に座って、正面でよく脚を組み替えてくる。見えそうで見えない、健康的な曲線美が眩しかった。あまりにも堂々としているので、なよなよした俺などは眼中にないと思っていた。彼女は男前の美人さんで、男子より同性の女子に人気がある。
そんな彼女が俺を意識していて、しかも乙女チックなのが意外だった。詠女の事をもっと知りたいと思う。ベッドで脚を絡め合いたい。俺なら彼女を誰よりも女の子らしく扱う事が出来る。可愛い声で嬉し泣いて、脚を絡めてくるだろう。
詠女が脚を上げてウオーミングアップを始める。チアダンスで鍛えた双脚だ。頬擦りしたい。三角締めとか、夜のプロレスごっこも楽しいだろう。生徒が脚を晒すのなら、先生もそうしなければならない。手慣れた手つきでスカートを落とす。女生徒の面前でグレージュのショーツももぎ取った。端正な顔が絶望に歪む。しかしながら秘所は溢れんばかりに濡れていた。
「いやあ~~~、あぁ~、あぁ~、あぁ~~~」
「健康的な詠女の脚は大好きだけど、先生の嫋やかな脚も好きだよ。白くて綺麗で柔らかで、いつも男子生徒に隠している。それを僕だけが見て触る。こうやって大人の脚を好きにすると、僕も大人に近づいた気がする」
嫌がりながらも、小梨利先生は俺の膝から降りようとしない。ふくらはぎから太ももへ、そして内ももと褒めちぎりながら撫でまわす。健康的で発育途中の少女の太ももは、かぶりつきたい程美味しそうだ。だけど、隠された女性の美脚も艶があって捨て難い。開放的な少女の美脚を鑑賞しながら、秘された教師の脚を暴く。とうとう指が秘部へかかった。俺の『性技』が冴える、教壇の淑女はたちまちによがり狂う。