※この作品はR-18です。

怪獣娘隷属化計画   作:大枝豆もやし

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本当は他にも怪獣を出したかったのですが、私の描写不足で大分カットしました。
下手っぴで申し訳ありません。


ゼットゾーア

 

 ゴジラは宙から何かが来るのを察知した。

 隕石だ。

 巨大且つ猛スピードで接近する隕石。

 このままでは直撃する。

 気づいたゴジラは尻尾をアンカーのように突き刺し、光線をチャージした。

 

 ハイパースパイラル熱線。

 普段より長くチャージして放たれた熱線。

 ソレは文字通り螺旋を描きながら大気圏外まで突破。

 遠く遠く離れた隕石に命中して貫通。爆散させてみせた。

 

「………」

 

 終わりじゃない。

 ゴジラは背後に何かが降り立ったのを感知した。

 

 熱線。

 振り向き様に光線を放つ。

 同時、背後にいるモノも光球を放つ。

 

 激突。

 光線と光球がぶつかり合い、派手に弾ける。

 エネルギーが暴走。町を吹っ飛ばすほどの衝撃波が拡がる。

 

 破壊の嵐が晴れ、刺客がその姿を顕した。

 ハイパーゼットンをベースに、デモンゾーアが鎧のように組み合わされたかのような姿。

 ゼットゾーア。

 侵略連盟の切札怪獣。

 ゼットンとガタノゾーアをベースに、マガバトルナイザーの力で約百体の怪獣と合体させた怪獣である。

 合体先の怪獣の能力などは使えないが、元となるゼットンのガタノゾーアの力を合体分増幅されている。ソレさえあれば、他の怪獣の力など必要ない。

 

 

「ガあああああああ!」

「ピポポポポポポ……」

 

 ゴジラは咆哮をあげて、ゼットゾーアは無機質な音を立てて。

 二体の怪獣はソレを合図に激突した。

 

 互いにすれ違って一閃。

 ゴジラは右手の爪で、ゼットゾーアは右手の発光体で。

 両者共にダメージを負いながら振り向き、敵を見据える。

 

 仕掛けたのはゴジラ。

 口から光線をゼットゾーア目掛け撃ち出す。

 ゼットゾーアはテレポートで回避。一瞬でゴジラの背後に回り、再び格闘戦を仕掛ける。

 

「ッ!?」

 

 直撃。

 ゼットゾーアの拳にあたる発光体がゴジラの側頭部を強打した。

 大したダメージはないが、予想しなかった攻撃に怯むゴジラ。

 ソレで良い。ゼットゾーアもこの一撃でダメージを与えるつもりはない。

 これは単なるジャブ。次の攻撃につなげる為の入り口だ。

 

「ッ!!?」

 

 繰り出されるゼットゾーアのラッシュ。

 フック、ストレート、回し蹴り、空中蹴り、そしてドロップキック。

 細身の体躯以上の素早さで、ゴジラを圧倒する敏捷性で次々と仕掛ける。

 一撃一撃が重い。

 今まで強豪怪獣の攻撃をものとせず受けた筈のゴジラが怯んでいる。

 しかしゴジラもやられてばかりではない。ラッシュで後ろに下がって間が開いた瞬間、尻尾を振るって打撃を仕掛けた。

 軽々と避けるゼットゾーア。屈んで尾撃が上空を通り過ぎた瞬間、立ち上がり様に光球を放とうとする。

 

「ッ!!?」

 

 ぶち当たったのはゼットゾーアの方だった。

 尾撃を避けられた瞬間、ゴジラは口に溜めた熱線を射出。

 立ち上がったばかりのゼットゾーアはソレを避け切れず、もろに直撃した。

 尻尾は囮。本命である熱線を隠しつつ、チャージする為のブラフだった。

 

 相手が怯んでいるうちに再び接近しようとするゴジラ。

 だがその前にゼットゾーアの光弾が飛んできた。

 顔、両腕、そして両胸部の5点から発せられる火球。

 ソレはゴジラに直撃し、膨大な熱量とダメージを与えた。

 

「ぐ…グオオ!!?」

 

 あまりのダメージを膝を付くゴジラ。

 

 膝を付いた。

 あのゴジラが。

 強豪怪獣を次々と撃破し、その攻撃も真っ向から受けたはずのゴジラが。

 ゼットゾーアの攻撃によって初めてダメージを受けた。

 

『なかなかやるな、あの怪獣!』

『だな。ここからは本気でやるぞ』

『おうご主人!指示を頼むぜ!』

 

 テレパシーで会話する二人。

 ここからゴジラと礼の本気が始まる。

 

 ゴジラが立ち上がると同時に光線を吐く。

 テレポートで回避するゼットゾーア。

 同時、ゴジラの背後を取るが…。

 

『横に跳んで避けろ! 後ろにいるぞ!』

 

 指示通りゴジラは避けた。

 ゴジラのいた箇所に光弾が通り過ぎ、背後で大爆発。

 爆風を背に受けながら、ゴジラはゼットゾーアに接近。

 爪を振るって攻撃するが、再びゼットゾーアは瞬間移動で回避。

 今度はゴジラの右側に現れ、光弾を撃ち出そうとした。

 

『後ろに跳んで避けろ!右に向かって光線!』

 

 再び指示通り回避。

 バックステップと同時、ゴジラは光線を撃ち出した。

 なんとか身体を捻って避けるゼットゾーア。その隙にゴジラはゼットゾーアに突進してきた。しかしソレもテレポートで避けられる。

 

 ソレからもゴジラ礼の指示の元、ゼットゾーアのテレポートに対処。

 攻撃を予測して、避けて反撃。逃げられたらまた予測。

 コレを何度も繰り返し、リセットしてやり直す。

 だがレオも終わりだ。

 

『来るぞゴジラ。俺に任せろ。奴の動きは読み切った』

 

 ゴジラの死角から現れ、右腕を振るうゼットゾーア。

 右手の発光体から伸びるビームサーベル。

 ハイパーゼットンの一兆度火炎。触れたものを焼き尽くす暗黒のオーラ、コラプサーオーラ。そしてガタノゾーアのシャドウミストを応用した獄炎の剣。

 喰らえばたとえウルトラマンでも無事では済まされない。下手すれば一撃で殺段出来る可能性だってある。

 ゴジラはソレを最低限の動きで受け止め、衝撃を受け流して無力化した。

 礼がゴジラの動きを上手く操ったのだ。

 彼もウルトラマンに変身し、戦う技量を持つ。故にこのような器用な真似も出来る。

 

 ガシッ!

 ゼットゾーアの両腕を掴むゴジラ。

 コレでテレポートは使えず、得意の光弾も腕が使えないせいで半減。

 抵抗しようと光弾を放つが、

 その応対でゴジラは至近距離から光線をぶちかまそうとする。

 

 本気の光線。

 先程までのお遊びではない。

 熱量だけでなく威力そのものが桁違いの熱線。

 強豪怪獣共に食らわせたモノよりも強大な破壊力。

 流石にハイパースパイラル熱線には届かないが、ソレでも十二分に強力だ。

 

「ヒュンヒュンヒュンヒュン………!」

 

 バリアを張って防ぐゼットゾーア。

 威力のあまりゴジラは手を放し、光線の威力によって背後に押しやられるゼットゾーア。

 進路上の建物を突き倒していきながら。大地に破壊の跡を刻みながらも、ゼットゾーアは踏ん張って耐える。

 

 

 ガッシャあああああああああああああああン!!!

 

 

 勝者はゴジラの熱線。

 ゼットゾーアバリアが破壊され、衝撃波と爆炎が辺り一帯を蹂躙した。

 その勢いにゴジラとゼットゾーアもバランスを崩し、爆風に巨体を押し飛ばされる。

 

『ゴジラ、ここが正念場だ!トドメの一撃が来るぞ!』

『おう、望むところだ!ここで決めてやる!』

 

 しばらくして爆風が晴れる。

 そこには、チャージを完了させた両者の姿があった。

 羽を広げて空を飛ぶゼットゾーアと空を見上げるゴジラ。

 ゴジラの背びれが一層青く光り、口内には眩い光が夜を照らしている。

 対するゼットゾーにアもチャージ完了。頭部と両胸部を中心に、五つの発光体に一つの巨大な火球が形成される。

 

 放たれる両者の一撃。

 ゴジラは熱線の奔流を、ゼットゾーアは巨大な火球を放った。

 

 ぶつかり合う両者の最大攻撃。

 しかし拮抗は一瞬。

 大爆発を引き起こしながら光線が火球を貫く。

 空も地上も火の海に包まれ、二体の怪獣の姿を隠す。

 そのせいで光線の威力が下がったものの、見事空中にいるゼットゾーアに命中した。

 しかし、ソレがゼットゾーアを貫き焼く事はなかった。

 

「ッ!!?」

 

 ゼットゾーアがゴジラの光線を跳ね返した。

 相手の光線技を吸収し増幅して跳ね返す技、ゼットゾーアアブソリューション。

 ゼットゾーアは…いや、侵略連盟たちはゴジラの情報を得た時からコレをずっと狙っていたのだ。

 

『今だゴジラ!ソイツを背びれで吸収してもう一回光線だ』

 

 だが、そんなことは礼も気づいていた。

 

 ゴジラは背鰭で跳ね返された熱線を吸収。

 背鰭から力場のようなものに覆われ、それがエネルギー吸収の手助けをしている。

 青く力強い光が輝きを増し、エネルギーを砲口へと収束させていく。

 

 反転。

 砲口をゼットゾーアに向け発射。

 光の輪を何層も描きながら放たれる放射熱線。

 アブソリューションの反動で動けないゼットゾーア。

 テレポートもバリアも使えないどころか防御すら出来ずに直撃した。

 

「!?!?!?」

 

 吹っ飛ばされるゼットゾーア。

 耐えようと力を入れるが勢いは止まらない。

 熱線による爆発は防げたものの、その威力によって更に空高くへと打ち上げられていった。

 

『ま…マズいぞボス!これからどうすればいいんだ!?』

『い、嫌だ!死にたくない!俺は死にたくないんだ!』

『狼狽えるなお前ら!最終手段だ、コイツを使う!』

 

 ゼットゾーアの体内。

 正確に言えば亜空間の中で侵略連盟たちは慌てふためいていた。

 切札であるゼットゾーアですら勝てない。ならどうすればいい。

 このままいけば死。破滅の未来のみ。

 なら、最後まで賭けるしかない…。

 

『やめろ、メフィラス!ソレを使ったら本当に俺らはただじゃすまないぞ!』

『今のままでもそうだろうが!』

 

 制止を振り切ってメフィラス星人は三枚のカードをマガバトルナイザーのカードリーダーにスライド、その後ダークリングに読み込ませた。

 

 

『ウルトラマンベリアル!ウルトラマントレギア!ダークザギ!』

 

『トリニティフュージョン!ゼットゾーア・ギガンテス!』

 

 

 ゼットゾーアが真の姿を見せる。

 瞬間、世界は闇に覆われた。

 

 





本当はもっと融合怪獣を出したかった。
バルタン星人とキリエル人を掛け合わせた怪獣ファイヤーバルタン、レッドキングとシルバゴンを掛け合わせた怪獣シルバーキングなど、色々考えてたのですが諦めました。
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