新島真をレイプした後、真っ直ぐに自宅であるアパートの一室へ向かった。
不思議とレイプした事の罪悪感はなく、充実感だけが胸の内に残っている。これもあのクソ神と一連托生の関係になったことが関係あるのだろうか。
そんな事を考えながら玄関のドアを開く。
家の中には自分以外誰もいない。両親は幼い頃に離婚し、親権は母親の物となった。そんな母親も再婚の邪魔になるのか、実家では邪険に扱われ、中学を卒業すると同時に家を出た。生活費は愛情なのか、責任感なのか毎月振り込まれていた。お陰でバイトに精を出す必要もなく、自由な生活を送れていた。
「素晴らしいレイプだったぞ、契約者。次も期待している」
パレマクリアは、レイプが成功したためかご機嫌だ。
帰り道でも、レイプ、レイプうるさかった。
レイプが口癖の神とかどうなのだろうか。
勘弁してもらいたい。
「さあ、次は誰をレイプするのだ、今日見たところ、素養のありそうな女が何人かいたぞ。
どんどんレイプして、レイプの輪を築くのだ」
最悪の輪だ。
レイプで築いて行く人間関係なんて最悪すぎる。
大体、やろうとしてること的に良くてピラミッドだろ。適当言いやがって。
「前から何度も言ってる、その素養のある女ってなんなんだ?基準が分からん」
ヤツの機嫌の良い内に疑問を解決することにした。
「素養のある者とは、内なる激情を解き放ち、世界に叛逆する能力を持つ者のことだ」
意味がわからない。
「その能力の事をペルソナと呼び、ペルソナと契約することによって、大きな力を得ることが出来る。」
意味がわからない。疑問を解決しようと思ったら、疑問が2倍になって返ってきた。
「その契約ってのは、俺とお前がしてる契約とは違うのか?」
「全く異なる者だ。ペルソナとは己が内から発現するものだが、契約者は我によって外よりの働きかけで力を得ておる」
とりあえず違うものらしい。こんな奴が自分の内から生まれた者で無く、ひと安心だ。
「今日レイプした女、ニイジマは素養こそあるものの、まだペルソナには目覚めておらぬようだ。目覚めた時こそ我が収奪の最大の好機よ」
「でも、ペルソナってやつに目覚めたら、大きな力を得るんだろ。
レイプも難しくなるんじゃないか?」
「安心しろ、ペルソナは基本的に現実世界では呼び出すことは出来ない。いずれペルソナを使役できる世界を契約者にも見せてやろう。」
現実世界以外の世界が存在するのかよ。
そう言えばコイツは外なる神だのと名乗っていたな。そう言う世界もきっとあるのだろう。
詳しく聞きたかったが、頭がとろけてきそうなのでやめておく。
「契約者よ、明日からも頼むぞ」
俺は聞こえないふりをして、ベッドに倒れ込んだ。