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そういえば、芳澤はどうなったんだ。
起床すると共にそんな事を思い出す。
彼女も丸喜の能力で記憶を書き換えられていたはずだ。
『おそらく、記憶を取り戻しているはずだな』
不味いな。
取り敢えず、放課後に屋上へと呼び出すことにした。
どうなっているんだろうか。
時は過ぎて放課後。
鍵を持って屋上に向かうと、ドアの前には既に芳澤が立っていた。
しかし、その雰囲気は今までと違うものに感じられた。
髪は下ろしており、黒縁のメガネをかけている。
「早いな」
そう声をかけると、芳澤はびくりとしてこちらを見る。
「前までと随分雰囲気が違うが、イメチェンか?」
「あなたには、関係ないことです」
そっけない返事がかえってくる。
確か、名簿の写真でもこのスタイルだったな。
丸喜と何か関係があるのだろうか?
前に丸喜が学校にくる前からの付き合いだと言っていたし、ありえないことではなさそうだ。
鍵をあけ、屋上へと入る。
そういえば、丸喜の能力の一部を使える様になったと言っていたな。
『ああ、規模も範囲も数段劣るだろうがな。記憶の操作は持って半日が限度だろう』
それでも大きな進歩だ。
折角だし、芳澤には被験体になってもらおう。
なにをしようかな。
そうだなぁ。聞きたいこともあるし、恋人でもやってもらうか。
『いいだろう、芳澤と目を合わせろ』
言われた通りに、芳澤の前に立ち目をじっと合わせる。
途中で逸らそうとされたが頭を掴み、至近距離まで顔を近づける。
『もう良いぞ』
終わったらしい。
「せ、先輩、ち、近いです!」
俺に何かをした実感はなかったので不安だったが、この頬を染め恥ずかしそうにしている芳澤を見るに成功したらしい。
素晴らしいな。
「ああ、すまん」
そう言って、顔を離す。
「いきなりどうしたんですか?」
芳澤は俺の行動に困惑している様だった。
「なんでもないさ。それより、イメチェンしたのか?」
「いえ、別にそういうわけでは...もしかして前の方が好きでした?」
芳澤は少し、気まずそうな顔で聞いてくる。
何か事情があるのだろうか?
「私、姉がいるんですけど、入学する前に私を庇って事故で亡くなったんです」
ポツポツと話し出した。
厄ネタの匂いがするが、興味があるので聞いておく。
「姉は私なんかより、ずっと新体操の才能があってそんな姉が私のせいで死んでしまったと思ったら、なんで私が生きてるんだろうって、かすみ、姉なら夢を叶えることが出来たのにって思ったんです」
思ったより重めな話だった。
反応に困る。
「私はかすみになりたかった。そんな事を思っているうちに自分のことをかすみだと思うようになって。でも、最近になって正気に戻ったと言いますか」
「かすみになる前に丸喜先生のカウンセリングは受けたか?」
「?、そういえば、丸喜先生に話を聞いてもらってからの様な気がします」
おそらく、丸喜は芳澤の姉になりたかったと言う願いを聞いて、その通りに記憶を捏造したのだろう。
そして丸喜がペルソナを失ったことで正気に戻ったと言うところか。
「それで、先輩。こんな私でも一緒に居てくれますか?死んだ姉のフリをしてるなんて気持ち悪いですよね」
どうかと言われればまあ、気持ち悪い寄りだが。
そう伝えたとこで何かあるわけでもないし、ここは励ましておく。
「そんなことないさ。どんな君でも好きだよ、すみれ」
ここで、かすみと言い間違えたらどんな反応をするだろうか。
泣くのだろうか?
それとも、今から自分を誤魔化しながら姉のフリを続けるのだろうか?
気になる所だが、どうせそのうち植え付けた恋人の記憶は消えるのだし、検証のしようがない。
「先輩!...好きです。私も」
俺の心情に気付くこともなく、上っ面だけの好意の言葉に感極まった様に抱きついてくる。
今日の事を思い出した時、芳澤はどんな感情を抱くのだろう。
きっとショックだろうなぁ、自分をレイプした人間に好意を抱いて、それも恋人になっているなんて。
俺に対しての怒りが沸くんだろうか、それとも自分に対しての怒りだろうか。
静かに芳澤の唇を奪う。
「んっ」
芳澤は双眸を閉じ、手を首の後ろに回してくる。
俺も同じように両手を背中に滑り込ませ、芳澤の華奢な肉体を抱きしめた。
「んん...んっ」
芳澤は鼻奥からくぐもった声を漏らしながら、唇を押し付けてくる。
唇の間にするりと舌先を忍び込ませれば、芳澤も積極的に舌を絡めてきて、くちゃり、くちゃり、と唾液の音をさせたディープキスになる。
「んんっ...ぅぅん...」
芳澤のくぐもった鼻息が徐々に官能的なものに変わって行った。
口内をまさぐり、濡れた舌と舌をもつれ合わせて行く。
芳澤はなんとも色っぽい表情で、小さな舌を伸ばして俺の舌に絡ませてくる。
「んんん...んんっ...はっ...んん」
キスをしながら、ブレザーの下から手を差し入れて、シャツ越しに胸を触る。
「んんっ...ああっ...ダメですよ...こんなところで...」
芳澤は口を離し艶かしい表情で、上目遣いに見つめてくる。
俺は芳澤を放置されている机の上に腰掛けさせ、ブレザーを脱がして行く。
その後は、ワイシャツ、肌着と脱がしていき、最後に下着に手を掛け脱がせる。
その間芳澤は、止めるような事を言っていたが、本気で抵抗している様には見えなかった。
白く、張りのある膨らみが露わになる。
滑らかな曲線の頂上に淡いピンク色の乳首がちょこんとのっていた。
すでに乳輪まで充血して硬く盛り上がっている。
尖り立った乳首が、幼なさの残る愛らしい顔に反して色っぽかった。
「やさしく...して下さいね...」
首筋にキスをすると、体をビクッとさせて反応する。
胸をゆったりと揉み上げながら、唇を首から鎖骨へ移動させた。
そして、滑らかな乳房を這い上がり、先端で揺れている乳首を口に含んだ。
「あっ...」
芳澤から小さな声が溢れ出す。
できるだけ優しく胸を揉み上げて、二つの乳首を丁寧に舐めまわした。
優しくして芳澤のムードを高めた後の方が、記憶が戻った時に落差でより面白い反応になるんではないかと思ったからだ。
乳首から口を離し、スカートに手をかける。
芳澤は黙ってされるがままに下着までもを脱がされた。
芳澤の性器は、既に愛液で濡れており、辺りに女の芳香を漂わせていた。
亀裂に舌先を這わせていく。
愛液をすくい上げて、クリトリスに塗りつける。
「あうんんっ、ああんっ...」
体が感電したように反応する。
充血してぽっくりとしたクリトリスを舐め回す。
膣口から溢れてくる愛液を舌先ですくい上げては、繰り返し何度も塗り込んだ。
「あんっ...あっ...」
膣肉は蕩けており、十分挿入の準備が整っていた。
「じゃあ、挿れるよ」
体に覆い被さり、芳澤の顔を見下ろす。
亀頭を押し当てただけで、体が小さく跳ね上がる。
じわじわ体重をかけて、亀頭を割れ目の中に埋め込んだ。
「ああっ、は、入って...」
膣内はすっかりほぐれており、性器をいとも簡単に受け入れて、早速膣口がキツくしまった。
「もっと、奥まで...」
可愛らしい顔をしているのに、さらなる挿入をねだってくる。
腰を押し進めて、性器を根元まで埋め込んだ。
「あああん」
結合部から、愛液がジュブッと溢れ出す。
膣全体が性器を咀嚼するように蠢いている。
「くっ」
いつにも増して反応が強烈だ。
これが恋人補正か。
うねる膣壁に絞り上げられて、早くも射精欲が膨れ上がった。
欲望のまま腰を本格的に振り始める。
「あっ...あっ...」
出し入れするたびに、芳澤の唇から喘ぎ声が漏れる。
膣は収縮と弛緩を繰り返し、これでもかと性器を締め付けていた。
「あっ...あん...せんぱい...」
芳澤は俺の頭の後ろに手を回し、唇を合わせてきた。
自分から舌を俺の口の中に伸ばし、深く絡みついてくる。
「あふっ、あっ...いいっ...あああっ」
息が苦しくなり、唇を振り解くと手放して喘ぎ始める。
性器の抜き差しに合わせて、両足を俺の腰に巻きつけた。
ここで、記憶を戻したらどうなるんだろう。
ふとした疑問が頭をよぎる。
『解除するか?合図を貰えばすぐにできるぞ』
解除には目を合わせる様な特別な手順は要らないらしい。
せっかくなので解除してもらうことにする。
反応はすぐに現れた。
「えっ、いやっ」
芳澤は朱に染めていた顔を青くし、顔を驚愕で歪める。
「あっ、ああんっ、なんっ、でっ」
構わず腰を振ると、記憶が戻ったのにも関わらず甘い声を上げ始めた。
恋人ごっこですっかりと出来上がった性感は、記憶に関係なく脳に快楽を送っているらしい。
膣も変わらず性器を絞り上げている。
「はあぁっ、ああっ、ああんっ」
腰を激しく振る。
亀頭を膣壁に擦り付ければ、愛液が次から次へと溢れ出す。
腰を強く叩きつけ、奥まで突き出していく。
「あひぃっ、ああっ、なんでっ、あああっ」
喘ぎ声が切羽詰まってくる。
芳澤は涙を流しながら、喘いでいた。
レイプされ、感じている自分に泣いているのか、それとも恋人の関係が植え付けられたものであったショックからなのか。
いずれにせよ、最後の瞬間が迫っているのは間違いない。
「すみれっ、出すぞっ」
あえて馴れ馴れしく名前を呼びながら、力いっぱいに腰を叩きつける。
亀頭が一番深い所まで到達し、芳澤の体が仰け反った。
「あああっ、イクッ、いやっ、いやぁぁ」
芳澤の体が硬直したと思ったら、激しい痙攣が走り抜けた。
それと同時に膣が波打ち性器を激しく絞り上げる。
その瞬間に堪えてきた欲望を解放する。
大量の精液が尿道を高速で駆け抜けて行く。
凄まじい快楽が広がり、反射的に汗ばんだ芳澤の体を抱きしめた。
性器を引き抜くと、大量の精液と愛液の混合物が、トロトロと流れて行く。
「ああっ、なんで、私、こんなこと」
「レイプされて、感じるなんて相当欲求不満だったんだな。声をかけてくれればいつでも相手をしてやったのに」
芳澤は啜り泣くばかりで、返事を返してこない。
ショックが大きいのだろう。
丸喜にかけられていた能力が解け、俺が恋人の記憶を植え付けた。
きっと、芳澤は空いた心の穴に恋人になった俺を嵌め込んだ事だろう。
蓋を開けてみればそれも結局まやかし。
今の芳澤には縋るものがないのかもしれない。
哀れなことだ。
死ぬなら俺を巻き込まずに死んでくれよ。
そう思いながら、屋上を後にした。