九十九ナトリの淫行記録 作:イチャイチャシリーズ
気が乗れば書いていきます。
木ノ葉隠れの里出身の忍び、九十九ナトリ。
階級は中忍で可もなく不可もない、これといってなんの特徴も持たない忍びだった。
だがそんな彼にはある才能があった。
その才能こそ女殺し。数多のくノ一を手篭めにし自分の物とする事である。
夫が居ようとも何故か気付かれる事なく女を手中に収め、自らのカキタレにする。挙げ句の果てには子どもすら作ってしまう。
これはそんな九十九ナトリの女性経験を連ねたものである。
※
「おや、あの娘は…………」
仕事を片付けた九十九ナトリの視界に映ったのは日向家の御息女、日向ヒナタが修行をしている光景だった。
色々と噂、という名のセフレから聞いた話によると彼女は妹よりも実力や才能が劣っているらしい。だが、こうして努力している姿を見るに聞いた通り引っ込み思案ながらも真面目な性格であるようだ。
ただやっぱりというべきか、表情を見るにあまりうまくいっていないらしい。
優秀な妹の存在や周囲からの期待や失望が追い詰めているのだろう。
あんなに頑張っているというのに努力が報われないというのは悲しい話だ。
そう思いながらナトリは周囲に人の気配、ヒナタを見守る人間が居ない事を確認すると声を掛ける事にした。
「修行、頑張ってるみたいだね」
「えっ、あっ……………」
「ああごめんごめん。邪魔をするつもりは無かったんだけどね」
そう言って困惑するヒナタをよそにナトリは遠くを見つめる。
「苦しそうにやってたみたいだからね。おじさんでも良ければ相談に乗るよ」
「あ、あの、貴方は…………」
「九十九ナトリ。しがない忍びだよ。ま、こんなおじさんに解決出来るかは分からないけど、話すだけ話してみるってのも悪くないんじゃないかな?」
無理強いをするつもりは無い。
暗にそう告げながらナトリはヒナタを見つめる。
ヒナタは突然現れた不審な人物に警戒するも木ノ葉隠れの里の額当て、そして自身の悩みを見抜いた事に不安を見せながらもゆっくりと口を開く。
「その、少し長くなるんですけど…………大丈夫ですか?」
「後輩の為にさく時間くらいならあるから大丈夫さ」
するとヒナタはゆっくりと話し始める。
予想の通り周囲の人からのプレッシャーや修行がうまくいってないこと。
そして予想外な事に他人に影響されてそれでも前を向いている事。
彼女に影響を与えたのがうずまきナルトである事も。
「そっか…………ナルト君が」
「ナルト君を知ってるんですか?」
「うん。個人的にも、色々とね…………そっか。あの子が…………」
うずまきナルト。
この木ノ葉の里の大人達で知らない人間は居ない程の有名人。
十数年前の事があって彼を恨んでいる人間は沢山居る。ナルトに非が無いと分かっていても向ける者、ナルトと同一視してる人も居るくらいだ。
ナトリの両親もあの事件で命を落としている。
しかし、だからといってナルトを恨むつもりは無かった。
あのような境遇でも根っこは優しいと断言出来るやんちゃ小僧な性格で、中々機会には恵まれないが一楽のラーメンを奢った事もある。
だがそれ以上に彼の両親の存在、より正確には彼の母親だ。父親と親しくなかったわけではないし罪悪感もあるのだが、やはり母親だろう。
「彼は色々と苦しい立場に居るけど、きっと負けることは無いさ。諦めないど根性がある限り、火影にだってなれるだろうね」
「…………はい」
少しだけだが表情が柔らかくなった事にナトリは笑みを見せる。
やっぱり女の子には笑顔が似合っている。
「しかしナルト君も罪な子だねー。こんな可愛い子に好かれてるんだから」
「えっ!? わ、私はそんなんじゃ…………!」
「分かってる分かってる。秘密にしておくよ。僕はこう見えて口が固いからね。それじゃあ、修行頑張ってね――――」
これで少しは楽になった筈だ。
そう思いながらこの場を後にしようと踵をかえそうとした瞬間、ポツリと空から雨粒が落ちてきた。
「雨…………? って、うわっ!!」
空から降って来た雨はあっという間に本降りとなり、前が見えない程のスコールと化す。
これは不味い。そう判断したナトリはヒナタの手を掴むと勢いよく駆け出した。
「きゃっ!?」
「手荒な事をしてごめんね! でもこの雨じゃすぐには帰れなさそうだから、雨宿りしよう! 近くで雨宿りしよう!!」
物凄い勢いで降る雨の中、二人の姿は消えていった。
※
本当に何でこういった時に限ってこんな事が起こるのか。
まるで神が女を抱け、自分のモノにしろと言っているみたいだ。
「まあ、都合が良いから利用させてもらうけどな」
「あ、あの…………どうかしましたか?」
「ううん。何でも無いよ」
雨でビショ濡れになった二人は近くの廃屋に居た。
思った以上の豪雨に身体を冷やしながらも火を焚いて暖を取り、上着を脱ぎ捨てて水を絞る。
同じようにヒナタも羽織っていただぼったいパーカーを脱いで水を絞っているが、それによって内側に着ていた鎖帷子が肌に張り付き、身体のラインが露わになっている。
ヒナタに気付かれないように身体のラインを観察していると、腕に傷のようなものがある事に気付く。
「ヒナタちゃん。ちょっと失礼」
傷に気付いたナトリは掌仙術を使って治す。
「医療忍者程専門ではないけどね。軽い傷くらいなら治せるよ」
「あ、ありがとうございます」
「一応他にも傷が無いか確認するよ」
これは良い理由付けになった。ナトリは内心ほくそ笑みながらヒナタの頭に手を乗せる。
掌仙術は元は幻術を元にした忍術で、相手にチャクラを送り込んで傷口を回復させるというものだ。
その為、掌仙術を使えれば幻術をかけるのは簡単という事だ。
ましてや直接頭に触れているのなら猶更だ。
「ん…………っ!」
ナトリのチャクラを頭の中に流し込まれた事でヒナタは一瞬身体を震わせる。
幻術とは相手の精神にダメージを与える為の術。ナトリのチャクラを直接頭に流されて自身のチャクラを乱されている。その気になれば精神にダメージを与える事だって出来る。
逆に精神を癒す事だって可能なのだ。
故にナトリは考えた。精神に干渉するという事は感情や思考も操れるのだと。
そして編み出したのがこの術だった。
「情操掌」
ナトリはヒナタの頭に流し込んだチャクラを操って精神に干渉する。
直接頭に触れていないと使えない上、幻術破りを使えば対処は可能だ。
しかし、人間というものは苦痛からは逃れようとするが楽しいものや嬉しいものからは逃げようとしない生き物だ。
「あっ」
感情をナトリに制御されてしまったヒナタの顔は真っ赤になっていく。
最初は嬉しいや楽しいといった喜楽を味合わせ、ナトリの顔を見ると恋情と安心感を同時に抱かせる。
それはほんのちょっとだったがすぐに引き上げ、親愛は家族よりも上にし恋情はうずまきナルトに抱いていたものよりも大きくさせる。
今のヒナタの中でナトリは家族よりも安心感を覚えて心が安らぎ、うずまきナルトに向けていた憧れや幼い恋情よりも激しく情熱的に燃え上がっていた。
心臓の動悸が止まらない、この人の顔を見ていると顔が赤くなる、この人と一緒に居ると切なくなる。
そういった思いが手に取るように伝わる中、ナトリはほんの少しだけ心に傷を与える。
この人に嫌われたら悲しい、この人に失望されたら苦しい。そういった思考と感情を発生させる。
恋情や愛情はプラスなものばかりではない。マイナスな要素も含んでいる。
それがこの術を開発し、使用して数多の女を落として来たナトリの必勝法だった。
「うん。怪我は無いみたいだけど…………身体が濡れたままだと風邪を引くからね。一回服を脱いだ方が良いと思うんだけど…………」
ヒナタの頭から手を離し、ナトリは確かめるように問い掛ける。
大人であれ恋や愛には逆らえないものだしそれが反転して憎悪となり執着に変わる。
それが子どもならどうなるのか?
子どもが抱くような、大人から見れば甘酸っぱく感じてしまうような恋心を持っていた少女に大人でも抗えない情動を流し込まれたら当然、抗う事なく堕ちてしまう。
「は、はい」
若干の怯えを見せながらも顔を赤くしゆっくりと残っていた衣服を脱ぎ出すヒナタを見てナトリは喜悦に染まった笑みを浮かべた。