宇宙空間をとある戦艦が飛んでいた。
惑星の民や政府が礼に献上したもの。
礼はソレに乗って他の惑星を目指していた。
侵略連盟に狙われている星は一つだけではない。
よって星々はこぞって礼の庇護下につく事を選んだ。
今回、礼が他惑星に向かった理由は怪獣が現れたから。
しかも、よりによってあのゼットンだという。
幸い、生物のいない環境だからいいものの、放置出来るものではない。
ということで生命のない惑星にいる間に処理する為、礼が向かうことになった。
勿論、この惑星にとって神に等しい戦力を持つ礼を、たった一人で行かせるなんて無礼はやらない。
なにせその気になれば他の惑星ごと滅ぼせるのだから、戦艦内でも丁重にもてなされている。
「お”…おぉ………♡♡♡」
礼が用意された部屋では何十人もの美女美少女が白眼をむいて気絶していた。
彼女たちは怪獣娘ではない。
様々な国から集められた礼専用の巫女。
要はハニトラ、或いは生贄である。
最初は礼も拒んだ。
ゴジラ達がいる以上、美女美少女など必要ないから。
礼自身も権力で女子供を好き勝手するつもりはないし、そして何よりもウルトラマン等の外野から武力介入する隙を作りたくない。
要らないどころかデメリットになる。そう言って断ったのだが、色々あって受け取ることになっている。
だが、誰一人嫌がる者はいなかった。
全員幸せそうな顔をしている。
雄に媚び、屈服することを心の底から楽しんでいる。
今では進んで礼の巫女という名の性奴隷に立候補する始末で、これではどちらが奉仕しているのか分かったものではない。
ちなみに最初の数人は高級娼婦だったが、今では優秀かつ美しい女性が自ら志願している。
「おーいそろそ着く…うわぁ、もう全員食いつぶしたのかよマジチンご主人様」
ゴジラは入室した途端に顔をしかめた。
十数人以上いる様々な国の美女美少女。
全員アヘ顔を晒しており、全身ザーメン塗れ。
主要時間約一時間。たったそれだけの時間でこのザマである。
どうやら礼のマジチンと性技はバトルナイザーに取り込んだ怪獣娘たち以外にも通じるらしい。
「ただの人間がお前のチンコに勝てるわけねえだろ。怪獣の俺ですら抱き潰せるんだぞ」
否、ただの人間だからこそ怪獣娘より早く抱き潰されてしまったらしい。
「じゃ、次は俺にするか?」
「いや、お前はこれからゼットンと戦ってもらうんだ。こんなとこで潰すわけにはいかない」
「抱き潰す前提かよ・・・あん?」
そんなことを話してると、戦艦に近付いてくる気配を感じた。
怪獣の気配。こちらに向かってるが、敵意や殺気は感じない。
気になった礼はその怪獣にテレパシーを送った。
『その怪獣、その速度で突っ込むと戦艦にぶつかるから少し方向を変えてくれないか?』
『!?これはテレパシー!?まさか、貴方様が最強のレイオニクス、礼様ですが!?』
怪獣が反応する。
どうやら怪獣は礼を知っているどころか目的のようだ。
『礼様、どうか私たちを救ってください!』
『救う?ソレよりもお前たちは?』
『私たちはサンドリアスの親子、そして娘の友のノイズラーです。私たちはある宇宙人に…ガッツ星人に追われているのです!』
話を要約すると、怪獣親子と娘の親友共にガッツ星人に狙われているので助けて欲しいという。
ガッツ星人の目的は怪獣の兵器改造であり、その素体として彼女たちか選ばれたそうだ。
『生きたまま改造されて、戦闘マシーンになるなんてワタシ絶対イヤ!』
『私も!戦いなんて怖いのに、改造されて無理やり戦争や侵略に行かされるなんて酷すぎる!』
『『『だから私たちを助けて(ください)!!!』』』
『いいのか?俺の怪獣になるってことは、俺の駒になるってことだぞ?お前らを無理やり戦わせることも出来るんだぜ?』
『その心配は無さそうです。本当にそうする人は、そんなこと言いません』
『いや、そう思わせておいて…この話はここまでだ』
『え、何でいきなり…あ、アレは!?』
礼がテレパシーを中断。
母親怪獣が慌てた様子を見せたが、その原因に気づいて更に慌てた。
『見つけたぞサンドリアス共!折角改造の案が浮かんだんだ!ここで逃がしてたまるか!』
『おっとそこまでだ』
ガッツ星人の宇宙船がワープして姿を見せた。
ソレに対して礼はガッツ星人にテレパシーを送って待ったをかける。
『その怪獣は俺の手持ちになることを選んだ。悪いが他をあたってくれ』
『はあ?私が先に見つけたんだぞ?後からしゃしゃり出てくるな』
勿論、ガッツ星人の答えはNO。
ならば、力ずくで解決するまで。
『そうか、じゃあ納得させてやるか』
『フン!やってみろ!』
『『バトルナイザー!モンスロード!』』
二人は同時にバトルナイザーを起動させ、怪獣を召喚した。
とある小惑星。
岩と地面しか存在しない寂しいその地で、二体の怪獣が現れた。
レッドキングとぺギラ。二体の怪獣は彷徨をあげたと同時にぶつかり合った。
最初に仕掛けたのはぺギラ。
空に飛んで冷凍光線を浴びせる。
耐えるレッドキング。
太い腕を盾にして攻撃をやり過ごす。
ぺギラの猛攻は続く。
冷凍光線を浴びせ、翼を羽ばたかせて吹雪を起こす。
遠距離攻撃がない以上、レッドキングは耐えるしかない。
「ぐ…ギャア………」
猛攻によるせいか、膝をつくレッドキング。
それをみたぺギラはチャンスと見たのか、冷気を纏って突進。
コレによって勝敗が決した。
「ぺぎゃあ!?」
レッドキングのラリアットが突進してきたぺギラを吹っ飛ばした。
カウンター。ぺギラの突進にレッドキングが合わせて腕を振るったのだ。
ペギラ自身による突進と、レッドキングの怪力による、二重のダメージ。
ソレを受けてホームランボールのようにかっ飛ばされ、ぺギラは撃墜された。
「ガギャア!」
追撃をかけるレッドキング。
先ほどまで猛攻を受けてフラフラになったとは思えない動き。
ぺギラもあわてて立ち上がって飛び出すが、レッドキングはぺギラの足を掴んでソレを阻止。思いっきり地面に叩きつけた。
「ぺぎゃあ!?」
潰れたような悲鳴をあげるぺギラ。
レッドキングはそんなぺギラに追撃をかける。
翼を力ずくで引き裂いて飛行力を奪い、タコ殴りにした。
「ぺ…ぺギャア………」
そして、程なくして倒れ、礼のバトルナイザーに吸収された。
「(ば、馬鹿な!?私のぺギラがこんなにあっさりと!?)」
ぺギラを倒されたガッツ星人は驚愕した。
戦況は明らかに自分が優位だった。
飛行能力と遠距離攻撃の手段があり、冷凍攻撃が可能なぺギラ。
現に、途中まではぺギラが優勢だった。
突進したところをぶっ飛ばされるまでは。
ヨロヨロになったレッドキングを見た瞬間、勝ちを確信した。
猛攻を食らって弱っている、そう判断したガッツ星人は大ダメージを狙って突進を指示。だが、それがいけなかった。
カウンターを食らってしまった。
そこからだ、戦いの流れを変えられ、負けまでもっていかれたのは。
一方的だった。
当然である、レッドキングは怪力が売りの怪獣。近づかれたらぺギラに勝ち目はない。
実際、撃墜されてからは手も足も出なかった。
「(ぐ、偶然だ!あんなのありえない!)」
ガッツ星人はある可能性に気付くが、ソレを否定した。
もしソレを認めてしまえば、自身が礼よりレイオニクスとして格下だと認めてしまうことになるから。
「クソ!次だ次!」
だからソレを否定するためであるかのように、ガッツ星人は次の怪獣を出した。
「「ゴアァァァぁぁァァァっぁ!!!」」
二体の怪獣が吠える。
ブラックキングとベムラー。
咆哮によって本来無い筈の大気が震えた。
二体の怪獣が動き出す。
先ずはブレス対決。
ベムラーはベイル熱線を、ブラックキングはヘルマグマ…ではなく白い煙を吐いた。
煙幕によって目標を失ったベムラー。そのせいで誤射してしまい、ベイル熱線は妙な方向に飛んでしまった。
ブラックキングはその隙に接近し、角による頭突きを繰り出す。
三十万tタンカーを放り投げるほどの怪力を有する金色の角。
ソレを不意打ちに近い形で直撃したベムラーは大ダメージを受けた。
しかし、ベムラーも負けてない。
「グ…おお!!」
痛みと怯みを怒りで無理やり抑え、ブラックキングに応戦した。
ソコから繰り広げられる格闘戦。
片や平手打ち一発でウルトラマンジャックを叩き伏せ、羽交い絞めにして動きを抑えられる怪力を持つブラックアーム。片や四十万馬力の力を持つが退化している両腕。どちらが近接戦に優位なのかは言うまでもない。
「があ!?」
尾の一撃で叩き伏せられるベムラー。
掠めただけで鉄板をズタズタにするソレは、ベムラーの棘状の鱗を破壊しながら吹っ飛ばした。
派手に転がり、石を巻きあげながらバウンドするベムラー。
その間にブラックキングは口内に力を集中させてトドメの準備にかかる。
「!?」
青い球体になって回避しよとするベムラー。
マッハを超えるスピードで物理法則を無視したようなアクロバットな飛行でブラックキングの攻撃から逃れようとする。
だが、ソレは無駄に終わった。
「!!?」
直撃。
ブラックキングが口から吐き出した
ソレは青い球体の移動先をまるで先回りしたかのような位置に向かい、ベムラーは回避できず直撃してしまった。
大爆発。
空中で花火となり、礼のバトルナイザーに吸収された。
犯して隷属させたレイオニクスから怪獣を貢がせ、その怪獣達に働かせた上に犯す。
うん、これは極悪だわ。