夜中何故だか目が覚めると、目の前に謎の怪物がいた。原因は明らかにこいつだった。
「汝、女をレイプせよ」
怪物は言った。
その怪物はエヴァの第十使徒のような見た目で、体の側面から触手が伸びていた。
体長は1.5mほどでサイズ間も相まって非常に気持ち悪い。
「汝、女をレイプせよ」
怪物は再び繰り返す。
「汝、女をレイプせよ」
怪物は再三語り出す。
「いや、意味わかんねぇよ」
「我は外なる神、パレマクリア」
怪物は、頼んでもないのに名前を名乗り始めた。パレマクリアと言うらしい。
名前とかどうでも良いから早く消えて欲しかった。
レイプを要求する神とか嫌すぎるだろ。
「汝は我に選ばれ、我の使徒となる役目を負った」
「どっちかというと、お前のが使徒だろ。見た目的に」
タチの悪い夢だ。本当に勘弁して欲しかった。
「ほう、我を使徒扱いするか、それも良かろう。力を失い、人間を宿主とせねば存在さえ危うい我は使徒と呼ぶに相応しいやも知れぬな」
何故だか上機嫌に語り出した。触手がウネウネしている。非常にキモい。
頭がどうにかなりそうだ。
「良いだろう。契約はここに成った、我を使徒と宣う不遜なる人間よ我は汝と共にあり」
パレマクリアは光の粒子となって俺の体へと吸い込まれていった。
「待て待て待て!一言も契約するなんて一言も言ってないだろ!勝手に何をやってるんだ!」
俺は吠えた。こんな得体の知れないモノを体の中に入れたくなかった。
なんかの病気を引き起こしたりしないだろうな、コイツ。
「今すぐ俺の体から出ていけよ、気色悪い!」
『なにが不満なのだ、契約者よ』
契約した覚えもないのに、もう契約者呼びされていた。
消費者庁に言えばどうにかしてくれるのだろうか?
「いきなり契約だとかなんとか言われて、不満じゃないわけないだろ。クーリングオフだ」
『そうか、ならば仕方ない。契約を破棄しこの体から出ていこう』
ホッとしたのも束の間、俺の身体中に激痛が走った。
「痛い痛い痛い痛い痛い!なんだよこれ!」
『肉体に張った根を抜くのだ、死ぐらい覚悟の程かと思ったが』
「そんなわけないだろうが!今すぐ辞めろ!」
さっきから説明が足りなさすぎるだろ、このクソ神が。
俺は痛みに呻きながらなんとか声を張り上げる。
『ならば、レイプをするか?』
「しますから!レイプでも強姦でも輪姦でもなんでもしますから早く止めてくれ!」
そんなことを最悪な言葉を叫びながら俺の意識は闇の中へ消えていった。体の中でパレマクリアが微笑んだような気がした。