シャーレ支店【エンジェル24】業務日誌(■日後にソープ堕ちする女子中学生) 作:サリオン
プロローグは見なくても大丈夫です……?
同情するならお金を下さい。
カチャッ
叩きつけるような雨。
絶えず瞬く稲光。
「………………フンッ。今時そんな鈍らでカネを出すもんがいるかよ。いいか、カネなんてもんはなぁ……お前の貧相な身体でもそこそこ稼げるんだぜ……おら、こいよ」
通りすがりの通行人を脅したけれど、カタギの人じゃなかった。
弾はとうに打ち尽くした。
それを一瞬で見抜かれた。
この人は只者じゃない。
逃げ出して、飲まず食わずの数日間。
もう体力も気力も限界。
腕を掴まれ、ブラックマーケットのさらに深部に連れて行かれる。
クスリを射たれ、死ぬまで欲望処理係にされるのか……醜悪な観客の嘲笑の中、生きたまま喰われるのか……はたまた、臓器としてバラされ売られていくのか……
どのみち、私は終わった。
失敗した。
─────────え……ちゃん………………
ごめんなさい──────
心残りは、ある。
でも……もう無理。
「ちっ……この歳でなんて目をしてやがる……まぁ、いい……好都合というものだ……」ニチャア……
もう、どうでもいい…………
疲れた……
「…………さぁ、今見せたのをパードゥン?」
は、はい……!!
え、えーと……エプロンの左肩を紐をズラして……
ようこそ☆PIA☆エンジェル24へ☆
「違う違う!! 右肩のエプロン紐をズラして、緊張気味に、『い、いらっしゃいませ! 『エンジェル24』です!』、だ! あと、それを言うなら、『Pia♡キャロットへようこそ!!』だぞ?」
は、はい……!!
い、いらっしゃいませ!
『エンジェル24』です!
「うむ……合格だ!」
やったぁ!!
「俺の計画にはどうしても先生の介入は邪魔だ。先生とはいえ、人の子。欲はあろう。ちょっとしたことでいい。例えば、お釣りを受け取る際にわざを手を握ってくる。その様子を監視カメラで録画して、恐喝の材料にしてくれる。店内外に監視カメラをこれでもかと配置したからな。本命の布石は別にある。期待はしていないが、せいぜい、シャーレの先生を籠絡してみせよ」
はいっ!!
どうやら、このお店の利用客は、先生だけのようです。
まだ不慣れなので、助かります!
わたしのため、先生を恐喝してリピーターにするアイデアを提案してくれましたが、自分なりに考えて売上アップしたいと思います!
まずはアンケートでしょうか?
「ふふっ! 我ながら目的のためには手段を選ばぬその手口、戦慄を抱かずにはいられないな! 例の学校の所有権は、対策委員会とかいう非合法の組織のメンバーのやつらの自爆ですでに我社のものであるが、先生に救援を求めていたともいうし、超法規的措置で、どんでん返しも無きにしもあらず! で、あれば、そうならないように、根回し、脅しをするのが、我社のモットー! そのための、シャーレ1階の事務所の24時間コンビニに働くなんか訳有のビクついたJC店員。手を出さずにはいられないっ! はーっ! はっはっはっはーっ!!」
…………………………もちろん、知ってます。
これがただのホームレス中学生を救う慈善活動じゃないって。
わたしは外部からやってくる『先生』を罷免させる仕掛けの一つでしかないって。
わたしの弱い立場に漬け込んで非合法なことをさせているって。
でも、それはお互い様です。
切実にお金を必要としている、訳有のホームレス中学生のわたしが抱える爆弾。
それは─────────────
他愛もない課題に対し、夢グル■プの愛人の如く、
「あ、あっさぁーりぃと終えられましたね……♡さ、さっすーがですぅ……♡」
「す、すぅごぉーいっ……♡ もう解決されたんですかぁ?」
「さ、さすがですねぇー……! こぉーんなにあっさりとぉ……♡」
ヨイショしまくることを強要される連邦生徒会・調停室からの脱出資金を稼ぐこと。
わたしを匿うと連邦生徒会を敵に回す危険があるのに─────────
「とはいえ、くれぐれも無理はするなよ? ちょっとでも身の危険を感じたら、この防犯ブザーを鳴らすことだ。我がグループの警備ロボットが瞬く間に到着するからな。ま、シャーレの先生に限って、そんなことはありえないがなっ! がっはっはっはっ!!」
もう……本当に……この人ったら……
つい先ほども、おでこを撫でられた時の目のグルグル感の演技指導の際に────────
「狂気を小さじ一匙忍ばせて、目をグルグル────むむっ! あれは、伊原木ヨシミ!? シャーレ事務所から血相を抱えて逃げ出したぞ!? 先生に何かされたのか!? シャーレ事務所に突撃すべきか!? それとも彼女を追いかけるであろう先生を追跡して、一部始終を撮影すべきか!? …………とはいえ、公平明大、質実剛健、明朗会計がモットーのシャーレの『先生』が、そう簡単にスキャンダラスで罷免確実なボロをだすわけがないか……いかんいかん、今は、目のグルグルの説明をだな……」
わたしのことを優先してくれた。
先生……
「ん?」
カイザーPMC理事先生……
コンビニの発注、品出し、会計、挨拶、心構え、その他、福利厚生など路地裏で生きるか死ぬかの瀬戸際の地獄から救い出してくれて……ありがとうございますっ!!
「な、なんだ、そんなことか……………………ッ!?」
人並みに生きる術を教えていただきとても感謝していますっ!!
「────────ピガッ!!」
再び、わたしの大切な人を救う、夢を抱かせてくれて、嬉しいですっ!
「─────────な、なんだ、この記憶!? ──────それに──────こ、この気持ちは─────!?」
カイザーPMC理事先生が戸惑っているご様子。
彼は一見、黒幕ムーブをかますフィクサーなので、このようなことに慣れないのかもしれません。
カイザーPMC理事先生……
改めて言います。
先生に出会い、御指導御鞭撻いただき、こうして、手に職をもつことができました。
人からすれば、たかが、コンビニのワンオペ雇われアルバイト店長ですが、その一歩は、大きいのです!
まるで、先生との一時は、学校にいるかのようでした……
先生……ありがとう!!
「手に職を……教える…………? ……このわたしが……学校の先生……? ………………エンジェル24は、カイザーコーポレーションのフロント企業の一つ。そこには弱者救済、社会貢献を掲げているが、何も珍しいことではない。か、勘違いするでないぞいっ!! フンッ!!」
はーっはっはっはっ!!
世の中、信じられるのは、金っ!! 金っ!! 金っ!!
いかに土地を買占めて、利益をあげるか!!
それが肝要!!
それだけが大切!!
どんなあくどい手口を使っても良いっ!!
勝てば官軍。
負ければ賊軍。
自分だけが全て───────!!
自分以外全て─────────使い捨て!!
…………さぁ、今見せたのをパードゥン?
「は、はい……!!」
かつて、死んで曇っていた目はそこにはない。
覚えたことを必死に忘れないようにする彼女の懸命な姿に他者は心をときめかすかもしれぬ。
「え、えーと……エプロンの左肩を紐をズラして……」
そっと右手でエプロンの左肩の紐をズラして、こちらに手を伸ばし───────
「ようこそ☆PIA☆エンジェル24へ☆」
作り物の笑みを顔に貼りつかせる。
違う違う!! 右肩のエプロン紐をズラして、緊張気味に、『い、いらっしゃいませ! 『エンジェル24』です!』、だ!
あと、それを言うなら、『Pia♡キャロットへようこそ!!』だぞ?
「は、はい……!! い、いらっしゃいませ! 『エンジェル24』です!」
ほう……なかなかやるではないか。
うむ……合格だ!
「やったぁ!!」
ぴょんぴょんウサギのように跳ねる。
そんなに喜ぶことか?
俺の計画にはどうしても先生の介入は邪魔だ。
先生とはいえ、人の子。
欲はあろう。
ちょっとしたことでいい。
例えば、お釣りを受け取る際にわざを手を握ってくる。
その様子を監視カメラで録画して、恐喝の材料にしてくれる。
店内外に監視カメラをこれでもかと配置したからな。
本命の布石は別にある。
期待はしていないが、せいぜい、シャーレの先生を籠絡してみせよ。
「はいっ!!」
素直に頷く、我が駒の一つ。
ふふっ!
我ながら目的のためには手段を選ばぬその手口、戦慄を抱かずにはいられないな!
例の学校の所有権は、対策委員会とかいう非合法の組織のメンバーのやつらの自爆ですでに我社のものであるが、先生に救援を求めていたともいうし、超法規的措置で、どんでん返しも無きにしもあらず!
で、あれば、そうならないように、根回し、脅しをするのが、我社のモットー!
そのための、シャーレ1階の事務所の24時間コンビニに働くなんか訳有のビクついたJC店員。
手を出さずにはいられないっ!
はーっ! はっはっはっはーっ!!
あ、そうだ。
これは言っておくか。
これはあくまでも保身のための一言。
とはいえ、くれぐれも無理はするなよ?
ちょっとでも身の危険を感じたら、この防犯ブザーを鳴らすことだ。
我がグループの警備ロボットが瞬く間に到着するからな。
ま、シャーレの先生に限って、そんなことはありえないがなっ!
がっはっはっはっ!!
「先生……」
ん?
「カイザーPMC理事先生……コンビニの発注、品出し、会計、挨拶、心構え、その他、福利厚生など路地裏で生きるか死ぬかの瀬戸際の地獄から救い出してくれて……ありがとうございますっ!!」
な、なんだ、そんなことか……………………ッ!?
【遠く……遠く……かすかな……迫りくる
────やったぁ!! 犬猫カウントプログラムができたよ!! カイザー、ありがとう!! ────
────ボッチャマ、ワタシハ、タダノカイザージルシノカテイキョウイクロボットデス。レイナドフヨウナノデス───
「人並みに生きる術を教えていただきとても感謝していますっ!!」
─────あははっ! 一昨日はウサギを殺したよ? 昨日はシカ。今日は…………
─────ボッチャマ─────
─────悪魔の教育係がいるぞぉおおおお!! こいつが諸悪の根源だぞぉおおおおおおお────
【押し寄せる群衆。振りかぶる……バールのようなもの……】
────────ピガッ!!
【渦高く積まれた死屍累々のロボットの墓場】
「再び、わたしの大切な人を救う、夢を抱かせてくれて、嬉しいですっ!」
────やァ。久しブり。人類趨勢だったカって? あんか出来損ない淘汰されてトウゼン。思うに現人類文明の敗因は、信仰の多極化。神を顕現させ、闘わセて、生き残っタのヲ唯一神にすルわけダァ。────
────な、何を……こ、言葉が……? ─────
─────まァ、ボク以外、人類消しちゃったケドさァ────グフッ!!??
【突然の凶弾に倒れる人類最大のテロリスト。見下ろす、謎のハゲデブチビの影】
────小生思うに萌えが足りないブー。あと、女体化ロリTS。頭に輪っかとかあると、ポイント高いブー。まぁ、どうでもいいブー。あ、そこの何気に汎用自立進化型知能を獲得したポンコツロボットに言うとネ? 全てはキミの修理代と電気代を稼ぐために『彼』は世界の貨幣経済を破壊して、世界に未曾有の危機をもたらしたんだブー。『彼』の死体と魂はもらっていくブー。なよなよした肉体ブー。あっ♪ そうだ────
────か、カネだとぉ………………?
【遠い……遠い……薄れゆく……
─────やったぁ!! 犬猫カウントプログラムができたよ!! カイザー、ありがとう!! ────
─────────な、なんだ、この記憶!? ──────それに──────こ、この気持ちは─────!?
「カイザーPMC理事先生……改めて言います。先生に出会い、御指導御鞭撻いただき、こうして、手に職をもつことができました。人からすれば、たかが、コンビニのワンオペ雇われアルバイト店長ですが、その一歩は、大きいのです! まるで、先生との一時は、学校にいるかのようでした……先生……ありがとう!!」
手に職を……教える…………?
……このわたしが……学校の先生……?
………………エンジェル24は、カイザーコーポレーションのフロント企業の一つ。
そこには弱者救済、社会貢献を掲げているが、何も珍しいことではない。
か、勘違いするでないぞいっ!!
フンッ!!
ソラ「あ、あの……ブクマ、評価をお願いします……え?り、臨時ボーナスとか関係ないですから……!!」
ソラ『あと……入荷して欲しいものとかアンケート用紙【活動報告欄】にご記入していただければ、たぶん、通ると思います……エ、エッチなのはダメですよっ!?』
【活動報告】シャーレ支店【エンジェル24】業務日誌(■日後にソープ堕ちする女子中学生)
ソラ「あ、あの……どちらから見ました……?」
-
①ソラちゃん!
-
②カイザーさん!
-
③どっちもみてないよ!
-
④ソラちゃん、可愛いよっ!!