依頼内容はこちら。
https://skeb.jp/@aikosyaHoKoku/works/49
ご依頼、ありがとうございました!
ひょんなことから融合してしまった女性とリザードマン。
同じ体に二つの心、徐々にこじれていったのに分離してしまい。
元に戻ったのもつかの間、またまた変なことになるお話です。
「あ、サリィじゃん。今から昼?」
「うん、ちょうど採集任務終えた所なのよ。あー、疲れちゃった!」
「へぇ、頑張ったんじゃん。俺はこれからモンスター討伐任務なんだよな」
人間の女性がウキウキとお弁当を広げていると……その側に、同僚がやってきました。
「いっつも思うんだけど、リザードマンなのにそういうことして平気なわけ、バル?」
サリィが素朴な疑問をぶつけると、バルと呼ばれたリザードマンはちょっとだけ眉間に皺を寄せ。
「人間だって人間捕まえたりするだろうにぃ」
「あ、それもそっか。ごめんごめん、お弁当のおかず何かあげるから許して」
「よしよし、許してしんぜよう」
サリィとバルは昔からの付き合い。
とはいえ、得意分野が違うため一緒に行動することは少ないのですが……
だからこそこういう時に、二人は積極的におしゃべりをしているようです。
「ほらほら、今日のは結構自信作なのよ」
「ほーん、サリィは野菜もしっかり入れてて偉いよなぁ」
鼻をひくつかせながら覗き込み、いかにも女性的なお弁当の品定めをして。
「ん、あれ、その酸っぱい匂いのする野菜、なんだ?」
バルが動きを止め、隅っこにあるおかずに目をつけます。
「ああこれ? 糠漬けっていうのよ。精米したお米の、取った部分に野菜を入れておくの」
「ふぅん? サリィが作ったのか?」
「うん、うん。この前いい大きさのツボ見つけて、それ使ってみたの。試作第一号よ!」
「おいおい、腐っちゃいないだろうな?」
「別に、いらないなら別のおかずにすればいいじゃない?」
今度はバルがちょっぴり失礼、これでおあいこ。
「すまんすまん、なんか新鮮でな、こういうの」
「漬けてるからもう新鮮じゃないわよ」
「そういう意味じゃねぇって」
気になって仕方ないのか、バルは糠漬けをいくつか頂戴し。
「で、どう食うんだこれ?」
「どう、ってこのままポリって食べちゃえばいいのよ」
「う、うまいのか、これ?」
「んも〜、仕方ないんだからぁ! じゃあ、せーので一緒に食べるわよ!」
選んでおいて優柔不断っぷり。
サリィはじれったくなり、自分も糠漬けを手に取り。
「はい、せーの!」
繊維感が残っている漬物の、小気味いい音が重なって響きました。
「あっ、うめぇ! 美味しいわ! ん? え? あれ、あら?」
が、二人いたはずなのに……そこにいるのは一人だけ。
「ちょっ、なにこれ、俺、どうなって、私、体、俺の、勝手に、えっ、あれぇ!?」
なんと、突然……二人の体が融合し、一つにまとまってしまったのです!
人間とリザードマン、両方の個性を併せ持つ存在は一つの口で同時に喋ろうとしてあたふたしています。
「えっ、えっ、サリィ、バル!? お、おい、落ち着けって、そっちが落ち着いてよ、で、でも、これ俺の、私だってばぁ!?」
お互いが自分だと主張するせいで、一向に落ち着く気配もなく。
いきなりこんな大騒ぎをするものですから、周囲の人たちが何事かとやってきて。
「わ、わ、見ないで、お、俺、私、一緒、くっついて、リザードマンと、人間と、俺が説明、私が喋ってるんだからぁ、待てって、静かにしてってばぁ!」
一人てんやわんやは収まることを知らず、ますます賑やかになるばかりで。
その夜。
「あ〜、どうしようこれ……どうしようって、糠漬けのせいでくっついちゃったんだからしょうがないだろ? ま、まさかツボのせいだなんてねぇ……」
荷物を机の上に置き、ため息を一発。
結局あの後、魔導士に診てもらったのですが……
おそらく原因は糠漬けとの事。
そんなバカな、となりつつもお弁当の残りを調べてもらった所、糠漬けから妙な魔力が!
いやいやたまたまだろう、と自宅からツボを持ってきた所、ツボが発生源だと判明し。
「っていうか、ツボのせいなら水とか汲んでおいたら水で融合するってわけだよな? う、うーん漬物が良くなかったみたい。かなり長時間入れてるし、いろんな反応が起きるから魔力を巻き込んだんだろうって。あ、あー、そういえば言ってたな。言ってたでしょ。パニクってて忘れてたぜ、ま、まあ、わかるわ、うん……」
改めて状況を整理しつつ、そのあり得なさに首を傾げるばかり。
「あ、あー、当たり前にサリィの家に来たけど、うんうん、いいのか、俺ここにいて? 仕方ないでしょ、私と一緒なんだから。いや、そうなんだけどさ……明日モンスター討伐任務あるんだけど。私も採集任務あるんだった。え、どっちに行くんだ? ど、ど、どうしよう!?」
さあ大変。くっついたせいで、予定がモロに重なってしまったのです!
「えーっと、採集の方は別にいいから、そっち行く? い、いや、でもよ、今うまく動けないじゃんか、あ、そっか、お、俺に体任せてくれるならいけそうだけど……ちょ、ちょっとやってみる? お、おう、やってみるか?」
サリィがバルに体を委ね、二人分の体を一人で動かしてみることに。
「おっ、おーっ、すげぇ、すげえぞ、結構いける、だ、大丈夫? わ、口動かすなって、わわ、ごめんごめん! ちょっとでも関わられるとすぐ乱れちゃうな、う、うーん……あれ、なんだこれ、あっ!? こ、こら、それ、私の、げっ、あっ、お、おっぱいか!? そ、そりゃああるわよ、そ、そっか、俺、そうそう、私なんだから! あれ、じゃあチンコもあるのか? えっ、嘘でしょ!? いやいや、サリィのおっぱいあるんだろ? じゃあ……待って待って、聞いてない聞いてない、あっ、やべ、意識したら勃起してきた、や、やだぁ、なんか変な感じ、変って言うなよ、なんとかしてよ、なんとかって、一回抜くしか……じゃ、じゃあ抜いてよ、か、簡単に言うなぁ!?」
ふとした事でふたなり化した事実に気づき、体が反応してしまい。
スケベなバルの肉体は、サリィと一緒になった事でドキドキしてしまっているようで……
「で、でも、こんな、ビンビンしてるの、わ、わかったよ、じゃあ任せてくれ、えっ、待って待って、なんで触ろうとしてるの!? そ、そりゃあチンコ弄らないと抜けないだろ、嘘嘘、ちょっとちょっとぉ。ど、どうすんだよ、自然におさまるの待つか、一回シコシコするか!? わ、私、まだ彼氏もいないのに、俺だって彼女いねぇのにおっぱいあるんだぞ!?」
パニックになってしまい、口論の内容もどっちらけ。
組み合わさった肉体は精神のヒートアップに合わせてますます欲情しているようで、逸物の勢いはとどまるところを知りません。
「ん、ん、も、もう、じゃ、じゃあ、ぬ、抜いて、お願い! じゃ、じゃあ、邪魔、するなよ!? う、うん、が、頑張る……」
バルが手を動かし、逸物に触れ。
「あっ、んっ、なにこれっ、チンコだって、あっ、あっ、そうじゃなくて、お、おい、動かすぞ、あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁっ!?」
口が勝手に喘ぐのに落ち着かないまま、バルはオナニー開始。
当たり前ですが、サリィはオスのオナニーは初めて。
見知らぬ感覚に体をよじろうとしてしまい、動作が反映されてしまい。
「お、おい、へ、変に動くなって、でも、でも、こ、これ、す、すごいんだも、んっ♡ あっ、お、俺も、やべっ、な、なんか、ドキドキ、いつもより、さ、サリィの、おっぱいの、せ、せいか、こ、これ!?」
欲情を抑えきれなくなり、聞きもせずに胸を鷲掴み。
「あっ、ん、あれ、指、勝手に、そ、そこっ、おっ、おぉっ、乳首、乳首ぃ、お、俺、そんなの、ない、ないのにぃ、あっ、んっ、やっ、あっ、私、俺、知らないのに、気持ち、気持ちいい♡♡♡」
鷲掴みされた刺激を感じた途端、耐えきれずチクニーを始めてしまうサリィ。
コリコリとした激しい刺激にバルは翻弄され、ないはずなのにある自分の快感に頭が熱くなり。
胸で、ちんちんで。
二人はブレーキの効かない感情のまま、全身の快楽を容赦なく貪っていき、一度どころか出なくなるまで何度も果ててしまい……
「よいしょぉ! こっちは終わりましたよ、隊長!」
胸を保護するプレートを装備したバルが、ご自慢の一撃でモンスターを撃破!
その上側からは、汗ばんでいる谷間がちらりと見えています。
「おう、お疲れさん! いやあ、お前が無事復帰してくれて助かったぜ、バル!」
「いやいや、こちらこそすんませんっした! 俺はもう、問題ないんで!」
「そうなのか? ほら、くっついちまった……サリィとか言うお嬢ちゃん、大丈夫なのか?」
「へへ、問題ないですよ! うまくやってますから。じゃあ俺、片付けしたら上がりますんで!」
やり取りを終え、仕事を終え。
堂々とした足取りで武器を背負い、自宅に戻ってきて。
「ふう、終わった終わった。じゃあ、お願いするぜ? はいはい、お疲れ様!」
バルが右のこめかみ辺りをとんとんとつつくと……たちまち表情も口調も早変わり。
「さぁてと、今日もバルが頑張った分、元気が出るもの作らなきゃね!」
あれから一ヶ月。
二人は融合した状態に完全に馴染み……今ではこうやって、作業に合わせて主導権を交代できるようになりました。
戦闘などの力仕事はバル、家庭の作業はサリィ。
もちろん主導権がないからと言って意識がないわけではなく、相手を信頼して委任している形。
何をしているかは伝わりますし、変な事をしようとしたらツッコミだって入れられますし。
(で、今日の飯は何かなー?)
「うーん、どうしようかしら。何か食べたいもの、ある?」
(昼の弁当、めちゃくちゃ美味かったからなぁ! あの肉料理、バリエーションあるか?)
「はいはい、あれね。うふふ、褒められたらやっぱり嬉しいわね!」
脳内でもう一人の意識を会話しつつ、リザードマンの輪郭でニコニコとして。
まるで新婚夫婦のようなやり取りをしながら、サリィはテキパキと料理を進めていきます。
(今日はどっちが食べる?)
「うーん、任せるけど。そういえば、明日って予定ないわよね?」
(そうだな、特に何もないぜ)
「だったら、エッチ……したいんだけど」
(あっ、もしかして、二人でやるやつ?)
「そう、そう、ただのオナニーも悪くないんだけどぉ」
頬を赤らめ、ニヤケ顔になって。
(いいぜいいぜ、あれ、楽しいもんな♡)
「うふ、うふふ♡」
承諾されて、ご満悦のサリィ。
彼女の料理は、一段と気合が入ったものになり……
そして、夜。
「あっ、いいっ、いいっ、ンフッ、おちんちん美味しいっ、あっ、乳首、おぉ〜ん♡♡♡」
全裸の融合体が布団の上でお楽しみ中。
胸を揉みつつも体を丸め、長い舌を伸ばして自分の男根を責め。
「あっ、あっ、私の、俺のだぞぉ、もう、もう、一緒でしょぉ、でも俺の乳首なのよぉ、私のちんちん気持ちいいくせにぃ、あっ、あっ、乳首、ちんちん、んんっ、いいっいいいいぃい♡♡♡」
二人が同時に肉体を動かしているのか、しゃべっている事はめちゃくちゃ。
「あっ、こら、俺の腕っ、私の、やぁ〜ん♡ あっ、あっ、おち、おちんちん舐めながら、おまんこ、あっ、あっ、俺、俺ぇ、卵、生んじゃいそぉ、あっ、あっ、おっぱい、おっぱいあるのにぃ、おっぱい気持ちいい、あっ、んっ、オスなのに、メス、アァ〜、いいっ、いいっ、おちんちん、臭くって、いいっ、いいっ、もっともっとぉ♡」
性感帯を一つ刺激すると、全身に伝播し他の性感帯も共鳴し。
それが楽しくて仕方なく、融合した肉体でのオナニーはとどまる事を知りません。
「んっ、そんな強く、でも、でもぉ、うふ、なんか出てきちゃったぁ、あぁ、味、俺も、俺も分かるぅ、私も自分で弄ってないのにぃ、どんどん乳首、あんあんあぁ〜〜ん♡♡♡」
しかも自分ではない意識も肉体を動かしている影響で、オナニーのはずなのに想定外の刺激がちょくちょく挟まってきます。
自分じゃない何かが体を触り、自分がやったかのように感じる。
どこか倒錯的な自慰行為はどこかセックスのようで、それでも全部の感覚は自分で味わえて——
「あっ、あっ、好き、好きぃ、俺も、好き、好き、あっ、いいっ、あぁ〜、でちゃ、出ちゃう、欲しい、私の、俺の、精液、んっ、あっ、ぉお〜ん♡♡♡」
ドピュ、ドピュっと白い液体が溢れ出し、舌にかかり。
生暖かく苦いその感覚が、痺れている脳にジンと染み渡り。
「あっ、俺、俺ぇ、私、この体、しあわ、せぇ……」
もうずっとこのままでもいい、こうしていたい。
お互いに聞いたわけではないのですが、そんな気持ちが共にあり。
でも、聞いてしまうとそれこそ暴走してしまいそう。
絶頂の快感の中、一つになった二人はぐったりと横たわり……裸のままなのに、そのまま眠りに落ちてしまうのでした。
「ねぇねぇ、この靴、いいんじゃない?」
「ん、そうか?」
サリィの指差した方向を、バルが覗き込みます。
二人の顔が意図せず接近し、ちょっと驚いてしまい。
「ほ、ほら、バル、結構足使うから、防御固めた方がいいでしょ?」
「そ、そうだなぁ、ちょ、ちょっと、試してみるか?」
「う、うん、はいてみるね」
「おいおい、サリィがはいても意味ないだろ、俺、俺のだろ?」
「あ、あー、そ、そうね、ごめんごめん……」
一生このままでいいかも、と思っていたのですが。
「魔力の解析ができたので分離可能ですよ!」と連絡を受け、どちらからも「このままでいたい」と言い出せず。
言えないのなら、元に戻るのを断る理由も無く。
二人は突然、予期していないタイミングで分離してしまったのです。
頭の中は急に静かになり、一人になった肉体はどこか物足りず。
ついつい二人でいることが増え、こうやって買い物も仲良く出かけるように。
側から見るとどう見ても恋人なのですが、本人たちはそうは思っていないようで。
何故ならお互いに自分の一部だとまだ思っている節があり、他人だと割り切れていないのですから。
その証拠に、うっかりリザードマン用の靴を薦めておきながら自分で試着しようとしているサリィがここにいます。
「おっ、ぴったりだ。さっすがぁ」
「ほらほら、その動き。そこにプレートある方が絶対いいわよ」
一緒だったので、相手の事はよく分かります。
まるで自分の事のように、相手に必要な物を考えて。
……でも、恋人じゃないんです。
繰り返しになりますが、言うならば『分離しちゃった自分』みたいなもの。
ほら、また変な事をしています。
「おい、見ろよ。このエプロン、サリィにぴったりなデザインだぜ!」
「やだぁ、なんでバルが着ちゃってるわけ?」
「あ、いけね、そうだそうだ、サリィが着るんだもんな、へ、へへへ……」
「そ、そうよ、バルじゃなくて、サリィ……じゃないや、私が着るのよ、うん、うん」
「ど、どうだ? ポケットの位置とかいいと思うんだけど」
「あっ、すごーい! ここにこの大きさ、欲しかったんだー!」
サリィの希望をドンピシャで当ててみせ、バルは満足そう。
自分の好みを自分で言っているような感覚なのですが……
お互い、満足しているのならそれでもいいのでしょう。
「よーし、新しい瓶も買ったし新しい漬物作ろっと!」
「おいおい、また合体するつもりか?」
「ち、違うわよ、今度はもっとおしゃれなやつだもん!」
数日後。
「ねぇねぇ、できたわよ新しい漬物!」
「へぇ、なんだこりゃ? キャベツの塩漬けか?」
「そうそう、ザワークラウトって言うんだけどね」
「すっごく酸っぱい匂いするな、酢でも入れたのか?」
「それがね、入れてないのよ! 塩だけ!」
「へぇ、食べてみていいか?」
「待って待って、一緒に……はやめとこっか。またくっついちゃっても、ね?」
「そ、そうだね、く、くっついちゃうと、くっついちゃうからな?」
素直に「くっついてもいいや」と言えないあたり、踏み込みきれない二人。
「じゃ、じゃあ、私が先に食べるね」
「そ、それじゃ、俺はサリィが口に入れてから食べるぜ」
初めての食べ物に少し緊張が走り、目を瞑って口に入れ。
それを見届けてから、同じようにバルも漬物を口に運び。
しばらく沈黙が続き、咀嚼音だけが響き。
「んっ、おいしーい!」
「これ、うまいな!」
目を見開きながら驚いた二人。
が、そのまま更に二人の目は大きく開き……
それからしばらくドタバタした後。
「え、えっと、やっぱり瓶か?」
「う、うん、一緒に選んだ瓶」
鏡の前で喋っているかのような光景。
全く同じ姿の存在がお互いに向き合い、会話をしていて。
「えーっと、なんだっけ。特徴の均一化?」
「そうそう、私とバルの全部を足して、割った感じになってるんだって」
「な、なるほどなぁ、た、確かにちょっと小さいけど、おっぱいあるな」
「ちょ、ちょっとやめてよぉ、お、おちんちん、勃起しちゃうじゃない」
「べ、別に、俺が勃起したって、くっついてないからいいだろ?」
「ち、違うって、わ、私と同じ姿のバルがエッチなことしてると、自分がしてるみたい、じゃない?」
「そ、そんなもんか?」
「じゃ、い、いい? 見ててよ?」
軽く咳払いをして、いやらしい笑みを浮かべるサリィ。
とはいえ、その姿は融合した時とも、元々の姿とも違います。
喋っていた通り、サリィとバルを平均化したようなリザードマン人間。
性的特徴だって平等に分けているので、感度だって同じで。
「へへへ、あぁ〜、最高だぜぇ、サリィと同じ姿で、両方性器があって、たまんねぇな、俺、ずっとこのままでいたいぜぇ♡」
バルの口調を真似しつつ、体を触って息を荒くして。
「あっ、やっべ、お、俺じゃないのに、俺みたいだから、あっ、あっ、やべ、うわぁ」
嫌悪……ではなく、ゾクゾクとした感覚に身震いをしてしまい。
「ね、ね、同じ姿って分かってると、ね?」
「嬉しいわぁ〜、私、今日からバルと同じ姿なのよね、同じだから同じで、あっ、乳首いいわぁ、きっとバルも同じくらい気持ちいいんだからぁ、こうやって触ったらぁ、バルも、ウフッ、あんっ♡」
「わ、わ、ちょ、ちょっとぉ!?」
不意打ちで真似っこ返しされ、赤面してしまい。
「へ、へへへ、な、なんか、お互いの芝居するの、い、いいな……」
「そ、そうだな、お、俺、サリィみたいな喋り方すると、ゾックゾクしちまうんだよな」
「うふふ、い、いいわよねぇ、私、バルと重なっててもいいって思ってたから、なんだか、ドキドキしちゃうのよぉ」
お互いの口調を、動きを演技しつつ、少しずつ近づいていき。
「な、なぁ、お、俺、このままでもいいんだけど、さ?」
「わ、私、くっついたままでも良かったけど、こ、これも、いいかなって、思う、のよね?」
「そ、そうよね、あっ、そうだよな、こ、これだと、き、キス、できるもんな」
「う、うふふ、わ、私ぃ、俺……じゃねぇや、バルのおちんちん、わ、私、私の中にぃ、挿れて、うわ、うわ、お、俺、オスなのに、あっ、えっと、挿れて、欲しいなぁ……♡」
「いいぜいいぜぇ、俺、だぁ〜い好きなサリィに中出しするの、したくてたまらねぇぜ♡ あ、あ、で、でも、こ、これ、ある意味、自、自分に、出しちゃうのよね、わ、わぁ……」
「あぁ、好き、好きよぉ、もう我慢できないわ、ほらほら、おちんちん、勃ってるでしょぉ? なんとなく、分かるんだからぁ♡」
「そ、そんなサリィこそ、乳首固くなってるじゃねぇか、わた……俺が、もっと固くしてやるぜ♡」
混ざっていたから、同じ体験をしていたから、同じ姿になったから。
相手がどう感じているか、どう興奮しているのか、どこを触ったら気持ちいいのか全部分かってしまいます。
体はちゃんと分かれているのに、心はもう自分と相手の境界が曖昧で。
「あっ、俺、もう、我慢できないわ♡」
「んっ、私、私、メスになっちゃうぜぇ♡」
自分がサリィなのかバルなのか、相手がバルなのかサリィなのか。
どんどんわからなくなり、もうどっちがどっちでも良くなって。
どこか歪んだ愛情の熱で境目もドロドロにしながら、二人は激しい交尾を始めるのでした。
おしまい