酷評されてますが、最初にゴジラを知った映画なのでどうしても想い出補正があるんですよね。
ゴジラが次々と怪獣を倒して無双するシーン、クライマックスで必殺技をかっこよく決めるシーン。
小さいころ、ゲオでレンタルして見た時からずっと好きでした。
侵略連盟が本格的に動き出した。
普段は個人個人で活動していたが、礼をウルトラマンと同等かそれ以上の脅威と彼らは見做した。
結果、今まで好き勝手に行動していた彼らは協力して礼を撃退しようと怪獣を操り、全国で暴れさせる。
デスフェイサー、レイキュバス、ミズノエリュウ、ブリッツブロッツ、ガーゴルゴン、コダラー、シラリー。
全てが強豪怪獣。かつて、ウルトラマンを苦しめた実績のあるものばかりである。
だが、相手が悪かった…。
「どれもこれも強敵だな。やれるか、ゴジラ?」
「愚問だぜ。どいつもこいつも俺の敵じゃねえ!」
破壊神ゴジラ。
彼女の前ではたとえ強豪怪獣であろうと相手にはならなかった。
デスフェイサー。
先ずは光線で片腕を破壊。
ウルトラマンダイナの光線をも弾くバリア、ジェノミラー。
デスフェイサーもソレを理解して避けることなく光線を受けた。
しかしソレが間違いであった。光線がバリアを貫き、装甲を焼いて破壊した。
「!!?」
慌てて右腕に内蔵されたビーム砲、デスシザーレイで反撃。
しかしゴジラは一切効いた様子が無い。
虫に集られて鬱陶しそうな様子で突き進む。
デスシザーで格闘戦を仕掛ける。
しかし所詮は片腕。
見た目とは反して俊敏なゴジラは、身を翻すだけでソレを避ける。
更にデスシザーを突き出した勢いを利用して投げ飛ばした。
「!!?」
叩きつけられるデスフェイサー。
突然のことに何も出来ず、
その間にゴジラはゆっくり光を口に溜める。
「!!?」
慌ててデスフェイサーも攻撃態勢に入る。
デスフェイサー最大の武器、ネオマキシマ砲。
小さな島なら吹き飛ばすことができる程の威力を誇る。
チャージ中は動けないが、最大出力では小惑星程度なら軽く消滅させる事ができる。
生物相手ならチャージ無しでも十分。むしろお釣りが返って来るレベルだ。
だが、ゴジラは例外だった。
撃ち出された光線。
ゴジラの熱線はネオマキシマ砲をあっさり貫通。
胸部を貫かれたデスフェイサーは光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
レイキュバス。
冷凍ガスと火球を吐き出す。
ゴジラはソレを真っ向から受けて進軍。
炎や熱は元から得意、弱点である冷気は礼の力で克服している。
眼の色を切り替えて攻撃のパターンを変えるが、そんな小細工は通じなかった。
「!!?」
レイキュバスは巨大な鋏で攻撃するが、ゴジラは易々と受け止める。
そしてジャイアントスイングの要領で振り回し、思いっきり投げ飛ばした。
7万tを超える重量。そんなレイキュバスを空高く放り投げ、光線でトドメを刺した。
レイキュバスは光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
ミズノエリュウ。
姿がキングギドラやカイザーギドラに似てるせいか、ゴジラは他の怪獣以上にやる気を出した。
八本の頭から出す電撃、八頭激衝光。中央の首の額にある宝玉、龍玉から繰り出される超念動力。ソレら全てが金色の三つ首を連想させ、ゴジラは余計にやる気を出した。
全てを真正面から受けながら進軍。眼前まで接近し、正面の首を掴んで地面に叩きつけた後に、直接光線を浴びせて撃破。光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
ブリッツブロッツ。
先ずゴジラは光線を放つが、ブリッツブロッツは飛行して回避。
そのまま接近戦を仕掛けようとするが、ゴジラはカウンターの尾撃でブリッツブロッツを地面に叩きつけた。
トドメの光線を放つゴジラ。それを吸収しようとブリッツブロッツは胸の装甲を展開して赤い結晶体を露出。ゴジラの光線を吸収しようとした。
かつて、ウルトラマンアグルv2を敗北に追いやった必殺技。
しかしゴジラには通じない。吸収量を上回るエネルギー量で結晶体を破壊。
エネルギー過剰でショートした後、光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
ガーゴルゴン。
再び熱線で一撃。
ゴジラの熱線に対して目から石化光線を撃ち出して対抗。
ウルトラマンエックスを一度敗北に追いやった筈の石化光線。
フルチャージで放ったソレが、一瞬拮抗するだけで突破された。
顔面を吹っ飛ばされ、光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
コダラーとシラリー。
二体ともまとめて撃破した。
地上では肉弾戦を仕掛けるコダラー、空中から射撃戦を仕掛けるシラリー。
あらゆる攻撃を吸収し増幅させて跳ね返せる肉体、ウルトラマングレートを一撃で怯ませる怪力を持つコダラー。
敵のミサイルや核爆発をも吸収して自身の力に変える特性と、ウルトラマングレートを苦しめた全身の兵器を持つシラリー。
しかしゴジラはコダラーを肉弾戦で圧倒。シラリーの爆撃を光線で牽制。
戦いを優位に進める。
「ギャア!?」
ゴジラはコダラーを力ずくで拘束。盾にしてシラリーの絨毯爆撃を防御した。
思わぬ味方の誤射に怯み驚くコダラーと、跳ね返った自身の攻撃に慌てて回避するシラリー。
バランスが崩れて動きが乱れ、単調になったシラリー目掛け、ゴジラはシラリーを放り投げた。
体重9万tを超えるコダラーの巨体を軽々と持ち上げ、怪力自慢のコダラーを超えるゴジラのパワー。
コダラーの重量とゴジラの超パワーが乗った剛速球。シラリーはソレを避けられずに墜落。二体重なって動けなくなった。
そんな二体にゴジラはトドメの光線をぶちかました。
二体ともエネルギー吸収能力を持つが、膨大な熱量の光線には耐えられず撃破。
揃って光となって礼のバトルナイザーに吸収された。
「グオッ!?」
こうしてゴジラは礼の指示により全ての強豪怪獣を撃破した。
「なんだあの怪獣は!?」
宇宙船の中でナックル星人は怒鳴った。
苦労して用意した怪獣が、高い金と時間をかけて手にした兵器が。全て水の泡と化した。
怒りを抱かないわけがない。
「なんだあの怪獣!?あんなの、見たこともデータもないぞ!?」
テンペラ―星人はゴジラの存在に驚愕していた。
あんな怪獣見たことも聞いたこともない。
ウルトラマンを倒した実績のある強豪怪獣を圧倒する戦闘力。
コダラーをも上回る怪力。レイキュバスの火球も冷凍ガスも効かない防御力。そしてデスフェイサーを一撃で破壊し、ブリッツブロッツの光線吸収反射能力をも格段に上回る熱線。
おそらくタイラントやグランドキングでさえあの怪獣には勝てないだろう。
「こうなったら、あの怪獣を使うしかない!」
テンペラ―星人は二枚のカードを取り出した。
ゼットンとガタノゾーアのカード。
ウルトラマンを圧倒したこの怪獣たちなら…。
「いや、ソイツらだけでは駄目だ。コイツらを使う」
メフィラス星人が持ち出したのはカードの束と棒状の物体。
両端が金棒状になっている禍々しい武器のようなもの。
形状からして、かつてベリアルが使っていたギガバトルナイザーを連想させる。
「そ、ソレはマガバトルナイザー!? メフィラス、本気か!?」
マガバトルナイザー。
出自一切不明のバトルナイザー。
しかしその効果だけは知られている。一度に百体以上の怪獣を操り、怪獣を極限まで強化、融合させる事が出来るという。
だが、この力を使って無事だった者は誰一人いないとも言われていた。
「め、メフィラス!?ソレは我らも危険では!?」
「仕方ないだろ?アレを倒すにはリスクを冒さなくては」
慌てる様子のメトロン聖人に、毅然とした態度で否定するメフィラス星人。
「お前たち、この宇宙の支配者となるなら覚悟を示せ!」
「「「は…ハイ!」」」
一喝。
覇気の籠った声。
ソレを聞いた者たちは一同に賛同。
この場にいるものだけではない、侵略連盟全員が従った。
「お前たちも聞いたな、覚悟を決める時だ。…いや、既に出来ている筈だ。連盟を組んだ時からな。………では、行くぞ」
ゼットンとガタノゾーアのカードをマガバトルナイザーの両端のスリット式のリーダーにスライドして読み込ませる。
瞬間、二枚のカードは禍々しい光を発しながら他のカードたちを吸収。
恐怖心を掻き立てる存在感を放つカードへと変貌した。
異様なオーラを放つソレらにメフィラス以外がたじろぐ。
「では、やるぞお前たち!」
「「「了解!」」」
メフィラスは侵略連盟を代表してそのカードをダークリングにスキャンした。
『ハイパーゼットン!』
『デモンゾーア!』
カードの力が宿る。
メフィラス星人だけではない。
この場にいるもの全て…否、侵略連盟全員に宿る。
これは切札。
惑星連盟のメンバー全てが融合する事でしか使えない諸刃の剣。
本来はウルトラマン達に対抗する為に用意したものだが、背に腹は代えられない。
全力で敵を駆逐する。
『フュージョンアップ!ゼットゾーア!』
右手にダークリングを、左手にマガバトルナイザーを携えて。
メフィラス星人たちは怪獣へと変貌した。
そろそろ終わりが見えてきました。