しかも記憶が蘇った時にはサキュバスに逆レイプされていて、チートのせいでうっかり従牝にしてしまう始末。
毎日の餌やりで狂いそうになる檸檬に、女神が与えた救いは「実妹柚子の膣内なら射精していいよ♡」というあんまりなもの。
果たして檸檬はこの世界を生き抜くことができるのだろうか……。
柚子:檸檬の妹。膣内でなら檸檬を絶頂させられる。
林檎:サキュバス。檸檬の従牝。
死んだ▼
女神が現れた▼
「好きなチートを選びなさい」
「えっと、じゃあ死なないやつとかあります?」
「わかりました。では行ってらっしゃい」
そういうことになった▼
♡
記憶を取り戻したのは十歳のとある晩で、僕はサキュバスに犯されているところだった。
いかにもサキュバス然とした布地の少ない衣装と黒い尻尾を持つ銀髪の女は、僕の上でバカでかい乳をばるんばるんと揺らしながら腰を振っていた。背は当時の僕より頭一つか二つ分大きく感じた。
年齢相応ながら頑張って勃起した僕の陰茎は、サキュバス特有のほんの少し桃色に色づいた愛液を幾度となく塗りたくられて、まさに射精せんと膨らんだ瞬間。
僕は女神と会ったことを思い出した。
人はこれを啓示と呼ぶ。前世の記憶は全くと言っていいほど思い出せなかったので、啓示で間違いない。
そしてその瞬間、僕は気づいてしまった。僕が女神に与えられたもの……、それが、
「バカだろっ!!!!!!!!!!!!」
思わず、僕は絶叫した。
二度と機能を果たせなくなった相棒と僕の絶叫にタイミングをずらされたサキュバスは、うっかり尻餅をついて絶頂したため僕の
絶叫を聞いて飛び込んできた母親は、十歳の息子がサキュバスに襲われているのを見て失神した。それはそう。
後から駆けつけてきた父親は、息子はもうダメだと言わんばかりの悲壮な顔で僕を見捨て、母を連れ帰って介抱した。もう少し頑張れなかったのか。
そして妹は僕の絶叫をものともせずグースカ寝ていやがった。こいつはきっと大物になる。
♡♡
五年後、僕は父親に頭を下げていた。
「父さん、
愛する娘を奪いに来るのが、まさか息子だとは思っていなかった父は、即座に僕を殴り飛ばした。
♡♡♡
淫魔という種族は、精を食って生きる魔物の総称である。サキュバスはそのうち人間の女性に近い形態を持つものを指し、人間の男性体を持つインキュバスとは区別される。
僕こと
淫魔に捕まった人間は悲惨である。ひとたび射精すれば死ぬまで精子を生産し続ける餌袋となり、ひとたび膣イキすれば卵子を全て捧げさせる。擬態や洗脳まで使いこなし、人間を捕食する手際もよい。
そんな人類特攻生物相手にまともに戦えるわけがなく、人類は夜の時間を放棄した。今やすべての人類は夜になると結界のある街中で息を潜めることしかできない。夜は淫魔の活動が活発なのだ。
そんな淫魔を倒す方法は概ね二通りあって、一つは物理的にぶち殺すことである。切り捨て御免というやつだ。鍛え抜かれた
そしてもう一つがあの哀れなサキュバスこと林檎(命名者、柚子)に行われた従牝化である。こちらもまあ至極明快、セックスバトルで相手を倒せばいいだけだ。
淫魔にセックスバトルで勝てる人間がそうそういるわけないだろ!!!!!!!!!!
で、だ。
勝ってしまった僕は当然、従牝として林檎を得た。
僕自身は彼女の名前は南瓜や西瓜がいいと思っていたのだが、柚子は彼女の銀糸にたいそうご執心で、朝食で飲んだリンゴジュースの色とそっくりだと言って聞かなかった。僕は折れた。
従牝となった林檎は一日に一食と僕の精があれば暮らせると仰った。射精なしでおおよそ一時間程度まぐわえば良いらしい。よくないが?
ここで思い出してほしい。僕の加護を。
射精が!!!!!!!!! できないのである!!!!!!!!!
毎日毎日林檎を抱いては絶頂直前の猿状態になり、何時間も悶々とし続ける。そんな地獄の生活に、僕は狂った。
狂ったから、女神を呼んだ、助けてくれと。
女神は言った。
「じゃあ柚子ちゃんの膣内でだけ射精せるようにしてあげる」
僕はその日、泣く泣く妹の処女を奪った。
♡♡♡♡
『侍を目指す若者は、十五歳になると王都にある王立侍養成学校に通わねばならない。そして
出頭命令である。養成学校を修了した者は侍として国防のために動員され、僕は侍の称号を得ているため修了が確定している。わかりやすく言えばこの瞬間僕の将来は軍属で確定した。
僕は春生まれなので春入学、半年強の時間があった。のでその晩には父に殴られ、学校側にも三人用の部屋を用意してもらうために連絡をした。
僕が狂ったのを見ていた父はまだ理解を示してくれたが、学校側は当然訝しみ、そのため秋には柚子を伴わずに上京して、三日で狂う姿を晒すハメになった。
僕自身はよく覚えていないが、座っていてもガタガタ音がするほど腰を振り、突然ズボンを脱いではオナニーを繰り返し、最後には半日以上林檎相手に腰を振っていたのを見て諦めたそうだ。
その間に何人か女性の相手をさせられたが、そのいずれも射精には至らなかった。女神の加護があるので当然である。正直相手の方には悪いことをしたと思う。
足元まで伸ばした黒髪の柚子の姿を見た時は後光を幻視したことだけは覚えている。リノリウムの床の上で五時間バックで犯され続けた我が妹は、目が覚めてからたいそう僕を叱りつけた。ご褒美だった。
実証実験の録画データは、個人的にはもう二度と見たくなかったが、今後の社会生活の上で必須となることが分かりきっていたのでありがたく頂戴した。
♡♡♡♡♡
「失礼いたします」
夕食が終わってしばらくすると、林檎が僕たちの部屋にやってくるのは毎日のことだ。
僕の従牝になってから着せているクラシカルなメイド服は、豊満な乳と服の下に隠せぬ尻尾を除けば、サキュバスらしさをシャットアウトしてくれている。
所作もメイドそのもので、服にしろ教育にしろ提供してくれたのはこの街の領主である。林檎がサキュバスとして街を歩けば混乱が起こるのは火を見るよりも明らかだったし、侍となる僕が街を歩くのは確定事項だ。林檎が遠目からサキュバスであるとバレなければ、大きな問題は起こらないだろうという判断だった。
「ご主人様、今日もどうぞよろしくお願いいたします」
「ああ、始めよう」
林檎は礼をすると、身につけた衣装を一つずつ落としていく。
カチューシャ、ヘアゴム、エプロンドレス。
解けた銀髪は腰まで伸びている。普段の三つ編みは毎朝柚子が結っている。ふわふわの髪の毛を触ると満足そうに頷くのだ、我が妹は。
インナーシャツ、ルームソックス、伊達眼鏡。
眼鏡は僕の趣味。僕はセックスの時も眼鏡をかけていて欲しい派閥だけれど、妹はそれを嫌う。シンプルに偶数日は外して、奇数日はかけたままということにしている。
ブラジャー、パンティ。
サキュバスとして僕に襲いかかった時は肝心な部分に穴が開くような卑猥なものを好んでいた林檎だが、僕の両親に教育に悪いからと禁止されてからはレース地のものを好んでいる。白い肌や銀の髪に映える、濃い色のものがお気に入りのようで、実際えっちである。
脱ぎ終えた時に残るのは究極の女体の一つだ。
きちんと
全身は不健康にも筋肉質にも見えない肉質で完璧に維持されて、オナホにしていても全く不安を覚えない。
雌孔は絶えず発情して、催淫作用のある膣液が太ももをてらてらと輝かせている。
玉のような肌で唯一、僅かに生い茂った陰毛はハートの形に整えられては濡れそぼっている。黒と桃の色を孕むそれは、出来損ないの淫紋のようで卑猥だった。
「相変わらず林檎はえっちだね、お兄ちゃん」
「そうだね、柚子」
「…………っ!」
僕らは、僕と柚子は、そんな林檎が待ちきれないとばかりにヘコヘコ腰を振るのを、にこにこ眺めている。林檎は自慰することも顔を隠すこともできず、恥ずかしさに真っ赤になりながら腰を振る、乳を揺らす。
「待ちきれないよ」とばかりにくぱくぱと涎を垂らす女陰を見ながら、僕たちはオナニーしている。僕は逝けないけど、柚子は下着越しに乳首やすじを撫で回してすぐに気持ちよくなってしまう。淫魔の愛液とは
僕のちんこが先走りでどろどろになり、林檎の脱ぎ捨てた下着が降り注ぐ雨でびちゃびちゃになり、柚子が何度も絶頂してベッドに転がった頃、ようやく僕は林檎にGOを出す。
「おいで、林檎」
「しっ、失礼いたしまひゅ」
ベッドに腰掛けた僕にまたがり、対面座位で挿入する。五年間ほぼ年中無休で続けた体位だ。お互いに見なくても陰茎が子宮口を捉えるのは容易だった。
「んぎぃ……っ!」
「はいはい、林檎はよく頑張ったね」
「あっ♡ はっ♡ ご、ご主人様ぁ……♡」
林檎が腰を振るたびに淫肉はきゅうきゅうと締まり、僕の精液を求める。溢れ出した白濁が僕のまたぐらを卑猥に彩り、上半身はメトロノームのようにのけ反っては僕にしがみつきを繰り返す。
僕はまだ何もしない。従牝にとって主人の陰茎は咥えるだけで夢心地になれる
前戯とはいえ気持ちいいことには変わらないので、精巣はバタバタと増産対応に追われるし、血管がバキバキと浮き上がり、海綿体は膨らんで射精の準備を整えていく。
「あっ♡ あっ♡ あ゛っ♡ イッ♡ お゛っ♡ イグッ♡」
僕は決して出せないが、オナホはあっという間に昇天し続けていく。甘い香りの発汗をして、全身に赤みが差していき、腰を上げる動きがガクガクと不安定になっていく。涙と涎で顔面はべちゃべちゃになって、昼間の凛とした彼女の姿はどこにもない。
これ以上このまま腰を振らせていても給餌にはならないなと判断して、僕は林檎の体を持ち上げると、切なそうに乳首を弄る柚子を跨ぐように四つん這いにさせる。
「十七分かー。お兄ちゃん今日は調子悪いんじゃない?」
「林檎がストリップで興奮しすぎたんだと思うぞ」
「あー、いつにも増してギラギラしてたもんね、今日の林檎」
前後不覚の林檎の腰を捕まえて深く貫く。柚子は林檎の顔を抱え込んで舌を捩じ込む。柚子はキスが好きだ。僕相手でも林檎相手でも伽の時は口づけしたがるし、されたがる。
興奮で林檎も柚子も潮をじゃんじゃか吹いて、既にシーツはびちゃびちゃだった。
「んー!!! んふー!!!!!」
「ほら林檎、暴れない暴れない。いつものいくからな」
「んー!!!!!! ん゛っ♡♡♡」
抽挿。考える必要はない。訓練された従牝なら、
柚子が林檎と口淫に耽っているので、僕が腰を振っているだけなのはつまらない。いつものように全身を愛してあげよう。
尻を叩く。内腿を撫でる。投げ出された足裏をくすぐる。
それだけで林檎の腰は暴れ回り、さらなる快感で潮を吹く。
尻穴を指でなぞる。陰毛を撫でる。いくらいじめても初々しい豆を扱く。
抜けなくなるほど強い締め付けに、僕は抽挿を諦める。奥までずっぽり入っている今ならグラインドだけでもキマるだろう。
乳を揉む。うなじに口づけする。脇を舐める。
頭を柚子に、腰を僕に抑えられ、四つん這いを強制されている林檎はどうやっても快感を逃せない。あちこちがびくんびくんと跳ね回り、身体中体液でベトベトになっても、林檎の食事は終わらない。
首を絞める。乳首を引っ掻く。抱きしめる。
林檎の雑魚雑魚マンコは命の危機も過大な性感も愛された多幸感も、等しく絶頂に変えて僕の息子を搾り取らんとする。ぎゅうう♡ぎゅうう♡と必死に締め付けて、それで気持ちいいところを刺激されてさらに潮を吹く。
もはや扇風機の風が当たっただけでも、林檎は深イキするだろう。
絶頂して失神し、絶頂して覚醒するサイクルまで来れば、餌やりはもうそろそろ終わりだ。溜まった性欲に任せて乱雑に腰を振っていく。
林檎の意識が戻った直後はバキュームの如く吸い付き、落ちてしばらくすれば緊張が解けて緩やかに排出しようとする。その感覚の違いがイケない僕をより一層ムラムラされていく。
ガチガチに固まった肉棒を最後にひと突きして、満足げに絶頂し続けている林檎から抜き取った。扉が開いて溢れ出た粘液がどろりと零れ落ちる。
柚子を見れば、焦らされ続けた情欲にしっとりと濡れた瞳が僕を見ていた。
♡♡♡♡♡♡
林檎を四つん這いにさせたまま、僕は肉の門をくぐる。
たっぷり一時間近く林檎の口を吸い続けた柚子はすっかり発情しきり、スポーツ目的のシンプルな柄の下着は上下ともに濡れそぼり、彼女の肌に張り付いていた。
「お待たせ、柚子」
「うん、待ってたよお兄ちゃん♡」
お互いに発情しきった体を抱きしめあい、口づけを交わす。挨拶のようなフレンチキスは親愛の証。前戯でドロドロになった顔を舐めてやれば、柚子は僕の背中の筋肉を撫でて確かめる。
僕が柚子に挿入すれば、こういった愛を確かめる時間を取ることはまずできなくなる。何せ丸一時間サキュバスの膣で熟成された陰茎だ。挿入した瞬間に射精が始まり、媚薬が落ち着くまで二、三時間は腰を打ちつけることになる。
だから女神様に救済措置をもらって最初に柚子とまぐわった時は罪悪感が凄かった。初体験が頭のおかしくなった実兄で、ほとんど性知識もないまま半日近くオナホにされていたというのは割と最悪な部類だろう。
幸いだったのはそんな酷い経験だったにも関わらず、柚子が僕に向ける好意は変わらなかったことだろう。
淫魔の媚薬に当てられて快感で判断が鈍っているという説は考えなかったことにしておこう。
そんなわけで挿入しないまま、僕たちは互いを愛撫する。相手を抱きしめて撫でるようなキスを落としていく。その間も林檎の汗経由の媚薬を吸って、僕らは発情し続ける。
柚子が我慢しきれなくなって、すじを下着越しにちんこに押し付け始めたらスタートの合図だ。
まずは各種体液でベッタリと張り付いた下着を脱がしていく。柚子の大きさは名前の通りなので、狭苦しい檻の中でも脱がすのはそう難しくはない。
成長途中の肢体はまさに生熟れで、肋の浮く脇腹は撫でれば折れてしまいそうな儚さがある。胸の頂は雄々しくしこり立ち、股の豆もまた殻を破り捨てて劣情をアピールしている。五年まぐわい続けたにも関わらずぴったりと閉じた挿入口は、狂ったように白濁を吐き出しては無毛の丘を汚していく。
「はぁっ♡ はぁっ♡ お兄ちゃん……♡ 」
「ああ、柚子。今日もよろしくな」
挿入。
正常位に慣れた柚子の膣は、今日も僕のペニスを熱く抱擁する。亀頭が降りてきた子宮と淫猥な接吻を交わした直後、僕はあっさりと吐精した。サキュバスの濃厚接触によって当分最大サイズを維持する道を、オタマジャクシが我先にと駆けていく。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡」
窮屈な入り口と肉厚な剛直のわずかな隙間から雌汁と雄汁が溢れ出す。狂ったように柚子の腰が跳ねる。
柚子は溢れ出した粘液が尻の方に垂れていく感覚に弱いと言っていた。垂れる白液に指先を湿らせ菊門を撫でれば、柚子の腰振りは一層激しさを増す。
そして些細な振動でさえ、発情した僕の肉棒は辱の限りを尽くし、新鮮な蛋白を生産していく。こうなってしまえば、柚子の生理的反応だけで僕も柚子も絶頂し続けられる。
「〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
サキュバスの体液は人間を灼く媚薬である。媚薬にたっぷり漬け込んだ男性器は、僕が柚子をレイプした時には既に取り返しのつかないことになっていた。
今では林檎から直接摂取してもセックスのいいスパイス程度まで耐性ができたが、最初の頃はお互い狂いかけて大変だったのだ。耐性がついたせいで挿入直後はこうして林檎をそばに置いておかないと、
まぁ「僕の射精を受け止められる」的な加護(細かいことは怖いので聞いていない)を女神から頂いているので、一般人よりはもとよりだいぶ頑丈なのだけど。
「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
一時間近い絶頂痙攣が治ってきたら、邪魔になってきた林檎をベッドに転がして、柚子と後背位に移行する。抱えた体は時折不安になってしまうほど軽い。これでもしっかり食事は摂っている方なのだが。
ここから先はかなり乱暴に扱わざるを得ないため、舌を噛んだりしないようギャグボールを噛ませる。柚子の希望で目隠しも付ける。その方が興奮するらしい。
他にも細々とした準備を終えたら林檎からヤり始めて二時間、ようやく僕が気持ちよくなる時間である。
抜いて、挿す。
林檎にしたように性欲任せに振ってはならない。柚子は妹で、年下で、何より人間だ。媚薬に犯された体にあんな乱暴な扱いをしていては壊れてしまう。
だから、抜いて、挿す。
五年、毎夜だ。千八百も体を重ねていれば、どう抽挿すれば気持ちよくなりながら気持ちよくさせられるかくらい、当然のように把握している。片道で精を吐き、片道で潮を吹く。
抜いて、挿す。
狂おしい獣欲を、理性で噛み殺す。一定のペースで体を動かすことで、むしろより長く愉しむつもりで。肉穴に収めきれない白濁が、下肢で乾いて固まっていく。
抜いて、挿す。
長期間かつ長時間の交合で、僕と柚子の精気が混じり合っていく。僕らは既に刀と鞘であり、淫殺刀などなくても淫魔を斬れるような万能感に満たされていく。
抜いて、挿す。
膣性感を得る。征服欲と被虐欲が満たされる。林檎の視線で絶頂する。何も見えないのに、お互いがどんな表情をしているかがわかる。言葉がなくても通じ合っている。
僕と柚子は全能感をゆっくりと味わって、箸を置く。
僕らの今の限界が、ここだった。
僕は柚子の膣内から最初より幾分か柔らかくなった肉茎をゆっくり引き抜くと、目隠しとボールギャグを外した柚子を横たえ、自分も横になった。まもなく両隣から穏やかな寝息が聞こえてくる。
規則正しい吐息を聞くうち、僕もすぐに眠ってしまった。
♡♡♡♡♡♡♡
「ご主人様、出発の支度完了いたしました」
「お兄ちゃん、柚子も支度できたよ」
「おっけ、僕も今行く」
翌朝、いつも通りに目覚めた僕らは養成学校に出発する前の最後の確認をしていた。あれだけ致しておきながらピンピンしてるのは、まぁ、慣れだ。
王都までは馬車で三週間、その間僕たちは基本的に馬車の中で過ごすことになっている。うっかり林檎の体液が漏れて、御者や馬が発情でもしたらたまらない。そのため馬車は完全に特注品だ。僕たちが毎朝寝台で使う浄化魔法具も据え付けられているし、そもそも中で行為をするだけの広さが確保されている。
改めて学校側の気合いの入りように頬がピクピク引き攣るのを感じながら、特注馬車に乗り込む。ひとまずは座席でいいだろう。この村の光景も見納めだ。
左右を柚子と林檎に囲まれて、柔らかさに毎夜の情動を思い出しながら、馬車はゆっくりと走り出した。
■平坂檸檬
主人公。転生した結果『絶対に絶頂しない陰茎』を授けられた苦労人。
林檎を得た結果毎晩三時間腰を振る羽目になった。チートのせいで対淫魔なら必ず生きて帰ることができる。
姓「平坂」と侍の称号は林檎討伐によって下賜されたもの。なので柚子や両親は姓がない。
■柚子
檸檬の妹。兄の発狂を防ぐため女神に『愛する者を受け入れ、赦す』チートを授けられた。
年は二つ離れているので、八歳で処女を失っている。なんて酷い兄なんだ。柚子自身は気持ちよくしてくれる檸檬のことが好き。
林檎の体液の副作用で、催淫耐性は国内トップレベルである。兄の侍教育に同伴する関係で、兄の卒業時に柚子にも侍の称号が贈られることが検討されている。
チートが兄の射精を受け止めるために使われているため、初潮が来ていない。肉体もそれに合わせて、抱きやすい最低限の成長で止まっているため、少しコンプレックスがある。
■林檎
田舎でつまみ食いしようとしてうっかりわからせられたサキュバス。人型を取る淫魔は、本来侍がレイドを組んで討伐するような超強敵。
従牝になってから昼はメイド、夜は奴隷のRPをこなしている。そのせいですっかりドMになった。
従牝としてはコスパがよく、毎晩射精一発程度で維持できるのだが、檸檬が射精できないせいでこうなっている。毎晩狂ったように気持ちよくなれるなら従牝も悪くないと思っているとか。
■侍
ヤバい刀持って淫魔絶対殺すマン。
本来は淫魔を殺せるなら手段は問わないのだが、物理以外で殺した記録なんて数世紀単位で残ってない。従牝? 神話の時代にあったっけ……?
そういうレベルなので檸檬一行の扱いは実は爆弾そのものである。機嫌を損ねれば国が滅ぶと本気で対策を考えられている。
ちなみに侍は基礎教養として房中術が必修である。つまり養成学校では毎日セックスの授業がある。檸檬はこじらせた高校生たちにすごい目で見られます、確実に。
そんなわけで『淫魔が魔物ポジなら、不死身チートは不能だよな』という思い付きで書いた習作でした。続き? 知らんなぁ……。