※この作品はR-18です。

怪獣娘隷属化計画   作:大枝豆もやし

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このゴジラは人を恨んでません。
核実験したのが人間だと、そもそも核自体知らないので恨みようがありません。
色んな作品でゴジラはよく人間を恨んでるとありますが、どうやって犯人が人間だと分かったんでしょうかね。



オーブダーク

 

 

 

「な、お…お前もダークリングを持っていたのか!?というかウルトラマンだと!?」

「ああ、俺のはちゃんとした“オリジナル”だけどな」

 

 礼とバルタン星人―――オーブダークとロックベムラーはテレパシーで会話していた。

 

「おそらくお前のダークリングは複製品だろ?バトルナイザーの複製に成功したように、ダークリングも出たんだろうな」

「フン、オリジナルを持とうが関係ない!このまま潰してやる!」

 

 ロックベムラーが突っ込んで来る。

 ベムラーをベースに、ゴルザのように全身が岩石を彷彿とさせる硬質的な外観。

 体格は本来のベムラーより筋肉質で短い腕はがっちりとした剛腕に、頭部は喉元まで覆う兜の様なデザインになっている。

 毒の棘は強化されており、岩のように鋭く頑強なものへと変化。防御力と攻撃力の両方を向上させていた。

 明らかに通常のベムラーより格上。

 フュージョンアップにより強化されたこの怪獣は、EX怪獣にも匹敵する。

 

「おっと」

 

 グルン!

 ロックベムラーの突進は、あっさりと受け流されてしまった。

 角に手を添え、怪獣基準でほんの少し力を加える。

 途端、突進の威力が暴走し、あらぬ方向にいくどころか、自身にダメージを与えた。

 そう、先程のゴモラと同じ状況である。

 オーブダークはその間に次の技を仕掛ける準備をした。

 

 スペリオン光輪。

 溜めポーズを取ってから、回転する巨大な光輪を放った。

 ソレは立ち上がろうとしていたロックベムラーに命中。

 岩のように堅く鋭い毒棘を回転しながら切り裂いた。

 

「ぐおおおお!!?おのれぇ!」

 

 今度はビームを吐くロックベムラー。

 ベムラーのペイル熱線とゴルザ超音波光線が相乗したソニック熱線。

 威力は勿論、チャージ時間や発車時間も本来のソレと比べて断然速い。

 しかし、相手が悪かった。

 

「らあ!!」

 

 オーブダークの飛び蹴りが、ロックベムラーにぶちかまされた。

 

 タイプチェンジ。

 ウルトラマンダークとティガダークの力を使えるオーブダークは、パワータイプやスカイタイプの力を一時的に引き出すことが出来るのだ。

 今回使用した能力はスカイタイプのスピード。

 ソレでロックベムラーの攻撃するタイミングを見極め、驚異的な瞬発力で回避。空中で更に加速して蹴りを食らわせたのだ。

 

「こ…このぉ!」

 

 だが、スカイタイプのパワーではロックベムラーの堅い外皮と分厚い筋肉にダメージを与えることは出来なかった。

 驚いて怯んだものの、ロックベムラーはすぐさま反撃に出る。

 

 剛腕を振るう。

 非力そうな短い腕でも40万馬力もの怪力を発揮するベムラーの腕力。

 ソレにゴルザの剛腕と怪力が乗り、更にパワーアップしている。

 当たればダメージは不可避である。

 まあ、当たればだが。

 

「らあ!」

 

 カウンター。

 上体を逸らしてロックベムラーの攻撃を避け、上体を戻しながらその勢いを乗せて殴る。

 顔面、しかも兜で守られてない箇所。

 拳が当たる直前にパワータイプの能力で威力を底上げした。

 

「この…クソが!」

 

 今度は頭突き。

 身体の筋肉全体を使った体当たりに近い一撃。

 オーブダークはソレを肘で捌き、受け流すことで背後に周り込んだ。

 

 振り向くロックベムラー。

 瞬間、オーブダークはラッシュを繰り出した。

 両拳に黒いオーラを纏って破壊力を向上。

 ソレは堅牢な毒棘を砕き、分厚い筋肉に浸透し、ダメージを蓄積させていった。

 

「うらあ!!」

「ごべええええええええ!!?」

 

 サイドキック。

 赤黒い光を足に纏ったソレはロックベムラーの毒棘を砕き、その破片を吐き散らしながら蹴り飛ばした。

 転がっていくロックベムラー。その隙にオーブダークはトドメの準備を整える。

 

 赤黒い光を両腕に纏い、右腕を上に、左腕を横に伸ばす。

 L字を描いてエネルギーを溜め、臨界に到達した途端、両腕を十字に組んで発射した。

 前面に黒い輪が展開され、組んだ腕から撃ち出される必殺光線。

 ソレはロックベムラーに命中し、大爆発を引き起こした。

 

 爆発が晴れてロックベムラーのいた箇所が顕わになる。

 そこにはもう何もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(クソ!クソクソクソ!何なんだアイツ!?)」

 

 バルタン星人は逃げていた。

 ウルトラマンの必殺技を食らって変身が解けた瞬間から。

 バルタン忍法を使う事でその場から逃走することに成功した。

 

 目的地は自身の宇宙船。

 光学迷彩をかけて離れた場所に隠している。

 見つかることはない。地球人ごときとソレに操られている田舎怪獣では。

 たとえ力で勝っていようとも、文明と科学技術はバルタン星が圧倒的に上。最後はやはり頭がものをいうのだ。

 

「な!?そ、そんな馬鹿な!?」

 

 宇宙船にたどり着いた瞬間、バルタン星人は驚愕した。

 宇宙船が破壊されている。

 推進機だけ破壊されており、それ以外は無事。

 間違いない、自然現象ではなく人為的に破壊されたものだ。

 では一体誰が…。

 

「ぐわアアアアアアアアアアア!!?」

 

 突如、光が襲ってきた。

 青白い光と赤黒い光。

 ソレは挟み撃ちの形でバルタン星人を包み込んだ。

 

 

 

 

 

「成程、擬人化した状態でもビームは使えるんだな」

 

 オーブダーク―――礼は変身を解き、バルタン星人を拘束した。

 

「実験は済んだか?」

「ああ、大体な」

 

 今回の戦闘で知りたいことは大体知れた。

 ゴジラを以前同様に操って戦えるかどうか。

 ダークリングを以前同様に使えるかどうか。

 擬人化した状態でも怪獣の技を使えるかどうか。

 

「バトルナイザーもオーブリングも…俺もお前も変わりないな」

「要は強ぇってことだな」

 

 ゴジラもオーブダークも問題なし。

 バトルナイザーもダークリングも正常に稼働しており、腕も鈍っていない。

 特に、怪獣娘の状態でも光線や怪力………怪獣の力が使えるのは大きい。

 

 怪獣では出来なかったことが出来るようになった。

 宇宙船を部分的に破壊し、乗っ取ることに成功。

 こうしてバルタン星人を拘束している。

 

「じゃ、次はコイツから話を聞くか」

「あ、その前にコイツをバトルナイザーに取り込んでくれ」

 

 突然、ゴジラがそんなことを言ってきた。

 

「いいからいいから」

「まあ、分かった」

 

 バトルナイザーを起動させてバルタン星人を取り込む。

 礼のバトルナイザーは上位のレイオニクスのみ使えるネオバトルナイザーであり、礼はその中でも上澄み。

 怪獣を操る数に限りはあるが、取り込む怪獣数に制限はない。

 

「そうだな。じゃあ次は新しく取り込んだ怪獣をどれだけ操り、力を引き出せるか実験だな」

 

 




・オーブリング
礼が侵略宇宙人と戦った際、その宇宙人から奪ったもの。
本来なら宇宙で最も邪悪な心の持ち主にしか使えないのだが、レイオニクスの力で洗脳して使っている。
バトルナイザーやレイオニクスの力があるせいか、使用頻度は低い。
奪ったのも悪の宇宙人が使えないようにするためであり、
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